| 【発明の名称】 |
コンバイン |
| 【発明者】 |
【氏名】梶岡 律子 【住所又は居所】大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機株式会社内
【氏名】浜田 健二 【住所又は居所】大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機株式会社内
【氏名】寺島 淳 【住所又は居所】大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】ヘッダー20・46の取付け時に、種類を識別し、ヘッダー20・46に合った運転や作業を行って、従来の如き異なるヘッダー20・46との交換時などに発生するヘッダー20・46の誤制御を防止する。
【解決手段】各種作業用ヘッダー20・46を交換自在に装備させるコンバインにおいて、ヘッダー20・46の取付け及び取外しとヘッダー20・46の作業用の識別を行うヘッダー判別手段56・57を設ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 各種作業用ヘッダーを交換自在に装備させるコンバインにおいて、ヘッダーの取付け及び取外しとヘッダーの作業用の識別を行うヘッダー判別手段を設けたことを特徴とするコンバイン。 【請求項2】 各ヘッダー別の制御データを各制御部に入力させるチューニング手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のコンバイン。 【請求項3】 ヘッダー取外し時の制御データを記憶して次回のヘッダー取付け作業時には記憶データに基づくヘッダーの制御を可能とさせたことを特徴とする請求項1記載のコンバイン。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は稲或いは大豆など各種刈取作物に応じヘッダーを交換して刈取作業を行うコンバインに関する。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】この種コンバインの制御用コントローラは外乱の影響の低減や、ハーネスの省線化のためコラム付近に配置させ、工場での出荷調整の効率化のためコントローラに各種ヘッダーなどの調整データを記憶しているが、装着使用時とはコントローラとヘッダーとは対応したものに調整する必要がある。また大型コンバインにあっては出荷輸送時や保管時にその都度ヘッダーを取外したり、作物によってヘッダーを交換するが、コントローラで調整するヘッダーと別のヘッダーが装着された場合には異常な制御が行われて正確な作業が行えないなどの不都合がある。 【0003】 【課題を解決するための手段】したがって本発明は、各種作業用ヘッダーを交換自在に装備させるコンバインにおいて、ヘッダーの取付け及び取外しとヘッダーの作業用の識別を行うヘッダー判別手段を設けて、使用目的とするヘッダーの正確且つ確実な取付けを容易に確認可能とさせて、ヘッダーの取付作業での効率向上化を図るものである。 【0004】また、各ヘッダー別の制御データを各制御部に入力させるチューニング手段を設けて、取付けるヘッダーに対応させてその都度制御データを調整するなどの煩わしさを解消させ、対応する制御データに基づき正確なヘッダーの駆動を容易に可能とさせるものである。 【0005】さらに、ヘッダー取外し時の制御データを記憶して次回のヘッダー取付け作業時には記憶データに基づくヘッダーの制御を可能とさせて、初回以後の同一ヘッダーによる作業にあっては、その都度制御部を調整操作する煩わしさなく容易に適正条件で作業を行わせて、作業能率を向上させるものである。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1はコンバインの全体側面図、図2は同平面図であり、図中1は走行クローラ2をトラックフレーム3を介して装備する機台、4は機体の進行方向に対し軸芯を直交させる大径及び小径2つのスクリュ形第1及び第2扱胴5・6並びに揺動選別盤7などを備える脱穀部、8は脱穀部4上方に配備して揚穀筒9を介して取出す脱穀部4の穀粒を貯留する穀物タンク、10は穀物タンク8内の穀粒を取出す上部搬出オーガ、11は穀物タンク8の後方に配備してエンジン12を内設するエンジンルーム、13は運転席14及び操向ハンドル15などを運転台16に備えて脱穀部4の前部上方に配設する運転操作部、17は運転台16の左右両側に配備する左右の作業者乗降用ステップ、18は脱穀部4の下部前方に油圧刈取昇降シリンダ19を介し昇降可能に装備する刈取部である。 【0007】そして、前記刈取部18は、未刈り穀稈を取入れる刈取ヘッダー20と、該ヘッダー20の後部略中央に連結させて刈取穀稈を脱穀部4に送給するフィーダハウス21によって構成すると共に、未刈稈掻込リール22と、往復駆動型刈刃23と、掻込オーガ24とを前記刈取ヘッダー20に備え、前記フィーダハウス21を運転台16の下方で運転台16中央の運転席14より左側に偏位して配設させ、前記ヘッダー20に取込まれる刈取穀稈をフィーダハウス21に内設する供給コンベア25を介し脱穀部4前部左側のビータ26に送り込んで脱穀処理するように構成している。 【0008】図3に示す如く、左右方向に略水平に横架させる平行な四角パイプ形下フレーム27及び上フレーム28と、掻込オーガ24の左右両側を遮閉する左右側板29・29を、刈取フレーム30によって一体的に固定して刈取ヘッダー20を形成すると共に、刈取ヘッダー20後面にドッキングフレーム31を介してフィーダハウス21前部を着脱自在に固定させ、刈取ヘッダー20とフィーダハウス21を分離自在に連結させ、刈取昇降シリンダ19などを介して供給入力軸32軸芯回りにフィーダハウス21前部を昇降自在に脱穀部4に取付けた後、フィーダハウス21に刈取ヘッダー20を取付けるように構成している。また、分草フレーム33を介して分草先頭34と分草本体35を一体固定した分草板36を前記側板29前側に固定させ、左側の側板29及び分草板36の機体外側部で前後方向に上下分草板37・38を設けると共に、前後方向に延設させる左右リフトアーム39・39前端部に未刈稈掻込リール22を回転自在に取付け、左右分草板36・36間の穀稈を前記リール22によって後方の掻込オーガ24方向に搬送し乍ら穀稈株元側を刈刃23によって切断させ、刈取った穀稈を掻込オーガ24によって中央部に寄せ集め乍ら後方のフィーダハウス21前部に搬入させ、フィーダハウス21の供給コンベア25によって脱穀部4に刈取り穀稈全量を投入させ、穀粒をタンク8に収集し、藁屑を放出する脱穀作業を行わせるように構成している。 【0009】また、前記リフトアーム39前部を後端のリール昇降支点軸40回りに昇降させる油圧リール昇降シリンダ41と、上フレーム28に基端下部を取付けて先端上部に支点軸40を介してリフトアーム39後端部を回転自在に連結させる揺動アーム42と、揺動アーム42に揺動フレーム43を介して連結させる電動型油圧ユニット44の油圧揺動シリンダ45を設け、昇降シリンダ41制御によるリフトアーム39昇降動作によってリール22の高さ調節を行い、揺動シリンダ45制御による揺動アーム42前後回動によってリール22の前後方向位置調節を行うように構成している。 【0010】図6に示す如く、前記刈取ヘッダー20は大型・小型或いは作物別など他種類のヘッダー46と交換自在に設け、取付けるヘッダー20・46の種類に応じてヘッダー20や本機各駆動部の制御を行うもので、図4に示す如く機体の左右傾斜を検出する水平センサ47及び基準左右傾斜を設定して制御コントローラに入力(チューニング)する水平設定器48と、刈取部18の刈高さを検出する刈高さセンサ49及び目標の基準刈高さを設定して制御コントローラに入力(チューニング)する刈高さ設定器50と、リール22の取付高さを検出するリール昇降センサ51及び目標のリール高さを設定して制御コントローラに入力(チューニング)するリール昇降設定器52と、水平設定器48の傾斜設定値に基づき水平制御を開始させる手動水平スイッチ53と、刈高さ設定器50の刈高さ設定値に基づき刈高さ制御を開始させる手動刈高さスイッチ54と、リール昇降設定器52のリール高さ設定値に基づきリール昇降制御を開始させる手動リールスイッチ55と、ヘッダー20・46の本機取付けを検出するヘッダー取付スイッチ56と、取付けたヘッダー20・46の種類をヘッダー20・46に設けるバーコードや記号或いはヘッダーハウスに付加する識別信号より読み取るヘッダー識別センサ57と、エンジン12の負荷率(ラック位置の変化率)の基準値を設定して制御コントローラに入力(チューニング)するエンジン負荷設定器58と、負荷設定器58の負荷率設定値に基づき電子ガバナ制御を開始させる手動エンジンスイッチ59と、運転操作部13に備えてヘッダー20・46の制御動作を表示させるパネル表示器60と、アクセルセンサ61を備えてエンジン12の回転制御を行う電子ガバナコントローラ62と、標準ヘッダー20やロークロップヘッダー46など種類別の制御データ(設定器)に基づき各ヘッダー20・46の駆動制御を行う制御コントローラである作業用コントローラ63・64とを備え、各センサ47・49・51・57,設定器48・50・52・58,スイッチ53・54・55・56・59をヘッダー識別コントローラ65に入力接続させると共に、各コントローラ62・63・64と表示器60に識別コントローラ65を接続させて、取付けるヘッダー20・46の種類に応じた運転及び作業条件で駆動を行うように構成している。なお次回ヘッダー20・46の装着時にあっては各スイッチ53・54・55・59を手動操作することによって、前回のヘッダー20・46の制御データ(設定値)をそのまま用いてそれぞれの自動制御が行われる。 【0011】そして図5に示す如く、ヘッダー20・46の取付けの判断はキースイッチがオンで、ヘッダーハーネスが本機側に接続した状態で、ヘッダー取付スイッチ56がオンのとき、各コントローラ62・63・64に対応のヘッダー20或いは46の制御データを入力させるチューニング動作を行わせるもので、ヘッダーハーネスや取付スイッチ56がオフのヘッダー20・46の作業後の取外し時にあってはこの取外し直前の作業時の各種制御データ(設定値)をメモリに記憶させ、次回同じヘッダー20・46を取付けて作業を行う時には各スイッチ53・54・55・59の手動操作で前回のデータを今回のデータとして用いてこの記憶データに基づく制御を行う。 【0012】またこのような制御データのないヘッダー20・46の取付け時には、前記識別センサ54で取付けられたヘッダー20・46の種類を識別し、識別されたヘッダー20或いは46の表示をパネル表示器57に行うと共に、標準ヘッダー20が表示される標準ヘッダー20の使用時には、この標準ヘッダー20作業を行うに必要とするエンジン負荷・機体の左右傾斜地・刈高さ値・リール昇降値(リール高さ)の制御データが前記設定器58・48・50・52の操作によりコントローラ62・63に入力(チューニング)され、各スイッチ59・53・54・55のオン操作によって制御データを基準値とした各自動制御が行われるもので、標準ヘッダー20の全制御データが入力され自動制御状態となったとき、パネル表示器60にチューニングの終了表示を行う。 【0013】そして、チューニング終了後の通常の標準ヘッダー20を用いた刈取作業中にあっては、エンジン負荷率に基づいてエンジン回転数を一定維持させるなどの電子ガバナ制御、機体を基準傾斜値(水平)に保つ水平制御、昇降シリンダ19を駆動して刈刃23を基準刈高さに保つ刈高さ制御、リール昇降シリンダ41を駆動してリール22を基準リール高さに保つリール昇降制御を自動で行わせる。 【0014】一方、ロークロップヘッダー46の取付けによってパネル表示器60にこのヘッダー46が表示されたときには、ロークロップ作業に必要とするエンジン負荷、機体の左右傾斜値の制御データが前記設定器58・48の操作によりロークロップコントローラ64に入力(チューニング)され、前記スイッチ59・53の手動操作で制御データに基づく電子ガバナ制御や水平制御が開始され、パネル表示器60にチューニングの終了表示を行うと共に、チューニング終了後のロークロップヘッダー46を用いた刈取作業中にあっては、大豆作業などに適した電子ガバナ制御と水平制御を自動で行って、作業能率の向上化を図る。 【0015】このようにヘッダー20・46の取付け時に、種類を識別し、ヘッダー20・46に合った条件の運転や作業を行って、従来の如き異なるヘッダー20・46との交換時などに発生するヘッダー20・46の誤制御を防止するものである。 【0016】図6、図7に示す如く、前記ロークロップヘッダー46は掻込オーガ24の前方位置にロークロップユニット66を配設させると共に、前記上フレーム28前方位置に補助オーガ67を配設させて、ロークロップユニット66から掻込オーガ24に刈取稈が受継がれるとき、稈の穂先が上フレーム28に乗りかかる不都合を防止し、補助オーガ67によって強制的に穂先を下方に倒し込んで、掻込オーガ24にスムーズに取込まれるように構成している。 【0017】また、前記ロークロップユニット66は左右2つの搬送体68を1組として左右方向に4組配設させ、1組の搬送体68の左右両側に配備させる回転輪69を畝70間の溝内を移動させ、搬送体68前方に備える分草板71を介し左右搬送体68間に取込まれた大豆穀稈をこの送り終端下方の掻込オーガ24に送り込むように構成している。 【0018】以上からも明らかなように、各種作業用ヘッダー20・46を交換自在に装備させるコンバインにおいて、ヘッダー20・46の取付け及び取外しとヘッダー20・46の作業用の識別を行うヘッダー判別手段であるヘッダー取付スイッチ及び識別センサ56及び57を設けたことによって、使用目的とするヘッダー20・46の正確且つ確実な取付けを容易に確認可能とさせて、ヘッダー20・46の取付作業での効率向上化を図ることができる。 【0019】また、各ヘッダー20・46別の制御データを制御部である各コントローラ62・63・64に入力させるチューニング手段である設定器58・48・50・52を設けたことによって、取付けるヘッダー20・46に対応させてその都度制御データを調整するなどの煩わしさを解消させ、対応する制御データに基づき正確なヘッダー20・46を容易に可能とさせることができる。 【0020】さらに、ヘッダー20・46取外し時の制御データを記憶して次回のヘッダー20・46取付け作業時には記憶データに基づくヘッダー20・46の制御を可能とさせることによって、初回以後の同一ヘッダーによる作業にあっては、その都度コントローラ62・63・64を調整操作する煩わしさなく、容易に適正条件で作業を行わせて作業能率を向上させることができる。 【0021】なお前述実施例にあっては標準ヘッダー20とロークロップヘッダー46の2つの交換のみの構成を示したが、ヘッダー20・46の大小形状或いは刈取作物に応じた種類の異なるヘッダーなど3つ以上何れのヘッダーの交換の構成でも良く作業用コントローラ63・64も3つ以上備える構成でも同じである。 【0022】 【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明は、各種作業用ヘッダー20・46を交換自在に装備させるコンバインにおいて、ヘッダー20・46の取付け及び取外しとヘッダー20・46の作業用の識別を行うヘッダー判別手段56・57を設けたものであるから、使用目的とするヘッダー20・46の正確且つ確実な取付けを容易に可能とさせて、ヘッダー20・46の取付作業での効率向上化を図ることができるものである。 【0023】また、各ヘッダー20・46別の制御データを制御部62・63・64に入力させるチューニング手段48・50・52・58を設けたものであるから、取付けるヘッダー20・46に対応させてその都度制御データを調整するなどの煩わしさを解消させ、対応する制御データに基づき正確なヘッダー20・46の駆動を容易に可能とさせることができるものである。 【0024】さらに、ヘッダー20・46取外し時の制御データを記憶して次回のヘッダー20・46取付け作業時には記憶データに基づくヘッダー20・46の制御を可能とさせることによって、初回以後の同一ヘッダーによる作業にあっては、その都度制御部62・63・64を調整操作する煩わしさなく、容易に適正条件で作業を行わせて作業能率を向上させることができるものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006851 【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社 【住所又は居所】大阪府大阪市北区茶屋町1番32号
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| 【出願日】 |
平成13年12月17日(2001.12.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062270 【弁理士】 【氏名又は名称】藤原 忠治
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| 【公開番号】 |
特開2003−180120(P2003−180120A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月2日(2003.7.2) |
| 【出願番号】 |
特願2001−382517(P2001−382517) |
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