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【発明の名称】 農業用移動式ハウスとその使用方法および移動方法
【発明者】 【氏名】三井 定雄
【住所又は居所】北海道旭川市緑が丘南2条2丁目7番23号 有限会社道北山菜センター内

【要約】 【課題】従来の農業用ハウスは、所定本数のアーチ状骨の両下端を地面に突刺し、上面をビニールシートで覆って構成されている。しかし、一定箇所に固定された状態なので連作せざるを得ず、作物の品質が落ち、収量が著しく落ちる。しかも、この農業用ハウスは一個一個が独立したものとなっており、多岐の用途に対応できないなどの問題点を有していた。

【解決手段】ハウスフレーム2と、入口用枠3と、後方枠4と、接続金具5と、ビニールシート6と、シート張りバンド7と、らせん杭8が組立分解自在の構造に形成され、必要に応じて所望する箇所に移動して使用できるように構成されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ハウスフレーム(2、2..)と、ハウスフレーム(2、2..)中における1個のハウスフレームに取付けられた入口用枠(3)と、ハウスフレーム(2、2..)中における1個のハウスフレームに取付けられた後方枠(4)と、前後に位置するハウスフレーム(2、2..)における左右の土台体(2A1、2A1)の連結部分に当接して連結する接続金具(5、5..)と、ハウスフレーム(2)におけるアーチ状骨の受け棒(2E、2E..)を介して支持されたアーチ状骨(2F、2F..)に張設されるビニールシート(6)と、ビニールシート(6)の上面から張設されるシート張りバンド(7、7..)と、アーチ状骨(2F、2F..)と連結されるらせん杭(8、8..)と、左右の土台体(2A1、2A1)間に取付け取外し自在に取付けられた第1補強板(2B)と第2補強板(2C)から構成されていることを特徴とする農業用移動式ハウス。
【請求項2】 ハウスフレーム(2、2..)と、入口用枠(3)と、後方枠(4)と、接続金具(5、5..)と、ビニールシート(6)と、シート張りバンド(7、7..)と、らせん杭(8、8..)から構成され、ハウスフレーム(2)は、土台部(2A)と、第1補強板(2B)と、第2補強板(2C)と、シート張りバンド連結棒(2D、2D)と、アーチ状骨の受け棒(2E、2E..)と、アーチ状骨(2F、2F..)から構成され、土台部(2A)は、両端面に密閉板(2A11)が張られている角パイプなどをもって左右平行に配された左右の土台体(2A1、2A1)と、密閉板(2A11、2A11)に開設された第1ボルト穴(2A2、2A2..)と、土台体(2A1、2A1)の上面における前後端に開設された第2ボルト穴(2A3、2A3..)と、第2ボルト穴より少し内方位置に開設された第3ボルト穴(2A4、2A4..)と、土台体(2A1、2A1)の内側面における前後端近傍に開設された第4ボルト穴(2A5、2A5..)から構成され、第1補強板(2B)と第2補強板(2C)は、左右の土台体の間隔に対応する寸法の細幅板に構成され、第1補強板(2B)は、左右の土台体(2A1、2A1)の前方位置をもって掛架した状態で両端を前方の第3ボルト穴(2A4、2A4)にボルトで連結するよう構成され、また、第2補強板(2C)は、左右の土台体(2A1、2A1)の後方位置をもって掛架した状態で両端を後方の第3ボルト穴(2A4、2A4)にボルトで連結するよう構成され、シート張りバンド連結棒(2D)は、谷部(2D1)、山部(2D2)を連続した波形に形成して構成された丸棒で、谷部が左右の土台体(2A1、2A1)の外側面に沿って当接した状態で添着され、アーチ状骨の受け棒(2E、2E)は、所定寸法の縦丸棒で構成され、シート張りバンド連結棒(2D)における谷部(2D1、2D1..)において、前後方向に所定間隔をもつと共に少し斜め上方に向けた状態で植設され、アーチ状骨(2F)は、パイプを素材として正面略逆U字状に折曲げて構成され、その左右の両端は、左右の土台体(2A1、2A1)において左右に位置し対面するアーチ状骨の受け棒(2E、2E)に上方から貫入固定され、入口用枠(3)は、入口用間隔(3A)を存して起立させた左右の縦棒(3B、3B)と、この左右の縦棒に連結された適数段の横棒(3C、3C..)と、左の縦棒(3B)の下端に左方に向け連設された左方連結枠(3D)と、右の縦棒(3B)の下端に右方に向け連設された右方連結枠(3E)から構成され、ハウスフレーム(2、2..)中における1個のハウスフレームにおいて、左方連結枠(3D)の左端は、左の土台体(2A1)の前端における第1ボルト穴(2A2、2A2)にボルトで連結され、右方連結枠(3E)の右端は、右の土台体(2A1)の前端における第1ボルト穴(2A2、2A2)にボルトで連結され、後方枠(4)は、左右の土台体(2A1、2A1)間に張設される連結枠(4A)と、この連結枠に起立させた左右の縦棒(4B、4B)と、縦棒に連結された適数段の横棒(4C、4C..)から構成され、ハウスフレーム(2、2..)中における1個のハウスフレームにおいて、連結枠(4A)の左端は、左の土台体(2A1)の後端における第1ボルト穴(2A2、2A2)にボルトで連結され、連結枠(4A)の右端は、右の土台体(2A1)の後端における第1ボルト穴(2A2、2A2)にボルトで連結され、接続金具(5)は、土台体(2A1)における内側面に当接する縦片(5A)と、土台体における上面に当接する水平片(5B)を断面略L字状に連結して構成され、水平片(5B)には土台体における第2ボルト穴(2A3)、第3ボルト穴(2A4)に対応するボルト穴(5B1、5B1)が開設され、縦片(5A)には土台体における第4ボルト穴(2A5、2A5)に対応するボルト穴(5A1、5A1)が開設され、当該接続金具(5)は、前後に位置する左右の土台体(2A1、2A1)の連結部分に当接して各穴はそれぞれボルトで連結され、ビニールシート(6)は、左右の土台体(2A1、2A1)に取付けられたアーチ状骨(2F、2F..)の上面および前後面を覆う状態で張設され、シート張りバンド(7)は、ビニールシート(6)の上面から押当てられ、その左右の両端は左右の土台体(2A1、2A1)に添着されているシート張りバンド連結棒(2D、2D)における山部(2D2、2D2)に結束緊締され、らせん杭(8)は、左右の土台体(2A1、2A1)の外側近傍に打設された螺旋状の杭(8A)と、この杭とアーチ状骨の受け棒(2E)とを連結する針金(8B)から構成されていることを特徴とする農業用移動式ハウス。
【請求項3】 請求項1あるいは請求項2記載の農業用移動土ハウスにおいて、第1補強板(2B)、第2補強板(2C)を取外し、これらを土台体(2A1)の上に載置して、ビニールハウスと同様に使用することを特徴とする農業用移動式ハウスの使用方法。
【請求項4】 請求項1あるいは請求項2記載の農業用移動式ハウスにおいて、下記の各工程から構成されていることを特徴とする農業用移動式ハウスの移動方法。
第1工程接続金具(5、5..)やらせん杭(8、8..)を取外し、ハウスフレーム(2、2..)に分離する。
第2工程各ハウスフレーム(2)において、第1補強板(2B)と第2補強板(2C)を左右の土台体(2A1、2A1)に連結固定する。
第3工程ハウスフレーム(2)の下面に位置させた前後2本の牽引用ワイヤ(9、9)の左端(9A、9A)を左の土台体(2A1)に結束し、また、これら牽引用ワイヤ(9、9)と右の土台体(2A1)におけるアーチ状骨の受け棒(2F、2F)とをシャックル(9A1、9A1)で連結する。
第4工程牽引用ワイヤ(9、9)の右端(9B、9B)をトラクタ(9C)などに連結して所望する箇所に牽引移動する。この後は、接続金具(5、5..)で全体を連結し、らせん杭(8、8..)を取付けた農業用移動式ハウスを得る。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な構成を有する農業用移動式ハウスと、農業用移動式ハウスの使用方法および移動方法に関するものである。特に、農作物または生花の生産に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来の農業用ハウスは、下記のような構成となっている。所定本数のアーチ状骨の両下端を地面に突刺し、上面をビニールシートで覆って構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたものにあっては、下記のような問題点を有していた。1.従来の農業用ハウスは、一定箇所に固定された状態であるので連作せざるを得ず、作物の品質が落ち、収量が著しく落ちる。すなわち、農作物または生花生産者は常に連作を避けようと思っていても、その方法またはどのようにしたら良いか考える時間もないものと思われる。また、同一に土地を使用するため農業生産の減収になり、または病気になったり実も付かなくなる。2.他の場所に移動する場合は、農業用ハウスを全部解体しなければならず、手間と労力がかかり、連作が止むを得ないものになりがちである。3.このようなことから、発明者は先に特願2001−251695として移動できる農業用移動式ハウスについて提案をしたが、一個一個を前提とするものであった。これはこれで充分その目的を達成するものであるが、前後に長い連棟の農業用移動式ハウスがあれば、それだけ多岐の用途に対応できるものと考えられる。
【0004】本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、上述の問題を解決できるものを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明は下記のようになるものである。すなわち、請求項1記載の発明は、ハウスフレーム2、2..と、ハウスフレーム2、2..中における1個のハウスフレームに取付けられた入口用枠3と、ハウスフレーム2、2..中における1個のハウスフレームに取付けられた後方枠4と、前後に位置するハウスフレーム2、2..における左右の土台体2A1、2A1の連結部分に当接して連結する接続金具5、5..と、ハウスフレーム2におけるアーチ状骨の受け棒2E、2E..を介して支持されたアーチ状骨2F、2F..に張設されるビニールシート6と、ビニールシート6の上面から張設されるシート張りバンド7、7..と、アーチ状骨2F、2F..と連結されるらせん杭8、8..と、左右の土台体2A1、2A1間に取付け取外し自在に取付けられた第1補強板2Bと第2補強板2Cから構成されていることを特徴とするものである。
【0006】請求項2記載の発明は、ハウスフレーム2、2..と、入口用枠3と、後方枠4と、接続金具5、5..と、ビニールシート6と、シート張りバンド7、7..と、らせん杭8、8..から構成され、A.ハウスフレーム2は、土台部2Aと、第1補強板2Bと、第2補強板2Cと、シート張りバンド連結棒2D、2Dと、アーチ状骨の受け棒2E、2E..と、アーチ状骨2F、2F..から構成され、a.土台部2Aは、両端面に密閉板2A11が張られている角パイプなどをもって左右平行に配された左右の土台体2A1、2A1と、密閉板2A11、2A11に開設された第1ボルト穴2A2、2A2..と、土台体2A1、2A1の上面における前後端に開設された第2ボルト穴2A3、2A3..と、第2ボルト穴より少し内方位置に開設された第3ボルト穴2A4、2A4..と、土台体2A1、2A1の内側面における前後端近傍に開設された第4ボルト穴2A5、2A5..から構成され、b.第1補強板2Bと第2補強板2Cは、左右の土台体の間隔に対応する寸法の細幅板に構成され、第1補強板2Bは、左右の土台体2A1、2A1の前方位置をもって掛架した状態で両端を前方の第3ボルト穴2A4、2A4にボルトで連結するよう構成され、また、第2補強板2Cは、左右の土台体2A1、2A1の後方位置をもって掛架した状態で両端を後方の第3ボルト穴2A4、2A4にボルトで連結するよう構成され、c.シート張りバンド連結棒2Dは、谷部2D1、山部2D2を連続した波形に形成して構成された丸棒で、谷部が左右の土台体2A1、2A1の外側面に沿って当接した状態で添着され、d.アーチ状骨の受け棒2E、2Eは、所定寸法の縦丸棒で構成され、シート張りバンド連結棒2Dにおける谷部2D1、2D1..において、前後方向に所定間隔をもつと共に少し斜め上方に向けた状態で植設され、e.アーチ状骨2Fは、パイプを素材として正面略逆U字状に折曲げて構成され、その左右の両端は、左右の土台体2A1、2A1において左右に位置し対面するアーチ状骨の受け棒2E、2Eに上方から貫入固定され、B.入口用枠3は、入口用間隔3Aを存して起立させた左右の縦棒3B、3Bと、この左右の縦棒に連結された適数段の横棒3C、3C..と、左の縦棒3Bの下端に左方に向け連設された左方連結枠3Dと、右の縦棒3Bの下端に右方に向け連設された右方連結枠3Eから構成され、ハウスフレーム2、2..中における1個のハウスフレームにおいて、左方連結枠3Dの左端は、左の土台体2A1の前端における第1ボルト穴2A2、2A2にボルトで連結され、 右方連結枠3Eの右端は、右の土台体2A1の前端における第1ボルト穴2A2、2A2にボルトで連結され、C.後方枠4は、左右の土台体2A1、2A1間に張設される連結枠4Aと、この連結枠に起立させた左右の縦棒4B、4Bと、縦棒に連結された適数段の横棒4C、4C..から構成され、ハウスフレーム2、2..中における1個のハウスフレームにおいて、連結枠4Aの左端は、左の土台体2A1の後端における第1ボルト穴2A2、2A2にボルトで連結され、連結枠4Aの右端は、右の土台体2A1の後端における第1ボルト穴2A2、2A2にボルトで連結され、D.接続金具5は、土台体2A1における内側面に当接する縦片5Aと、土台体における上面に当接する水平片5Bを断面略L字状に連結して構成され、水平片5Bには土台体における第2ボルト穴2A3、第3ボルト穴2A4に対応するボルト穴5B1、5B1が開設され、縦片5Aには土台体における第4ボルト穴2A5、2A5に対応するボルト穴5A1、5A1が開設され、当該接続金具5は、前後に位置する左右の土台体2A1、2A1の連結部分に当接して各穴はそれぞれボルトで連結され、E.ビニールシート6は、左右の土台体2A1、2A1に取付けられたアーチ状骨2F、2F..の上面および前後面を覆う状態で張設され、F.シート張りバンド7は、ビニールシート6の上面から押当てられ、その左右の両端は左右の土台体2A1、2A1に添着されているシート張りバンド連結棒2D、2Dにおける山部2D2、2D2に結束緊締され、G.らせん杭8は、左右の土台体2A1、2A1の外側近傍に打設された螺旋状の杭8Aと、この杭とアーチ状骨の受け棒2Eとを連結する針金8Bから構成されていることを特徴とするものである。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1あるいは請求項2記載の発明において、第1補強板2B、第2補強板2Cを取外し、これらを土台体2A1の上に載置して、ビニールハウスと同様に使用することを特徴とするものである。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項1あるいは請求項2記載の発明において、下記の各工程から構成されていることを特徴とするものである。
第1工程接続金具5、5..やらせん杭8、8..を取外し、ハウスフレーム2、2..に分離する。
第2工程各ハウスフレーム2において、第1補強板2Bと第2補強板2Cを左右の土台体2A1、2A1に連結固定する。
第3工程ハウスフレーム2の下面に位置させた前後2本の牽引用ワイヤ9、9の左端9A、9Aを左の土台体2A1に結束し、また、これら牽引用ワイヤ9、9と右の土台体2A1におけるアーチ状骨の受け棒2F、2Fとをシャックル9A1、9A1で連結する。
第4工程牽引用ワイヤ9、9の右端9B、9Bをトラクタ9Cなどに連結して所望する箇所に牽引移動する。この後は、接続金具5、5..で全体を連結し、らせん杭8、8..を取付けた農業用移動式ハウスを得る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。1は第1発明の農業用移動式ハウスである。その構成は、ハウスフレーム2、2..と、入口用枠3と、後方枠4と、接続金具5、5..と、ビニールシート6と、シート張りバンド7、7..と、らせん杭8、8..が組立分解自在の構造に形成されている。
【0010】A.ハウスフレーム2は、土台部2Aと、第1補強板2Bと、第2補強板2Cと、シート張りバンド連結棒2D、2Dと、アーチ状骨の受け棒2E、2E..と、アーチ状骨2F、2F..から構成されている。
a.土台部2Aは、両端面に密閉板2A11が張られている角パイプなどをもって左右平行に配された左右の土台体2A1、2A1と、密閉板2A11、2A11に開設された第1ボルト穴2A2、2A2..と、土台体2A1、2A1の上面における前後端に開設された第2ボルト穴2A3、2A3..と、第2ボルト穴より少し内方位置に開設された第3ボルト穴2A4、2A4..と、土台体2A1、2A1の内側面における前後端近傍に開設された第4ボルト穴2A5、2A5..から構成されている。図中、2A6は台座である。
【0011】b.第1補強板2Bと第2補強板2Cは、左右の土台体の間隔に対応する寸法の細幅板に構成され、第1補強板2Bは、左右の土台体2A1、2A1の前方位置をもって掛架した状態で両端を前方の第3ボルト穴2A4、2A4にボルトで連結するよう構成され、また、第2補強板2Cは、左右の土台体2A1、2A1の後方位置をもって掛架した状態で両端を後方の第3ボルト穴2A4、2A4にボルトで連結するよう構成されている。
c.シート張りバンド連結棒2Dは、谷部2D1、山部2D2を連続した波形に形成して構成された丸棒で、谷部が左右の土台体2A1、2A1の外側面に沿って当接した状態で添着されている。
d.アーチ状骨の受け棒2E、2E..は、所定寸法の縦丸棒で構成され、シート張りバンド連結棒2Dにおける谷部2D1、2D1..において、前後方向に所定間隔をもつと共に少し斜め上方に向けた状態で植設されている。
e.アーチ状骨2Fは、パイプを素材として正面略逆U字状に折曲げて構成され、その左右の両端は、左右の土台体2A1、2A1において左右に位置し対面するアーチ状骨の受け棒2E、2Eに上方から貫入固定されている。この場合、前後に並立状態のアーチ状骨2F、2F..は、前後方向の連結杆2F1で連結されている。
【0012】B.入口用枠3は、入口用間隔3Aを存して起立させた左右の縦棒3B、3Bと、この左右の縦棒に連結された適数段の横棒3C、3C..と、左の縦棒3Bの下端に左方に向け連設された左方連結枠3Dと、右の縦棒3Bの下端に右方に向け連設された右方連結枠3Eから構成され、ハウスフレーム2、2..中における1個のハウスフレームにおいて、左方連結枠3Dの左端は、左の土台体2A1の前端における第1ボルト穴2A2、2A2にボルトで連結され、右方連結枠3Eの右端は、右の土台体2A1の前端における第1ボルト穴2A2、2A2にボルトで連結されている。
【0013】C.後方枠4は、左右の土台体2A1、2A1間に張設される連結枠4Aと、この連結枠に起立させた左右の縦棒4B、4Bと、縦棒に連結された適数段の横棒4C、4C..から構成され、ハウスフレーム2、2..中における1個のハウスフレームにおいて、連結枠4Aの左端は、左の土台体2A1の後端における第1ボルト穴2A2にボルトで連結され、連結枠4Aの右端は、右の土台体2A1の後端における第1ボルト穴2A2、2A2にボルトで連結されている。
【0014】D.接続金具5は、土台体2A1における内側面に当接する縦片5Aと、土台体における上面に当接する水平片5Bを断面略L字状に連結して構成され、水平片5Bには土台体における第2ボルト穴2A3、第3ボルト穴2A4に対応するボルト穴5B1、5B1が開設され、縦片5Aには土台体における第4ボルト穴2A5、2A5に対応するボルト穴5A1、5A1が開設されている。そして、この接続金具5は、前後に位置する左右の土台体2A1、2A1の連結部分に当接して各穴はそれぞれボルトで連結されている。
【0015】E.ビニールシート6は、左右の土台体2A1、2A1に取付けられたアーチ状骨2F、2F..の上面および前後面を覆う状態で張設されている。6Aはビニールシートをアーチ状骨に対して押さえるクリップである。
【0016】F.シート張りバンド7は、ビニールシート6の上面から押当てられ、その左右の両端は左右の土台体2A1、2A1に添着されているシート張りバンド連結棒2D、2Dにおける山部2D2、2D2に結束緊締されている。
【0017】G.らせん杭8は、左右の土台体2A1、2A1の外側近傍に打設された螺旋状の杭8Aと、この杭とアーチ状骨の受け棒2Eとを連結する針金8Bから構成されている。なお、土台体、第1補強板、第2補強板、シート張りバンド連結棒、アーチ状骨の受け棒、アーチ状骨、らせん杭などは金属材で構成するとよい。
H.以上の説明に用いた図面は、中央に位置するハウスフレーム2の前後に、入口用枠3を有するハウスフレーム2と、後方枠4を有するハウスフレーム2を配した状態のものとなっているが、中央に位置するハウスフレーム2については所望する個数のハウスフレーム2を使用できることは当然である。
【0018】第2発明の農業用移動式ハウスの使用方法について説明する。第1発明の農業用移動式ハウス1において、第1補強板2B、第2補強板2Cを取外し、これらを例えば土台体2A1の上に載置して、公知のビニールハウスと同様に使用する。第1補強板2B、第2補強板2Cが農業用移動式ハウス内から除去された状態となるので、例えばトラクタなどをハウス内に導入して必要な作業を行うことができる。
【0019】第3発明の農業用移動式ハウスの移動方法について説明する。下記の各工程から構成されている。
第1工程接続金具5、5..やらせん杭8、8..を取外し、ハウスフレーム2、2..に分離する。この場合、ビニールシート6は取付けたままでもよい。
第2工程各ハウスフレーム2において、第1補強板2Bと第2補強板2Cを左右の土台体2A1、2A1に連結固定する。すなわち、図14を参照して、第1補強板2Bの両端を左右の土台体2A1、2A1における一方側の土台体の第3ボルト穴2A4、2A4にボルトで固定し、第2補強板2Cの両端を左右の土台体2A1、2A1における他方側の土台体の第3ボルト穴2A4、2A4にボルトで固定する。
第3工程ハウスフレーム2の下面に位置させた前後2本の牽引用ワイヤ9、9の左端9A、9Aを左の土台体2A1に結束し、また、これら牽引用ワイヤ9、9と右の土台体2A1におけるアーチ状骨の受け棒2F、2Fとをシャックル9A1、9A1で連結する。
第4工程牽引用ワイヤ9、9の右端9B、9Bをトラクタ9Cなどに連結して所望する箇所に牽引移動する。この後は、接続金具5、5..で全体を連結し、らせん杭8、8..を取付けた農業用移動式ハウスを得る。この牽引作業に際しては、図17のごとく牽引により緊張した牽引用ワイヤにより、ハウスフレーム2の右の土台体2A1は地上より少し持上げられることになり、移動を容易にすることになる。なお、以上の説明は、右方に移動する場合で説明したが、左方に移動する場合は上述とは逆の作業を行えばよい。
【0020】
【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているので次に記載する効果を奏する。
1.アーチ状骨をアーチ状骨の受け棒で支持するよう構成されているから、強風で揺れても破損しづらい。
2.組立分解が簡単なため苗床を春期に除雪しづらい場合は分解収納しておくことができるので、その間にさび止めの塗装など保守作業をすることが可能である。
3.所望する時期、所望する箇所に容易に移動させることができるので連作を避けることができ、新鮮な作物を作ることができる。これは農業生産者にとって極めて好都合なことである。
4.従来のものでは他の場所に移動する場合は、全部解体しなければならず手間と労力がかかり農業廃棄物が発生するが、本発明のものによればかかる弊害を防止できる。
5.各ハウスの連結あるいは分離を接続金具の取付け取外しにより迅速かつ確実に行うことができる。したがって、所望する長さの農業用移動式ハウスを得たり、所望する箇所に移動させることができる。
6.このほか、安価に製造できる、部品点数が少ないので組立が容易である、経済的である、などの効果をも有するものである。
【出願人】 【識別番号】501332529
【氏名又は名称】有限会社道北山菜センター
【住所又は居所】北海道旭川市緑が丘南2条2丁目7番23号
【出願日】 平成13年12月6日(2001.12.6)
【代理人】 【識別番号】100069176
【弁理士】
【氏名又は名称】川成 靖夫
【公開番号】 特開2003−169548(P2003−169548A)
【公開日】 平成15年6月17日(2003.6.17)
【出願番号】 特願2001−373293(P2001−373293)