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【発明の名称】 コンバイン
【発明者】 【氏名】大本 啓一
【住所又は居所】島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地1 三菱農機株式会社内

【氏名】福田 禎彦
【住所又は居所】島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地1 三菱農機株式会社内

【氏名】平井 慎二郎
【住所又は居所】島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地1 三菱農機株式会社内

【要約】 【課題】平面的に比較的大型の取扱説明書等の指導書を収納出来る付属品収納部を、何らコンバイン収穫作業の邪魔にならない位置で運転席近傍に合理的に設けた機構を提供する。

【解決手段】機体前部に運転席5を設け、該運転席5の下部にエンジン4を設けたコンバインにおいて、運転席5の背凭れ5a背後と対面するカバー21に付属品収納部27を設けたので、取扱説明書のように平面的に大型のものを、付属品収納部27に容易に収納する事が可能になると共に、横方向に幅のある運転席5の背凭れ5a背後に対面して設けてあるので、横方向に広い場所を占めても、何らコンバイン収穫作業の邪魔になるような事はない。また、運転者は故障等で困った時も取扱説明書のような指導書がすぐ近くに置いてあるので、これらをすぐに取り出すことが出来て、これを見ることにより迅速な対応が可能となり、作業能率を悪くするような事はない。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 機体前部に運転席(5)を設け、該運転席(5)の下部にエンジン(4)を設けたコンバインにおいて、運転席(5)の背凭れ(5a)背後と対面するカバー(21)に付属品収納部(27)を設けたことを特徴とするコンバイン。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用コンバインの付属品収納部に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の乗用コンバインでは、工具を収納するための収納部等を機体に設けたものは一般的に知られている。また、4条刈以上の大型コンバインにおいては、該当コンバインの取扱説明書等の如く、平面的に比較的大型のものを収納するスペースを機体の一部に設けたものはあるが、中型以下のコンバインにおいては、これらを保管できる場所がなく、機体には装着されていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コンバインの如く、複雑な機構で刈取作業中に機体の故障等が発生した場合、取扱説明書等の指導書がないと、故障等に対する迅速な対応が出来ず、誤操作のもとになるばかりでなく、作業能率を悪くしたりしていた。また、該当する機械とは別の場所に取扱説明書等の指導書を保管しておいた場合、必要な時にすぐ使用することが出来ないし、紛失してしまうことすらあった。本発明の目的は、これら従来の不具合を改善する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明においては、機体前部に運転席を設け、該運転席の下部にエンジンを設けたコンバインにおいて、運転席の背凭れ背後と対面するカバーに付属品収納部を設けたことを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、以下図面の例に基づいて具体的に説明する。図1は、本発明装置を実施したコンバインの全体斜視図であって、通常のコンバインと同様に1はコンバインの走行機体,2は走行機体1の前部に設けた前処理部,3はその後方に設けた運転操作部,4は運転席5の下部に設けたエンジン,6はその後方にあって収穫した穀粒を一時的に貯留するためのグレンタンクであり、これら運転操作部3,エンジン4及びグレンタンク6に対抗する左側には前処理部2で刈取った穀稈の搬送部2aや穀稈を脱穀処理するための脱穀部7が設けられている。また、走行機体1の後部から前部に亘る上方には、収穫した穀粒を機外に排出するための長大な排出オーガ8が設けられ、更に、走行機体1の下部にはクローラからなる左右一対の走行装置9,9が設けられている。
【0006】次に、図2は上記運転操作部3を走行機体1の側方上方より見た要部の斜視図であって、4aは外側に沿うエンジンカバーであり、その内側の運転席5の後側には、背凭れ5aが装着されており、該運転席5本体は図示を省略したが、運転者の体格等に合わせて、前後に摺動自在に固定位置を調節出来るようになっている。また、運転席5の前方には運転パネル11があって、その上方にはステー12を挟んで、前処理部2の上下動調節とコンバインの左右方向への操向操作を行うマルチステアリングレバー13等が備えられている。なお、これらの下部に設けた14はクラッチペダルであり、15は運転者のステップ面である。
【0007】一方、運転席5の左側前方には、上記走行装置9,9の変速操作を行う主変速レバー16及び副変速レバー17等があり、その後方には、後述(図3参照)する作業機クラッチレバー18及び刈取クラッチレバー19等が左右に並設されている。そして、上記背凭れ5aの背後には、図3の要部拡大斜視図で示すように、上記排出オーガ8の穀粒排出操作に関するレバーや各種スイッチ類を収納した横方向に広い門型のカバー21が上記背凭れ5aに対面して設けられている。
【0008】即ち、カバー21の頂部に設けた22は排出オーガ手動レバー,23は穀粒排出スイッチ,24は排出オーガ自動スイッチ,25は排出オーガ緊急停止スイッチであり、図示を省略したが、これらの各レバーやスイッチ類は所定の操作が可能となるようにマイコンを介して所要部署と夫々連結されている。そして、上記カバー21の前部で上記背凭れ5aの裏面と対面する側には、カバー21内部を点検するためのパネル21aがボルト26で開閉自在に固定されており、パネル21aの左右方向全体に亘って袋状の付属品収納部27が備えられており、該付属品収納部27は上部が蓋28状となっており、左右2ヵ所のボタン29,29で蓋28が勝手に開かないように止められている。
【0009】ここで、上記付属品収納部27は、比較的小型のコンバインであり乍ら横方向に幅の広い袋状となっているので、取扱説明書のような平面的に大型のものであっても、その内部への収納が容易に出来、しかも、運転席5の背凭れ5aの背後にあるので、横方向に広い場所を占めても何らコンバインでの収穫作業の邪魔になるようなことはない。また、運転席5の背後にあるので、運転者は機械の故障等で困った時には、後ろに手を伸ばす丈で、直ぐにこれらの指導書を取り出して見ることが可能となり、決められた場所に袋状に収納されているので、これを紛失するようなこともなくなる。更に、下方のエンジン4から運転席5への騒音を上記付属品収納部27の存在で遮る事となるので、運転者の耳元騒音を軽減することも可能となる。
【0010】以上のように構成されたものにおいて、運転者がコンバインで刈取収穫作業を行う際、又は作業中に困った時等には運転席5から後方に手を伸ばし、コンバインに乗った儘で、両ボタン29,29を外して付属品収納部27の中に収納されている取扱説明書等の指導書を容易に取出して所要部分を見て、直ぐにこれらに対処することが出来るため、機械の誤操作等がなくなって、迅速な対応が可能となり、これまでのようにそのために作業能率を悪くするような事はない。そして、運転者は上記指導書の使用後は、これらを元の位置に直ちに戻しておけば良い。
【0011】
【発明の効果】本発明は、機体前部に運転席5を設け、該運転席5の下部にエンジン4を設けたコンバインにおいて、運転席5の背凭れ5a背後と対面するカバー21に付属品収納部27を設けたので、取扱説明書のように平面的に大型のものを、付属品収納部27に容易に収納する事が可能になると共に、横方向に幅のある運転席5の背凭れ5a背後に対面して設けてあるので、横方向に広い場所を占めても、何らコンバイン収穫作業の邪魔になるような事はない。また、運転者は故障等で困った時も取扱説明書のような指導書がすぐ近くに置いてあるので、これらをすぐに取り出すことが出来て、これを見ることにより迅速な対応が可能となり、作業能率を悪くするような事はない。更に、下方のエンジン4から運転席5への騒音を、付属品収納部27の存在で遮る事となるので、運転者の耳元騒音を軽減することも可能となる効果がある。
【出願人】 【識別番号】000001878
【氏名又は名称】三菱農機株式会社
【住所又は居所】島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地1
【出願日】 平成14年4月26日(2002.4.26)
【代理人】
【公開番号】 特開2003−310033(P2003−310033A)
【公開日】 平成15年11月5日(2003.11.5)
【出願番号】 特願2002−126710(P2002−126710)