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【発明の名称】 透明フィルムの係止具
【発明者】 【氏名】松田 文英
【住所又は居所】神奈川県大和市南林間5−6−8 株式会社エムライト内

【要約】 【課題】従来の係止具を改良し、フィルムの係止作業を向上できる透明フィルムの係止具を提供すること。

【解決手段】開口部巾狭のチャンネルレール41と、チャンネルレール内に嵌合したフィルム抑え用の幅可変インナーレール42と、インナーレール内に嵌合してインナーレールの幅を広げるスプリング47とからなり、上記インナーレールは端部に隙間Aを備えた雌側レール片44と、上記隙間内に移動自在に挿入した雄側レール片45とで構成し、透明フィルム42をチャンネルレール内に押込み、スプリングでインナーレールの幅を広げて当該透明フィルムをチャンネルレールとインナーレールとで挟持することを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 開口部巾狭のチャンネルレールと、チャンネルレール内に嵌合したフィルム抑え用の幅可変インナーレールと、インナーレール内に嵌合してインナーレールの幅を広げるスプリングとからなり、上記インナーレールは端部に隙間を備えた雌側レール片と、上記隙間内に移動自在に挿入した雄側レール片とで構成し、透明フィルムをチャンネルレール内に押込み、スプリングでインナーレールの幅を広げて当該透明フィルムをチャンネルレールとインナーレールとで挟持することを特徴とする透明フィルムの係止具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温室の柱や梁に透明フィルムを係止する透明フィルムの係止具に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の温室の断面図であり、温室100は、柱101,101及び梁102,102を組んだ骨組に透明フィルム103(叉は、透明ガラス)を被せ、外に比べ内部を高温に保ち、花や野菜等の作物104,104の成長を促すものである。
【0003】なお、105,…(…は、複数を示す。以下同様。)は、係止具であり、詳細は後述するが、柱101や梁102に前記透明フィルム103を係止するアタッチメントである。
【0004】ところで、日差しが強い季節には温室100の内部が熱くなり過ぎたり、作物によっては色が悪くなる。
【0005】そこで、必要に応じて直射光を避ける装置が必要となる。そこで、屋根の上に、遮光ネット106,106を必要に応じて被せる構成とした。
【0006】図4は、従来の透明フィルムの係止具の断面図、図5は、同分解図である。
【0007】図5において、係止具105は、例えば、チャンネルレール121と、ジグザグに成形したスプリング122とからなり、チャンネルレール121に透明フィルム103を押込み、その上からスプリング122で抑え、図4の形態にする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、透明フィルム103は、風雨に耐える厚いシートを使用するため、腰が強い。
【0009】そのため、単にチャンネルレール121に抑えつけただけではスプリング122を係止する前に戻ってしまう。
【0010】従って、この係止作業は、熟練技術が必要であり、代替技術の開発が待たれている。
【0011】そこで、本発明の目的は、上記従来の係止具を改良し、フィルムの係止作業を向上できる透明フィルムの係止具を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するため、本発明の手段は、開口部巾狭のチャンネルレールと、チャンネルレール内に嵌合したフィルム抑え用の幅可変インナーレールと、インナーレール内に嵌合してインナーレールの幅を広げるスプリングとからなり、上記インナーレールは端部に隙間を備えた雌側レール片と、上記隙間内に移動自在に挿入した雄側レール片とで構成し、透明フィルムをチャンネルレール内に押込み、スプリングでインナーレールの幅を広げて当該透明フィルムをチャンネルレールとインナーレールとで挟持することを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1,図2にもとづいて説明する。
【0014】本発明の透明フィルムの係止具40は、図3の従来例における係止具105と同じように使用して透明フィルム42を係止するものである。
【0015】図1は、本発明に係る透明フィルムの係止具の分解斜視図であり、透明フィルムの係止具40は、チャンネルレール41と、透明フィルム42を抑えるための幅可変インナーレール43と、引掛け部46を備えたスプリング47とからなる。
【0016】インナーレール43は、薄板を折曲げて2重にしたところの雌側レール片44と、1重の雄側レール片45とを組合わせたもので、雄側レール片45を押し引きすることで、幅Wが調節可能な幅可変レールである。
【0017】スプリング47は、図示するとおりに、底部47a、傾斜部47b,47b、翼部47c,47cとからなる比較的短いばねに、引掛け部46を付加したものである。
【0018】引掛け部46は、本例の様に傾斜部47bに付けるものの他、一方の翼部47cを延長し、その延長部を引掛け部としてもよい。
【0019】チャンネルレール41は、水平底部41aと両側の彎曲フレーム41b,41bとで開口部巾狭のチャンネルを構成している。
【0020】雌側レール44は、隙間Aを備えた底部44bと彎曲したカール44aとを有している。
【0021】雄側レール45は、隙間Aに移動自在に挿入される水平底部45bと彎曲したカール45aとを備えている。
【0022】予め温室の柱や梁に適当なピッチで取付けておいたチャンネルレール41に、透明フィルム42を添える。
【0023】そして、チャンネルレール41に楽に入る程度に幅Wを狭めたインナーレール43で、前記透明フィルム42をチャンネルレール41に押込み、次に、スプリング47を入れて、このスプリング47でインナーレール43の幅Wを広げる。
【0024】図2は、本発明に係る透明フィルムの係止具の断面図であり、スプリング47の拡張作用により、インナーレール43の雌側レール片44が下方へ、雄側レール片45が上方へ押されるため、このようなインナーレール43で透明フィルム42をチャンネルレール41へ強く係止することができる。
【0025】透明フィルム42を交換するときには、引掛け部46に適当な鈎を掛けて、引けばよい。
【0026】スプリング47は、簡単に外れ、透明フィルム42の弾力でインナーレール43は幅が縮み、チャンネルレール41から外れるから、係止具40の分解、組立ては極めて容易となる。
【0027】
【発明の効果】本発明は、上記構成により次の効果を発揮する。
【0028】1)インナーレールは幅を狭めることによりチャンネルレール内に楽に入る。
【0029】2)インナーレール内にスプリングを嵌合するとスプリングの拡張作用によりインナーレールの幅が広がり、透明フィルムをチャンネルレールへ強く係止し両者で透明フィルムを挟持する。
【出願人】 【識別番号】000221568
【氏名又は名称】東都興業株式会社
【住所又は居所】東京都中央区京橋一丁目5番12号
【出願日】 平成8年5月14日(1996.5.14)
【代理人】 【識別番号】100067367
【弁理士】
【氏名又は名称】天野 泉
【公開番号】 特開2003−219735(P2003−219735A)
【公開日】 平成15年8月5日(2003.8.5)
【出願番号】 特願2003−45330(P2003−45330)