| 【発明の名称】 |
乗用田植機の操作レバー配設構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】井上 誠 【住所又は居所】大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機株式会社内
【氏名】加藤 祐一 【住所又は居所】大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】オペレータが、補助ステップ体の上方に配置した座席に着座した状態にて、操作レバーを楽に前後回動操作することができるようにすること。
【解決手段】走行部の後方に植付部を連結し、同走行部にはケーシング体を張設すると共に、同ケーシング体は、ステップ体と、同ステップ体の後上方位置に配置した補助ステップ体と、同補助ステップ体とステップ体とを連結する連結体とを具備する乗用田植機において、上記連結体は、略垂直に立ち上げて形成した立ち上がり壁形成片と、同立ち上がり壁形成片の上端縁部より後上方へ向けて伸延させて形成した傾斜壁形成片とを具備し、上記傾斜壁形成片に操作レバーを前方へ回動操作した作業操作位置と後方へ回動操作した非作業操作位置との間で前後回動操作自在に設けると共に、同操作レバーは、後方へ回動操作した非作業操作位置では、側面視にて立ち上がり壁形成片よりも後方に位置するようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行部の後方に植付部を連結し、同走行部にはケーシング体を張設すると共に、同ケーシング体は、ステップ体と、同ステップ体の後上方位置に配置した補助ステップ体と、同補助ステップ体とステップ体とを連結する連結体とを具備する乗用田植機において、上記連結体は、略垂直に立ち上げて形成した立ち上がり壁形成片と、同立ち上がり壁形成片の上端縁部より後上方へ向けて伸延させて形成した傾斜壁形成片とを具備し、上記傾斜壁形成片に操作レバーを前方へ回動操作した作業操作位置と後方へ回動操作した非作業操作位置との間で前後回動操作自在に設けると共に、同操作レバーは、後方へ回動操作した非作業操作位置では、側面視にて立ち上がり壁形成片よりも後方に位置するようにしたことを特徴とする乗用田植機の操作レバー配設構造。 【請求項2】 走行部の後方に植付部を連結し、同走行部にはケーシング体を張設すると共に、同ケーシング体は、ステップ体と、同ステップ体の後上方位置に配置した補助ステップ体と、同補助ステップ体とステップ体とを連結する連結体とを具備する乗用田植機において、上記連結体は、略垂直に立ち上げて形成した立ち上がり壁形成片と、同立ち上がり壁形成片の上端縁部より後上方へ向けて伸延させて形成した傾斜壁形成片とを具備し、上記傾斜壁形成片に操作レバーを前方へ回動操作した作業操作位置と後方へ回動操作した非作業操作位置との間で前後回動操作自在に設けると共に、同操作レバーは、前方へ回動操作した作業操作位置では、側面視にて補助ステップ体よりも下方に位置するようにしたことを特徴とする乗用田植機の操作レバー配設構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、乗用田植機の操作レバー配設構造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、乗用田植機の一形態として、走行部の後方に植付部を昇降自在に連結し、同植付部に、例えば、六条分の苗マットを苗縦送りベルトにより縦送り自在に支持する苗載台と、各条の苗マットから苗株を切削して圃場へ植え付ける六条分の植付爪を設けたものがある。 【0003】そして、植付部には、各条の苗縦送りベルトへの動力伝達を入切する苗縦送りベルトクラッチと、各条の植付爪への動力伝達を入切する植付ユニットクラッチを設けると共に、左右に隣接する二条分の苗縦送りベルトクラッチと植付ユニットクラッチを入切操作するためのユニットクラッチレバーを苗載台の上部前面に三組設けている。 【0004】このようにして、必要に応じていずれかのユニットクラッチレバーを操作することにより、所要の条の植付作業を停止させることができるようにしている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した乗用田植機では、ユニットクラッチレバーを苗載台の上部前面に取り付けているために、オペレータがこのユニットクラッチレバーを操作する際には、作業上の安全性を確保するために、機体を一旦停止させて作業を中断しなければならないと共に、自身の体を後方へ向けると共に手を伸ばしてレバー操作をしなければならないという煩わしさがある。 【0006】 【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、走行部の後方に植付部を連結し、同走行部にはケーシング体を張設すると共に、同ケーシング体は、ステップ体と、同ステップ体の後上方位置に配置した補助ステップ体と、同補助ステップ体とステップ体とを連結する連結体とを具備する乗用田植機において、上記連結体は、略垂直に立ち上げて形成した立ち上がり壁形成片と、同立ち上がり壁形成片の上端縁部より後上方へ向けて伸延させて形成した傾斜壁形成片とを具備し、上記傾斜壁形成片に操作レバーを前方へ回動操作した作業操作位置と後方へ回動操作した非作業操作位置との間で前後回動操作自在に設けると共に、同操作レバーは、後方へ回動操作した非作業操作位置では、側面視にて立ち上がり壁形成片よりも後方に位置するようにしたことを特徴とする乗用田植機の操作レバー配設構造を提供するものである。 【0007】また、本発明は、走行部の後方に植付部を連結し、同走行部にはケーシング体を張設すると共に、同ケーシング体は、ステップ体と、同ステップ体の後上方位置に配置した補助ステップ体と、同補助ステップ体とステップ体とを連結する連結体とを具備する乗用田植機において、上記連結体は、略垂直に立ち上げて形成した立ち上がり壁形成片と、同立ち上がり壁形成片の上端縁部より後上方へ向けて伸延させて形成した傾斜壁形成片とを具備し、上記傾斜壁形成片に操作レバーを前方へ回動操作した作業操作位置と後方へ回動操作した非作業操作位置との間で前後回動操作自在に設けると共に、同操作レバーは、前方へ回動操作した作業操作位置では、側面視にて補助ステップ体よりも下方に位置するようにしたことにも特徴を有する。 【0008】 【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態について説明する。 【0009】すなわち、本発明に係る乗用田植機は、基本的構造として、走行部の後方に植付部を連結し、同走行部にはケーシング体を張設すると共に、同ケーシング体は、ステップ体と、同ステップ体の後上方位置に配置した補助ステップ体と、同補助ステップ体とステップ体とを連結する連結体とを具備している。 【0010】そして、特徴的構造として、上記連結体は、略垂直に立ち上げて形成した立ち上がり壁形成片と、同立ち上がり壁形成片の上端縁部より後上方へ向けて伸延させて形成した傾斜壁形成片とを具備し、上記傾斜壁形成片に操作レバーを前方へ回動操作した作業操作位置と後方へ回動操作した非作業操作位置との間で前後回動操作自在に設けると共に、同操作レバーは、後方へ回動操作した非作業操作位置では、側面視にて立ち上がり壁形成片よりも後方に位置するようにしている。 【0011】また、操作レバーは、前方へ回動操作した作業操作位置では、側面視にて補助ステップ体よりも下方に位置するようにすることもできる。 【0012】 【実施例】以下に、本発明の実施例を、図面を参照しながら説明する。 【0013】図1及び図2に示すAは、本発明に係る乗用田植機であり、同乗用田植機Aは、走行部1の後方に昇降リンク機構2を介して植付部3を昇降自在に連結すると共に、走行部1の後部に施肥部4を載設している。 【0014】このようにして、本実施例では、植付部3により圃場に六条の苗を植え付けると共に、施肥部4により植え付けた各苗の側方に施肥を行うことができるようにしている。 【0015】そして、走行部1は、図1〜図7に示すように、機体フレーム5上において、前部にエンジンEを設け、同エンジンEの後方位置に運転部6を設け、また、機体フレーム5の下方において、中途部にミッションケース7を設け、同ミッションケース7の左右側部に左右一対のフロントアクスルケース8,8を連動連設し、各フロントアクスルケース8,8の下端部に前車軸9a,9aを介して前車輪9,9を連動連結する一方、上記ミッションケース7の後部に前後伸延支持ケース10の前端部を連結し、同前後伸延支持ケース10の後端部にリヤアクスルケース12を連動連設し、同リヤアクスルケース12の左右側下端部に後車軸13a,13aを介して後車輪13,13を連動連結している。 【0016】また、ミッションケース7の右側前部には、油圧式無段変速装置からなる変速ケース14を連動連設し、同変速ケース14より前方へ突設した入力軸15と、エンジンEより前方へ突設した出力軸16との間に伝動機構17を介設し、ミッションケース7とリヤアクスルケース12との間に前後方向に伸延する伝動シャフト44を介設している。45は植付部3に動力を伝達するPTO軸、46は昇降リンク機構2の一部を形成する昇降用油圧シリンダである。 【0017】機体フレーム5は、図3、図4及び図8〜図10に示すように、平面視四角形枠状のメインフレーム18と、同メインフレーム18の左右側方にそれぞれ張り出し状に形成したサイドフレーム19,19とから形成している。 【0018】そして、メインフレーム18は、前後方向に伸延する左右一対の前後伸延フレーム形成体20,20の前端部間に左右方向に伸延する前部フレーム形成体21を横架する一方、両前後伸延フレーム形成体20,20の後端部間に背面視門型に形成した後部フレーム形成体22を架設して、同後部フレーム形成体22の下端部を前記したリヤアクスルケース12に固設している。 【0019】前後伸延フレーム形成体20は、主としてエンジンEを支持する前部フレーム形成片23と、主として左右一対のフロントアクスルケース8,8を支持する中途部フレーム形成片24と、主として後述する座席を支持する後部フレーム形成片25とをボルト39により着脱自在に連結して形成しており、前部フレーム形成片23にエンジン受け部材26,26,27を設け、また、後部フレーム形成片23の中途部間に左右方向に伸延するタンク等支持フレーム28と正面視門型の座席等支持フレーム29を横架している。30はセンターマーカ、31は牽引用フック、120はロープ掛止用フックである。 【0020】このようにして、フロントアクスルケース8を支持する中途部フレーム形成片24を、ボルト39を介して前・後部フレーム形成片23,25から着脱することができるようにしているため、フロントアクスルケース8の組み付けや、同フロントアクスルケースのメンテナンス等を楽に行うことができる。 【0021】サイドフレーム19は、前部フレーム形成片23の前部と後部、及び、後部フレーム形成片25の前部にそれぞれ外側方へ向けて伸延する第1・第2・第3ステー32,33,34を片持ち支持状態に突設し、左右一対の後部フレーム形成片25,25の中途部間に左右方向に伸延する第1・第2支持体35,36を横架し、第1・第2・第3ステー32,33,34の中途部間に前後方向に伸延する前サイドフレーム形成体37を架設し、第3ステー34と第1・第2支持体35,36の外側端間に前後方向に伸延する後サイドフレーム形成体38を架設して形成している。40は座席支持フレーム、41は乗降用ステップ、42はバッテリー支持台、43は燃料タンクである。 【0022】上記のように形成した機体フレーム5の直上方位置にはケーシング体50を張設しており、同ケーシング体50は、図1、図2及び図11に示すように、エンジンEを被覆するボンネット51の下端部周辺と運転部6の下面を形成するステップ体52と、同ステップ体52の後上方位置に配置した補助ステップ体53と、同補助ステップ体53とステップ体52とを連結する連結体54とを具備している。 【0023】そして、ステップ体52は、図11に示すように、ボンネット51の周囲を形成する前半部ステップ形成片52aと、運転部6の下面を形成する後半部ステップ形成片52bとに二分割して形成しており、同後半部ステップ形成片52bと連結体54と補助ステップ体53は一体成形している。 【0024】また、上記連結体54は、図12にも示すように、略垂直に立ち上げて形成した立ち上がり壁形成片55と、同立ち上がり壁形成片55の上端縁部より後上方へ向けて傾斜状に伸延させて形成した傾斜壁形成片56とを具備している。 【0025】運転部6は、図1〜図3及び図6に示すように、ミッションケース7の前部にステアリングケース57を連設すると共に、同ステアリングケース57よりステアリングポスト58をエンジンEの後方位置にて上方へ立ち上げて形成し、同ステアリングポスト58中に配設したハンドル軸59の上端部にハンドル60を取り付け、同ハンドル60の後方位置に座席61を前記した座席支持フレーム40を介して取り付けている。62はステアリング連動機構、63は操作パネル部である。 【0026】そして、図12に示すように、座席61の左側下方位置に感度調節レバー64と油圧ストップレバー65を配設する一方、同座席61の右側下方位置に操作レバーとしての三本の第1・第2・第3ユニットクラッチレバー66,67,68を配設しており、これらのレバー64,65,66,67,68は、前記した連結体54の傾斜壁形成片56に前後方向に伸延する長孔状に形成したレバーガイド孔69,70,71,72,73を通して後下方より前上方へ向けて突出させて、前後方向に回動操作自在としている。 【0027】ここで、感度調節レバー64は、後述する植付部3に配設しているセンターフロート157の傾動に対する植付部3の姿勢制御の感度を調節するためのレバーである。また、油圧ストップレバー65は、植付部3の昇降を行う昇降用油圧シリンダ46への圧油供給油路の「入」「切」を行うためのレバーである。 【0028】また、三本の第1・第2・第3ユニットクラッチレバー66,67,68は、ユニットクラッチ機構Bの一部を構成するものであり、同ユニットクラッチ機構Bは、図13に示すように、それぞれ後述する植付部3に設けた六条分の第1〜第6苗縦送りベルト164,164,164,164,164,164への動力伝達を二条分毎に入切する第1・第2・第3苗縦送りベルトクラッチ171,172,173と、六条分の植付爪154,154,154,154,154,154への動力伝達を二条分毎に入切する第1・第2・第3植付ユニットクラッチ159,160,161と、後述する施肥部4に設けた六条分の施肥部本体176,176,176,176,176,176への動力伝達を入切する第1・第2・第3施肥条止めクラッチ178,179,180,181,182,183とを、第1・第2・第3ユニットクラッチレバー66,67,68により入切操作して、適宜二条分毎に作動若しくは作動停止させることができるようにしている。 【0029】すなわち、第1・第2・第3ユニットクラッチレバー66,67,68は、図14及び図15に示すように、正面視門型の座席等支持フレーム29の右側立ち上がりフレーム形成片29aにレバーステー75を介して取り付けており、同レバーステー75は、レバーステー本体75aとワイヤ支持体75bとを左右方向に伸延させて一体成形し、同レバーステー本体75aに左右方向に軸線を向けたレバー支軸76を横架し、同レバー支軸76に第1・第2・第3ボス部77,78,79を介して各第1・第2・第3ユニットクラッチレバー66,67,68の下端部を左右方向に間隔を開けて同軸的に並列させて枢支している。 【0030】このようにして、各第1・第2・第3ユニットクラッチレバー66,67,68を、図8、図9、図12及び図17に示すように、各レバーガイド孔71,72,73に沿わせて、前方へ回動操作した作業操作位置(a)と後方へ回動操作した非作業操作位置(b)との間で前後回動操作することができるようにしている。 【0031】そして、各第1・第2・第3ユニットクラッチレバー66,67,68の近傍には、図14及び図15に示すように、それぞれ作業操作位置検出センサ141,142,143を配設しており、各作業操作位置検出センサ141,142,143により各第1・第2・第3ユニットクラッチレバー66,67,68が作業操作位置(a)にあることを検出して、運転部6の操作パネル部63に設けた表示灯(図示せず)を点灯させ、オペレータが表示灯を介して各第1・第2・第3ユニットクラッチレバー66,67,68の操作位置状態を楽に視認することができるようにしている。 【0032】また、各第1・第2・第3ボス部77,78,79には、第1・第2・第3ワイヤ作動アーム80,81,82を下方へ向けて垂設し、各第1・第2・第3ワイヤ作動アーム80,81,82の下端部に第1・第2・第3ユニットクラッチワイヤ83,84,85の各基端を連結ピン92,93,94を介して連結すると共に、各第1・第2・第3ユニットクラッチワイヤ83,84,85の基端部を前記ワイヤ支持体75bに支持させている。 【0033】背面視門型に形成した後部フレーム形成体22の水平フレーム形成片22aの右側部には、図8、図9及び図16に示すように、中継連結体86を取り付けており、同中継連結体86は、平面視U字状に形成した連結体本体87と、同連結体本体87に枢支した第1・第2・第3連動レバー体88,89,90とを具備している。 【0034】連結体本体87は、水平フレーム形成片22aに前端部を左右方向に間隔を開けて取り付けた左右側壁片87a,87bと、両左右側片87a,87bの後端部間に架設状態にて一体成形した後壁片87cとから形成しており、左右側壁片87a,87b間に左右方向に軸線を向けた枢軸91を横架している。 【0035】第1・第2・第3連動レバー体88,89,90は、下方へ向けて伸延する下方伸延レバー片88a,89a,90aと、後方へ向けて伸延する後方伸延レバー片88b,89b,90bとから側面視「へ」の字状に一体成形しており、これら下方伸延レバー片88a,89a,90aと後方伸延レバー片88b,89b,90bとが接続する部分にボス部88c,89c,90cを設けて、前記した枢軸91に軸線方向に間隔を開けて上記ボス部88c,89c,90cを介して揺動自在となしている。 【0036】そして、図13に示すように、各下方伸延レバー片88a,89a,90aの中途部でかつ前部に、前記した第1・第2・第3ユニットクラッチワイヤ83,84,85の各後端を連結ピン95,95,95を介して連結している。97はワイヤステーである。 【0037】また、各下方伸延レバー片88a,89a,90aの上部でかつ後部に、連結ピン101,101,101を介して第1・第2・第3苗縦送りベルトクラッチワイヤ98,99,100の前端を連結すると共に、後壁片87cに前端部を支持させる一方、後述する植付部3に設けた第1・第2・第3苗縦送りベルトクラッチ171,172,173の各クラッチ作動レバー片184,185,186に連結ピン104,105,106を介して第1・第2・第3苗縦送りベルトクラッチワイヤ98,99,100の後端を連結している。 【0038】各下方伸延レバー片88a,89a,90aの下部でかつ後部に、連結ピン110,110,110を介して第1・第2・第3植付ユニットクラッチワイヤ107,108,109の前端を連結すると共に、後壁片87cに前端部を支持させる一方、後述する植付部3に設けた第1・第2・第3植付ユニットクラッチ159,160,161の各クラッチ作動レバー片187,188,189に連結ピン113,114,115を介して第1・第2・第3植付ユニットクラッチワイヤ107,108,109の後端を連結している。 【0039】後方伸延レバー片88b,89b,90bの後部に、連結ピン119,119,119を介して第1・第2・第3施肥条止めクラッチワイヤ116,117,118の基端を連結する一方、後述する施肥部4に設けた第1・第2・第3・第4・第5・第6施肥条止めクラッチ178,179,180,181,182,183の各クラッチ作動レバー片190,191,192,193,194,195に連結ピン122,123,124,125,126,127を介して第1・第2・第3施肥条止めクラッチワイヤ116,117,118の先端を連結している。 【0040】このようにして、各第1・第2・第3ユニットクラッチレバー66,67,68を、前方へ回動操作した作業操作位置(a)から後方の非作業操作位置(b)まで回動操作すると、各第1・第2・第3ユニットクラッチレバー66,67,68に連結した各第1・第2・第3ユニットクラッチワイヤ83,84,85が前方へ引張・摺動されて、各第1・第2・第3ユニットクラッチワイヤ83,84,85に連動連結している各第1・第2・第3連動レバー体88,89,90が、図13に示す側面視にて、枢軸91を中心に反時計廻りに回動され、各第1・第2・第3連動レバー体88,89,90に連動連結している各第1・第2・第3苗縦送りベルトクラッチワイヤ98,99,100と各第1・第2・第3植付ユニットクラッチワイヤ107,108,109と各第1・第2・第3施肥条止めクラッチワイヤ116,117,118がそれぞれ引張・摺動されて、各第1・第2・第3苗縦送りベルトクラッチ171,172,173と各第1・第2・第3植付ユニットクラッチ159,160,161と各第1・第2・第3・第4・第5・第6施肥条止めクラッチ178,179,180,181,182,183が切断作動されるようにしている。 【0041】この際、第1ユニットクラッチレバー66により第1苗縦送りベルトクラッチ171と第1植付ユニットクラッチ159と第1・第2施肥条止めクラッチ178,179が同時に切断作動され、また、第2ユニットクラッチレバー67により第2苗縦送りベルトクラッチ172と第2植付ユニットクラッチ160と第3・第4施肥条止めクラッチ180,181が同時に切断作動され、また、第3ユニットクラッチレバー68により第3苗縦送りベルトクラッチ173と第3植付ユニットクラッチ161と第5・第6施肥条止めクラッチ182,183が同時に切断作動されるというように、各ユニット毎に操作を行うことができるようにしている。 【0042】また、上記操作とは反対に、各第1・第2・第3ユニットクラッチレバー66,67,68を、後方へ回動操作した非作業操作位置(b)から前方の作業操作位置(a)まで回動操作すると、各第1・第2・第3ユニットクラッチレバー66,67,68に連結した各第1・第2・第3ユニットクラッチワイヤ83,84,85が後方へ押圧・摺動されて、各第1・第2・第3ユニットクラッチワイヤ83,84,85に連動連結している各第1・第2・第3連動レバー体88,89,90が、図12に示す側面視にて、枢軸91を中心に時計廻りに回動され、各第1・第2・第3連動レバー体88,89,90に連動連結している各第1・第2・第3苗縦送りベルトクラッチワイヤ98,99,100と各第1・第2・第3植付ユニットクラッチワイヤ107,108,109と各第1・第2・第3施肥条止めクラッチワイヤ116,117,118が押圧・摺動されて、各第1・第2・第3苗縦送りベルトクラッチ171,172,173と各第1・第2・第3植付ユニットクラッチ159,160,161と各第1・第2・第3・第4・第5・第6施肥条止めクラッチ178,179,180,181,182,183が接続作動されるようにしている。 【0043】この際、第1ユニットクラッチレバー66により第1苗縦送りベルトクラッチ171と第1植付ユニットクラッチ159と第1・第2施肥条止めクラッチ178,179が同時に接続作動させれ、また、第2ユニットクラッチレバー67により第2苗縦送りベルトクラッチ172と第2植付ユニットクラッチ160と第3・第4施肥条止めクラッチ180,181が同時に接続作動され、また、第3ユニットクラッチレバー68により第3苗縦送りベルトクラッチ173と第3植付ユニットクラッチ161と第5・第6施肥条止めクラッチ182,183が同時に接続作動されるというように、各ユニット毎に操作を行うことができるようにしている。 【0044】ここで、各第1・第2・第3苗縦送りベルトクラッチワイヤ98,99,100と各第1・第2・第3植付ユニットクラッチワイヤ107,108,109と各第1・第2・第3施肥条止めクラッチワイヤ116,117,118は、各ユニット毎に色分けをしておくことができる。 【0045】すなわち、第1苗縦送りベルトクラッチワイヤ98と第1植付ユニットクラッチワイヤ107と第1施肥条止めクラッチワイヤ116は、例えば、黒色に着色しておき、また、第2苗縦送りベルトクラッチワイヤ99と第2植付ユニットクラッチワイヤ108と第2施肥条止めクラッチワイヤ117は、例えば、灰色に着色しておき、また、第3苗縦送りベルトクラッチワイヤ100と第3植付ユニットクラッチワイヤ109と第3施肥条止めクラッチワイヤ118は、例えば、白色に着色しておく。 【0046】このようにして、組立作業時に、一目でどこに組み付けるワイヤかが容易に識別できるため、間違いがなくなり、組立時間のロスをなくすことができる。 【0047】また、市場でのメンテナンス時に、多くのワイヤが集中配置されていているにもかかわらず、ワイヤの色によって確実に識別することができるため、ワイヤを一本一本たどる必要性がなくなって、メンテナンス作業を迅速かつ確実に行うことができる。 【0048】なお、本実施例では、ユニットクラッチ機構Bの一部を構成する各ワイヤは、チューブ状のアウタワイヤ中にインナワイヤを摺動自在に挿通して形成した可撓性の押し引きワイヤを使用しており、かかる押し引きワイヤでは配設の自由度が大きいことから、操作性を良好に確保したままユニットクラッチ機構Bをコンパクトに構成することができる。 【0049】しかも、本発明では、各第1・第2・第3ユニットクラッチレバー66,67,68は、図17に示すように、後方へ回動操作した非作業操作位置(b)では、側面視にて立ち上がり壁形成片55よりも前後幅Wだけ後方に位置するようにしている。 【0050】このようにして、オペレータは、座席61に着座した状態にて各第1・第2・第3ユニットクラッチレバー66,67,68を楽に前後回動操作することができる。 【0051】この際、オペレータは、前方を視認したまま各第1・第2・第3ユニットクラッチレバー66,67,68を操作することができるため、機体を一旦停止させて作業を中断させる必要性がなくなり、安全性と操作性とを良好に確保することができる。 【0052】しかも、各第1・第2・第3ユニットクラッチレバー66,67,68を後方へ回動操作した非作業操作位置(b)では、ユニットクラッチ(各第1・第2・第3苗縦送りベルトクラッチ171,172,173と各第1・第2・第3植付ユニットクラッチ159,160,161と各第1・第2・第3・第4・第5・第6施肥条止めクラッチ178,179,180,181,182,183)を切断状態にすることができると共に、各第1・第2・第3ユニットクラッチレバー66,67,68を側面視にて立ち上がり壁形成片55よりも後方に位置させることができるため、同状態においてはオペレータの足が各第1・第2・第3ユニットクラッチレバー66,67,68に当たる虞がなくなり、オペレータはステップ体52上に楽に乗降することができると共に、同ステップ体52上を左右方向に楽に横断することができる。 【0053】また、図18は、他の実施例としての各第1・第2・第3ユニットクラッチレバー66,67,68の配設構造を示しており、各第1・第2・第3ユニットクラッチレバー66,67,68は、前方へ回動操作した作業操作位置(a)では、側面視にて補助ステップ体53よりも上下幅Hだけ下方に位置するようにしている。 【0054】このようにして、各第1・第2・第3ユニットクラッチレバー66,67,68を前方へ回動操作した作業操作位置(a)では、ユニットクラッチを接続状態にすることができる共に、各第1・第2・第3ユニットクラッチレバー66, 67,68を側面視にて補助ステップ体53よりも下方に位置させることができるため、同補助ステップ体53に片足をかけて行う作業、例えば、走行部1の前部左右側に配設した予備苗載台131,131上の予備苗を走行部1の後方に配置した後述の植付部3の苗載台162上に載置する苗継ぎ作業や、補助ステップ体53上に配設した施肥部4に肥料を補給する作業を行う際に、オペレータの足が各第1・第2・第3ユニットクラッチレバー66,67,68に当たる虞がなくなる。 【0055】その結果、安全で快適な苗継ぎ作業や肥料の補給作業を実現することができる。 【0056】また、本実施例では、図8、図10、図15及び図19に示すように、正面視門型の座席等支持フレーム29の水平フレーム形成片29bに電装部品等支持台132を前下方へ向けて下り傾斜状に垂設し、同電装部品等支持台132上に施肥部リレー133,134等の電装部品等を集中配置し、また、水平フレーム形成片29bの中央部に角速度センサ支持台135を前方へ向けて突設して、同角速度センサ支持台135上に角速度センサ136を載置している。139は油圧ストップバルブ、140はアキュームレータである。 【0057】このようにして、温度上昇が少なく、車輪の影響も受けない防水性に優れたデッドスペースである座席61の直下方空間内に、電装部品等を集中配置することにより、同電装部品等の信頼性を良好に確保すると共に、デッドスペースを有効利用して、機体のコンパクト化を図ることができる。 【0058】しかも、傾斜壁形成片56の中央部には、図12及び図19に示すように、点検口137を開口し、同点検口137を蓋体138により開閉蓋自在に閉蓋している。144はビスである。 【0059】このようにして、蓋体138を開蓋することにより、工場出荷時及び市場での電装部品等のチェックやメンテナンスを点検口137を通して楽に行うことができる。 【0060】この際、電装部品等は、前記したように座席61の直下方の空間に集中配置しているため、点検口137を通して効率良くメンテナンス等を行うことができる。 【0061】植付部3は、図1、図2及び図13に示すように、植付ミッションケース150より後方へ中央の植付ケース151を延設すると共に、植付ミッションケース150より左右外側方へ伝動ケース152,152を延設して、各伝動ケース152,152の先端部より後方へ左右側の植付ケース153,153を延設し、各植付ケース151,153,153の左右側後端部にそれぞれ植付爪154,154をロータリケース155,155,155を介して連動連結して、二条分の植付ユニット機構156,156,156を三組構成する一方、各植付ケース151,153,153の下方にそれぞれセンターフロート157とサイドフロート158,158を配置している。 【0062】そして、各植付ユニット機構156,156,156には、図13に示すように、植付爪154,154,154への動力伝達の入切を行う第1・第2・第3植付ユニットクラッチ159,160,161を設けている。 【0063】また、これら植付ケース151,153,153上には、六条分の苗マットを載置可能とした苗載台162を苗載台支持枠163を介して前傾姿勢にて左右方向に摺動自在に載置しており、同苗載台162は、苗載台本体163に六条分の第1〜第6苗縦送りベルト164,165,166,167,168,169を左右方向に間隔を開けて配設し、これら第1〜第6苗縦送りベルト164,165,166,167,168,169を駆動するベルト駆動軸170に、第1・第2苗縦送りベルト164,165への動力伝達を入切する第1苗縦送りベルトクラッチ171と、第3・第4苗縦送りベルト166,167への動力伝達を入切する第2苗縦送りベルトクラッチ172と、第5・第6苗縦送りベルト168,169への動力伝達を入切する第3苗縦送りベルトクラッチ173とを設けている。 【0064】昇降リンク機構2は、図1及び図2に示すように、走行部1の機体フレーム5の後部フレーム形成体22と、植付部3の植付ミッションケース150の前端部との間に、前後方向に伸延する昇降リンク体174を介設し、同昇降リンク体174と前後伸延支持ケース10との間に昇降用油圧シリンダ175を介設して、同昇降用油圧シリンダ175を伸縮作動させることにより、植付部3を昇降させることができるようにしている。 【0065】施肥部4は、補助ステップ体53の上方位置にて機体フレーム5の後部に支持させて配設しており、六個の施肥部本体176を左右方向に並設し、左側端部に各施肥部本体176に空気を圧送するブロワ177を配設している。 【0066】そして、六個の各施肥部本体176には、それぞれ左側から右側へ順次第1〜第6施肥条止めクラッチ178,179,180,181,182,183を設けて、各施肥部本体176内に設けた施肥繰り出し体(図示せず)への動力伝達の入切が行えるようにしている。 【0067】ここで、第1・第2施肥条止めクラッチ178,179により第1施肥ユニットクラッチを形成し、第3・第4施肥条止めクラッチ180,181により第3施肥ユニットクラッチを形成し、第5・第6施肥条止めクラッチ182,183により第3施肥ユニットクラッチを形成している。 【0068】 【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得られる。 【0069】(1)請求項1記載の本発明では、走行部の後方に植付部を連結し、同走行部にはケーシング体を張設すると共に、同ケーシング体は、ステップ体と、同ステップ体の後上方位置に配置した補助ステップ体と、同補助ステップ体とステップ体とを連結する連結体とを具備する乗用田植機において、上記連結体は、略垂直に立ち上げて形成した立ち上がり壁形成片と、同立ち上がり壁形成片の上端縁部より後上方へ向けて伸延させて形成した傾斜壁形成片とを具備し、上記傾斜壁形成片に操作レバーを前方へ回動操作した作業操作位置と後方へ回動操作した非作業操作位置との間で前後回動操作自在に設けると共に、同操作レバーは、後方へ回動操作した非作業操作位置では、側面視にて立ち上がり壁形成片よりも後方に位置するようにしている。 【0070】このようにして、オペレータは、補助ステップ体の上方に配置した座席に着座した状態にて、操作レバーを楽に前後回動操作することができる。 【0071】この際、操作レバーをユニットクラッチレバーとした場合には、オペレータは、前方を視認したまま操作レバーを操作することができるため、機体を一旦停止させて作業を中断させる必要性がなくなり、安全性と操作性とを良好に確保することができる。 【0072】しかも、操作レバーを後方へ回動操作した非作業操作位置では、ユニットクラッチを切断状態にすることができると共に、同操作レバーを側面視にて立ち上がり壁形成片よりも後方に位置させることができるため、同状態においてはオペレータの足が操作レバーに当たる虞がなくなり、オペレータはステップ体上に楽に乗降することができ、また、同ステップ体上を左右方向に楽に横断することができる。 【0073】(2)請求項2記載の本発明では、走行部の後方に植付部を連結し、同走行部にはケーシング体を張設すると共に、同ケーシング体は、ステップ体と、同ステップ体の後上方位置に配置した補助ステップ体と、同補助ステップ体とステップ体とを連結する連結体とを具備する乗用田植機において、上記連結体は、略垂直に立ち上げて形成した立ち上がり壁形成片と、同立ち上がり壁形成片の上端縁部より後上方へ向けて伸延させて形成した傾斜壁形成片とを具備し、上記傾斜壁形成片に操作レバーを前方へ回動操作した作業操作位置と後方へ回動操作した非作業操作位置との間で前後回動操作自在に設けると共に、同操作レバーは、前方へ回動操作した作業操作位置では、側面視にて補助ステップ体よりも下方に位置するようにしている。 【0074】このようにして、オペレータは、補助ステップ体に配置した座席に着座した状態にて、操作レバーを楽に前後回動操作することができる。 【0075】この際、操作レバーをユニットクラッチレバーとした場合には、オペレータは、前方を視認したまま操作レバーを操作することができるため、機体を一旦停止させて作業を中断させる必要性がなくなり、安全性と操作性とを良好に確保することができる。 【0076】しかも、操作レバーの前方へ回動操作した作業操作位置では、ユニットクラッチを接続状態にすることができる共に、同操作レバーを側面視にて補助ステップ体よりも下方に位置させることができるため、補助ステップ体に片足をかけて行う作業、例えば、走行部の前部に配設した予備苗載台上の予備苗を走行部の後方に配置した植付部の苗載台上に載置する苗継ぎ作業や、補助ステップ体上に配設した施肥装置に肥料を補給する作業を行う際に、オペレータの足が操作レバーに当たる虞がなくなる。 【0077】その結果、安全で快適な苗継ぎ作業や肥料の補給作業を実現することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006851 【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社 【住所又は居所】大阪府大阪市北区茶屋町1番32号
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| 【出願日】 |
平成14年1月31日(2002.1.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080160 【弁理士】 【氏名又は名称】松尾 憲一郎
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| 【公開番号】 |
特開2003−219715(P2003−219715A) |
| 【公開日】 |
平成15年8月5日(2003.8.5) |
| 【出願番号】 |
特願2002−23911(P2002−23911) |
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