| 【発明の名称】 |
コンバインの唐箕装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】里路 久幸 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
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| 【要約】 |
【課題】コンバインの多様な運転条件下において、広い風量範囲に及ぶ高精度の風選制御により、適正な風選動作を確保することができる簡易な構成のコンバインの唐箕装置を提供する。
【解決手段】コンバインの唐箕装置1は、脱穀部eに内設された風選用の唐箕3と、この唐箕3に臨んで吸気のために脱穀部eに開口する吸気口4a,4bとを備え、この吸気口4a,4bに直列配置して唐箕3の吸気量を調整する吸気調整ファン9と、この吸気調整ファン9の回転数と回転方向を制御する吸気制御部29とを備えて構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 脱穀部に内設された風選用の唐箕と、この唐箕に臨んで吸気のために脱穀部に開口する吸気口とを備えるコンバインの唐箕装置において、上記吸気口に直列配置して唐箕の吸気量を調整する吸気調整ファンと、この吸気調整ファンの回転数と回転方向を制御する吸気制御部とを備えたことを特徴とするコンバインの唐箕装置。 【請求項2】前記吸気調整ファンの排出方向の風量制御範囲が、唐箕の吸気量を最大限度とすることを特徴とする請求項1記載のコンバインの唐箕装置。 【請求項3】前記脱穀部にその処理量を検出する処理量検出手段を備え、この処理量検出手段による検出値に応じて前記吸気制御部が吸気調整ファンの制御を決定することを特徴とする請求項1記載のコンバインの唐箕装置。 【請求項4】前記吸気調整ファンが、唐箕の駆動源から独立した駆動手段を備えることを特徴とする請求項1記載のコンバインの唐箕装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインの唐箕装置に関し、特に、コンバインの多様な運転条件下において、広い風量範囲に及ぶ高精度の風選制御により、適正な風選動作を確保することができる簡易な構成のコンバインの唐箕装置に関する。 【0002】 【従来の技術】コンバインの進行速度と脱穀部の唐箕の回転を同調させて脱穀部の処理量と対応するように選別送風するようにした例が知られている。また、高車速域の処理量増加時に稼動する補助ブロワを併設したコンバインの唐箕装置が知られている(特開平8−103153号公報)。このコンバインの唐箕装置は、センサにより処理量の増加を検出して補助ブロワを併用することにより、高車速域で不足する唐箕風量を補うものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記コンバインの唐箕装置は、唐箕の回転制御と補助ブロワの稼動制御とを要するので装置構成および制御処理の複雑化を招き、また、補助ブロワの位置関係による両者の相互干渉等による風量制御精度の低下と、コンバインの多様な運転条件による風選精度の乱れという問題を内包している。 【0004】本発明の目的は、コンバインの多様な運転条件下において、広い風量範囲に及ぶ高精度の風選制御により、適正な風選動作を確保することができる簡易な構成のコンバインの唐箕装置を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、脱穀部に内設された風選用の唐箕と、この唐箕に臨んで吸気のために脱穀部に開口する吸気口とを備えるコンバインの唐箕装置において、上記吸気口に直列配置して唐箕の吸気量を調整する吸気調整ファンと、この吸気調整ファンの回転数と回転方向を制御する吸気制御部とを備えることによりコンバインの唐箕装置を構成したものである。 【0006】上記吸気制御部によって吸気調整ファンの回転数を正逆に制御することにより、唐箕の吸気量は直列配置の上記吸気調整ファンによって増減されることから、この吸気調整ファンの制御に応じて、唐箕と吸気調整ファンとの合算による幅広い風量範囲で唐箕による風選処理が行われる。 【0007】請求項2に係る発明は、前記吸気調整ファンの排出方向の風量制御範囲が、唐箕の吸気量を最大限度とすることによりコンバインの唐箕装置を構成したものである。上記構成の唐箕装置により、吸気調整ファンによる逆方向風量が唐箕の風量を越えることがないので、脱穀部からの排出による逆流を回避することができる。 【0008】請求項3に係る発明は、前記脱穀部にその処理量を検出する処理量検出手段を備え、この処理量検出手段による検出値に応じて前記吸気制御部が吸気調整ファンの制御を決定するようにしてコンバインの唐箕装置を構成したものである。上記構成の唐箕装置により、コンバインの脱穀部には、その処理量と対応する風量を適正に確保することができる。 【0009】請求項4に係る発明は、前記吸気調整ファンが、唐箕の駆動源から独立した駆動手段を備えることによりコンバインの唐箕装置を構成することによりコンバインの唐箕装置を構成したものである。上記構成の唐箕装置により、唐箕の駆動源に変動を生じた場合でも、その影響を受けることなく吸気調整ファンの駆動が維持されるので、合算風量の変動を最小限度に抑えることができる。 【0010】 【発明の効果】本発明のコンバインの唐箕装置は以下の効果を奏する。上記コンバインの唐箕装置は、吸気制御部によって制御可能な吸気調整ファンを唐箕の吸気口に備えたことから、唐箕を一定回転のままで吸気調整ファンの回転数を正逆に制御することにより、唐箕と吸気調整ファンとの合算による幅広い風量範囲で脱穀部に内設の唐箕による風選処理が行われる。したがって、上記コンバインの唐箕装置は、唐箕についての特段の制御手段を要することのない簡易な構成により、多様な運転状況に応じ、吸気調整ファンの制御によって幅広い風量範囲で風選制御することができる。 【0011】また、前記吸気調整ファンの排出方向の風量制御を唐箕吸気量の範囲とした場合は、吸気調整ファンの逆方向風量が唐箕の風量を越えることがないので、脱穀部からの排出による逆流を回避することができる。また、前記脱穀部の処理量に応じて吸気調整ファンの制御をする場合は、脱穀部において処理量と対応する風量を確保することができるので、適正な風選処理が可能となる。また、前記吸気調整ファンが、唐箕の駆動源から独立した駆動手段を備える場合は、唐箕の駆動源に変動を生じた場合でも、その影響を受けることなく吸気調整ファンの駆動が維持されるので、合算風量の変動を最小限度に抑えることができる。 【0012】 【発明の実施の形態】上記技術思想に基づき具体的に構成された実施の形態について以下に図面を参照しつつ本発明の唐箕装置について説明する。 【0013】まず、本発明の唐箕装置を適用したコンバインの全体構成について説明する。本発明の唐箕装置を適用したコンバインの全体構成側面図を図1に示す。図1において、コンバインは、左右のクローラ走行装置a、aによって支えられる機体に、操縦席b、刈取機c、フィードチェーンd、脱穀部e、穀物タンクf、排出オーガg等を備えて構成される。脱穀部eには、フィードチェーンdから穀稈を受けて穀粒を分離する扱胴、穀粒中の藁屑等を風選するために送風する唐箕装置等を内設する。 【0014】上記コンバインによる刈り取り運転の際は、刈取機cを刈取位置に下降して左右のクローラ走行装置a、aにより前進しつつ、刈取機cによって刈り取った穀稈をフィードチェーンdから脱穀部eの扱胴に受けて穀粒を分離し、発明の唐箕装置により所定の選別風を送ることにより、穀粒を飛散することなく、藁屑等の異物を風選する。 【0015】つぎに、脱穀部の唐箕装置について説明する。唐箕装置の正面視横断面図を図2に示す。図2において、唐箕装置1は、脱穀部eに内設された風選用の唐箕3と、この唐箕3の両端に臨んで吸気のために脱穀部eに開口する左右(紙面の右左)の吸気口4a,4bとを備えて構成される。これら左右の吸気口4a,4bを貫通するように、唐箕3の中心軸6を回転可能に支持し、この中心軸6にプーリ等の回転駆動系7を備えるとともに、中心軸6に対して回動可能にターボファン等による吸気調整ファン9を軸支する。この吸気調整ファン9には別の回転駆動系10を設ける。この吸気調整ファン9の回転駆動系10の例としては、正逆転変速装置12を介してアクチュエータ13と連結し、このアクチュエータ13は、唐箕3の回転駆動系7から独立して油圧または電力を受ける動力源として構成する。吸気調整ファン9は、唐箕3の吸気量を調整するために、吸気口4aに直列に配置し、その回転数と回転方向を制御するために、図示せぬ吸気制御部を設ける。 【0016】上記構成の唐箕装置1の動作は、以下のように、唐箕装置1の吸気調整ファン9が回転すると、この吸気調整ファン9と直列配置の吸気口9aに対し、その回転に応じた風量の給排が行われる。したがって、唐箕装置1による送風量は、唐箕3単体の送風量と吸気調整ファン9の調整風量の合計となる。 【0017】この場合、図3の唐箕装置の風選用の選別送風特性図のように、唐箕3の回転を一定として対応する吸気量Q0の送風を行うとともに、吸気制御部によって吸入側の最大風量Qtと排出側の最大風量Qbの範囲の調整風量Qcで吸気調整ファン9の回転数を正逆に制御する。唐箕3の吸気量は直列配置の吸気調整ファン9によって増減される。すなわち、唐箕装置1は、唐箕3と吸気調整ファン9との合算流量Q0+QcによりQ0+Qt〜Q0+Qbの幅広い風量範囲で吸気調整ファン9の制御に応じた選別風量による風選処理が、脱穀部eに内設の唐箕3により行われる。したがって、唐箕3についての特段の制御手段を要することのない簡易な構成により、吸気調整ファン9の制御によって幅広い選別風量範囲で風選制御することができる。 【0018】また、吸気調整ファン9の排出方向の風量制御範囲Qbが、唐箕3の運転時の吸気量Q0を最大限度として風量制御するべく吸気制御部を構成することにより、唐箕装置1は、吸気調整ファン9の逆方向風量が唐箕の風量を越えることがないので、0以上の吸気量が確保される。排出方向の風量制御範囲Qbが、仮に唐箕3の運転時の吸気量Q0を越えた場合には、吸気口4a,4bからの排出による逆流を生じることとなる。特に、図4の左右の吸気口4a,4bにそれぞれ吸気調整ファン9,9を配置して構成した唐箕装置15の逆流状態を示すように、上記唐箕装置15は、脱穀部eからの逆流により風選機能が損なわれるので、このような事態を上記吸気制御部によって回避することができる。 【0019】つぎに、吸気制御部による選別風量制御について説明する。脱穀状態に応じて選別風量制御する場合のセンサ配置例を示す説明図を図5に、唐箕装置の構成例を図6に、吸気制御部の入出力系統図(a)および選別風量制御特性図(b)を図7に示す。以下において、前記同様の部材はその符号を付すことによって説明を省略する。 【0020】図5において、脱穀部eの処理量を検出するべく、脱穀部eの挟持杆21、選別棚23および二番還元部24の各位置に藁流量センサ21a、穀粒流量センサ23a、二番還元量センサ24aを設ける。これらのセンサにより、脱穀部e脱穀処理量を検出するためのものである。唐箕装置25は、例えば、図6のように、左右対称形状の吸気調整ファン9,9を中心軸6で連結し、この中心軸6にスリーブ軸9aを介して唐箕3を軸支する。吸気調整ファン9,9の回転駆動系10には、ベルトテンションに応じて変速する変速装置26とアクチュエータ13による駆動部27とを設けることにより唐箕装置25を構成する。 【0021】吸気制御部29の構成は、図7(a)のように、藁流量センサ21a、穀粒流量センサ23a、二番還元量センサ24a、および湿材センサ28の信号を入力として受け、アクチュエータ13の制御信号を出力する。吸気制御部29は、藁流量センサ21a等のセンサ信号による脱穀処理量に応じてアクチュエータ13を制御し、予め把握してある脱穀処理に最適な選別風量に吸気調整ファン9,9の回転数を調整することにより、図7(b)のように、脱穀処理量に応じた選別風量に調整することができる。その結果、刈取状況の変動が生じても、3番飛散防止、藁屑混入防止等が可能となり、効率よく風選処理することができる。 【0022】また、別の選別風量制御の例として、車速に応じて唐箕装置を制御する場合について説明すると、車速に応じて選別風量制御する場合の吸気制御部の入出力信号構成図を図8(a)に示すように、吸気制御部31に車速センサ33の信号を入力し、アクチュエータ13を制御するように構成する。この場合は、その制御特性図を図8(b)に示すように、車速と対応して必要となる吸気調整ファンの回転数を予め設定しておくことにより、車速と対応して適正な選別風量を確保することができる。 【0023】つぎに、吸気調整ファンの特定配置による唐箕装置の構成について説明する。吸気調整ファンを特定位置に配した唐箕装置を備える脱穀部の正面視横断面図を図9に、また、その平面視内部構成図を図10に示す。 【0024】図9および図10において、脱穀部eには、下扱ぎ型の扱胴35、排塵処理胴36、および二番処理胴37等を備え、扱胴35のL側(図9の紙面右側)に挟持杆21、R側(図9の紙面左側)に排塵処理胴36に配置する。その下方に選別棚23を介して唐箕装置38を設ける。唐箕装置38は、脱穀部eに内設した唐箕3と、L側(図9の紙面右側)の吸気口4aに臨んで吸気調整ファン9を配置して構成する。 【0025】吸気調整ファン9は、扱胴35に関して排塵処理胴36の反対位置に定めることにより、吸気調整ファン9を唐箕3と加重して選別風を供給した場合に、L側の吸気口4aからの圧力が優位となる。このL側優位の吸気により、選別風の中心が脱穀部eのR側、すなわち、排塵処理胴36の側に向かう。その一方において、下扱ぎ型の扱胴35が図9の紙上時計周りに回転することにより、選別棚23上の籾はR側に厚く傾斜分布Gする。この傾斜分布Gに対し、選別風の中心を同様にR側に振ることにより、籾の傾斜分布Gの厚い方に別風が強く送られ、選別棚23全体で一様に風選処理することができるので、籾の飛散を抑えつつ藁屑の分離を効率よく処理することができる。また、吸気調整ファン9の制御により、籾の傾斜分布の変化に対応することができる。 【0026】つぎに、コーナ旋回等のコンバインの運転動作に応じて唐箕装置を制御する例について説明する。コーナ旋回または刈取部に応じて選別風量制御する場合の入出力信号構成図を図11(a)に、コーナ旋回と対応して制御する場合の制御処理手順図を図11(b)に、および、その風量対比図を図11(c)に示す。 【0027】コーナ旋回または刈取部に応じて選別風量制御する場合は、図11(a)の入出力信号構成図に示すように、吸気制御部41に機体旋回検出スイッチ43、刈脱クラッチオンオフ検出スイッチ44、刈取上検出スイッチ46の信号を入力し、アクチュエータ13を制御するように構成する。 【0028】コーナ旋回と対応制御する場合は、図11(b)の制御処理手順図に示すように、ステップ1(S1と略記する。以下同様)で刈脱クラッチをオンして刈取機cと脱穀部eを稼動させた後、S2で機体旋回スイッチがオン(たとえば、パワステによる旋回入力)になるまで監視を繰り返す。機体旋回スイッチがオンになると、S3〜5において、所定の時間の間に限り、一時的に唐箕装置の吸気調整ファンを所定の設定回転数に抑える。 【0029】この一連の処理を繰り返すことにより、コーナ旋回の都度、図11(c)の風量対比図に示すように、旋回時の脱穀処理量の低下に応じた選別送風がなされるので、機外への籾の飛散を抑えることができる。また、コーナ旋回と刈取部の昇降動作との対応性を利用することにより、上記S2の機体旋回スイッチに代えて刈取上げ検出スイッチ46をチェックすることによっても同様の効果を得ることができる。 【0030】つぎに、唐箕装置の吸気調整ファンの取り付け構造について説明する。吸気調整ファンの取り付け例に係る正面視横断面図を図12に示す。図12において、唐箕装置51は、左右(紙面で右左)の吸気口4a,4bに風洞53a,53bを介して脱穀部eに内設の唐箕3から独立して電動式の吸気調整ファン9a,9aを取り付ける。 【0031】上記構成の唐箕装置51は、吸気調整ファン9a,9aが、唐箕3から分離されていることから、脱穀部eの機枠の外において風洞53a,53bの構成に応じて取り付けの自由度を確保することができる。 【0032】つぎに、脱穀および機体後進の両条件に応じて唐箕装置を複合的に制御する例について説明する。センサの配置例を示す脱穀部内部構成図を図13に、その複合制御のための吸気制御部の入出力系統図を図14に、脱穀対応制御手順図を図15に、および後進対応制御手順図を図16に示す。 【0033】図13において、脱穀部eに唐箕装置51を備え、また、挟持杆21、グレンパン61および二番還元部24の各位置に藁流量センサ21a、穀粒流量センサ61a、二番還元量センサ24aを設ける。これらのセンサにより、脱穀時の処理量を検出する。 【0034】吸気制御部63は、図14のように、藁流量センサ21a、二番還元量センサ24a、穀粒流量センサ61a、機体後進センサ64を入力とし、電動ファンクラッチ66を出力とする。この電動ファンクラッチ66により唐箕装置25の吸気調整ファン9の正転、逆転、オフを制御する。 【0035】脱穀部eのいずれかのセンサにより選別風量制御する際は、図15のように、S11で脱穀クラッチをオンとして脱穀部eを稼動させた上で、S12〜S14で藁流量、二番還元量、穀粒流量の各センサをチェックする。いずれかが設定値以上であれば、S15で電動ファンクラッチ66をオンとし、いずれも設定値に達していないときは、S16で電動ファンクラッチ66をオフとする。また、機体後進に応じて選別風量制御する際は、図16のように、S21で脱穀クラッチをオンとした上で、S22で機体後進を検出するまで機体後進センサ64のチェックを繰り返す。機体後進を検出すると、S23〜S26の一連の処理、すなわち、設定時間の経過を待って電動ファンクラッチを逆転させ、設定時間の経過後、逆転をオフし、再度S22で機体後進を検出するまでチェックを繰り返す。この場合、脱穀部eの前記センサによる制御を優先させる。 【0036】このような制御処理により、コーナ旋回や機体後進する時の脱穀量の減少に対応して一時的に唐箕装置51の選別風量を減少して籾の飛散が抑えられるので、選別性を向上することができる。 【0037】つぎに、唐箕装置の吸気調整ファンに係る別の取り付け構造について説明する。吸気調整ファンの別の取り付け例に係る正面視横断面図を図17に、そのA矢視を図18に、および、吸気制御部の入出力構成図(a)とその送風特性図(b)を図19に示す。 【0038】図17および図18において、唐箕装置71には、左右の吸気口4a,4bに臨んで電動の吸気調整ファン9a,9aを備える。この吸気調整ファン9a,9aの外カバーとしてシュラウド73a,73bと風量調節弁74,74を機枠に取り付ける。風量調節弁74,74はシュラウド73a,73bの外口側に臨み、おのおの2つの弁体74a,74aを回動支点74bに軸支するとともに同時開閉動作させるリンク76を備え、このリンク76に開閉用モータ76aを連結することにより、2つの弁体74a,74aの開度を調節可能に構成する。 【0039】上記構成の唐箕装置71においては、シュラウド73a,73bが外風カバーとしてターボファンによる吸気調整ファン9,9の安全カバーとなる。また、シュラウド73a,73bと唐箕カバー71aとの直接接続を避けることにより、唐箕カバー71aの着脱性を確保することができる。風量調節弁74,74は、吸気調整ファン9,9の外側に配置することにより、通気ロスを最小限度に抑えることができる。 【0040】吸気制御部77は、図19(a)のように、入力側として車速センサ33、穀粒センサ23a、藁量センサ21aを接続し、また、風量調節弁74の開閉用モータ76a、吸気調整ファン9aを出力側として接続する。このように構成することにより、図19(b)のように、吸気調整ファン(ターボファン)9a,9aの回転数による送風特性と、風量調節弁74,74による送風特性の組み合わせにより、唐箕装置71について、両者を総合した送風特性により、幅広い風量制御が可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社 【住所又は居所】愛媛県松山市馬木町700番地
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| 【出願日】 |
平成14年3月4日(2002.3.4) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100077779 【弁理士】 【氏名又は名称】牧 哲郎 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−250330(P2003−250330A) |
| 【公開日】 |
平成15年9月9日(2003.9.9) |
| 【出願番号】 |
特願2002−56785(P2002−56785) |
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