| 【発明の名称】 |
チアミン(ビタミンB1)を高濃度含有したシイタケの栽培用培地及び栽培方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】寺嶋 芳江
【氏名】渡辺 智子
【氏名】富谷 健三
【氏名】小平 哲夫
【氏名】土橋 昇
【氏名】内藤 準哉
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| 【要約】 |
【課題】チアミンを効率的に子実体へ取り込み、定着させるための添加条件(添加量を含む)を確定することによって、高濃度含有した付加価値の高いシイタケの栽培用培地及び栽培方法を提供する。
【解決手段】菌床栽培によるシイタケの栽培用培地において、シイタケの菌糸体の成長と子実体の形成及び発育に必要な量以上のチアミンを含有させて子実体内にチアミンを高濃度含有したシイタケを栽培することを特徴とするシイタケの栽培用培地。培地のチアミンの含有量(変数x)とシイタケ子実体のチアミンの含有量(変数y)との関係式y=aLn(x)−b又はx=exp{1/a(y+b)}(式中、a及びbは定数とする。)に基づいて、所望量のチアミンを含有するシイタケの栽培に適する培地のチアミン量を求め、前記により求めた所定量のチアミンを添加した培地。前記の培地によるシイタケの栽培方法とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】菌床栽培によるシイタケの栽培用培地において、シイタケの菌糸体の成長と子実体の形成及び発育に必要な量以上のチアミン(ビタミンB1)を含有させて子実体内にチアミン(ビタミンB1)を高濃度含有したシイタケを栽培することを特徴とするシイタケの栽培用培地。 【請求項2】菌床栽培によるシイタケの栽培用培地において、シイタケ栽培用培地の単位重量当り又は単位容量当りのチアミン(ビタミンB1)の含有量(変数x)とシイタケ子実体の可食部に含まれる単位重量当りのチアミン(ビタミンB1)の含有量(変数y)との関係を表す次式y=aLn(x)−b又はx=exp{1/a(y+b)} (式中、a及びbは定数とする。)に基づいて、所望のチアミン(ビタミンB1)含有量(変数y)を有するシイタケの栽培に適する培地に必要なチアミン(ビタミンB1)の量(変数x)を求め、前記により求めた所定量のチアミン(ビタミンB1)を添加したことを特徴とするシイタケの栽培用培地。 【請求項3】前記のシイタケの栽培用培地が、チアミン(ビタミンB1)を4〜30mg/kg含有するおが屑培地であることを特徴とする請求項1又は2に記載のシイタケの栽培用培地。 【請求項4】請求項1〜3の何れかに記載のシイタケの栽培用培地であって、該培地によって生シイタケの子実体内にチアミン(ビタミンB1)を可食部100g当り200〜600μg含有するシイタケを栽培することを特徴とするシイタケの栽培用培地。 【請求項5】菌床栽培によるシイタケの栽培方法において、シイタケの菌糸体の成長と子実体の形成及び発育に必要な量以上のチアミン(ビタミンB1)を含有したシイタケの栽培用培地を使用して栽培することによって、該シイタケの子実体内にチアミン(ビタミンB1)を高濃度含有したシイタケを栽培することを特徴とするシイタケの栽培方法。 【請求項6】菌床栽培によるシイタケの栽培方法において、シイタケ栽培用培地の単位重量当り又は単位容量当りのチアミン(ビタミンB1)の含有量(変数x)とシイタケ子実体の可食部に含まれる単位重量当りのチアミン(ビタミンB1)の含有量(変数y)との関係を表す次式y=aLn(x)−b又はx=exp{1/a(y+b)} (式中、a及びbは定数とする。)に基づいて、所望のチアミン(ビタミンB1)含有量(変数y)を有するシイタケの栽培に適する培地に必要なチアミン(ビタミンB1)の量(変数x)を求め、前記培地のチアミン(ビタミンB1)添加量を適宜変えることによってシイタケ子実体の可食部に含まれるチアミン(ビタミンB1)含有量をコントロールして、所望の量のチアミン(ビタミンB1)を有するシイタケを得ることを特徴とするシイタケの栽培方法。 【請求項7】前記の菌床栽培によるシイタケの栽培方法において、チアミン(ビタミンB1)を4〜30mg/kg含有するおが屑培地を使用することを特徴とする請求項5又は6に記載のシイタケの栽培方法。 【請求項8】請求項5〜7の何れかに記載のシイタケの栽培方法において、生シイタケの子実体内にチアミン(ビタミンB1)を可食部100g当り200〜600μg含有することを特徴とするシイタケの栽培方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、菌床栽培によるシイタケの栽培用培地及びシイタケの栽培方法に関する。 【0002】 【従来の技術】シイタケは、それ自体でも、エルゴステロール(ビタミンDの前駆体)や食物繊維を多量に含む低カロリーで優秀な健康食品であるとともに、乾シイタケには特有のうま味と香りがあり、食材としても重宝されている。シイタケ中のチアミン(ビタミンB1)(以下チアミン、ビタミンB1又は単にVB1と略称する)の含有量は、品種乃至栽培方法などにより異なるが、標準的には五訂食品分析表(女子栄養大学出版部)によれば、以下のようである。 生シイタケ 生の場合 0.10mg/100g ゆでた場合 0.10mg/100g 乾シイタケ 生の場合 0.50mg/100g ゆでた場合 0.06mg/100g【0003】また、シイタケの一般成分として、表1に示す科学技術庁の日本食品標準成分表によれば、たんぱく質、糖質、無機質が比較的多く、チアミン、ビタミンB2、ナイアシンのようなビタミン群がやや多く含まれる。ビタミン群は体の中で澱粉や糖類の代謝に欠かせないもので、中でもチアミンの欠乏は脚気を引起す原因となる。シイタケにはチアミンが野菜のおよそ2倍も多く含まれる。ところが、チアミンは、水溶性で熱とアルカリに弱いために、調理時に失われ易い。そこで、チアミンを高濃度含有できれば、調理による損失を補うことができ、更に健康的な食生活に貢献できることから、チアミンの含有量の多い子実体からなるシイタケを開発する要請があった。 【0004】 【表1】
【0005】キノコの栽培方法には、図3(大森清寿:「菌床シイタケの作り方」農産漁村文化協会1993.3.20を引用)に示すように原木栽培と菌床栽培があり、原木栽培は、90cm乃至1mの長さに玉切した、ナラ、クヌギ、シデ類等の原木に、シイタケの種菌を接種したホダ木を使用するのに対して、菌床栽培は、ブナ、サクラ、コナラ、シデなどの広葉樹のおが屑に米糠やフスマなどの栄養源を混合し、所定の含水率に調整した培地をプラスチック製の容器に詰め込んだ菌床を使用する。 【0006】従来、シイタケの生育には、炭素源、窒素源、無機塩類の他に、発育素(growth factor)又は必須成長因子とよばれるビタミン類その他の有機物質を微量必要とする。チアミンは全てのキノコ類に共通した必須成長因子であり、菌糸成長に対するチアミンの最適濃度は0.01〜0.1mg/リットルにあると言われる(古川久彦:「きのこ学」共立出版社発行)。また、おが屑培地においては、生糠添加の菌床培地で同約2.0〜3.8mg/kg、脱脂糠添加の菌床培地で同約1.9〜3.6mg/kgと言われる。チアミン以外にL−アスコルビン酸、ニコチン酸、ビオチン、パラアミノ安息香酸、葉酸、パントテン酸、ビタミンB6,B12などが加えられる場合もある。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】前記のようにチアミンがシイタケ菌糸体の成長と子実体の形成に寄与することはこれまでの研究で知られていたが、シイタケ菌糸体の成長と子実体の形成に必要な量以上にチアミンを添加した場合に、チアミンが子実体の成分として取り込まれ定着することは全く知られていなかった。本発明者等は、鋭意研究の結果、シイタケの菌床栽培において、シイタケ菌糸体の成長と子実体の形成に必要な量以上にチアミンを添加した場合に、シイタケ菌糸体の成長を促す効果は殆ど認められなかったものの、チアミンの一部が菌糸体に取り込まれ、そのまま定着することを知見するに到った。本発明は、シイタケの菌床栽培において、シイタケ菌糸体の成長と子実体の形成に必要な量以上にチアミンを添加して、チアミンを効率的に子実体へ取り込み、定着させるための添加条件(添加量を含む)を確定することによって、高濃度含有した付加価値の高いシイタケの栽培用培地及び栽培方法を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するために、本発明は、菌床栽培によるシイタケの栽培用培地において、シイタケの菌糸体の成長と子実体の形成及び発育に必要な量以上のチアミン(ビタミンB1)を含有させて子実体内にチアミン(ビタミンB1)を高濃度含有したシイタケを栽培することを特徴とするシイタケの栽培用培地とする(請求項1)。 【0009】また、前記の課題を解決するために、本発明は、菌床栽培によるシイタケの栽培用培地において、シイタケ栽培用培地の単位重量当り又は単位容量当りのチアミン(ビタミンB1)の含有量(変数x)とシイタケ子実体の可食部に含まれる単位重量当りのチアミン(ビタミンB1)の含有量(変数y)との関係を表す次式y=aLn(x)−b又はx=exp{1/a(y+b)} (式中、a及びbは定数とする。)に基づいて、所望のチアミン(ビタミンB1)含有量(変数y)を有するシイタケの栽培に適する培地に必要なチアミン(ビタミンB1)の量(変数x)を求め、前記により求めた所定量のチアミン(ビタミンB1)を添加したことを特徴とするシイタケの栽培用培地とする(請求項2)。 【0010】また、前記の課題を解決するために、本発明は、前記のシイタケの栽培用培地が、チアミン(ビタミンB1)を4〜30mg/kg含有するおが屑培地であることを特徴とする前記のシイタケの栽培用培地とすることが好ましい(請求項3)。 【0011】また、前記の課題を解決するために、本発明は、前記の何れかに記載のシイタケの栽培用培地であって、該培地によって生シイタケの子実体内にチアミン(ビタミンB1)を可食部100g当り200〜600μg含有するシイタケを栽培できることを特徴とするシイタケの栽培用培地とすることが好ましい(請求項4)。 【0012】また、前記の課題を解決するために、本発明は、菌床栽培によるシイタケの栽培方法において、シイタケの菌糸体の成長と子実体の形成及び発育に必要な量以上のチアミン(ビタミンB1)を含有したシイタケの栽培用培地を使用して栽培することによって、該シイタケの子実体内にチアミン(ビタミンB1)を高濃度含有したシイタケを栽培することを特徴とするシイタケの栽培方法とする(請求項5)。 【0013】また、前記の課題を解決するために、本発明は、菌床栽培によるシイタケの栽培方法において、シイタケ栽培用培地の単位重量当り又は単位容量当りのチアミン(ビタミンB1)の含有量(変数x)とシイタケ子実体の可食部に含まれる単位重量当りのチアミン(ビタミンB1)の含有量(変数y)との関係を表す次式y=aLn(x)−b又はx=exp{1/a(y+b)} (式中、a及びbは定数とする。)に基づいて、所望のチアミン(ビタミンB1)含有量(変数y)を有するシイタケの栽培に適する培地に必要なチアミン(ビタミンB1)の量(変数x)を求め、前記培地のチアミン(ビタミンB1)添加量を適宜変えることによってシイタケ子実体の可食部に含まれるチアミン(ビタミンB1)含有量をコントロールして、所望の量のチアミン(ビタミンB1)を有するシイタケを得ることを特徴とするシイタケの栽培方法とする(請求項6)。 【0014】また、前記の課題を解決するために、本発明は、前記の菌床栽培によるシイタケの栽培方法において、チアミン(ビタミンB1)を4〜30mg/kg含有するおが屑培地を使用することを特徴とする前記のシイタケの栽培方法とすることが好ましい(請求項7)。 【0015】また、前記の課題を解決するために、本発明は、前記の何れかに記載のシイタケの栽培方法において、生シイタケの子実体内にチアミン(ビタミンB1)を可食部100g当り200〜600μg含有することを特徴とするシイタケの栽培方法とすることが好ましい(請求項8)。 【0016】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態について説明する。前記のシイタケの菌糸体の成長と子実体の形成及び発育に必要な量以上のチアミンを与えても、菌糸体の成長量には殆ど影響を及ぼさないことが確認されている。 【0017】本発明者等は試験管おが屑培地で生糠と脱脂糠を標準的な量を含有させた培地とそれぞれの培地にチアミンを10mg/kg余分に添加した培地でシイタケを栽培してシイタケ菌糸体の成長量を測定した結果、図1に示すように、両者の成長量に殆ど有意差が認められなかった。そこで、両シイタケの子実体のチアミン含有量を測定したところ、驚くべきことにチアミンを余分に添加した培地で栽培したシイタケの子実体はチアミン含有量が標準量をはるかに越えて多量に含有することが分かった。次に、チアミンを高濃度含有したシイタケの栽培用培地及び栽培方法に関するこの発明の実施の形態を詳細に説明する。 【0018】先ず、この発明の実施の形態に使用するシイタケの栽培用培地は、特に限定されるものではないが、表2に示すような標準的なシイタケの菌床栽培用培地を使用して、これに所定量のチアミンを添加して構成することができる。チアミンは、例えば、チアミン塩酸塩100%からなる粉剤を培地の作成時に同時に混合して培地基材中になるべく均一に分散させることが好ましい。 【0019】 【表2】
【0020】前記のこの発明の実施の形態に使用するシイタケの栽培用培地を使用して、シイタケを栽培する方法は特に限定されるものではなく、通常のシイタケの栽培方法に従って栽培することができる。通常の菌床栽培によるシイタケの栽培方法においては、図3に示すように、前記の培地基材・培地添加物・チアミン・水を混合した培地を所定の容器に充填した後、常圧100℃で4時間以上または高圧118℃1時間30分以上殺菌工程を経て、無菌室にて接種した後、温度20〜22℃、湿度65〜75%で70〜120日間の培養期間と、温度12〜18℃、湿度80〜90%で30〜80日間の生育期間とを経てシイタケが収穫される。 【0021】この発明の実施の形態における添加するチアミンの量は、シイタケの菌糸体の成長と子実体の形成及び発育に必要な量以上であれば特に限定されるものではない。菌糸体の成長と子実体の形成及び発育に必要なチアミンの量として、通常、液体培地において、約0.01〜0.1mg/リットル、おが屑培地において、約2.0〜3.8mg/kgであることを考慮して、添加されチアミン量は、液体培地においては0.1mg/リットル以上、おが屑培地においては4〜30mg/kgが好ましく、10〜25mg/kgがより好ましい。4mg/kg未満の場合は、チアミンがシイタケの菌糸体の成長と子実体の形成及び発育に費やされて子実体への取り込み量が小さく、30mg/kg位までが特に効率よく子実体へ取り込まれるからである。 【0022】この発明の他の実施の形態は、シイタケ栽培用培地の単位量当りのチアミンの含有量を前記の数式に基づいて増減することによって、シイタケ子実体に取り込まれるチアミンの量をコントロールして、所望のチアミン量を含有するシイタケを栽培するための栽培用培地及び栽培方法である。この発明の他の実施の形態について以下に詳細に説明する。 【0023】前記の数式は、以下に示す自然対数を含む2式である。 y=aLn(x)−b ・・・ ■又はx=exp{1/a(y+b)} ・・・ ■(式中、a及びbは定数とする。) ここで、変数xはシイタケ栽培用培地の単位量当りのチアミンの含有量、変数yはシイタケ子実体の可食部に含まれる単位量当りのチアミンの含有量を表す。a及びbはキノコの種類、培地・添加材の材質などによって定まる定数である。前記のこの発明の実施の形態において、定数は(a=205.08,b=67.117)となり、次式が得られる。 y=205.08Ln(x)−67.117 ・・・ ■又は x=exp{1/205.08(y+67.117)} ・・・ ■図2は■式又は■式をグラフに表わしたものである。 【0024】この発明の他の実施の形態において、所望のチアミン量を含有するシイタケを栽培するのに適する栽培用培地のチアミン含有量を求めるには、前記の■式の変数yに所望の子実体100gに含まれるチアミン含有量を代入して、培地1kg当りのチアミン添加量を求める。また、図2に示すグラフから添加量の近似値を求めることができることは言うまでもない。ここで求めた量のチアミンを添加した倍地によってシイタケを栽培することによって、所望のチアミン量を含有するシイタケを容易に栽培することが可能となる。 【0025】 【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。この発明の実施の形態において、添加材として生糠と脱脂糠を使用した標準のシイタケの栽培用培地と、チアミン塩酸塩100%からなる粉剤を生糠培地に10mg/kg及び5mg/kg、脱脂糠培地に1mg/kgを添加した培地をそれぞれ準備し、前記のチアミン塩酸塩を添加した培地と添加しない標準の培地によって略同一条件下でシイタケを栽培し、採取したシイタケの子実体に含まれるチアミン含有量を測定した。 【0026】シイタケを採取した直後、子実体5個を傘と柄の部分に分け、それぞれミキサーで攪拌して1資料につき2回の分析を行い平均値を求めた。チアミンの定量分析は公知のチオクローム蛍光法によって行った。分析結果を表3〜表5に示す。 【0027】 【表3】
【0028】 【表4】
【0029】 【表5】
【0030】表3と表4は培地の添加材として生糠を用い、表5は培地の添加材として脱脂糠を用いた場合である。因みに生糠と脱脂糠に含まれるチアミンの量は、日本標準飼料成分表1987年によれば、生糠が24.6mg/kgであり、脱脂糠が24.0mg/kgである。表3より、添加材として生糠のみの場合、子実体のチアミン含有量の平均値が161μg/100gであるのに対し、前記の生糠にチアミン塩酸塩を10mg/kg添加した方は455μg/100gと3倍近く増大している。同様に表4より、生糠のみの場合に比較してチアミン塩酸塩を5mg/kg添加した方は実に約4.6倍に増加している。また、脱脂糠の場合は、脱脂糠単独の場合に比較してチアミン塩酸塩を1mg/kg添加した方は約1.5倍強に増加している。前記の実施例の結果から、シイタケ培地内の培地1kg当りのチアミン量(mg)とシイタケの子実体内の可食部100g当りのチアミン量(μg)との関係をグラフに表すと図2に示すようなグラフとなり、生糠も脱脂糠も略前記のグラフ上に略プロットされることが確認された。そして前記のグラフを近似式で表すと自然対数を含む■式又は■式となることは前述の通りである。 【0031】前記の実施例ではシイタケについての栽培例を示したが、本発明はシイタケに限定されず、シイタケ以外のキノコについても広く適用の可能性があり、例えば、キノコの種類や培地の材質に応じてシイタケ培地内の培地1kg当りのチアミン量(mg)とシイタケの子実体内の可食部100g当りのチアミン量(μg)との関係を表すグラフを求めることが可能であり、本発明の趣旨に反しない限りにおいて、シイタケ以外のキノコや米糠以外の添加剤を使用した培地も広く範囲に含まれるものである。 【0032】 【発明の効果】本発明に係るシイタケの栽培用培地及び栽培方法は、前記のように構成したことによって、チアミンを高濃度含有した付加価値の高いシイタケを容易に栽培することが可能となり、しかも、培地に含まれるチアミンの含有量を変えることによって、ある範囲内で任意にシイタケの子実体内に含まれるチアミン量をコントロールできるので、目的に応じて効率的で無駄のないシイタケ乃至はキノコの栽培が可能であり、従来の調理によるチアミンの損失を補填して、更に健康的な食生活に貢献する優れた効果を奏する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591014710 【氏名又は名称】千葉県
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| 【出願日】 |
平成13年12月6日(2001.12.6) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100100033 【弁理士】 【氏名又は名称】小杉 武夫
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| 【公開番号】 |
特開2003−169538(P2003−169538A) |
| 【公開日】 |
平成15年6月17日(2003.6.17) |
| 【出願番号】 |
特願2001−372229(P2001−372229) |
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