| 【発明の名称】 |
施肥装置付き乗用型田植機 |
| 【発明者】 |
【氏名】園田 義昭 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
【氏名】松村 哲也 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
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| 【要約】 |
【課題】送風機からの搬送風によって、肥料を車体側から苗植付装置の施肥箇所に供給するように構成した田植機において、肥料繰出し装置の車体横方向に並ぶ複数の肥料排出部に搬送風を極力均等に供給できるようにし、かつ、車体の前後長さ、高さ、横幅を極力小に済ませられるようにする。
【解決手段】送風機50のブロワ52が運転座席4aの下方の車体横方向での中央に位置するようにして、かつ、ブロワ52の回転軸芯52cが水平向きになるようにして、送風機50を車体に搭載してある。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 搭乗型運転部を備えている自走車体の後部に、機体横方向に並ぶ複数の苗植付機構が付いている苗植付装置を昇降操作自在に連結し、前記複数の苗植付機構による苗植え箇所の付近に各別に肥料供給するとともに車体横方向に並ぶ複数の肥料排出部を備えている肥料繰出し装置を自走車体の後部に設けてある施肥装置付き乗用型田植機であって、前記複数の肥料排出部に肥料搬送風を供給するブロワと、このブロワを駆動する電動モータとを備える送風機を、ブロワが運転座席の下方の車体横方向での中央に回転軸芯が水平向きになって位置する状態で自走車体に設けてある施肥装置付き乗用型田植機。 【請求項2】 前記ブロワの回転軸芯が自走車体の前後向きになっている請求項1記載の施肥装置付き乗用型田植機。 【請求項3】 前記送風機が、運転座席の支持部を覆うカバーの内部に位置している請求項1 又は2記載の施肥装置付き乗用型田植機。 【請求項4】 前記ブロワの吸気口から自走車体の前部に延出して原動部に開口している吸気ダクトを備えてある請求項1〜3のいずれか1項に記載の施肥装置付き乗用型田植機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、搭乗型運転部を備えている自走車体の後部に、機体横方向に並ぶ複数の苗植付機構が付いている苗植付装置を昇降操作自在に連結し、前記複数の苗植付機構による苗植え箇所の付近に各別に肥料供給するとともに車体横方向に並ぶ複数の肥料排出部を備えている肥料繰出し装置を自走車体の後部に設けてある施肥装置付き乗用型田植機に関する。 【0002】 【従来の技術】上記田植機は、肥料繰出し装置や肥料の重量が苗植付装置に掛からないように肥料繰出し装置を自走機体に設けたものである。この場合、肥料繰出し装置からの肥料をホースなどで成る供給路を通して苗植付機構の付近の施肥箇所まで搬送することになる。このため、従来、たとえば特開2001−258343号公報に示されるように、各肥料排出部に肥料搬送風を供給するブロワと、このブロワを駆動する電動モータとを備える送風機を設け、供給路が長くなるとか屈曲するなどしても、肥料を搬送風によって苗植付機構の付近の施肥箇所まで確実に供給できるようになったものがあった。この種の田植機において、従来、たとえば上記した公報に示されるように、送風機を肥料繰出し装置の車体横側方に配置しており、改善を要する点があった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】すなわち、最も車体横一端側に位置する肥料排出部のブロワとの距離が最大になり、最も他端側に位置する肥料排出部のブロワとの距離が最小になる如く各肥料排出部におけるブロワとの距離が相違していた。この結果、ブロワからの風はブロワからの距離が大になるほど弱くなることから、ブロワからの風が各肥料排出部に均等に行き届きにくくなりがちであった。また、複数の肥料排出部を車体に設置するに当たり、肥料排出部と送風機とで成る群れの車体横方向での中心が車体の横方向での中心に位置するようにして設置するよりも、肥料排出部だけで成る群れの車体横方向での中心が車体の横方向での中心に位置するようにして設置する方が、各肥料排出部から苗植付機構付近の施肥箇所までに至る肥料供給路が極力短くなるとか簡素になるなど有利である。このため、送風機のために自走車全体の横幅が大きくなる場合があった。 【0004】本発明の目的は、肥料繰出し装置からの肥料を搬送風によって供給するものでありながら、各肥料排出部に搬送風を均等に供給しやすく、かつ、送風機のために車体の横幅のみならず、前後長さも高さも増大することを回避できるなど有利な状態に得られる施肥装置付き乗用型田植機を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。 【0006】〔構成〕搭乗型運転部を備えている自走車体の後部に、機体横方向に並ぶ複数の苗植付機構が付いている苗植付装置を昇降操作自在に連結し、前記複数の苗植付機構による苗植え箇所の付近に各別に肥料供給するとともに車体横方向に並ぶ複数の肥料排出部を備えている肥料繰出し装置を自走車体の後部に設けてある施肥装置付き乗用型田植機において、前記複数の肥料排出部に肥料搬送風を供給するブロワと、このブロワを駆動する電動モータとを備える送風機を、ブロワが運転座席の下方の車体横方向での中央に回転軸芯が水平向きになって位置する状態で自走車体に設けてある。 【0007】〔作用〕ブロワが各肥料排出部に肥料搬送風を供給し、この搬送風が肥料排出部からの肥料を苗植え箇所の付近に搬送するものだから、肥料排出部から施肥箇所までの肥料供給路が長くなったり屈曲するとかしても、肥料が供給路の途中に止まるなどの供給不良を発生しにくくしながら施肥箇所に供給できる。 【0008】ブロワが運転座席の下方の車体横方向での中央に回転軸芯が水平向きになって位置するものだから、送風機が自走車体の極力前側に、かつ、極力低レベルに、さらに、車体内側に位置して自走車体の前後長さを極力短く、高さを極力低く、横幅を極力小にしながら、かつ、ブロワの吹出し口が車体横方向での中央部に位置して複数の肥料排出部に搬送風が極力均等な強さや風量で届くようにしながら送風機を自走車体に設けられる。 【0009】〔効果〕従って、各肥料排出部に搬送風を極力均等に供給してこの搬送風によって各施肥箇所に肥料を供給路の途中で止まるとか供給量が大幅に異なるなどの供給不良が発生しにくいように搬送し、供給漏れがないとか供給量が極力均等になるなど精度のよい施肥作業を行える。その割には自走車体を前後長さ、横幅、高さが極力小であるようにコンパクト化し、容易かつ楽に操縦したり取り扱って能率よくかつ楽に作業したり搬送したりできる。 【0010】請求項2による発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。 【0011】〔構成〕請求項1による発明の構成において、前記ブロワの回転軸芯が自走車体の前後向きになっている。 【0012】〔作用〕ブロワの回転軸芯が自走車体の前後向きになっているものだから、送風機の全体が自走車体の左右中央にし、送風機の重量が掛かっても車体の左右重量がバランスしやすようにしながら送風機を搭載できる。 【0013】〔効果〕送風機を搭載している割には車体の左右重量バランスを良い状態にし、この面からも容易に操縦して作業しやすくなる。。 【0014】請求項3による発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。 【0015】〔構成〕請求項1又は2による発明の構成において、前記送風機が、運転座席の支持部を覆うカバーの内部に位置している。 【0016】〔作用〕送風機の駆動を前記カバーによって運転部の居住空間に伝わりにくくしながら送風機を駆動できるものである。 【0017】〔効果〕送風機を運転座席の下方に搭載するものでありながら、施肥を行う場合でも、送風機の駆動音で運転部の居住性が悪化しにくくて快適に操縦できる。 【0018】請求項4による発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。 【0019】〔構成〕請求項1〜3のいずれか1項による発明の構成において、前記ブロワの吸気口から自走車体の前部に延出して原動部に開口している吸気ダクトを備えてある。 【0020】〔作用〕エンジン放熱のために昇温した原動部の空気がブロワによって吸気ダクトを介して吸引され、この昇温空気が肥料搬送風として肥料排出部に供給されるものである。これにより、搬送風がこれの温度によって供給路や肥料の乾燥を図りながら肥料を施肥箇所に搬送するようになる。 【0021】〔効果〕従って、肥料が湿気で搬送路などに付着しにくく、肥料の付着による詰まりなどが発生しにくいようにしてスムーズに施肥作業できる。しかも、エンジン放熱を乾燥手段に利用して構造面やコスト面で有利に得られる。 【0022】 【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1、図2に示すように、左右一対の操向操作及び駆動自在な前車輪1と、左右一対の駆動自在な後車輪2とによって自走し、車体前端部に位置する原動部10の両横側に位置する予備苗収容装置3、車体後部に位置する運転座席4aを有する搭乗型運転部4を備える自走車体の車体フレーム5の後部に、リンク機構6を介して苗植付装置20を連結するとともに、リンク機構6にロッド側が連結しているリフトシリンダ7によってリンク機構6を車体フレーム5に対して上下に揺動操作することによって苗植付装置20を昇降操作するように構成し、自走車体の原動部10に位置するエンジン11の駆動力を回転軸8によって苗植付装置20に伝達するように構成し、自走車体の運転座席4aの後側に位置する車体横方向に長い一つの肥料タンク31を有する施肥装置30を装備して、施肥装置付きの乗用型田植機を構成してある。 【0023】この田植機は、苗植付装置20を接地フロート21が圃場の田面に接地する作業状態に下降させて自走車体を走行させることにより、苗植付装置20がこれの機体横方向に並ぶ複数の苗植付機構22によって苗植え付けを行っていき、これと同時に、施肥装置30が苗植付装置20による複数条の植付け苗それぞれの横側近くに粒状の肥料を供給していくものであり、詳しくは、次の如く構成してある。 【0024】図1、図2に示すように、苗植付装置20は、前記回転軸8が連結している入力軸を備えているフィードケース23、機体横方向に並ぶ複数個の植付けケース24などで成る機体フレーム、前記各植付けケース24の後端部の両横側に駆動回動自在に付いている前記苗植付機構22、前記機体フレームの前端側の上方でガイドレール26などに機体横方向に移動自在に取付けた苗載せ台25、前記機体フレームの下方に機体横方向に並べて後端側の軸芯まわりで上下揺動自在に連結してある複数個の前記接地フロート21を備えて構成してある。 【0025】各苗植付機構22は、植付けケース24によって回動自在に支持されているロータリケース22aと、このロータリケース22aの両端部に回動自在に付いている植付けアーム22bとを備えて成り、ロータリケース22aが回動駆動されることにより、ロータリケース22aの回動に伴ってこのロータリケース22aの内部に位置するアーム操作機構構が各植付けアーム22bを回動操作することによって、各植付けアーム22bが備えている植付け爪22cの先端側が回動軌跡を描きながら苗載せ台25の下端側に位置する前記ガイドレール26の苗取出し口と圃場との間を上下移動するように苗植え運動を行う。苗載せ台25は、各苗植付機構22の苗植え運動に連動して前記ガイドレール26に沿って機体横方向に往復移動するように駆動されて、各苗植付機構22の一対の植付け爪22cが交互に苗載せ台25に載置されているマット状苗の下端部から一株分のブロック苗を取出していくように各苗植付機構22に対して苗供給していく。これにより、苗植付装置20は、自走車体による牽引によって田面上を移動していくに伴い、各苗植付機構22の一対の植付け爪22cによって交互に苗載せ台25のマット状苗から一株分のブロック苗を取出し、このブロック苗を接地フロート21が整地した後の田面に下降搬送して植え付けていく。 【0026】図1、図6、図7などに示すように、施肥装置30は、前記車体フレーム5の左右一対の後部分5aが各別に支持している左右一対の支柱32にわたって連結している車体横方向に長い支持フレーム33に車体横方向に並んで連結している複数個の繰出し装置本体41で成る肥料繰出し装置40と、前記複数個の繰出し装置本体41の繰出しケース42の上端側どうしにわたって下端側が連結している前記肥料タンク31と、前記各繰出し装置本体41の繰出しケース42の下端側に車体横方向に並べて2個ずつ設けた排出ケース部で成ることによって、前記肥料繰出し装置40の車体横方向に並んでいる複数個の肥料排出部43のうちの一部の複数個に各別に樹脂製ホースで成る肥料供給路34を介して連通しているとともに苗植付装置20の各苗植付機構22の横側方近くに1個ずつ位置する状態で機体横方向に並んで接地フロート21に付いている複数個の作溝器35と、肥料繰出し装置40の複数個の繰出し装置本体41の繰出しケース42の下端側どうしにわたって連結している送風管36と、自走車体の運転座席4aの下方に設けた送風機50とによって構成してある。 【0027】図8、図9などに示すように、前記肥料タンク31の下端側に車体横方向に並んで位置する複数個のロト部31aが前記複数個の肥料繰出し装置本体41に各別に連結しているとともに肥料繰出し装置本体41の繰出しケース42の内部に連通しており、肥料タンク31は、上端側に揺動式の蓋31bによって開閉するように備えてある投入口から肥料を供給して貯留しておけば、この肥料を各繰出し装置本体41の繰出しケース42の内部にロト部31aから自然流下によって供給する。 【0028】図8、図9に示すように、各繰出し装置本体41の繰出しケース42の内部の前記2個の肥料排出部43それぞれの受け入れ口43aの上側に、この受け入れ口43aが並んでいる方向と同じ方向に並んでいる複数個の分割ロール44aを1本の回転支軸45によって一体回転自在に連結して成る1個の繰出しロール44を回動自在に設けてある。図7、図8に示すように、各繰出し装置本体41の繰出しロール44の前記回転支軸45にギヤ機構60及び繰出しクラッチ61を介して連動している一本の繰出し駆動軸62を、複数個の繰出し装置本体41にわたって回動自在に取付けるとともに、前記繰出し駆動軸62の途中部分を、2個の一方向回転クラッチとリンク機構を利用して繰出し駆動軸62に一回転方向だけの駆動力が伝達されるように構成した伝動規制機構63及び押し引きロッド64を介し、前ミッションケース65から後輪駆動ケース66に動力伝達する回転軸67の途中に設けてある動力取出し装置68の出力回転部材68aに連結してあり、繰出し駆動軸62が回転軸67からの動力によって前後輪1,2の駆動に連動して駆動されて、各繰出し装置本体41の繰出しロール44を繰出しクラッチ61を介して一回転方向だけに回転する状態に駆動するように構成してある。 【0029】図8、図9に示すように、各繰出し装置本体41の繰出しロール44は、回転駆動されると、肥料タンク31から繰出しケース42の内部の繰出しロール44の上側に流下した肥料を、各分割ロール44aの外周部に周設してある繰出し凹部44bによって繰出しロール44の上側から下側に取出し、繰出しロール44の一端側部分から一方の肥料排出部43の受け入れ口43aに、他端側部分から他方の肥料排出部43の受け入れ口43aにそれぞれ落下させる。 【0030】図8、図9に示すように、各繰出し装置本体41において、繰出しロール44の一方の肥料排出部43に対応する一端側部分と、他方の肥料排出部43に対応する他端側部分のそれぞれの上方に繰出しロール44の回転軸芯に沿う方向に並ぶ2枚の可撓性帯板で成るシャッター46,47を設けてある。この2枚のシャッター46,47は、シャッター46,47が先端側に連結している支持杆48の繰出しケース42から外部に突出している部分に付いている操作具49によって支持杆48をスライド操作することによって、繰出しロール44の上方を移動するように前記支持杆48を介して繰出しケース42の支持部42aなどに取付けてある。この2枚のシャッター46,47の一方のシャッター46は、移動操作することにより、1個の分割ロール44aに肥料が落下しないようにこの分割ロール44aの上方を閉じたり、この1個の分割ロール44aに肥料が落下するようにこの分割ロール44aの上方を開けたりする。2枚のシャッター46,47の他方のシャッター47は、移動操作することにより、2個の分割ロール44a,44aに肥料が落下しないようにこの2個の分割ロール44a,44aの上方を一挙に閉じたり、この2個の分割ロール44a,44aに肥料が落下するようにこの両分割ロール44a,44aの上方を一挙に開けたりする。つまり、2枚のシャッター46,47を開閉調節することにより、繰出しロール44は、駆動されても肥料排出部43に肥料供給しない繰出し停止と、1個の分割ロール44aだけで肥料排出部43に肥料供給する少量繰出しと、2個の分割ロール44a,44aによって肥料排出部43に肥料供給する中間量繰出しと、3個の分割ロール44a・・によって肥料排出部43に肥料供給する多量繰出しとに切り換わる。 【0031】これにより、肥料繰出し装置40は、2枚のシャッター46,47の開閉調節と、各分割ロール44aが備えている繰出し凹部44bの容積とによって単位時間当たりの繰出し量が設定され、繰出しクラッチ61の切換え操作によって肥料繰出しを行わせる肥料排出部43が選択され、前後輪1,2が駆動されると、これに連動して駆動される繰出しロール44によって、選択された肥料排出部43にタンク31から肥料を前記設定繰出し量で繰出していく。 【0032】図7、図9などに示すように、送風管36は、肥料繰出し装置40の前記複数の肥料排出部43それぞれの車体前方向きの風受け入れ口43bに連通しており、送風管36の車体横方向での中央部から車体前方向きに延出している導入管部36aに送り込まれた肥料搬送風を、複数の肥料排出部43に分散させ、各肥料排出部43に対してこれの風受け入れ口43bから車体後方向きの排出口43cに向けて供給する。 【0033】図3、図7などに示すように、送風機50は、送風管36の前記導入管部36aに接続管51を介して吹出し口52aが連通しているブロワ52と、このブロワ52の回転ファンに出力軸が、ブロワケースの後面側にモータケースがそれぞれ連結している電動モータ53とを備えて構成してある。図3、図4、図5に示すように、ブロワ52の吸気口52bから吸気ダクト54を運転部4の床板4bの下方を通して車体前部まで延出させて延出端側を原動部10に開口54aさせ、この開口54aをエンジン11の排気マフラー12を覆っているカバー13の車体後方側の開口に蛇腹筒14によって連通させてあり、送風機50のブロワ52は、電動モータ53によって駆動され、排気マフラー12の周囲でエンジン放熱によって、カバー13による覆いのために効果的に加熱されて温度上昇した空気を原動部10から吸気ダクト54を介して吸引し、吹出し口52aから肥料搬送風として接続管51及び送風管36を介して肥料繰出し装置40の各肥料排出部43に供給する。 【0034】これにより、施肥装置30は、肥料タンク31に貯留された粒状の肥料を肥料繰出し装置40の各繰出し装置本体41によって各肥料排出部43に前記設定量ずつ繰出し、原動部10の排気マフラー12の付近でエンジン放熱によって温度上昇した空気を送風機50のブロワ52によって肥料搬送風として送風管36を介して各肥料排出部43に供給し、各肥料排出部43に繰出された肥料を搬送風によって肥料供給路34を通して、搬送風の温度によって肥料供給路34や肥料の乾燥を図りながら施肥箇所としての作溝器35に搬送し、各作溝器35によって田面の苗植付機構22による苗植え箇所の横側付近に溝を形成するととものこの溝内に肥料を供給していく。 【0035】前記送風機50は、図3、図4、図6、図7に示す搭載構造によって車体フレーム5の後部に搭載してある。 【0036】すなわち、ブロワ52が運転座席4aの下方で、かつ、車体フレーム5の前記左右一対の後部分5aや、この左右一対のフレーム部分5aの前端側どうしにわたって連結されている座席支持部材70などの前方や両横側方を覆っているカバー71の内部の車体横方向での中央に位置するようにして、さらに、ブロワ52の回転ファンの回転軸芯52cが車体前後向きの水平向きになるようにして、送風機50の全体を車体フレーム5の前記左右一対の後部分5aどうしの間に配置してある。そして、ブロワケースの後面側を、前記左右一対のフレーム後部分5aにわたって連結している支持部材72に連結ボルトによって締め付け連結してある。 【0037】図1、図2に示すように、前記苗載せ台25の上端部の裏面側に、雨除けシート75が巻き込み収容されているシートケース76を取付けてある。すなわち、図10に示すように、持上げ操作した苗植付装置20の前記シートケース76から雨除けシート75を運転部4の上方に引き出し、この雨除けシート75の先端に装着してある保形バー77を、左右の予備苗収容装置3の支柱どうしにわたって連結してある支持杆78が備えているフック79に引っ掛けることにより、肥料タンク31や運転部4の上方を雨除けシート75によってカバーし、肥料タンク31の蓋31bを開けてもタンク内に雨水が入り込まないようにしながら、肥料袋から肥料タンク31に投入する肥料に雨がかからないようにしながら肥料供給できるようにしてある。 【0038】〔第2実施形態〕図12、図13、図14は、第2実施形態を備える送風構造を示し、この送風構造にあっては、ブロワ52も電動モータ53も運転座席4aの下方で、かつ、前記カバー13の内部に位置するようにして、さらに、ブロワ52が車体横方向での中央に位置するようにして、さらに、ブロワ52の吹出し口52aが車体後方向きになるようにして、さらに、ブロワ52の回転ファンの回転軸芯52cが車体横向きの水平向きになるようにして、送風機50の全体を車体フレーム5の後部に搭載してある。 【0039】ブロワ52の吸気口52bから吸気ダクト54を車体前方側に延出させるとともに、この吸気ダクト54の延出端の開口54aを原動部10のエンジン冷却風の下流側に配置してある。これにより、ブロワ52は、エンジン11の放熱によって昇温した空気を原動部10から吸気ダクト54を介して吸引し、吹出し口52aから肥料搬送風として接続管51及び送風管36を介して肥料繰出し装置40の各肥料排出部43に供給する。 【0040】この送風機50にあっては、ブロワ52の吹出し口52aを、清掃ホース80が途中から延出している接続管51によって前記送風管36の導入管部36aに連通させてある。図15に示すように、接続管51の内部に切換え弁81を設けるとともに、この切換え弁81の回転支軸81aに連結して接続管51の外部に位置する切換えレバー82によって回転支軸81aを回転操作することにより、切換え弁81が図15(イ)に示す如くブロワ52の吹出し口52aからの風を送風管36の導入管部36aに流入させる施肥状態と、図15(ロ)に示す如くブロワ52の吹出し口52aからの風を接続管51の取出し口51aに案内して清掃ホース80に流入させる取出し状態とに切り換わるように構成してある。つまり、切換えレバー82を取出し位置に操作することにより、ブロワ52が供給する搬送風を接続管51の取出し口51aから清掃ホース80に取出し、この清掃ホース80によって車輪などの清掃対象箇所に清掃風として供給できるようにしてある。 【0041】〔第3実施形態〕図16は、第3実施形態を備える送風構造を示し、この送風構造にあっては、ブロワ52も電動モータ53も運転座席4aの下方で、かつ、前記カバー13の内部に位置するようにして、さらに、ブロワ52が車体横方向での中央に位置するようにして、さらに、ブロワ52の吹出し口52aが車体上方向きになるようにして、さらに、ブロワ52の回転ファンの回転軸芯52cが車体横向きの水平向きになるようにして、送風機50の全体を車体フレーム5の後部に搭載してある。 【0042】〔別実施形態〕図11は、別の実施形態を有したカバー構造を備えた田植機を示し、このカバー構造にあっては、雨除けシート75が巻き込み収容されているシートケース76を、左右の予備苗収容装置4の支柱どうしにわたって支持杆78を介して取付けてある。すなわち、シートケース76から雨除けシート75を自走車体の後方に引き出し、この雨除けシート75の先端に装着してある保形バー77を、持上げ操作した苗植付装置20の苗載せ台25の上端側に付いているフック79に引っ掛けることにより、肥料タンク31や運転部4の上方を雨除けシート75によってカバーしながら肥料供給できるようにしてある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ 【住所又は居所】大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号
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| 【出願日】 |
平成14年2月4日(2002.2.4) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107308 【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開2003−225010(P2003−225010A) |
| 【公開日】 |
平成15年8月12日(2003.8.12) |
| 【出願番号】 |
特願2002−26802(P2002−26802) |
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