| 【発明の名称】 |
携帯型動力作業機 |
| 【発明者】 |
【氏名】松林 龍彦 【住所又は居所】東京都青梅市末広町一丁目7番地2 株式会社共立内
【氏名】菊池 悟 【住所又は居所】東京都青梅市末広町一丁目7番地2 株式会社共立内
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| 【要約】 |
【課題】手首部分をねじらなくとも後グリップを握ることができ、作業者の体格や作業状況に応じて後グリップの取付位置及び姿勢を変更できるようにして、肘当て部材が邪魔にならず、操作性が良くて、手が疲れにくく、さらに、左右いずれの手でも操作することのできる携帯型動力作業機を提供する【解決手段】 先端から後部に向けて順次、作業部(50)、前グリップ(25)、後グリップ(30)、肘当て部材(40)が取り付けられた操作桿(20)を備え、前記後グリップ(30)は、前記操作桿(20)に略直交する姿勢で取付固定されるとともに、前後方向の任意の位置に移動及び任意の取付角度に回動させることができるようにされ、かつ、前記肘当て部材(40)は、前記操作桿(20)の軸心線(Y−Y)を中心線として平面視で左右対称形とされてなる。
【解決手段】先端から後部に向けて順次、作業部(50)、前グリップ(25)、後グリップ(30)、肘当て部材(40)が取り付けられた操作桿(20)を備え、前記後グリップ(30)は、前記操作桿(20)に略直交する姿勢で取付固定されるとともに、前後方向の任意の位置に移動及び任意の取付角度に回動させることができるようにされ、かつ、前記肘当て部材(40)は、前記操作桿(20)の軸心線(Y−Y)を中心線として平面視で左右対称形とされてなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 先端から後部に向けて作業部(50)、前グリップ(25)、後グリップ(30)、肘当て部材(40)が順次取り付けられた操作桿(20)を備えた携帯型動力作業機(10)であって、前記後グリップ(30)は、前記操作桿(20)に略直交する姿勢で取付固定されるとともに、前後方向の任意の位置に移動及び任意の取付角度に回動させることができるようにされ、かつ、前記肘当て部材(40)は、前記操作桿(20)の軸心線(Y−Y)を中心線として平面視で左右対称形とされていることを特徴とする携帯型動力作業機。 【請求項2】 前記後グリップ(30)は、手(P)で握られるグリップ部(31)と、該グリップ部(31)を前記操作桿(20)に略直交する姿勢で取付固定するための、前記操作桿(20)に外嵌される緊締具(35)と、を備えていて、前記グリップ部(31)をその中心線(X−X)回りに回動させることにより、前記緊締具(35)が締緩せしめられるようにされていることを特徴とする請求項1に記載の携帯型動力作業機。 【請求項3】 前記後グリップ(30)の外端部に握り手抜止用鍔状部32が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯型動力作業機。 【請求項4】 前記肘当て部材(40)は、上に凹の湾曲面からなる肘当て面部(41)と、前記操作桿(20)に外嵌固定される取付部(45)と、を備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の携帯型動力作業機。 【請求項5】 前記肘当て面部(41)は、後部側より前部側の方が腕(H)との接触面積が小さくなるようにその幅が狭くされていることを特徴とする請求項4に記載の携帯型動力作業機。 【請求項6】 前記肘当て面部(41)の前部側に前記取付部(45)が設けられ、前記肘当て面部(41)は、前方に向けて下方に傾斜せしめられていることを特徴とする請求項4又は5に記載の携帯型動力作業機。 【請求項7】 前記作業部(50)は、前記操作桿(20)内に挿通せしめられたドライブシャフト(55)を介して駆動せしめられる刈払刃(52)を備えていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の携帯型動力作業機。 【請求項8】 肘当て部材(40)が取り付けられた操作桿(20)を備えた携帯型動力作業機(10)であって、前記肘当て部材(40)は、前記操作桿(20)の軸心線(Y−Y)を中心線として平面視で左右対称形の上に凹の湾曲面からなる肘当て面部(41)を備え、該肘当て面部(41)は、後部側より前部側の方が腕(H)との接触面積が小さくなるようにその幅が狭くされていることを特徴とする携帯型動力作業機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、操作桿を備えた携帯型動力作業機に係り、特に、先端から後部に向けて作業部、前グリップ、後グリップ、肘当て部材が順次取り付けられた操作桿を備えた携帯型動力作業機に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、携帯型動力作業機の一つである背負式動力刈払機として、先端から後部に向けて、刈払刃等からなる作業部、前グリップ、後グリップ、肘当て部材を順次取り付けた操作桿を備えたものが知られている(実公昭64−6031号公報等を参照)。前記背負式動力刈払機は、その刈り払い作業に当たっては、一方の手で前グリップを握ると共に、他方の手で後グリップを握り、該後グリップを握った手の肘を肘当て部材に当てて作業を行うものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このような従来の携帯型動力作業機においては、通常、前記後グリップは、前記操作桿にそれと共通の中心線を持つように単純に外嵌固定されているので、肘を肘当て部材に当てた状態では、手首部分を大きくねじらなければ前記後グリップを握ることができない。また、前記後グリップの位置を変えることができないので、作業者の体格や作業状況に対応できない場合がある。更に、肘当て部材が操作の邪魔になること等もあって、思うように操作桿を操作すること(上下左右に振ること等)ができず、肘当で部材があっても手が疲れやすいという問題があった。 【0004】本発明は、上述した如くの従来の問題を解消すべくなされたもので、その目的とするところは、先端から後部に向けて順次、作業部、前グリップ、後グリップ、肘当て部材が取り付けられた操作桿を備えた携帯型動力作業機において、手首部分を大きくねじらなくとも後グリップを握ることができ、作業者の体格や作業状況に応じて後グリップの取付位置及び姿勢を変更できるようにして、肘当て部材が邪魔にならず、操作性が良くて、手が疲れにくく、さらに、左右いずれの手でも操作することのできる携帯型動力作業機を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記の目的を達成すべく、本発明に係る携帯型動力作業機は、先端から後部に向けて順次、作業部、前グリップ、後グリップ、肘当て部材が取り付けられた操作桿を備えたものであって、前記後グリップは、前記操作桿に略直交する姿勢で取付固定されるとともに、前後方向の任意の位置に移動及び任意の取付角度に回動させることができるようにされ、かつ、前記肘当て部材は、前記操作桿の軸心線を中心線として平面視で左右対称形とされていることを特徴としている。 【0006】前記後グリップは、好ましくは、手で握られるグリップ部と、該グリップ部を前記操作桿に略直交する姿勢で取付固定するための、前記操作桿に外嵌される緊締具と、を備えていて、前記グリップ部をその中心線回りに回動させることにより、前記緊締具が締緩せしめられるようにされる。また、好ましい態様では、前記後グリップの外端部に握り手抜止用鍔状部が設けられる。 【0007】一方、前記肘当て部材は、好ましくは、上に凹の湾曲面からなる肘当て面部と、前記操作桿に外嵌固定される取付部と、を備える。この場合、前記肘当て面部は、好ましくは、後部側より前部側の方が腕との接触面積が小さくなるようにその幅が狭くされる。 【0008】他の好ましい態様では、前記肘当て面部の前部側に前記取付部が設けられ、前記肘当て面部は、前方に向けて下方に傾斜せしめられる。また、本発明は、特に、携帯型動力作業機が背負式動力刈払機である場合に好適で、この場合、前記作業部は、前記操作桿内に挿通せしめられたドライブシャフトを介して駆動せしめられる刈払刃を備える。 【0009】このような構成とされた本発明に係る携帯型動力作業機の好ましい態様においては、作業時には、左右の一方の手(例えば左手)で前グリップを握り、他方の手(例えば右手)で後グリップを握り、右手の肘を肘当て部材の肘当て面部に当てるようにされる。 【0010】この場合、前記後グリップは、前記操作桿に略直交する姿勢で、例えば、真上に向けて取付固定されているので、肘を前記肘当て部材に当てた状態で、手首部分をねじることなく自然な形で前記後グリップを握ることができ、これにより、操作性の向上、手の疲労の軽減を図れる。また、前記後グリップの位置、姿勢(前記操作桿の軸心線回りの取付角度)を任意に変えることができるので、作業者の体格や作業状況に的確に対応できる。さらに、前記後グリップの外端部に握り手抜止用鍔状部を設けることにより、前記後グリップが手から抜け落ちにくくなり、そのため、後グリップを強く握らなくて済むので、この点からも手を疲れにくくできる。 【0011】前記に加え、前記肘当て部材を左右対称形にしたことで、左右いずれの手でも操作することが可能となる。また、前記肘当て面部は、後部側より前部側の方が腕との接触面積が小さくなるようにその幅が狭くされ、さらに、前記肘当て面部の前部側に前記取付部が設けられ、前記肘当て面部は、前方に向けて下方に傾斜せしめられること等により、肘当て部材が操作の邪魔になりにくくなって、操作性が一層向上する。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る携帯型動力作業機としての背負式動力刈払機を使用して刈払作業を行っている様子を示す図、図2は、図1に示される背負式動力刈払機10に備えられた操作桿20の後部側部分を示す左前方斜視図である。 【0013】図示の背負式動力刈払機10は、背負いバンド14、14が掛けられた側面視L形の背負架台12に、動力源としての空冷2サイクルガソリンエンジン(内燃エンジン)17、及び、燃料タンク18等からなる動力源部15が、水平面内で回動自在に搭載保持されている。 【0014】前記駆動源部15における左右の一側(図示していない左側)には、リコイルスタータ装置が配置され、他側(右側)には、可撓性ドライブシャフト内蔵管26が連結されている。該可撓性ドライブシャフト内蔵管26には、剛性直管からなる操作桿20が継手28を介して連結され、前記操作桿20内に挿通せしめられたドライブシャフト55に、前記可撓性ドライブシャフト内蔵管26内の可撓性ドライブシャフト56(図4参照)が連結されている。前記操作桿20の先端部には、刈払刃52や安全カバー54等からなる作業部50が取り付けられており、前記内燃エンジン17の動力が、前記ドライブシャフト55等を介して前記刈払刃52に伝達されるようになっている。 【0015】前記操作桿20には、その軸心線Y−Yの方向に沿って、先端から後部に向けて順次、前記作業部50、ループ形の前グリップ25、エンジン停止用スイッチ27、後グリップ30、肘当て部材40が取り付けられている。前記後グリップ30は、前記操作桿20に略直交する姿勢で、例えば、真上に向けて取付固定されるとともに、前記軸心線Y‐Yに沿って前後方向の任意の位置に移動及び任意の取付角度に回動させることができるようにされている。 【0016】詳細には、前記後グリップ30は、手Pで握られる棒状のグリップ部31と、該グリップ部31を前記操作桿20に略直交する姿勢で取付固定するための、前記操作桿20に外嵌される緊締具35と、を備えている。前記後グリップ30の外端部(上端部)には、握り手抜止用鍔状部32が設けられている。 【0017】前記緊締具35は、図2に加えて、図4及び図5を参照すればよくわかるように、前記操作桿20に外嵌される断面C字乃至U字状の金属製の切欠筒状部材36と、前記グリップ部31の下端に取着固定された軸部材21と、該軸部材21の下部に設けられた雄ねじ部22と、該雄ねじ部22に螺合せしめられた六角ナット23と、を備えており、前記切欠筒状部材36の上側半体部36Aにおける対向突出端部36Aaには、前記軸部材21を挿通する丸穴37が形成され、前記切欠筒状部材36の下側半体部36Bにおける突出対向端部36Bbには、前記六角ナット23が嵌合係止せしめられる六角穴38及びこれより小径の丸穴39が形成されている。ここでは、前記グリップ部31をその中心線X−X回りに回動させることにより、前記雄ねじ部27と前記六角ナット28とが螺合し、これによって、前記上側半体部36Aの突出対向端部36Aaと前記下側半体部36Bの突出対向端部36Bbとの間の隙間Sが変化し、前記緊締具35が前記操作桿20に対して締緩せしめられるようになっている。 【0018】一方、前記肘当て部材40は、合成樹脂製とされ、上に凹の湾曲面からなる肘当て面部41と、前記操作桿20に外嵌固定される取付部45と、を備えている。該取付部45は、前記肘当て面部41の前部側に設けられており、前記肘当て面部41の前端側に一体に連設された上側挟持部46と、該上側挟持部46にボルトナット類48、48で連結される下側挟持部47と、からなっており、前記上側挟持部46と前記下側挟持部47とで前記操作桿20を挟むようにして取付固定されている。 【0019】そして、前記肘当て面部41は、図2、図4に加えて図3を参照すればよくわかるように、前記操作桿20の軸心線Y‐Yを中心線として左右対称に、全体として上に凹の湾曲状に形成され、後部側より前部側の方が腕Hとの接触面積が小さくなるようにその幅が狭くされ、また、前記肘当て面部41は、前方に向けて下方に傾斜せしめられている。 【0020】このような構成とされた本実施形態の背負式動力刈払機10においては、刈払作業時には、図1に示される如くに、左右の一方の手(ここでは左手LP)で前記前グリップ25を握り、他方の手(ここでは右手RP)で前記後グリップ30を握り、前記右手RPの肘Eを前記肘当て部材40の前記肘当て面部41に当てるようにされる。 【0021】この場合、前記後グリップ30は、前記操作桿20に略直交する姿勢で取付固定されているので、肘Eを前記肘当て部材40の肘当て面部41に当てた状態で、手首部分をねじることなく自然な形で前記後グリップ30を握ることができ、これにより、操作性の向上、手の疲労の軽減を図れる。 【0022】また、前記後グリップ30の位置、姿勢(取付角度)を任意に変えることができるので、作業者の体格や作業状況に的確に対応できる。さらに、前記後グリップ30の外端部に握り手抜止用鍔状部32が設けられていることにより、前記後グリップ30が手RPから抜け落ちにくくなり、そのため、前記後グリップ30を強く握らなくて済むので、この点からも手を疲れにくくできる。 【0023】前記に加え、前記肘当て部材40は、前記操作桿20の軸心線Y‐Yを中心線として左右対称に、全体として上に凹の湾曲状に形成したことで、前記動力源部15を左右へ反動せしめた場合に対応して、左右いずれの手LP、RPでも操作することが可能となる。 【0024】また、前記肘当て面部41が、凹の湾曲状で、後部側より前部側の方が腕Hとの接触面積が小さくなるようにその幅が狭くされ、さらに、前記肘当て面部41の前部側に前記取付部45が設けられ、前記肘当て面部41は、前方に向けて下方に傾斜せしめられること等により、前記後グリップ30の位置、姿勢(取付角度)が変わることで、該後グリップ30を握る手Pの位置が移動して腕Hが動いても、前記肘当て部材40がその腕Hの動きを邪魔しないので、手Pや腕Hに負担がかからず、操作性が一層向上する。 【0025】以上、本発明の一実施形態について詳述したが、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の精神を逸脱しない範囲で、設計において、種々の変更ができるものである。 【0026】 【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発明の携帯型動力作業機は、後グリップが操作桿に略直交する姿勢で取付固定されているので、肘を肘当て部材に当てた状態で、手首部分をねじることなく自然な形で前記後グリップを握ることができ、これにより、操作性の向上、手の疲労の軽減を図れる。また、前記後グリップの位置、姿勢(取付角度)を任意に変えることができるので、作業者の体格や作業状況に的確に対応できる。さらに、前記後グリップの外端部に握り手抜止用鍔状部を設けることにより、前記後グリップが手から抜け落ちにくくなり、そのため、後グリップを強く握らなくて済むので、この点からも手を疲れにくくできる。前記に加え、前記肘当て部材を左右対称形にしたことで、左右いずれの手でも操作することが可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000141990 【氏名又は名称】株式会社共立 【住所又は居所】東京都青梅市末広町1丁目7番地2
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| 【出願日】 |
平成14年2月1日(2002.2.1) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100091096 【弁理士】 【氏名又は名称】平木 祐輔 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−225012(P2003−225012A) |
| 【公開日】 |
平成15年8月12日(2003.8.12) |
| 【出願番号】 |
特願2002−25656(P2002−25656) |
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