| 【発明の名称】 |
苗移植機 |
| 【発明者】 |
【氏名】塩崎 孝秀 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】渡部 一郎 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】山崎 仁史 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】清家 理伯 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】神谷 寿 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】草本 英之 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】岡田 卓也 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】福井 享 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】山口 信 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
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| 【要約】 |
【課題】無限軌道式の苗送り作動体がマット状の苗の底面を受ける状態で当該苗を所定の苗取出位置まで移送し、該苗取出位置で苗を取り出して圃場に植付ける苗移植機において、根が苗送り作動体に絡みついて苗を傷めることなく、かつ苗を確実に送れるようにする。
【解決手段】苗送り作動体102の表面に、該苗送り作動体の幅よりも短く苗送り方向と交差する方向の突条102aを適当間隔で設ける。この突条102aは、苗送り方向に隣接するもの同士を苗送り作動体102の幅方向にずらして配置する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 無限軌道式の苗送り作動体がマット状の苗の底面を受ける状態で当該苗を所定の苗取出位置まで移送し、該苗取出位置で苗を取り出して圃場に植付ける苗移植機において、前記苗送り作動体の表面に、該苗送り作動体の幅よりも短く苗送り方向と交差する方向の突条を適当間隔で設け、かつ苗送り方向に隣接する突条同士を苗送り作動体の幅方向にずらして配置したことを特徴とする苗移植機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、マット状の苗を用いる苗移植機における苗移送技術に関する。 【0002】 【従来の技術】マット状の苗を用いる苗移植機では、苗を載せた苗載台が左右往復動して最下部の苗を順次苗取出位置まで供給し、その苗取出位置の苗を苗植付具が分割して取り出して圃場に植付けるとともに、苗載台が左右行程の端部まで移動して横一列分の苗が全て植付けられると、苗載台に設けた苗送りベルトが作動し、苗載台上のマット苗を苗取出位置の側へ移送するようになっている。苗送りベルトと苗とが互いに滑らないように、従来は図27に示すように、苗送りベルト102の表面にイボ状の突起102bが設けられていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の苗送りベルトは、イボ状の突起に根が絡み付きやすく、それが原因で苗を傷める、苗送りが不安定になるといった問題点を有していた。本発明は、この従来の問題点を解消し、苗を傷めることなく苗を確実に送れるようにすることを課題している。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明は次の構成とした。すなわち、本発明にかかる苗移植機は、無限軌道式の苗送り作動体がマット状の苗の底面を受ける状態で当該苗を所定の苗取出位置まで移送し、該苗取出位置で苗を取り出して圃場に植付ける苗移植機において、前記苗送り作動体の表面に、該苗送り作動体の幅よりも短く苗送り方向と交差する方向の突条を適当間隔で設け、かつ苗送り方向に隣接する突条同士を苗送り作動体の幅方向にずらして配置したことを特徴としている。 【0005】突条が苗の底面に引っ掛かることで苗送りベルトと苗との滑りを防ぎ、確実に苗を送る。突条は苗送り作動体の幅方向全域にわたって設けられるので、苗送り作動体の幅方向のどの部分も苗送り作用をする。また、苗送り作動体の苗送り方向に隣接する前後の突条同士を苗送り作動体の幅方向にずらしてあるので、ここの突条が短くても苗送り方向における苗送りのムラがない。 【0006】 【発明の効果】したがって、本発明による苗移植機は、苗送り搬送体の幅方向に長い突条に苗の根が絡みつくことはないので、苗送りベルトが苗を傷めることがなく、しかも苗を確実に安定して苗取出位置まで送ることができ、苗植付の精度を向上させられるようになった。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1乃至図3は本発明による苗移植機の一例である乗用田植機を表している。この乗用田植機1は、走行車体2の後方に昇降機構3を介して10条植えの苗植付部4が昇降可能に装着されている。 【0008】四輪駆動車両である走行車体2は、機体の前部にミッションケース10を配し、該ミッションケースの左右側方に設けた前輪ファイナルケース11,11から外向きに突出する前輪車軸に前輪12,12を取り付けている。また、ミッションケース10の背面部に左右一対のメインフレーム13,13の前端部を固着し、該メインフレームの後端部にローリング自在に支持された左右の後輪ギヤケース14,14から外向きに突出する後輪車軸に主後輪15,15及び補助後輪16,16,17,17を取り付けている。なお、補助後輪16,16,17,17を内側にスライドさせられるように構成されている。 【0009】エンジン20はメインフレーム13,13の上に搭載されている。そのエンジン20の回転動力が、第一ベルト伝動装置21及び第二ベルト伝動装置22によってミッションケース10へ伝達される。ミッションケース10に伝達された回転動力は、該ケース内のトランスミッションにて変速された後、走行動力と植付動力に分離して取り出される。そして、走行動力は、一部が前輪ファイナルケース11,11に伝達されて前輪12,12を駆動するとともに、残りが後輪伝動軸23,23を介して後輪ギヤケース14,14に伝達されて後輪15,15,16,16,17,17を駆動する。また、植付動力は、第一植付伝動軸24を介して走行車体2の後部に設けた植付クラッチケース25に一旦伝達され、さらに植付クラッチケース25から第二植付伝動軸26を介して苗植付部4へ伝達される。 【0010】エンジン20の上部はエンジンカバー30で覆われており、その上に座席31が設置されている。座席31の前方には各種操作機構を内蔵するボンネット32があり、その上方に前輪12,12を操向操作するハンドル33が設けられている。L1は指操作式のフィンガレバーで、これを一方に操作すると植付クラッチ「切」、苗植付部「上げ位置」になり、他方に操作すると植付クラッチ「入」、苗植付部「下げ位置」になる。L2は植付昇降レバーで、手動操作により植付クラッチを入・切及び苗植付部4を昇降させる。植付昇降レバーのレバー杆は通常外されていて、上記フィンガレバーL1の制御系が故障した場合や、苗植付部4を途中の高さに停止させる必要があるときにレバー杆を取り付けて使用する。L3は変速レバーで、第二ベルト伝動装置22の変速操作をする。 【0011】図4に示すように、座席31は前端を支点にして前方に回動可能に設けられている。常態状態では、座席31はエンジンカバー30の上面に支立設した短い支柱30aに支持されている。このため、座席31の下側には空間があり、この空間が前記植付昇降レバーL2のレバー杆34a及び苗ストッパ34bの収納に利用されている。レバー杆34a及び苗ストッパ34bはブラケット34に取り付けて固定するようになっている。なお、苗ストッパ34bは、苗植付けを1条だけ停止させる際に苗載台の植付停止させる条に装着して苗送りを強制停止するときに用いられる補助具である。 【0012】エンジンカバー30及びボンネット32の左右両側は、人が移動可能なメインステップ35になっている。メインステップ35の後部は高くなっている。また、メインステップ35の左右外側でエンジンカバー30の側方部には、メインステップ35とほぼ同レベルの拡張ステップ36,36が設けられている。拡張ステップ36,36の後部も高くなっている。そして、この左右の拡張ステップ36の外側下方に、拡張ステップに乗降するための足掛け37,37が取り付けられている。さらに、メインステップ35及び拡張ステップ36,36の後側には、これらの後部と同じ高さでリヤステップ38が設けられている。また、リヤステップ38の左右両側には、補助リヤステップ39,39が設けられている。なお、補助リヤステップ39,39は、収納のため内側に折りたたみ可能になっている。 【0013】リヤステップ38及び補助リヤステップ39,39の上方で、かつ平面視で前部が重複する前後位置には、補給用の苗箱を載置しておく苗枠40が設けられている。この苗枠40の内側にはローラ41,…が前後2列設けられており、載置されている苗箱を楽に左右移動させられる。なお、苗枠40の左右端部40a,40aは内側に折りたたみ可能になっている。 【0014】符号44は線引きマーカで、起立転倒可能に設けられており、圃場を折り返しながら作業を行うときに次行程で通る側が転倒し、次行程で機体の左右中心が通る位置を圃場表土面に線引きする。符号45はサイドマーカで、前行程で植付けた最外側の既植条の位置を示す。線引きマーカ44及びサイドマーカ45は後方に回動して収納することができる。符号46はスペースマーカで、伸縮自在かつ左右に転倒可能に設けられており、通常は起立させて機体の左右中心を示す指標となり、適当な長さに伸ばした状態で機体側方に転倒させると機体側方の対象物、例えば畦までの距離を示す指標となる。符号48は、スペースマーカ46を転倒させたとき、これを下から支えるスペースマーカ受けである。 【0015】昇降機構3は、メインフレーム13の後端部に固定して設けたリンクベースフレーム50に回動自在に取り付けられた上リンク51及び下リンク52,52を備え、これら上下リンクの後端部に縦リンク53が連結されている。そして、縦リンク53の下端部から後方に突出する軸受部に苗植付部側に固着した連結軸54が回転自在に挿入連結され、苗植付部4が連結軸54を中心にしてローリング自在に装着される。基部側がメインフレーム13に固着した支持部材に枢支され、ピストンロッド側が上リンク51の基部に一体に設けたスイングアーム56の下端部に連結されている油圧シリンダ57を伸縮させると、各リンク51,52,52が上下に回動し、苗植付部4がほぼ一定姿勢のまま昇降する。 【0016】苗植付部4は10条植えの構成で、フレームを兼ねる伝動ケース60、苗を載せておく苗載台80、該苗載台上の苗を圃場に植え付ける植付条数分の苗植付装置200,…、苗植付けに先行して泥面を整地するフロート210,…等を備えている。 【0017】伝動ケース60は、左右中央部に位置する苗載台駆動ケース61の背面に植付伝動ケース62−3の前端部を固着し、また苗載台駆動ケース61の左右側面に第一連結パイプ63,63の内端部を固着し、その第一連結パイプ63,63の外端部に植付伝動ケース62−2,62−4の前部内面を固着し、その植付伝動ケース62−2,62−4の前部外面に第二連結パイプ64,64の内端部を固着し、その第二連結パイプ64,64の外端部に植付伝動ケース62−1,62−5の前部内面を固着している。伝動ケース60の上側に苗載台80が支持されていると共に、各植付伝動ケース62−1〜62−5の後部に支承されている植付駆動軸65,…の左右突出部に苗植付装置200−1〜200−10が取り付けられている。左右の外側から2番目の植付伝動ケース62−2,62−4の後端部には、側面視U字状でフロート210の後端よりも後方に突出する保護板66が一体に取り付けられている。 【0018】走行車体2のミッションケース10より伝動される苗植付部駆動用動力が、伝動ケース60の入力部に伝動される。その回転動力が、苗載台駆動ケース61の下部を貫通して植付伝動ケース62−2〜62−4の前部と第一連結パイプ63,63の内部に支承されているセンター植付主軸69に伝えられ、更に、畦クラッチ71−2〜71−4によってセンター植付主軸69と伝動入・切可能なチエン72,…を介して植付伝動ケース62−2〜62−4の各植付駆動軸65,…へ伝動される。また、センター植付主軸69の回転動力が、畦クラッチ71−1,71−5によって、第二連結パイプ64,64の内部と植付伝動ケース62−1,62−5の前部に支承されているサイド植付主軸70,70に伝動入・切可能に伝えられ、更にサイド植付主軸70,70からチエン72,72を介して植付伝動ケース62−1,62−5の植付駆動軸65,65へ伝動される。各畦クラッチ71,…は個別に入・切操作するようになっているので、植付条PL1〜PL10を2条づつの単位で植付け・非植付けを切り替えられる。 【0019】また、センター植付主軸69の回転は、後記苗縦送り装置101,…を駆動する苗縦送り駆動軸73と、苗載台80を左右移動させる横移動棒74とに伝動される。 【0020】苗載台80は、前側が上位となるよう傾斜して設けられており、フェンス部81によって各植付条ごとの苗載部80−1〜10に区分されている。苗載部の各条は左から順に第1条、第2条、…と呼称することにする。 【0021】苗載台80は苗載面の裏側で左右動自在に支持されている。その支持構造は、図7に示すように、苗載面の裏面側下部に左右方向に設けた横枠82に係合摺接部材84を固着し、該係合摺接部材を植付伝動ケース62(1〜5)の上に設けた左右に長い支持レール83に左右に摺動自在に係合させていると共に、植付電動ケース62−2,62−4に基部が固着された苗載台支持フレーム85の上端部に取り付けたローラ86,…を苗載面の裏面上部に固着した左右方向の断面コ字状の上部レール87に係合させている。前記横移動棒74の両端部に固着した連結部材74aと横枠82に固着した取付部材88とが連結されていて(図13参照)、横移動棒74が左右往復動することにより苗載台80も支持レール83に沿って左右往復動するようにしている。なお、各苗載面80の上端部には、延長苗載せ部89が苗載面側へ回動可能に取り付けられている。 【0022】前記支持レール83は、係合摺接部材84が係合する断面長方形の部位83aと、苗載面上にある苗の下端面を受け止める断面L字状の部位(苗受板)83bとを一体成形したものであり、苗受板83bには各苗載面に対応させて10箇所に苗取出位置となるコ字状に切り欠かれた苗取出口90が形成されている。苗載台80が左右往復動することにより、苗載面下端部に位置する苗が1株分づつこの苗取出口90に順次供給される。植付装置の後記植付具162がこの苗取出口90を通過し、苗を1株分に分割して取り出す。 【0023】支持レール83は次のように支持されている。すなわち、植付伝動ケース62に固着のブラケット94に支持レール上下動ガイドプレート95を取り付け、該ガイドプレートに対し上下に摺動自在に支持レール取付部材96を設け、さらに該取付部材に支持レール83を取り付けている。また、ブラケット94には左右方向の苗取り量調節パイプ97が回転自在に嵌合しており、該苗取り量調節パイプに固着したアーム98の先端部が支持レール取付部材96にピン99にて連結されている。図示を省略した苗取り量調節レバーを操作して苗取り量調節パイプ97を回転させると、支持レール取付部材96とそれに一体な支持レール83とが苗載台80と平行に上下移動し、それにより植付具162による苗取り量が調節される。 【0024】図7乃至図10に示すように、各苗載部80−1〜10の裏面側下部には、苗載部の苗を苗取出口90側へ移送する苗送り作動体である左右一対で1組の苗送りベルト102が各条ごとに設けられている。苗送りベルト102は、駆動ローラ103と従動ローラ104とに張架されている。駆動ローラ103は左右方向の苗送り駆動軸105の外周部に回転自在に嵌合しており、苗送り駆動軸105と駆動ローラ103とが苗送り畦クラッチ106を介して入り・切り可能に伝動連結されている。苗送り畦クラッチ106は、ラチェット機構106aにより、苗送りベルト102が苗送りする方向にだけ回転を伝達するようになっている。 【0025】苗送りベルト102の駆動機構は下記の構成となっている。すなわち、前記リードカム軸71には、先端部にローラ108aが回転自在に支持された苗送りカム108が取り付けられている。また、苗送り駆動軸105の上側には左右方向の中継軸109が設けられ、それに苗送り駆動アーム110が取り付けられている。中継軸109と苗送り駆動軸105とは、アーム111a,111b及びリンク111cとからなるリンク機構111により伝動連結されている。 【0026】苗載台80が左右行程の端部に到達すると、苗送りカム108のローラ108aが苗送り駆動アーム110に当接して、中継軸109を所定角度回転させる。その回転がリンク機構111を介して苗送り駆動軸105に伝達される。これにより、苗送り畦クラッチ106が入りの状態にあるときに、苗送りベルト102が所定量だけ作動する。ローラ110aが苗送り駆動アーム110から離れると、スプリング112の張力によって中継軸109及び苗送り駆動軸105は駆動前の位置に戻る。 【0027】ところで、苗送り駆動軸105は、左側5条部分105Lと右側5条部分105Rとに分割されている。また、中継軸109も左側中継軸109Lと右側中継軸109Rとに分割されている。そして、苗載台80の第4条と第5条とを仕切るフェンス部81−5に設けたリンク機構111Lによって左側中継軸109Lから左側苗送り駆動軸105Lへ伝動されると共に、第7条と第8条とを仕切るフェンス部81−8に設けたリンク機構111Rによって右側中継軸109Rから右側苗送り駆動軸105Rへ伝動される。 【0028】左側苗送り駆動軸105Lの回転力は、苗送り畦クラッチ106(1)を介して第1条の駆動ローラ103(1)へ伝達され、苗送り畦クラッチ106(2)を介して第2条の駆動ローラ103(2)へ伝達され、苗送り畦クラッチ106(3・4)を介して第3条及び第4条一体の駆動ローラ103(3・4)へ伝達され、苗送り畦クラッチ106(5)を介して第5条の駆動ローラ103(5)へ伝達される。左側苗送り駆動軸105Lは第1条と第2条の境界部で2分割され、両部分が爪クラッチ113Lで伝動連結されている。 【0029】また、右側苗送り駆動軸105Rの回転力は、苗送り畦クラッチ106(6)を介して第6条の駆動ローラ103(6)へ伝達され、苗送り畦クラッチ106(7)を介して第7条の駆動ローラ103(7)へ伝達され、苗送り畦クラッチ106(8)を介して第8条の駆動ローラ103(8)へ伝達され、苗送り畦クラッチ106(9)を介して第9条の駆動ローラ103(9)へ伝達され、苗送り畦クラッチ106(10)を介して第10条の駆動ローラ103(10)へ伝達される。右側苗送り駆動軸105Rも第8条と第9条の境界部で2分割され、両部分が爪クラッチ113Rで伝動連結されている。 【0030】第1条と第2条の苗送り畦クラッチ106(1),106(2)、第5条と第6条の苗送り畦クラッチ106(5),106(6)、第7条と第8条の苗送り畦クラッチ106(7),106(8)、及び第9条と第10条の苗送り畦クラッチ106(9),106(10)は、図11に示すように、互いのクラッチアーム106a,106aがリンク106b,106bを介して共通の操作ワイヤ106cに繋がれており、両苗送り畦クラッチが連動して入り・切り操作されるようになっている。この構成にすれば、第5条と第6条の苗送り畦クラッチ106(5),106(6)のように別の駆動軸に設けられていても連動させることができる。これにより、2条単位で苗送りを停止させる構成としながらも、左右両苗送り駆動軸105L,105Rの負荷を同じにすることが可能となった。これら2条単位で作動する苗送り畦クラッチ106は、対応する条の植付畦クラッチ77と互いに連動するようになっている。 【0031】苗送りベルト102の形態を図11に示す。苗送りベルト102の表面には、苗の底面に引っ掛かって苗との滑りを防止する苗送り方向と交差する突条102aが苗送り方向に等間隔で形成されている。この突条102aは、単独では苗送りベルト102の左右幅よりも短いが、3領域に分けて苗送りベルト幅方向に隙間なく配置することにより、苗送りベルト幅方向の全域にわたって設けられている。隣接する領域の突条102a同士は苗送り方向の位相を互いにずらしてある。言い換えれば、苗送り方向に隣接する突条同士を幅方向にずらしてある。これにより、苗送りベルト幅方向及び送り方向のいずれにもムラなく苗送り作用がはたらき、苗りベルトと苗との滑りを防ぎつつ、苗を確実に送ることができる。また、突起に比べて突条は苗と広い面で接するので、苗の根が突条102aの絡みつくことがなく、苗を傷めない。 【0032】苗植付装置200は、前記植付駆動軸65に連結された回転ケース201と、該回転ケースの両端側部に取り付けられた一対の植付具202,202とからなる。回転ケース201内の伝動機構により植付具202,202が回転ケース201の回転方向と逆方向に回転し、植付具に固定したフォーク状の苗分離具の先端が上下に変形楕円状の閉軌跡を描くよう作動する。これにより、植付具202,…の苗分離具が、苗分割口90,…に供給される苗を分離して保持し、それを圃場面に植え付ける。 【0033】フロートとして、外側から5番目の苗植付条PL5(或はPL6)を整地するセンターフロート210Cと、外側から3番目と4番目の苗植付条PL3,PL4(或はPL7,PL8)を整地するミッドフロート210M,210Mと、外側から1番目と2番目の苗植付条PL1,PL2(或はPL9,PL10)を整地するサイドフロート210S,210Sとを備えている。 【0034】各フロートの支持構造について説明する。植付伝動ケース62,…の下側に回動自在に支持された左右に長いフロート支持軸211に左右一対づつのフロート支持アーム212,212,…が一体に設けられ、その左右一対のフロート支持アームの後端部に左右方向の枢支軸213,…を介してフロートの上面に固着した取付脚214,…が回動自在に連結されている。よって、各フロート210,…は上下に揺動自在となっている。植付深さ調節レバー215を操作してフロート支持軸211を回動させると、各フロート210,…の上下位置が変わり、苗の植付深さが変更される。符号216は植付深さ調節レバーのレバーガイドで、苗の植付深さを複数段階に調節できるようになっている。 【0035】センターフロート210Cの水平面に対する角度(フロート向い角)が対地高さ検出機構218を介してフロート向い角センサ219に検出され、その検出結果に基づいて前記油圧バルブ58が駆動される。例えば、表土面が高くなっているところでは、センターフロート210Cの前部が押し上げられ、フロート向い角が小さく検出される。すると、油圧シリンダ56を突出作動させるように油圧バルブ58に出力指令を出し、苗植付部4を上昇させる。また、表土面が低くなっているところでは、センターフロート210Cの前部が下がるので、向い角が大きく検出される。すると、油圧シリンダ56を収縮作動させるように油圧バルブ58に出力指令を出し、苗植付部4を下降させる。このように、圃場表土面の高低に応じて苗植付部4の対地高さを制御することにより、苗の植付深さを一定に維持する。 【0036】この苗移植機1は、運搬時や格納時に苗植付部4の左右幅を縮小できるようになっている。その左右幅を縮小させるための構造について説明する。 【0037】まず、苗載台80については、中央6条部分80−3〜8は一体に設けられているが、外側2条部分80−1・2,80−9・10はこれとは別体に設けられ、該外側2条部分が内側に反転させて折りたたみ可能に構成されている。その折りたたみ部の構造は次のようになっている(図12、図15参照)。 【0038】外側から2番目の条とその内側の条を仕切るフェンス部81−3,81−9は、内側の部位81aと外側の部位81bに分割されており、内側の部位81aは中央6条部分80−3〜8に一体形成され、外側の部位81bは外側2条部分80−1・2又は80−9・10に一体形成されている。また、このフェンス部81−3,81−9は他のフェンス部よりも苗載面に対して高く形成されている。そして、両部位81a,81bの上端部に形成した筒状部120a,120bに1本の回動軸121を挿通して設け、この回転軸121を中心として外側2条部分80−1・2,80−9・10を内側に反転させ、当該部分をその内側2条部分80−3・4,80−7・8の上に重ね合せた状態に折りたたむようにしている。外側から4番目と5番目のフェンス部81−4,81−5,81−7,81−8に設けた支柱122の頂部には凹状の支柱受け122aが固着されており、折りたたみ状態では折りたたみ部のフェンス部81−1,81−2,81−10,81−11に設けた支柱122の頂部がこの支柱受け122aに係合するようになっている。 【0039】前述のように、苗送り駆動軸105L,105Rは中央部分105La,105Raと外側2条部分105Lb,105Rbとを爪クラッチ113L,113Rを介して連結した構成をしており、苗載台80の外側2条部分を折りたたむと中央部分と外側2条部とに分離される。 【0040】苗載台80の展開時には、外側2条部分80−1・2,80−9・10を上下2箇所で中央6条部分80−3〜8に固定する(図13、図14参照)。 【0041】図13における82は前記横枠で、この横枠は中央6条部分82(C)と外側2条部分82(O)とに分離している。そして、中央6条部分82(C)の左右両端部に前記取付部材88が固着されていると共に、外側2条部分82(O)の内端部に取付部材88に対向して固定部材124が固着されている。固定部材124には左右に貫通する丸孔125が穿設され、また連結部材72aには前記丸孔125の延長線上にねじ孔126が穿設されている。先端部にねじが切られた固定棒127を外側から固定部材124の丸孔125に挿入し、その先端ねじ部を連結部材72aのねじ孔126に螺合させることにより、苗載台の外側2条部分80−1・2(又は80−9・10)を中央部分80−3〜80−8に固定する。なお、固定棒127の適所に小径部127aが形成されており、苗載台80を折りたたむに際して固定棒127をねじ孔126から引き抜くと、この小径部127aにノックピン128の先端が係合するため、固定棒127がそれ以上抜けないようになっている。小径部127aの外側の壁面はテーパ状になっているので、固定棒127を押し込むことはできる。図中の129はノックピン128を固定棒側に付勢するスプリングである。 【0042】図14における131は苗載台の裏面上部に設けた横パイプで、この横パイプも中央6条部分131(C)と外側2条部分131(O)とに分離している。そして、中央6条部分131(C)の中空部内端側に雄ねじ部材132が嵌装されている。先端部にねじ孔133が形成された固定棒134を外側から横パイプ131内に挿入し、そのねじ孔133を雄ねじ部材132に螺合させることにより、苗載台の外側2条部分80−1・2(又は80−9・10)を中央6条部分80−3〜8に固定する。この固定棒134の抜落ち防止機構は、前記固定棒127のそれと同様で、スプリング136で付勢されたノックピン137を固定棒134の小径部134aに係合させるようになっている。 【0043】苗載台支持フレーム85は、図6に示すように、植付伝動ケース62−2,62−4に基部が固着された縦フレーム85a,85aの上部に横フレーム85bを水平に設け、該横フレームの左右端部に回動フレーム85c,85cを回動自在に設けた構成で、縦フレーム85a,85aの上端部に中央部の苗載部80−4〜80−8を支持するローラ86,86が取り付けられ、また回動フレーム85c,85cの先端部に左右外側の苗載部80−1,80−2,80−3(或は80−9,80−10)を支持するローラ86,86が取り付けられている。 【0044】左右外側の苗載部を支持するローラ86は、図16に示すごとく、そのローラ軸86aが回動フレーム85cのローラ軸孔に軸方向に摺動自在に嵌合しており、ローラ軸86aに遊嵌するスプリング86bにて回動フレーム85cから離れる方向に付勢されローラ軸86aに挿通した割りピン86cによって抜止めされている。ローラ軸86aの端部には、指掛け86dが固着されている。この指掛け86dに指を掛けてローラ軸86aを下方に引き下げると、ローラ86が上部レール87のコ字状凹部から外れる。 【0045】横フレーム85bと回動フレーム85cの連結部は、横フレーム85b側の軸85dに回動フレーム85c側の筒部85eが回動自在かつ軸方向に摺動自在に嵌合している。筒部85eには波状のカム85fが一体に形成されており、軸85dに直交させて挿通したピン85gがこのカム85fに接当するようにスプリング85hによって筒部85eが上向きに付勢されている。常時は、カム85fの凹部にピン85gが係合し、回動フレーム85cが左右側方を向く状態で安定するようになっている。その安定状態よりも回動フレーム85cが苗載台側に回動しないようにするストッパ85iがカム85fに固着されている。 【0046】図17は支持レールの分割部の構造を表している。支持レール83は、中央6条分の苗分割口90,…を有する固定部分83Aと、左右外側2条分の苗分割口90,90を有する取外し部分83Bとに分離されており、両部分83A,83Bは固定部分側のピン穴150に取外し部分側の接続ピン151を挿入させて接続され、更に固定部分側のストッパピン152に取外し部分側のフック153を引っ掛け、該フックをレバー154で外向きに引っ張っておくことにより両部分83A,83Bを密着させている。レバー154を内側に回動させると、ストッパピン152とフック153の係合が外れると共に、フック153の頭部が固定部分のプレート155を内向きに押すことにより、その反作用で取外し部分83Bが外側に押し出される。このため、ピン穴150から接続ピン151が少し抜けた状態となり、以後の取外し作業が容易である。 【0047】また、図18〜20は苗取り量調節軸の分割部の構造を表している。苗取り量調節軸97は、支持レールの固定部分83Aに対応する中空パイプ状の固定部分97Aと、支持レールの取外し部分83Bに対応する中実の折りたたみ部分97Bとに分割されている。折りたたみ部分97Bは、外側2条分の苗植付装置に伝動する植付伝動ケース62−1(或は62−5)に固着のブラケット94,94に左右方向に摺動自在に設けたガイドパイプ160に回動自在に嵌合している。そして、ガイドパイプ160に外側2条の支持レール上下動ガイドプレート95,95を一体に取り付け、該ガイドプレートに対し支持レール取付部材96,96を上下に摺動自在に設けている。この外側2条の支持レール取付部材96,96と支持レールの取外し部分83Bとは着脱可能になっている。また、折りたたみ部分97Bには、外側2条の支持レール上下動アーム98,98が一体に取り付けられている。 【0048】作業時には、固定部分97Aの外端部に折りたたみ部分97Bの内端部が挿入すると共に、固定部分97Aのフランジ161に開けられたピン穴161aに折りたたみ部分97Bの内側の支持レール上下動アーム98に固着したピン162が係合し、両部分97A,97Bが一体回転するように連結される。そして、ガイドパイプ160に取り付けた係止具163をブラケット94に固着した被係止具164に引っ掛けて、上記連結状態が外れないように固定する。 【0049】機体左右幅を縮小させる時には、外側2条の支持レール取付部材96,96と支持レールの取外し部分83Bとの結合を外すと共に、前記係止具163を前記被係止具164から外し、折りたたみ部分97Bをガイドパイプ160ごと外側に引き抜く。そして、ブラケット94に回動自在に設けた連結解除状態維持レバー166を内側の支持レール上下動ガイドプレート95の係合部95aに係合させ、固定部分97Aと折りたたみ部分97Bの連結が解除された状態に固定する。連結解除状態維持レバー166はトルクスプリング167によって上記係合部95aに係合する側に付勢されているので、外力が加わらない限り両者166,95aの係合が外れることはない。この連結解除状態で後述する如く伝動ケース60の左右端部を上側に折り曲げると、最外側の植付伝動ケース62−1(或は62−5)と共に苗取り量調節軸の折りたたみ部分97Bが上側に回動する。 【0050】次に、図21〜23に基づき、伝動ケース60の左右端折曲げ部の構造について説明する。第二連結パイプ64は、植付伝動ケース62−2(或は62−4)側の内側パイプ64Aと植付伝動ケース62−1(或は62−5)側の外側パイプ64Bとからなり、両パイプの接合部の上方に位置する前後方向の回動支点軸170を支点にして、内側パイプ64Aに対し外側パイプ64Bが上側に回動可能になっている。回動支点軸170は、その中央部が外側パイプ64Bの回動支点軸支持部171に穿設した回動支点軸挿通孔172に挿通され、その前後端部が内側パイプ64Aに固着した前後の連結プレート174,175にそれぞれ設けたベアリング176,176によって回転自在に支承されている。 【0051】回動支点軸170の前後中央部には平面状の面取り部170aが形成されており、回動支点軸支持部171の上面側からねじ込んだ回動支点軸固定ボルト178の先端部を上記面取り部170aに係合させ、回動支点軸170を上下方向にガタつかないように固定している。また、連結プレート174,175の外面側からねじ込んだベアリング固定ボルト179,179によって、前記ベアリング176,176を固定することにより、回動支点軸170が左右方向にガタつかないようにしている。 【0052】両パイプ64a,64bの接合部は、内側パイプ64A側のテーパ状凸部183と外側パイプ64B側のテーパ状凹部184が嵌合する構造になっている。接合部の下方に、ロックナット185a,185aにて内側パイプ64Aに螺着された左右一対の調節ボルト185,185が設けられており、この調節ボルトの頭部で外側パイプ64Bの内端面下部を受けている。調節ボルト185,185のねじ込み量を変更することにより、内側パイプ64Aに対する外側パイプ64Bの左右及び上下の傾きを調節することができる。 【0053】第二連結パイプ64が真っ直ぐな状態では、内側パイプ64Aに基部が左右軸回り回動自在に支持されている固定ハンドル187に固着された固定用プレート188に、外側パイプ64Bにロックナット189aにて螺着された固定用ボルト189の頭部が当接することにより、内外両パイプ64A,64Bが離れないように固定する。この時、固定ハンドル187は係止アーム190の係合凹部190aに係合し、固定ハンドル187が回動しないように係止される。 【0054】係止アーム190は、係止アーム回動軸191に回動自在に取り付けられ、トルクスプリング192によって固定ハンドル187に係合する側に付勢されている。このため、固定ハンドル187を固定位置へ上向きに回動させる時には、係止アームの下端傾斜面190bが固定ハンドル187に押されて係止アーム190が外向きに回動し、固定ハンドル187が固定位置まで回動すると、トルクスプリング192の作用で、固定ハンドル187に係合凹部190aが係合するように係止アーム190が内向きに回動し、内側パイプ64Aと外側パイプ64Bが接合する状態に自動的に固定されるのである。 【0055】上記状態から、係止アーム190を手動で外側に回動して係合凹部190aと固定ハンドル187の係合を外し、固定ハンドル187を下側に回動させると、第二連結パイプ64の固定が解除される。その状態で、内側パイプ64Aに対し外側パイプ64Bを上側に90度折り曲げると、外側パイプ64Bに設けられているロックピン193の先端部が連結プレート174に形成されているロックピン穴174aに嵌り込み、その姿勢で第二連結パイプ64が固定される。 【0056】サイド植付主軸70は、第二連結パイプ64の折曲げ部の位置で内側部70Aと外側部70Bに分かれており、内側パイプ64Aと外側パイプ64Bが接合する状態では爪クラッチ194にて両部70A,70Bが連結され、第二連結パイプ64を折り曲げると、爪クラッチ194が外れて外側部70Bは外側パイプ64Bと共に回動するようになっている。爪クラッチ194は内側部70A側の爪194aと外側部70B側の爪194bとが一箇所でだけ噛み合う構成であるので、内側部70Aと外側部70Bを連結する際に爪クラッチ194の噛み合わせを誤り、外側2条の苗植付装置200−1,200−2(或は200−9,200−10)の作動の位相がずれることが防止される。 【0057】図24はフロート支持軸の分割部の構造を表す図である。フロート支持軸211は、センターフロート210C及びミッドフロート210M,210Mを支持する中央部分211Aと、サイドフロート210S,210Sを支持する左右端部分211B,211Bとからなり、両部にそれぞれ固着した断面U字状の連結具260,261を互いに係合させてある。連結具260,261は前後に長く成形されているので、植付深さレバー215の操作による中央部分211Aの回動が左右端部分211B,211Bへ確実に伝達される。また、この構成にすると、連結具260,261の内側に形成された前後に連通する空間部262を通って泥が後方に抜けるため、泥等を咬み込むことによる連結不良が生じない。 【0058】伝動ケース60の左右端部を上側に回動させて折り曲げると、それに連動して折りたたみ部211B,211Bも上側に折りたたまれ、また伝動ケース60の左右端部を本体側に連結すると、それに連動して両部211A,211Bが連結される。このように、フロート支持軸211については折りたたみ時及び戻し時に操作を行わなくてもよいので、苗移植機全般の左右幅縮小作業の労力が軽減される。 【0059】この苗移植機1は以上の構成で、運搬時や格納時には次のようにして苗植付部4の左右幅を縮小する(図25、図26)。 (1)左右2条分の苗載部80−1,80−2,80−9,80−10を上側内向きに反転させ、苗載台80を折りたたむ。これに伴って、苗載台支持フレーム85の回動フレーム85c,85cが後方に回動させられる。 (2)係止具163を被係止具164から外し、苗取り量調節軸の折りたたみ部分97B,97Bを外側に引き抜く。そして、連結解除状態維持レバー166を操作して、苗取り量調節軸97を連結解除状態にロックする。 (3)支持レール83の取外し部分83B,83Bを取り外す。 (4)伝動ケース60の第二連結パイプ64を中間部で上側に約90度折り曲げ、最外側の植付伝動ケース62−1,62−5とそれに取り付けられている外側2条の苗植付装置90−1,90−2,90−9,90−10を上方へ回動させる。これに連動して、苗取り量調節軸の折りたたみ部分97B,97Bが上側に折りたたまれると共に、フロート支持軸211の左右端部分211B,211Bがサイドフロート210S,210Sごと上側に回動する。 【0060】このようにして苗植付部4の左右幅を縮小すると、左右の外側から2番目の植付伝動ケース62−2,62−4に設けた保護板66,66が苗植付部4の後端外側部に突出する状態となる。この保護板66,66は、運搬や収納時における苗移植機後方部の保護の役割をしている。保護板66,66を左右1番外側の植付伝動ケース62−1,62−5に設けても、苗植付部4の左右幅を縮小したとき平面視でほぼ同じ位置になる。しかしながら、左右1番外側の植付伝動ケース62−1,62−5に保護板66,66を設けるのは、保護板66,66に強い衝撃があった場合、伝動ケース60の折り曲げ部が破損するおそれがあるので好ましくない。 【0061】また、走行車体2は次のようにして左右幅を縮小する。 (1)苗枠40の左右端部40a,40aを内側に折りたたむ。 (2)補助リヤステップ39,39を内側に折りたたむ。 (3)線引きマ−カ44,44及びサイドマ−カ45,45を後方へ回動させる。 (4)補助車輪16,16,17,17を内側にスライドさせる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社 【住所又は居所】愛媛県松山市馬木町700番地
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| 【出願日】 |
平成14年4月25日(2002.4.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083611 【弁理士】 【氏名又は名称】菅原 弘志
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| 【公開番号】 |
特開2003−310012(P2003−310012A) |
| 【公開日】 |
平成15年11月5日(2003.11.5) |
| 【出願番号】 |
特願2002−125058(P2002−125058) |
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