| 【発明の名称】 |
栽培ハウス用細霧冷房装置の制御装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】多田 誠人 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】佐藤 秀憲 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】吉田 和弘 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
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| 【要約】 |
【課題】栽培ハウスの細霧冷房装置において、細霧冷房過多による作物への悪影響を防止する。
【解決手段】換気ファンを駆動しながら細霧冷房制御が開始されると、室内温度センサ11の検出温度が検出され、検出温度が設定温度よりも高い場合には、設定細霧冷房時間にわたり細霧冷房が実行され、細霧冷房が終了すると、設定細霧冷房休止時間にわたり細霧冷房は停止される。前記細霧冷房中には、所定時間毎に室内湿度センサ13の湿度が検出され、検出湿度が所定値より高くなると、細霧冷房は停止される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 換気ファン2,…を運転しながら室内温度設定ダイヤル15により設定された設定室内温度より検出室内温度が高くなると細霧冷房を開始し、細霧冷房設定タイマ9により設定された設定細霧冷房時間が終了すると、細霧冷房休止設定タイマ10により設定された設定細霧冷房休止時間にわたり細霧冷房の停止する栽培ハウス用細霧冷房装置において、細霧冷房中には所定時間毎に室内湿度センサ13により湿度を検出し、検出湿度が所定値以上高くなると細霧冷房を停止することを特徴とする栽培ハウス用細霧冷房装置の制御装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、栽培ハウス用細霧冷房装置の制御装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の栽培ハウス用細霧冷房装置は、換気ファンを運転しながら室内温度設定ダイヤルにより設定された室内温度より検出室内温度が高くなると細霧冷房を開始し、細霧冷房設定タイマにより設定された設定細霧冷房時間が終了すると、細霧冷房を停止し、次いで、細霧冷房休止設定タイマにより設定された設定細霧冷房休止時間にわたり細霧冷房を停止するものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来の細霧冷房の制御装置は、設定された所定の細霧冷房時間により細霧冷房を実行し、次いで、細霧冷房停止時間にわたり細霧冷房を休止するものであるので、日照不足等により湿度が急激に変動し、栽培ハウス内での夏期の細霧冷房が使用過多になると、細霧冷房が作物の生長にマイナス要因となっていた。そこで、この発明は、このような不具合を解消しようとするものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するために、請求項1の発明は、換気ファン2,…を運転しながら室内温度設定ダイヤル15により設定された設定室内温度より検出室内温度が高くなると細霧冷房を開始し、細霧冷房設定タイマ9により設定された設定細霧冷房時間が終了すると、細霧冷房休止設定タイマ10により設定された設定細霧冷房休止時間にわたり細霧冷房の停止する栽培ハウス用細霧冷房装置において、細霧冷房中には所定時間毎に室内湿度センサ13により湿度を検出し、検出湿度が所定値以上高くなると細霧冷房を停止することを特徴とする。 【0005】請求項1の発明では、換気ファン2,…を運転しながら細霧冷房の制御が開始され、室内温度センサ11の検出温度が設定温度よりも高くなると、細霧冷房が開始され、設定細霧冷房時間が終了すると、次いで、設定細霧冷房休止時間にわたり細霧冷房は停止される。 【0006】前記細霧冷房中には、所定時間毎に室内湿度センサ13の湿度が検出され、検出湿度が所定値より高くなると、細霧冷房を停止する制御がなされる。 【0007】 【発明の効果】請求項1の発明は、細霧冷房中に検出湿度が所定値より高くなると細霧冷房を停止するので、急激な栽培環境の変化に基づく細霧冷房過多による作物への悪影響を防止することができる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図面に基づき説明する。図1は本発明の実施されている栽培ハウスの切断正面図である。この栽培ハウス1の前後方向一側部には換気ファン2,…を設けると共に、他側部には吸気口を形成し、換気ファン2,…を運転することにより、栽培ハウス1内に気流を発生させ室内の強制換気をするように構成している。また、栽培ハウス1の天井部には、遮光スクリーン(図示省略)を開閉自在に設けている。 【0009】栽培ハウス1の床面には支柱3により栽培ガータ4を支持し、栽培ガータ4に所定形態の栽培床5,…を配置して、養液供給ライン(図示省略)から栽培ガータ4を経由して栽培床5,…に養液を供給し、また、各栽培床5,…から排出された排液を排液回収タンク(図示省略)に回収するように構成している。 【0010】支柱3における栽培床5,…の下方には、原水を細霧状に噴射する噴射ノズルの多数設けれてている細霧管6,…を配置している。これらの細霧管6,…には細霧ポンプ7から給水管7を経て原水が供給され、噴射ノズルから室内を流れる気流に向けて原水を噴射して、細霧が蒸発する際の気化熱により空気を冷却し室内を均等に冷却するように構成している。 【0011】制御部8の入力側には、1回当たりの細霧冷房時間を設定する細霧冷房設定タイマ9、1回当たりの細霧冷房休止時間を設定する細霧冷房休止設定タイマ10、室内の温度を測定する室内温度センサ11、栽培ハウス1外に設置されている外気温度センサ12、室内の湿度を測定する室内湿度センサ13、栽培ハウス1外に設置されている外気湿度センサ14、室内の目標温度を設定する室内温度設定ダイヤル15、室内の目標湿度を設定する室内湿度設定ダイヤル16が、夫れ夫れ接続されている。また、制御部8の出力側には、細霧ポンプ7駆動用の細霧モータ17、換気ファン2,…駆動用のファンモータ18,…が夫れ夫れ接続されている。 【0012】細霧冷房の制御するにあたり、オペレータは室内温度設定ダイヤル15及び室内湿度設定ダイヤル16により室内の温度及び湿度を設定し、細霧冷房設定タイマ9で1回当たりの細霧冷房時間を設定し、細霧冷房休止設定タイマ10により1回当たりの細霧冷房休止時間を設定し、ON・OFFスイッチ20をONすると、ハウス内の細霧冷房制御が開始される。 【0013】すると、換気ファン2,…が駆動されて、室内温度センサ11の検出温度が制御部8に入力され、次いで、検出温度と設定温度とが比較されて、検出温度が設定温度よりも高い場合には、細霧冷房の開始指令が出され、細霧モータ17が駆動され細霧管6,…のノズルから細霧を噴出し細霧冷房を開始する。細霧冷房が開始されると、設定細霧冷房時間の計時が開始され、設定細霧冷房時間が終了すると、細霧モータ17が停止され細霧冷房が中止される。 【0014】次いで、設定細霧冷房休止時間の計時が開始され、設定細霧冷房休止時間が終了すると、前記と同様の細霧冷房が開始される。なお、細霧冷房中止中は温度の高低にかからず細霧冷房が中止される。前記細霧冷房中には、所定時間毎に室内温度センサ11の検出温度及び室内湿度センサ13の検出湿度が制御部8に入力される。次いで、前回の検出湿度と今回の検出湿度が比較されて、検出湿度が所定値(例えば20度)以上高くなると、細霧冷房を中止する制御がなされる。また、前回の検出温度と今回の検出温度が比較されて、検出温度が所定値(例えば5度)以上低くなると、細霧冷房が中止される。 【0015】夏期の栽培ハウス内で細霧冷房が過多になると、日照不足等により温湿度が急激に変動し作物の生長にマイナス要因となる。しかし、前記のような制御をすることにより、急激な栽培環境の変化に基づく細霧冷房による作物への悪影響を防止することができる。 【0016】尚、上述の細霧冷房制御に追加して、栽培ハウス内に日射量センサを設け、該センサの検出に基づいて設定細霧冷房時間を変更する補正制御を設けてもよい。これにより、栽培ハウス内の温湿度の急激な変動をより抑えることができる。次に、図4に基づき栽培ハウス1内の換気ファン2,…の運転制御について説明する。 【0017】栽培ハウス1内には例えば一区画(例えば1000m2)毎に5〜6台の換気ファン2,…を設置し、運転制御のための温湿度センサ21,21を一区画に2個設置し、24時間タイマ(図示省略)により運転時間を設定し、ON・OFFスイッチ20を操作し、温湿度制御を開始する。 【0018】すると、24時間タイマ(図示省略)により設定された運転時間帯には換気ファン2,…が運転され、休止時間帯には換気ファン2,…の運転が停止される。休止時間帯には2個の温湿度センサ21,21から検出温度及び検出湿度が制御部8に入力され、2個の温湿度センサ21,21の検出温度差及び検出湿度差が夫れ夫れ算出される。そして、検出温度差が所定値より大のときには、換気ファン2,…の運転を開始し、また、検出湿度差が所定値よりも高いときには、換気ファン2,…の運転を開始してハウス内に風を循環させ、栽培ハウスの区画内の栽培環境を均等化させる。 【0019】従来の換気ファンの運転制御は、手動によりON・OFFスイッチを操作し運転を開始すると、24時間タイマによるON・OFF運転が主であり、その運転内容の決定は栽培ハウス管理者の判断により行われていた。従って、栽培ハウス内の区画により栽培環境が変動し作物に均等な栽培環境を提供できないという不具合があった。しかし、前記のような制御をすることにより、運転コストの低減を図りながら、栽培ハウス内の栽培環境を均等化することができる。 【0020】次に、栽培床5,…への養液供給制御について説明する。制御部の入力側に日射センサ(図示省略)及び雨センサ(図示省略)を接続し、自動的あるいは人為的に養液供給時間帯を設定可能に構成しておき、日射センサ及び雨センサの検出情報から積算日射量を算出し、積算日射量が大の場合には、養液の供給時間帯の全域にわたって養液を供給し、積算日射量が小の場合には、養液の供給時間帯の後半の所定時間を供給不能時間帯に変更し、養液の供給を停止するものである。 【0021】このような制御をすることにより、雨及び曇り時の栽培床の過湿を防止して作物の病気発生を防止し、肥料の節約をすることができる。従来装置にあっては、日射センサ及び雨センサにより天候を検出し、晴れの場合には、日射量に合わせて養液を多く供給し、雨・曇りの場合には、養液を少なく供給するようにし、養液の供給時間帯の全域にわたって養液を供給していた。従って、養液の供給が過剰となり、作物に病気が発生したり、肥料が無駄になるという欠点があった。しかし、この実施例ではこのような不具合を解消することができる。 【0022】次に、図5に基づき栽培ハウスの床面への栽培床5,…の配置例について説明する。栽培ハウス1の床面中央部には前後方向に通路22を構成し、通路22の両側には左右方向の作物栽培用の畝23、…を所定間隔置きに並列して構成し、畝23,…に作物栽培用の栽培床5,…を載置している。畝23,…の間隔部には暖房用の温湯を循環供給する温湯パイプ24,…を配置し、この温湯パイプ24,…の通路22側の屈曲端部24a,…を、通路22の左右両側部に突出させて配置し、通路22における屈曲端部24a,…の間隔部を、運搬車26の通過できる幅としている。 【0023】また、通路22の左右両側部における温湯パイプ24,…の屈曲端部24a,…間を、左右両側ほど低くして畝23側に水の流れる傾斜面部25,…に構成し、この傾斜面部25,…に栽培床5,…を配置している。しかして、栽培ハウス内に多くの栽培床5,…を配置することができ、また、通路22に水の溜るようなこともなく、運搬車26の走行を安全なものとすることができる。 【0024】次に、図6に基づき運搬車26の他の実施例について説明する。運搬車26の車体27には、前後に左・右前輪28,28及び左・右後輪29,29を設け、これら車輪をモータで駆動するようにし、車体27の前部に操作ハンドル30を設けている。車体27の前後方向中間部の左右両側面には、前・後車輪取付枠体31a,31bをガイドに沿わせて前後方向に移動自在に設け、前・後車輪取付枠体31a,31bの前後両端部における左・右前輪28,28及び左・右後輪29,29に対応する部位に、横方向走行用の前転輪32,32及び後転輪33,33を取り付けている。 【0025】車体27の左右両側部には上下に移動自在の移動棒34,34を設け、この移動棒34,34と前・後車輪取付枠体31a,31bとの間をリンク35,35を介して連結し、移動棒34,34とぺダル36とをワイヤ37を介して連動連結し、ぺダル36に装着したスプリング(図示省略)によりワイヤ37を引き方向に付勢している。 【0026】しかして、常態では図面に示すように、左・右前輪28,28及び左・右後輪29,29が前転輪32,32及び後転輪33,33から離れて、前輪及び後輪は自由に回転できる。そして、ぺダル36をスプリング(図示省略)に抗して踏み込むと、ワイヤ37が緩められて、移動棒34,34が下動し、前・後車輪取付枠体31a,31bが前後方向に離れるように移動して、前転輪32,32が前方に、後転輪33,33が後方に移動し、左・右前輪28,28及び左・右後輪29,29に当接しブレーキをかける構成としている。 【0027】図5のように構成されている栽培ハウスでは、通路22に左・右前輪28,28及び左・右後輪29,29を接地させて前後方向(図面の左右方向)に走行させる。また、収穫作業時には、前転輪32,32及び後転輪33,33を一対の温湯パイプ24,…で支承し、左・右前輪28,28及び左・右後輪29,29を浮かせた状態で、運搬車26を左右方向(図示面に直交する方向)に走行させるものである。 【0028】前記のように、左右横方向走行用の前転輪32,32及び後転輪33,33により、前後方向走行用の左・右前輪28,28及び左・右後輪29,29にブレーキをかけることができるので、部品点数を少なくしながら、運搬車26の制動をし安定した荷物の積み降ろしをすることができる。 【0029】次に、図7に基づき栽培床5,…に沿わせて設けた作物の茎部支持装置について説明する。養液の供給される栽培ガータ38を吊下具40により吊り下げて支持し、栽培ガータ38には栽培ベッド39を介して栽培床5,…を載置し、栽培床5,…に作物を植え付けている。茎支持装置41は栽培ガータ38の左右両端部に引っ掛けて支持する構成で、栽培ガータ38に引っ掛ける吊り下げ部41aと、栽培ガータ38の下方に位置して栽培ガータ38より幅広の茎受け部41bとにより構成されている。そして、この茎支持装置41は例えば栽培床5,…の長手方向に沿って150cm程度の長さに構成されていて、これら茎支持装置41,…を栽培床5,…に沿わせて連続状に配置するものである。 【0030】従来の茎支持装置は、特開2001−16993号公報のように、栽培床の上方に配置する構成であるので、茎の支持位置が栽培床よりも高くなり、作物の収穫作業位置が高くなり、収穫作業がしにくいという不具合があった。しかし、この実施例では前記ように構成したので、茎支持装置41の茎受け部41bを栽培床5,…よりも低い位置に配置できて、楽に収穫作業をすることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社 【住所又は居所】愛媛県松山市馬木町700番地
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| 【出願日】 |
平成14年4月8日(2002.4.8) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2003−289728(P2003−289728A) |
| 【公開日】 |
平成15年10月14日(2003.10.14) |
| 【出願番号】 |
特願2002−105423(P2002−105423) |
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