| 【発明の名称】 |
建造物の壁面緑化装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】真鍋 知博 【住所又は居所】東京都新宿区箪笥町18−3 コスモシティ市ケ谷602号 株式会社真鍋建築事務所内
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| 【要約】 |
【課題】種類の異なるガラスブロックを任意に組合わせて形成した壁面を植物で緑化して壁面温度の上昇防止を防止する。
【解決手段】透光性を有する本体の壁面部に開口部を設け、該開口部の内部に収容室を設けた第1ブロックと、透光性を有する本体の一側面に上方を開口させてなるプランター部を設けた第2ブロックと、透光性を有して上部を開口させて内部に収容部を設けた第3ブロックと、透光性を有する本体が前記第1、2、3ブロックの本体と同一外形に形成した第4ブロックとからなる。第4ブロックを用いて形成した壁面に、前記第1ブロックの開口部および前記第2ブロックのプランター部を建物の外側または内側に位置して任意に配置させる。壁面の上部には上部を開口させた第3ブロックを設け、第1、2、3ブロックの内部に植物を植設して壁面全体の透光性と緑化の調和を図る。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 透光性を有する本体の壁面部に少なくとも1つの開口部を設け、該開口部の内部に収容室を設けた第1ブロックと、同じく透光性を有する本体が前記第1ブロックの本体と同一外形に形成した第4ブロックとからなり、該第4ブロックを主として形成した壁面に、前記第1ブロックの開口部を建造物の外側または内側に位置して任意間隔に配列し、前記収容室内に植物を植設する植栽部材を収容させて壁面全体の透光性と緑化の調和を図ることを特徴とする建造物の壁面緑化装置。 【請求項2】 透光性を有する本体の一側面に上方を開口させたプランター部を設けた第2ブロックと、同じく透光性を有する本体が前記第2ブロックの本体と同一外形に形成した第4ブロックとからなり、該第4ブロックを主として形成した壁面に、前記第2ブロックのプランター部を建造物の外側または内側に位置して任意間隔に配列し、前記プランター部内に植物を植設する植栽部材を収容させて壁面全体の透光性と緑化の調和を図ることを特徴とする建造物の壁面緑化装置。 【請求項3】 透光性を有する本体の上部に上部開口を設けて内部に収容部を設けた第3ブロックと、同じく透光性を有する本体が前記第3ブロックの本体と同一外形に形成した第4ブロックとからなり、該第4ブロックを主として形成した壁面の最上段に、前記第3ブロックの開口部を上向きに配列し、前記収容部内に植物を植設する植栽部材を収容させて壁面全体の透光性と緑化の調和を図ることを特徴とする建造物の壁面緑化装置。 【請求項4】 透光性を有する本体の壁面部の少なくとも1つに開口部を設け、該開口部の内部に収容室を設けた第1ブロックと、同じく透光性を有する本体の一側面に上方を開口させたプランター部を設けた第2ブロックと、同じく透光性を有する本体の上部に上部開口を形成して内部に収容部を設けた第3ブロックと、同じく透光性を有する本体が前記第1、2、3ブロックの本体と同一外形に形成した第4ブロックとからなり、該第4ブロックを主として形成した壁面に、前記第1、2、3ブロックをそれぞれ組み合せて外壁または屋内の間仕切壁を形成し、前記収容室や前記プランター部や前記収容部内に植物を植設する植栽部材を収容し、該壁面全体の透光性と緑化の調和を図ることを特徴とする建造物の壁面緑化装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、建造物の外壁面や窓、またはベランダなどの壁面、さらには屋内の間仕切壁面で植物を育成して建造物壁面の温度上昇と日射負荷を抑えると共に壁面を緑化する壁面緑化装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、高層ビルやマンションなどの建造物において、外壁面や窓または屋内の間仕切壁またはベランダ用の建築資材として、透光性に優れて耐火性および耐震性を有したガラスブロックが広く使用されている。即ち、図14に示す如く、中空の箱体に形成した複数のガラスブロック50を積層して壁面体Hを形成することにより、壁面の内側を明るくして光の変化を楽しむ屋内空間が演出できる。 【0003】昨今の都心部は高層建築物が増加して緑が減少したことにより都市部の温度が局部的に上昇するヒートアイランド現象が生じて地球の温暖化につながるなど大きな社会問題となっている。そのため、最近はビルの屋上に樹木を植えたり、庭園を造るなどして緑化を促進して少しでもヒートアイランド現象の防止を図っている。しかし、ビルの屋上を緑化しても温暖化を防止するには十分でなく、建造物の屋上より外壁面の面積の方が多いのにもかかわらず、外壁面の温度上昇に対して十分な防護策が施されていないのが現状である。また、屋内の緑化については壁際やコーナーに植木鉢やプランターなどを置いて行われている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】前記建造物の外壁面に当たる太陽光線の照光面積を減少させる手段として、ベランダに簡単なプランターや植木鉢に植物を植える程度では、外壁面の広い部分を覆うことは困難である。さらに、ガラスブロックにより形成したベランダや壁面を遮蔽物で覆ってしまったのでは屋内に外部から明かりが入らず、ガラスブロックで壁面を形成する意味がない。また、屋内の壁際やコーナーに植木鉢やプランターなどを置くと広い場所を占有してしまい、デッドスペースを多くして床面の有効利用を阻み、通行にも不便となるなどの問題点があった。 【0005】そこで、ガラスブロックに植木鉢やプランターに該当する機能を具えて壁面を形成し、該植木鉢やプランターに該当する部分に植物を植えて壁面を緑化し、太陽光線の照射面積を減少させることにより壁面温度の上昇するのを防ぎ室内の日射負荷を軽減してヒートアイランド現象を防止するものである。さらに、植物の量を調節することにより、植物と植物との間の空間を調整して外部から取り入れる採光を十分に取り入れることができるようにし、さらにはガラスブロックの壁厚で植物を植えるブロックを造り、立体的に積み上げることにより屋内空間を広くするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、請求項1の発明は、透光性を有する本体の壁面部少なくとも1つの開口部を設け、該開口部の内部に収容室を設けた第1ブロックと、同じく透光性を有する本体が前記第1ブロックの本体と同一外形に形成した第4ブロックとからなり、該第4ブロックを主として形成した壁面に、前記第1ブロックの開口部を建物の外側または内側に位置して任意間隔で配列し、前記収容室内に植物を植設する植栽部材を収容させて壁面全体の透光性と緑化との調和を図ることを特徴とする。 【0007】したがって、第4ブロックを主として形成した壁面に、本体が同一外形を有する第1ブロックを任意間隔で配列して壁面を形成することにより、凹凸のない平坦な壁面を形成することができ、第4ブロックによる透光性の確保と第1ブロックによる緑化を図ることにより壁面温度の上昇を防止し、室内の日射負荷を軽減して屋内空間を広く使用することができる。 【0008】請求項2の発明は、透光性を有する本体の一側面に上方を開口させたプランター部を設けた第2ブロックと、同じく透光性を有する本体が前記第2ブロックの本体と同一外形に形成した第4ブロックとからなり、該第4ブロックを主として形成した壁面に、前記第2ブロックのプランター部を建造物の外側又は内側に位置して任意間隔に配列し、前記プランター部内に植物を植設する植栽部材を収容させて壁面全体の透光性と緑化を図ることを特徴とする。 【0009】したがって、第4ブロックを基調として形成した壁面に、プランター部を有する第2ブロックを任意間隔で配列することにより、第4ブロックによる透光性を図り、第2ブロックのプランター部を突出させたことにより立体的で緑の美しい壁面緑化により壁面温度の上昇を防止し、室内の日射負荷を軽減することができる。 【0010】請求項3の発明は、透光性を有する本体の上部に上部開口を設けて内部に収容部を設けた第3ブロックと、同じく透光性を有する本体が前記第3ブロックの本体と同一外形に形成した第4ブロックとからなり、該第4ブロックを主として形成した壁面の最上段に前記第3ブロックの開口部を上向きに配列し、前記収容部内に植物を植設する植栽部材を収容させて壁面全体の透光性と緑化の調和を図るものである。 【0011】したがって、第4ブロックを基調として形成した壁面にプランター状の第3ブロックを最上段に配列して壁面を形成することにより、第4ブロックによる透光性と第3ブロックにより壁面の上端部を緑化して美しい壁面にし、また、壁面緑化により壁面温度の上昇を防止して室内の日射負荷を軽減する。 【0012】請求項4の発明は、透光性を有する本体の正面部または正面及び背面の両方に開口部を設け、該開口部の内部に収容室を設けた第1ブロックと、同じく透光性を有する本体の一側面に上方を開口させたプランター部を一体に設けた第2ブロックと、同じく透光性を有する本体の上部に開口部を設けた第3ブロックと、同じく透光性を有する本体が前記第1、2、3ブロックの本体と同一外形に形成した第4ブロックとからなり、該第4ブロックを主として形成した壁面に、前記第1、2、3ブロックをそれぞれ任意に組合わせて外壁または内壁の間仕切壁を形成し、前記収容室や前記プランター部や前記収容部内に植物を植設する植栽部材を収容し、該壁面全体の透光性と緑化との調和を図ることを特徴とする。 【0013】したがって、第4ブロックを基調として形成した壁面に、3種類の異なる機能を有した第1、2、3ブロックを任意に組合せて配列して壁面を形成することにより、壁面部の透光性の確保と緑化による壁面の温度上昇を防止し、室内の日射負荷を軽減するものである。 【0014】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を示す図面について説明すると、図1は第4ブロックを基調にした壁面に第1、2、3ブロックを組合せて配列した壁面の斜視図、図2は図1の壁面に植物を植設した状態を示す正面図、図3は第1ブロックの一例である第1Aブロックの斜視図、図4は第1Aブロック内に植物を育成させた状態を示す断面図、図5は第1ブロックの一例である第1Bブロックの斜視図、図6は第1Bブロックの断面図、図8は第2ブロックの斜視図、図9は第2ブロックを一体にした断面図、図10は第3ブロックの斜視図、図11は第3ブロックの断面図、図12は第4ブロックの斜視図、図13は第4ブロックの一部破断した側面図である。 【0015】図1において、第1、2、3、4ブロック10、20、30、40は、それぞれ透光性を有する透明または半透明または透光不透視なガラス材若しくは合成樹脂材(アクリル樹脂材、ポリカーボネ−ト樹脂材などを含む)若しくはセラミック材等の適宜素材、好ましくはガラス材で中空の立方体もしくは直方体に形成し、各ブロックの連結部の外側輪郭を同じ外形に形成してある。そのため、各ブロックの位置を自由に交換することができる。 【0016】図3において、第1ブロック10の実施形態である第1Aブロック10aは、直方体に形成した本体11aの正面の壁面部に開口部12aを設けてあり、該開口部の内部に形成してある収容室13aに保水性に優れた植栽部材Xを収容する(図4、7)。この本体11aの開口部12aは、該本体の強度性と収容室13aで育成する植物の成長を外に向って促進させるため、太陽光と植栽部材Xの量を確保する下辺15aを水平に形成してあるが、該下辺15aは必ずしも水平にする必要はない。この開口部12aは楕円形、円形またはなだらかな曲線で形成してあり、強度を劣化させる鋭角部は設けないようにしてある。この開口部の下辺15aの高さは、収容室13aに収容する植栽部材Xの上部より高く形成して該植栽部材Xが収容室から脱落するのを防止すると共に、該収容室に溜まる雨水の保水と雨水の溜まり過ぎを防ぐオーバーフロー機能を兼ねている。 【0017】図5、6において、第1ブロック10の第2の実施形態である第1Bブロック10bは、直方体に形成した本体11bの正面と背面の壁面部にそれぞれ設けた開口部12bの内部に収容室13bを形成し、該収容室内に保水性に優れた植栽部材Xを収容してある。この本体11bの正面および背面の壁面部に設けた開口部12bの下辺15bは必ずしもを水平に形成する必要はなく、楕円や円形やなだらかな曲線で形成し、強度を劣化させる鋭角部を設けないようにしてある。このように第1ブロック10は、その壁面部の少なくとも1つに開口部12a又は12bを設け、その内部に収容室13aまたは13bを形成してある。 【0018】第1Bブロック10bは、本体11bの正面と背面の壁面部にそれぞれ開口部12bを設けてあるため第1Aブロック10aと相違し、ブロックとしての方向性がないので組み立てが容易となり、収容室13b内に収容した植栽部材Xに正面または背面のどちらからでも潅水を行うことができる。しかし、この第1Bブロック10bは、外壁に使用すると建造物の外部から室内に風雨が吹きこむため、通常はベランダまたは屋内の間仕切壁に使用するものであって建造物の外壁には使用しないものであるが、必要に応じて建造物の外壁に使用することも可能である。 【0019】図8、9において、第2ブロック20は、前記第1ブロックの連結部の外側形状と同一にし、上方を開口させた本体21と同じく上方を開口させて形成したプランター部22を一体にして箱型に設けたことにより第2ブロック20の製造を容易にしてコストを安価にすることができる。この第2ブロック20の本体21内に補強不燃断熱材26を収容させて固着することにより該ブロックおよび連結強度を確保し、断熱、防火機能をもって第4ブロックの諸性能と同等となる。 【0020】プランター部22の両側面部23の上部には排水孔25をそれぞれ設けてあり、プランター部22の内部に保水性に優れた植栽部材Xを収容する。この第2ブロック20は、本体21の正面部分の壁面部にプランター部22を突出させて上方を開口して設けたことにより、日光は直接プランター部22に照射するため照射効率が良好となる。また、雨水はプランター部22の上面開口から浸入するため植物への潅水の回数を少なくすることができる。プランター部22内に溜まった余分な雨水は、植栽部材Xの上部より高い位置に設けた排水孔25から外部に排水され、溜まりすぎた雨水による植物の根腐れを防止できる。さらに、プランター部22は上面を開口して周囲三方向に空間が広がっているため、植栽した植物は三方向に自由に伸びることができ、背丈が大きくなる植物を植設することもできる。 【0021】排水孔25は、風などによりプランター部からの植物落下を防止するため、植物Yを金属線、被覆金属線、各種繊維などからなる紐またはロープを貫通させてプランター部に縛って固定することができ、また、排水機能を確保することができる利点を有している。 【0022】図10、11に示した第3ブロック30は、立方体もしくは直方体をした本体31を前記第1、2ブロック10、20の本体11、21と同一外形に形成し、上面に設けた上部開口32内に収容部33を形成し、該収容部33内に植栽部材Xを収容して任意の植物を植栽する。 【0023】図12、13に示す第4ブロック40の本体41は、前記第1、2、3ブロック10、20、30の本体11、21、31と同一外形に形成してある。通常、この第4ブロック40を使用して建物の外壁面やベランダなどを形成することにより、建造物の外側から室内に明りを取り入れるようにしてある。 【0024】前記第1、2、3、4ブロック10、20、30、40は、例えば、ガラス材で製造する場合、ガラスの原材料である珪砂、長石、ソーダ灰、苦灰石、硼砂などを混合して溶解炉で約1500度の高温で溶解してガラス化させる。次いで、粘質化したガラス材を半割の箱型容器に入れてプレスして半割の箱型形状のガラス片を形成する。さらにそれぞれプレスされた一対のガラス片を互いに合わせて高温で溶着接合し、自然冷却させて各種のブロックを形成するものである。 【0025】前記した植栽部材Xは、水を吸収、保持すると共に植物の根に対して給水、通気できる素材であれば良く、水の吸収、保水、根への給水および通気性に優れた特殊アクリル繊維または感温性の吸排水性樹脂またはこれらと人工土壌とを組合せた部材が好ましい。これらの植栽部材は形成が簡単であるため収容室若しくはプランター部の内面の大きさに合わせて簡単に収容することができる。 【0026】植栽部材Xは、通常の日本の気候で約2週間から3週間雨が降らなくても植物を枯らさない程度の保水力を有するため、あらかじめ水溶性の肥料や水分を吸収させて植物を植栽し、または、種を植付けて収容室若しくはプランター部内に収容するだけで潅水をすることなく植物を育成させることができ、2、3週間位の期間メンテナンスを不用にすることができる利点を有している。この植物Xは、建造物壁面の外側または内側に位置させて植設することができ、また、間仕切壁の壁面あるいは該壁面の上部に植設することができる。 【0027】以下、本発明の実施形態の作用について説明すると、建築物の壁面は、第1、2、3ブロック10、20、30のみを使用して形成することも可能であるが、壁面全てのブロックを第1、2、3ブロック10、20、30で形成すると、壁面のほぼ全体に植物が茂ってしまい、ガラスブロックで形成した壁面の特徴である透光性を利用して屋外の明かりを屋内に取り入れることができなくなる。 【0028】そこで、請求項1の発明のごとく、第4ブロック40を主として積み重ねて形成する壁面の任意個所に、連結部分が同じ外形をした第1Aブロック10aを組合わせて配置し、または、第1Aブロック10aと第1Bブロック10bの両方を使用して交互に配置して壁面を形成することにより、壁面を平坦で違和感なく形成できる。このため、該壁面の外側を清掃する場合に凹凸部がないので作業が容易であるという利点がある。 【0029】第1A、Bブロック10a、10bの壁面部に設けた開口部12a、12b内の収容室13a、13bに植物を収容してあるため、風が強くても収容室13a、13b内の植物Yは植栽部材Xにしっかり植設されているので、植物Yを植設した植栽部材Xが吹き飛ばされるおそれはない。また収容室13a、13bは透光性を有する壁面で囲われているため、植栽部材Xに植えた種や球根または苗などの生育が良好となり、それによって壁面の緑化を促進できる。したがって、第4ブロック40による透光性と第1ブロック10によって緑化を図って建造物の壁面温度の上昇を防止し、室内の日照負荷を軽減できる。 【0030】請求項2の発明は、第2ブロック20の本体21を、第4ブロック40の本体41と同一外形に形成し、本体21の前面にプランター部22を突設して一体に形成したことにより、該プランター部内の植物は直接太陽光を十分取り入れることができる。また、プランター部22の上方が開口しているためこのプランター部内に雨水を容易に溜めることができる。さらに、両側面部23の上部ほぼ中央部に排水孔25を設けてあるので、該排水孔25は余分な雨水を排水することができる。また、プランター部内に収容した植物及び植栽部材を針金や紐などで該排水孔に挿通させて固定できるため、強風などが吹いても植部が飛ばされることがない。 【0031】第4ブロック40を用いて形成する壁面に第2ブロック20を任意個所に配して壁面を形成すると、該壁面は第4ブロック40による採光性に優れ、第2ブロック20による潅水などのメンテナンスを不用にして立体的で緑の美しい壁面を形成して壁面温度の上昇を防止し室内の日射負荷を軽減することができる。 【0032】請求項3の発明は、第3ブロック30の本体31を、第4ブロック40の本体41と同一外形に形成してあり、本体31の上面に設けた上部開口32は内部に収容部33を形成し、この収容部内に植物を植設することができるため第4ブロック40で形成したベランダなどの壁面で最上段の任意個所に組合せて壁面を形成することにより、あたかもベランダにプランターを並べた形状に形成して外観の見栄えはよい。また、植物は太陽光を十分に取り入れることができる。 【0033】請求項4は、図1に示すごとく、第4ブロック40を主として形成した壁面に、前記第1、2、3ブロック10、20、30の特徴を生かしてそれぞれ配列して壁面を形成することにより、外壁面全体が図2に示すごとく採光性と緑化とのバランスがとれた壁面Sを形成することができるものである。 【0034】図1、2は各ブロックを接近させて図示してあるが、実際には採光の点から十分に間隔を存して第1、第2、第3ブロック中の1又は2あるいは3つを、第4ブロックで形成してなる壁面中の任意位置に配置して組合わせる。また、壁面に任意間隔に設けた第1ブロック、または、第1および第2ブロック、さらには第1、第2および第3ブロック、さらには第1、2、3、4ブロック10、20、30、40を組合わせ、それぞれ透光性を有しているため植栽部分を屋内側に設置して形成すると屋内用植栽として植物がカーテン、ブラインドの機能を有することができる。例えば、緑化による空気浄化や精神的な癒し作用もあることから室内用植物を植栽して第1、2、3、4ブロック10、20、30、40を組合わせて間仕切壁を形成することも可能である。 【0035】長期間雨が降らないと植物に水を給水する必要がある場合には、例えば、ベランダを形成した壁面にあっては、第1ブロック10が下方に位置していると収容室13内への給水は困難である。したがって、第1ブロック10は比較的上方に配置するか、または、開口部12をベランダの内側に向けて配置する。この場合、材質が透光性を有しているため植物への採光は確保できる。または、図5に示す両面を開口させた第1Bブロック10bを配置することにより、手が届きやすいため収容室13b内への給水を容易にすることができる。 【0036】第2ブロック20は、プランター部22が壁面から突出してあるので上方からホースを垂らすことにより安全で簡単に給水することができる。したがって、第2ブロック20は壁面の比較的下方に配置することもできる。さらに、ベランダなどの壁面には第2ブロック20の上部に通気用の開口部を設け、該開口部から給水することも可能である。 【0037】前記したように第1、2、3、4ブロック10、20、30、40の特徴をそれぞれ生かして組合せて任意に壁面を形成することにより、屋内への採光を良好にし、且つ、壁面を緑化することにより壁面の温度上昇と室内の日射負荷を軽減させて、都市部のヒートアイランド現象を防止することができる。 【0038】 【発明の効果】本発明は、それぞれ形状の異なる第1ブロックと第4ブロックの二種類、または、第2ブロックと第4ブロックの二種類、さらに、第3ブロックと第4ブロックの二種類、さらには、第1、2、4ブロックまた第1、3、4ブロックの3種類、さらにまた、第1、2、3、4ブロックの4種類をそれぞれ組合せて配列して壁面を形成し、該壁面に茂らせて緑化する植物はカーテン、ブラインド機能を有し、建造物の壁面温度の上昇と室内の日射負荷を軽減させて都市部のヒートアイランド現象を防止して地球の温暖化を防ぐことができる。また、植栽部材に特殊アクリル繊維や感温性吸排水性樹脂と人工土壌とを組合せた部材を使用することにより、潅水の必要がなくてメンテナンスが容易である。さらに、第1、2、3、4ブロックの連結部分の外形を同じに形成してあるので、現場において第1、第2、3ブロックの位置を自由に変更することができるため,現場周囲の環境に応じて任意に設計を変更することができる自由さを有し、また、設計と施工が容易となるので施工コストを安価にすることができるという利点がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】599148396 【氏名又は名称】真鍋 知博 【住所又は居所】東京都新宿区箪笥町18―3コスモシティ市ヶ谷602号 株式会社 真鍋建築事務所 内
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| 【出願日】 |
平成14年4月17日(2002.4.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100069062 【弁理士】 【氏名又は名称】田代 和夫
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| 【公開番号】 |
特開2003−304749(P2003−304749A) |
| 【公開日】 |
平成15年10月28日(2003.10.28) |
| 【出願番号】 |
特願2002−114603(P2002−114603) |
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