| 【発明の名称】 |
コアリング用タイン |
| 【発明者】 |
【氏名】高谷 勉 【住所又は居所】茨城県水戸市三の丸3丁目3番15−101号(三の丸サンハイツ) ビックベンテック合資会社内
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| 【要約】 |
【課題】芝生地のコアリング作業で生じる土壌コアを目土として利用可能にすることにより、その回収作業を不要とし、かつ別に目土を用意することなく目土作業を行うことができるようにすること。
【解決手段】芝生地穿孔用の差込筒部1と、その差込筒部1の上部に位置する、穿孔装置のタインホルダに取り付けるための把持部2と、差込筒部1の下端に配した断裁用の薄板状ブレード3とで構成する。差込筒部1は、円筒状をなし、側部に広く開口した側部開口部1aを備え、かつ周側下部にテーパ状に削除した先細り削除形状1bを備える。薄板状ブレード3は、差込筒部1の最下部にその直径ラインに沿って固設したものであり、下端が刃部となっている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 芝生地を穿孔するためのコアリング用タインであって、穿孔用の差込筒部と、その差込筒部の上部に位置する把持部であって、穿孔装置のタインホルダに取り付けるための把持部とからなるコアリング用タインに於いて、前記差込筒部の下端開口部から上端開口部又は側部開口部までの間に、穿孔時に該下端開口部から進入して相対的に上昇する土壌コアを断裁する断裁用刃物部材を配したコアリング用タイン。 【請求項2】 前記断裁用刃物部材として1枚の薄板状ブレードを採用し、該1枚の薄板状ブレードを前記差込筒部の下端開口部から上端開口部又は側部開口部までのいずれかの部位にその軸心を横切るように配置すると共にその刃先を下方に向けて配した請求項1のコアリング用タイン。 【請求項3】 前記断裁用刃物部材として3枚の薄板状ブレードを採用し、該3枚の薄板状ブレードを前記差込筒部の下端開口部から上端開口部又は側部開口部までのいずれかの部位にその軸心から相互に120度の角度で周方向に延長するように配置すると共にそれらの刃先を下方に向けて配した請求項1のコアリング用タイン。 【請求項4】 前記断裁用刃物部材として2枚の薄板状ブレードを採用し、該2枚の薄板状ブレードを前記差込筒部の下端開口部から上端開口部又は側部開口部までのいずれかの部位にその軸心で90度の角度で交差させて配置すると共にそれらの刃先を下方に向けて配した請求項1のコアリング用タイン。 【請求項5】 前記差込筒部の下端に断裁用刃物部材を配した場合に、該差込筒部の下部周側の内、前記薄板状ブレードの側端が接していない部位を下端に向かって先細りになるように削除した請求項2、3又は4のコアリング用タイン。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフ場等の芝生地に均一な間隔で多数の孔を開け、耕耘効果を上げて、土壌固結の緩和、透水性の向上、通気性の向上及び表面硬度の緩和等により芝生をリフレッシュさせるために使用するコアリング用タインに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来一般的に使用されているコアリング用タインは、穿孔用の差込筒部と、その差込筒部の上部に位置する把持部とで構成されている。前記差込筒部はその下端に環状の刃部を備えており、コアリング動作により該刃部の内側に進入した土壌コアは、筒部が該差込筒部から把持部の上端まで延長して開口するトップオープンタイプのタインの場合には、その上端の開口部から吐出されるようになっており、筒部が該差込筒部の途中で側方に開口するサイドオープンタイプのタインの場合は、その側方の開口部から吐出されるようになっている。 【0003】これらのタインは、これによって芝生地のコアリングを行うと、いずれのそれを用いた場合であれ、土壌コアの吐出される開口部は異なるものの、コアリング作業の後には、芝面上にタインから吐出された円柱状の土壌コアが散乱することとなり、これらを掃き集めたり回収装置等を用いて集めて何らかの処分をする必要があり、これらがなかなか労力を要する厄介な作業となっている。 【0004】他方、芝生地には、その維持管理、即ち、芝面の不陸の調整、サッチの集積の抑制、芝草の生長点の保護、表層土壌の改良、土壌の保水能力の増加、芝面の補修等のために、芝生の状態等を観察しながら、年に2〜6回程度は目土を施用する必要があり、これもかなりの労力及び費用を要するものとなっている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところで、目土として利用する素材は、芝生地の床土が砂の場合は、床土と同じ砂を用いるべきであり、床土が砂でない場合も、いずれ砂に変更してゆくとしても、なるべく床土に似た素材の土を用い、徐々に砂の割合を増加させて行くべきものである。 【0006】そこで本件発明者は、コアリング作業によって生じた土壌コアが芝生地の床土そのものであることに着目し、かつ目土の実施時期とコアリングの実施時期とが概ね重なることに着目して本発明をなしたものである。即ち、本発明は、コアリング作業によって生じる土壌コアが目土として容易に利用し得るものとなるようにすることにより、コアリング作業後のそれらの回収作業を不要とするとともに、そのままそれを目土として利用することにより、別個に目土を用意してこれを芝生面に施用すると云う目土作業を軽減することのできるコアリング用タインを提供することを解決の課題とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の1は、芝生地を穿孔するためのコアリング用タインであって、穿孔用の差込筒部と、その差込筒部の上部に位置する把持部であって、穿孔装置のタインホルダに取り付けるための把持部とからなるコアリング用タインに於いて、前記差込筒部の下端開口部から上端開口部又は側部開口部までの間に、穿孔時に該下端開口部から進入して相対的に上昇する土壌コアを断裁する断裁用刃物部材を配したコアリング用タインである。 【0008】前記断裁用刃物部材は、上記のように、トップオープンタイプのコアリング用タインであれば、前記差込筒部の下端から把持部上端に開口する上端開口部までのどの位置に配しても良い。該差込筒部の下端から若干下方に突出しても不都合ではなく、この場合も該差込筒部の下端に配すると云う概念に含まれるものとする。サイドオープンタイプのコアリング用タインであれば、同様に前記断裁用刃物部材は、前記差込筒部の下端から側部開口部までのどの位置に配しても良い。 【0009】また前記断裁用刃物部材は、穿孔時に前記下端開口部から進入して相対的に上昇する土壌コアを断裁することのできる物であれば、特定の構成のそれに限定されない。なおここで断裁とは、円柱状の土壌コアを、カットしたり、割ったり、砕いたりして目土として利用しやすい状態にすることである。これによって完全に砂状になることまでは要求していない。 【0010】従って本発明の1のコアリング用タインによれば、これを穿孔装置に取り付けて芝生地のコアリング作業を行うと、該コアリング用タインから吐出される土壌コアは、細かく断裁された状態となり、これらが芝面上に散乱した状態となる。そこでこの後、例えば、箒等を用いて掃き均すようにすると、土壌コアは更に細かく砕けながら芝草間に入ってゆくこととなる。それ故、土壌コアの回収作業が不要となるとともに、目土用材料を用意することなく、目土作業が行えることとなるものであり、全体として作業労力が軽減され、かつ目土材料に要する費用も軽減されることとなるものである。 【0011】本発明の2は、本発明の1のコアリング用タインに於いて、前記断裁用刃物部材として1枚の薄板状ブレードを採用し、該1枚の薄板状ブレードを前記差込筒部の下端開口部から上端開口部又は側部開口部までのいずれかの部位にその軸心を横切るように配置すると共にその刃部を下方に向けて配したものである。 【0012】従って本発明の2のコアリング用タインによれば、芝生地のコアリング作業によって生じる土壌コアを適切に断裁した状態で吐出し得、芝面上に散乱したそれを箒等を利用して掃き均すことによって簡単かつ良好に芝草間に目土を施しうるものである。本発明の2のコアリング用タインは、差込筒部に進入する土壌コアをその中心を通過するラインに沿って二つに分断することを通じて小さく断裁するものであり、比較的小径のタインに適する構成である。 【0013】本発明の3は、本発明の1のコアリング用タインに於いて、前記断裁用刃物部材として3枚の薄板状ブレードを採用し、該3枚の薄板状ブレードを前記差込筒部の下端開口部から上端開口部又は側部開口部までのいずれかの部位にその軸心から相互に120度の角度で周方向に延長するように配置すると共にそれらの刃部を下方に向けて配したものである。 【0014】従って本発明の3のコアリング用タインも、本発明の2と同様に、芝生地のコアリング作業によって生じる土壌コアを適切に断裁した状態で吐出し得、芝面上に散乱したそれを利用して簡単かつ良好に芝草間に目土を施しうるものである。本発明の3のコアリング用タインは、差込筒部に進入する土壌コアをその中心で120度の角度で三分割することを通じて小さく断裁するものであり、本発明の2のそれより若干大径のタインに適する構成である。 【0015】本発明の4は、本発明の1のコアリング用タインに於いて、前記断裁用刃物部材として2枚の薄板状ブレードを採用し、該2枚の薄板状ブレードを前記差込筒部の下端開口部から上端開口部又は側部開口部までのいずれかの部位にその軸心で90度の角度で交差させて配置すると共にそれらの刃部を下方に向けて配したものである。 【0016】従って本発明の4のコアリング用タインも、本発明の3と同様に、芝生地のコアリング作業によって生じる土壌コアを適切に断裁した状態で吐出し得、芝面上に散乱したそれを利用して簡単かつ良好に芝草間に目土を施しうるものである。本発明の4のコアリング用タインは、差込筒部に進入する土壌コアをその中心で90度の角度で四分割することを通じて小さく断裁するものであり、本発明の3のそれより更に大径のタインに適する構成である。 【0017】本発明の5は、本発明の2、3又は4のコアリング用タインに於いて、前記差込筒部の下端に断裁用刃物部材を配した場合に、該差込筒部の下部周側の内、前記薄板状ブレードの側端が接していない部位を下端に向かって先細りになるように削除したものである。 【0018】本発明の5は、本発明の2、3又は4のコアリング用タインの全てではなく、それらの内、断裁用刃物部材を前記差込筒部の下端に配したそれが特に対象となる。そして前記削除は、先に述べたように、該差込筒部の下部周側の内、前記薄板状ブレードの側端が接していない部位を下端に向かって先細りになるように行うものであるが、例えば、該削除は、本発明の2のコアリング用タインの場合は、差込筒部の周側を前記1枚の薄板状ブレードの下端の刃先に向かって薄くなり下端に一文字状のラインが生じるように行う。 【0019】また本発明の3のコアリング用タインの場合は、削除は、例えば、差込筒部の周側を三方から下方に向かって3枚の薄板状ブレードの各々の外側端を頂点とする正三角形の仮想ラインが下端に生じるように行う。本発明の4のコアリング用タインの場合は、削除は、例えば、差込筒部の周側を四方から下方に向かって、十字状に交差させた2枚の薄板状ブレードの各外側端を頂角とする正四辺形の仮想ラインが下端に生じるように行う。 【0020】本発明の1〜4のコアリング用タインは、その内部のいずれかの部位に断裁用刃物部材を備えるものであり、コアリング作業時に芝生地中への差込抵抗が大きくなる可能性がある。そこで、特に断裁用刃物部材を差込筒部の下端に配したそれについて、前記のように、先細りとなる削除形状を与えることとし、これによって芝生地中への差込時の抵抗を小さくし、特に大きな差込圧力を必要とせずに差込可能となったものである。 【0021】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照しながら詳細に説明する。 【0022】<実施例1>図1〜図3は本発明を適用した実施例1のコアリング用タインを示しており、図1(a)はその正面図、図1(b)はその側面図、図1(c)は拡大底面図、図2(a)は図1(a)のA−A線拡大断面図、図2(b)は図1(a)のB−B線拡大断面図、図2(c)は図1(b)のC−C線断面図、図3は芝生地に途中まで差し込んだ状態のコアリング用タインの縦断面図である。 【0023】この実施例1のコアリング用タインは、図1(a)〜(c)及び図2(a)〜(c)に示すように、穿孔用の差込筒部1と、その差込筒部1の上部に位置する穿孔装置のタインホルダに取り付けるための把持部2と、前記差込筒部1の下端に配した断裁用の薄板状ブレード3とで基本的に構成したものである。このコアリング用タインは、差込筒部1の外径で12mmである。 【0024】前記差込筒部1は、図1(a)〜(c)及び図2(a)〜(c)に示すように、基本的には円筒状をなし、側部に広く開口した側部開口部1aを備えており、この側部開口部1aは、云うまでもなく、下端の開口部と連通している。即ち、この実施例1のコアリング用タインはサイドオープンタイプであるといえる。 【0025】また前記差込筒部1は、図1(a)、(b)、(c)及び図2(c)に示すように、その周側下部を、下端内側にその直径ラインに沿って配した薄板状ブレード3の下端に向かってその両側からテーパ状に削除した先細り削除形状1bを構成したものである。しかして、図1(c)に示すように、最下端は薄板状ブレード3の刃部に沿った一文字状になっている。 【0026】前記薄板状ブレード3は、先に述べ、かつ図1(b)、(c)及び図2(a)〜(c)に示すように、前記差込筒部1の最下部にその直径ラインに沿って固設したものであり、云うまでもなく、下端が刃部となっている。既述のように、前記差込筒部1の最下部の周側は、該薄板状ブレード3の両側をテーパ状に削除した先細り削除形状1bを構成しているため、該薄板状ブレード3は、実際には突き出してはいないが、下端から突き出した如くに見える位置関係となっている。 【0027】前記把持部2は、既述のように、穿孔装置のタインホルダに取り付けるための手段であり、この実施例1の把持部2は、図1(a)〜(c)及び図2(c)に示すように、前記差込筒部1の上部にこれと一体に構成された大径円柱状部であるが、これは前記タインホルダとの関係でそのように構成されているものである。 【0028】従ってこの実施例1のコアリング用タインによれば、多数のそれを一般に使用されている芝生地コアリング用の穿孔装置に取り付けて、例えば、ゴルフ場等の芝生地のコアリング作業を行うと、該コアリング用タインから吐出される土壌コアcは、細かく断裁された状態となり、これらが穿孔装置の通過した後の芝面上に散乱した状態となる。 【0029】図3に示すように、穿孔装置によって芝生地tにコアリング用タインが差し込まれると、該当する部位の土壌がその差込筒部1の下降に伴って相対的にその中に進入して土壌コアcとなる。このとき、該差込筒部1には、その最下部にその直径ラインに沿って薄板状ブレード3が配してあるため、該土壌コアcは二分割状態となって相対的に上昇する。なお該差込筒部1中に薄板状ブレード3が配してあるため、その差し込み抵抗が大きくなるが、該差込筒部1の下端にはその両側をテーパ状に削除した先細り削除形状1bが形成してあるため、これが軽減されている。 【0030】コアリング用タインの差込筒部1中に進入した土壌コアcは、側部開口部1aまで上昇すると、ここから吐出されることとなる。もっともその芝生地t中に差し込まれている部分からは吐出できないので、該タインを芝生地t上に引き上げた際、または同様に行われる次のコアリング動作時に、差込筒部1の下端から相対的に進入する新たな土壌コアcに押し上げられながら該側部開口部1aから吐出されることとなる。 【0031】それらの土壌コアcは、既述のように、前記差込筒部1に進入しこれを相対的に上昇する過程で前記薄板状ブレード3によって二分割され、更にこの過程でその中に多数のひび割れも生じることとなるものである。しかして前記側部開口部1aから吐出される際に、更に細かく割れた小さな土壌粒又は土壌片となることが多い。こうして前記穿孔装置の通過した後の芝面上にこのような土壌粒又は土壌片となった土壌コアcが散乱した状態となるものである。 【0032】この後は、例えば、箒等を用いてそれらの土壌粒又は土壌片となった土壌コアcを掃き均すようにすると、これらの土壌コアcは更に細かく砕けながら芝草間に沈んで行くこととなる。こうして土壌コアcの回収作業という労力を必要とする作業が不要になるとともに、目土材料を用意することなく、目土作業が行えることとなるものであり、全体として作業労力が軽減され、かつ目土材料に要する費用も軽減されることとなるものである。 【0033】更にこれらの土壌コアcは、云うまでもなく、対象の芝生地tのそれであり、目土材料として、通常、当該の芝生地tの土壌に近いそれを採用すべきであるとの観点からすれば、極めて適切な目土材料であると言うこともできる。またコアリングを行うべき時期と目土作業を行うべき時期とは相互に重なり合っておりその点でも好都合である。 【0034】<実施例2>図4は、本発明を適用した実施例2のコアリング用タインを示しており、図4(a)はその正面図、図4(b)はその側面図、図4(c)は図4(b)のD−D線断面図である。 【0035】この実施例2のコアリング用タインは、図4(a)〜(c)に示すように、実施例1のコアリング用タインに二つの点で変更を加えたものである。一つは、差込筒部1の下端の先細り削除形状1bを形成していないことであり、もう一つは、薄板状ブレード3の配置を差込筒部1の最下部ではなく、側部開口部1aの開口部内の下部とし、その背面に固設したことである。それ以外は全て実施例1と同様である。 【0036】従ってこの実施例2のコアリング用タインによれば、実施例1のそれと全く同様に、多数のそれを一般に使用されている芝生地コアリング用の穿孔装置に取り付けて、例えば、ゴルフ場等の芝生地のコアリング作業を行うと、該コアリング用タインから吐出される土壌コアcは、細かく断裁された状態となり、これらが穿孔装置の通過した後の芝面上に散乱した状態となる。 【0037】この実施例2のコアリング用タインは、その差込筒部1の下端に先細り削除形状1bを形成していないが、下端内部に薄板状ブレード3が配置されていないので、一般のこの種のタインと同様であり、同様の差し込み圧力で芝生地t中に差し込み操作することができる。 【0038】コアリング動作で、差込筒部1中に相対的に進入した土壌コアcは、側部開口部1aまで上昇すると、その内側下部に固設してある薄板状ブレード3によって二分割され、その状態で相対的に上昇し、実施例1のコアリング用タインの場合と同様に、いずれ該側部開口部1aから吐出されることとなる。 【0039】それらの土壌コアcは、以上のように、薄板状ブレード3によって二分割され、更にその過程でその中に多数のひび割れも生じることとなるものであり、それ故、前記側部開口部1aから吐出される際には、更に細かく割れた小さな土壌粒又は土壌片となることが多い。こうして、実施例1の場合と全く同様に、前記穿孔装置の通過した後の芝面上にこのような土壌粒又は土壌片となった土壌コアcが散乱した状態となるものである。 【0040】従って、この後は、これらの土壌粒又は土壌片となった土壌コアcを利用して目土作業を良好に行えることができるものであり、実施例1と全く同様の効果を得ることができる。 【0041】<実施例3>図5は、本発明を適用した実施例3のコアリング用タインを示しており、図5(a)はその正面図、図5(b)はその側面図、図5(c)は図5(b)のE−E線断面図である。 【0042】この実施例3のコアリング用タインは、図5(a)〜(c)に示すように、実施例2のコアリング用タインに一つの点で変更を加えたものである。即ち、薄板状ブレード3の配置を差込筒部1の側部開口部1aの開口部内の下部ではなく、上部に変更し、その背面に固設したことである。それ以外は全て実施例2と全く同様である。 【0043】従ってこの実施例2のコアリング用タインによれば、実施例1及び2のそれと全く同様に、多数のそれを一般に使用されている芝生地コアリング用の穿孔装置に取り付けて、例えば、ゴルフ場等の芝生地のコアリング作業を行うと、該コアリング用タインから吐出される土壌コアcは、細かく断裁された状態となり、これらが穿孔装置の通過した後の芝面上に散乱した状態となる。 【0044】コアリング動作で、差込筒部1中に相対的に進入した土壌コアcは、側部開口部1aまで上昇すると、その内側上部に固設してある薄板状ブレード3によって二分割され、その状態で、実施例2のコアリング用タインの場合と同様に、いずれ該側部開口部1aから吐出されることとなる。 【0045】上記土壌コアcは、以上のように、薄板状ブレード3によって二分割され、更にその過程でその中に多数のひび割れも生じることとなるものであり、それ故、前記側部開口部1aから吐出される際には、更に細かく割れた小さな土壌粒又は土壌片となることが多い。こうして、実施例1及び2の場合と全く同様に、前記穿孔装置の通過した後の芝面上にこのような土壌粒又は土壌片となった土壌コアcが散乱した状態となるものである。 【0046】従って、この後は、これらの土壌粒又は土壌片となった土壌コアcを利用して目土作業を良好に行えることができるものであり、実施例1及び2と全く同様の効果を得ることができる。 【0047】<実施例4>図6は、本発明を適用した実施例4のコアリング用タインを示しており、図6(a)はその正面図、図6(b)はその側面図、図6(c)はその拡大底面図、図6(d)は図6(a)のF−F線拡大断面図、図6(e)は図6(a)のG−G線拡大断面図である。 【0048】この実施例4のコアリング用タインは、図6(a)〜(e)に示すように、実施例1のコアリング用タインに二つの点で変更を加えたものである。一つは、前記一枚の薄板状ブレード3に代えて、3枚の薄板状ブレード4、4、4を採用したことであり、もう一つは、上記3枚の薄板状ブレード4、4、4を採用したことに伴い、下端で一文字状になる先細り削除形状1bに代え、下端で正三角形の仮想ラインが生じる先細り削除形状1cに代えたことである。 【0049】前記3枚の薄板状ブレード4、4、4は、差込筒部1の下部に取り付けるものであるが、特に図6(c)〜(e)に示すように、その軸心で内側端を相互に当接させると共に、相互に120度の角度で周方向に延長させ、各外側端で該差込筒部1の内周に固設したものである。下端が刃部となっているのは云うまでもない。 【0050】前記先細り削除形状1cは、図6(a)〜(c)に示すように、前記差込筒部1の下部周側を、下端で前記3枚の薄板状ブレード4、4、4の各外側端を頂点とする正三角形の仮想ラインが生じるように、テーパ状に削除した構成としたものである。 【0051】実施例4のコアリング用タインは、これらの二つの点及びその差込筒部1の外径が18mmと大径になっている点を除いては、実施例1のそれと全く同様である。 【0052】従ってこの実施例4のコアリング用タインによれば、実施例1のそれと全く同様に、多数のそれを一般に使用されている芝生地コアリング用の穿孔装置に取り付けて、例えば、ゴルフ場等の芝生地のコアリング作業を行うと、該コアリング用タインから吐出される土壌コアcは、細かく断裁された状態となり、これらが穿孔装置の通過した後の芝面上に散乱した状態となる。 【0053】コアリング動作で、差込筒部1中に相対的に進入する土壌コアcは、同時にその内側下部に固設してある薄板状ブレード4、4、4によって軸心を中心に三分割され、その状態で相対的に上昇し、実施例1のコアリング用タインの場合と同様に、いずれ該側部開口部1aから吐出されることとなる。 【0054】土壌コアcは、以上のように、薄板状ブレード4、4、4によって三分割され、実施例1のそれと同様に、更にその過程でその中に多数のひび割れも生じることとなるものであり、それ故、前記側部開口部1aから吐出される際には、更に細かく割れた小さな土壌粒又は土壌片となることが多い。こうして、実施例1の場合と全く同様に、前記穿孔装置の通過した後の芝面上にこのような土壌粒又は土壌片となった土壌コアcが散乱した状態となる。 【0055】従って、この後は、これらの土壌粒又は土壌片となった土壌コアcを利用して目土作業を良好に行えることができるものであり、実施例1と全く同様の効果を得ることができる。 【0056】なお、前記のように、差込筒部1の下部に3枚の薄板状ブレード4、4、4が配してあることによって、芝生地t中への差し込み抵抗が増すこととなるが、これは、前記のように、差込筒部1の下部周側に先細り削除形状1cが形成してあることにより軽減される。 【0057】<実施例5>図7及び図8は、本発明を適用した実施例5のコアリング用タインを示しており、図7(a)はその正面図、図7(b)はその拡大底面図、図7(c)は図7(a)のH−H線拡大断面図、図7(d)は図7(a)のI−I線拡大断面図、図8は側面図である。 【0058】この実施例5のコアリング用タインは、図7(a)〜(d)及び図8に示すように、実施例1のコアリング用タインに二つの点で変更を加えたものである。一つは、前記一枚の薄板状ブレード3に代えて、交差させた2枚の薄板状ブレード5、5を採用したことであり、もう一つは、上記交差させた2枚の薄板状ブレード5、5を採用したことに伴い、下端で一文字状になる先細り削除形状1bに代え、下端で正四辺形の仮想ラインが生じる先細り削除形状1dに代えたことである。 【0059】前記2枚の薄板状ブレード5、5は、実施例1の薄板状ブレード3と同様に、差込筒部1の下部に取り付けるものであり、特に図7(b)〜(d)に示すように、その軸心で2枚の薄板状ブレード5、5を90度の角度で交差させて配置し、各々の両側端で該差込筒部1の内周に固設したものである。下端が刃部となっているのは云うまでもない。なお両薄板状ブレード5、5は、その一方についてはその中心部に上方から半分の高さまで切り込み溝を形成し、他方についてはその中心部に下方から半分の高さまで切り込み溝を形成し、両薄板状ブレード5、5を各中心部で交差させると共に、各切り込み溝で相互に上下から嵌合し合わせることで十字状の交差状態を実現しているものである。 【0060】前記先細り削除形状1dは、図7(a)、(b)及び図8に示すように、前記差込筒部1の下部周側を四方から下方に向かって十字状に交差させた2枚の薄板状ブレード5、5の各外側端を頂角とする正四辺形の仮想ラインが下端に生じるように、テーパ状に削除した構成としたものである。 【0061】実施例5のコアリング用タインは、これらの二つの点及びその差込筒部1の外径が24mmと大径になっている点を除いては、実施例1のそれと全く同様である。 【0062】従ってこの実施例5のコアリング用タインによれば、実施例1のそれと全く同様に、多数のそれを一般に使用されている芝生地コアリング用の穿孔装置に取り付けて、例えば、ゴルフ場等の芝生地のコアリング作業を行うと、該コアリング用タインから吐出される土壌コアcは、細かく断裁された状態となり、これらが穿孔装置の通過した後の芝面上に散乱した状態となる。 【0063】コアリング動作で、差込筒部1中に相対的に進入する土壌コアcは、同時にその内側下部に固設してある薄板状ブレード5、5によって軸心を中心に四分割され、その状態で相対的に上昇し、実施例1のコアリング用タインの場合と同様に、いずれ該側部開口部1aから吐出されることとなる。 【0064】土壌コアcは、以上のように、薄板状ブレード5、5によって四分割され、実施例1のそれと同様に、更にその過程でその中に多数のひび割れも生じることとなるものであり、それ故、前記側部開口部1aから吐出される際には、更に細かく割れた小さな土壌粒又は土壌片となることが多い。こうして、実施例1の場合と全く同様に、前記穿孔装置の通過した後の芝面上にこのような土壌粒又は土壌片となった土壌コアcが散乱した状態となる。 【0065】従って、この後は、これらの土壌粒又は土壌片となった土壌コアcを利用して目土作業を良好に行えることができるものであり、実施例1と全く同様の効果を得ることができる。 【0066】なお、前記のように、差込筒部1の下部に2枚の薄板状ブレード5、5が配してあることによって、芝生地t中への差し込み抵抗が増すこととなるが、これは、前記のように、差込筒部1の下部周側に先細り削除形状1dが形成してあることにより軽減される。 【0067】 【発明の効果】本発明の1のコアリング用タインによれば、これを芝生地用の一般の穿孔装置に取り付けてそのコアリング作業を行うと、土壌コアは、該コアリング用タインから細かく断裁された状態で吐出され、これらが芝面上に散乱した状態となる。そこでこのコアリング作業の後、例えば、箒等を用いて掃き均すようにすると、土壌コアは更に細かく砕けながら芝草間に沈んで行くこととなる。それ故、土壌コアの回収作業が不要となるとともに、目土用材料を用意することなく、目土作業が行えることとなるものであり、全体として作業労力が軽減され、かつ目土材料に要する費用も軽減されることとなるものである。 【0068】更にこれらの土壌コアは、云うまでもなく、対象の芝生地のそれであり、目土材料として、通常、当該の芝生地の土壌に近似する性質のそれを採用すべきであるとの観点からすれば、極めて適切な目土材料であると言うこともできる。またコアリングを行うべき時期と目土作業を行うべき時期とは相互に重なり合っておりその点でも好都合である。 【0069】本発明の2のコアリング用タインによれば、芝生地のコアリング作業によって生じる土壌コアを適切に断裁した状態で吐出し得、芝面上に散乱したそれを箒等を利用して掃き均すことによって簡単かつ良好に芝草間に目土を施しうるものである。本発明の2のコアリング用タインは、差込筒部に進入する土壌コアをその中心を通過するラインに沿って二つに分断することを通じて小さく断裁するものであり、比較的小径のタインに適する構成である。 【0070】本発明の3のコアリング用タインも、本発明の2と同様に、芝生地のコアリング作業によって生じる土壌コアを適切に断裁した状態で吐出し得、芝面上に散乱したそれを利用して簡単かつ良好に芝草間に目土を施しうるものである。本発明の3のコアリング用タインは、差込筒部に進入する土壌コアをその中心で120度の角度で三分割することを通じて小さく断裁するものであり、本発明の2のそれより若干大径のタインに適する構成である。 【0071】本発明の4のコアリング用タインも、本発明の3と同様に、芝生地のコアリング作業によって生じる土壌コアを適切に断裁した状態で吐出し得、芝面上に散乱したそれを利用して簡単かつ良好に芝草間に目土を施しうるものである。本発明の4のコアリング用タインは、差込筒部に進入する土壌コアをその中心で90度の角度で四分割することを通じて小さく断裁するものであり、本発明の3のそれより更に大径のタインに適する構成である。 【0072】本発明の5のコアリング用タインによれば、差込筒部の下部内側に断裁用刃物部材を備えているにも拘わらず、これによるコアリング作業の際の芝生地への差込抵抗を軽減することができるものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】502165056 【氏名又は名称】ビックベンテック合資会社 【住所又は居所】茨城県水戸市三の丸3丁目3番15−101号(三の丸サンハイツ)
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| 【出願日】 |
平成14年5月9日(2002.5.9) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100078879 【弁理士】 【氏名又は名称】木幡 行雄
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| 【公開番号】 |
特開2003−325035(P2003−325035A) |
| 【公開日】 |
平成15年11月18日(2003.11.18) |
| 【出願番号】 |
特願2002−133600(P2002−133600) |
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