| 【発明の名称】 |
農産物収穫機 |
| 【発明者】 |
【氏名】長濱 大輔 【住所又は居所】岡山県岡山市中畦684番地 小橋工業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】コンテナ台及びフレキシブルコンテナを支持するコンテナスタンドの改良。
【解決手段】■.コンテナ台19の左右両側部に、フレキシブルコンテナ18を開口状態に支持するコンテナスタンド26、及びダンパ21を設け、走行車輪22は、水平方向に360度回動可能のキャスタからなり、コンテナ台19の前後重心位置より前側に、左右のクローラ3の間隔と等しい間隔で配置した。■.コンテナスタンド26に設けられてフレキシブルコンテナ18を開口状態に支持するフック27は操作レバー28により起倒可能。■.ダンパ21はコンテナスタンド26の支柱部分に設けられ、フレキシブルコンテナ18の外周部を支承して重量の増加に伴って次第に下降する。■.コンテナ台19は、機体2に対して上下回動可能に連結され、コンテナ台19を機体2との連結部20aを中心に上方へ回動させ、ロックして収納可能とすると共に、後方に回動させてダンプ可能とし、コンテナ台19上のフレキシブルコンテナ18を地上に降ろせす。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 左右のクローラにより自走する機体に、機体下部前方から機体中央上部を通って機体後部にかけて、圃場の農産物を掘取って搬送を行う掘取りコンベア装置を設け、この掘取りコンベア装置に連続して農産物の選別を行う選別コンベアを設け、該選別コンベアの後方に左右の走行車輪を有するコンテナ台を連結した農産物収穫機であって、前記コンテナ台には、左右両側部に位置して、フレキシブルコンテナを開口状態に支持するコンテナスタンド、及び該フレキシブルコンテナを支承するダンパを設け、前記走行車輪は、水平方向に360度回動可能のキャスタからなり、前記コンテナ台の前後重心位置より前側に、前記左右のクローラの間隔と等しい間隔で配置したことを特徴とする農産物収穫機。 【請求項2】 上記コンテナスタンドに設けられ、フレキシブルコンテナを開口状態に支持するフックは、操作レバーにより起倒可能であることを特徴とする請求項1記載の農産物収穫機。 【請求項3】 上記ダンパは、左右のコンテナスタンドの支柱部分に設けられ、フレキシブルコンテナの外周部を支承して該フレキシブルコンテナの重量の増加に伴って次第に下降させることを特徴とする請求項1記載の農産物収穫機。 【請求項4】 上記コンテナ台は、機体に対して上下回動可能に連結され、コンテナ台を機体に連結した状態で機体との連結部を中心に上方へ回動させ、ロックして収納可能とすると共に、後方に回動させてダンプ可能とし、コンテナ台上のフレキシブルコンテナを地上に降ろせるようにしたことを特徴とする請求項1記載の農産物収穫機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、甘藷、馬鈴薯、こんにゃく芋等の根菜類を圃場から掘り取って搬送し、選別してコンテナ台上に搭載されたフレキシブルコンテナに収容する農産物収穫機において、コンテナ台及びフレキシブルコンテナを支持するコンテナスタンドの改良に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、甘藷、馬鈴薯、こんにゃく芋のような根菜類を圃場から収穫する農産物収穫機が知られている。このような農産物収穫機として、左右のクローラにより自走する機体に、機体下部前方から機体中央上部を通って機体後部にかけて、圃場の農産物を掘取って搬送を行う掘取りコンベア装置を設け、この掘取りコンベア装置に連続して農産物の選別を行う選別コンベアを設け、該選別コンベアの後方に左右の走行車輪を有し、選別した農産物を収容するフレキシブルコンテナを搭載するコンテナ台を連結したものがある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記先行技術の農産物収穫機においては、コンテナ台の走行車輪の左右間隔が狭いと、コンテナ台の荷重が大きくなったとき走行車輪が圃場にくい込む、フレキシブルコンテナを開口状態に支持するフックが固定式のため、フレキシブルコンテナが収容物で一杯になったときにフックから開口部が外しにくくなる、フレキシブルコンテナの収容物が少ないときは、開口部からの落差が大きくなって落下する収容物に傷が付きやすい、農産物収穫機を収納するときや移動するはコンテナ台を機体から取り外しており面倒であった、収容物が一杯になったフレキシブルコンテナをコンテナ台から降ろすときは、大きな力を要している、といった解決すべき各種の課題があった。 【0004】本発明は、上記の課題を解決するために、コンテナ台の走行車輪が、コンテナ台の荷重が大きくなったときでも圃場にめり込まないようにする、フレキシブルコンテナが収容物で一杯になったときでもフックから開口部を外しやすいようにする、フレキシブルコンテナの収容物が少ないときでも、落下する収容物に傷が付かないようにする、農産物収穫機を収納するときや移動するはコンテナ台を折り畳めるようにする、フレキシブルコンテナをコンテナ台から降ろすときは、コンテナ台をダンプさせて楽に降ろせるようにする農産物収穫機を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために本発明は、以下の構成(請求項1〜4)を有することを特徴としている。 A.左右のクローラにより自走する機体に、機体下部前方から機体中央上部を通って機体後部にかけて、圃場の農産物を掘取って搬送を行う掘取りコンベア装置を設け、この掘取りコンベア装置に連続して農産物の選別を行う選別コンベアを設け、該選別コンベアの後方に左右の走行車輪を有するコンテナ台を連結した農産物収穫機であって、前記コンテナ台には、左右両側部に位置して、フレキシブルコンテナを開口状態に支持するコンテナスタンド、及び該フレキシブルコンテナを支承するダンパを設け、前記走行車輪は、水平方向に360度回動可能のキャスタからなり、前記コンテナ台の前後重心位置より前側に、前記左右のクローラの間隔と等しい間隔で配置した。 【0006】B.上記コンテナスタンドに設けられ、フレキシブルコンテナを開口状態に支持するフックは、操作レバーにより起倒可能である。 C.上記ダンパは、左右のコンテナスタンドの支柱部分に設けられ、フレキシブルコンテナの外周部を支承して該フレキシブルコンテナの重量の増加に伴って次第に下降させる。 D.上記コンテナ台は、機体に対して上下回動可能に連結され、コンテナ台を機体に連結した状態で機体との連結部を中心に上方へ回動させ、ロックして収納可能とすると共に、後方に回動させてダンプ可能とし、コンテナ台上のフレキシブルコンテナを地上に降ろせるようにした。 【0007】 【作用】上記A.〜D.(請求項1〜4)の構成によって本発明の農産物収穫機は、以下の作用をする。 ■.コンテナ台には、左右両側部に位置して、フレキシブルコンテナを開口状態に支持するコンテナスタンド、及び該フレキシブルコンテナを支承するダンパを設け、走行車輪は、水平方向に360度回動可能のキャスタからなり、コンテナ台の前後重心位置より前側に、機体に設けられた左右のクローラの間隔と等しい間隔で配置したことで、コンテナ台の荷重が大きくなったときでも走行車輪が圃場にくい込むことがなく、コンテナ台の走行性は安定して良好となる。 【0008】■.コンテナスタンドに設けられてフレキシブルコンテナを開口状態に支持するフックは操作レバーにより起倒可能なので、フレキシブルコンテナが収容物で一杯になったときでも、操作レバーによりフックを起立させ、フックから開口部が外しやすくなる。 ■.ダンパはコンテナスタンドの支柱部分に設けられ、フレキシブルコンテナの外周部を支承して重量の増加に伴って次第に下降させるので、フレキシブルコンテナの収容物が少ないときでも、開口部からの落差が小さくなって収容物に傷が付かない。 ■.コンテナ台は、機体に対して上下回動可能に連結され、コンテナ台を機体に連結した状態で機体との連結部を中心に上方へ回動させ、ロックして収納可能とすると共に、後方に回動させてダンプ可能とし、コンテナ台上のフレキシブルコンテナを地上に降ろせるようにしたことで、農産物収穫機を収納するときや移動するときはコンテナ台を折り畳んでロックすればよく、また、重量の重いフレキシブルコンテナをコンテナ台から降ろすときは、コンテナ台を後方にダンプさせて楽に降ろすことができる。 【0009】 【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の図面に基づいて具体的に説明する。図1ないし図3において、符号1はいも類収穫機で、このいも類収穫機1は、前後方向に長い機体2に、左右対をなし信地旋回あるいは超信地旋回を可能にしたクローラ3,3を装備している。このクローラ3,3の前後中間部の一側寄りの機体2にエンジン4を搭載し、その近傍に、エンジン4により駆動される発電機、油圧ポンプなど(図示せず)を搭載している。クローラ3,3間で、機体2の前側下部位置にトランスミッション5を設けている。また、機体2の下部前方からトランスミッション5上を通り機体中央上部にかけて、圃場に植生している農産物(いも)を掘り取り、後方に向け搬送を行う,先端側が下降するように傾斜した掘取りコンベア装置6を設け、このコンベア装置6は前側部分が上下動可能に中間部を枢支している。エンジン4と反対側の機体2の他側には、操縦部7を設けている。 【0010】掘取りコンベア装置6は、左右の側枠(フレーム)8,8の先端部に掘取り刃9を取付け、側枠8,8間にリンクロッドからなり、所定間隔にスラットを設けたバーコンベア10を巻装し、その傾斜上端部の回動部を中心に傾斜下端側が上下方向に回動可能で、機体2と側枠8,8間に設けた油圧シリンダ(図示せず)の伸縮作動によって上下動調節、即ち、掘り取り深さの調節が行われるようになっている。また、側枠8,8の中間部からバーコンベア10と共に機体側に折り畳めるようになっていて、その折り畳み,折り畳み解除操作を図示しない油圧シリンダにより行うようにしている。バーコンベア10は、その移動速度が無段または有段に変速調節可能となっている。 【0011】上記掘取り刃9とバーコンベア10との間には、少なくともスラットが回転可能の回転間隙があけられており、この掘取り刃9の後部とバーコンベア10の前端部との間に、図示しないゴム板のような可撓性の板体を、回転するスラットと接して上下動可能に設けている。左右の側枠8,8から前方に向け突出したブラケット11,11に、収穫対象畝の長さ方向に沿って機体の移動と共に追従する畝追従装置12を設けている。この畝追従装置12は、収穫対象畝の傾斜両肩部に転接する左右一対のホィール13,13を対向させて設け、この両ホィール13,13を掘取りコンベア装置6に対し上下調節可能、かつ左右移動調節可能に支持している。この一対のホィール13,13は、キャンバー角を有している。 【0012】上記掘取りコンベア装置6の側枠8には、その中間折り畳み部の近傍に位置して、図示しないが、掘取りコンベア装置6を使用状態に展開したときは動力が接続され、折り畳んだときには動力が切断される動力断接機構を設けている。掘取りコンベア装置6の左右両側方に、圃場から掘り取られてバーコンベア10により搬送されてくる収穫物の前処理を行う補助作業者が座る補助作業者用座席14を配設している。この補助作業者用座席14の下側にステップ15、前側に前部コンテナ載置台16が着脱可能、かつ上下回動可能に設けられている。掘取りコンベア装置6の後方の機体後部位置に、ベルトコンベアタイプの選別コンベア17が配設され、この選別コンベア17のさらに後方の機体2に、フレキシブルコンテナ18を搭載するためのコンテナ台19が設けられている。 【0013】このコンテナ台19は、基台20の先端部を機体2に対して連結部20aを介して上下回動可能に連結されている。基台20の後端部左右両側に、水平方向に360度回動可能のキャスタからなる走行車輪22が、それぞれダブルに設けられている。この基台20の後端位置に、コンテナ載置枠23が軸24を介して前後回動可能に枢支され、このコンテナ載置枠23の先端部は、機体2に対してロック・ロック解除装置25を介してロック、ロック解除が可能であり、ロックを解除するロック解除レバー25aが設けられている。そして、ロック解除レバー25aによりコンテナ載置枠23のロックを解除すると、コンテナ載置枠23は軸24を中心に後方に回動してダンプが可能であり、コンテナ載置枠23上に搭載されたフレキシブルコンテナ18を地上に降ろすことができる(図2参照)。コンテナ載置枠23を元の位置に戻すとロック・ロック解除装置25により自動的にロックされる。 【0014】コンテナ載置枠23の左右両側部に位置して、フレキシブルコンテナ18を開口状態に支持するコンテナスタンド26が支柱を介して立設されている。このコンテナスタンド26の支柱部分には、図5及び図6に示すように、フレキシブルコンテナ18の外周部分を支承し、フレキシブルコンテナ18の重量の増加に伴って次第に下降させるダンパ21が設けられている。コンテナ載置枠23の前後重心位置は、コンテナスタンド26の支柱立設位置であり、この重心位置より少し前側に、前記左右の走行車輪22が配設され、また、走行車輪22の左右間隔は、前記クローラの左右の間隔と等しくなっている。 【0015】前記コンテナスタンド26には、図4ないし図8に示すように、フレキシブルコンテナ18を開口状態に支持するフック27,27が設けられ、このフック27の一方は、操作レバー28の操作により起倒可能である。そして、フレキシブルコンテナ18内の収穫物が満杯になったとき、操作レバー28を操作してフック27を倒すことにより、フレキシブルコンテナ18の開口部をフック27から容易に外すことができる。また、前記コンテナ台19は、機体2に対して連結部20aを中心に上方へ回動させて、図示しないロック装置によりロックすることにより収納状態に支持される。そして、いも類収穫機1を倉庫に収納したり、道路を移動したりするときに機長が短くなって都合がよい。なお、コンテナ載置枠23上には、収穫物を収容したフレキシブルコンテナ18に限らず、収穫物を収容した収納袋などを載置するようにしてもよい。その際には、ダンパ21は非作用状態にしておく。 【0016】コンテナ載置枠23上に搭載され、コンテナスタンド26のフック27により開口状態に支持され、ダンパ21により外周部が支承されたフレキシブルコンテナ18内には、選別コンベア17により搬送されてくる収穫物を手選別して投入する。フレキシブルコンテナ18内の収穫物が次第に多くなって重量が増すと、ダンパ21により次第に下降される。このことにより、フレキシブルコンテナ18の開口部から収穫物が投入される投入深さがほぼ一定に保たれ、収穫物同士が衝突して傷つくのが抑制される。 【0017】選別コンベア17の一側で操縦部7の後方に位置して、操縦操作及び選別作業を行う作業者が搭乗する作業者用座席29及びステップ30が設けられ、この作業者用座席29と対向する選別コンベア17の他側に、選別作業を行う作業者が搭乗する選別作業者用座席31及びステップ32が設けられている。選別作業者用座席31の近傍に、操縦部7に設けたクラッチレバーと連動して操作できるクラッチレバー33が設けられ、緊急時に機体の走行及び掘取りコンベア装置6、選別コンベア17などの駆動を停止できるようにしている。上記両座席29,31は、それぞれ上下調節,水平回動可能に支持されている。また、エンジン4及び操縦部7の外側方に中部コンテナ載置台34が着脱可能、かつ装着した状態で基部側が上下回動可能に設けられている。 【0018】エンジン4から動力を受けて変速するトランスミッション5においては、図示しないが、無段変速する油圧無段変速装置(HST)を具備しており、変速ギヤを介して無段と有段とに変速するようにし、サイドクラッチ、デファレンシャル装置を介してエンジン4側からの動力伝達を接,断して、クローラ3,3を無段と有段とに変速走行させるようにしている。そして、操向レバーを大きく操作したときに、サイドクラッチ、差動機構等の作動により、機体を信地旋回あるいは超信地旋回させるようにしている。 【0019】また、上述のようにバーコンベア10は、その移動速度が無段と有段とに変速調節可能であり、これにクローラ3,3の無段または有段走行と組合せることにより、掘取り作業速度が自由に設定可能である。上記掘取りコンベア装置6は、いも類収穫機1の非使用時には、掘取りコンベア装置6全体を回動部を中心に回動させるか、あるいは掘取りコンベア装置6の中間部から先端側部分を上方に折り畳んで機体側に回動させて収納状態にし、機体前後長を短くして小型トラックの荷台に積載して運搬でき、また、倉庫などに収納できると共に、枕地旋回を少ない面積で行えるようにしている。 【0020】次に、上記のように構成されたいも類収穫機1の動作について説明する。いも類収穫機1は、例えば、甘藷を圃場から収穫するとき、畝追従装置12のホィール13,13を、収穫対象畝の傾斜両肩部に転接させ、掘取りコンベア装置6の掘取り刃9の掘取り深さを調節し、機体を前進させる。すると、掘取り刃9は収穫対象畝を縦方向に掘り上げ、掘り上げられた収穫物は、掘取りコンベア装置6のバーコンベア10及びスラットにより機体後方斜め上方に向けて搬送される。そして、無端状に回動するコンベア10及びスラットにより後方斜め上方に搬送された収穫物は、搬送終端から選別コンベア17にもたらされ、ここで作業者により選別されて、選別された収穫物はコンテナ台19上に搭載され、コンテナスタンド26により開口しダンパ21により支承されたフレキシブルコンテナ18内に収容(投入)される。 【0021】バーコンベア10では、収穫物を土と共に搬送しながら機体斜め上方に向け揚上搬送する間に、バーコンベア10のバー間から土が落下し、補助作業者用座席14に座った作業者により、根菜類(いも)以外のつるや茎葉、大きな土塊、石等を除去する前処理が行われる。バーコンベア10の搬送終端から選別コンベア17上に排出された収穫物は、作業者用座席29及び選別作業者用座席31に座った作業者により選別されて、コンテナ台19上に載置されたフレキシブルコンテナ18に収容される。フレキシブルコンテナ18内の収穫物が満杯になったときは、ロック解除レバー25aによりコンテナ載置枠23のロックを解除し、コンテナ載置枠23を軸24を中心に後方に回動してダンプさせ、コンテナ載置枠23からフレキシブルコンテナ18を地上に降ろし、コンテナ載置枠23を元の位置に戻すと自動的にロックされ、フレキシブルコンテナ18を開口状態にセットして作業を継続する。 【0022】ここで、いも類収穫機1は、クローラ(走行装置)3,3、掘取りコンベア装置6、選別コンベア17を中心にして機体2にエンジン4、トランスミッション5、操作部(操作系)7、座席14,29,31、コンテナ載置台16,18,34をほぼ対称に配設することにより、機体2の前後,左右のバランスがよく、作業性,作業精度が良好となり、機体2の走行性,旋回性能,安定性が向上している。また、走行装置(クローラ3,3)を信地旋回あるいは超信地旋回が可能に構成すると共に、トランスミッション5を機体前側中央部に配設していることにより、機体2が急旋回するときでも左右何れの方向にもバランスよく旋回できる。従って、クローラ3,3によって圃場の土を大きくかき寄せるようなことがない。 【0023】掘取りコンベア装置6の前方には収穫対象畝の長さ方向に沿って機体の移動と共に追従する畝追従装置12を設け、その収穫対象畝の傾斜両肩部に転接する一対のホィール13を対向させて設けて掘取りコンベア装置6に対し上下調節、かつ左右調節可能に支持しているので、両ホィール13は収穫対象畝に対し正確に追従して機体を自動操向し、掘取りコンベア装置6による自動掘取り・搬送が行われる。従って、作業者用座席29に座った作業者は収穫対象畝の畝端における機体操向操作以外は、ほとんどの時間を選別作業に当てることができる。また、圃場端で枕地旋回を行うときは、掘取りコンベア装置6を折り畳むことにより、クローラ3,3の急旋回とともに小さい旋回半径で旋回できる。また、いも類収穫機1を倉庫に収納したり、道路を移動したりするときには、コンテナ台19を連結部20aを中心に上方に回動してロックすることで、機長が短くなって都合がよい。 【0024】 【発明の効果】以上説明したように本発明の農産物収穫機によれば、請求項1〜4に記載の構成を有することにより、以下の効果を奏する。 ■.コンテナ台には、左右両側部に位置して、フレキシブルコンテナを開口状態に支持するコンテナスタンド、及び該フレキシブルコンテナを支承するダンパを設け、走行車輪は、水平方向に360度回動可能のキャスタからなり、コンテナ台の前後重心位置より前側に、機体に設けられた左右のクローラの間隔と等しい間隔で配置したので、フレキシブルコンテナ内の収穫物が満杯になってコンテナ台の荷重が大きくなったときでも、走行車輪が圃場にくい込むことがなく、コンテナ台の走行性は安定しており良好である。 【0025】■.コンテナスタンドに設けられてフレキシブルコンテナを開口状態に支持するフックは操作レバーにより起倒可能であるので、フレキシブルコンテナ内が収穫物で一杯になったときでも、操作レバーによりフックを起立させ、フックから開口部が外しやすくなる。 ■.ダンパはコンテナスタンドの支柱部分に設けられ、フレキシブルコンテナの外周部を支承して重量の増加に伴って次第に下降させるので、フレキシブルコンテナの収容物が少ないときでも、開口部からの落差が小さくなって収容物に傷が付かない。 ■.コンテナ台は、機体に対して上下回動可能に連結され、コンテナ台を機体に連結した状態で機体との連結部を中心に上方へ回動させ、ロックして収納可能とすると共に、後方に回動させてダンプ可能とし、コンテナ台上のフレキシブルコンテナを地上に降ろせるようにしたので、農産物収穫機を収納するときや移動するときはコンテナ台を折り畳んでロックすればよく、また、重量の重いフレキシブルコンテナをコンテナ台から降ろすときは、コンテナ台を後方にダンプさせて楽に降ろすことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】390010836 【氏名又は名称】小橋工業株式会社 【住所又は居所】岡山県岡山市中畦684番地
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| 【出願日】 |
平成14年3月4日(2002.3.4) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100063565 【弁理士】 【氏名又は名称】小橋 信淳 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−250319(P2003−250319A) |
| 【公開日】 |
平成15年9月9日(2003.9.9) |
| 【出願番号】 |
特願2002−57478(P2002−57478) |
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