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【発明の名称】 耕耘機のディファレンシャルギヤの自動制御装置及びそれを備えた耕耘機及び耕耘機の走行制御方法
【発明者】 【氏名】今村 健二
【住所又は居所】福岡県八女郡広川町大字日吉548番地の22 株式会社オーレック内

【氏名】諏訪 武富
【住所又は居所】福岡県八女郡広川町大字日吉548番地の22 株式会社オーレック内

【氏名】林 光男
【住所又は居所】福岡県八女郡広川町大字日吉548番地の22 株式会社オーレック内

【要約】 【課題】耕耘機が耕耘状態のときはこれを感知してディファレンシャルギヤを自動でロックし、耕耘状態でないときはこれを感知して自動でロック解除状態にする。

【解決手段】耕耘機K1はロータリー式の耕耘装置2を備えている。耕耘装置2は、土壌を耕耘するロータリー装置21、ロータリー装置21を覆うロータリーカバー22、取付軸230を中心として回動することで自動制御装置3を操作する操作体23を備えている。操作体23は、ロータリー装置21を下げて耕耘できる状態にすると土壌の表面と接触して停止し、それから更にロータリー装置21を下げることで自動制御装置3を操作してディファレンシャルギヤをロックする。ロータリー装置21を上げて操作体23も土壌より上げると、操作体23は、耕耘前の状態に戻り、ディファレンシャルギヤのロック状態が解除される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 耕耘機のディファレンシャルギヤのロックとロック解除を自動制御する装置であって、耕耘機が耕耘状態のとき、または/及び耕耘状態でないときを感知する手段と、耕耘状態のときはディファレンシャルギヤをロックし、耕耘状態ではないときは上記ディファレンシャルギヤのロックを解除状態にする手段と、を備えていることを特徴とする、耕耘機のディファレンシャルギヤの自動制御装置。
【請求項2】 耕耘機のディファレンシャルギヤのロックとロック解除を自動制御する装置であって、耕耘機が耕耘状態のとき、または/及び耕耘状態でないときを感知する感知手段と、耕耘状態のときはディファレンシャルギヤをロックし、耕耘状態ではないときは上記ディファレンシャルギヤのロックを解除状態にする制御装置と、を備えており、上記制御装置は、上記ディファレンシャルギヤのロックとロック解除状態を切り替える切替手段と、一端側が上記感知手段側に設けてあり他端側が上記切替手段側に設けてあり、上記感知手段の動きを上記切替手段に伝達する作用伝達手段と、を備えていることを特徴とする、耕耘機のディファレンシャルギヤの自動制御装置。
【請求項3】 ディファレンシャルギヤのロックとロック解除を手動でする手動操作装置を備えており、当該手動操作装置によってディファレンシャルギヤをロックまたはロック解除した場合では、感知手段が耕耘状態を感知したときでも当該感知手段の動きが上記切替手段に伝達されないことを特徴とする、請求項1または2記載の耕耘機のディファレンシャルギヤの自動制御装置。
【請求項4】 感知手段は、土壌と接触したときに耕耘状態を感知するものであることを特徴とする、請求項1,2または3記載の耕耘機のディファレンシャルギヤの自動制御装置。
【請求項5】 耕耘機は、耕耘刃を耕耘状態ではないときの位置より下げて傾けた状態で耕耘されるようにしてあり、感知手段は、耕耘機が耕耘刃を下げる方向に傾けられたときに耕耘状態を感知するものであることを特徴とする、請求項1,2または3記載の耕耘機のディファレンシャルギヤの自動制御装置。
【請求項6】 耕耘機は、耕耘刃を耕耘状態ではないときの位置より下げた状態で耕耘されるようにしてあり、感知手段は、耕耘刃が下げられて土壌と接触した状態から更にハンドルが下降したときに耕耘状態を感知するものであることを特徴とする、請求項1,2または3記載の耕耘機のディファレンシャルギヤの自動制御装置。
【請求項7】 耕耘機は、ハンドルが走行方向に対して横方向に動くことができ、所定の位置で停止させた状態で耕耘されるようにしてあり、感知手段は、ハンドルが上記所定の位置で停止したときに耕耘状態を感知するものであることを特徴とする、請求項1,2または3記載の耕耘機のディファレンシャルギヤの自動制御装置。
【請求項8】 請求項1,2,3,4,5,6または7記載のディファレンシャルギヤの自動制御装置を備えたことを特徴とする、耕耘機。
【請求項9】 車輪、原動機及びハンドルを備えた走行装置と、耕耘装置と、請求項1,2,3,4,5,6または7記載のディファレンシャルギヤの制御を自動で行う制御装置を有し、上記ハンドルの握り部近傍には、上記制御装置を操作するための操作部が設けてあり、該操作部と上記制御装置は動力伝達手段を介して接続してあることを特徴とする、耕耘機。
【請求項10】 耕耘機が耕耘状態のときはこれを感知してディファレンシャルギヤを自動でロックし、耕耘状態でないときはこれを感知して自動でロック解除状態にすることを含む、耕耘機の走行制御方法。
【請求項11】 感知手段が土壌と接触したときに、ディファレンシャルギヤを自動でロックすることを含む、耕耘機の走行制御方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耕耘機のディファレンシャルギヤの自動制御装置及びそれを備えた耕耘機及び耕耘機の走行制御方法に関する。更に詳しくは、耕耘機が耕耘状態のときはこれを感知してディファレンシャルギヤを自動でロックし、耕耘状態でないときはこれを感知して自動でロック解除状態にするものに関する。
【0002】
【従来技術】通常、耕耘機は、直進時に左右の車輪(駆動輪)が同じ回転数で回転し、旋回時には内輪と外輪との回転数に差ができるようにディファレンシャルギヤを備えている。このディファレンシャルギヤは、操作装置を手動で操作することによって任意にロック(固定)したり、ロックを解除したりできるようになっている。こうして耕耘機は、ディファレンシャルギヤをロックし、直進性を高めて安定させた状態で耕耘し、ロックを解除してスムーズな状態での旋回を可能としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ディファレンシャルギヤの操作装置は、作業者が手動操作するものであったので、耕耘時にロックをし忘れたり、旋回時にロックの解除をし忘れたする場合があった。前者の場合は、泥濘や斜面で片輪がスリップして進まなくなったり、後者の場合は、旋回しなければならないときに直進してしまったりすることがあり、危険であった。
【0004】(目 的)本発明の目的は、耕耘機において耕耘状態におけるディファレンシャルギヤのロックと、旋回状態等におけるディファレンシャルギヤのロック解除が、自動でできるようにすることにある。また、本発明の他の目的は、耕耘機において耕耘状態におけるディファレンシャルギヤのロックと、旋回状態等におけるディファレンシャルギヤのロック解除が、自動でできるようにすると共に、ロックとロック解除が手動でもできるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明にあっては、耕耘機のディファレンシャルギヤのロックとロック解除を自動制御する装置であって、耕耘機が耕耘状態のとき、または/及び耕耘状態でないときを感知する手段と、耕耘状態のときはディファレンシャルギヤをロックし、耕耘状態ではないときは上記ディファレンシャルギヤのロックを解除状態にする手段と、を備えていることを特徴とする、耕耘機のディファレンシャルギヤの自動制御装置である。
【0006】第2の発明にあっては、耕耘機のディファレンシャルギヤのロックとロック解除を自動制御する装置であって、耕耘機が耕耘状態のとき、または/及び耕耘状態でないときを感知する感知手段と、耕耘状態のときはディファレンシャルギヤをロックし、耕耘状態ではないときは上記ディファレンシャルギヤのロックを解除状態にする制御装置と、を備えており、上記制御装置は、上記ディファレンシャルギヤのロックとロック解除状態を切り替える切替手段と、一端側が上記感知手段側に設けてあり他端側が上記切替手段側に設けてあり、上記感知手段の動きを上記切替手段に伝達する作用伝達手段と、を備えていることを特徴とする、耕耘機のディファレンシャルギヤの自動制御装置である。
【0007】第3の発明にあっては、ディファレンシャルギヤのロックとロック解除を手動でする手動操作装置を備えており、当該手動操作装置によってディファレンシャルギヤをロックまたはロック解除した場合では、感知手段が耕耘状態を感知したときでも当該感知手段の動きが上記切替手段に伝達されないことを特徴とする、第1または第2の発明に係る耕耘機のディファレンシャルギヤの自動制御装置である。
【0008】第4の発明にあっては、感知手段は、土壌と接触したときに耕耘状態を感知するものであることを特徴とする、第1,第2または第3の発明に係る耕耘機のディファレンシャルギヤの自動制御装置である。
【0009】第5の発明にあっては、耕耘機は、耕耘刃を耕耘状態ではないときの位置より下げて傾けた状態で耕耘されるようにしてあり、感知手段は、耕耘機が耕耘刃を下げる方向に傾けられたときに耕耘状態を感知するものであることを特徴とする、第1,第2または第3の発明に係る耕耘機のディファレンシャルギヤの自動制御装置である。
【0010】第6の発明にあっては、耕耘機は、耕耘刃を耕耘状態ではないときの位置より下げた状態で耕耘されるようにしてあり、感知手段は、耕耘刃が下げられて土壌と接触した状態から更にハンドルが下降したときに耕耘状態を感知するものであることを特徴とする、第1,第2または第3の発明に係る耕耘機のディファレンシャルギヤの自動制御装置である。
【0011】第7の発明にあっては、耕耘機は、ハンドルが走行方向に対して横方向に動くことができ、所定の位置で停止させた状態で耕耘されるようにしてあり、感知手段は、ハンドルが上記所定の位置で停止したときに耕耘状態を感知するものであることを特徴とする、第1,第2または第3の発明に係る耕耘機のディファレンシャルギヤの自動制御装置である。
【0012】第8の発明にあっては、第1,第2,第3,第4,第5,第6または第7の発明に係るディファレンシャルギヤの自動制御装置を備えたことを特徴とする、耕耘機である。
【0013】第9の発明にあっては、車輪、原動機及びハンドルを備えた走行装置と、耕耘装置と、第1,第2,第3,第4,第5,第6または第7の発明に係るディファレンシャルギヤの制御を自動で行う制御装置を有し、上記ハンドルの握り部近傍には、上記制御装置を操作するための操作部が設けてあり、該操作部と上記制御装置は動力伝達手段を介して接続してあることを特徴とする、耕耘機である。
【0014】第10の発明にあっては、耕耘機が耕耘状態のときはこれを感知してディファレンシャルギヤを自動でロックし、耕耘状態でないときはこれを感知して自動でロック解除状態にすることを含む、耕耘機の走行制御方法である。
【0015】第11の発明にあっては、感知手段が土壌と接触したときに、ディファレンシャルギヤを自動でロックすることを含む、耕耘機の走行制御方法。
【0016】(作 用)耕耘機が耕耘状態のときは、感知手段でこれを感知しディファレンシャルギヤを自動でロックする。これにより直進性を高めて安定させた状態で耕耘作業ができる。耕耘状態でないときは自動でロックを解除し、旋回等がスムーズにできるようにする。
【0017】耕耘機が耕耘状態のときは、感知手段がこれを感知して動き、作用伝達手段が切替手段に感知手段の動きを伝達する。感知手段の動きが伝達された切替手段はディファレンシャルギヤをロック状態に切り替えて、ディファレンシャルギヤをロックする。耕耘機が耕耘状態でないときは、作用伝達手段から切替手段に感知手段の動きが伝達されないので、切替手段はディファレンシャルギヤのロックを解除状態に切り替えて、ディファレンシャルギヤのロックを解除する。
【0018】ディファレンシャルギヤをロックまたはロック解除する手動操作装置を備えているものは、この手動操作装置でディファレンシャルギヤをロックまたはロック解除した場合では、感知手段が耕耘状態を感知したときでも当該感知手段の動きは切替手段に伝達されない。こうして自動でディファレンシャルギヤがロックまたはロック解除されるか、手動でロックまたはロック解除されるかを任意に切り替えて使用できる。これにより例えば、車両の荷台への積み込み作業において、感知手段が耕耘状態を感知しないときでも、ディファレンシャルギヤをロックして、直進性を高めて安定させた状態で積み込むこともできる。
【0019】感知手段が、土壌と接触したときに耕耘状態を感知するものは、土壌と接触したときにディファレンシャルギヤが自動でロックされ、土壌と接触しなくなったときにディファレンシャルギヤのロックが自動で解除される。
【0020】耕耘機が耕耘刃を下げる方向に傾けられたときに、感知手段が耕耘状態を感知するものは、耕耘機が耕耘刃を下げる方向に傾けられたときに、ディファレンシャルギヤが自動でロックされ、耕耘機が傾倒状態から復帰したときにディファレンシャルギヤのロックが自動で解除される。
【0021】耕耘刃が下げられて土壌と接触した状態から更にハンドルが下降したときに、感知手段が耕耘状態を感知するものは、ハンドルが下降したときに、ディファレンシャルギヤが自動でロックされ、ハンドルを上げたときにディファレンシャルギヤのロックが自動で解除される。
【0022】ハンドルが所定の位置で停止したときに、感知手段が耕耘状態を感知するものは、ハンドルが上記所定の位置で停止したときに、ディファレンシャルギヤが自動でロックされ、ハンドルが走行方向に対して横方向に動いたときにディファレンシャルギヤのロックが自動で解除される。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づき更に詳細に説明する。図1は本発明に係るディファレンシャルギヤの自動制御装置を備えた耕耘機の一実施の形態を示しており、操作レバーがオートの位置にあり、耕耘せずディファレンシャルギヤがロックされていない状態を示す側面視説明図、図2は図1の状態にある自動制御装置を示す拡大説明図である。なお、以下の説明文中の「前」という用語は、図中での左側を示すものであり、「後」という用語は、図中での右側を示すものである。
【0024】符号K1は歩行型の耕耘機を示している。耕耘機K1は、走行装置1と、ロータリー式の耕耘装置2を備えている。走行装置1は、車軸10の両側に設けられた車輪11,11(車輪の一方は図示されていない)、フレームの前方に配置してあり車輪11,11や耕耘装置2に動力を伝達する原動機12、およびフレームから斜め後方に延びたハンドル13を備えている。
【0025】ハンドル13の握り部近傍には、後述するディファレンシャルギヤの自動制御装置3を操作するための手動操作装置である操作レバー130が設けてある。操作レバー130の基部には、一端が自動制御装置3と接続してあるワイヤーY1の他端が接続してある。操作レバー130は前後方向に回動可能であり、前方に倒した位置(図1の■)と、後方に倒した位置(図1の■)と、その間の位置(図1の■)の3箇所のいずれかの位置で固定できる構造を有している。操作レバー130を上記した位置に移動したときのそれぞれの自動制御装置3の動きは、作用の欄で説明する。
【0026】耕耘装置2は、原動機12の動力を伝達するチェーンが収容してあるチェーンケース20、回転して土壌を耕耘するロータリー装置21、ロータリー装置21の上方を覆うロータリーカバー22、および取付軸230を中心として上下方向に回動することで自動制御装置3を操作する感知手段である操作体23を備えている。操作体23は、ロータリーカバー22の後部に設けてあり、これ自体もカバーを兼ねた構造になっている。しかし操作体23は、カバーとしての機能を兼ねる必要は必ずしもない。自動制御装置3は、ロータリーカバー22及び操作体23の上側に設けてある。
【0027】ロータリーカバー22には、尾輪4や抵抗部材(図9及び図10参照)を取り付けるための取付ブラケット24が後方に延びて固着してある。図1で示す耕耘機K1には尾輪4が取り付けてある。操作体23の下縁部には、所要の柔軟性を有するゴム製の泥よけフラップ25が下方に垂らして設けてある。耕耘装置2は、チェーンケース20によって走行装置1と連結してある。
【0028】本実施の形態において耕耘機K1は、走行装置1に耕耘装置2が固定して設けてあり、着脱できないようにしてあるものを示したが、耕耘機はこれに限定するものではなく、耕耘装置2がアタッチメント式で走行装置1より着脱可能なものを使用することもできる。
【0029】図2を参照してディファレンシャルギヤの自動制御装置3の構造を詳述する。図2は、操作レバー130がオートの位置(図1の■)にあり、耕耘しておらず自動制御装置3がロックされていない状態を示している。自動制御装置3は、ロータリーカバー22上に固着してある取着部材30、取着部材30上に垂設してある基部材31、基部材31の側部に設けてある切替部32、一端側が操作体23側に設けてあり他端側が切替部32と連結してある、棒状の作用伝達部材39等を備えている。
【0030】取着部材30は、所要長さを有する長方形状の板体であり、長さ方向を前後方向に向け、幅広面をロータリーカバー22の表面上に被せた状態でボルトBにより固着してある。取着部材30は、ロータリーカバー22の表面形状(円弧形状)に沿うように、所要位置より下方に向けて折り曲げてある。
【0031】基部材31は、所要長さを有する長方形状の板体であり、長さ方向を前後方向に向け、取着部材30上に垂直に立てて溶接により固着してある。基部材31は、取着部材30の折り曲がった表面形状に沿うように形成してある。
【0032】切替部32は、略長方形状の板体である駆動部材33、底辺部が各斜辺部よりも長い略二等辺三角形状の板体である従動部材35を備えている。
【0033】基部材31の後端側の側面には軸310が突設してある。軸310には駆動部材33が、下部側を中心として前後方向に回動可能に設けてある。駆動部材33の上側には、作用伝達部材39が貫通する力受部材330が、表面より突設してある。力受部材330は、作用伝達部材39が貫通した状態で摺動したときに、この作用伝達部材39との連結角度が変化できるように周方向に回転可能である。また、駆動部材33の中央部の前部側には、係合部材331が表面より突設してある。係合部材331の表面は周方向に回転可能にしてある。しかし、回転しなくても良い。
【0034】基部材31において軸310のやや前側上部の側面には、軸311が突設してある。軸311には従動部材35が、頂部側を前側に位置させて、中央よりやや下側を中心として前後方向に回動できるように設けてある。従動部材35の頂部側から底辺部にかけては、長穴状に貫通したガイド穴350が設けてある。ガイド穴350は、軸311を中心とする円弧形状に形成してある。また、従動部材35の下側には、側方に取付軸351が突設してある。更に、従動部材35の上側には、底辺部の縁部の一部を切り欠いて、係合部材331が嵌合可能な嵌合凹部352が形成してある。従動部材35は、図2において駆動部材33上に被さるように手前側に設けてあり、駆動部材33が前方に回動したときに係合部材331の周面部が従動部材35の底辺縁部と当たって、この係合部材331によって押し上げられるようにしてある。
【0035】なお、図示はしていないが、軸311にはねじりコイルばねが取り付けてあり、従動部材35の上部側が後方向に回動する付勢力がかかるようにしてある。
【0036】基部材31の前側の上部と下部には、動力伝達手段であるワイヤーY1,Y2を通して案内するための案内部36,37が設けてある。上部の案内部36には、他端が操作レバー130と接続されたワイヤーY1が通してあり、このワイヤーY1の一端は従動部材35のガイド穴350に取り付けてある。また、下部の案内部37には、他端がディファレンシャルギヤ側と接続されたワイヤーY2が通してあり、このワイヤーY2の一端は従動部材35の取付軸351に取り付けてある。
【0037】図2で示す従動部材35は、ワイヤーY1の取り付け部がガイド穴350の前側の端部に位置することで、ねじりコイルばねによる後方向に回動しようとする付勢力が作用した状態で停止している。
【0038】操作体23上には取付金具38が溶接により固着してある。取付金具38には作用伝達部材39の下端が、回動可能に取り付けてある。作用伝達部材39の上部側は力受部材330に貫通してある。
【0039】力受部材330を貫通した作用伝達部材39の先端のネジ部には、ナットを螺合させてなる抜け防止部材390が設けてある。また、作用伝達部材39のうち力受部材330を貫通していない部分には、弾性体である所要長さの圧縮コイルばねSが、内部を挿通して設けてある。作用伝達部材39の基部側にはストッパー部材391が固着して設けてある。圧縮コイルばねSは、両端のそれぞれがストッパー部材391と力受部材330に圧接して、このストッパー部材391と力受部材330との間隔を拡げる方向に付勢力がかかるように設けてある。
【0040】図2で示す駆動部材33は、圧縮コイルばねSによって押し上げられながらも、操作体23等の重量によって抜け防止部材390で押し下げられており、最も後側に回動した位置で停止している。この状態で係合部材331は、従動部材35と接触していない。
【0041】自動制御装置3は、ロータリーカバー22上に設けた覆い部材5により、土等が被りにくいように略全体が覆われている。
【0042】(作 用)図3は操作レバーがオートの位置にある耕耘機を耕耘させて、ディファレンシャルギヤがロックされた状態を示す側面視説明図、図4は図3の状態にある自動制御装置を示す拡大説明図である。図1ないし図4を参照して、操作レバー130をオートの位置(図1及び図3の■)にした耕耘機を使用したときの作用について説明する。
【0043】まず、耕耘するときに自動でディファレンシャルギヤがロックされる場合について説明する。図1に示す状態からハンドル13を下げ、ロータリー装置21の位置を下げて耕耘できる状態にする。ロータリー装置21の高さを下げると、泥よけフラップ25が土壌と接触して曲がり、操作体23は土壌の表面と接触した状態で停止する。そして、更にこの状態からロータリー装置21を下げると、力受部材330と取付金具38との間隔が狭まる。こうして力受部材330とストッパー部材391との間に設けた圧縮コイルばねSが縮まる。
【0044】圧縮コイルばねSは縮まるが、これ自体ストッパー部材391と力受部材330との間隔を拡げる付勢力を備えているので、駆動部材33はこの付勢力によって前方向へ回動し、係合部材331が従動部材35の底辺部縁部と接触する。そして、更に駆動部材33が前方向へ回動すると、係合部材331が底辺部の縁部に沿って回転しながら、従動部材35を押し上げて上部側を前方に回動する。このときワイヤーY1は操作レバー130によって操作されていないので、ワイヤーY1の取り付け部は、従動部材35の回動によってガイド穴350内の後側の端部に位置する。
【0045】従動部材35の上部側が前方に回動すると、取付軸351は後方に移動し、取付軸351に取り付けてあったワイヤーY2を後方に引き寄せる。こうしてディファレンシャルギヤがロック状態になる。ディファレンシャルギヤのロック状態は、操作体23が土壌の表面と接触して停止しており、ロータリー装置21が耕耘できる位置に下げられている限り維持される。
【0046】次に、自動でディファレンシャルギヤのロックが解除される場合について説明する。図3に示す状態からハンドル13を上げて、ロータリー装置21の位置を土壌より上げる。土壌の表面と接触して停止していた操作体23は、ロータリー装置21の高さを上げると、自重や圧縮コイルばねSの復元力により元の位置に戻る。これによりストッパー部材391と力受部材330との間隔が拡がり、従動部材35を押し上げていた駆動部材33も抜け防止部材390により後方に回動し、従動部材35の上部側も後方に回動する。
【0047】従動部材35の上部側が後方に回動し、取付軸351が前方に移動すると、ワイヤーY2が前方に動く。これによりディファレンシャルギヤはロック状態が解除される。このロック解除状態は、ロータリー装置21の位置を土壌より上げて、操作体23が耕耘前の元の位置にある限り維持される。
【0048】このように耕耘機K1では、耕耘状態で自動でディファレンシャルギヤにロックがかかるので、直進性を高めて安定させた状態で耕耘作業ができる。また、耕耘状態でないときでは、自動でディファレンシャルギヤのロックを解除するので、旋回等がスムーズにできる。これにより耕耘時に手動でロックをし忘れて、例えば、泥濘や斜面で片輪がスリップして進まなくなったりすることもなく、ロックの解除をし忘れて、旋回する際に直進してしまったりすることもなく、耕耘作業が安全にできる。
【0049】本実施の形態で示す耕耘機K1は、操作レバー130の位置を変えることで、手動でディファレンシャルギヤをロックしたりロック解除状態にすることもできる。図5は操作レバーを操作して、手動でディファレンシャルギヤをロックした状態を示す拡大説明図、図6は操作レバーを操作して、手動でディファレンシャルギヤをロック解除した状態を示す拡大説明図である。図1ないし図6を参照して、操作レバーがオートの位置(図1及び図3の■)にある状態から手動でロックした場合(操作レバーが図1及び図3の■)と、手動でロック解除した場合(操作レバーが図1及び図3の■)の作用について説明する。
【0050】なお、手動でディファレンシャルギヤをロックした場合では、操作体23がディファレンシャルギヤに影響を及ぼさないことを示すために、図5では操作体23が耕耘していないときの位置にある状態を示している。また、手動でディファレンシャルギヤをロック解除状態にした場合も、操作体23がディファレンシャルギヤに影響を及ぼさないことを示すために、図6では操作体23が耕耘時の位置にある状態を示している。
【0051】まず、手動でディファレンシャルギヤをロックする場合について説明する。操作レバー130を前方に倒す(操作レバーが図1及び図3の■)。操作レバー130を前方に倒すと、操作レバー130の基部側に接続してあるワイヤーY1がハンドル13の握り部側(後方)に引き寄せられる。これによりオートの位置で停止していた従動部材35の上部側が、軸311を中心として前方に回動する。
【0052】従動部材35の上部側が前方に回動すると、取付軸351が後方に移動する。取付軸351が後方に移動すると、この取付軸351に取り付けてあるワイヤーY2が後方に引き寄せられる。こうしてディファレンシャルギヤがロック状態になる。なお、操作レバー130の位置が変わらない限り、このロック状態は維持される。
【0053】次に、手動でディファレンシャルギヤがロックされない場合について説明する。操作レバー130を後方に倒す(操作レバーが図1及び図3の■)。操作レバー130を後方に倒すと、ワイヤーY1の緊張状態が緩む。従動部材35にはねじりコイルばねによって、上部側が後方向に回動する付勢力がかかっているので、ワイヤーY1が緩むとオートの位置で停止していた従動部材35は、軸311を中心として上部側が後方に回動する。
【0054】従動部材35の上部側が後方に回動すると、取付軸351は前方に移動する。取付軸351が前方に移動してワイヤーY2が前方に動くと、ディファレンシャルギヤがロックされない状態となる。後方に回動した従動部材35は、嵌合凹部352に係合部材331が嵌合して停止し、ロックされない状態が維持される。なお、手動でディファレンシャルギヤがロックされない状態にした場合では、ロータリー装置21と操作体23の位置関係が変わり、力受部材330と取付金具38との間隔が狭まっても、駆動部材33は係合部材331が嵌合凹部352に嵌合して動かないので、圧縮コイルばねSはストッパー部材391と力受部材330との間で縮むだけである(図6参照)。
【0055】本実施の形態で示す耕耘機K1は、操作体23が感知手段として使用してある。しかし、感知手段はこれに限定するものではない。例えば、以下に示すものを感知手段として使用することもできる。なお、以下に示す図7ないし図18において、上記図1ないし図6で示したものと同一または同等箇所には同一の符号を付して示している。更に、以下の説明において構造について上記で示した箇所と重複する説明は省略する。
【0056】図7は垂下部材を感知手段としており、耕耘せずディファレンシャルギヤがロックされていない状態を示す側面視説明図である。図8は図7に示す耕耘機を耕耘させて、ディファレンシャルギヤがロックされた状態を示す側面視説明図である。
【0057】符号K2は、感知手段として垂下部材6を備えた耕耘機を示している。垂下部材6は、機械的な公知手段(例えば、リンク機構、カム機構、摩擦伝動機構、歯車伝動機構、捲掛伝動機構など)または電気的な公知手段(スイッチ、モータ、ソレノイドなど)、或いはそれらを組み合わせて、動きがディファレンシャルギヤに伝達されるように設けてある。この垂下部材6は、チェーンケースと走行装置1が連結してある連結部近傍に設けてある。垂下部材6は、重り60が吊り金具61によって所要箇所から揺動可能に吊り下げてある。この吊り金具61は、耕耘機K2の傾きにかかわらず、常時重力方向に垂れるようにしてある。
【0058】耕耘機K2は、垂下部材6の吊り金具61が図7で示すように垂れており、耕耘状態でないときにディファレンシャルギヤがロックされないようにしてある。図7に示す状態からハンドル13を下げてロータリー装置21の位置を下げると、垂下部材6が耕耘機の傾きが変わったことを感知し、これによりディファレンシャルギヤがロック状態になる(図8参照)。
【0059】図8に示す状態からハンドル13を上げて、ロータリー装置21の位置を土壌より上げると、垂下部材6が耕耘機の傾きが再び変わったことを感知し、これによりディファレンシャルギヤのロック状態が解除される。
【0060】図9は抵抗部材を感知手段としており、耕耘せずディファレンシャルギヤがロックされていない状態を示す側面視説明図である。図10は図9に示す耕耘機を耕耘させて、ディファレンシャルギヤがロックされた状態を示す側面視説明図である。
【0061】符号K3は感知手段として抵抗部材7を備えた耕耘機を示している。抵抗部材7は、耕耘機K2の場合と同様な機械的または電気的な公知手段を用いて、動きがディファレンシャルギヤに伝達されるように設けてある。この抵抗部材7は、ロータリーカバー22から後方に延びて設けてある取付ブラケット24aに取り付けてある。抵抗部材7の下側は、取付ブラケット24aに取り付けてある部分を中心として前後方向に回動可能であり、バネ等によって前方向に付勢力がかかるようにしてある。
【0062】耕耘機K3は、図9に示すように抵抗部材7の下側が自重やバネ等によって前方へ傾いており、耕耘していない状態でディファレンシャルギヤがロックされないようにしてある。図9に示す状態からハンドル13を下げてロータリー装置21の位置を下げると、抵抗部材7の下側が土壌中に没入し、抵抗部材7の下側が走行時の土壌の抵抗を受けて取付ブラケット24aに取り付けてある部分を中心として後方に回動する(図10参照)。これによりディファレンシャルギヤがロック状態になる。
【0063】図10に示す状態からハンドル13を上げて、抵抗部材7を土壌より上げると、抵抗部材7の下側が後方に回動した状態から自重やバネ等によって前方に回動する(図9参照)。これによりディファレンシャルギヤのロック状態が解除される。
【0064】図11は尾輪を感知手段としており、耕耘せずディファレンシャルギヤがロックされていない状態を示す側面視説明図である。図12は図11に示す耕耘機を耕耘させて、ディファレンシャルギヤがロックされた状態を示す側面視説明図である。
【0065】符号K4は感知手段として尾輪4aを備えた耕耘機を示している。尾輪4aは、耕耘機K2の場合と同様な機械的または電気的な公知手段を用いて、動きがディファレンシャルギヤに伝達されるように設けてある。尾輪4aは、輪体40aと、輪体40aを回転可能に支える支幹部材41aを備えている。尾輪4aは、ロータリーカバー22から後方に延びて設けてある取付ブラケット24に、支幹部材41aが上下方向にスライド可能に取り付けてある。支幹部材41aには、バネ等によって下方向に付勢力がかかっている。
【0066】耕耘機K4は、図11に示すように耕耘していない状態では尾輪4aが下がっており、ディファレンシャルギヤがロックされないようにしてある。図11に示す状態からハンドル13を下げてロータリー装置21の位置を下げると、輪体40aは土壌の表面と接触して停止する。そして、更にロータリー装置21を下げると、取付ブラケット24が支幹部材41aに沿って下方にスライドする(図12参照)。これによりディファレンシャルギヤがロック状態になる。
【0067】図12に示す状態からハンドル13を上げて、尾輪4aを土壌より上げると、輪体40aが土壌より離れ支幹部材41aが自重やバネ等によって下方向にスライドする(図11参照)。これによりディファレンシャルギヤのロック状態が解除される。
【0068】図13はハンドルを感知手段としており、耕耘せずディファレンシャルギヤがロックされていない状態を示す側面視説明図である。図14は図13に示す耕耘機を耕耘させて、ディファレンシャルギヤがロックされた状態を示す側面視説明図である。
【0069】符号K5は、感知手段としてハンドル13aを備えた耕耘機を示している。ハンドル13aは、耕耘機K2の場合と同様な機械的または電気的な公知手段を用いて、動きがディファレンシャルギヤに伝達されるように設けてある。ハンドル13aは、基部を中心として上下方向に回動可能である。ハンドル13aは通常バネ等の力で上側に付勢力がかかっている。
【0070】耕耘機K5は、図13に示すようにハンドルが上がった状態でディファレンシャルギヤがロックされないようにしてある。図13に示す状態からハンドル13aを下げてロータリー装置21の位置を下げ、更に基部を中心としてハンドル13aを下方向に回動させると、ディファレンシャルギヤはロック状態になる(図14参照)。
【0071】図14に示す状態から、基部を中心としてハンドル13aを上方向に回動させて、更にロータリー装置21を上げると、ディファレンシャルギヤのロック状態が解除される(図13参照)。
【0072】図15はハンドルを感知手段としており、耕耘せずディファレンシャルギヤがロックされていない状態を示す平面視説明図である。図16は図15に示す耕耘機を耕耘させて、ディファレンシャルギヤがロックされた状態を示す平面視説明図である。
【0073】符号K6は、感知手段としてハンドル13bを備えた耕耘機を示している。ハンドル13bは、耕耘機K2の場合と同様な機械的または電気的な公知手段を用いて、動きがディファレンシャルギヤに伝達されるように設けてある。ハンドル13bは、基部を中心として横方向に回動可能である。ハンドル13bは、横方向の一方側と他方側に回動した位置(図15及び図16の■と■)と、その中央の位置(図15及び図16の■)の3箇所で停止し、バネ等の付勢力によって中央の位置で停止するようにしてある。
【0074】耕耘機K6は、図15に示すように旋回時等においてハンドルに横方向の力を加えてハンドル13bを横方向に回動させた状態で、ディファレンシャルギヤがロックされないようにしてある。図15に示す状態からハンドルを横方向に回動させて中央の位置で停止させると、ディファレンシャルギヤがロック状態になる(図16参照)。耕耘機K6は、ディファレンシャルギヤをロックさせた後にハンドル13bを下げロータリー装置21を下げることで耕耘する。
【0075】図16に示す状態からハンドル13bを上げて、ロータリー装置21を土壌より上げる。そして、旋回させるためにハンドル13bを横方向に回動させる(図15参照)。これによりディファレンシャルギヤのロック状態が解除される。
【0076】図17は感知装置を備えており、耕耘せずディファレンシャルギヤがロックされていない状態を示す側面視説明図である。図18は図17に示す耕耘機を耕耘させて、ディファレンシャルギヤがロックされた状態を示す側面視説明図である。
【0077】符号K7は感知装置8を備えた耕耘機を示している。感知装置8は、耕耘機K2の場合と同様な機械的または電気的な公知手段を用いて、動きがディファレンシャルギヤに伝達されるように設けてある。感知装置8は、チェーンケースの下部側から下方に突出して設けてある。感知装置8は、基部側を中心として前後方向に回動可能であり、バネ等によって下側が前方向に付勢されている。
【0078】耕耘機K7は、図17に示すように耕耘していない状態では感知装置8の下側が前方に回動した状態になっており、ディファレンシャルギヤがロックされないようにしてある。図17に示す状態からハンドル13を下げてロータリー装置21の位置を下げると、感知装置8が土壌の表面と接触し、基部を中心として下側が後方に回動する(図18参照)。これによりディファレンシャルギヤがロック状態になる。
【0079】図18に示す状態からハンドル13を上げて、感知装置8を土壌より上げる。これにより感知装置8の下側が後方に回動した状態からバネ等によって前方に回動し(図17参照)、ディファレンシャルギヤのロック状態が解除される。
【0080】本明細書で使用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであって、なんら限定的なものではなく、本明細書に記述された特徴およびその一部と等価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の技術思想の範囲内で、種々の変形態様が可能であるということは言うまでもない。
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、耕耘状態のときに自動でディファレンシャルギヤにロックがかかるので、直進性を高めて安定させた状態で耕耘作業ができる。また、耕耘状態でないときでは、自動でディファレンシャルギヤのロックを解除するので、旋回等がスムーズにできる。これにより耕耘時に手動でロックをし忘れて、例えば、泥濘や斜面で片輪がスリップして進まなくなったりすることもなく、ロックの解除をし忘れて、旋回する際に直進してしまったりすることもなく、耕耘作業が安全にできる。
【出願人】 【識別番号】393000984
【氏名又は名称】株式会社オーレック
【住所又は居所】福岡県八女郡広川町大字日吉548番地の22
【出願日】 平成13年12月18日(2001.12.18)
【代理人】 【識別番号】100085327
【弁理士】
【氏名又は名称】梶原 克彦
【公開番号】 特開2003−180107(P2003−180107A)
【公開日】 平成15年7月2日(2003.7.2)
【出願番号】 特願2001−385200(P2001−385200)