トップ :: H 電気 :: H05 他に分類されない電気技術




【発明の名称】 操作パネル実装構造
【発明者】 【氏名】國分 宏一

【要約】 【課題】見栄えがよく、かつ操作パネル等や、操作パネルフレーム枠、取付け台などに製作誤差や、取付け誤差があっても、デスクに操作パネル等を確実に実装することができる操作パネル実装構造を提供する。

【解決手段】デスク本体1の上部に設けられた天板3上に、操作パネル5等を固着した取付け台7を水平方向に移動調整自在に取付けると共に、天板3上に取付けた操作パネルフレーム枠4の嵌合孔4b,4cに、操作パネル5等の上部を嵌合することにより、天板3に対し操作パネル5等を固定したもので、操作パネル5等を固定する固着具10が操作パネルフレーム枠4の表面に露出することがないため、見栄えが大変よいと共に、操作パネル5等や、操作パネルフレーム枠4、取付け台7などに製作誤差や、取付け誤差があっても、デスクに操作パネル5等を確実に実装することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 デスク本体の上部に設けられた天板上に、操作パネルフレーム枠を介して複数の操作パネル等を実装した操作パネル実装構造であって、前記天板上に、前記操作パネル等を固着した取付け台を水平方向に移動調整自在に取付けると共に、前記天板上に取付けた前記操作パネルフレーム枠の嵌合孔に、前記操作パネル等の上部を嵌合することにより、前記天板に対し前記操作パネル等を固定したことを特徴とする操作パネル実装構造。
【請求項2】 前記取付け台の取り付け部に取付け孔を穿設し、かつ前記取付け孔に遊嵌した取付け台固定ブッシュを固着具により前記天板に固着することにより、前記天板に対して前記取付け台を移動調整自在に取付けてなる請求項1記載の操作パネル実装構造。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報産業等で使用するデスクに実装された操作パネルの実装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来情報産業等で使用するデスクの多くは図5及び図6に示すように、デスク本体aの上部に設けられたテーブルフレームbに天板cが取付けられている。
【0003】また天板c上には、操作パネルフレーム枠dが設置されていて、この操作パネルフレーム枠d上には複数の取付け孔eが開口されており、これら取付け孔eの一部に、ビスなどの固着具fにより操作パネルgが上方より取付けられていると共に、残りの取付け孔eには、受け皿hが取付けられていて、これら受け皿hに上方よりデータ入出力装置iを落し込むことにより、ディスクに対して操作パネルgやデータ入出力装置iが実装されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記従来の操作パネル実装構造では、操作パネルフレーム枠dに操作パネルgを取付けている固着具fが操作パネルgの表面に露出しているため、見栄えが悪いなどの問題がある。
【0005】また操作パネルフレーム枠dに取付けられた受け皿hには、データ入出力装置iが容易に落し込めるよう受け皿hとデータ入出力装置iの間に比較的大きな隙間jが設定されているが、この隙間jにゴミや事務用小物などが落ち込むため、これらを取除くのに手間がかかって作業性が悪いと共に、受け皿hとデータ入出力装置iの間に生じた隙間jが全体の外観を損なうなどの問題もある。
【0006】特に近年では扱う情報量の増大と、高度情報化に伴い、ディスク上に搭載する機器や、これを操作する操作パネルh、データ入出力装置iの数が増えている上、オペレータは操作ミスを生じることなく多数の操作パネルhやデータ入出力装置iなどを操作しなければならないため、オペレータの精神的な負担が増大しており、従来のような見栄えや作業性が悪い操作パネルの実装構造では、オペレータが早期に疲労するなどの問題もある。
【0007】本発明はかかる従来の問題点を改善するためになされたもので、見栄えがよく、しかも操作パネル等や、操作パネルフレーム枠、取付け台などに製作誤差や、取付け誤差があっても、デスクに操作パネル等を容易かつ確実に実装することができる操作パネル実装構造を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため本発明の操作パネル実装構造は、デスク本体の上部に設けられた天板上に、操作パネルフレーム枠を介して複数の操作パネル等を実装した操作パネル実装構造であって、天板上に、操作パネル等を固着した取付け台を水平方向に移動調整自在に取付けると共に、天板上に取付けた操作パネルフレーム枠の嵌合孔に、操作パネル等の上部を嵌合することにより、天板に対し操作パネル等を固定したものである。
【0009】前記構成により、操作パネル等を固定する固着具が操作パネルフレーム枠の表面に露出することがない上、操作パネル等と操作パネルフレーム枠の嵌合孔との間には、僅かな隙間を設けるだけでよいので、見栄えが大変よいと共に、隙間にゴミや事務用小物などが入り込むことがないので、これらを取り除くなどの作業を必要とせず、これによって作業性や見栄えが格段に向上するため、オペレータが長時間操作していても、疲労することが少ない。
【0010】また操作パネル等や、操作パネルフレーム枠、取付け台などに製作誤差や、取付け誤差があっても、デスクに操作パネル等を確実に実装することができるため、操作パネル等や、操作パネルフレーム枠、取付け台などの製作や取付けが容易となり、これによって製作工数や組立工数の削減と、これに伴うコストの低減が図れるようになる。
【0011】前記目的を達成するため本発明の操作パネル実装構造は、取付け台の取り付け部に取付け孔を穿設し、かつ取付け孔に遊嵌した取付け台固定ブッシュを固着具により天板に固着することにより、天板に対して取付け台を移動調整自在に取付けたものである。
【0012】前記構成により操作パネル等や、操作パネルフレーム枠、取付け台などに製作誤差や、取付け誤差があっても、取付け孔と取付け台固定ブッシュ間の隙間がこれを吸収するため、製作誤差や取付け誤差などによって操作パネル等が実装できなくなる虞がないと共に、固着具を脱着するだけで操作パネル等の取付け及び取り外しができるため、組立や分解などの作業も容易に行える。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1ないし図に示す図面を参照して詳述する。
【0014】図1は操作パネルやデータ入出力装置が実装されたディスクの斜視図、図2は操作パネルフレーム枠の一部を取外した状態の分解斜視図、図3は図2のA円内の拡大図、図4は作用説明図である。
【0015】ディスク本体1上には、テーブルフレーム2を介して天板3が取付けられており、天板3上に操作パネルフレーム枠4が設置されている。
【0016】操作パネルフレーム枠4は、複数、例えば3個に分割されていて、それぞれ上面板4aが手前側へ順次低くなるよう傾斜されており、各上面板4aには操作パネル5の上部及びデータ入出力装置6の上部が僅かに突出する嵌合孔4b,4cが開口されている。
【0017】操作パネル5は図2に示すように、箱形に形成されていて、上面に図示しない操作ボタンなどが設けられていると共に、操作パネル5の底面は、天板3上に設置された取付け台7に固着されている。
【0018】取付け台7は金属板より形成されていて、両端側にほぼL字形に折り曲げ形成された取付け部7aを有しており、取付け部7aには前後方向に間隔を存して複数の取付け孔7bが穿設されている。
【0019】これら取付け孔7bには、取付け孔7bの内径D2より外径D1が大径な鍔8aを有する取付け台固定ブッシュ8が上方より遊嵌されている。
【0020】固定ブッシュ8は図4に示すように、取付け孔7bの内径D2に対して外径D1が例えば4〜10mm小さく形成されており、上方より取付け台固定ブッシュ8内に挿入されたビスなどの固着具9により天板3の上面に固着されていると共に、取付け台固定ブッシュ8の先端から鍔部8aまでの長さLは、取付け部7aの板厚tより例えば0.3〜1.0mm大きくなっており、これによって各取付け台固定ブッシュ8を固着具9により天板3上面に固着して状態でも、取付け台7が天板3の上面に沿って水平方向に移動調整できるようになっている。
【0021】取付け台7には、複数の操作パネル取付け孔7cが穿設されていて、これら操作パネル取付け孔7cに下方より挿入したビスなどの固着具10を操作パネル5の底面に螺挿することにより、取付け台7に対して操作パネル5が固着されていると共に、操作パネル5の上部を操作パネルフレーム枠4の上面板4aに開口された嵌合孔4bに上方より嵌合した際、嵌合孔4bと操作パネル5の間に、例えば0.3〜1.0mm程度の僅かな隙間12が生じるよう嵌合孔4の大きさが設定されている。
【0022】一方データ入出力装置6も操作パネル5と同様に箱形に形成されていて、上面にデータを入力するための図示しない操作ボタンなどが設けられており、これらデータ入出力装置6も操作パネル5と同様な取付け台7により天板3の上面に取付けられている。
【0023】なおデータ入出力装置6の取付け構造も操作パネル5の取付け構造と同様なのでその説明は省略する。
【0024】次に前記構成された操作パネル実装構造の作用を説明する。
【0025】ディスクに操作パネル5やデータ入出力装置6を実装するに当って、まず天板3上より操作パネルフレーム枠4を取外した状態で、天板3上の操作パネル5及びデータ入出力装置6を取付ける前に、取付け台7の下方より操作パネル5やデータ入出力装置6の底面に螺挿した固着具10により取付け台7上に操作パネル5やデータ入出力装置6を固着する。
【0026】次に操作パネル5やデータ入出力装置6の取付けられた取付け台7を天板3上に取付けるが、取付け台7の取付けに当っては、取付け台7の取付け部7aに穿設された取付け孔7bに、それぞれ上方より取付け台固定ブッシュ8を嵌合して、取付け台固定ブッシュ8に上方より挿入した固着具9により各取付け台固定ブッシュ8を図4の(イ)に示すように天板3の上面に固着する。
【0027】以下前記と同様な操作で天板3上に全ての操作パネル5及びデータ入出力装置6を取付けたら、上面板4aに開口された嵌合孔4b,4cより操作パネル5及びデータ入出力装置6の上部が僅かに突出するよう操作パネルフレーム枠4を、上方より操作パネル5及びデータ入出力装置に被せるが、このとき取付け台7や操作パネルフレーム枠4、操作パネル5やデータ入出力装置6のケースなどの製作誤差、取付け台7の取付け誤差などによって、操作パネル5やデータ入出力装置6と、操作パネルフレーム枠4に開口された嵌合孔4b,4cの位置が合致しないことがある。
【0028】しかし操作パネル5やデータ入出力装置6を天板3に取付けている取付け台7は、天板3の上面に対して水平方向に移動調整できるようになっているので、操作パネルフレーム枠4の嵌合孔4b,4cに対して操作パネル5やデータ入出力装置6が左方向へずれている場合は、図4の(ロ)に示すように操作パネル5やデータ入出力装置6を左方向へ移動調整し、右方向へずれている場合は、図4の(ハ)に示すように右方向へ移動調整する。
【0029】これによって製作誤差や取付け誤差などにより、操作パネル5やデータ入出力装置6の取付け位置がずれていても、操作パネルフレーム枠4の嵌合孔4b,4cに操作パネル5及びデータ入出力装置6の上部を確実に嵌合することができる。
【0030】操作パネル5及びデータ入出力装置6の上部を操作パネルフレーム枠4の嵌合孔4b,4cに嵌合したら、天板3の下方より挿入したビスなどの固着具13を操作パネルフレーム枠4の下部に螺挿して、天板3に対して操作パネルフレーム枠4を固定するもので、操作パネルフレーム枠4の固定後は、嵌合孔4b,4cによって操作パネル5及びデータ入出力装置6の移動が規制されるので、操作パネル5やデータ入出力装置6の操作中にこれらが勝手に動くことがないため、操作性に影響を与えることがない。
【0031】また操作パネルフレーム枠4を天板3に固定後は、操作パネルフレーム枠4の嵌合孔4b,4cと操作パネル5及びデータ入出力装置6の周囲の間には僅かな隙間12しか生じないので、ゴミや事務用小物などが、これらの隙間12に入り込むこともない。
【0032】なおメンテナンスなどのために天板3上より操作パネル5やデータ入出力装置6を取外す場合は、前記と逆の操作を行うことにより、天板3上より簡単に操作パネル5やデータ入出力装置6を取外すことができる。
【0033】また前記実施の形態では、天板3上に操作パネル5及びデータ入出力装置6を実装する場合について説明したが、データ入出力装置6以外の操作手段を実装しても勿論よい。
【0034】
【発明の効果】本発明は以上詳述したように、天板上に、操作パネル等を固着した取付け台を水平方向に移動調整自在に取付けると共に、天板上に取付けた操作パネルフレーム枠の嵌合孔に、操作パネル等の上部を嵌合することにより、天板に対し操作フレーム等を固定したことから、操作パネル等を固定する固着具が操作パネルフレーム枠の表面に露出することがない上、操作パネル等と操作パネルフレーム枠の嵌合孔との間には、僅かな隙間しか発生しないので、見栄えが大変よい。
【0035】また隙間にゴミや事務用小物などが入り込むことがないので、これらを取り除くなどの作業を必要とせず、これによって作業性が格段の向上するので、オペレータが長時間操作していても、疲労することが少ないと共に、操作パネル等や、操作パネルフレーム枠、取付け台などに製作誤差や、取付け誤差があっても、デスクに操作パネル等を確実に実装することができるため、操作パネル等や、操作パネルフレーム枠、取付け台などの製作や組立作業が容易となり、これによって製作工数や組立工数の削減と、これに伴うコストの低減が図れるようになる。
【0036】さらに取付け台の取り付け部に取付け孔を穿設し、かつこの取付け孔に遊嵌した取付け台固定ブッシュを固着具により天板に固着することにより、天板に対して取付け台を移動調整自在に取付けたことから、操作パネル等や、操作パネルフレーム枠、取付け台などに製作誤差や、取付け誤差があっても、取付け孔と取付け台固定ブッシュ間の隙間がこれを吸収するため、製作誤差や取付け誤差などによって操作パネル等がデスクに実装できなくなる虞がないと共に、固着具を脱着するだけで操作パネル等の取付け及び取り外しができるため、組立や分解などの作業も容易に行える。
【出願人】 【識別番号】000153465
【氏名又は名称】株式会社日立テレコムテクノロジー
【出願日】 平成12年10月18日(2000.10.18)
【代理人】 【識別番号】100083954
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 輝夫
【公開番号】 特開2002−124776(P2002−124776A)
【公開日】 平成14年4月26日(2002.4.26)
【出願番号】 特願2000−318204(P2000−318204)