| 【発明の名称】 |
コンバイン |
| 【発明者】 |
【氏名】平田 晋 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
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| 【要約】 |
【課題】送塵弁が調節遅れのないように自動的に調節されるように、かつ、構造簡単に得られるようにする。
【解決手段】株元側挟持搬送装置54bを揺動操作して扱深さ調節をする扱深さ調節モータ65、送塵弁16を開閉操作する送塵調節モータ44に制御手段30が連係している。制御手段30は、株元側挟持搬送装置54bが搬送する刈取穀稈の稈長を一対のセンサーバー31bによって検出する稈長検出手段31の検出結果を基に、稈長検出手段31が標準長さの検出状態になるように扱深さ調節モータ65を操作する扱深さ制御を実行する。制御手段30は、稈長検出手段31の検出長さが大であると送塵弁16が開き側になり、稈長検出手段31の検出長さが小であると送塵弁16が閉じ側になるように、稈長検出手段31の検出結果に基づいて送塵調節モータ44を操作する送塵制御を実行する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 扱室に穀稈供給する穀稈搬送経路で搬送穀稈の稈身長さを検出する稈長検出手段、及び、この稈長検出手段による検出結果を基に、扱室での穀稈扱深さを設定深さに調節する扱深さ制御を実行する制御手段を備えるとともに、前記扱室に送塵弁が備えられているコンバインであって、前記送塵弁を開閉操作する駆動手段を備え、前記制御手段を、前記稈長検出手段による検出長さが大であれば、前記送塵弁が開き側になり、前記稈長検出手段による検出長さが小であれば、前記送塵弁が閉じ側になるように前記稈長検出手段による検出結果に基づいて前記駆動手段を操作する送塵制御を実行するように構成してあるコンバイン。 【請求項2】 前記稈長検出手段を、扱深さ調節のために移動調節されて搬送穀稈の挟持位置を稈身方向に調節する穀稈搬送装置によって搬送される穀稈に検出作用するように構成してある請求項1記載のコンバイン。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、扱室に穀稈供給する穀稈搬送経路で搬送穀稈の稈身長さを検出する稈長検出手段、及び、この稈長検出手段による検出結果を基に、扱室での穀稈扱深さを設定深さに調節する扱深さ制御を実行する制御手段を備えるとともに、前記扱室に送塵弁が備えられているコンバインに関する。 【0002】 【従来の技術】上記コンバインは、収穫するべき穀稈の稈身長さが変化しても、制御手段による扱深さ制御によって扱室での扱深さが設定深さに維持され、扱深さが深くなり過ぎて脱穀負荷が著しく増大するとか、扱深さが浅くなり過ぎてワラ屑や扱き過ぎが発生しやすくなることを抑制しながら脱穀処理できるものである。また、このように制御手段による扱深さ制御が行なわれるものであっても、穀稈の稈身が長過ぎると、扱深さ調節が限界に達することがある。すると、扱深さが設定深さより深くなることにより、また、長稈にあっては切れワラが発生しやすい傾向にあることにより、脱穀負荷が増大する。ところが、この場合、送塵弁を開き側に調節することにより、この送塵弁の作用によって脱穀処理物が扱室から迅速に排出されやすくなり、脱穀負荷増大の回避を図れるものである。つまり、扱深さ調節が限界に達しても、送塵弁の調節によって脱穀処理物の扱室での滞在時間を調節し、扱深さ調節の限界到達に起因するトラブルの発生を回避しやすいものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】この種の従来のコンバインにあっては、送塵弁を人為操作によって調節するようになっており、調節に手間が掛かっていた。また、送塵弁の調節量に不足が出るなど、適切な調節を得にくくなっていた。 【0004】本発明の目的は、送塵弁を自動的に、かつ、調節遅れがないように調節させることができ、しかも構造簡単に得られるコンバインを提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。 【0006】〔構成〕扱室に穀稈供給する穀稈搬送経路で搬送穀稈の稈身長さを検出する稈長検出手段、及び、この稈長検出手段による検出結果を基に、扱室での穀稈扱深さを設定深さに調節する扱深さ制御を実行する制御手段を備えるとともに、前記扱室に送塵弁が備えられているコンバインにおいて、前記送塵弁を開閉操作する駆動手段を備え、前記制御手段を、前記稈長検出手段による検出長さが大であれば、前記送塵弁が開き側になり、前記稈長検出手段による検出長さが小であれば、前記送塵弁が閉じ側になるように前記稈長検出手段による検出結果に基づいて前記駆動手段を操作する送塵制御を実行するように構成してある。 【0007】〔作用〕たとえば制御手段による扱深さ制御によって扱深さ調節が行われても、収穫するべき穀稈が長稈であって調節限界に達することがあると、この場合、稈長検出手段による検出長さが大であるという検出結果を基に、制御手段が送塵制御を実行して駆動手段を自動的に操作し、送塵弁を開き側に調節する。すると、開き側に調節された送塵弁の作用によって脱穀処理物の扱室での滞在時間が短くなり、脱穀負荷の増大が抑制される。このように、扱深さ調節が限界に達しても、稈長検出手段による検出結果に基づく制御手段の送塵制御により、送塵弁が自動的に調節されて脱穀処理物の扱室での滞在時間が調節される。このとき、扱室に穀稈供給する穀稈搬送経路で搬送穀稈の稈身長さを検出する稈長検出手段による検出結果に基づいて送塵制御が実行されることにより、穀稈が扱室に供給されたとき、送塵弁がその穀稈の稈身長さに対応した調節状態に調節されているように調節遅れのない状態で送塵弁の調節が行なわれる。 【0008】〔効果〕従って、扱深さ調節が限界になっても、送塵弁が自動的に調節され、しかも、穀稈が扱室に供給された時にはその穀稈の対応した調節状態になっているように調節遅れのない状態で調節され、穀稈の稈身長さが変化するしないにかかわらず、かつ、扱深さ調節が限界に到達するしないにかかわらず、脱穀負荷の増大とか、ワラ屑や扱き過ぎの発生を抑制しながら脱穀処理できるとともに送塵弁の調節を自動的に行わせて楽にできる。しかも、送塵制御の稈長検出に扱深さ制御の稈長検出手段を利用して構造の簡略化を図り、安価に得られる。 【0009】請求項2による発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。 【0010】〔構成〕請求項1による発明の構成において、前記稈長検出手段を、扱深さ調節のために移動調節されて搬送穀稈の挟持位置を稈身方向に調節する穀稈搬送装置によって搬送される穀稈に検出作用するように構成してある。 【0011】〔作用〕収穫するべき穀稈の稈身長さが変化すると、穀稈搬送装置が移動調節されて搬送穀稈の挟持位置を調節して扱深さ調節を行う。この扱深さ調節が行われるに伴い、穀稈が稈長検出手段に対して稈身方向に移動して稈長検出手段の検出状態が変化し、穀稈の稈身長さによっては、稈長検出手段が標準長さの検出状態に戻ったり、穀稈の移動にかかわらず、長稈の検出状態のままになったりする。そして、稈長検出手段が標準長さの検出状態に戻ると、制御手段は送塵弁を標準状態に調節する送塵制御を実行し、稈長検出手段が長稈の検出状態のままになると、制御手段は稈長検出手段による長稈検出の検出結果を基に、送塵弁を開き側に調節する送塵制御を実行する。すなわち、稈長検出手段が扱深さ制御の実行にかかわらず標準長さの検出状態に戻らないで実行前と同じ長さの検出状態のままになって送塵制御が実行されると、扱深さ調節が限界に達してこの場合の穀稈の稈身長さに対応する調節方向に送塵弁が調節されることになり、扱深さ調節が限界に達したことを検出するための特別な検出手段を必要としないで扱深さ調節が限界になった場合の送塵弁の適切な調節を行わせられる。 【0012】〔効果〕扱深さ調節が限界に達すると送塵弁が自動的に調節されるものでありながら、扱深さ調節が限界に達したことを検出するための特別な検出手段を不要にし、この面からも構造の簡略化を図って安価に得られる。 【0013】 【発明の実施の形態】図1に示すように、クローラ式走行装置1によって自走し、搭乗型運転部2を備える自走機体の機体フレーム3の前端側に、植立穀稈に作用する引起装置51及びバリカン型刈取装置52を備える刈取部50のフレーム53の基端部を回動自在に連結するとともに、この刈取部フレーム53をリフトシリンダ5によって機体フレーム3に対して上下に揺動操作することによって、刈取部50を下降作業位置と上昇非作業位置とに昇降操作するように構成し、刈取部50の搬送装置54からの刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置10、この脱穀装置10からの脱穀粒を貯留する穀粒タンク6を自走機体に設けて、稲・麦などを収穫するコンバインを構成してある。 【0014】図2に示すように、脱穀装置10は、脱穀機体の内部の前側に位置する扱室11を有する脱穀部と、扱室11の下方から後方にわたる選別室12を有する選別部とを備えて構成してある。 【0015】脱穀部は、刈取部50の搬送装置54からの刈取穀稈を脱穀フィードチェーン13によって受け継いで機体後方向きに搬送しながら穂先側を扱室11に供給し、その穂先側を扱室内で回動する扱胴14によって脱穀処理し、脱穀排ワラを脱穀フィードチェーン13によって扱室11の後部の送塵口15から搬出する。さらに、扱室内の扱胴14上方の機体前後方向での複数箇所に送塵弁16を備えており、各送塵弁16によって穀粒や切れワラなどの脱穀処理物の流動方向を調節することによって脱穀処理物が扱室11に滞在して扱き処理される時間を調節するようにしてある。 【0016】選別部は、扱室11の受網17から落下した穀粒や、扱室11の送塵口15から排出されたワラ屑などの脱穀処理物を、扱室11の下方に前端側が位置する駆動揺動自在な揺動選別装置18と、この揺動選別装置18の前端側の下方に位置する唐箕19によって供給される選別風とによって穀粒と塵埃とに選別し、穀粒の1番処理物は、選別室12の底部に位置する1番スクリューコンベア21によって機体横外側に搬出し、穀粒の2番処理物は、選別室12の底部に位置する2番スクリューコンベア22と、この2番スクリューコンベア22の終端部に機体横外側で接続している揚送装置とによって選別室12の前端側に搬送して揺動選別装置18の前端側に戻す。そして、塵埃は、選別風と共に排塵ファン23の排出口23aや、脱穀機体の排塵口24から機体外に排出する。 【0017】図1、図3に示すように、機体横方向に並ぶ複数個の前記引起装置51と、各引起装置51の下部の後側に位置するとともにアーム形状の穀稈係止搬送突起55aが全長にわたって付いている無端回動ベルト55とによって複数条の植立穀稈を各別に引起こし処理しながら前記刈取装置52に供給するように刈取部50に設けてある複数の引起こし経路L1、刈取装置52の上方の機体横方向に並ぶ複数箇所に位置するとともに穀稈係止搬送突起が外周部に周設されているディスク型の回転搬送体56と前記無端回動ベルト55とによって複数条の刈取穀稈の一部を刈取装置52の後方に送り込むように刈取部50に設けてある送り込み経路L2、前記回転搬送体56と前記無端回動ベルト55と穀稈挟持搬送用の無端回動チェーン57とによってその他の刈取穀稈を刈取装置52の後方に送り込むように刈取部50に設けてある送り込み経路L2、前記複数の送り込み経路L2からの刈取穀稈を前記搬送装置54によって合流させて機体後方に搬送するように刈取部50に設けてある供給搬送経路L3、前記搬送装置54からの刈取穀稈を前記脱穀フィードチェーン13の搬送始端側によって脱穀装置10の入り口底板に沿わせて機体後方向きに挟持搬送して扱室11の穀稈供給口に送り込むように脱穀装置10に設けてある入口搬送経路L4の各搬送経路により、収穫するべき穀稈を扱室11に供給する穀稈搬送経路Lを構成してある。 【0018】図3などに示すように、前記搬送装置54は、前記複数個の回転搬送体56のうちの最も機体横一端側に位置する回転搬送体56の上方に搬送始端側が位置しているとともに穀稈係止搬送爪が全長にわたって付いている無端回動チェーンを備えた穂先側係止搬送装置54aと、この穂先側係止搬送装置54aの下方に位置している穀稈挟持搬送用の無端回動チェーンを備えた株元側挟持搬送装置54bと、前記複数個の回転搬送体56のうちの最も機体横他端側に位置する回転搬送体56の上方に搬送始端側が位置しているとともに穀稈係止搬送爪が全長にわたって付いている無端回動チェーンを備えた穂先側係止搬送装置54cなどを備えて構成してある。これにより、搬送装置54は、前記複数の送り込み経路L2の一部からの刈取穀稈を穂先側係止搬送装置54aと株元側挟持搬送装置54bとによって受け継いで搬送し、他の送り込み経路L2からの刈取穀稈を穂先側係止搬送装置54cによって前記穂先側係止搬送装置54aと株元側挟持搬送装置54bの搬送途中に合流させ、合流後の刈取り穀稈を穂先側係止搬送装置54aと株元側挟持搬送装置54bによって合流点から機体上下方向に沿う縦姿勢で機体後方向きに搬送し、搬送終端部で穂先側係止搬送装置54aと株元側挟持搬送装置54bの搬送経路の離間のために穂先側が機体内側に倒れた倒伏姿勢にし、この姿勢変更の後に刈取穀稈の株元側を脱穀フィードチェーン13の搬送始端部に供給する。 【0019】図4に示すように、前記穀稈搬送装置54のフレーム60の後端側が前記刈取部フレーム53に軸芯60aまわりで回動自在に連結し、前記搬送フレーム60の前端側に操作ロッド61を介して連結している揺動リンク62が刈取部フレーム60に固定の支持部材63に回転支軸62aによって揺動自在に付いており、この回転支軸62aの前記揺動リンク62が連結している側とは反対側の端部に一体回動自在に連結しているセクタギヤ64に出力ギヤ65aが噛合っている電動モータで成る扱深さ調節モータ65が前記支持部材63によって支持されており、この扱深さ調節モータ65が駆動されると、出力ギヤ65aがセクタギヤ64を回動操作し、これによって揺動リンク62が回転支軸62aの軸芯まわりで揺動操作されて操作ロッド61を介して搬送フレーム60を前記軸芯60aまわりで揺動操作し、穀稈搬送装置54の全体を軸芯60aまわりで揺動操作する。穀稈搬送装置54の全体が軸芯60aまわりで揺動すると、穂先側係止搬送装置54aと株元側挟持搬送装置54bの始端側が軸芯60aを揺動支点にして各送り込み経路L2から受け継ぐ刈取穀稈の稈身に沿う方向に移動し、株元側挟持搬送装置54bが各送り込み経路L2からの刈取穀稈を受け継いで挟持する際の挟持位置が稈身方向に変化し、脱穀フィードチェーン13が穀稈搬送装置54から刈取穀稈を受け継いで挟持する際の挟持位置が稈身方向に変化して脱穀フィードチェーン13が扱室11に挿入する穀稈の稈身長さが変化し、刈取穀稈が扱室11で脱穀処理される際の扱深さが変化する。つまり、扱深さ調節モータ65によって株元側挟持搬送装置54bを揺動操作できるようになり、株元側挟持搬送装置54bを揺動操作することによって扱室11での扱き深さを調節できるようになっている。 【0020】図7、図8に示すように、前記複数の送塵弁16のそれぞれは、送塵弁16の中間部に装着した連結ボルトで成る支軸16aによって扱室天板27に前記支軸16aの軸芯まわりで回動するように取付けてある。すなわち、支軸16aの軸芯まわりで回動して図6に示す取付け角Aが変化するように取付けてある。送塵弁16の前記取付け角Aが変化すると、脱穀処理物が送塵弁16によって案内されて流動する方向が変化する。この流動方向が変化すれば、脱穀処理物が扱室内を旋回しにくくなって迅速に通過して扱室11に滞在する時間が短くなったり、扱室内を旋回しやすくなって扱室内を通過するのに時間が掛かって扱室11に滞在する時間が長くなったりする。従って、送塵弁16の前記取付け角Aが小になる側の位置を開き位置と称し、前記取付け角Aが大になる側の位置を閉じ位置と称する。 【0021】各送塵弁16の一端側に連結している連動ピン41の扱室天板27から扱室外に突出している端部に連動杆42が相対回動自在に連結し、一つの送塵弁16の前記連動ピン41の扱室外に突出している端部に一端側が相対回動自在に連結し、中間部がその送塵弁16の前記支軸16aによって操作回動自在に支持されている揺動リンク43の他端側にセクトギヤ部43aが備えられ、このセクトギヤ部43aに出力ギヤ44aが噛合っている電動モータで成る送塵調節モータ44が扱室天板27によって支持されており、この送塵調節モータ44が駆動されると、出力ギヤ44aがセクトギヤ部43aを回動操作し、これにより、揺動リンク43が揺動操作されて揺動リンク43に連動ピン41が連結している送塵弁16を支軸16aの軸芯まわりで揺動操作し、これとともに連動杆42が移動操作されて揺動リンク43が直結していない送塵弁16を支軸16aの軸芯まわりで、揺動リンク43が直結している送塵弁16と同じ作動方向に、この送塵弁16と同じ揺動角度だけ揺動操作する。つまり、送塵調節モータ44によって複数個の送塵弁16を一挙に開閉操作できるようになっている。 【0022】図9に示すように、前記扱深さ調節モータ65、前記送塵調節モータ44が連係しているマイクロコンピュータ利用の制御手段30に、稈長検出手段31の一対の検出スイッチ31aを連係させてある。制御手段30には更に、運転部に設けてある扱深さ設定器32、送塵調節切換えスイッチ33、送塵調節器34、送塵設定器35のそれぞれも、前記揺動リンク43に操作部が連動しているポテンショメータで成り、揺動リンク43の揺動位置に基づいて送塵弁16がいかなる取付け角Aの送塵状態にあるかを検出する送塵弁センサー36も連係させある。 【0023】図5などに示すように、前記稈長検出手段31は、前記搬送フレーム60から前記供給搬送経路L3を迂回して延出して前記穂先側係止搬送装置54cを支持するように、かつ、この穂先側係止搬送装置54cに動力伝達するように構成して穀稈搬送装置54に設けてある伝動ケース66に、株元側挟持搬送装置54bと穂先側係止搬送装置54aとによって搬送される刈取穀稈の穂先側の稈身に沿う方向に並ぶように配置して取付けてある一対のセンサーバー31bと、各センサーバー31bに連動している前記検出スイッチ31aとによって構成してある。 【0024】各センサーバー31bは、搬送される刈取穀稈に接触すると、刈取穀稈の移動力のために刈取穀稈の移動方向下手側に揺動した穀稈存在の検出状態になり、搬送される刈取穀稈との接触が解除すると、自己復元力のために供給搬送経路L3を横断した穀稈不在の検出状態になるように構成してある。各検出スイッチ31aは、センサーバー31bが穀稈存在の検出状態になれば、オンに切り換わり、センサーバー31bが穀稈不在の検出状態になればオフに切り換わるように構成してある。 【0025】これにより、稈長検出手段31は、扱室11に穀稈を供給する前記穀稈搬送経路Lのうちの供給搬送経路L3で搬送される刈取穀稈の稈身長さを一対のセンサーバー31bによって検出し、この検出結果を一対の検出スイッチ31aによって制御手段30に出力する。すなわち、株元側挟持搬送装置54bと穂先側係止搬送装置54aとによって搬送される刈取穀稈の穂先がセンサーバー31bどうしの間を通過し、一方のセンサーバー31bが穀稈不在の検出状態になり、他方のセンサーバー31bが穀稈存在の検出状態になると、稈身長さが標準長さであると検出する。これに対し、搬送される刈取穀稈の穂先側がいずれのセンサーバー31bにも当たり、いずれのセンサーバー31bも穀稈存在の検出状態になれば、稈身長さが標準より大であると検出し、搬送される刈取穀稈の穂先側がいずれのセンサーバー31bにも当たらず、いずれのセンサーバー31bも穀稈不在の検出状態になれば、稈身長さが標準より小であると検出する。 【0026】制御手段30は、稈長検出手段31による検出結果を基に、扱室11での穀稈扱深さを扱深さ設定器32の人為調節によって設定された設定扱深さに調節するように扱深さ調節モータ65を操作する自動扱深さ制御を実行するように構成してある。 【0027】すなわち、稈長検出手段31が標準長さより大の検出状態にあれば、扱深さ調節モータ65が株元側挟持搬送装置54b及び穂先側係止搬送装置54aを浅扱き側に揺動調節するように扱深さ調節モータ65を駆動操作し、稈長検出手段31が標準長さより小の検出状態にあれば、扱深さ調節モータ65が株元側挟持搬送装置54b及び穂先側係止搬送装置54aを深扱き側に揺動調節するように扱深さ調節モータ65を駆動操作する。扱深さ調節モータ65が株元側挟持搬送装置54b及び穂先側係止搬送装置54aを揺動調節すると、稈長検出手段31が株元側挟持搬送装置54b及び穂先側係止搬送装置54aと共に搬送穀稈の稈身に沿う方向に移動し、扱深さが扱深さ設定器32による設定深さになると、稈長検出手段31が標準長さの検出状態になるのであり、扱深さ調節モータ65を深扱き、浅扱きのいずれの側に駆動操作した場合も、稈長検出手段31が標準長さの検出状態に戻ると、扱深さ調節モータ65の駆動操作を停止する。 【0028】送塵調節切換えスイッチ33は、自動位置AUと手動位置MAとに人為操作によって切り換え操作され、制御手段30に切換え指令を出力して、制御手段30による送塵制御を自動モードと手動モードとに切り換えるように構成してある。 【0029】制御手段30は、前記送塵調節切換えスイッチ33によって自動モードに切り換えられると、前記稈長検出手段31による検出結果と、前記送塵弁センサー36による検出結果と、前記送塵設定器35の人為調節によって設定された設定基準送塵状態とに基づいて送塵調節モータ44を操作する自動送塵制御を実行するように構成してある。すなわち、稈長検出手段31が標準長さの検出状態にあれば、送塵調節モータ44が送塵弁16を送塵設定器35による設定基準送塵状態に調節するように送塵調節モータ44を駆動操作し、稈長検出手段31が標準長さより大の検出状態にあれば、送塵調節モータ44が送塵弁16を送塵設定器35による設定基準送塵状態よりも予め設定してある角度だけ開き側に揺動した送塵状態に調節するように送塵調節モータ44を駆動操作し、稈長検出手段31が標準長さより小の検出状態にあれば、送塵調節モータ44が送塵弁16を送塵設定器35による設定基準送塵状態よりも予め設定してある角度だけ閉じ側に揺動した送塵状態に調節するように送塵調節モータ44を駆動操作する。いずれの場合も、送塵弁16が制御目標の送塵状態になると、送塵弁サンサー36による検出結果を基に、送塵弁16を制御目標の送塵状態に維持するように送塵調節モータ44の駆動を停止させる。 【0030】制御手段30は、前記送塵調節切換えスイッチ33によって手動モードに切り換えられると、前記送塵調節器34による調節指令と、前記送塵センサー36による検出結果とに基づいて送塵調節モータ44を操作する手動送塵制御を実行するように構成してある。 【0031】すなわち、送塵調節器34の操作具34aが回転操作されると、制御手段30は、送塵調節モータ44が送塵弁16を送塵調節器34の操作状態に対応する取付け角度Aの送塵状態に調節するように送塵調節モータ44を駆動操作する。送塵弁16が調節目標の送塵状態になると、送塵弁サンサー36による検出結果を基に、送塵弁16を調節目標の送塵状態に維持するように送塵調節モータ44の駆動を停止させる。 【0032】つまり、収穫するべき穀稈の稈身長さが変化すると、制御手段30は、稈長検出手段31による検出結果と、扱深さ設定器32による設定扱深さとを基に、稈長検出手段31が標準長さの検出状態になるように扱深さ調節モータ65を操作する扱深さ制御を実行する。これにより、収穫するべき穀稈の稈身長さが変化しても、刈取穀稈が扱深さ設定器32によって設定してある所望の設定扱深さで脱穀処理されるようにしながら収穫作業できる。このとき、送塵調節切換えスイッチ33を自動位置AUに切り換えておけば、制御手段30が稈長検出手段31による検出結果に基づいて送塵調節モータ44を操作する自動送塵制御を実行する。これにより、収穫対象穀稈の稈身長さが変化しても、株元側挟持搬送装置54bや穂先側係止搬送装置54aが調節限界に至らなくて、扱深さが扱深さ設定器32によって設定してある所望の設定扱き深さに維持されている場合には、送塵弁16が送塵設定器35によって設定してある所望の設定基準送塵状態の送塵状態に維持されて、脱穀処理物が扱室11に滞在する時間が送塵設定器35による設定基準送塵状態によって決まる時間になるようにしながら脱穀処理できる。これに対し、収穫対象穀稈の稈身長さが長く、株元側挟持搬送装置54bや穂先側係止搬送装置54aが調節限界に達して、扱深さが扱深さ設定器32による設定扱き深さよりも深くなった場合には、送塵弁16が送塵設定器35による設定基準送塵状態よりも開き側の送塵状態に自動的に調節され、脱穀処理物が送塵設定器35による設定基準送塵状態によって決まる時間よりも短時間で扱室11から排出されるようにしながら脱穀処理できる。 【0033】これに対し、送塵調節切換えスイッチ33を手動位置MAに切り換えると、制御手段30が送塵調節器24による調節指令に基づいて送塵調節モータ44を操作する手動送塵制御を実行する。これにより、送塵調節器34の操作具34aを回転操作して送塵調節器34を所望の操作状態に調節すれば、送塵弁16が送塵調節器34の操作状態に対応する取付け角Aの送塵状態に送塵調節モータ44によって操作され、脱穀処理物が扱室11に滞在する時間を送塵調節器34の操作状態によって決まる時間になるように人為的に調節して脱穀処理できる。 【0034】〔別実施形態〕上記実施形態の如く扱深さ調節モータ65を採用する他、油圧シリンダや電動シリンダなど各種の駆動手段を採用して実施してもよい。 【0035】上記実施形態の如く送塵調節モータ44を採用する他、油圧シリンダや電動シリンダなどを採用して実施してもよい。従って、これらモータ44やシリンダなどを総称して駆動手段44と呼称する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ 【住所又は居所】大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号
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| 【出願日】 |
平成14年2月20日(2002.2.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107308 【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開2003−235332(P2003−235332A) |
| 【公開日】 |
平成15年8月26日(2003.8.26) |
| 【出願番号】 |
特願2002−43271(P2002−43271) |
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