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【発明の名称】 育苗器具
【発明者】 【氏名】岡田 英博
【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内

【要約】 【課題】苗を苗箱の小さな各育苗ポットで育苗する際、通常、苗箱をアンダートレーに載置した状態で圃場に置いて行なう。この時、従来のアンダートレーに設けた孔は、育苗ポットの底部全体に対応する大きな穴が設けられており、苗の根はこのアンダートレーに設けた大きな孔から四方八方に伸びて圃場中で絡み合った状態となる。すると、成育を終えてアンダートレーを地面から剥がし取る時に、この地中に四方八方に伸びた根を切断するのが大変な作業となり、作業効率が悪いものであった。

【解決手段】底部に切れ目73または孔73aを形成した育苗ポット71…を複数個設けた苗箱7と該苗箱7を載置するアンダートレー76とからなる育苗器具において、アンダートレー76の各育苗ポット71…の底部に対応する位置に上部開口面積よりも下部開口面積が小さい貫通孔80…を形成した育苗器具。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 底部に切れ目73または孔73aを形成した育苗ポット71…を複数個設けた苗箱7と該苗箱7を載置するアンダートレー76とからなる育苗器具において、アンダートレー76の各育苗ポット71…の底部に対応する位置に上部開口面積よりも下部開口面積が小さい貫通孔80…を形成したことを特徴とする育苗器具。
【請求項2】 底部に切れ目73または孔73aを形成した育苗ポット71…を複数個設けた苗箱7と該苗箱7を載置するアンダートレー76とからなる育苗器具において、アンダートレー76の各育苗ポット71…底部の切れ目73または孔73aに対応する位置に貫通孔80…を形成したことを特徴とする育苗器具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数個の育苗ポットを設けた苗箱とその苗箱を載置するアンダートレーよりなる育苗器具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばイグサの栽培に際しては、苗圃場での育苗と苗箱での育苗を交互に複数回繰り返して、分蘖による増株を行う。そして、元の親株に対し約20倍程度に分蘖させてから、適正時期(通常11月中旬頃から12月上旬頃)に本田に移植する。上記イグサの栽培過程において、一株づつに株分けした苗を苗箱の小さな各育苗ポットに挿して育苗して、それを移植機で本田に移植していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】苗を苗箱の小さな各育苗ポットで育苗する際、通常、苗箱をアンダートレーに載置した状態で圃場に置いて行なう。そして、苗の根は、各育苗ポットの底に設けた切り目や孔から伸び出し、更に、アンダートレーに設けた孔から圃場中に伸び出して、圃場の養分を吸収して生育する。
【0004】この時、従来のアンダートレーに設けた孔は、育苗ポットの底部全体に対応する大きな穴が設けられており、苗の根はこのアンダートレーに設けた大きな孔から四方八方に伸びて圃場中で絡み合った状態となる。すると、成育を終えてアンダートレーを地面から剥がし取る時に、この地中に四方八方に伸びた根を切断するのが大変な作業となり、作業効率が悪いものであった。(特に、イグサの根は、硬くてこのように四方八方に伸びて圃場中で絡み合った状態となると、その根の切断作業は重労働であった。)
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、底部に切れ目73または孔73aを形成した育苗ポット71…を複数個設けた苗箱7と該苗箱7を載置するアンダートレー76とからなる育苗器具において、アンダートレー76の各育苗ポット71…の底部に対応する位置に上部開口面積よりも下部開口面積が小さい貫通孔80…を形成した育苗器具としたものであり、請求項2記載の発明は、底部に切れ目73または孔73aを形成した育苗ポット71…を複数個設けた苗箱7と該苗箱7を載置するアンダートレー76とからなる育苗器具において、アンダートレー76の各育苗ポット71…底部の切れ目73または孔73aに対応する位置に貫通孔80…を形成した育苗器具としたものである。
【0006】
【発明の作用】請求項1記載の発明は、底部に切れ目73または孔73aを形成した育苗ポット71…を複数個設けた苗箱7と該苗箱7を載置するアンダートレー76とからなる育苗器具において、アンダートレー76の各育苗ポット71…の底部に対応する位置に上部開口面積よりも下部開口面積が小さい貫通孔80…を形成した育苗器具としたものであるから、各貫通孔80…から伸び出した根は横に広がらずに真直ぐ下方に向かって伸びる傾向を示し、根が略々真直ぐ下方に伸びているので、隣接する根の絡み合いが少なくて根の切断が容易に行え、圃場からアンダートレー76の取上げ作業が容易で効率よく行える。
【0007】請求項2記載の発明は、底部に切れ目73または孔73aを形成した育苗ポット71…を複数個設けた苗箱7と該苗箱7を載置するアンダートレー76とからなる育苗器具において、アンダートレー76の各育苗ポット71…底部の切れ目73または孔73aに対応する位置に貫通孔80…を形成した育苗器具としたものであるから、各育苗ポット71…底部の切れ目73または孔73aから伸び出した根は貫通孔80…を通って横に広がらずに真直ぐ下方に向かって伸びる傾向を示し、根が略々真直ぐ下方に伸びているので、隣接する根の絡み合いが少なくて根の切断が容易に行え、圃場からアンダートレー76の取上げ作業が容易で効率よく行える。
【0008】
【発明の効果】この発明によると、アンダートレー76の貫通孔80…から伸び出した根は横に広がらずに真直ぐ下方に向かって伸びる傾向を示し、根が略々真直ぐ下方に伸びているので、隣接する根の絡み合いが少なくて根の切断が容易に行え、圃場からアンダートレー76の取上げ作業が容易で効率よく行えて、従来例の課題を簡潔な構成で解消することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、イグサの苗Nを苗箱7の各育苗ポット71…に挿す作業について、図面に表された本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1乃至図4に示す苗挿し機1は、苗Nを保持した苗カートリッジ6を所定の苗挿し作業位置Aへ供給する苗供給装置2と、苗床としての苗箱7を前記苗挿し作業位置Aへ供給する苗箱供給装置(苗床供給装置)3と、前記苗挿し作業位置Aで苗カートリッジ6から苗Nを取り出して苗箱7の育苗ポット71内に挿し込む苗挿し装置4とを備えている。
【0010】この苗挿し機1に使用される苗カートリッジ6は、図5に示すように、苗Nを一株づつ収容することのできる8つの苗収容部61…が苗箱7の育苗ポット71の間隔に対応する間隔で左右方向に並べて配置された苗収容体62を備えている。苗収容部61…は交互に前後に位置をずらしてある。各苗収容部61は上部が広くなった漏斗状で、その上端開口部は、各苗収容部61ごと交互に苗収容部の例L1・L2を挟んで反対側に偏位していると共に、偏位方向が前記列L1・L2に対し斜めになっている。苗収容部61…の形状を上記のようにすることにより、同じ大きさの苗収容体62に形成される苗収容部61…の上端開口部を広くすることができ、該苗収容部への苗Nの補給が容易になる。苗収容体62の上端部前後両側には、後記チエーンコンベヤ11・12のチエーンに支持される支持部63・63が形成されている。また、その前後内側には、後記吊下げ体15・21が下側から係合する係合部64・64が形成されている。
【0011】苗収容体62の下方には、左右方向の軸65・65に回動自在に支持された下端位置決め体66が設けられている。この下端位置決め体66は、スプリング67によって付勢されて常態では苗収容体62の直下に位置しているが、後逑する退避アクチュエータ57がピン68を押すことにより、図5(c)で鎖線で示す位置まで退避させられるようになっている。
【0012】次に、この押苗機1に使用される苗箱7を図6及び図7に示す。苗箱7は、プラスチック製の可撓性を有するもので、複数の育苗ポット71…が縦横に所定の間隔で並び、各ポット71同士を開口部側で互いに連結している。苗箱7の左右中央部にはポット71とポット71の間隔が広い広間隔部72が設けられ、この広間隔部を挟んで各ポット71は同数づつの2郡に分かれている。育苗ポット71の底部には、切れ目73(3方向に溝状に伸びて、その各先端部に溝部よりも径の大きな孔73a…が設けられている)が形成されており、この切れ目73により育苗時には余分な水が抜けると共に、苗Nの根がポット71から地面に伸び出して地面から養分を吸って良好な成育をし、また、本田への機械による移植時にはこの切れ目73から苗押し出し体が入ってポット71内の苗Nを取り出せれるようになっている。符号75の角孔は、苗移植機で間欠送りする時に使用されるもので、ポット71…の長手方向の間隔に合わせて設けられている。
【0013】そして、この苗箱7は、図8乃至図11に示すようなアンダートレー76に載置されて、各育苗ポット71…内に床土が詰められる。そして、灌水されてアンダートレー76に載置した苗箱7の各育苗ポット71…内の床土は少し硬めの泥状になった状態で、上部に苗案内具87をセットして下記の苗挿し機1にて一株分のイグサ苗Nが各育苗ポット71…内の床土に挿される。
【0014】ここで、アンダートレー76の構成について詳述すると、底77と左右側壁78・78と前後壁79・79とで平面視で長方形の箱状に合成樹脂にて一体形成されており、底77には平面視で真円の底ほど直径が小さくなった円錐台形状の貫通孔80…が多数設けられている。この貫通孔80…は、アンダートレー76に苗箱7を載置した時に、ちょうど苗箱7の各育苗ポット71…の底部が一致するように底77に整列配置されて設けられている(図15及び図16参照)。そして、この貫通孔80の上部は育苗ポット71の底部よりも少し大きく形成されているので、アンダートレー76に苗箱7を載置した時、各育苗ポット71…の底部が各貫通孔80…に少し嵌合した状態となる(図15参照)。尚、この貫通孔80…が設けられているアンダートレー76の底板は、厚さが3mmに形成されている。
【0015】また、アンダートレー76は合成樹脂製であるが、その材質は、ポリプロピレン(ブロックポリマーが30%・ホモポリマー70%)が85%で、炭酸カルシュームが15%である。炭酸カルシュームを15%以上にすると、材量の比重が1.0以上になるので、アンダートレー76は水に沈むようになり、アンダートレー76に苗箱7を載置して各育苗ポット71…内に床土を入れて、床土に潅水して泥土状にすべく水中に漬けた場合に、アンダートレー76に苗箱7を載置して各育苗ポット71…内に床土を入れたものが水に浮かないので、その潅水作業が容易に行なえる。また、アンダートレー76を重くした分、床土を軽くすることができ、育苗後にアンダートレー76から苗箱7を取出して持ち運ぶ時、苗箱7は軽くて作業性が向上し運搬も楽になる。従って、この苗箱7を用いて機械移植を行なう場合、苗箱7が軽くて作業性が良く、移植作業が効率良く行なえる。
【0016】そして、底部に切れ目73が形成された各育苗ポット71に入れる上記床土は、粒径2mm以下の育苗用培土に膨潤力の高いベントナイトを重量比で0.1〜10%混合したものを用いているが、特に、潅水の為に育苗ポットごと水中につけるような作業を行なう為に、膨潤力を測定するACC法で4.5以上の数値を示す膨潤力の高いベントナイトを用いている。このように膨潤力の高いベントナイトを育苗用培土に混ぜると、アンダートレー76に苗箱7を載置して各育苗ポット71…内に床土を入れたものを水中に漬けた時に、ベントナイトが急速に水を吸水して膨張し、床土が各育苗ポット71の底部切れ目73…から流出してしまうことを防止し、良好に床土は水中で水を吸水して泥土状になる(この実施例では、ACC法で測定して6.5と9.5の2種類のベントナイトを用いた床土で実際に、アンダートレー76に苗箱7を載置して各育苗ポット71…内に床土を入れたものを水中に漬けて潅水してみたが、床土の水中への流出はなく、良好な潅水が行えた。)なお、アンダートレー76に苗箱7を載置して各育苗ポット71…内に床土を入れたものを複数段に重ねた状態で水中に漬けると、作業効率が良い。
【0017】81は底77の上面に左右側壁78・78にその両端が連結して設けられた突条であって、この突条81に苗箱7の左右中央部の広間隔部72の底面が嵌合するようにしてアンダートレー76に苗箱7を載置すると、アンダートレー76に苗箱7は安定良く載置され、また、苗箱7の位置決めも確実となり、前記各育苗ポット71…の底部が各貫通孔80…に確実に一致する。
【0018】また、アンダートレー76に載置されて各育苗ポット71…内に床土が詰められて、苗案内具87がセットされた苗箱7の各育苗ポット71…内の床土が上記方法で潅水されて少し硬めの泥状になった状態で、苗挿し機1にて一株分のイグサ苗Nが各育苗ポット71…内の床土に挿されるたものを、アンダートレー76に苗箱7を載置したそのままでプール育苗する。プール育苗とは、底面にシート等を敷いて周囲を壁で囲って水を溜めれるようにした状態とし(専用の容器を用いても良い)、苗箱7を載置したアンダートレー76を置いた時にその高さ方向で半分くらいが水に浸かる状態でアンダートレー76の各貫通孔80…を通して水が各育苗ポット71…の底部より供給される育苗方法である。
【0019】このプール育苗は、各育苗ポット71…のイグサ苗Nが新たな根を出して、その新たな根がアンダートレー76底まで出てくるまで行ない、その後、代掻きした圃場に移して育苗する。この時、先ず地面にナイロン製の網83を敷いて、その上にアンダートレー76を置く(アンダートレー76の底面が少し地面に入り込むように、地面に対してアンダートレー76を押し込んで置いた方が、苗Nの根が地中に早く伸びて成育が良い)。そして、各育苗ポット71…の切れ目73からアンダートレー76の各貫通孔80を通って、各育苗ポット71…の苗Nの根が各々網83を通過して地面に伸び出し地面から養分を吸って良好な成育をする。アンダートレー76の各貫通孔80…と各育苗ポット71…の底部とは位置が一致しているので、この各育苗ポット71…の苗Nの根は各々適確に地面に伸び出すことができ、その成育は非常に良好である。
【0020】このように、新たな根がアンダートレー76底まで出てくるまでプール育苗をし、その後、圃場に移して育苗すると、各育苗ポット71…のイグサ苗Nは各育苗ポット71…内の底部で根巻きが多く(プール育苗中、根は育苗ポット71内で伸び、育苗ポット71外には出にくい性質がある)、床土部は根が充満した状態となっているので、各育苗ポット71…からイグサ苗Nを取出す時に床土部が崩れにくく機械移植に適した苗を育苗することができ、苗の移植作業が適正に行なえて上質のイグサを得ることができる。
【0021】また、苗Nは分蘖して新芽が出て上方に伸びるが、その時、新芽は苗案内具87の中途部の円形部89bから下開口部89cまでの円錐台形状の孔に沿って伸びるので、新芽の成長方向が育苗ポット71の中央に集約され良好な分蘖と成育が行え、まっすぐ上方に伸びた機械適応性に優れた苗Nを得ることができる。
【0022】そして、成育を終えると、葉切り装置等で伸びた葉(茎)を所定の長さに切断して揃える。その後、アンダートレー76を地面から剥がし取る時に、この地面に伸びた根を切断する。この方法としては、アンダートレー76の左右側壁78の一側の網83とアンダートレー76底面との間にワイヤ84等を挿し入れて左右側壁78の他側方に向けてこのワイヤ84等を移動させて切断作業を行うのであるが、アンダートレー76の各貫通孔80…は下側ほど面積が狭くなる逆円錐台形状であるから、各貫通孔80…から伸び出した根は横に広がらずに真直ぐ下方に向かって伸びる傾向を示し、根が略々真直ぐ下方に伸びているので、左右側壁78・78方向にワイヤ84等を移動させる時に根の切断が容易に行えて、作業性がとても良く効率よく作業が行える。(ワイヤ84の代りに根切り用の刃を用いても同様である。また、網83は、特に敷かなくても良い。)
一方、苗箱7が載置されるアンダートレー76の底板の厚さは3mmに形成しているので、上記方法で根切りした場合、苗箱7の各育苗ポット71…の底からイグサ苗Nの根が3mm出た状態となっていることになる。即ち、各育苗ポット71…の底の切れ目73から根が3mm出ていて、苗床は育苗ポット71から抜けにくい状態となっている。従って、アンダートレー76から苗箱7を取出して運搬する時や移植機に搭載した時に、各イグサ苗N…が各育苗ポット71…から抜け落ちることが防止でき、移植時に欠株になることが防止でき、適正な苗の移植作業が行なえる(実施例では、底板の厚さは3mmに形成したが、3〜4mm程度が適切である)。
【0023】尚、左右側壁78・78には、図に示すように、切欠き部82が設けられており、アンダートレー76に載置した苗箱7を取り出すときに、この切欠き部82にて苗箱7の左右側部が剥き出しになっているので、容易に苗箱7の左右側部を持つことができて、アンダートレー76から苗箱7を用に取り出すことができる。一方、アンダートレー76の撓み防止の為に、長手方向である前後壁79・79には切欠きを設けていない。また、この切欠きを設けていない前後壁79・79と左右側壁78・78にその両端が連結して設けられた突条81とが、アンダートレー76を型成形する際の撓みや歪み防止の効果をなし、撓みや歪みの少ないアンダートレー76が成形できる。
【0024】ここで、苗挿し作業時に苗箱7の上面に載置する苗案内具87について説明する。苗案内具87は、平面視で苗箱7よりもひとまわり大きい長方形で、全体視で平板状の直方体で合成樹脂により成形されている。また、厚みLは10cm〜15cmに形成されており、苗箱7の育苗ポット71…と同じ配列で、中央の広い間隔部88を挟んで短手方向に4個で長手方向に32個の同じピッチで設けた苗挿し案内孔89…群が左右に形成されている。
【0025】そして、苗挿し案内孔89は、上側が正方形の上開口部89aとなっており、中途部が育苗ポット71の上開口部と略同じ直径の円形部89bとなっており、更に下側は中途部の円形部89bよりも大きい直径の円形の下開口部89cに成形されている。即ち、上開口部89aから中途部の円形部89bまでは断面正方形から円形に変化する孔になっており、中途部の円形部89bから下開口部89cまでは円錐台形状の孔になっている。
【0026】また、苗案内具87の下面長手方向両側には、L字状のフック91…が複数個一体的に形成されており、苗案内具87の下面短手方向片側には、係止受止め片92が一体的に形成されている。そして、中央の広い間隔部88には上下方向に貫通した長孔88a…が形成されている。
【0027】そして、以上のように形成した苗案内具87を、アンダートレー76に載置され各育苗ポット71…内に少し硬めの泥状になった床土が充填された状態の苗箱7の上面にセットする。このセットの方法は、苗案内具87のL字状のフック91…を苗箱7の左右の角孔75…に上方から挿しこみ、苗箱7の端面に苗案内具87の係止受止め片92が接当するまで苗箱7上で苗案内具87を少し移動させると、該フック91…が係合して苗案内具87は苗箱7上面に固定される。
【0028】苗供給装置2は、一対のチエーンで前記支持部63・63を下から支持する状態で苗カートリッジ6を搬送するチエーンコンベヤ11・12が前後並列に2組設けられている。一方は供給コンベヤ11で、苗カートリッジ6を図1及び図2における右方向に搬送する。他方は戻しコンベヤ12で、苗カートリッジ6を図1及び図2における左方向に搬送する。両コンベヤ11・12に沿って平坦な上面を有する作業台90・90が設けられており、該作業台90・90には、それぞれのコンベヤ11・12を共に止める非常停止スイッチ13・14が設けられている。そして、2人の作業者が各々この作業台90・90に向かって立ち、作業台90・90にイグサの苗Nを載せておき、順次、作業台90上に載せたイグサの苗Nを一株づつ苗カートリッジ6の苗収容部61…に入れる。
【0029】供給コンベヤ11の搬送終端部から戻しコンベヤ12の搬送始端部へ、苗カートリッジ6の係合部64・64に下側から係合して苗カートリッジ6を吊り下げることのできる第一吊下げ体15によって苗カートリッジ6を移載するようになっている。この第一吊下げ体15は、昇降アクチュエータ16により昇降、及び前後移動アクチュエータ17により前後移動させられる。
【0030】また、戻しコンベヤ12の搬送終端部から供給コンベヤ11の搬送始端部へ、前記第一吊下げ体15と同様の第二吊下げ体21によって苗カートリッジ6を移載するようになっている。この第二吊下げ体21は、昇降アクチュエータ22により昇降、及び前後移動アクチュエータ23により左右移動させられる。
【0031】供給コンベヤ11及び戻しコンベヤ12によって複数の苗カートリッジ6…が連なる状態で搬送されている。供給コンベヤ11によって搬送される苗カートリッジ6が該コンベヤの搬送終端部に到達すると、その苗カートリッジ6の係合部64・64が供給コンベヤ11の搬送終端部で待機している第一吊下げ体15に嵌り込む。その状態で第一吊下げ体15が少し上昇し、苗カートリッジ6を吊下げる。次いで、第一吊下げ体15が後進するとともに下降して、苗カートリッジ6を戻しコンベヤ12の搬送始端部に移載する。
【0032】戻しコンベヤ12の搬送始端部に載置された苗カートリッジ6は、当該コンベヤの搬送終端部まで搬送される。ここで、苗カートリッジ6の係合部64・64が戻しコンベヤ12の搬送終端部で待機している第二吊下げ体21に嵌り込む。その状態で第二吊下げ体21が少し上昇し、苗カートリッジ6を吊り下げる。そして、吊下げ体21が前進するとともに下降して、苗カートリッジ6を供給コンベヤ11の搬送始端部に移載する。
【0033】上記動作を繰り返すことにより、苗カートリッジ6は供給コンベヤ11の搬送路と戻しコンベヤ12の搬送路を循環移動する。そして、供給コンベヤ11により苗カートリッジ6が苗挿し作業位置Aまで搬送される間に、人手により苗カートリッジ6の各苗供給部61…に苗Nが一株づつ補給される。苗供給部61は上側に漏斗状であるので、苗補給を行いやすい。戻しコンベヤ12で搬送される苗カートリッジ6に苗Nを補給してもよい。苗Nの入った苗カートリッジ6が苗挿し作業位置Aまで移動すると、苗挿し装置4が後述する方法で苗カートリッジ6の各苗供給部61…から苗Nを取り出す。
【0034】苗箱供給装置3は、ステッピングモータに設けられた駆動スプロケット3aにて間歇的に駆動されるチェーンコンベア3bよりなり、長手方向が前後を向く状態にアンダートレー76に載置され苗案内具87がセットされた苗箱7を載せ、育苗ポット71のピッチ分づつ間欠的にアンダートレー76に載置された苗箱7を搬送するようになっている。苗箱供給装置3は、苗挿し作業位置Aにおいて苗供給装置2の下側で、これと平面視で直角に交わるように設けられている。必要に応じて、空のアンダートレー76に載置された苗箱7を苗箱供給装置3に搬入する搬入コンベヤ31と、苗挿しされたアンダートレー76に載置された苗箱7を苗箱供給装置3から搬出する搬出コンベヤ32とが設置される。尚、アンダートレー76に載置された苗箱7の各育苗ポット71…内には床土が詰められ灌水されて少し硬めの泥状になっている。
【0035】苗挿し装置4は、苗カートリッジ6に収容されている苗Nを苗箱7に苗Nを挿すための把持ハンド41を備えている。この把持ハンド41は、苗挿し作業位置Aの後側にあり、全体が昇降アクチュエータ43により昇降、かつ前後移動アクチュエータ45により前後移動させられるようになっている。
【0036】把持ハンド41には、苗Nを把持するための左右一対で1組のフィンガアーム47L・47R…が苗カートリッジ6の苗供給部61と同数組設けられている。各フィンガアームの内面部にはゴム等のクッション材48が取り付けられている。左側のフィンガアーム47L…を支持する支持体、及び右側のフィンガアーム47R…と支持する支持体はそれぞれ別の開閉アクチュエータ49L・49Rに取り付けられており、両開閉アクチュエータが互いに逆向きに作動することでフィンガアームが開閉するようになっている。
【0037】また、把持ハンド41には、フィンガアーム47L・47R…の下側位置に、把持ハンド41とは別に設けた前ガイドプレート52と対になって苗把持時に苗Nの姿勢を固定する後ガイドプレート51が設けられている。この前ガイドプレート51は、一対のフィンガアーム47L・47Rの間に苗Nを導くように先端が平面視で鋸刃状になっている。前ガイドプレート52は上下2枚で1組となっており、前後移動アクチュエータ54により前後移動可能に設けられている。
【0038】また、苗挿し作業位置Aの上方には、苗頭部押えシリンダ55によって上下動させる苗頭部押え板56が設けられている。さらに、苗挿し作業位置A近傍の適正位置に、苗カートリッジ6の下端位置決め体66を退避位置へ退避させるための前記退避アクチュエータ57が設けられている。
【0039】把持ハンド41が苗Nを苗箱7の左右一列の育苗ポット71…内に挿す位置Bでステッピングモータを停止して苗箱7の送りを止める為に、苗箱供給装置3の上方で苗箱7の左右一列の育苗ポット71…に対応して配置されている角孔75の直上方位置に反射型フォトセンサ85が設けられており、この反射型フォトセンサ85が角孔75を検出する毎にステッピングモータを停止して苗箱7の送りを止めて、丁度苗箱7の左右一列の育苗ポット71…が把持ハンド41が苗Nを挿す位置Bで停止するように構成している。また、86はその下端にて苗箱7の角孔75部を掃除する為のブラシであり、前記反射型フォトセンサ85よりも苗箱7の移送方向上手側に設けられている。従って、苗箱7の角孔75部が床土詰め作業等で土が付いて塞がっていても、該ブラシ86が苗箱7の角孔75部をきれいに掃除して、角孔75の存在が明らかになるようにするので、反射型フォトセンサ85は適確に各角孔75を検出して、苗箱7は左右一列の育苗ポット71…のピッチ毎に苗挿し位置Bで適確に停止する。よって、各育苗ポット71…内への苗挿し位置が適確となり適正な苗挿し作業が行えると共に、苗箱7の角孔75部が床土詰め作業等で土が付いて塞がっていて反射型フォトセンサ85が検出できなくて苗箱7が停止されないで苗挿しが行われない育苗ポット71…が発生するような事態が回避でき、適正な作業が能率良く行える。
【0040】次に、苗挿し装置4の動作について説明する。供給コンベヤ11によって搬送される苗カートリッジ6が苗挿し作業位置Aまで移動してくると、苗頭部押え板56が苗カートリッジ6の上面に当接もしくは当接する寸前まで下降する(図18a)。これにより、葉が曲がっていたり、横に伸びた地下茎が存在する等の理由により苗Nが苗供給部61の途中に引っかかっている場合、当該苗Nの上端を苗頭部押え板56が上から押え、苗Nを下端が下端位置決め体66に当接するまで押し込む。
【0041】次いで、苗カートリッジ6に対応する所定の高さで待機していた把持ハンド41が突出すると共に、前ガイドプレート52が突出し、把持ハンド41の後ガイドプレート51と前ガイドプレート52とで苗N…の苗収容部61…から下方に出ている部分を把持する(図18b)。このとき、後ガイドプレート51の鋸刃状の谷の部分に各苗Nが嵌合し、苗Nの前後位置及び左右位置が位置決めされる。また、後ガイドプレート51の上下に2枚の前ガイドプレート52が位置し、苗Nの姿勢が乱れないように固定される。この状態で、フィンガアーム47L・47R…が閉じ、各苗Nを把持する。
【0042】さらに、前ガイドプレート52が後退した後、退避アクチュエータ57が作動して、下端位置決め体66を苗Nの下端を下側から支えない位置(図3において鎖線で示す)へ退避させる(図18c)。そして、昇降アクチュエータ43が作動して把持ハンド41が下降し、苗カートリッジ6の各苗収容部61から苗Nを下方に取り出す(図18d)。このように、苗Nの葉茎の伸長方向に沿って苗Nを取り出すので、苗Nに無理な力がかからず苗Nが傷まない。
【0043】苗Nを把持した把持ハンド41は、苗Nの下端が苗箱搬送装置3で搬送されるアンダートレー76に載置され苗案内具87がセットされた苗箱7の上面よりも少しだけ上位となる高さまで下降する(図19a)。次いで、把持ハンド41が前進(図19b)した後、少し下動して把持している苗N…を移送が停止している苗箱7の左右一列の育苗ポット71…内の泥状の床土に苗案内具87を通して挿し込む(図19c)。把持ハンド41は苗箱搬送上手側から下手側へ移動するので、把持ハンド41が既に押苗されている苗Nと干渉しない。フィンガアーム47L・47R…が開いて苗N…を開放した後、把持ハンド41は後退してから(図19d)、初期位置へ戻る。
【0044】以上の各動作は図示しない制御装置で制御されている。苗カートリッジ6に苗Nを補給する作業者の人数、経験、疲労度等に応じて、各部の作動速度を任意に調節することができる。そして、苗供給装置2を苗挿し装置4の一側方に長く設けたので、苗挿し作業を行う場合に、作業者は楽な姿勢で長く設けた苗供給装置2に対して苗Nを供給することができて、苗挿し作業を正確かつ能率よく行える。また、苗供給装置2の長さを二人以上が作業できる長さに設定し、然も、両側から各々複数人の作業者が苗供給装置2に対して苗Nを供給することができるので、苗挿し機の苗挿しスピードを上げても苗供給装置2に対する苗供給が対応でき、苗挿し作業が高能率に行える。
【0045】特に、育苗ポット71の上開口部よりも開口面積の広い上開口部89aを有する苗案内具87を通して育苗ポット71…に苗Nを挿すようにしたので、多少苗株部が曲がっていたり、把持ハンド41が持った苗Nの姿勢が多少傾いていても、適切に各育苗ポット71…内の泥状の床土に苗株を挿し込むことができ、機械適応性が良くなり、作業効率が良い。また、苗案内具87の厚みLを10cm〜15cmにしたので、把持ハンド41にて育苗ポット71に苗Nを挿した時に、把持ハンド41の苗Nを持った位置が上下方向で少しずれて、育苗ポット71に挿した苗Nの挿しこみ深さが浅くなった場合でも、苗案内具87の厚みで苗Nが傾斜して倒れようとするのを防止できて、苗挿し作業が連続して行え効率的である(育苗ポット71に把持ハンド41にて挿した苗Nが倒れてしまうと、その倒れた苗Nが他の育苗ポット71…の上を塞いでしまい、以後の苗挿し作業が行えなくなる)。
【0046】ここで、上記のようにして苗Nを挿して育苗を終えた苗箱7から苗案内具87を取り外す時に用いる苗案内具取外し用器具95について説明する。苗案内具取外し用器具95は、上部に平面視で苗案内具87よりもひとまわり大きい長方形の上部苗押え部96が設けられており、該上部苗押え部96の長手方向両側に脚部97・97が設けられ、両脚部97・97の中間位置に苗箱押え部98…が設けられている。そして、上部苗押え部96には、その下側にスポンジ状のクッション材99が貼り付けられている。尚、苗箱押え部98…は、前記苗案内具87の中央の広い間隔部88に形成された貫通した長孔88a…に上方から貫通できるように構成され、図20に示すように、苗箱7を平坦面上に置いた状態でその上方から苗案内具取外し用器具95を置いた時に、苗箱押え部98…の下端が長孔88a…を貫通して苗箱7の広間隔部72部に接当するように構成されている。
【0047】次に、この苗案内具取外し用器具95の使用方法を説明すると、前記のようにして、アンダートレー76に載置した苗箱7の上に苗案内具87をセットした状態で苗箱7の各育苗ポット71…に苗挿し機1にてイグサ苗Nが挿され、それをそのまま育苗して機械適応性に優れた苗Nを得た後に、苗箱7から苗案内具87を取り外す際、各育苗ポット71…内の苗Nは分蘖して茎数が増えているので、苗箱7から苗案内具87をそのまま取り外すと苗案内具87の苗挿し案内孔89に苗Nが詰まった状態であるから、育苗ポット71から苗Nを引き抜いてしまう。
【0048】そこで、前記のように葉(茎)を所定の長さに切断して苗Nの長さを揃えた状態とした苗箱7をアンダートレー76から取り出して、平坦な所に置き上から苗案内具取外し用器具95を置いて、苗箱押え部98…の下端が苗箱7の長孔88a…を貫通して苗箱7の広間隔部72部に接当するようにする。この時、苗Nの上端は、苗案内具取外し用器具95の上部苗押え部96のクッション材99に接当した状態となっている。そして、苗箱7上で苗案内具87を少し移動させてフック91…の係合を外し、苗案内具87と苗箱7との固定状態を解除する。そして、苗案内具取外し用器具95が上動しないように上から押えた状態で、苗案内具87を徐々に苗箱7の上面から上方に離して行くと、苗Nはその上端が上部苗押え部96のクッション材99にて押えられた状態となっているので、苗Nが育苗ポット71から抜けることが防止された状態で苗案内具87を容易に取り外すことができる。
【0049】そして、育苗時に各育苗ポット71…の苗Nが絡み合っていても、この育苗後の苗箱7の上面から苗案内具87を取り外すことにより、苗案内具87にて苗Nを梳き分けて各育苗ポット71…間の苗Nの絡みを取ることができ、機械移植する際に、苗N同志の絡み合いがないので、適切な移植作業が行える。
【0050】尚、上記実施例では、苗箱7の上面に苗案内具87を密着した状態で載せる例を示したが、苗箱7の上面と苗案内具87の下面とを離して、両者間に空間を設けた状態で苗箱7の上方に苗案内具87を配置しても良い。また、上記の実施例では、苗箱供給装置3に長手方向が前後を向く状態にアンダートレー76に載置された苗箱7を載せた例を示したが、長手方向が左右を向く状態にアンダートレー76に載置された苗箱7を載せて育苗ポット71のピッチ分づつ間欠的にアンダートレー76に載置された苗箱7を搬送するように構成しても良い。その場合には、苗箱7の長手方向の育苗ポット71…の数と同じだけ苗カートリッジ6の苗供給部61と把持ハンド41のフィンガアーム47L・47Rを設ける。そして、苗挿し位置Bで苗箱7の送りを停止させる為に、上記角孔75を検出する反射型フォトセンサ85に換えて、苗箱7の一側から苗箱7送り方向に直交する方向に光を発し、苗箱7の他側にて光を受けるタイプのフォトセンサを設けて、移送方向の前後に隣接する育苗ポット71・71の間の隙間Cを検出して、苗挿し位置Bで苗箱7の送りを停止させるように構成する。この場合、育苗ポット71・71の間の隙間Cが床土詰め作業等で土が付いて塞がっているといけないので、フォトセンサよりも苗箱7の移送方向上手側に圧縮空気を噴出するノズルを設けて、噴出するエアーで育苗ポット71・71の間の隙間Cを清掃するようにすると苗箱7の育苗ポット71・71の間の隙間Cが床土詰め作業等で土が付いて塞がっていてフォトセンサが検出できなくて苗箱7が停止されないで苗挿しが行われない育苗ポット71…が発生するような事態が回避でき、適正な作業が能率良く行える。
【0051】図21は、他のアンダートレー76の例を示し、前記の底77に設けたは平面視で真円の底ほど直径が小さくなった円錐台形状の貫通孔80…に代えて、アンダートレー76に苗箱7を載置した際にちょうど各育苗ポット71…底部の切れ目73の3つの先端部に各々設けた3つの孔73aに一致するように、3つの貫通孔80…が設けられている。このように貫通孔80…を設けると、育苗ポット71…から主に根は3つの孔73aから伸び出すが、この根は横に広がらずに貫通孔80…を通って真直ぐ下方に向かって伸び、土中に入ってからもそのまま根が略々真直ぐ下方に伸びる傾向にあるので、左右側壁78・78方向にワイヤ84等を移動させる時に根の切断が容易に行えて、作業性がとても良く効率よく作業が行える。
【0052】また、各育苗ポット71…底部の切れ目73の3つの先端部に各々設けた3つの孔73aに一致する部分にしか貫通孔80…がないので、苗を挿す為に各育苗ポット71…に床土を入れてアンダートレー76に苗箱7を載置したまま水中に漬けて潅水する際に、各育苗ポット71…内の床土が水中に流れ出すことも適切に防止でき、苗挿し作業も適切に行なえて以後の苗の生育も良好である。尚、図22に示すように、この3つの貫通孔80…を3つの孔73aに対応させて位置させる代わりに、切れ目73の3方向に延びた溝部に位置させてもよい。また、各育苗ポット71…の底部と接しない位置に水抜き孔(水導入孔)80a…を設けても良い。
【0053】最後に、9月中旬頃から10月中旬頃まで上記のイグサ苗の株挿し作業をして、11月中旬頃から12月上旬頃まで育苗して、11月中旬頃から順次育苗を終えた苗を圃場に移植していく。ところが、最初の9月中旬頃に株挿しして育苗した苗は11月中旬頃まで60日間育苗できるので、機械移植し易い根の良く張った苗に生育しているが、後半の10月中旬頃に株挿しして育苗した苗は12月上旬頃まででは40日間しか育苗できないので、根があまり張っておらず機械移植に適しておらず、機械移植すると欠株の原因となっていた。そこで、後半の10月中旬頃に株挿したものは、育苗終了時まで水温管理が容易なプール育苗を行なうと、40日間で機械移植し易い根の良く張った苗に生育させることができ、適切に機械移植できて、作業効率が良く移植後の苗の成長も良好で、品質の良いイグサを収穫することができる。
【出願人】 【識別番号】000000125
【氏名又は名称】井関農機株式会社
【住所又は居所】愛媛県松山市馬木町700番地
【出願日】 平成14年2月4日(2002.2.4)
【代理人】
【公開番号】 特開2003−225021(P2003−225021A)
【公開日】 平成15年8月12日(2003.8.12)
【出願番号】 特願2002−27060(P2002−27060)