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【発明の名称】 接木装置
【発明者】 【氏名】上山 正直
【住所又は居所】大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機株式会社内

【氏名】山田 久也
【住所又は居所】大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機株式会社内

【要約】 【課題】例えば2枚の切り出しナイフ形の刃であるカッタ41aをV字形に配置させた単純な構成の切断刃41で茎部2aのV字状切り口26の切断角度を安定させ且つ切り始めと切り終りの位置を一定とさせた正確な切断を可能とさせると共に、切断刃41の一方向への滑りながらの切断で切断面も良好とさせて接木精度を向上させる。

【解決手段】接木用苗2の茎部2aを切断する苗切断刃41を備えた接木装置において、接木用苗2に対し進退自在に設けるカッタホルダ44aにV字形切断刃41を取外し自在に設ける。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 接木用苗の茎部を切断する苗切断刃を備えた接木装置において、接木用苗に対し進退自在に設けるカッタホルダにV字形切断刃を取外し自在に設けたことを特徴とする接木装置。
【請求項2】 接木用苗を切断位置で保持して切断する苗切断台に苗を保持する苗保持溝と切断刃の進入するV字形進入溝を設けたことを特徴とする請求項1記載の接木装置。
【請求項3】 接木用苗の茎部を切断する苗切断刃を備えた接木装置において、接木用苗に対し進退自在に設けるカッタホルダにY字形切断刃を取外し自在に設けたことを特徴とする接木装置。
【請求項4】 接木用苗を切断位置で保持して切断する苗切断台に苗を保持する苗保持溝とY字形切断刃の進入溝を設けたことを特徴とする請求項3記載の接木装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は台木用苗及び穂木用苗の茎部を切断し、切断された台木の茎部と穂木の茎部とをその切断個所で接合固定させる接木装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、台木或いは穂木の接木用苗の茎部をV字形或いはY字形に切断する切断刃として、2枚の切断刃の刃先をV字状に向い合せたV字形切断刃や、このV字形切断刃に1枚の縦方向の縦刃を配置させたY字形切断刃があり、これらV字形或いはY字形切断刃の左右刃先間に苗を挿入し苗を引抜いてV字形或いはY字状に苗茎部を切断する手段があるが、苗の左右均一なV字或いはY字状の切断や切り始めと切り終りの形状が一定しないなどの不都合があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】したがって本発明は、接木用苗の茎部を切断する苗切断刃を備えた接木装置において、接木用苗に対し進退自在に設けるカッタホルダにV字形切断刃を取外し自在に設けて、例えば2枚の切り出しナイフ形の刃をV字形に配置させた単純な構成の切断刃で茎部のV字状切り口の切断角度を安定させ且つ切り始めと切り終りの位置を一定とさせた正確な切断を可能とさせると共に、切断刃の滑りながらの切断で切断面も良好とさせて接木精度を向上させるものである。
【0004】また、接木用苗を切断位置で保持して切断する苗切断台に苗を保持する苗保持溝と切断刃の進入するV字形進入溝を設けて、苗切断に先立って切断刃先端を進入溝に進入させ、進入後は進入溝の案内によって切断刃を変形させることなくV形状を保って正確なV字状の切断を行って接木精度を安定維持させるものである。
【0005】さらに、接木用苗の茎部を切断する苗切断刃を備えた接木装置において、接木用苗に対し進退自在に設けるカッタホルダにY字形切断刃を取外し自在に設けて、例えば切り出しナイフ形の刃の2枚をV字形に、また1枚を2枚のカッタ間に縦方向に配置させた単純な構成の切断刃で茎部のY字状切り口の切断角度を安定させ且つ切り始めと切り終りの位置を一定とさせた正確な切断を可能とさせると共に、切断刃の滑りながらの切断で切断面も良好とさせて接木精度を向上させるものである。
【0006】また、接木用苗を切断位置で保持して切断する苗切断台に苗を保持する苗保持溝とY字形切断刃の進入溝を設けて、苗を切断位置に保った確実な切断を行うと共に、苗の切り始めと切り終り及び切断角度を一定とさせた良好な切断を可能とさせて接木精度を安定維持させるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1は全体の側面図、図2は同正面図、図3は同平面図であり、接木装置1は半自動形に設け、前処理で断根したキュウリ或いはカボチャなどのウリ科やナスビ或いはジャガイモなどのナス科の苗の穂木用苗2及び台木用苗3を挾持する上下1組の穂木ハンド4及び台木ハンド5と、穂木及び台木ハンド4・5を装備して回転させる回転円板6と、回転円板6に回転軸7及び一方向クラッチ8を介し連結させて円板6を間欠回転させる回転シリンダ9とを備えている。そして図3の平面視に示す如く、穂木及び台木ハンド4・5に苗2・3を投入操作する作業者10の作業座席11前位置の苗投入部12に対し、反時計方向に円板6を90度回転させた位置に苗切断機構13を有する苗切断部14を、また苗切断部14よりさらに90度回転させた位置に苗接合機構15を有する苗接合部16を、さらに苗接合部16より90度回転させた位置を接木苗の解放部17に設けて、これら投入部12・切断部14・接合部16・解放部17の4つの工程で穂木及び台木ハンド4・5の回転を停止させる間欠駆動をシリンダ9で行うように構成している。
【0008】図4乃至図10に示す如く、上下1組とする穂木及び台木ハンド4・5の先端側を円板6外周より外側に突出させて90度間隔で4組円板6に装備させたもので、円板6に台木ハンド5を直接的に取付けると共に、円板6より一定高さ上方に上下軸18・ガイド軸19及び圧縮バネ20を介して穂木ハンドベース21を上下動自在に支持させ、該ハンドベース21に穂木ハンド4を取付け、切断部14及び接合部16位置のバネ20上方で天板22に固設する穂木ハンド上下シリンダ23・24のピストン先端の押圧具25・26をハンドベース21に当接させて、穂木ハンド4を上下動させるように構成している。
【0009】図8乃至図10にも示す如く、前記穂木及び台木ハンド4・5は、開閉支点軸27・28を中心として先端側を開閉する左右把持板29・30と、ハンドベース21及び円板6に固設する固定座31に中央ガイド軸32及び左右圧縮バネ33を介し進退自在に連結する可動座34と、可動座34の上或いは下面に固設してハンドベース21及び円板6に開設する長孔35に係合させるガイド軸36とを備え、該ガイド軸36に左右把持板29・30の後端側の長孔37を係合させ、可動座34のガイド軸36とは反対側面に設ける開閉ローラ38を、開閉モータ39で駆動する開閉カム部材40に連結させ、カム部材40とローラ38のカム作用で長孔35に沿ってガイド軸36を中心の回転軸7方向にバネ33に抗して移動させるとき、ガイド軸36に係合する長孔37の作用で支点軸27・28を中心として左右把持板29・30を強制開放するように構成している。なお前記カム部材40は開閉を必要とする各作業位置に設けるものである。
【0010】図4、図5、図12にも示す如く、前記切断部14の苗切断機構13は、穂木用苗2の茎部2aをV字状(クサビ形)に切断する左右1対のV字形穂木切断刃41と、台木用苗3の茎部3aをY字状に切断する単一のV字形台木切断刃42及び台木縦切刃43と、各切断刃41及び42・43をワンタッチ操作で取付けるカッタホルダ44と、各切断刃41・42及び縦切刃43をホルダ44を介し一体で中心の回転軸7方向に進退させる切断刃前後シリンダ45などを備え、穂木及び台木用苗2・3の上昇状態で穂木及び台木切断刃41・42を苗2・3側に前進させるとき、穂木用苗2にあっては茎部2a下端をV字状(クサビ形)に切断してV字形切り口26を形成する一方、台木用苗3にあっては2葉3bを残した2葉3bのつけ根の茎部3aを切断刃42でV字状に切断してV字形切り口3cを形成すると共に、V字形切り口3c底部を縦切刃43で切断し縦スリット3dを開成してY字形切り口3eを形成するように構成している。
【0011】図6、図7、図12にも示す如く、前記接合部16の接合機構15は、弾性スリーブ46の原材料となるチューブ47を供給するチューブリール48と、チューブガイド49を介しリール48から送給されるチューブ47を挾持する開閉式チューブハンド50と、カッタ前後シリンダ51による前進時にチューブ47を切断して一定長さのスリーブ46やスリーブ46に切れ目を形成するチューブ切断刃52と、前記チューブハンド50を回転軸7方向に進退させるチューブハンド前後シリンダ53と、シリンダ53によるチューブハンド50の進退時にハンド50を開閉するハンド開閉カム54などを備え、穂木用苗2挿入後の台木用苗3外周をスリーブ46で接合固定させるように構成している。
【0012】そして図11、図12に示す如く、接木装置1の本体1a内に組込む制御盤55からの信号によって半自動の接木作業を行うものであり、作業座席1に最接近する穂木及び台木ハンド4・5が苗投入部12に位置するとき、前処理で断根した穂木及び台木用苗2・3をそれぞれ各ハンド4・5に投入して挾持させ、挾持後は切断・接合・解放の一連の接木作業を自動で行うもので、前記回転シリンダ9の駆動によって苗2・3を挾持するハンド4・5が苗切断部14まで移動したとき、穂木切断刃41によって穂木用苗2の茎部2aがV字形に、台木切断刃42及び縦切刃43によって台木用苗3の茎部3aがY字形に切断され、次にハンド4・5が苗接合部16まで移動したときには、台木用苗3に穂木用苗2を挿入すると共に、穂木用苗2を抱き込んだ台木用苗3の外側をスリーブ46で固定して図13に示す如き接木苗56を形成させ、ハンド4・5が解放部17まで移動するときハンド4・5を解放して接木苗56を放出或いは取出すものである。
【0013】なお、上述実施例にあってはスリーブ46を用いて穂木及び台木用苗2・3の接合固定を行う構成を示したが、クリップなどを用いた挾着手段でも良くまたスリーブ46も切れ目が有りのものや無しの何れでも良い。さらに穂木及び接木ハンド4・5を投入不12・切断部14・接合部16・解放部17で停止させ4工程で作業を行う構成を示したが接合部16で接合とスリーブ46或いはクリップなどによる固定とを別工程に分け5工程で作業を行う構成でも良い。
【0014】さらに、図14に示す如く、前記回転円板6に回転操作ハンドル57を設けると共に、回転円板6と一体の回転プレート58と本体1a基板1bとの間に位置決めピン59を設けて、円板6を手動で回転させると共に、円板6停止の位置決めをピン59で行う構成でも良い。
【0015】図15(1)(2)、図16に示す如く、前記V字形穂木切断刃41は2枚の切り出しナイフ形状のカッタ41aをVの字に配置させてホルダ44aに取付けたもので、各カッタ41aの先端上側を先鋭部41bとさせたクサビ形状に形成し、穂木切断刃41の前進側前方に穂木用苗2を切断位置に保持する苗切断台60を、また切断台60上方に穂木用苗2の子葉部2bを案内する方向案内板61を配設させている。なお苗2を保持する姿勢は図15に示す如き横姿勢、或いは縦姿勢の何れでも良く、したがって切断刃41の進退方向も水平方向或いは上下方向の何れでも良い。
【0016】前記切断台60の中央に苗2の茎部2aを保持する直線状の苗保持溝62と、該溝62より深さが深い切断刃41の進入する刃進入溝63とを形成し、切断刃41を前進させて行う茎部2aの切断時にあっては、切断に先立ち溝62内にカッタ41aの先端上側を進入させ、進入後は溝62の案内によって切断刃41を前進させて、茎部2aの切り始め及び切り終り位置が一定で且つV字状の切断角度も一定の切断を行うように構成している。
【0017】また、穂木用苗2の切断方向と子葉部2bの展開方向とを一致(回転軸7方向)させたもので、切断刃41の進退方向に展開する子葉部2bに対し、左右両側に方向案内板61を配設させ、方向案内板61は中間部を垂直ガイド部61aに、上側部を外方に折曲げたテーパ部61bに形成して子葉部2bを左右のガイド部61aで挾み込む形で案内して、茎部2aの正確な切断を可能とさせるように構成している。
【0018】上記からも明らかなように、穂木用苗2の茎部2aを切断する苗切断刃41を備えた接木装置において、穂木用苗2に対し進退自在に設けるカッタホルダ44aにV字形切断刃41を取外し自在に設けたことによって、例えば2枚の切り出しナイフ形の刃41aをV字形に配置させた単純な構成の切断刃41で茎部2aのV字状切り口26の切断角度を安定させ且つ切り始めと切り終りの位置を一定とさせた正確な切断を可能とさせると共に、切断刃41の一方向への滑りながらの切断で切断面も良好とさせて接木精度を向上させるものである。
【0019】また、穂木用苗2を切断位置で保持して切断する苗切断台60に苗2を保持する苗保持溝62と切断刃41の進入するV字形進入溝63を設けたことによって、苗2切断に先立って切断刃41先端の先鋭部41bを進入溝63に進入させ、進入後は進入溝63の案内によって切断刃41を変形させることなくV形状を保って正確なV字状の切断を行って接木精度を安定維持させる【0020】図17(1)(2)、図18(1)(2)に示す如く、前記台木切断刃42は前記穂木切断刃41と同様に2枚の切り出しナイフ形状のカッタ42aをVの字に配置させ、各カッタ42aの先端上側を先鋭部42bとさせたクサビ形状に形成すると共に、縦切刃43も切り出しナイフ形状として先端上側を先鋭部43bとさせたクサビ形状に形成して、Vの字に配置させるカッタ42a間下側に縦切刃43を配置させてY字形切断刃42・43を形成し、カッタホルダ44bにワンタッチ操作で取外し自在に固定させている。
【0021】そして、Y字形切断刃42・43で切断する台木用苗3の切断方向側(切断刃42・43の反対側)に図17に示す如き苗切断台64或いは図18に示す如き方向案内板65を配置させたもので、苗切断台64に苗3を保持する苗保持溝66と、切断刃42・43の進入する進入溝67を形成すると共に、苗切断台64上側に子葉3bとの干渉を防ぐ切欠部68を形成し、子葉3bに臨む切欠部68の側壁面を傾斜面69に形成して、苗保持溝66において切断刃42・43の切断力に抗する状態で苗3の生長点部を受けて、確実な切断を行うと共に、傾斜面69で生長点部のスムーズな除去を行い、切欠部68で切断時における子葉3bの損傷を防止するように構成している。
【0022】また図18に示す如く、前記方向案内板65は切断刃42・43の進退方向に対し垂直(切断刃42・43を水平移動させる場合水平)とさせるガイド部65aを下側(一側)に有すると共に、切断方向に折曲げるテーパ部65bを上側に有して、切断方向(切断刃42・43の進退方向)に対し左右に展開(直交)させる子葉3bに沿う状態に配置されるガイド部65aで子葉3bを支えて、切断方向と子葉3bの展開方向との相対方向(直交)を常に一致させた良好な切断を可能とさせるように構成している。
【0023】上記からも明らかなように、台木用苗3に対し進退自在に設けるカッタホルダ44bにY字形切断刃42・43を取外し自在に設けたことによって、例えば切り出しナイフ形のカッタ42aの2枚をV字形に、またカッタである刃43の1枚をカッタ42a間に縦方向に配置させた単純な構成の切断刃42・43で茎部3aのY字状切り口3cの切断角度を安定させ且つ切り始めと切り終りの位置を一定とさせた正確な切断を可能とさせると共に、切断刃42・43の一方向への滑りながらの切断で切断面も良好とさせて接木精度を向上させるものである。
【0024】また、台木用苗3を切断位置で保持して切断する苗切断台64に苗を保持する苗保持溝66とY字形切断刃42・43の進入溝67を設けたことによって、苗3を切断位置に保った確実な切断を行うと共に、切り始めと切り終り及び切断角度を一定とさせた良好な切断を可能とさせて接木精度を安定維持させることができる。
【0025】なお前述実施例にあっては、穂木及び台木用苗2・3を縦姿勢に保持し、各切断刃41,42・43を横方向に進退させて切断する構成を示したが、苗2・3を横姿勢に保持し、各切断刃41,42・43を上下方向に進退させて切断する構成でも良く、同様の効果を得るものである。
【0026】また、図19、図20に示す如く、台木用苗3の子葉3b先端を挾持拡張させる子葉上下把持板70・71と、穂木用苗2を台木用苗3に挿入した後に台木用苗3の子葉3bを閉じ動作させる接合ローラ72とを設ける構成でも良く、上把持板70を下動させて子葉3bを下把持板71との間に挾持して切断刃42・43でY字状に子葉3bのつけ根部(生長点)を切断し、切断後は上下把持板70・71を横方向などX方向に移動させて子葉3bを引張って子葉3bに弛みが生じることなくY字溝を拡張させて、Y字溝に穂木苗2の茎部2a下端のV字部を挿入し、挿入後は把持板70・71の把持を解除すると共に、下方位置の接合ローラ72を台木茎部3aに沿って上方に移動させて穂木茎部2aを台木子葉3bで包み込む状態とさせて、接合ローラ72の下方域に前記チューブハンド50などスリーブ46装着用のスペースを確保して、穂木苗2が抜けたり台木苗3の子葉3bを傷めることのない確実な接木作業とスリーブ46による接木固定を可能とさせるように構成したものである。
【0027】本実施例は上記の如く構成するものにして、穂木子葉2bと台木子葉3bの展開方向が直交状態(十字状)となるように確実に接木して、日陰を発生せず日照を均一とさせて接木苗2・3の生長を促進させるものである。
【0028】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明は、接木用苗2の茎部2aを切断する苗切断刃41を備えた接木装置において、接木用苗2に対し進退自在に設けるカッタホルダ44aにV字形切断刃41を取外し自在に設けたものであるから、例えば2枚の切り出しナイフ形の刃であるカッタ41aをV字形に配置させた単純な構成の切断刃41で茎部2aのV字状切り口26の切断角度を安定させ且つ切り始めと切り終りの位置を一定とさせた正確な切断を可能とさせると共に、切断刃41の一方向への滑りながらの切断で切断面も良好とさせて接木精度を向上させることができるものである。
【0029】また、接木用苗2を切断位置で保持して切断する苗切断台60に苗2を保持する苗保持溝62と切断刃41の進入するV字形進入溝63を設けたものであるから、苗2切断に先立って切断刃41先端の先鋭部41bを進入溝63に進入させ、進入後は進入溝63の案内によって切断刃41を変形させることなくV形状を保って正確なV字状の切断を行って接木精度を安定維持させることができるものである。
【0030】さらに、接木用苗3の茎部3aを切断する苗切断刃42・43を備えた接木装置において、接木用苗3に対し進退自在に設けるカッタホルダ44bにY字形切断刃42・43を取外し自在に設けたものであるから、例えば切り出しナイフ形のカッタ42aの2枚をV字形に、またカッタ43の1枚をカッタ42a間に縦方向に配置させた単純な構成の切断刃42・43で茎部3aのY字状切り口3cの切断角度を安定させ且つ切り始めと切り終りの位置を一定とさせた正確な切断を可能とさせると共に、切断刃42・43の一方向への滑りながらの切断で切断面も良好とさせて接木精度を向上させることができるものである。
【0031】また、接木用苗3を切断位置で保持して切断する苗切断台64に苗3を保持する苗保持溝66とY字形切断刃42・43の進入溝67を設けたものであるから、苗3を切断位置と保った確実な切断を行うと共に、切り始めと切り終り及び切断角度を一定とさせた良好な切断を可能とさせて接木精度を安定維持させることができるものである。
【出願人】 【識別番号】000006851
【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社
【住所又は居所】大阪府大阪市北区茶屋町1番32号
【識別番号】000125853
【氏名又は名称】株式会社 神崎高級工機製作所
【住所又は居所】兵庫県尼崎市猪名寺2丁目18番1号
【出願日】 平成14年5月9日(2002.5.9)
【代理人】 【識別番号】100062270
【弁理士】
【氏名又は名称】藤原 忠治
【公開番号】 特開2003−325048(P2003−325048A)
【公開日】 平成15年11月18日(2003.11.18)
【出願番号】 特願2002−133504(P2002−133504)