| 【発明の名称】 |
脱穀機 |
| 【発明者】 |
【氏名】都田 力也 【住所又は居所】島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地1 三菱農機株式会社内
【氏名】板持 透 【住所又は居所】島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地1 三菱農機株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】扱ぎ胴の軸支部や扱ぎ室の後壁への稈の引っ掛りを防止して、刈取り作業や脱穀作業の作業性を向上させることができる脱穀機を提供する。
【解決手段】穀稈は、前壁31側から扱ぎ室15内に搬入され、穂先が回転している扱ぎ胴13の下部を通り穀粒の脱穀が行なわれる。脱穀された稈は、前記扱ぎ室15の後壁32に形成された排稈口33から処理室19へ搬入され、前記処理室19内で排稈チェーン35に受け渡され排稈切断装置へ搬送される間に前記処理室19内で稈に残る刺さり粒が掻き落とされる。前記扱ぎ室15から前記処理室19へ搬送される際に、前記扱ぎ胴13の後端面13cから外れた稈は、ガイド部41bに沿って移動するので、前記扱ぎ胴13の後端面13cとの接触により引き出されることはない。従って、前記扱ぎ胴13の軸支部や前記排稈口33に稈が引っ掛ることもなく、稈によって四番口37が塞がれることもない。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 穀稈の搬入口が形成された前壁と脱穀された稈を搬出する排稈口が形成された後壁を有する扱ぎ室と、前記扱ぎ室の前壁と後壁の間に回転可能に配置された扱ぎ胴と、前記扱ぎ室の外部に配設され、前記扱ぎ胴に沿って穀稈を搬送するフィードチェーンとを有する脱穀機において、前記扱ぎ胴の径方向に延びるフランジ部と該フランジ部の先端にて前記扱ぎ胴の軸方向に延びる円弧状のガイド部とからなるガイド部材を前記扱ぎ室の後壁に一体的に設け、前記ガイド部が前記扱ぎ室の後壁の前記排稈口部分に位置し、その先端部が前記扱ぎ胴の後端外縁部に近接して配置される、ことを特徴とする脱穀機。 【請求項2】 一端が、前記扱ぎ胴の後端面と前記ガイド部材のガイド部先端との間に形成される微小な間隙を覆い、前記ガイド部と所定の間隔で対向するように、前記扱ぎ胴の後端部に固定されたスクレーパーを設けた、ことを特徴とする請求項1記載の脱穀機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、コンバイン等に搭載される脱穀機に係り、詳しくは、処理室の四番口の詰まりを防止するようにした脱穀機に関する。 【0002】 【従来の技術】コンバインに搭載される脱穀機は、例えば、下扱ぎ軸流式の脱穀機が採用され、扱ぎ胴を備えた扱ぎ室と、処理胴を備えた処理室を有し、前記扱ぎ室で穀稈の脱穀を行い、前記処理室で脱穀された稈に残るささり粒を掻き落し、掻き落した穀粒を前記処理室の搬入口(前記扱ぎ室の排稈口)側に設けられた四番口から、その下方に配置された揺動選別体上に落下させ、穀粒の機外への飛散を防止するようになっている。 【0003】穀稈は、フィードチェーンに支持された状態で、前記扱ぎ室の前壁に形成された搬入口から前記扱ぎ室の後壁に形成された排稈口を通して前記処理室へ送られる。前記扱ぎ室で脱穀された稈は、前記処理室内で前記フィードチェーンから排稈チェーンに受け渡され、前記排稈チェーンにより前記処理室を斜めに横切るように搬送され前記処理室を通過して、排稈切断装置等へ搬出される構成になっている。 【0004】このとき、穀稈は、前記扱ぎ室で、穀稈の穂先を前記扱ぎ胴と確実に接触させるように、穀稈の穂先が前記扱ぎ胴の略軸心方向を向くような姿勢で前記扱ぎ室に送り込まれ、前記扱ぎ胴の回転により前記扱ぎ胴の下部を通過するような姿勢で搬送される。このため、前記フィードチェーンにより搬送される穀稈が前記扱ぎ胴の後端を通過すると、稈の穂先部が前記扱ぎ胴の軸心付近まで跳ね上がる。すると、前記扱ぎ胴(扱ぎ歯)により引張られ、前記フィードチェーンから外れた長い稈が、前記扱ぎ胴の後端面との接触により引き出され、前記扱ぎ胴の軸支部や前記扱ぎ室の後壁の排稈口に引っ掛り、その一端が稈の搬送方向である前記四番口の上方に突出することがある。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】前記処理胴では、前記扱ぎ胴で脱穀された穀粒のほか、前記扱ぎ胴(扱ぎ歯)で引き千切られた稈枝も同時に掻き落とすため、前記扱ぎ胴の軸支部や前記扱ぎ室の後壁の排稈口に引っ掛り前記四番口の上方に突出する稈が多くなると、前記処理胴で掻き落された稈や稈枝が前記四番口の上方に突出する稈に引っ掛り前記四番口を塞ぐように堆積する。すると、前記処理胴で掻き落とされた穀粒が前記四番口を塞ぐ稈や稈枝上に堆積し、前記揺動選別体に落下しないだけでなく、前記扱ぎ室から前記処理室への稈の搬送ができなくなり、脱穀作業の継続が困難になる。特に、コンバイン等、穀稈の刈取り作業と脱穀作業を同時に行なっている場合には、その都度コンバインを停止させ、前記四番口を塞ぐ稈を排除しなければならず、刈取り作業の作業性を低下させる原因になっている。 【0006】上記の事情に鑑み、本発明は、扱ぎ胴の軸支部や扱ぎ室の後壁の排稈口への稈の引っ掛りを防止して、四番口の閉塞をなくし、刈取り作業や脱穀作業の作業性を向上させるようにした脱穀機を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、穀稈の搬入口(28)が形成された前壁(31)と脱穀された稈を搬出する排稈口(33)が形成された後壁(32)を有する扱ぎ室(15)と、前記扱ぎ室(15)の前壁(31)と後壁(32)の間に回転可能に配置された扱ぎ胴(13)と、前記扱ぎ室(15)の外部に配設され、前記扱ぎ胴(13)に沿って穀稈を搬送するフィードチェーン(7)とを有する脱穀機において、前記扱ぎ胴(13)の径方向に延びるフランジ部(41a)と該フランジ部(41a)の先端にて前記扱ぎ胴(13)の軸方向に延びる円弧状のガイド部(41b)とからなるガイド部材(41)を前記扱ぎ室(15)の後壁(32)に一体的に設け、前記ガイド部(41b)が前記扱ぎ室(15)の後壁(32)の前記排稈口(33)部分に位置し、その先端部が前記扱ぎ胴(13)の後端外縁部に近接して配置される、ことを特徴とする脱穀機にある。 【0008】請求項2に係る発明は、一端が、前記扱ぎ胴(13)の後端面(13c)と前記ガイド部材(41)のガイド部(41b)先端との間に形成される微小な間隙(g)を覆い、前記ガイド部(41b)と所定の間隔で対向するように、前記扱ぎ胴(13)の後端部に固定されたスクレーパー(42)を設けた、ことを特徴とする請求項1記載の脱穀機にある。 【0009】なお、括弧内の符号等は、図面と対照するためのものであり、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであって、特許請求の範囲に何等影響を及ぼすものではない。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。 【0011】図1乃至図5は、本発明による脱穀機の実施の形態を示すもので、図1は、本発明による脱穀機を搭載したコンバインの一例を示す斜視図、図2は、本発明による脱穀機の正面図、図3は、図2に示す脱穀機の平面図、図4は、処理室側から見た脱穀機の扱ぎ室の後壁を示す側面図、図5は、ガイド部材とスクレーパーの取付状態を示す拡大図である。 【0012】図1において、コンバイン1は、左右一対のクローラ走行装置2、2と、該クローラ走行装置2、2に支持された機体3と、該機体3の進行方向前方の左右いずれか一方に配置された運転席5と、該機体3の前方に配置され、穀稈の刈取りと搬送を行なう前処理部6と、該機体3の左右いずれか他側の中央部に配置され、前記前処理部6の搬送端で穀稈を受け取り、所定の経路に沿って搬送するフィードチェーン7を有し、該フィードチェーン7で搬送される穀稈の脱穀を行なうと共に、脱穀した穀粒を選別して移送する脱穀機11と、前記運転席5の後方に配置され、脱穀された穀粒を一時貯蔵するホッパー9(もしくは、グレンタンク)と、前記脱穀機11の後方に配置され、脱穀された稈を所要の長さに切断して圃場に散布する排稈切断装置10とを備えている。 【0013】図2乃至図5において、前記脱穀機11は、複数の扱ぎ歯12(図3、図4参照、一部のみ図示)を有する扱ぎ胴13を回転可能に配置した扱ぎ室15と、複数の羽根16(図4参照)を有する処理胴17を回転可能に配置した処理室19と、前記扱ぎ胴13により脱穀された穀粒を漏下させ比較的大きな稈枝を分離除去する受網20と、該受網20を漏下した稈枝混じりの穀粒と前記処理室19で稈から掻き落とされた稈枝混じりの穀粒から、穀粒のみを分離して取出す揺動選別部21と、スクリューコンベアで構成され、前記揺動選別部21で選別された穀粒を前記ホッパー9(図1参照)へ移送する一番螺旋22及び二番螺旋23と、前記揺動選別部21に選別風を送る唐箕ファン25及びターボファン26と、該唐箕ファン25とターボファン26からの選別風によって吹き飛ばされた稈枝を吸引して機外に排出する吸引排塵ファン27とからなる。なお、前記扱ぎ胴13と処理胴17は、その一部が軸方向でオーバーラップする(図3参照)ように所定の間隔で並列に配置されている。 【0014】前記扱ぎ室15は、前記扱ぎ胴13の下方から背面側にかけて配置された前記受網20と、軸29(図4参照)に揺動可能に支持され、前記扱ぎ胴13の上部を覆うシリンダカバー30(図4参照)と、前記扱ぎ胴13の前端部を覆う前壁31と、該扱ぎ胴13の後端部を覆う後壁32とにより構成される。そして、前記前壁31は、前記受網20を支持している固定部31aと、前記シリンダカバー30に一体的に形成された可動部31bとにより構成され、前記後壁32は、前記受網20を支持している固定部32aと前記シリンダカバー30に一体的に形成された可動部32bとにより構成されている。そして、前記前壁31の固定部31aと可動部31bとの間には、穀稈の搬入口28(図2参照)が形成され、前記後壁32の固定部32aと可動部32bとの間には、排稈口33(図2、図4参照)が形成されている。なお、前記前壁31及び後壁32の可動部31b、32bには、それぞれ軸受34(可動部31b側の軸受は図示せず)が配置されている。 【0015】前記扱ぎ胴13は、穀稈搬入口28側(先端側)に形成されたテーパ部13aと、該テーパ部13aに接続され後端まで延びる円筒状の外縁部13bと、該外縁部13bの後端に形成された後端面13cと、該後端面13cの内側で先端方向に向けて凹む端面13dが形成され、前記テーパ部13aと外縁部13bに複数の扱ぎ歯12が適宜間隔で配設されている。また、前記扱ぎ胴13を支持する支持軸13e(図5参照)は、前記扱ぎ室15の前壁31の可動部31bに配置された軸受(図示せず)と前記後壁32の可動部32bに配置された軸受34により回転可能に軸支されている。 【0016】前記処理室19には、前記フィードチェーン7から稈を受け取り、前記処理室19を斜めに横切るように搬送する排稈チェーン35が配設されている。なお、この排稈チェーン35は、前記扱ぎ胴13を駆動源として一対のプーリ36aとVベルト36b(図3参照)を含む動力伝達手段36を介して駆動されるようになっている。また、前記処理室19の前記後壁32側の端部には、前記処理胴17の羽根16で掻き落とされた穀粒、稈枝を前記揺動選別部21に導くための四番口37(図2、図3参照)が形成されている。 【0017】前記後壁32の可動部32bの扱ぎ胴13との対向面には、前記扱ぎ胴13の端面13dと対向し、かつその一部が前記固定部32aと可動部32bで形成される前記排稈口33に突出するように円形板39が配置されている。一方、前記扱ぎ胴13の端面13dには、前記端面13dと前記円形板39の外周部との間に形成される間隙を覆うようにスクレーパー42が固定され、前記扱ぎ胴13の端面13dと前記円形板39との隙間から稈が侵入し前記扱ぎ胴13の軸支部に引っ掛るのを防止している。なお、前記円形板39の下端部には、前記扱ぎ胴13の端面13dと円形板39の間に入り込んだ小さな稈枝を排出するためのクズ排出口39aが形成されている。 【0018】図2、図4及び図5に示すように、前記ガイド部材41は、前記扱ぎ胴13の径方向に張出すフランジ部41aと、該フランジ部41aの先端に前記扱ぎ胴13の軸方向に延びるガイド部41bが形成され、前記ガイド部41bが前記扱ぎ胴13の外縁部13bの後方延長位置で、前記扱ぎ室15の後壁32の排稈口33に位置し、かつ前記扱ぎ胴13の後端面13cと前記ガイド部41bの先端との間に間隙g(図5参照)を形成するように、前記円形板39を介して前記扱ぎ室15の後壁32の可動部32bに一体的に固定されている。 【0019】従って、前記脱穀機11の前記扱ぎ室15の後壁32に形成される前記排稈口33は、前記後壁32の固定部32aと前記ガイド部材41のガイド部41bとによって囲まれる空間となる。なお、回転駆動される前記扱ぎ胴13と前記後壁32の可動部32bに固定され回転しない前記ガイド部材41は、前記間隙gで対向しているので接触することはない。また、前記ガイド部材41の下端となる位置には、前記扱ぎ胴13の端面13dと前記ガイド部材41のフランジ部41aとの間に入り込んだ小さな稈枝を排出するためのクズ排出口41bが形成されている。 【0020】スクレーパー42は、前記扱ぎ胴13の後端部に、前記間隙gを越え前記ガイド部材41のガイド部41bと間隙h(図5参照)で対向するように固定されている。従って、前記スクレーパー42は、前記扱ぎ胴13の回転により前記ガイド部41bに沿って回転し、前記間隙gから前記扱ぎ胴13とガイド部材41の間に侵入しようとする稈や稈枝を掻き出すことができる。 【0021】このような構成であるから、前記フィードチェーン7によって搬送される穀稈は、前記扱ぎ室15の前壁31に形成された搬入口28から前記扱ぎ室15内に搬入されると、回転している前記扱ぎ胴13のテーパ部13aと接触し、前記テーパ部13aの外縁部に沿って移動する間に前記扱ぎ胴13の下方に押し込まれる。即ち、前記フィードチェーン7により搬送される穀稈の搬送姿勢が、略水平な姿勢から穂先を押し下げられた姿勢になるため、穀稈の穂先は前記扱ぎ胴13の外縁部13bに押しつけられることになる。この状態で、穀稈は前記扱ぎ歯12との接触により脱穀されながら、前記フィードチェーン7の移動によって前記扱ぎ胴13の後端側へ移動し、前記扱ぎ室15の後壁32の排稈口33から前記処理室19へ搬送される。 【0022】このとき、前記扱ぎ胴13による脱穀が終わった稈が前記扱ぎ胴13の後端面13cを通過しても、稈は前記ガイド部材41のガイド部41bによって案内されるため、前記扱ぎ胴13の軸心部に向けて跳ね上がることがない。そして、稈がガイド部材41のガイド部41bを通過して前記処理室19に搬入されたとき、前記処理室19内で跳ね上がることになる。従って、前記扱ぎ室内15で前記扱ぎ胴13の後端面13cとの接触により稈が引き出されることはない。 【0023】また、万一稈や稈枝が前記扱ぎ胴13の後端面13cとガイド部材41のガイド部41bの先端面との微小な間隙gに侵入仕掛けても、前記スクレーパー42により掻き出されるため、前記扱ぎ胴13の軸支部に引っ掛るような大きさの稈や稈枝が前記扱ぎ胴13の端面13dと前記ガイド部材41のフランジ部41aとの間に侵入することはない。また、小さな稈枝が前記扱ぎ胴13の端面13dと前記ガイド部材41のフランジ部41aとの間に侵入しても、前記扱ぎ胴13の軸支部に引っ掛ることはなく、前記ガイド部材41に形成された前記クズ排出口41bから排出される。 【0024】また、前記扱ぎ室15内で稈が前記扱ぎ胴13の後端面13cと接触することがないので、前記扱ぎ胴13の後端面13cとの接触により前記フィードチェーン7から稈が引き出されることがなく、前記扱ぎ胴13の軸支部や前記扱ぎ室15の後壁32の排稈口33に稈が引っ掛ることもない。従って、前記四番口37の上方に稈が突出することもない。即ち、前記四番口37は、常に開放された状態になっている。 【0025】前記処理室19に搬入された稈は、前記フィードチェーン7から前記排稈チェーン35に受け渡され、前記排稈チェーン35により前記処理室19を斜めに横切るように前記排稈切断装置10に向けて搬送される。そして、前記排稈チェーン35で搬送される稈は、前記排稈チェーン35で搬送されている間に前記処理胴17の羽根16で叩かれ、稈に中に残る刺さり粒が掻き落とされる。このとき、穀粒だけでなく脱穀時に前記扱ぎ歯12により引き千切られ、稈と共に送り込まれた稈枝も同時に掻き落とされる。 【0026】前記排稈チェーン35で搬送される稈から掻き落とされた穀粒と稈枝は、前記四番口37を通して前記揺動選別部21上に落下する。このとき、前記四番口37を塞ぐ稈がないので、前記排稈チェーンで搬送される稈から掻き落とされた穀粒や稈枝は前記四番口に堆積することなく、前記揺動選別部21上に落下する。 【0027】前記揺動選別部21では、その揺動作用と前記唐箕ファン25、ターボファン26からの送風と、前記吸引排塵ファン27の吸引作用によって前記揺動選別部21上に落下した穀粒と稈枝から稈枝を排出し、穀粒を前記一番螺旋22、二番螺旋23に落下させる。すると、穀粒は前記一番螺旋22、二番螺旋23により前記ホッパー9に送られ、前記ホッパー9に一時貯蔵される。 【0028】前記実施の形態においては、前記ガイド部材41とスクレーパー42を前記シリンダカバー30側に配置しているので、シリンダカバー30を上げることにより前記受網20の上方にメンテナンス用の空間を形成することができ、前記扱ぎ室15の奥側に多少溜まる稈屑を容易に排除することができる。 【0029】なお、前記実施の形態においては、前記扱ぎ胴13の後端部に、前記扱ぎ胴13の後端面13cと前記ガイド部材41のガイド部41bの先端面との間隙gに侵入した稈や稈枝を掻き出すために前記スクレーパー42を設けたものについて説明したが、前記間隙gが充分小さい(例えば、脱穀された稈の穂先部が侵入し得る程度)場合には、前記スクレーパー42は設けなくともよい。 【0030】また、前記ガイド部材41のガイド部41bを、前記扱ぎ胴13の後端面13cの内径より若干小さく形成し、前記ガイド部材41をそのガイド部41bの先端が前記扱ぎ胴13の後端面13cより端面13d側に突出するように、前記扱ぎ胴13の外縁部13bと前記ガイド部材41のガイド部41bをオーバーラップさせるように配置してもよい。このように、前記扱ぎ胴13の外縁部13bと前記ガイド部材41のガイド部41bをオーバーラップさせた場合には、前記スクレーパー42を設ける必要はない。 【0031】 【発明の効果】請求項1に係る発明によると、ガイド部材のガイド部により扱ぎ胴の後端面から扱ぎ室の後壁の排稈口を覆うことにより、稈が回転している扱ぎ胴の後端面との接触により扱ぎ胴の軸支部に向けて引き込まれることがなく、扱ぎ胴後端の軸支部や、扱ぎ室の後壁の排稈口に長稈が引っ掛ることを防止し、四番口の詰まりをなくして、刈取り作業や脱穀作業の作業性を向上させることができる。 【0032】請求項2に係る発明によると、前記ガイド部材と扱ぎ胴の間の微小な隙間に入り込む稈や稈枝をスクレーパーで掻き出すようにしたので、扱ぎ胴後端の軸支部や、扱ぎ室の後壁の排稈口に長稈が引っ掛るのをより確実に防止し、四番口の詰まりをなくして、刈取り作業や脱穀作業の作業性をより一層向上させることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001878 【氏名又は名称】三菱農機株式会社 【住所又は居所】島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地1
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| 【出願日】 |
平成14年5月8日(2002.5.8) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082337 【弁理士】 【氏名又は名称】近島 一夫 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−325028(P2003−325028A) |
| 【公開日】 |
平成15年11月18日(2003.11.18) |
| 【出願番号】 |
特願2002−133242(P2002−133242) |
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