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【発明の名称】 直装形複合作業機
【発明者】 【氏名】佐藤 芳雄

【氏名】佐藤 孝一

【要約】 【課題】一行程で圃場を耕起、砕土、均平鎮圧できる直装形複合作業機を提供する。

【解決手段】前部をトラクタの油圧三点リンクヒッチに連結する方形フレーム1に、方形フレーム1の前部下方を横断し前部デスクハロー2を取付け、前部デスクハロー2の後方にカルチベー8を方形フレーム1の中間部下方を横断し高低調節自在に横設する。カルチベータ8の後方に方形フレーム1の後部を横断し高低調節自在に後部デスクハロー3を設ける。方形フレーム1の後部両側に立設するヒンジ25に左右のL形アーム139の先端部を枢着するとともに、方形フレーム1後端部両側に立設したケージローラ上下動制限枠26を挿通させ、後部デスクハロー3の後方に左右のL形アーム26の下端部を介しケージローラ9を左右対称に設ける。
【特許請求の範囲】
【請求項1】前部をトラクタの油圧三点リンクヒッチに連結する方形フレームと、この方形フレームの前部下方を横断し中央部から左右にギャング角調節可能なギャンギを配設した前部デスクハローと、前記方形フレームの下部を横断し高低調節自在に前記前部デスクハローの後方に配設したカルチベータと、前記方形フレームの下部を横断し前記カルチベータの後方に配設するギャング角調節可能な左右のギャングを備えた後部デスクハローと、前記方形フレームの後部から後方に上下揺動を制限し左右に突設するL形アームの下端部に左右に位置調節可能に横設し、前記後部デスクハローの後方に配設したケージローラとを備え、前記前部および後部デスクハローをタンデム形式に配設した直装形複合作業機。
【請求項2】前記前部と後部のデスクハローを、それぞれ複数のデスクハロー円板の中心部にギャングボルトを連通し、円盤凹面を逆向きにしたギャングに構成し、ギャング角が調節可能なオフセット形式に配設するとともに、前記方形フレームに取付位置を左右に移動可能にした請求項1記載の直装形複合作業機。
【請求項3】請求項2の前部デスクハローを、円板凹面を同一方向に揃え前後に位置を偏位させた円板数が同一の2個のギャングにし、同じく前記後部デスクハローを、前記前部デスクハローと円板凹面を逆向きにし前後に位置を偏位させ、前記前部デスクハローと円板数が同一の2個のギャングにし、この前部および後部のデスクハローの左右側ギャングをそれぞれオフセット形式に配設するとともに、ギャング角の調節を可能に前記方形フレームの下方に取付けた請求項1記載の直装形複合作業機。
【請求項4】前記方形フレームが、前記前部デスクハローの後方に前記カルチベータのフレームを高低調節可能に取付ける角筒を、左右の縦桁に左右対向に2個ずつ垂直に固着し、前記カルチベータの後方に前記後部デスクハローを取付ける後部水平バーを高低調節可能に取付ける角筒を、前記左右の縦桁に左右対向に1個ずつ垂直に固着し、前記後部水平バーを取付ける左右の角筒の後方に前記ケージローラを取付けるヒンジと、このヒンジの後方にケージローラ上下動制限枠を設けたものである、請求項1、2又は3記載の直装形複合作業機。
【請求項5】前記後部水平バーの上面中央部からブラケットを後方に突設し、このブラケットの後端部に角筒を垂直に固着し、この角筒に上下に位置調節自在に固定する支柱を挿通し、この支柱の下端に接地底板を固着したスタンドを設けている請求項1、2、3又は4記載の直装形複合作業機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタの油圧三点リンクヒッチに連結し、一行程で耕起、砕土、均平、鎮圧を行い播種床を形成する直装形複合作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、労働の生産性を高め、トラクタが圃場に入る回数を減少させるために、圃場用の複合作業機が使用されている。複合作業機は、各種関連作業機を組み合わせて一体にするものであり、例えば、プラウ作業機と砕土、均平、鎮圧機能をもつ作業機を装備したものが、特開平8−009707号公報に開示されている。
【0003】また、プラウによる反転すき込みを行わずにデスクハローで耕起した後カルチベータやロータリで撹土し、スプリングタインハローで細砕土し、さらにケージローラで均平に鎮圧し、播種床を形成することが行なわれている。このような作業行程を選択する背景として、例えば、麦類を播種後3カ月程度で刈り取り、茎葉を粉末化して健康食品にすることがあげられる。すなわち、最終収穫を目的にしないので、播種床生成を安価に行うために複合作業機を使用するのである。
【0004】従来の圃場用複合作業機の一例として、図25に概略を示すものが特願2000−352511号に提案されている。この圃場用複合作業機は、前部中央にドローバーA1を突設したけん引フレームA2の下方に、前方から順次後方へ、花形デスクハローA3、カルチベータA4、油圧昇降自在な左右の運搬車輪A5、A6、スプリングタインハローA7を前進方向に対し直交かつ直列に配設し、スプリングタインハローフレームA8から後方に連結するとともに、前記スプリングタインハローフレームA6の後端部に立設するケージローラ上下動制限板A9、A10を通過させた左右の連結アームA11、A12の後端部に、複列ケージローラA13を取付けている。前記運搬車輪A5、A6は、けん引トラクタの油圧装置に連結した油圧ホースA14により油圧を受け、地面に対し作業機を昇降させるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図25に示した圃場用複合作業機は、けん引形で機体長が大きいことから回行枕地が大きくなり、耕うん残しが多くなるという問題点があった。また、所要けん引力が大きいので、使用が大型トラクタに限られるという問題点もあった。
【0006】そこで、本発明は、小面積の枕地で回行ができ、しかも取扱性が良好なものとして、トラクタの油圧三点リンクヒッチに直装できる複合作業機を提供することを、解決しようとする課題としたものである。また、耕地の周辺部や隅などトラクタが近づきにくいところで、トラクタに対しオフセットして耕うん可能な複合作業機を提供することも、本発明が解決しようとする課題である。さらに、ギャングを左右に並べた従来のデスクハローは耕うん幅を変えられないが、作業能率を上げるため耕うん幅を増加できる複合作業機の提供も、本発明が解決しようとする課題である。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題に対し、本発明は、前部をトラクタの油圧三点リンクヒッチに連結する方形フレームと、この方形フレームの前部下方を横断し中央部から左右にギャング角調節可能なギャンギを配設した前部デスクハローと、前記方形フレームの下部を横断し高低調節自在に前記前部デスクハローの後方に配設したカルチベータと、前記方形フレームの下部を横断し前記カルチベータの後方に配設するギャング角調節可能な左右のギャングを備えた後部デスクハローと、前記方形フレームの後部から後方に上下揺動を制限し左右に突設するL形アームの下端部に左右に位置調節可能に横設し、前記後部デスクハローの後方に配設したケージローラとを備え、前記前部および後部デスクハローをタンデム形式に配設し、直装形複合作業機としたものである。
【0008】また、本発明は、請求項1の前部と後部のデスクハローを、それぞれ複数のデスクハロー円板の中心部にギャングボルトを連通し、円盤凹面を逆向きにしたギャングに構成してギャング角が調節可能なオフセット形式に配設するとともに、前記方形フレームに取付位置を左右に移動可能にし、直装形複合作業機に構成した。
【0009】また、本発明は、請求項2の前部デスクハローを、円板凹面を同一方向に揃え前後に位置を偏位させた円板数が同一の2個のギャングにし、同じく前記後部デスクハローを、前記前部デスクハローと円板凹面を逆向きにし前後に位置を偏位させ、前記前部デスクハローと円板数が同一の2個のギャングにし、この前部および後部のデスクハローの左右側ギャングをそれぞれオフセット形式に配設するとともに、ギャング角の調節を可能に前記方形フレームの下方に取付け、直装形複合作業機とした。
【0010】また、本発明は、請求項1、2、3における前記方形フレームが、前記前部デスクハローの後方に前記カルチベータのフレームを高低調節可能に取付ける角筒を、左右の縦桁に左右対向に2個ずつ垂直に固着し、前記カルチベータの後方に前記後部デスクハローを取付ける後部水平バーを高低調節可能に取付ける角筒を、前記左右の縦桁に左右対向に1個ずつ垂直に固着し、前記後部水平バーを取付ける左右の角筒の後方に前記ケージローラを取付けるヒンジと、このヒンジの後方にケージローラ上下動制限枠を設けたものである。
【0011】また、本発明の直装形複合作業機は、前記後部水平バーの中央部上面からブラケットを後方に突設し、このブラケットの後端部に垂直に角筒を固着し、この角筒に上下に位置調節自在に固定する支柱を挿通し、この支柱の下端に接地底板を固着したスタンドを設けているものにした。
【0012】
【実施例】次に、図面を参照し実施例を説明する。図1および図2は、それぞれ本発明の第1実施例の平面図および左側面図であり、図3および図4は、それぞれ第2実施例の平面図および左側面図、図5および図6は、それぞれ第3実施例の平面図および左側面図である。図7は、第1図ないし第3図における要部の斜視図である。
【0013】先ず、図1、図2および図7を参照し説明すると、1は方形フレームであり、左右に併設する左縦桁1a、右縦桁1bの内側に前部横桁10、中間部横桁11、後部パイプ横桁12および後部横桁13を固着し、全体として方形枠に形成している。左右の縦桁1a、1b、前部横桁10、中間部横桁11には、軽量化のため角パイプを用いた。14は、トラクタTのアッパーリンクULを連結するアーッパーリンクマストであり、基部を中間部横桁11の中央部に固着して斜め前方に突設し、上部の先端部にアッパーリンク連結孔を設けている。15は、トラクタTのロワーリンクLLに連結するロワーリンクブラケットであり、左右の縦桁1a、1bの先端部にそれぞれ突設し、ロワーリンクピン16を備えている。
【0014】さらに、方形フレーム1は、左右の縦桁1a、1bの前端部外側面に前部左水平バー17および前部右水平バー18を直角に突設し、後述する耕幅2.5mの前部デスクハロー2における前部左右のギャング4と5を、それぞれ取付ける長さにしている。前部の左右水平バー17と18は、角パイプである。また、左縦桁1aの外側面には、前部デスクハロー2の後方にカルチベータフレーム131を高低調節自在に取付ける角筒19、20が垂直に固着され、縦桁1bの外側面には同じくカルチベータフレーム131を高低調節自在に取付ける角筒22、23が垂直に固着されるとともに、角筒19と22および角筒20と23がそれぞれ左右対向に設けられている。また、カルチベータ8の後方に後部デスクハロー3を取付ける後部水平バー37を高低調節自在に装着する角筒21を縦桁1aに、角筒24を縦桁1bに垂直かつ左右対向に固着している。各角筒19乃至24の上部には、左右方向に高低調節ピン128(図20参照)を連通する角柱高低調節孔27を上下方向中心線上に設けている。
【0015】25は、ケージローラ9を上下動自在に取付けるヒンジであり、26は、逆U形に形成したケージローラ上下動制限枠である。28はスタンドであり、後部デスクハロー3のギャング角調整やカルチベータ8の高低調節の際に、方形フレーム1を一時的に支持し調節が安全にできるように設けている。
【0016】次に、29および30は、それぞれ前部デスクハロー2の前部左ギャングバーおよび前部右ギャングバーであり、下部に円板を配設する角パイプの直桁である。図1における31ないし36はそれぞれ角柱であり、それぞれ角筒19ないし24に摺動自在に内嵌されている。角柱31と32および角柱34と35は、それぞれ下端部がカルチベータフレーム131の上面中央部の左右に固着されている。そして、角柱31、32、34および35をそれぞれ角筒19、20、22および角筒23にそれぞれ挿通し固定すると、カルチベータ8が方形フレーム1の下方に左右対称形に横設されるようになっている。
【0017】図20を参照して説明すると、角筒23は上部が左縦桁1bより突出しており、左右方向へ連通に穿設された角柱高低調節孔27を上下方向中心線上の上部に2個設けている。角柱35は、角筒23の高低調節孔27と連通する高低調節孔27aを4個設け、高低調節孔27と27aに高低調節ピン128を連通し抜け止めすると、角柱35が角筒23に固定されるようになっている。角筒19ないし24とこれらにそれぞれ挿通される角柱31ないし36との結合も、角筒23と角柱35の結合と同一である。
【0018】図1における46、47は、花形円板48の危害を予防する保護パイプであり、前部左右のギャングバー29および30にブラケット50で前部左右のギャング4、5の前方に水平に固定されている(図2参照)。49は後部デスクハロー3に装着した完全円周円板(以下、全円板と略す)である。
【0019】次に、図8、図9および図10を参照し、前部デスクハロー2の詳細を説明する。前部左ギャングバー29は、図9のように、内側先端部に上面からの厚さを1/2にしたアーム85を斜め右前方に突設している。前部右ギャングバー30も、内側先端部に下面からの厚さを1/2にしたアーム86を斜め左前方に突設している。87は、アーム85とアーム86を上下に重ね合わせた交叉部に設けたボルト孔であり、図10、図13のように、前部ギャング角調節ボルト43を下方から上方に貫通している。
【0020】また、前部の左右ギャングバー29と30は、それぞれ6枚の外径が50.8cmの花形円板48を凹面外向きに等ピッチで配設し、耕うん幅を113cmにしている。図10は図8要部の正面図であり、前部左ギャングバー29は、直交に固設した左右のギャング支柱取付け板78の下面に、それぞれ左ギャング支柱88の上面を符号省略のボルトナットで固定し、左ギャング支柱88の下端部に軸心線を左右方向に向け軸受90を固着している。軸受90は、花形円板48の内側の2枚と外側の2枚の中央部に位置している。
【0021】軸受90は、上下二つ割の構成であり、ベアリングスプール91を上下に挟んでボルトナットで締付ける公知のものである。軸受90は、一体形にすることもでき、そのときはベアリングスプール91を長手方向にニ分割し両側方から軸受に挿入するものにする。前部右ギャングバー30にも、前部左ギャングバー29と同様に、左右のギャング支柱取付け板78、78に取付けた右ギャング支柱89の下端に、ベアリングスプール91を上下に挟む軸受90を取付けている。
【0022】左右の前部ギャング4と5は、最内側の花形円板48の外面中心部にワッシャ94を当接し、断面角形のギヤングボルト93をワッシャ94から花形円板48、ベアリングスプール91、4枚の花形円板48と3個のデスクスプール92を交互に挿通し、さらにベアリングスプール91、花形円板48を挿通し、端末にギヤングボルトナット95(図2参照)を螺着し締付けて構成されている。花形円板48は、中心部にギャングボルト93が貫通する角孔が設けられ、軸受90、ベアリングスプール91およびデスクスプル92は、長手方向の中心部にギャングボルト93が挿通する角孔を形成した鋳鉄製である。
【0023】前部左ギャング4と前部右ギャング5は、前部左ギャングバー29および前部右ギャングバー30を、それぞれ方形フレーム1の前部左側水平バー17および前部右側水平バー18の下面にクランプ金具40で締付け固定するものである。クランプ金具40は、上下の平鋼板に符号省略のボルトを連通し、ナットで緊締するものである。図10で説明した前部ギャング角調節ボルト43は、前部ギャング角調節装置42に着脱されるようになっている。すなわち、前部左右のギャング4と5は、それぞれ前部左右側の水平バー17、18および前部ギャング角調節装置42によって方形フレーム1に取付けられ、前部デスクハロー2を構成している。
【0024】前部デスクハロー2は、前部左右のギャングバー29と30を一直線上に並べたとき、ギャング角がゼロである。ギャング角がゼロの状態で、前部左右のギャングバー29および30を、それぞれ前部の左側および右側の水平バー17および18にクランプ金具40で固定すると、前部左右のギャング4と5の最内側に位置する花形円板48の相互間隔が24cmになるように構成されている。したがって、前述したように、耕うん幅113cmの前部左右のギャング4と5に前記の相互間隔24cmが加わり、前部デスクハロー2の耕うん幅は250cmになっている。
【0025】図2、図8を参照し説明すると、左ギャングバー29の左右側にそれぞれ直交に固着したギャング支柱取付け板78の後端部に、ギャングバー29と平行にスクレーパーバー79を水平に固定している。同様に右ギャングバー30のギャング支柱取付け板78の後端部 に、右ギャングバー30と平行にスクレーパバー79を水平に固定している。左ギャングバー29のスクレーパバー79に先端が各花形円板48の後半部内面にそれぞれ当接するスクレーパ80を取付けている。同様に、右ギャングバー30のギャング支柱取付け板78の後端部にスクレーババー79を取付け、スクレーパ81を各花形円板48に設けている。
【0026】次に、本発明の直装形複合作業機は、図1のように、前部デスクハロー2の後方にカルチベータ8を配設している。カルチベータフレーム131は、角柱31と32を縦一線上で左側に並べ、角柱34と35を縦一線上で右側に並べ、それらの下端面を、前後に横設する角パイプ桁の中央部上面に固着している。カルチフレーム131は、横幅を前部デスクハロー2のそれより大きくし、前後の縦幅が約55cmである。
【0027】図20、図21図を参照して、カルチベータ8を説明すると、前述したように、方形フレーム1の右縦桁1bの外側面に固着した角筒23に角柱35が下方から挿通され、角筒23の角柱高低調節孔27に角柱35の角柱調節孔27aを一致させ、高低調節ピン128を連通し角柱35を角筒23に固定している。角柱19と角筒31、角柱32と角筒20、角柱34と角筒22の結合状態も、上述した角柱35と角筒23との結合状態と同じである。
【0028】132はスプリングタインであり、直線部の後方にダブルコイル部が連接し、その後方下方の湾曲部の下端部に中耕爪133がボルト・ナット134で固定されている。中耕爪133の下端は、角柱31、32、34および35がそれぞれ角筒19、20、角筒22および角筒23に、それぞれ最下の角柱高低調節孔27a、27に高低調節ピン128が連通されたとき、前部デスクハロー2の最下縁に一致するようになっている。すなわち、角柱31、32、34、35が、図20の状態より下降した状態で対応する角筒に固定できるように、角柱高低調節孔27、27aが複数設けられている。
【0029】図20、図21における135はタインストッパーであり、スプリングタイン132の前端部上面に溶着されている。タインストッパー135の後端面は、カルチベータフレーム131の前面に当接し、作業時にスプリングタイン132が耕うん抵抗によって後方に移動するのを止めるようになっている。129はクランプ金具であり、カルチベータフレーム131の横桁下面に前部上面を当接したスプリングタイン132の下面と、前記横桁の上面とにそれぞれ平鋼板を当て、前後2本ずつ4本のボルト・ナツトによってスプリングタイン132をカルチベータフレーム131に固定している。実施例のカルチベータ8は、カルチベータフレーム131の前部横桁に5本のスプリングタイン132を間隔約60cmで配設し、後部横桁に4本のスプリングタイン132を、それぞれ前部横桁のスプリングタイン132の間隔中央部に位置するように配設している。
【0030】次に、図11、図12を参照し、後部デスクハロー3を説明する。後部左ギャングバー38の内端部は、前部左ギャングバー29と同じくアーム部85に形成され、後部右ギャングバー39は内端部が前部右ギャングバー30と同じくア−ム部86に形成されている。また、アーム部85と86を重ね合わせた交叉部にボルト孔87が設けられ、ボルト孔87にギャング角調節ボルト45が下方から上方へ挿通されている。後部左右のギャングバー38と39は、左右両端部にギャング支柱取付け板78を直交に固着している。
【0031】後部デスクハロー3は、後部左ギャング6および後部右ギャング7がそれぞれ外径50.8cmの全円板49が6枚である以外、左ギャング支柱88、右ギャング支柱89、軸受90、ベアリングスプール91、デスクスプール92等は、前部デスクハロー2と同一である。また、図1に示す後部左ギャング6および右ギャング7の耕うん幅は、それぞれ113cmである。
【0032】後部左ギャング6の最内側の全円板49と後部右ギャング7の最内側の全円板49との間隔が24cmになるように、後部左右のギャング6と7が、後部水平バー37にクランプ金具41で取付け固定されている。後部左ギャング6と後部右ギャング7とを一線上に沿って並べ後部水平バー37に取付けたとき、後部デスクハロー3は、ギャング角がゼロで、耕うん幅が前部デスクハロー2で説明したのと同様に250cmになっている。
【0033】後部水平バー37は、図1、図12に示すように、角筒21および24に下方から上方に挿通する角柱33および36の下端面に中央部を固着し、角柱33および36からそれぞれ外方に等しい長さに突出させるとともに、後部左ギャングバー38と後部右ギャングバー39をクランプ金具41(図1参照)で取付けるようになっている。後部水平バー37は、長さが約4.7mの角パイプである。
【0034】図2、図8を参照し説明すると、後部デスクハロー3の後部左ギャングバー72の左右に直交に固着したギャング支柱取付け板78の後端部に、後部左ギャングバー38と平行にスクレーパバー82を取付けている。そして、先端が各全円板49の後半部中央部に当接するスクレーパ83を、スクレーパバー82に配設している。同様に、後部デスクハロー3における後部右ギャングバー39の左右両端部に固着したギャング支柱取付け板78の後端部に、スクレーパバー82を取付け、先端部が各全円板49の後半中央部に当接するスクレーパ84を配設している。
【0035】次に、図14を参照し、前部ギャング角調節装置42を説明する。96は、上面開放の箱体であり、方形フレーム1の前部横桁10と中間部横桁11の中央部に前、後端部を直交に固着している。97はギャング角調節ねじ棒であり、スパナをかける六角頭を前部横桁10の前面に突出させ、前後に前部横桁10を貫通し端末部が箱体96の右側後部に立設した軸受98に回動自在に支持されている。ギャング角調節ねじ棒97は、端末部に軸受98を挟み外嵌されたナット99と100が、図示省略の止めピンで固定され、捻回時に前後の移動がナット99と100で止められ、軸受98に対し回動するようになっている。
【0036】101は雌ネジ移動子であり、ギャング角調節ねじ棒97に螺着され、ギャング角調節ねじ棒97の回動によって箱体96の底板上面を前後に摺動するようになっている。102は平板状のフランジ部であり、雌ネジ移動子101の左側部に固着され、中央部に前部ギャング角調節ボルト43が挿通するボルト挿通パイプ104の基部が固着され、ボルト挿通パイプ104が垂直に立設されている。
【0037】前述した前部左ギャングバー29内端部のアーム部85と、前部右ギャングバー30内端部のアーム部86の先端交叉部に下方から連通する前部ギャング角調節ボルト43(図10参照)が、ボルト挿通パイプ104の中心部を挿通し上端突出部にナット103を螺着している。ナット103をボルト挿通パイプ104の上端面に締付けると、前部ギャング角調節ボルト43が前記のアーム部85と86を締付け、前部左ギャング4と前部右ギャング5が前部ギャング角調節装置42に固定される。ボルト挿通パイプ104を設けたのは、ナット103を箱体96の上方に位置させ、その捻回を容易にするためである。
【0038】105は、前部ギャング角調節ボルト43が前後に移動するボルト移動溝穴であり、前後方向に箱体96の底板に設けられている。106と107は、箱体96の底板上面に固着され、それぞれ、前記平板状のフランジ部102の左端面と雌ネジ移動子101の下部右端面に摺動自在に当接し、雌ネジ移動子101を横振れなく前後に移動させるものである。
【0039】前部ギャング角調節ボルト43が箱体96の前部位置にあるとき、前部デスクハロー2はギャング角がゼロである。左右のクランプ金具40を緩め、ギャング角調節ねじ棒97を回転し雌ネジ移動子101を後方に移動させると、前部左ギャング4のアーム部85と前部右ギャング5のアーム部86の交叉先端部が後方に移動し、前部ギャング4と前部ギャング5とが前方に対し凹形状に位置し、前部デスクハロー2にギャング角を与えることができる。そして、ナツト103をボルト挿通パイプ104に対し締付け、左右のクランプ金具40を締付けると、ギャング角が固定する。前部デスクハロー2のギャング角は、ギャング角調節ねじ棒97の捻回で行うので無段階に調節される。
【0040】次に、図15、図16を参照し、後部デスクハロー3の後部ギャング角調節装置44を説明する。後部ギャング角調節装置44は、前述した前部ギャング角調節装置42と同様の構成である。すなわち、箱体108が後部水平バー37の前面中央部に水平に固着され、右側にギャング角調節ねじ棒111を前後方向に沿って水平に設けている。ギャング角調節ねじ棒111は、スパナをかける六角頭部が箱体108の前面に突出し、端末部が箱体108の後部右側に立設した軸受114に軸支されている。115、116は、軸受114を挟んでギャング角調節ねじ棒111に固定されたナットである。ギャング角調節ねじ棒111は、ナット115、116によって前後方向への移動が止められ、軸受114に対し回動自在になっている。117は、ナット115、116をそれぞれギャング角調節ねじ棒111に固定している止め栓である。
【0041】雌ねじ移動子112は、ギャング角調節ねじ棒111に螺合し底部が箱体108の底板上面を摺動するようになっている。113は平板状のフランジ部であり、雌ネジ移動子112の左側部に固着され、中央部に前部ギャング角調節ボルト45を挿通するボルト挿通パイプ110の基端面が固着され、ボルト挿通パイプ110が垂直に立設されている。
【0042】図12で設明したギャング角調節ボルト45は、ボルト挿通パイプ110の中心部を挿通し上端突出部にナット109を螺着している。ナット109をボルト挿通パイプ110の上端面に締付けると、ギャング角調節ボルト45がアーム部85と86を締付け、後部左ギャング6と後部右ギャング7が後部ギャング角調節装置44に固定される。118は、前部ギャング角調節ボルト45が前後に移動するボルト移動溝穴であり、前後方向に箱体108の底板に設けられている。119と120はガイドレールで、箱体108の底板上面に固着され、それぞれ、平板状のフランジ部113の左端面と雌ネジ移動子112の右端面下部に摺動自在に当接し、雌ネジ移動子112を前後に横振れなく移動させるものである。
【0043】次に、本発明は、後部デスクハロー3の後方にケージローラ9を配設している。図22によりケージローラ9を説明すると、139はL形アームであり、前端部を方形フレーム1の両側最後部のケージローラ上下動制限枠26に挿通し、先端部をヒンジ25にヒンジピン136で枢着している。ケージローラ上下動制限枠26は正面視が逆U形であり、上下方向に前後2列に複数の高低調節孔138を設けている。前列の高低調節孔138と後列の高低調節孔138は、ピッチは等しいが位置が上下方向で偏位している。
【0044】ケージローラ上下動制限枠26の高低調節孔138には、ストッパーピン137がL形アーム26の上下面と間隙を介し左右方向に挿通し固定できるようになっており、ストッパーピン137がL形アーム26の上下面に当接することによって、L形アームの上下動が制限されるようになっている。前述した前列と後列の高低調節孔138が上下方向に位置が偏位しているので、前列と後列の高低調節孔138を選択しストッパーピン137を挿通することによって、L形アーム26の上下動の範囲を細かく調節できるようになっている。
【0045】141は逆U形フレームであり、後部デスクハロー3の耕うん幅よりも長い角パイプの左右に縦アーム142を垂下に固着し、上面の中央から左右に方形フレーム1の横幅を間隔として左右対向に立設したブラケット140に左右のL形アーム139の下端部を、符号省略の複数のボルト・ナットで固定している。さらに、前述の左右対向に立設したブラケット140の内方と外方に、ブラケット140を後部デスクハロー3の全円板49の配設ピッチで垂直に立設している。このようにブラケット140を設けるのは、後述する実施例2および3において、デスクハローをオフセットした場合に、ケージローラ9をフセット量に対応して移動させるためである。
【0046】144はサイドプレートであり、直径約40cmの円形鋼板の外周縁部にロッド146が挿通される9個の孔を等ピッチに設けている。左右のサイドプレート144は、間隔を後部デスクハロー3の耕うん幅より若干広くし、円板中心を一致させ前進方向に沿って左右に並べている。145はサイドプレート144と同径の中間部リングであり、外周縁部にサイドプレート144と同じにロッド146が挿通される9個の孔を等ピッチに設け、左右のサイドプレート144の間に等間隔に5枚配設している。
【0047】146はロッドであり、左右のサイドプレート144と5枚の中間部リング145の外周縁にそれぞれ設けた9個の孔を連通し、それぞれ前記孔部に溶着されるとともに、左側のサイドプレート144におけるロッド146の溶着位置が、右側におけるサイドプレート144のロッド146の溶着位置よりも周縁の孔ピッチで1ピッチだけ進んだ位置になっている。すなわち、ロッド146は左側から右側へ斜設され、接地回転時に土壌を左から右に移動させながら砕土するようになっている。
【0048】また、左右のサイドプレート144は中心の外側面に図示しない中心軸が水平に突設されている。逆U形フレーム141の左右に垂下された縦アーム142の下端部には、軸受143がそれぞれ設けられ、左右のサイドプレート144の外側面に突設された前記中心軸が回動自在に支持され、左右のサイドプレート144と5枚の中間部リング145にロッド146を周設したケージ円筒体が、逆U形フレーム141の内側に回動自在に支持されケージローラ9を構成している。
【0049】149は均し板であり、左右の縦アーム142の下端部から後方へそれぞれ平面視L形の均し板用アーム147を突設し、L形の外方折曲げ部に当接した四角形のゴム板に挟み板148を当接し、ゴム板を複数のボルト・ナットで固定している。均し板149は、耕うん継ぎ目部分を均すものである。
【0050】次に、図1、図2における28はスタンドであり、図15のように、後部水平バー37の中央部上面から後方へブラケット121を突設し、その後端部に角筒122を垂直に固着している。角筒122は、中間部に設けた連通孔122に止めピン124を挿通し、その端末に公知のベータ止めピン125を挿しこみ、抜け止めされるようになっている。
【0051】さらに、図23、図24によりスタンド28を説明すると、止めピン124が連通する複数の高低調節孔150を設けた支柱28aを角筒122に上下動自在に挿通している。支柱28aは、断面角形で下端部に接地底板151を水平に固着している。そして、常時は支柱28aを図23のように引上げ、角筒122に止めピン124で止めておき、使用時には止めピン124を引き抜き、支柱28aを下げ、接地底板151を地面(GL)に接し、再び止めピン124で角筒122に支柱28aを固定するものである。
【0052】方形フレーム1に前部デスクハロー2を装着したまま、接地底板151を地面に接し支柱28aを角筒122に固定すると、方形フレーム1は地面上に支持されるので、カルチベータ8の上下調節や後部デスクハロー3の取外しやギャング角調節が安全かつ容易に行うことができる。
【0053】次に、図3、図4を参照し、第2実施例を説明すると、第2実施例は、前部デスクハロー51と後部デスクハロー52以外は、第1実施例と全く同じである。前部デスクハロー51および後部デスクハロー52は、それぞれ前部ギャングバー53および後部ギャングバー60の下方に12枚の円板を、第1実施例と同じ円板ピッチで配設している。前部デスクハロー51は花形円板48を左方に凹面を向け、後部デスクハロー52は全円板49を右方に凹面を向け、耕うん時に発生する横方向抵抗力を相殺し、直進性を保つようになっている。前部デスクハロー51は、前部ギャングバー53の両端部から前方に突設したブラケット59に保護パイプ58を花形円板48の円板群前方に水平に設けている。
【0054】前部ギャングバー53は、長手方向の中央とその左右に、前述した前部ギャング角調節装置42のギャング角調節ボルト43が貫通するオフセット調節孔55、56、57を等間隔に設けている。前記の等間隔は、配設円板ピッチにすることが好ましい。後部ギャングバー60は、中央部前面に後部ギャング移動板61を水平に固着し、その前縁部にオフセット調節孔62、63、64を前部ギャングバー60と平行な横一線上に等間隔に設けている。前記等間隔は、配設円板ピッチにすることが好ましい。オフセット調節孔62、63、64は、それぞれ後部ギャング角調節装置44のギャング調節ボルト45が貫通するものである。
【0055】図17は図3におけるD−D線矢視の正面図である。後部デスクハロー52は、後部ギャング移動板61の中央部のオフセット調節孔63がギャング調節ボルト45に固定され、後部水平バー37にクランプ金具65で後部ギャングバー60の両端部が固定されている。後部ギャングバー60の左右両端部と中央部左右にギャング支柱取付け板78が直交に固着され、第1実施例と同様に、ギヤング支柱89の上端部を取付けている。図18において、127はギャング移動板61の両縁部に設けたギャング支柱取付け孔である。すなわち、中央部左右のギャング支柱取付け板78の前部を、後部ギャング移動板61が兼ねているのである。
【0056】また、図17における軸受90、ベアリングスプール91、デスクスプール92、ワッシャ94は、第1実施例と同一である。126はギャングボルトであり、ワッシャ94、全円板49、ベアリングスプール90、全円板49、デスクスプール92等を順次に連通し、最終右側の全円板49の外面に接するナット95(図2参照)が端末部に螺着され、ナット95を締付け後部デスクハロー52を構成している。
【0057】第2実施例において、図3のように、前部ギャングバー53中央部のオフセット調節孔56にギャング角調節ボルト43を取付け、後部ギャング移動板61の中央部のオフセット調節孔63にギャング角調節ボルト45を取付けた場合が標準状態である。図18は、前部ギャングバー53の左側のオフセット調節孔55をギャング角調節ボルト43に取付け、後部ギャング移動板61における左側のオフセット調節孔62をギャング角調節ボルト45に取付け、前部デスクハロー51と後部デスクハロー52をそれぞれ右側にオフセットした場合である。また、オフセット調節孔57をギャング角調節ボルト43に取付け、オフセット調節孔64をギャング角調節ボルト45に取り付けると、前部および後部デスクハロー51および52が左側にオフセットされる。
【0058】図3、図4において、前部デスクハロー51は、前部ギャングバー53が方形フレーム1の左水平バー17と右水平バー18上にクランプ金具54で締付けられ、方形フレーム1の下方に配設されている。同様に後部デスクハロー52は、後部水平バー37上にクランプ金具65で締付けられている。前部デスクハロー51は、クランプ金具54とギャング角調節ボルト43を緩め前部ギャングバー53をギャング角調節ボルト43周りに回動すれば、ギャング角を調節することができる。後部デスクハロー52も、クランプ金具65とギャング角調節ボルト45を緩め後部ギャングバー60をギャング角調節ボルト45周りに回動すれば、ギャング角を調節することができる。
【0059】図4、図18を参照し説明すると、前部デスクハロー51は前部ギャングバー53の両端部と中央部に直交に固着しているギャング支柱取付け板78の後端部に、スクレーパバー79を前部ギャングバー53と平行に取付け、各花形円板48の凹面中央の後部に先端部が当接するスクレーパ80をスクレーパバー79に配設している。後部デスクハロー52にも、後部ギャングバー60に直交に設けたギャング支柱取付け板78の後端部にスクレーパバー79を取付け、同様にスクレーパ81を各全円板49に配設している。
【0060】次に、図5、図6を参照し、第3実施例を説明する。第3実施例は、方形フレーム1に第1実施例と同じにカルチベータ8およびケージローラ9を配設し、前部左デスクハロー66、前部右デスクハロー67ならびに後部左デスクハロー70、後部右デスクハロー71を配設している。
【0061】図19も参照し説明すると、前部左デスクハロー66、前部右デスクハロー67は、第2実施例の前部デスクハロー51を2分割した形態である。68および69はそれぞれ前部左ギャングバーおよび前部右ギャングバーであり、それぞれ角パイプを用い下方に6枚の花形円板48が凹面を左向きに揃え、第2実施例と同じピッチで配設している。前部左ギャングバー68および前部右ギャングバー69には、両端部にそれぞれギャング支柱取付け板78を直交に固着している。
【0062】図示を省略したが、ギャング支柱取付け板78に図17のようにギャング支柱89を取付け、ギャング支柱89の下端に軸受90を取付けてベアリングスプール91を軸支し、花形円板48の間にデスクスプール92を配置している。右端末の花形円板48の凸面中心部にワッシャ94を当接し、ギャングボルトをワッシャ94から順次に前述した花形円板48、ベアリングスプール91、花形円板48、デスクスプール92等に連連し、左端末の花形円板48の凹面中心部でギャングボルト端末にナットを締付けている。
【0063】前部左右のデスクハロー66と67は、前部左ギャングバー68および前部右ギャングバー69のそれぞれ両端部から前方に突設するブラケット50の前端部に、保護パイプ46および47がギャング前方に水平に固着されている。また、各ギャング支柱取付け板78の後端部に前部左ギャングバー68および前部右ギャングバー69と平行にスクレーパバー79を取付け、先端部が円板の凹面中央部の後方で当接するスクレーパ80を各花形円板48に配設している。
【0064】後部左右のデスクハロー70および71は、それぞれ後部左ギャングバー72および後部右ギャングバー73の左右端部にギャング支柱取付け板78をギャングバーと直交に固着している、図12と同様に、各ギャング支柱取付け板78の下部に取付けたギャング支柱88の下端部に軸受90を取付け、ベアリングスプール91を軸支し、それぞれ6枚の全前円板49を前部左右のデスクハロー66および67と同一ピッチで配設している。さらに、各ギャング支柱取付け板78の後端部にギャングバーと平行にスクレーパバー79を取り付け、先端部が円板凹面の中央部後方に当接するスクレ−パ81をスクレーパバー79に配設している。
【0065】図19のように、前部左デスクハロー66は、前部左ギャングバー68が方形フレーム1の左水平バー17にクランプ金具74で左側が固定されるとともに、中間部横桁11にクランプ金具76で右側が固定されている。前部右デスクハロー67は、前部右ギャングバー69が方形フレーム1の右水平バー18に中央部がクランプ金具74で固定されるとともに、左側が前部横桁10にクランプ金具76で固定されている。
【0066】後部左デスクハロー70は、後部左ギャングバー72の左端部が方形フレーム1の後部に設けた後部水平バー37の左端部にクランプ金具75で固定されるとともに、中間部がクランプ金具77によつて後部水平バー37の中間部左側に固定されている。後部右デスクハロー71は、後部右ギャングバー73の中間部が後部水平バー37の右端部にクランプ金具75で固定されるとともに、左端部がクランプ金具77で後部水平バー37に固定されている。
【0067】前部左デスクハロー66は前部右デスクハロー67に対し後方に位置し、後部左デスクハロー70は後部右デスクハロー71の前方に位置している。また、前部左右のデスクハロー66および67を、右端部が左端部より後退したギャング角にし、後部左右のデスクハロー70および71を、右端部が左端部より前進したギャング角に取付け、左側の前後部のデスクハロー66、70および右側の前後部のデスクハロー67、71がオフセット形式に配設している。
【0068】第3実施例における前部左右のデスクハロー66、67は、クランプ金具74、76を緩めることによって、左右に位置を移動し耕うん幅を加減し、またギャング角を調節するものである。後部左右のデスクハロー70、71も、クランプ金具75、77を緩め、左右に位置を移動し耕うん幅を加減し、またギャング角を調節するものである。また、第3実施例においては、前部と後部のデスクハローの円板がその凹面を逆向きにしているので、相互に発生する横方向力を打ち消し直進性が保たれるようになっている。
【0069】
【発明の効果】請求項1の直装形複合作業機は、トラクタの油圧三点リンクヒツチに着脱自在な方形フレームの下方に、前方から順次後方に耕起砕土機能をもった前部デスクハロー、高低調節自在なカルチベータ、耕起砕土機能をもった後部デスクハロー、上下動を制限した均平鎮圧機能を有するケージローラを配設している。したがって、前部デスクハローで砕土した土壌をさらにカルチベータで砕土し、続いて後部デスクハローで土壌を混ぜ返しながら細砕土し、さらにケージローラで均平に鎮圧し、一行程で良好な播種床を能率的に造成することができる。特にケージローラの上下動を制限したので、ケージローラの浮上を押え、好適な均平鎮圧作用を得ることができる。
【0070】しかも、トラクタの油圧三点リンクヒッチに連結するものにしたので、作業機を容易に昇降することができるので、回行に要する枕地を小さくすることができる。また、1行程作業が可能なので、圃場に入る回数を減少することができ、トラクタによる土壌踏圧を減少し土壌固化による作物栽培上の悪影響を解消することができる。
【0071】請求項2の発明は、方形フレームに配設する前部と後部のデスクハローの円板凹面を逆向きに配設するとともに、オフセット可能に配置にした。したがって、トラクタが近づきにくい場所や樹木の際までの耕うん砕土が可能であり、耕うん残し面積を大幅に減少させることができる。
【0072】請求項3の発明は、前部と後部のデスクハローを前後に位置を偏位させるとともに、それぞれ円板数が同一の2個のギャングにし、これを方形フレームにクランプ金具で固定するおのにしたので、クランプ金具を緩めることによってギャングを移動することができ、デスクハローの耕うん幅を簡単に変換できるという従来のものにない効果を奏することができる。また、左右側の前後2個のデスクハローを、それぞれ円板凹面を逆向きにし、左右にオフセットできるようにしたので、耕うん時に直進性が良好でトラクタが近づけない箇所でも耕うん砕土ができる直装形複合作業機を提供することができる。
【0073】請求項4の発明によれば、方形フレームの左右縦桁に高低調節孔を備えた角筒を垂直に固着し、これらの角筒にカルチベータフレームの中央部に立設する高低調節孔を設けた角柱および後部デスクハロを取付ける後部水平バーの中央部に立設する角柱を摺動自在に内嵌し、着脱自在なピンを角筒と角柱の高低調節孔に連通し角柱を角筒に固定するようにしたので、高低調節孔の選択によってカルチベータおよび後部デスクハローの耕深を簡単容易に調節することができる。
【0074】また、方形フレームの後端部両側にヒンジとその後方にケージローラ上下動制限枠を立設し、ケージローラを取付けるL形アームの上辺を上下動制限枠に挿通し、先端部をヒンジに枢着するものにしたので、L形アームの先端部をヒンジに着脱することにより簡単容易にケージローラを方形フレームに着脱することができる。
【0075】請求項5の発明によれば、方形フレーム後方に横設する後部水平バーの中央部後方に設けたスタンドの支柱下端を接地することにより、方形フレームを一時的に支持することができるので、カルチベータや後部デスクハローのギャング角調節を安全に行うことができる。
【出願人】 【識別番号】597130247
【氏名又は名称】株式会社 イダ
【出願日】 平成14年2月4日(2002.2.4)
【代理人】 【識別番号】100073829
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 一男
【公開番号】 特開2003−225003(P2003−225003A)
【公開日】 平成15年8月12日(2003.8.12)
【出願番号】 特願2002−26607(P2002−26607)