| 【発明の名称】 |
きのこ栽培施設用加温装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】木田 三郎 【住所又は居所】長野県中野市大字江部350番地 長野木田工業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】きのこ栽培施設に並ぶ複数の各きのこ栽培室内の全体をほぼ均一に加温できるきのこ栽培施設用加温装置を得る。
【解決手段】温媒循環路60を、きのこ栽培室10内に装備された冷却機器50の送風ファン20及び空気流通路形成部材42により空気を循環させる複数の各きのこ栽培室内の空気流通路40に、冷却機器50の冷却フィン32を持つ冷媒循環路30と並べて、配置する。そして、温媒循環手段70により、その複数の全てのきこの栽培室10内又はその一部のきこの栽培室10内の空気流通路40に配置された温媒循環路60に加熱された温媒を循環させる。そして、その複数の全てのきこの栽培室10内又はその一部のきこの栽培室10内の全体を回転手段80により回転させる冷却機器50の送風ファン20及び空気流通路形成部材42によりほぼ均一に加温する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数のきのこ栽培室が並ぶきのこ栽培施設であって、そのきのこ栽培室内の空気を冷却された冷媒を循環させる冷却フィンを持つ冷媒循環路周囲を送風ファン及び空気流通路形成部材により循環させて、きのこ栽培室内を冷却する冷却機器が、前記複数の各きのこ栽培室内に装備されたきのこ栽培施設において、温媒循環路が、前記冷却機器の送風ファン及び空気流通路形成部材により空気を循環させる複数の各きのこ栽培室内の空気流通路に、前記冷却フィンを持つ冷媒循環路と並べて、配置されて、その複数の全ての各きのこ栽培室内又はその任意に選択された一部のきのこ栽培室内の空気流通路に配置された温媒循環路に加熱された温媒を切り替え自在に循環させる温媒循環手段と、その複数の全ての各きのこ栽培室内又はその任意に選択された一部のきのこ栽培室内の停止状態にある前記冷却機器の送風ファンを切り替え自在に回転させる回転手段とが備えられたことを特徴とするきのこ栽培施設用加温装置。 【請求項2】 前記温媒循環路を、アタッチメント方式により、前記冷却機器の送風ファン及び空気流通路形成部材により空気を循環させる複数の各きのこ栽培室内の空気流通路に、前記冷却フィンを持つ冷媒循環路と並べて、配置する取り付け手段が備えられた請求項1記載のきのこ栽培施設用加温装置。 【請求項3】 前記温媒循環路が、その周囲に加熱フィンを持つものである請求項1又は2記載のきのこ栽培施設用加温装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、きのこ栽培施設に並ぶ複数の全てのきのこ栽培室内又はその任意に選択された一部のきのこ栽培室内を切り替え自在に加温するための、きのこ栽培施設用加温装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、小スペースの複数のきのこ栽培室が隣り合って並ぶきのこ栽培施設がある。このきのこ栽培施設では、その複数の各きのこ栽培室毎に、ほぼ同じ生育状況にある栽培中のきのこを、寄せ集めて、分けて収容している。このようにする理由は、同じきのこ栽培室内に生育状況の異なる栽培中のきのこが混在していると、そのきのこ栽培室内の温度等の気象条件を、その異なる生育状況にある各きのこのそれぞれに合わせて的確に調整できないからである。そして、その異なる生育状況にある各きのこのそれぞれを、揃って順調に生育できないからでる。それに対して、上記のように、小スペースの複数の各きのこ栽培室毎に、生育状況のほぼ同じきのこを、分けて収容した場合には、その各きのこ栽培室内の気象条件を、その各きのこ栽培室内に収容されたほぼ同じ生育状況にあるきのこに容易かつ的確に合わせることができるからである。そして、その複数の各きのこ栽培室内に収容されたきのこを、揃って順調に生育できるからである。 【0003】この複数のきのこ栽培室が並ぶきのこ栽培施設においては、図4に示したような、その複数の各きのこ栽培室10内の天井壁12近くに、きのこ栽培室10内の空気を、冷却された冷媒を循環させる冷却フィン32を持つ冷媒循環路30周囲を回転する送風ファン20及び空気流通路形成部材42により循環させて、そのきのこ栽培室10内を冷却する冷却機器50が装備されている。そして、その複数の各きのこ栽培室10内を、その各きのこ栽培室10内に収容されたきのこの生育状況に応じて、各きのこ栽培室10毎にきめ細かく強弱に冷却できるように構成されている。そして、そのきのこ栽培室10内に例えば芽出し過程(培地からきのこを発芽させる過程)にある栽培中のえのき茸を収容した際には、そのきのこ栽培室10内を、約15℃の比較的高温に冷却し続けている。また、そのきのこ栽培室10内に例えば生育過程(発芽したきのこを大きく生長させる過程)にある栽培中のえのき茸を収容した際には、そのきのこ栽培室10内を、約5℃の低温に冷却保持し続けている。 【0004】ところで、外気温が0℃以下となる冬季等においては、上記の冷却機器50により、きのこ栽培室10内を冷却しなくとも、そのきのこ栽培室10内が適温よりも低い約15℃以下等に低下してしまうことがある。そして、そのきのこ栽培室10内に収容された芽出し過程にあるえのき茸等のきのこの発芽が止まってしまうことがある。そのために、従来は、このように外気温の影響を受けて、きのこ栽培室10内の温度が適温以下に降下した場合には、電熱線ヒータ等の暖房機器(図示せず)をきのこ栽培室10内に持ち込んで、その暖房機器によりきのこ栽培室10内を適温まで加温し続けている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記のようにして、きのこ栽培施設に多数並ぶきのこ栽培室10内毎に、暖房機器をいちいち持ち込んで、その各きのこ栽培室10内を加温し続けることは、多大な手数を要した。また、そのきのこ栽培施設に多数並ぶきのこ栽培室10毎に暖房機器を備える必要があって、その設備コストが嵩んだ。さらに、電熱線ヒータ等の暖房機器では、きのこ栽培室10内の全体をほぼ均一に加温できずに、そのきのこ栽培室10内で栽培中のきのこの生長状態に遅速が生じてしまった。そして、その同じきのこ栽培室10内に収容されたきのこの全てを揃って順調に生育できなかった。 【0006】そこで、本発明者は、種々の研究を重ねた結果、上記のきのこ栽培施設に並ぶ複数の各きのこ栽培室10内には、該栽培室内をほぼ均一に冷却するための冷却機器50が備えられていることに気付いた。そして、その冷却機器50は、冷気をきのこ栽培室10内のほぼ全体に亙ってほぼ万遍なく効率良く循環させる送風ファン20及び空気流通路形成部材42を有していることに気付いた。そして、その冷却機器50が有している送風ファン20及び空気流通路形成部材42を用いて、冷気に代えて、加熱された温風をきのこ栽培室10内のほぼ全体に亙ってほぼ万遍なく循環させれば、そのきのこ栽培室10内の全体を温度差なくほぼ均一に万遍なく効率良く加温できることに想到した。また、きのこ栽培室10内を加温する状況となった際には、冷却機器50により、そのきのこ栽培室10内を冷却する必要がないために、そのきのこ栽培室10内の冷却機器50は、利用されていない、停止状態にあることに、気付いた。そのために、その冷却機器50の送風ファン20及び空気流通路形成部材42を、きのこ栽培室10内の加温装置に有効利用できることに想到した。さらに、冷却機器50が有している送風ファン20及び空気流通路形成部材42を用いれば、加温装置の加熱された温風をきのこ栽培室内のほぼ全体に亙ってほぼ万遍なく循環させるための、大掛かりな温風循環手段が不要となり、その加温装置の設備コストを大幅に削減できることに想到した。そして、きのこ栽培施設に並ぶ複数の各きのこ栽培室10内に備えられた冷却機器50の送風ファン20及び空気流通路形成部材42を利用して、加熱された温風を、その複数の全ての各きのこ栽培室10内又はその任意に選択された一部のきのこ栽培室10内のほぼ全体に亙ってほぼ万遍なく循環させることのできる、きのこ栽培施設用加温装置を開発した。 【0007】即ち、本発明は、きのこ栽培施設に並ぶ複数の各きのこ栽培室内に備えられた冷却機器の送風ファン及び空気流通路形成部材を利用して、加熱された温風を、その複数の全ての各きのこ栽培室内又はその任意に選択された一部のきのこ栽培室内のほぼ全体に亙ってほぼ万遍なく循環させて、そのきのこ栽培室内の全体をほぼ均一に満遍なく効率良く加温できる、きのこ栽培施設用加温装置を提供することを目的としている。 【0008】 【課題を解決するための手段】このような目的を達成するために、本発明のきのこ栽培施設用加温は、複数のきのこ栽培室が並ぶきのこ栽培施設であって、そのきのこ栽培室内の空気を冷却された冷媒を循環させる冷却フィンを持つ冷媒循環路周囲を送風ファン及び空気流通路形成部材により循環させて、きのこ栽培室内を冷却する冷却機器が、前記複数の各きのこ栽培室内に装備されたきのこ栽培施設において、温媒循環路が、前記冷却機器の送風ファン及び空気流通路形成部材により空気を循環させる複数の各きのこ栽培室内の空気流通路に、前記冷却フィンを持つ冷媒循環路と並べて、配置されて、その複数の全ての各きのこ栽培室内又はその任意に選択された一部のきのこ栽培室内の空気流通路に配置された温媒循環路に加熱された温媒を切り替え自在に循環させる温媒循環手段と、その複数の全ての各きのこ栽培室内又はその任意に選択された一部のきのこ栽培室内の停止状態にある前記冷却機器の送風ファンを切り替え自在に回転させる回転手段とが備えられたことを特徴としている。 【0009】このきのこ栽培施設用加温装置においては、温媒循環手段により、きのこ栽培施設に並ぶ温度が下がり過ぎた複数の全ての各きのこ栽培室内又はその任意に選択された一部のきのこ栽培室内の、冷却機器の送風ファン及び空気流通路形成部材により空気を循環させる空気流通路に配置された温媒循環路に、加熱された温媒を切り替え自在に循環させることができる。それと共に、回転手段により、その温度が下がり過ぎた複数の全ての各きのこ栽培室内又はその任意に選択された一部のきのこ栽培室内の停止状態にある冷却機器の送風ファンを、切り替え自在に回転させることができる。そして、その複数の全ての各きのこ栽培室内又はその任意に選択された一部のきのこ栽培室内の空気流通路に配置された加熱された温媒を循環させる温媒循環路周囲を、そのきのこ栽培室内の空気を、そのきのこ栽培室内に装備された冷却機器の回転する送風ファン及び空気流通路形成部材により、循環させることができる。そして、その温媒循環路周囲を循環させて加熱した空気を、冷却機器の送風ファン及び空気流通路形成部材により、そのきのこ栽培室内のほぼ全体に亙ってほぼ万遍なく循環させることができる。そして、その複数の全ての各きのこ栽培室内又はその任意に選択された一部のきのこ栽培室内のほぼ全体を、ほぼ万遍なく均一に加温できる。 【0010】本発明のきのこ栽培施設用加温装置においては、前記温媒循環路を、アタッチメント方式により、前記冷却機器の送風ファン及び空気流通路形成部材により空気を循環させる複数の各きのこ栽培室内の空気流通路に、前記冷却フィンを持つ冷媒循環路と並べて、配置する取り付け手段が備えられた構造とすると良い。その場合には、その取り付け手段により、温媒循環路を、アタッチメント方式により、冷却機器の送風ファン及び空気流通路形成部材により空気を循環させる複数の各きのこ栽培室内の空気流通路に、冷却フィンを持つ冷媒循環路と並べて、手数を掛けずに容易かつ迅速に配置できる。 【0011】また、本発明のきのこ栽培施設用加温装置においては、前記温媒循環路が、その周囲に加熱フィンを持つものであると、良い。その場合には、その温媒循環路周囲に備えられた加熱フィンを、温媒循環路を循環させる温媒により、効率良く加熱できる。そして、その加熱された加熱フィンを持つ温媒循環路周囲を循環させる空気を、加熱フィン及び温媒循環路周囲に幅広く接触させて、効率良く加熱できる。 【0012】 【発明の実施の形態】図1ないし図3は本発明のきのこ栽培施設用加温装置の好適な実施の形態を示し、図1はその正面断面図、図2はその平面図、図3はその概略構造説明図である。以下に、このきのこ栽培施設用加温装置を説明する。 【0013】このきのこ栽培施設用加温装置は、複数のきのこ栽培室10が並ぶきのこ栽培施設であって、前述の図4に示したような、そのきのこ栽培室10内の空気を、冷却された冷媒を循環させる冷却フィン32を持つ冷媒循環路30周囲を回転する送風ファン20及び空気流通路形成部材42により循環させて、きのこ栽培室10内を冷却する冷却機器50が、その複数の各きのこ栽培室10内に装備されたきのこ栽培施設に用いられるものである。 【0014】このきのこ栽培施設用加温装置は、温媒循環路60と、該温媒循環路に加熱された温媒を循環させる温媒循環手段70と、停止状態にある冷却機器50の送風ファン20を回転させる回転手段80とが、上記の冷却機器50に付設された構造をしている。温媒循環路60は、図1と図2に示したように、冷却機器50の送風ファン20及び空気流通路形成部材42により空気を循環させる複数の各きのこ栽培室10内の空気流通路40に、冷却機器50の冷却フィン32を持つ冷媒循環路30と並べて、配置されている。温媒循環手段70は、複数の全ての各きのこ栽培室10内又はその任意に選択された一部のきのこ栽培室10内の空気流通路40に配置された温媒循環路60に加熱された温媒を切り替え自在に循環させることができる構造をしている。回転手段82は、電子部品及びスイッチ等を組み合わせて構成されていて、温度が下がり過ぎた複数の全ての各きのこ栽培室10内又はその任意に選択された一部のきのこ栽培室10内の停止状態にある冷却機器50の送風ファン20を冷却機器50から独立させて切り替え自在に回転させることができる構造をしている。 【0015】具体的には、図1と図2に示したように、温媒循環路60が、きのこ栽培施設に並ぶ複数の各きのこ栽培室10内の天井壁12に懸垂された冷却機器50の送風ファン20及び空気流通路形成部材42により空気を循環させる空気流通路形成部材42外側の空気流通路40に、冷却フィン32を持つ冷媒循環路30と並べて、配置されている。なお、温媒循環路60は、冷却機器50の空気流通路形成部材42内側の空気流通路40に配置することも可能である。 【0016】温媒循環手段70は、図3に示したように、温媒を例えば70〜80℃等に低温加熱するための石油ボイラ等の温媒加熱手段72と、該温媒加熱手段により低温加熱された温媒を、きのこ栽培施設に並ぶ複数(図では3つ)の全ての各きのこ栽培室10内又はその任意に選択された一部のきのこ栽培室10内の空気流通路40に配置された温媒循環路60と温媒加熱手段72とに亙って切り替え自在に繰り返し循環させるための、温媒循環パイプ74及び温媒循環ポンプ76と、温媒循環パイプ74の所定中途部内を開閉するための1個のメインバルブ78及び複数個(図では3個)のサブバルブ79とから構成されている。温媒には、凍結防止効果を持つ保温力の大きい不凍液等が用いられている。温媒加熱手段72は、きのこ栽培作業に邪魔にならない、きのこ栽培室10外部に配置されている。そして、メインバルブ78が備えられた温媒循環パイプ74内をメインバルブ78により閉じて、複数個の各サブバルブ79が備えられた温媒循環パイプ74内を開口させた状態で、温媒循環ポンプ76を作動させることにより、温媒加熱手段72により低温加熱された温媒を、きのこ栽培施設に並ぶ複数の全ての各きのこ栽培室10内の温媒循環路60と温媒加熱手段72とに亙って繰り返し循環させることができるように構成されている。そして、その加熱された温媒を循環させる温媒循環路60周囲を循環させて加熱した空気により、その複数の全ての各きのこ栽培室10内を加温できるように構成されている。また、メインバルブ78が備えられた温媒循環パイプ74内をメインバルブ78により閉じて、任意に選択された一部のサブバルブ79が備えられた温媒循環パイプ74内をそのサブバルブ79により閉じると共に、その他のサブバルブ79が備えられた温媒循環パイプ74内を開口させた状態で、温媒循環ポンプ76を作動させることにより、温媒加熱手段72により低温加熱された温媒を、きのこ栽培施設に並ぶ任意に選択された一部のきのこ栽培室10内の温媒循環路60と温媒加熱手段72とに亙って繰り返し循環させることができるように構成されている。そして、その他のきのこ栽培室10内の温媒循環路60には、温媒加熱手段72により低温加熱された温媒を、循環させないようにすることができるように構成されている。そして、その任意に選択された一部のきのこ栽培室10内の加熱された温媒を循環させる温媒循環路60周囲を循環させて加熱した空気により、その任意に選択された一部のきのこ栽培室10内を加温できると共に、その他のきのこ栽培室10内は、加温されないようにすることができるように構成されている。さらに、複数個の各サブバルブ79が備えられた温媒循環パイプ74内をその各サブバルブ79により閉じて、メインバルブ78が備えられた温媒循環パイプ74内を開口させた状態で、温媒循環ポンプ76を作動させることにより、温媒加熱手段72により低温加熱された温媒を、きのこ栽培施設に並ぶ複数の全ての各きのこ栽培室10内の温媒循環路60を循環させることなく、温媒加熱手段72と温媒循環パイプ74内との間を繰り返し空循環させることができるように構成されている。そして、その複数の全てのきのこ栽培室10内が、加温されないようにすることができるように構成されている。なお、温媒循環手段70のメインバルブ78、サブバルブ79には、電磁バルブを用いることも、可能である。そして、その電磁バルブを、電子制御回路を持つパソコン等により、自動制御することも、可能である。 【0017】図1ないし図3に示したきのこ栽培施設用加温装置は、以上のように構成されていて、このきのこ栽培施設用加温装置においては、温媒循環手段70により、きのこ栽培施設に並ぶ温度が下がり過ぎた複数の全ての各きのこ栽培室10内又はその任意に選択された一部のきのこ栽培室10内の、冷却機器50の送風ファン20及び空気流通路形成部材42により空気を循環させる空気流通路40に配置された温媒循環路60に、70〜80℃等に低温加温された温媒を切り替え自在に循環させることができる。それと共に、回転手段80により、その温度が下がり過ぎた複数の全ての各きのこ栽培室内又はその任意に選択された一部のきのこ栽培室内の停止状態にある冷却機器50の送風ファン20を、切り替え自在に回転させることができる。そして、その複数の全ての各きのこ栽培室10内又はその任意に選択された一部のきのこ栽培室10内の空気流通路40に配置された低温加熱された温媒を循環させる温媒循環路60周囲を、そのきのこ栽培室10内の空気を、そのきのこ栽培室10内に装備された冷却機器50の回転する送風ファン20及び空気流通路形成部材42により、循環させることができる。そして、その温媒循環路60周囲を循環させて加熱した空気を、冷却機器50の回転する送風ファン20及び空気流通路形成部材42により、そのきのこ栽培室10内のほぼ全体に亙ってほぼ万遍なく循環させることができる。そして、その複数の全ての各きのこ栽培室10内又はその任意に選択された一部のきのこ栽培室10内のほぼ全体を、外気温に影響されずに、そのきのこ栽培室10内に収容されたきのこの生長状態に応じてほぼ万遍なく均一な適温に加温できる。 【0018】このきのこ栽培施設用加温装置においては、温媒循環路60を、アタッチメント方式により、冷却機器50の送風ファン20及び空気流通路形成部材42により空気を循環させる複数の各きのこ栽培室10内の空気流通路40に、その冷却機器50の冷却フィン32を持つ冷媒循環路30と並べて、配置する取り付け手段90を備えると良い。具体的には、図1と図2に示したように、温媒循環路60を、冷却機器50の空気流通路形成部材42の一部を構成するほぼ筒状のボックス34内に一体収容すると良い。そして、そのボックス34を、例えば冷却機器50の冷風吹き出し口44周辺の空気流通路形成部材42外側に、アタッチメント方式により、ボルト等により取着できる構造とすると良い。その場合には、その取り付け手段90により、温媒循環路60を、アタッチメント方式により、きのこ栽培施設に並ぶ複数の各きのこ栽培室10内の冷却機器50の空気流通路40に、その冷却機器50の冷却フィン32を持つ冷媒循環路30と並べて、手数を掛けずに容易かつ迅速に配置できる。 【0019】また、このきのこ栽培施設用加温装置においては、図1と図2に示したように、温媒循環路60が、その周囲に板状等をした加熱フィン62を多数枚小ピッチで横に並べる等して持つものとすると良い。その場合には、その温媒循環路60周囲に備えられた加熱フィン62を、温媒循環路60を循環させる温媒により、効率良く加熱できる。そして、その加熱された加熱フィン62を持つ温媒循環路60周囲を循環させる空気を、加熱フィン62及び温媒循環路60周囲に幅広く接触させて、効率良く加熱できる。 【0020】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のきのこ栽培施設用加温装置によれば、きのこ栽培施設に並ぶ温度が下がり過ぎた複数の全ての各きのこ栽培室内又はその任意に選択された一部のきのこ栽培室内の全体を、そのきのこ栽培室内に収容されたきのこの生長状態に応じて、ほぼ均一に満遍なく適温に加温し続けることができる。そして、そのきのこ栽培室内のきのこを、外気温に影響されずに、揃って順調に生育できる。また、きのこ栽培施設に並ぶ複数の各きのこ栽培室内を加温するための暖房機器を、その複数の各きのこ栽培室内に手数を掛けて設置する面倒な作業が不要となる。それと共に、そのきのこ栽培施設に並ぶ複数の全ての各きのこ栽培室内又はその任意に選択された一部のきのこ栽培室内を切り替え自在に加温するための加温装置を大幅に簡易化でき、その加温装置の設備コストを抑えることが可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】391003679 【氏名又は名称】長野木田工業株式会社 【住所又は居所】長野県中野市大字江部350番地
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| 【出願日】 |
平成13年12月3日(2001.12.3) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100086623 【弁理士】 【氏名又は名称】松田 宗久
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| 【公開番号】 |
特開2003−164225(P2003−164225A) |
| 【公開日】 |
平成15年6月10日(2003.6.10) |
| 【出願番号】 |
特願2001−368365(P2001−368365) |
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