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【発明の名称】 部品装着装置及び不良部品廃棄方法
【発明者】 【氏名】西森 勇蔵

【氏名】長澤 陽介

【氏名】山崎 登

【氏名】内山 聡

【要約】 【課題】部品を分別して廃棄することで容易に再利用できる部品装着装置及び不良部品廃棄方法を提供する。

【解決手段】電子部品5を吸着ノズル2で吸着保持して回路基板9に装着する部品装着装置において、吸着ノズル2にて吸着保持された電子部品5の位置及び姿勢を認識する認識手段6と、認識データにて装着の可否を判断する制御手段7と、装着不可と判断された不良部品を収容する複数の廃棄ボックス11と、その位置決め手段12とを備え、再利用の必要な部品を指定された廃棄ボックス11に分別廃棄することにより、容易に再利用できるようにした。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 部品を吸着ノズルで吸着保持して基板に装着する部品装着装置において、吸着ノズルにて吸着保持された部品の位置及び姿勢を認識する認識手段と、認識データにて装着の可否を判断する制御手段と、装着不可と判断された不良部品を収容する複数の廃棄ボックスとを備えたことを特徴とする部品装着装置。
【請求項2】 吸着ノズルは装着ヘッドの外周部に配設されて一定円周上を移動するように構成され、不良部品を廃棄する所定の廃棄位置に任意の廃棄ボックスを位置決めする位置決め手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の部品装着装置。
【請求項3】 部品を吸着ノズルで吸着保持して基板に装着する部品装着装置において、吸着ノズルにて吸着保持された部品の位置及び姿勢を認識し、認識データにて装着の可否を判断し、装着不可と判断された不良部品を部品の品種毎に区分けして各々の廃棄ボックスに廃棄することを特徴とする部品装着装置の不良部品廃棄方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品などの部品を吸着保持して回路基板等の基板に装着する部品装着装置及び不良部品廃棄方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子部品装着装置は、家電商品等の高機能・小型化に伴って高密度実装が要求され、かつその実装部品も高価な部品が増えている。
【0003】従来の電子部品装着装置としては、例えば特開平10−224092号公報などに開示されたものが知られている。以下、その構成と動作を図2を参照して説明する。
【0004】図2において、装着ヘッド21の外周部に設けた吸着ノズル22によって部品供給部23に配置された部品供給手段24から電子部品25を吸着保持し、電子部品25を吸着保持した吸着ノズル22が円周上を移動して認識位置に来たとき、認識カメラから成る認識手段26にて認識し、演算手段26aにて電子部品25の中心位置及び形状を計測し、計測結果をもとに制御手段27にて吸着ノズル22及びX−Yテーブル28上の回路基板29の位置及び姿勢を補正し、装着位置30で回路基板29上に電子部品25を装着するように構成されている。また、制御手段27にて実装不可と判断された吸着不良の電子部品25は、装着せずに廃棄ボックス31に一括廃棄するように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の構成では、部品品質上の問題の無い電子部品25を、吸着不良部品として一括して廃棄ボックス31に廃棄してしまうため、選別処理が非常に困難となり、電子部品25を再利用することができないという問題があった。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、部品を分別して廃棄することで容易に再利用することができる部品装着装置及び不良部品廃棄方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の部品装着装置は、部品を吸着ノズルで吸着保持して基板に装着する部品装着装置において、吸着ノズルにて吸着保持された部品の位置及び姿勢を認識する認識手段と、認識データにて装着の可否を判断する制御手段と、装着不可と判断された不良部品を収容する複数の廃棄ボックスとを備えたものであり、再利用の必要な部品を指定された廃棄ボックスに分別廃棄することにより、容易に再利用することができる。
【0008】また、吸着ノズルは装着ヘッドの外周部に配設されて一定円周上を移動するように構成され、不良部品を廃棄する所定の廃棄位置に任意の廃棄ボックスを位置決めする位置決め手段を設けると、吸着ノズルが一定円周上を移動する高速タイプの装着ヘッドにおいて、不良部品が発生した時に廃棄ボックスを所定の廃棄位置に位置決めすることにより、再利用の必要な部品を指定された廃棄ボックスに分別廃棄することができる。
【0009】また、本発明の部品装着装置の不良部品廃棄方法は、部品を吸着ノズルで吸着保持して基板に装着する部品装着装置において、吸着ノズルにて吸着保持された部品の位置及び姿勢を認識し、認識データにて装着の可否を判断し、装着不可と判断された不良部品を部品の品種毎に区分けして各々の廃棄ボックスに廃棄するものであり、上記のように再利用の必要な部品を指定された廃棄ボックスに分別廃棄して容易に再利用することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態の電子部品装着装置について、図1を参照して説明する。
【0011】図1において、1は複数の吸着ノズル2を外周部に等間隔に配置され、かつその配置間隔で間欠回転する装着ヘッドである。3は複数の部品供給手段4が並列配置された部品供給部であり、部品供給手段4の並列方向に移動及び位置決め可能に構成されている。部品供給手段4には各々複数個の電子部品5が順次取り出し可能に収納されている。吸着ノズル2は部品供給部3の所定の部品供給位置で、この部品供給位置に位置決めされた部品供給手段4から電子部品5を吸着保持して装着ヘッド1の間欠回転に伴って円周上を移動する。
【0012】6は電子部品の吸着保持位置より装着ヘッド1の回転方向下手側の吸着ノズル2の停止位置に配設された認識手段であり、吸着ノズル2により吸着保持された電子部品5を画像認識する。認識画像データは演算手段6aにて演算処理されて電子部品5の吸着位置及び姿勢が計測され、その計測結果が制御手段7に入力される。
【0013】制御手段7は計測した電子部品5の位置及び姿勢があるべき状態の範囲内か否かを判断し、実装可否判断や、実装位置補正や、部品廃棄位置指示等の制御を行う。8は回路基板9がその上に設置されるX−Yテーブルであり、回路基板9の電子部品5を装着すべき位置を、装着ヘッド1の吸着ノズル2による装着位置10に位置決めする。
【0014】11は制御手段7により実装不可と判断された電子部品5を回路基板9に装着せずに廃棄処理するための複数の廃棄ボックスであり、一列状に並列配置されている。12はこれら廃棄ボックス11の位置決め手段であり、任意の廃棄ボックス11を装着ヘッド1の吸着ノズル2による電子部品の廃棄位置13に位置決めできるように構成されている。位置決め手段12は、モータ12aで駆動される送りねじ機構12bにて廃棄ボックス11を並列状態で装着した移動体12cを廃棄ボックス11の並列方向に移動させ、任意の廃棄ボックス11を廃棄位置13に位置決めするように構成されている。
【0015】次に、以上の構成による動作を説明する。吸着ノズル2によって部品供給手段4から吸着された電子部品5は、装着ヘッド1の外周上を移動して認識手段6の位置に来たときにその吸着位置及び姿勢が計測され、この計測データと予め各電子部品の品種毎に設定された基準データをもとに制御手段7で実装可否を判断する。実装可の場合は、吸着ノズル2に吸着保持された電子部品5及びX−Yテーブル8上の回路基板9の位置及び姿勢が補正された後、装着位置10で電子部品5が装着される。
【0016】一方、制御手段7で実装不可と判断された場合には、制御手段7からの指示により、実装不可と判断された電子部品5に対応した廃棄ボックス11が位置決め手段12により廃棄位置13に位置決めされ、かつその電子部品5が装着ヘッド1の外周上を移動して廃棄位置13で吸着ノズル2から廃棄され、廃棄ボックス11内に保管される。
【0017】以上のように本実施形態によれば、再利用の必要な電子部品5を指定された廃棄ボックス11に分別廃棄することにより、容易に再利用することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明の部品装着装置によれば、以上のように吸着ノズルにて吸着保持された部品の位置及び姿勢を認識する認識手段と、認識データにて装着の可否を判断する制御手段と、装着不可と判断された不良部品を収容する複数の廃棄ボックスとを備えているので、再利用の必要な部品を指定された廃棄ボックスに分別廃棄することにより、分別回収することができ、品質上問題の無い高価な部品を廃棄処理することなく再利用することができ、経営上及び環境上、多大な効果が得られる。
【0019】また、吸着ノズルは装着ヘッドの外周部に配設されて一定円周上を移動するように構成され、不良部品を廃棄する所定の廃棄位置に任意の廃棄ボックスを位置決めする位置決め手段を設けると、吸着ノズルが一定円周上を移動する高速タイプの装着ヘッドにおいて、不良部品が発生した時に廃棄ボックスを所定の廃棄位置に位置決めすることにより、再利用の必要な部品を指定された廃棄ボックスに分別廃棄することができる。
【0020】また、本発明の不良部品廃棄方法によれば、吸着ノズルにて吸着保持された部品の位置及び姿勢を認識し、認識データにて装着の可否を判断し、装着不可と判断された不良部品を部品の品種毎に区分けして各々の廃棄ボックスに廃棄するので、上記の効果を奏することができる。
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【出願日】 平成12年6月29日(2000.6.29)
【代理人】 【識別番号】100080827
【弁理士】
【氏名又は名称】石原 勝
【公開番号】 特開2002−16394(P2002−16394A)
【公開日】 平成14年1月18日(2002.1.18)
【出願番号】 特願2000−195790(P2000−195790)