| 【発明の名称】 |
穀物排出装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】河野 健治 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】岡崎 秀範 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 グレンタンク4内の穀粒を排出する縦揚穀装置5に接続した固定オーガ7に伸縮自在に移動オーガ8を取付けて横排出オーガ6を構成し、前記固定オーガ7の外周には固定オーガ7の軸心方向に長い伸縮作動軸部材13を設け、該伸縮作動軸部材13には前記移動オーガ8に設けた伸縮用受部材15を螺合させ、前記伸縮作動軸部材13と該伸縮作動軸部材13を正逆回転させる駆動手段16の間に変速手段変速手段20を設けた穀物排出装置。 【請求項2】 請求項1において、前記駆動手段16の出力軸伸縮用出力軸19は前記伸縮作動軸部材13の軸心に対して軸心位置を外すと共に、前記出力軸伸縮用出力軸19と前記伸縮作動軸部材13の間に変速手段変速手段20を設けた穀物排出装置。 【請求項3】 請求項1または請求項2において、前記駆動手段16は、該駆動手段16の駆動部本体17の端部が前記伸縮作動軸部材13に対して高くなるように傾斜させて設けた穀物排出装置。 【請求項4】 請求項1または請求項2または請求項3において、前記横排出オーガ6を作動させる操作部には、伸縮操作スイッチ67、および、横排出オーガ6の伸縮長さを設定する伸縮長さ設定ダイヤル伸縮長さ設定ダイヤル69と横排出オーガ6の伸縮速度を設定する伸縮速度設定ダイヤル72との何れか一方または両方を設けた穀物排出装置。 【請求項5】 請求項4において、前記伸縮速度設定ダイヤル72は横排出オーガ6の伸縮中の操作を可能に構成した穀物排出装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明が属する技術分野】本発明は、穀物排出装置に係るものである。 【0002】 【従来技術】従来公知の実開平1−121240号公報には、グレンタンク内に一時貯留された穀粒を排出する排出オーガを伸縮自在にした構成について記載されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、移動オーガを伸縮させる作動構成に工夫がなく、全長の相違するコンバインに合わせて横排出オーガの全長を変える際に、伸縮させる駆動手段も全長に合わせた性能のものに変更しているという課題がある。したがって、種々の駆動手段を用意しなければならず、コストが高くなっていた。また、従来の伸縮横排出オーガ6では、所望位置で伸縮を自動的に停止させられず、操作性が低かった。また、従来の伸縮横排出オーガ6では、伸縮速度は一定であり、作業効率が低かった。本願は、これらの点を特に工夫したものであり、コストを低くし、操作性および作業性を向上させたものである。 【0004】 【発明の目的】排出オーガの作動手段の構成の合理化、低コスト化、操作性の向上、作業性の向上、作業効率の向上。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、グレンタンク4内の穀粒を排出する縦揚穀装置5に接続した固定オーガ7に伸縮自在に移動オーガ8を取付けて横排出オーガ6を構成し、前記固定オーガ7の外周には固定オーガ7の軸心方向に長い伸縮作動軸部材13を設け、該伸縮作動軸部材13には前記移動オーガ8に設けた伸縮用受部材15を螺合させ、前記伸縮作動軸部材13と該伸縮作動軸部材13を正逆回転させる駆動手段16の間に変速手段変速手段20を設けた穀物排出装置としたものであり、駆動手段16から伸縮作動軸部材13へ伝達する回転を変速手段変速手段20により増、減速させて、各種長さの相違する横排出オーガ6の夫々の長さに応じた伸縮速度に設定する。本発明は、前記駆動手段16の出力軸伸縮用出力軸19は前記伸縮作動軸部材13の軸心に対して軸心位置を外すと共に、前記出力軸伸縮用出力軸19と前記伸縮作動軸部材13の間に変速手段変速手段20を設けた穀物排出装置としたものであり、伸縮作動軸部材13に対して軸心位置を外して設けた駆動手段16とのスペースに変速手段変速手段20を設ける。本発明は、前記駆動手段16は、該駆動手段16の駆動部本体17の端部が前記伸縮作動軸部材13に対して高くなるように傾斜させて設けた穀物排出装置としたものであり、駆動部本体17へ万一水がかかっても、水は傾斜により駆動部本体17からすぐに流下して進入を防止する。本発明は、前記横排出オーガ6を作動させる操作部には、伸縮操作スイッチ67、および、横排出オーガ6の伸縮長さを設定する伸縮長さ設定ダイヤル伸縮長さ設定ダイヤル69と横排出オーガ6の伸縮速度を設定する伸縮速度設定ダイヤル72との何れか一方または両方を設けた穀物排出装置としたものであり、伸縮長さ設定ダイヤル伸縮長さ設定ダイヤル69により希望する横排出オーガ6の伸縮長さを設定し、次に、伸縮操作スイッチ67を操作するだけで、横排出オーガ6は伸縮を開始して設定位置で停止し、また、伸縮速度設定ダイヤル72により横排出オーガ6の伸縮速度を設定し、次に、伸縮操作スイッチ67を操作すると、横排出オーガ6は設定速度で伸縮する。本発明は、前記伸縮速度設定ダイヤル72は横排出オーガ6の伸縮中の操作を可能に構成した穀物排出装置としたものであり、伸縮速度設定ダイヤル72により横排出オーガ6の伸縮速度を設定し、次に、伸縮操作スイッチ67を操作して横排出オーガ6が設定速度で伸縮を開始し、この伸縮作動中の使用状態に応じて再び伸縮速度設定ダイヤル72を操作すると、所望の伸縮速度に変更して、伸縮を続行させる。即ち、伸縮開始当初は早くして作業効率を向上させ、伸縮終了付近では遅くして排出口26の位置合わせを容易にする。 【0006】 【発明の効果】請求項1では、変速手段変速手段20により駆動手段16からの回転を変速して各種長さの相違する横排出オーガ6の夫々の長さに応じた伸縮設定速度の変更ができ、各機種ごとの専用の駆動手段を夫々用意することなく、一種類の駆動手段16を種々の機種に設置でき、コストを低くできる。請求項2では、前項に加えて、スペースを有効利用でき、変速手段変速手段20の設計の自由度を高め、設定速度の変更対応範囲を大きくできる。請求項3では、前記各請求項の効果に加えて、駆動手段16の故障等の不具合の原因を除去し、耐久性を向上させる。請求項4では、前記各請求項の効果に加えて、伸縮長さあるいは伸縮速度を設定して、操作性、作業性を向上させられる。請求項5では、前項の効果に加えて、一層、操作性を向上させ、作業効率も向上させられる。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図により説明すると、1は走行装置、2は走行装置1の上方に設けた脱穀装置、3は脱穀装置2の前方に設けた刈取部、4は脱穀装置2の側部に設けたグレンタンク、5はグレンタンク4内の穀粒を排出する縦揚穀装置、6は横排出オーガである。理解を容易にするために、説明上、横排出オーガ6の伸縮方向を前後とし、これを基準に説明する。前記横排出オーガ6は、前記縦揚穀装置5に接続した固定オーガ7と、該固定オーガ7に伸縮自在に取付けた移動オーガ8とにより分割形成する。前記固定オーガ7の固定オーガ筒9の基部と縦揚穀装置5との接続部分は公知であり、横軸回動自在および縦揚穀装置5の軸心を中心に先端が旋回するように構成する。固定オーガ筒9には固定オーガ螺旋10を設ける。固定オーガ螺旋10は固定オーガ筒9に設けた中間側軸受部11に軸装する。前記固定オーガ筒9の基部より所定距離を置いた先端側の外周部分には外側軸受部材12を設け、外側軸受部材12には伸縮作動軸部材13の先端を軸装し、伸縮作動軸部材13の基部と先端との間の外周には移動オーガ8の移動オーガ筒14の任意部分に設けた伸縮用受部材15を螺合させる。 【0008】即ち、伸縮作動軸部材13は外周に螺子溝を設け、該螺子溝に前記伸縮用受部材15を螺合させ、伸縮作動軸部材13を正逆回転させて伸縮用受部材15を軸心方向に移動させて、移動オーガ8を伸縮させる。前記伸縮作動軸部材13の基部側には前記固定オーガ筒9の外周に設けたモータ等により構成する駆動手段16に接続する。駆動手段16は、駆動部本体17に歯車(図示省略)を内蔵したギヤボックス(ギヤケース)18を一体状に取付けて構成し、駆動手段16の伸縮用出力軸19と前記伸縮作動軸部材13の間には変速手段20を設ける。変速手段20は複数の歯車21を噛み合わせて構成し、この互いに噛み合う歯車21の歯数を変更して、伸縮作動軸部材13の回転を所定の横排出オーガ6の伸縮速度となるように設定する。したがって、駆動手段16は、横排出オーガ6の全長あるいは伸縮螺旋22の設定長さ等の条件に対応した夫々専用のものを用意することなく、歯数の相違する変速手段20の歯車21を数種類用意するだけで、各種の条件の相違する伸縮する横排出オーガ6の駆動手段16とすることとなる。 【0009】即ち、本願出願前(公知ではない)では、伸縮作動軸部材13の同一軸心状に直接駆動手段16の伸縮用出力軸19を接続していたため、駆動手段16は各種条件に対応して専用化しており、数種類の駆動手段16を用意する必要があり、コストが高くなっていたが、本願では、変速手段20を介して接続するため、同じ駆動手段16でありながら、条件の相違する横排出オーガ6に使用できる。この場合、駆動手段16の伸縮用出力軸19は、伸縮作動軸部材13の軸心とは外して配置し、軸心が外れた空間に変速手段20を設置すると、変速手段20の歯車21の大きさの制約を緩くし、設計の自由度を高め、変速範囲を大きくでき、好適である。また、駆動手段16の伸縮用出力軸19は伸縮作動軸部材13の軸心方向に対して交差方向に設けてもよいが、実施例では、駆動手段16の伸縮用出力軸19は伸縮作動軸部材13の軸心方向と平行で平面視左右に外して位置させているので、変速手段20を複数の歯車21により形成すればよく、簡素で安価に構成でき、好適である。また、変速手段20は複数の歯車21を噛み合わせて構成しているから、機械的に変速して、速度設定が確実となって、好適である。しかして、駆動手段16は、軸心方向を左右方向に配置し、伸縮作動軸部材13に対して駆動部本体17側が高くなるように傾斜させて設け、万一の雨水等の進入を防止する。 【0010】しかして、横排出オーガ6は縦揚穀装置5の上部の左右何れか一側に設け、駆動手段16の駆動部本体17は横排出オーガ6を基準に縦揚穀装置5側に突き出るように設け、横排出オーガ6の側部であって縦揚穀装置5の前側に位置するように配置する。したがって、駆動手段16は平面視縦揚穀装置5と横排出オーガ6とにより包囲された空間内に配置され、障害物との接触を防止する。即ち、横排出オーガ6を基準に縦揚穀装置5と反対側に駆動手段16の駆動部本体17を突き出させると、駆動部本体17のみが横排出オーガ6に対して側方に突出し、障害物との接触する惧れが多くなり、これを防止する。前記駆動手段16より下方位置には、駆動手段16の軸心方向と平行な取付部23を設け、取付部23には前記横排出オーガ6の昇降機構24の一部であるガスダンパー25の上端を取付け、ガスダンパー25の下端は前記縦揚穀装置5側に取付ける(図6)。実施例では、オーガ受け28に格納した横排出オーガ6は側面視グレンタンク4と重合しているので、ガスダンパー25により横排出オーガ6の先端の排出口26を上昇させ、この状態で任意の旋回駆動手段(一例として縦揚穀装置5の基部に設けた旋回モータ)27により排出口26を旋回させ、横排出オーガ6を格納させるときは手動で下降させる。 【0011】ガスダンパー25の上端取付位置は、駆動手段16の下方にしているので、駆動手段16の重量を最も軽い位置で支受することができ、ガスダンパー25による排出口26の上昇を円滑にする。即ち、ガスダンパー25の上端取付位置が駆動手段16の下方からずれると、ずれた分だけ梃の原理により支持荷重が増大するが、これを抑制する。また、図7〜図9の実施例では、前記昇降機構24は、排出口26を上昇させる前記ガスダンパー25と、該ガスダンパー25とは別に設けた昇降モータ30とにより構成し、ガスダンパー25および昇降モータ30により排出口26を上昇させ、旋回駆動手段27により排出口26を旋回させ、横排出オーガ6を格納させるとき昇降モータ30により下降させる。したがって、横排出オーガ6は、昇降モータ30により昇降させられるので、排出口26の高さ合わせが容易となり、また、昇降モータ30は重い横排出オーガ6をガスダンパー25により支持させた状態で昇降させるので、容量あるいは性能の小型のものを使用できて、コストを低くし、また、ガスダンパー25と昇降モータ30を組合せているので、一層、横排出オーガ6の基部側に近い部分を上昇させることができて、設置スペースを小さくする。 【0012】また、旋回駆動手段27により排出口26をオーガ受け28に合わせて旋回させ、昇降モータ30により下降させるので、横排出オーガ6の格納作業を容易にできる。31は昇降モータ30のモータ出力軸、32は出力ギヤ、33は出力ギヤ32に噛合う中間ギヤであり、昇降モータ30の回転を伝達(減速)するギヤボックス34内に設ける。35、36は中間ギヤ、37はギヤボックス34の出力軸、38は出力軸37に設けたリンク杆、39はリンク杆38に接続したリンク杆、40はリンク杆39を取付けた取付部材であり、取付部材40と前記取付部23は一体状に固定部に取付ける。昇降モータ30を作動させると、モータ出力軸31により出力ギヤ32が回転し、中間ギヤ33、中間ギヤ35、中間ギヤ36を介して出力軸37を正逆回転させ、出力軸37はリンク杆38およびリンク杆39を伸縮させて、横排出オーガ6を昇降させる。なお、図9では図7とリンク杆39の形状が相違しているが、同様の作用を奏する。 【0013】しかして、図10〜図12の実施例は、前記昇降モータ30により横排出オーガ6の排出口26を昇降させると共に、伸縮螺旋22の伸縮させる駆動手段16を兼用させる。前記昇降モータ30の出力軸37の端部にギヤ42を設け、該ギヤ42に中間ギヤ43を常時噛み合わせ、中間ギヤ43は出力軸37と平行なクラッチ軸44に固定し、クラッチ軸44には軸方向に摺動のみ自在のクラッチギヤ45を設ける。一方、前記出力軸37の軸心方向の延長線上には伸縮入力軸46を設け、伸縮入力軸46に伸縮入力ギヤ47を設ける。また、伸縮入力軸46には二重軸状に昇降用軸筒48を嵌合させ、昇降用軸筒48には昇降用入力ギヤ49を設け、前記クラッチギヤ45は軸方向に移動して伸縮入力ギヤ47と昇降用入力ギヤ49とに選択に噛合う。50はシフタ、51はシフタ50を作動させるラックとピニオン、52はラックとピニオン51を作動させるクラッチモータである。53は前記昇降用軸筒48から前記伸縮作動軸部材13へ回転を伝達する回転伝達機構である。伸縮兼用昇降モータ30を作動させて出力軸37を正逆回転させると、出力軸37のギヤ42が回転し、ギヤ42は中間ギヤ43を介してクラッチ軸44を回転させる。このクラッチ軸44の回転はシフタ50により移動したクラッチギヤ45に昇降用入力ギヤ49が噛合うと昇降用軸筒48を回転させ、昇降用軸筒48がリンク杆38およびリンク杆39を伸縮させて、横排出オーガ6を昇降させる。また、シフタ50により移動したクラッチギヤ45に伸縮入力ギヤ47に噛合うと、クラッチ軸44の正逆回転は回転伝達機構53により伸縮作動軸部材13に伝達され、横排出オーガ6を伸縮させる。 【0014】したがって、伸縮兼用昇降モータ30は、横排出オーガ6の昇降と伸縮との駆動源となり、コストを削減し、軽量化もできる。しかして、前記外側軸受部材12は左右一対の支持フレーム55の先端に設け、前記伸縮用受部材15の上部に設けた接触体56は前記左右の支持フレーム55の間の移動溝57を移動するようにし、支持フレーム55の始端部と終端部には横排出オーガ6の伸縮を制御するスイッチ本体58を設け、スイッチ本体58のスイッチ端子59は前記移動溝57に臨ませ、スイッチ本体58およびスイッチ端子59は側面視接触体56と略重なるようにする。それゆえ、接触体56およびスイッチ本体58の上下の設置スペースを小さくし、カバー60の全高を低くする。61は前記外側軸受部材12の移動を案内するローラであり、移動オーガ筒14の外周面上を転動する。 【0015】伸縮作動軸部材13が回転し、伸縮用受部材15を横排出オーガ6の伸長方向に移動させて横排出オーガ6を伸長させ、移動溝57の終端のスイッチ本体58のスイッチ端子59に接触体56が接触すると、駆動手段16への通電切り、横排出オーガ6の伸長を停止させ、また、伸縮作動軸部材13が回転して横排出オーガ6を縮小させると伸縮用受部材15は縮小方向に移動して、移動溝57の始端のスイッチ本体58のスイッチ端子59に接触体56が接触し、駆動手段16への通電切り、横排出オーガ6の縮小を停止させ、移動溝57の始端部と終端部に臨むスイッチ本体58のスイッチ端子スイッチ端子59により、横排出オーガ6の最短と最長の伸縮を制御する。65は伸縮横排出オーガ6の操作パネルであり、横排出オーガ6の先端の上下および旋回の操作を行うオーガ昇降旋回レバー66と、伸縮横排出オーガ6の伸縮スイッチ67と、横排出オーガ6の搬送の入り切り操作する穀粒排出レバー68と、移動オーガ筒14の伸縮長さを設定する伸縮長さ設定ダイヤル69を設ける(図18)。 【0016】排出作業において、横排出オーガ6の伸長操作は、手動操作の場合、最長状態に伸長させるためには伸長させている間ずっと手動スイッチを押し続ける必要があり面倒であるが、伸縮長さ設定ダイヤル69により設定して伸縮操作スイッチ67により伸縮をスタートさせるだけで、自動的に伸縮させて停止させるので、操作性を向上させて、好適である。図19は、伸縮長さ設定ダイヤル69の周囲に長さ表示部70を設けたものであり、長さ表示部70に合わせて伸縮長さ設定ダイヤル69を操作すると伸縮長を目視により確認して操作できるので、一層、操作性を向上させる。なお、何れの場合も、更に排出口26の排出位置を修正するときは、前記操作を反復すればよい。71は排出口26の旋回位置を設定する張出位置設定ダイヤルである。また、図20は、操作パネル65に横排出オーガ6の伸縮速度を設定する伸縮速度設定ダイヤル72を設ける。伸縮速度設定ダイヤル72は、横排出オーガ6の伸縮速度を設定し、次に、伸縮操作スイッチ67を操作すると横排出オーガ6を設定速度で伸縮させる。この場合、伸縮速度設定ダイヤル72の構成は任意であるが、一例として駆動手段16への通電の電流値を変更して行う。 【0017】伸縮速度設定ダイヤル72は、横排出オーガ6の伸縮中にも操作可能にすると、排出口26の位置合わせが容易になって、操作性、作業性を向上させる。即ち、伸縮作動中の使用状態に応じて伸縮速度設定ダイヤル72を操作することにより所望の伸縮速度に変更でき、例えば、伸縮開始当初は早くして作業効率を向上させ、伸縮終了付近では遅くして排出口26の位置合わせを容易にして、好適である。しかして、前記伸縮螺旋22の構成の一例を示すと、前後方向の円筒形状の移動部材73の前後端に夫々前後方向に突き出るように板状の係合部材74を形成し、係合部材74の前後両端には夫々前後側係合部75、76を形成し、移動部材73の前後の係合部材74の前後両端に亘ってその外面に移動側螺旋翼77を形成して一つの移動螺旋ピース78を構成する。各移動螺旋ピース78は、前記移動部材73に四角形や五角形の多角形状や、所謂小判型形状等の異径形状に形成した異径挿通孔79を、外周面が異径挿通孔79と同一形状の伝達軸部材80に、前後側の係合部材74の前側係合部75と後側係合部76とが互いに係合するように組合せて挿通する。 【0018】この場合、移動部材73は、公知ではないが、従前は筒部材aを削り出し加工により異径挿通孔bを形成していたため(図22)、コストが高かったが、本願では、移動部材73の前後両端を潰し加工により異径挿通孔79を形成して、コストを低くしている。また、図23は、略平坦な一枚板状の係合部材74の下面に、前記異径挿通孔79を形成したガイド板83を前後一対並設固定して前記移動部材73を形成して移動螺旋ピース78を構成する。したがって、屈曲加工等の加工工程数を減少させ、コストを低くし、また、軽量化も図れる。また、図24は、一対のガイド板83の下縁を連結部84により連結して移動部材73を形成して移動螺旋ピース78を構成したものである。したがって、図のものに比し、コストを低くし、軽量化も図れる。 【0019】(実施例の作用)機体を走行させて刈取部3により圃場の穀稈を刈取って脱穀装置2で脱穀し、脱穀した穀粒をグレンタンク4にて貯留し、グレンタンク4が一杯になると縦揚穀装置5により揚穀し、揚穀した穀粒を横排出オーガ6により、圃場近傍のトラックのタンクに放出する。前記横排出オーガ6は、前記縦揚穀装置5に接続した固定オーガ7と、該固定オーガ7に伸縮自在に取付けた移動オーガ8とにより分割形成しているから、モータ等の駆動手段16により伸縮作動軸部材13を回転させると、伸縮作動軸部材13に螺合している伸縮用受部材15が固定オーガ7に対して移動することにより移動オーガ8を伸縮させ、横排出オーガ6の先端をトラックのタンクに位置合わせするのが容易となる。 【0020】しかして、移動螺旋ピース78のうち基部側の移動螺旋ピース78の後側係合部76は固定オーガ螺旋10側に、先端の移動螺旋ピース78は伝達軸部材80の先端側に、夫々任意の方法手段により係止し、移動オーガ筒14と共に伝達軸部材80が伸長すると、最先端の移動螺旋ピース78は伝達軸部材80との係止部分により牽引され、次に、最先端の移動螺旋ピース78の後側係合部76が後側の移動螺旋ピース78の前側係合部75に係合して牽引して各移動螺旋ピース78が伝達軸部材80に対して移動し、反対に移動オーガ筒14と共に伝達軸部材80が縮小すると、最先端の移動螺旋ピース78が後側の移動螺旋ピース78を後側に押して各移動螺旋ピース78が伝達軸部材80に対して移動して間隔が縮小する。 【0021】そして、伝達軸部材80は四角形や五角形の多角形状や、所謂小判型形状等の異径形状に形成し、伝達軸部材80に移動螺旋ピース78の移動部材73に形成した異径挿通孔79を挿通しているから、各移動螺旋ピース78は伝達軸部材80の軸方向に移動するが、伝達軸部材80が回転すると、各移動螺旋ピース78の移動側螺旋翼77は回転して穀粒を搬送する。また、排出作業が終了すると、横排出オーガ6は縮小させて格納し、次ぎの作業を再開するので、作業の邪魔にならず、作業性を向上させる。なお、前記した各実施例は、理解を容易にするために、個別または混在させて図示、あるいは説明しているが、これらは夫々種々組合せ可能であり、これらの表現によって、構成・作用等が限定されるものではなく、また、相乗効果を奏する場合も勿論存在する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社 【住所又は居所】愛媛県松山市馬木町700番地
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| 【出願日】 |
平成13年12月17日(2001.12.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100089934 【弁理士】 【氏名又は名称】新関 淳一郎 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−180144(P2003−180144A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月2日(2003.7.2) |
| 【出願番号】 |
特願2001−382594(P2001−382594) |
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