| 【発明の名称】 |
ベールラッパにおけるベール支承台 |
| 【発明者】 |
【氏名】岡嶋 弘 【住所又は居所】三重県名張市夏見2828番地 株式会社タカキタ内
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| 【要約】 |
【課題】ベールラッパのベール支承台上にロールベールを載架してプラスチックフイルムによるラップ作業を行う際に、そのロールベールを、大径に巻かれたもの、また、小径に巻かれたものに変更した場合に、そのロールベールの下周面がテーブルベルトの上周面に密着状態に接触する状態とするのが、駆動ローラおよび従動ローラを含めた台枠の外形寸法をそれほど大きくせずに、かつ、テーブルベルトの長さを変更させることなく行えるようにする。
【解決手段】ベールラッパのベール支承台において、従動ローラを、上部従動ローラと下部従動ローラとに分け、それらを、上部従動ローラと下部従動ローラとの中間に位置せしめて台枠に設ける回動支点により回動する切替フレームの上部および下部にそれぞれ軸支し、この切替フレームと台枠との間に切替フレームを所望の回動位置に係止する係止手段を設ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 テーブル状の台枠の上面側に、駆動ローラと従動ローラとを、一対に対向するよう並列させて軸支し、これらにテーブルベルトを無端に巻き掛け、そのベルトをそれの上方回行側が駆動ローラ側から従動ローラ側に送り出されるよう駆動するベールラッパのベール支承台において、従動ローラを、上部従動ローラと下部従動ローラとに分け、それらを、上部従動ローラと下部従動ローラとの中間に位置せしめて台枠に設ける回動支点により回動する切替フレームの上部および下部にそれぞれ軸支し、この切替フレームと台枠との間に切替フレームを所望の回動位置に係止する係止手段を設けてなるベールラッパにおけるベール支承台。 【請求項2】 上部ローラと下部ローラとを上部および下部に軸支せしめる切替フレームの回動支点を、上部従動ローラと下部従動ローラとの中間位置で下部ローラ側に寄る部位に設定することを特徴とする請求項1記載のベールラッパにおけるベール支承台。 【請求項3】 切替フレームを、それの上部に軸支する上部従動ローラが駆動ローラより高い位置を占めるように配して台枠に軸支し、台枠の底部には、旋回軸を駆動ローラ側に偏位せしめて装設し、この旋回軸により台枠をターンテーブル状に旋回させることを特徴とする請求項1記載のベールラッパにおけるベール支承台。 【請求項4】 切替フレームの回動支点の位置を、その切替フレームの回動により上部従動ローラが駆動ローラに対し変位した各状態位置において、対応する径のロールベールをそれぞれ載架したときの各重心位置が、略鉛直線上に揃うように設定し、その略鉛直線上に台枠を旋回させる旋回軸を配位して装設することを特徴とする請求項1、または、請求項2、または請求項3記載のベールラッパにおけるベール支承台。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明が属する技術分野】本発明は、ロールベーラにより牧草・稲藁等の飼料作物をロール状に巻き込み成形した牧草・稲藁等の飼料作物のロールベールを、良質な飼料とするよう醗酵させるためにプラスチックフイルムで密封状態にラップするベールラッパについての改良に関する。 【0002】 【従来の技術】ロールベーラにより成形した飼料作物のロールベールを、プラスチックフイルムでラップするベールラッパAは、従来のものにあっては、通常、図1および図2に示しているように、トラクタTに牽引されて走行する機体aまたは自走して走行する機体または所望の場所に定置する機体に、テーブル状の台枠bを装架して、これの上面側に、ロールベールBを転動自在な状態として支承するベール支承台cを設け、機体aには、このテーブル状の台枠bの周囲を旋回する旋回アーム(図示省略)を装架して、これにプラスチックフイルムdを伸長させながら繰り出すストレッチユニットeを支架するか、そのストレッチユニットeをテーブル状の台枠bの近傍に配位して機体aに固定して立設せる支柱fに支架し、台枠bをそれの底部の中心部位に設ける旋回軸gにより旋回させるようにしておき、これにより、ベール支承台c上に載架したロールベールBを転動させながらそれの周面にストレッチユニットeから繰り出されるプラスチックフイルムdを巻き付けてラップするように構成している。 【0003】そして、このベールラッパAにおいて、ロールベールBを支承するベール支承台cは、通常、図3にあるように、四角なテーブル状に形成した台枠bの上面側で前後または左右の両端部位に、駆動ローラ1と従動ローラ2とを、一対に対向して並列するように配位して台枠bに軸支し、それら駆動ローラ1と従動ローラ2とに、複数本のテーブルベルト3…を、それらローラ1・2の軸方向に並列させてエンドレスに巻き掛け、駆動ローラ1に、それを駆動回転させる駆動機構(図示省略)を連繋して、これにより、駆動ローラ1と従動ローラ2とにかけ回したテーブルベルト3…の上方回行側の上面で、ロールベールBを支承するようにして、駆動ローラ1の駆動によるテーブルベルト3…の回動により支承するロールベールBがそれの軸芯線中心に回転させるようにする。 【0004】そして、このベール支承台bとする駆動ローラ1と従動ローラ2とにエンドレスに掛け回すテーブルベルト3は、駆動ローラ1の回転方向を、図3において、矢印に示しているように時計回りとするようにして、エンドレスに回動するテーブルベルト3の上方回行側が、駆動ローラ1から従動ローラ2に向けて送り出される往路側となり、下方回行側が従動ローラ2を経て駆動ローラ1に戻る復路側となるようにし、それによるテーブルベルト3のたるみにより、ロールベールBを支承する上方回行側に、ロールベールBの周面に倣う弧状の支承面を形成するようにしている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上述のベールラッパAは、それのベール支承台cを、テーブル状の台枠bに軸支する駆動ローラ1と従動ローラ2とに巻き付けたテーブルベルト3の上方回行側で形成することから、例えば、図3にあるように、設計した駆動ローラ1と従動ローラ2との間隔および駆動ローラ1の送り出しによりテーブルベルト3の上方回行側に形成される弧状の支承面が、載架して支承するロールベールBの径および周面の曲率に一致するときは、問題は発生しないが、図4にあるように標準の寸法より大径に巻かれたロールベールBを支承させたときに、駆動ローラ1と従動ローラ2とに衝合して支持されることで、ロールベールBの下周面が、テーブルベルト3の上面から浮き上がり、テーブルベルト3に密着しない状態となることから、ロールベールBを転動させる駆動力が不足し、ロールベールBの回転速度にムラが生じて、ロールベールBに周面に順次巻き付け部位を周方向に変位させながらプラスチックフイルムdを巻き付けていくときの重ね代が安定しないようになってくるので、ラップによる飼料作物の醗酵を安定させるために、通常よりも多く巻き重ねなければならない問題が生じてくる。 【0006】また、図5にあるように、標準の寸法よりも小径に巻かれたロールベールBが載架されたときには、テーブルベルト3の上方回行側に形成される弧状の支承面の曲率よりも、ロールベールBの周面の曲率が小さくなることで、ロールベールBの下周面が駆動ローラ1と従動ローラ2との間においてテーブルベルト3の上方回行側の上面に載るようになって、ロールベールBがテーブルベルト3の上面を駆動ローラ1側または従動ローラ2側に転がるようになり、前述の大径の場合と同様にロールベールBの回転にムラが生じて、重ね代が安定しない問題が生じてくる。 【0007】また、ベールラッパAは、ベール支承台c上に載架したロールベールBの周面にプラスチックフイルムdを巻き付けるのに、通常、ストレッチユニットeを、ベール支承台cの回りを旋回する旋回アームに支架してプラスチックフイルムdをロールベールBの周面に巻き付けるようにするが、ストレッチユニットeをベール支承台cの近傍位置において機体aに固定して立設した支柱fに支架しておき、ベール支承台cを支架せる台枠bを、それの底面の中心部位に設ける旋回軸gによりターンテーブル状に旋回させ、これにより、ベール支承台cと共に旋回するロールベールBが、ストレッチユニットeからプラスチックフイルムdを引き出しながら自体の周面にプラスチックフイルムdを巻き付けるようにする場合がある。 【0008】このように、ベール支承台cをターンテーブル状に旋回させるときは、テーブルベルト3の上面に支承させたロールベールBが、旋回軸g中心の旋回による遠心力でテーブルベルト3の上面を転がるようになって、そのロールベールBの重心Gが、旋回軸gの軸芯線に対し、図5において符号wに示す範囲を移動するようになるため、旋回する台枠bのバランスが悪くなり、旋回速度を遅くしなければならず、作業能率が低下する問題がでてくる。 【0009】また、ロールベールBの径を変化させたときに、そのロールベールBの下周面が、テーブルベルト3の上周面に対し密着する状態になるようにするには、駆動ローラ1と従動ローラ2との軸間隔を可調にし、また、これらの間にエンドレスに巻きかけるテーブルベルト3が所定の弧状の支承面を形成するように、それの長さを可調にする必要がある。 【0010】このとき、駆動ローラ1と従動ローラ2との軸間隔を拡縮させるためには、駆動ローラ1および従動ローラ2は、台枠bに対しそれぞれ外側に向け変位するように軸支しなければならないことで、駆動ローラ1および従動ローラ2を含めた台枠bの外形寸法が大きくなり、台枠bをターンテーブル状に旋回させる形態としたときに、他の機械設備、例えば、台枠bに積込アームを装架した場合にその積込アームに対し回転する台枠bが干渉するようになる問題がでてくる。 【0011】また、駆動ローラ1と従動ローラ2との軸間隔を調節する際に伴うテーブルベルトの長さの調節は、この軸間隔の調節作業を厄介なものとする問題がある。 【0012】本発明は従来手段に生じている上述の問題を解消せしめるためになされたものであって、ベール支承台上にロールベールを載架してプラスチックフイルムによるラップ作業を行う際に、そのロールベールを、大径に巻かれたもの、また、小径に巻かれたものに変更した場合に、そのロールベールの下周面がテーブルベルトの上周面に密着状態に接触する状態とするのが、駆動ローラおよび従動ローラを含めた台枠の外形寸法をそれほど大きくせずに、かつ、テーブルベルトの長さを変更させることなく行えるようにし得る新たな手段を提供することを目的とする。 【0013】 【課題を解決するための手段】テーブル状の台枠の上面側に、駆動ローラと従動ローラとを、その台枠の前後(または左右)の両側部位に、それぞれ軸支して、前後(または左右)に一対に対向するよう並列軸支し、それら駆動ローラと従動ローラとにエンドレスにテーブルベルトを巻き掛け、そのベルトをそれの上方回行側が駆動ローラから従動ローラに向け送り出されるように駆動することで、そのベルトの上方回行側に形成される弧状のたるみをもって構成するベールラッパのベール支承台において、並列軸支する駆動ローラと従動ローラとの間隔を拡縮される際の台枠の外形寸法が大きくなる問題は、台枠に可動に軸支する従動ローラの径を小径に形成しておくことで、効果的に解消し得ることが判ってきた。 【0014】また、このとき、従動ローラは、小径の上部従動ローラと下部従動ローラとに分け、これらを、上部従動ローラと下部従動ローラとの中間に回動支点をもつ切替フレームの上部および下部にそれぞれ軸支しておいて、この切替フレームの回動支点を中心とする回動により、上部従動ローラを駆動ローラから離れる方向に動かして並列する軸間隔を拡げたときに、下部従動ローラが、反対に駆動ローラに近づく方向に動くようにしておくことで、駆動ローラと従動ローラとの軸間隔を拡縮させる作動が、その駆動ローラと従動ローラとにエンドレスに巻き掛けるテーブルベルトの長さを変更することなく、たるみにより弧状の支承面を形成する駆動ローラと従動ローラとの間のテーブルベルトの上方回行側の張りを略一定の状態に保持せしめ得ることが判ってきた。 【0015】そして、このことから、本発明においては、上述の目的を達成するための手段として、特許請求の範囲の請求項1に記載したように、テーブル状の台枠の上面側に、駆動ローラと従動ローラとを、一対に対向するよう並列させて軸支し、これらにテーブルベルトを無端に巻き掛け、そのベルトをそれの上方回行側が駆動ローラ側から従動ローラ側に送り出されるよう駆動するベールラッパのベール支承台において、従動ローラを、上部従動ローラと下部従動ローラとに分け、それらを、上部従動ローラと下部従動ローラとの中間に位置せしめて台枠に設ける回動支点により回動する切替フレームの上部および下部にそれぞれ軸支し、この切替フレームと台枠との間に切替フレームを所望の回動位置に係止する係止手段を設けてなるベールラッパにおけるベール支承台を提起するものである。 【0016】さらに、切替フレームの回動により、上部従動ローラと下部従動ローラとを、それぞれ反対方向に動くようにするとき、その切替フレームの回動支点は、上部従動ローラと下部従動ローラとの中間位置よりも少し下部従動ローラの側に寄せた位置に設定しておくことが、駆動ローラと上部従動ローラとの間隔を調節したときの、テーブルベルトの上周面とロールベールの下周面との密着性を良くする、との知見が得られた。 【0017】このことから、本発明においては、請求項2に記載したように、上部ローラと下部ローラとを上部および下部に軸支せしめる切替フレームの回動支点を、上部ローラと下部ローラとの中間位置で下部ローラ側に寄る部位に設定する手段を提起するものである。 【0018】さらにまた、テーブル状の台枠を、それの底面に設ける旋回軸によりターンテーブル状に旋回させる形態とするときは、上下に分けた従動ローラの上部ローラを駆動ローラよりも少し高い位置に軸支しておいて、その駆動ローラと上部従動ローラとの間に張架されるテーブルベルトの上方回行側の上に載架するロールベールが、駆動ローラの側に寄せられて位置し、それにより重心位置Gが駆動ローラ側に偏位する状態としておき、台枠を旋回させる旋回軸を、このロールベールの重心位置を通る鉛直線上に位置するよう駆動ローラ側に寄せた位置に設定することで、支承するロールベールを自転させるよう駆動するときの駆動ローラの分担荷重を大きくして、駆動ローラとベルトの摩擦力を増やしてスリップを少なくし、また、支承するロールベールが変形している転がりにくい形状のものであるときに、従動ローラを乗り越えて脱落する不都合が生ずるようになるのに対し、これを抑止するようになるのに有効であるという知見が得られた。 【0019】このことから、本発明においては、請求項3に記載したように、テーブル状の台枠の上面側に、駆動ローラと従動ローラとを、一対に対向するよう並列させて軸支し、これらにテーブルベルトを無端に巻き掛け、そのベルトをそれの上方回行側が駆動ローラ側から従動ローラ側に送り出されるよう駆動するベールラッパのベール支承台において、従動ローラを、上部従動ローラと下部従動ローラとに分け、上部従動ローラを駆動ローラより高い位置に配して台枠に軸支し、台枠の底部には、旋回軸を駆動ローラ側に偏位せしめて装設し、この旋回軸により台枠をターンテーブル状に旋回させるベールラッパのベール支承台を提起するものである。 【0020】 【発明の実施の形態】次に本発明の実施の態様を、実施例の図面に随い説明する。図6は、本発明を実施せるベールラッパAの側面図で、aは機体、bはその機体aに支架せる台枠、cはその台枠bの上面側に装架したベール支承台、eはストレッチユニットを示す。 【0021】この例におけるベールラッパAは、それの機体aを、トラクタT等の牽引車に連結装着して牽引させることで走行するとともに各作動部の駆動を牽引車側の動力を利用して行う被牽引型に構成した例のものであり、機体aの前端側には、トラクタTの車体後部に設けた連結ヒッチに対して連結装着するための牽引杆hが装備してあるが、機体aにエンジンを搭載して走行輪iを駆動して走行する自走型とする場合、また、所望の場所に設置してラップ作業を行うようにする場合等、機体aの構成自体は従前の通常のものと同様に構成してよいものである。 【0022】また、この例のベールラッパAは、ベール支承台cに対するロールベールBの積み込み、および取り降ろしを、ベール支承台cをダンプ回動させることにより行えるようにしているもので、そのため、機体aには、油圧シリンダjの作動により支点軸k中心にダンプ回動するダンプフレームLを装架し、これに、台枠bを支架するようにしてあり、そのダンプフレームLには、取付機枠mを立設して、これに積込アームnを油圧シリンダにより昇降回動するように取り付けて、この積込アームnとダンプフレームLのダンプ回動の作動によりロールベールBの積み込みが行えるようにしている。 【0023】また、この例のベールラッパAは、ストレッチユニットeを、機体aに固定して立設した支柱fに装架し、台枠bを旋回軸gによりターンテーブル状に旋回するようにしている形態のもので、その旋回軸gは前述のダンプフレームLに、油圧モータ(図示省略)により駆動回転するよう軸支され、この旋回軸gの上端側に台枠bの底面の略中心部位を支承させている。 【0024】台枠bは、図7にあるように、左右の側枠40(一方は図面上省略している)と、これら側枠40に渡架する桁枠41…とで、四角なテーブル状の枠体に形成する通常のものである。 【0025】この台枠bの上面側に、ベール支承台cを構成するために軸支する駆動ローラ1および従動ローラ2は、駆動ローラ1にあっては、台枠bの左右の側枠40の前端に寄る部位に、軸受支持金具42・42を設けて、これに駆動ローラ1の左右の軸端部を軸支することで台枠bに軸支してあり、その駆動ローラ1の左右の一方の軸端部には、油圧モータ(図示省略)の出力軸と伝導機構を介して伝導させるための駆動鎖輪10を組み付けて、これにより駆動回転させるようにしている。このときの、駆動ローラ1の回転方向は、図6において時計回りとなるように設定する。 【0026】従動ローラ2は、前述の台枠bの左右の側枠40の後端側に寄る部位に軸支するが、前述の図7にあるように、駆動ローラ1よりも小径の上部従動ローラ2aと下部従動ローラ2bとに分けてある。 【0027】これら上部従動ローラ2aと下部従動ローラ2bは、図7にあるように別に上下に長い略H型状に形成した切替フレーム5の上部および下部に軸受支持金具50・50を取り付けて、これに上部従動ローラ2aおよび下部従動ローラ2bのそれぞれの左右の軸端部をそれぞれ嵌装することで、この切替フレーム5にそれぞれ軸支する。 【0028】そして、この一対の切替フレーム5・5には、それに組み付け軸支する上部従動ローラ2aと下部従動ローラ2bとの軸間隔の中間に位置する部位に、前記上部従動ローラ2aおよび下部従動ローラ2bに対し平行する切替回動軸5aの左右の軸端部をそれぞれ組み付けて、この切替回動軸5aを、台枠bの左右の側枠40の後端部位に軸受金具51を介して軸支することで、切替フレーム5がこの切替回動軸5aを回動支点として回動するようにし、これにより、切替フレーム5の回動で上部従動ローラ2aを、それと駆動ローラ1との間の距離を変更するように動かして、図8・図9・図10・図11・図12の各図にあるように、載架される径寸法が大小に異なるロールベール B-1〜B-5 を駆動ローラ1と上部従動ローラ2aとに下周面が衝合して支承される状態としたときに、下部従動ローラ2bが、支点軸となる切替回動軸5aを中心として上部従動ローラ2aに対し反対方向に動き、これにより、上部従動ローラ2aの動きでそれと駆動ローラ1との間の距離を拡縮させた分だけ下部従動ローラ2bと駆動ローラ1との間の距離を拡縮させて相殺し、駆動ローラ1と従動ローラ2とにかけ回されるテーブルベルト3の張りを略一定に保持して、そのテーブルベルト3の上周面とロールベールBの底面とが密着状態となるようにする。 【0029】このとき、切替フレーム5の回動支点となる切替回動軸5aは、上部従動ローラ2aと下部従動ローラ2bとの間の中間位置よりも少し下部従動ローラ2b側に寄せた位置に設定しておくことが、上部従動ローラ2aを動かす調節を行ったときの、テーブルベルト3の上部回行側の上面のロールベールBの下周面に対する密着性を良くするのに有効となる。 【0030】また、台枠bを旋回軸gによりターンテーブル状に旋回させる場合にあっては、上部従動ローラ2aを切替フレーム5に軸支して台枠bに対し支架するときに、その台枠bに軸架する駆動ローラ1よりも高い位置に軸支し、かつ、旋回軸gを駆動ローラ1側に偏位させた位置に設けるようにするが、このとき、上部従動ローラ2aの高さ位置および切替フレーム5の回動支点となる切替回動軸5aの位置の設定を、上部従動ローラ2aが、切替回動軸5a中心とする回動により、図13において、太線に示している位置Iから細線で示している位置II・III およびIV・V の位置にそれぞれ変位させ、その各状態位置において対応する径のロールベールB-I ・B-II・ B-III ・ B-IV・ B-V をそれぞれ載架したときに、それらのロールベールBのそれぞれの重心位置 G-I・G-II・G-III・ G-IV ・ G-Vが、同図13にあるように、旋回軸gの軸芯線Y上に略位置してくるように設定する。この設定は、、図13にあるように、実際に行う経験値から、上部従動ローラ2aを変位させたときの各状態位置に対応する径のロールベールBのそれぞれの重心位置が、略鉛直線上に揃うようになる条件位置を見出し、この重心位置が、略揃う鉛直線上に、台枠bを旋回させる旋回軸gを配設するように設定してよい。 【0031】これにより、台枠bを旋回軸g中心にターンテーブル状に旋回させる形態のラッピングマシンを構成し、それの台枠bの上面に装架するベール支承台cの駆動ローラ1と従動ローラ2との軸間隔を可調としてときの、ベール支承台c上に径の異なるロールベールBを載架することによるロールベールの重心Gの変位により生ずる台枠bの旋回時のバランスの崩れを、小さく抑えて、高速で台枠bを旋回させ得るようにする。 【0032】図6および図7において、6はストレッチユニットeから繰り出されるプラスチックフイルムによるロールベールBのラップ作業が終了したときに、そのプラスチックフイルムdをロールベールBとストレッチユニットeとの間においてカットし、カットした端部のストレッチユニットe側を、機体aに保持せしめるタイアンドカット装置であり、図6・図7にある実施例においては、台枠bの後端側に設けてあって、ベール支承台c上に載架したロールベールBのラッピングが終了して、そのロールベールBを放出させるようダンプフレームLを作動させ、台枠bをダンプ回動させたときに、その回動作動でロールベールBとストレッチユニットeとの間のプラスチックフイルムdに当接して切断していくように作用する。 【0033】また、図7において、7は、上部従動ローラ2aおよび下部従動ローラ2bを上部および下部に軸支して回動支点となる切替回動軸5aにより台枠bに軸架する切替フレーム5を、その切替回動軸5aを中心とする所望の回動位置に係止する係止手段を示す。 【0034】この係止手段7は、図示する例においては、切替フレーム5に、切替回動軸5aから少し離した位置に配位して短い軸筒70を設けてこれに、係止ピン71を抜き差し自在に嵌挿しておき、また、台枠bの側枠40には、切替フレーム5がそれの回動支点となる切替回動軸5aを中心に回動したときの、前記軸筒70の回動軌跡と対応する部位に、その軸筒70に対し抜き差し自在に嵌挿される前記係止ピン71が嵌入する係止穴72…を、前記回動軌跡に沿わせて台枠bに多数個開設しておき、切替フレーム5を所望角度量回動させたときに、係止ピン71を軸筒70とそれに対向した係止穴72とに挿通させることで、その回動位置に係止するようにしている。 【0035】図7において、符号8で示している部材は、駆動ローラ1と上部従動ローラ2aおよび下部従動ローラ2bとに複数本のテーブルベルト3…を軸方向に並列させてエンドレスに巻き掛けるときに、それらテーブルベルト3…を巻き掛けた位置を規制するための規制ガイドであって、切替フレーム5の回動支点とする切替回動軸5aを支持部材に利用し、その切替回動軸5aの周面の所定位置に配位して並列する歯杆状に植設してある。 【0036】 【発明の効果】以上説明したように、本発明手段によるベールラッパのベール支承台は、そのベール支承台上にロールベールを載架してプラスチックフイルムによるラップ作業を行う際に、そのロールベールを、大径に巻かれたもの、また、小径に巻かれたものに変更した場合に、そのロールベールの下周面がテーブルベルトの上周面に密着状態に接触する状態とするのが、駆動ローラおよび従動ローラを含めた台枠の外形寸法をそれほど大きくせずに、かつ、テーブルベルトの長さを変更させることなく行えるようになる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000132909 【氏名又は名称】株式会社タカキタ 【住所又は居所】三重県名張市夏見2828番地
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| 【出願日】 |
平成14年5月10日(2002.5.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100065053 【弁理士】 【氏名又は名称】新関 和郎
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| 【公開番号】 |
特開2003−325034(P2003−325034A) |
| 【公開日】 |
平成15年11月18日(2003.11.18) |
| 【出願番号】 |
特願2002−134934(P2002−134934) |
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