| 【発明の名称】 |
固定金具 |
| 【発明者】 |
【氏名】樋田 真人
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、基板32の孔34径が小さくても、保持力が低下することなく、製作も簡単にでき、容易に基板32の孔34に挿入できる固定金具20を提供することを目的としている。
【解決手段】上記目的は、基板32に電子部品を保持・固定する固定金具20であって、電子部品に保持・固定される連結部22と2股状の脚部24とからなる固定金具20において、該固定金具20は、基板32の孔34に挿入される際に前記脚部24がラップ(重なり合う)することで達成できる。また、それぞれの脚部24が対向する面を斜面28にした方がよい。このように斜面28にすることで簡単に脚部24同士が重なり合うことができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 基板に電子部品を保持・固定する固定金具であって、電子部品に保持・固定される連結部と2股状の脚部とからなる固定金具において、該固定金具は、基板の孔に挿入される際に前記脚部がラップ(重なり合う)することを特徴とする固定金具。 【請求項2】 それぞれの脚部が対向する面を斜面にしたことを特徴とする請求項1記載の固定金具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品を基板に保持・固定するための固定金具に関するもので、特に基板の孔径が小さい時の固定金具の挿入方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般的に電子部品を基板に固定する際には、ボルト・ナットや固定金具等が使用されている。ボルト・ナットで固定する時は、電子部品に基板の孔と同程度の孔を設けて、電子部品と基板の孔にボルトを挿入してナットで締め付けている。前記固定金具50は、電子部品に固定される連結部と2股状の脚部からなっており、基板に固定する際には電子部品より突出した2股状の脚部を基板の孔に挿入して固定している。その際に、脚部は2股状をしているので、内側方向に倒れるように基板の孔に挿入されていく。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】図5を用いて、課題について説明する。上述のような固定金具50では、2股状の脚部が内側方向に倒れ込みながら、基板の孔に挿入されるために、基板32の孔34が小さい時には図5(B)のようにそれぞれの脚部同士が接触してしまい、基板32の孔34に挿入することが出来ないと言った解決すべき課題があった。また、基板の小さい孔径に対応できる固定金具を製作しようとすると、各脚部間の寸法が小さくなってしまい製作出来ない。なお、製作出来る寸法まで各脚部間の寸法を大きくすると、固定金具の幅が小さくなってしまう為、バネ性が低下し、保持力が低下してしまうといった問題点もあった。 【0004】本発明は、基板の孔径が小さくても、保持力が低下することなく、製作も簡単にでき、容易に基板の孔に挿入できる固定金具を提供することを目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的は、基板32に電子部品を保持・固定する固定金具20であって、電子部品に保持・固定される連結部22と2股状の脚部24とからなる固定金具20において、該固定金具20は、基板32の孔34に挿入される際に前記脚部24がラップ(重なり合う)することで達成できる。また、それぞれの脚部24が対向する面を斜面28にした方がよい。このように斜面28にすることで簡単に脚部同士が重なり合うことができる。 【0006】 【発明の実施の形態】図に基づいて本発明の固定金具20について説明する。図1(A)はコネクタと本発明の固定金具の斜視図であり、(B)は本発明の固定金具の拡大斜視図である。図2(A)は基板にコネクタを取付ける前のコネクタの側面図と基板の断面図であり、(B)は基板にコネクタが取付けられ始めたコネクタの側面図と基板の断面図であり、(C)は基板にコネクタが取付けられた状態のコネクタの側面図と基板の断面図である。図3(A)は基板の下側からみた基板の孔に挿入される前の固定金具の脚部の状態図であり、(B)は基板の下側からみた基板の孔に挿入され始めた際の固定金具の脚部の状態図であり、(C)は基板の下側からみた基板の孔に挿入が完了した状態の固定金具の脚部の状態図である。図4は、図2(C)とは別の固定金具の装着状態の説明図である。本実施例では、電子部品としてコネクタを例に、本発明の固定金具について説明する。 【0007】前記コネクタ10は、主にブロック12とコンタクトと固定金具20とから構成されている。コンタクトは、金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されおり、前記ブロック12に圧入や引っかけ等によって固定されている。このコンタクトは金属製であり、公知技術のプレス加工により製作され、バネ性や導電性等が要求されるので黄銅やベリリウム銅やリン青銅が使用されることが多い。前記ブロック12は、電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作されている。このブロック12の材質としては、寸法安定性や強度や低コストが要求されるので、ポリブチレンテレフタレート(PBT)・ポリアミド(PA)・ポリカーボネイト(PC)等が使用されることが多い。一般的に、ブロック12の長手方向両側には、固定金具20を装着するための挿入溝16が設けられたフランジ部14がある。このフランジ部14の前記挿入溝16に図1(A)のように矢印「イ」方向に固定金具20を挿入し、ブロック12に圧入によって固定している。また、各フランジ部14間には、相手コネクタのコンタクトが嵌入される嵌合孔18が設けられている。 【0008】次に、図1に基づいて、本発明の固定金具20について説明する。この固定金具20は金属製であり、公知技術のプレス加工により製作され、バネ性等が要求されるので黄銅やベリリウム銅やリン青銅が使用されることが多い。該固定金具20は、主に2股状の脚部24とこの脚部24を繋ぐ連結部22とから構成されている。図1(B)のように、前記脚部24の自由端側には基板32の孔34に係合する係止部26が設けられており、前記連結部22の幅方向両端にはブロック12に固定するための圧入部30が設けられている。前記係止部26の突出量としては基板32への保持力を考慮して適宜設計しており、前記圧入部30の突出量もブロック12への保持力を考慮して適宜設計している。前記各脚部24間の寸法は、基板32への保持力やバネ性を考慮して適宜設計している。 【0009】図2と図3に基づいて、基板32への装着方法について説明する。図2(A)と図3(A)のように、固定金具20の脚部24の幅寸法は、基板32の孔34径より大きくなっている。前記脚部24の係止部26の先端部分は、基板32の孔34に誘い易くするために、細くテーパー状になっている。このテーパー状になった部分が基板32の孔34に誘われるように徐々に、脚部24が内側に倒れるように入っていく。すると、図2(B)と図3(C)のように、脚部24部分が重なり合うように、固定金具20は基板32の孔34に押し込まれていく。押し込みが完了すると、図2(C)のような状態になり、基板32とコネクタ10の底面が接触した状態で、固定金具20が装着されたコネクタ10が基板32に装着されたことになる。この場合は、脚部24の突出した係止部26の先端部分が、基板32の孔34に係合して、脚部24のバネ圧で保持されている。即ち、各脚部24がラップ(重なり合う)するように基板32の孔34に挿入されていくことで、基板32の小さい孔径にも対応している。このように各脚部がラップし易くするために、各脚部24が対向する面を斜面28にしている。 【0010】図4に基づいて、別の装着例について説明する。図2(C)では、固定金具20が基板32の孔34の途中で止まった状態で装着が完了したが、図4は脚部24の先端部分が基板32の孔34から飛び出した状態で装着が完了したものである。この場合は、固定金具20の脚部24の先端部分が、基板32の孔34から飛び出すと脚部24が外側に開き、係止部26が基板32の孔34の端部に引っかかることで保持している。 【0011】 【発明の効果】本発明は、上述の構造をとることで、以下のような顕著な効果を得ることができる。 (1)固定金具20が基板32の孔34に挿入される際に、脚部24がラップ(重なり合う)して挿入されていくので、小さい孔にも対応することができるようになった。 (2)各脚部24が対向する面を斜面28にしているので、容易に脚部24はラップすることができる。 (3)従来の固定金具同様に製作することができるので、コストアップにもならなく、簡単に製作できる。 (4)基板32の小さい孔にも対応することができ、固定金具20の脚部24のバネ圧を十分に確保することができるので、保持力が低下することがない。 (5)固定金具20が基板32の孔34に挿入される際に脚部24がラップして挿入されていくので、多種(孔径が相違する等)の基板32の孔34に対応できるようになった。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000208835 【氏名又は名称】第一電子工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年6月20日(2000.6.20) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2002−9463(P2002−9463A) |
| 【公開日】 |
平成14年1月11日(2002.1.11) |
| 【出願番号】 |
特願2000−183874(P2000−183874) |
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