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【発明の名称】 電気装置用キャビネット
【発明者】 【氏名】畑野 信夫

【要約】 【課題】ドアのがたつきを防止し得る電気装置用キャビネットを提供する。

【解決手段】キャビネット本体1の開口部2を閉鎖する手先框の上、下部及び/又は上、下框の手先框近傍のそれぞれに補助ラッチ5を装着した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 キャビネット本体の開口部を閉鎖するドアにおける手先框の上、下部及び/又は上、下框の手先框近傍のそれぞれに補助ラッチを装着したことを特徴とする電気装置用キャビネット。
【請求項2】 前記補助ラッチが、ドアにおける框の内側に装着される支持金具と、支持金具に框の長手方向と平行な軸を介して基端部が枢支されると共に、軸に捲装したトーションスプリングを介して基端部が支持金具のストッパ部に当接するように回動付勢される一方、基端部がストッパ部に当接した状態で先端部がキャビネット本体の開口縁側へ突出されると共に、ドアの開閉に伴って先端部がキャビネット本体の開口縁に当接してトーションコイルスプリングの付勢力が抗して回動され、かつ、ドア閉鎖の状態で先端部がキャビネット本体の開口縁の内側に押圧されるラッチ本体とからなることを特徴とする請求項1記載の電気装置用キャビネット。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LANやWAN等のデータ通信ネットワークに使用される電子・電気機器、その他の電子・電気機器を収容する電気装置用キャビネットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気装置用キャビネットは、電子・電気機器を収容する金属製の箱形のキャビネット本体の前面に、そのほぼ全面に及ぶ開口部を設け、かつ、この開口部を、その一側を吊元とする金属製のドアによって閉鎖可能に設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の電気装置用キャビネットは、ドアの閉鎖時に、手先框側ではそのほぼ中間においてラッチや空締めボルト、本締めボルト等を介してドアとキャビネット本体とが連結されているだけであるので、ドアのがたつきを生じる不具合がある。かかるドアのがたつきは、キャビネット本体の大型化に伴ってドアが大きくなる程顕著となる。
【0004】そこで、本発明は、ドアのがたつきを防止し得る電気装置用キャビネットを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため、本発明の電気装置用キャビネットは、キャビネット本体の開口部を閉鎖するドアにおける手先框の上、下部及び/又は上、下框の手先框近傍のそれぞれに補助ラッチを装着したことを特徴とする。前記補助ラッチは、ドアにおける框の内側に装着される支持金具と、支持金具に框の長手方向と平行な軸を介して基端部が枢支されると共に、軸に捲装したトーションスプリングを介して基端部が支持金具のストッパ部に当接するように回動付勢される一方、基端部がストッパ部に当接した状態で先端部がキャビネット本体の開口縁側へ突出されると共に、ドアの開閉に伴って先端部がキャビネット本体の開口縁に当接してトーションスプリングの付勢力に抗して回動され、かつ、ドア閉鎖の状態で先端部がキャビネット本体の開口縁の内側に押圧されるラッチ本体とからなることが好ましい。
【0006】上記電気装置用キャビネットにおいては、ドアの閉鎖時に、ドアの手先框の上、下部及び/又は上、下框の手先框近傍とキャビネット本体とが、それぞれ補助ラッチを介して連結される。
【0007】ラッチ本体は、アセタール樹脂(POM)等の合成樹脂からなるものが望ましく、又、その先端部は、正三角形の各辺を外方へ凸の円弧状をなす俵状に設けるのが望ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明に係る電気装置用キャビネットの実施の形態の一例を示す正面図である。図中1は電子・電気機器(図示せず)を収容する金属製の縦長箱形のキャビネット本体で、このキャビネット本体1の前面には、そのほぼ全面に及ぶ開口部2が設けられている。キャビネット本体1の開口部2は、その一側(図1においては右側部)を吊元とする金属製のドア3によって閉鎖可能に設けられている。ドア3の吊元には、キャビネット本体1との間に跨がって丁番や軸吊金物等(図示せず)が取り付けられており、又、その手先(図1においては左側部)には、引手4が取り付けられていると共に、この引手4が取り付けられている手先框のほぼ中間に、ドア3の閉鎖時に、ドア3とキャビネット本体1と連結するためのラッチや空締めボルト、本締めボルト等の留め金具(図示せず)が取り付けられている。
【0009】そして、ドア3における手先框の上部と下部及び上框(図1においては上側部)と下框(図1においては下側部)の手先框近傍には、補助ラッチ5がそれぞれ装着されている。補助ラッチ5は、図2〜図4に示すように、ドア3における框の内側に装着される支持金具6と、支持金具6に框の長手方向(図2においては紙面と垂直な方向)と平行な軸7を介して基端部8aが枢支されると共に、軸7に捲装したトーションコイルスプリング9を介して基端部8aが支持金具6のストッパ部6aに当接するように回動付勢される一方、基端部8aがストッパ部6aに当接した状態で先端部8bがキャビネット本体1の開口縁1a側へ突出されると共に、ドア3の開閉に伴って先端部8bがキャビネット本体1の開口縁1aに当接してトーションコイルスプリング9の付勢力に抗して回動され、かつ、ドア3の閉鎖の状態で先端部8bがキャビネット本体の開口縁1aの内側に押圧される(図2に示す状態)ラッチ本体8とから構成されている。ラッチ本体8は、アセタール樹脂等の合成樹脂によって形成されており、その先端部8bは、正三角形の各辺を外方へ凸の円弧状をなす俵状に設け、かつ、その一つの角部を、ドア3の開閉時に開口縁1aと当接する位置にあるように設けている。
【0010】上記構成の電気装置用キャビネットにおいては、ドア3の閉鎖時に、引手4の近傍の留め金具によるドア3とキャビネット本体1との連結の他、ドア3の手先框の上部と下部及び上框と下框の手先框近部とキャビネット本体1とが、それぞれ補助ラッチ5を介して連結されるので、ドア3のがたつきを防止することができる。
【0011】なお、上述した実施の形態においては、補助ラッチ5をドア3の手先框の上部と下部及び上框と下框の手先框近傍に装着する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ドアの手先框の上部と下部、または上框と下框の手先框近傍のいずれかに補助ラッチ5を装着するようにしてもよい。又、補助ラッチは、支持金具6とラッチ本体8等からなるものに限らず、ぱっちり、その他のものであってもよい。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電気装置用キャビネットによれば、ドアの閉鎖時に、引手近傍の留め金具によるドアとキャビネット本体の連結の他、ドアの手先框の上、下部及び/又は上、下框の手先框近傍とキャビネット本体とが、それぞれ補助ラッチを介して連結されるので、ドアのがたつきを防止することができる。
【出願人】 【識別番号】500115815
【氏名又は名称】株式会社 コムラック
【出願日】 平成12年10月6日(2000.10.6)
【代理人】 【識別番号】100064296
【弁理士】
【氏名又は名称】高 雄次郎
【公開番号】 特開2002−118379(P2002−118379A)
【公開日】 平成14年4月19日(2002.4.19)
【出願番号】 特願2000−307819(P2000−307819)