| 【発明の名称】 |
電源供給装置および該電源供給装置を用いた街路照明システム |
| 【発明者】 |
【氏名】江口 英二
【氏名】郡司 勉
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| 【要約】 |
【課題】小型で安価な街路照明システム用電源供給装置と、該電源供給装置を用いた街路照明システムを提供する。
【解決手段】ブレーカ2、自動点滅器4、テストスイッチ3およびリレー22を備え、前記ブレーカ2の一次側には電源を接続し、二次側には前記リレー22を介して負荷を接続し、前記自動点滅器4またはテストスイッチ3のいずれかが前記リレー22を制御する電源供給装置20を用い、前記電源供給装置20、安定器8および灯具9をポールに設置して街路灯P1 を構成し、また灯具9を複数のポールに設置して街路灯P2 〜Pn を構成し、前記電源供給装置20に負荷として、複数の前記灯具9を電気的に並列に接続して街路照明システムを構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ブレーカ、自動点滅器、テストスイッチおよびリレーを備え、前記ブレーカの一次側には電源が接続され、二次側には前記リレーを介して負荷が接続され、前記自動点滅器およびテストスイッチは、いずれかの回路開閉により前記リレーを制御するように配線されていることを特徴とする電源供給装置。 【請求項2】 前記ブレーカの操作部とその周辺を弾力性と柔軟性を有するカバーで水密に覆い、前記ブレーカ、テストスイッチおよびリレーから引き出された電線を樹脂で水密に埋め込んだことを特徴とする請求項1記載の電源供給装置。 【請求項3】 請求項1または2記載の電源供給装置、ブレーカ、該ブレーカに接続した安定器、および該安定器に接続した灯具を設置したポールと、ブレーカ、該ブレーカに接続した安定器および該安定器に接続した灯具を設置した複数n個のポールからなり、前記電源供給装置に負荷として、前記複数(n+1)個の灯具を電気的に並列に接続したことを特徴とする街路照明システム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、街路照明に用いる電源供給装置および該電源供給装置を用いた街路照明システムに関するものである。 【0002】 【従来の技術】街路照明システムには、地上に設置された1個の電源供給装置から複数の街路灯に給電するシステム(いわゆる連接柱)がある。図4は上記街路照明システムの配線図である。図4において、電源供給装置1は、第1のブレーカ2、保守点検のためのテストスイッチ3、および自然光の明るさに応じて回路を自動的に開閉する自動点滅器4を備えている。そして、ブレーカ2の一次側には電源線5が接続しており、二次側には、並列にテストスイッチ3と自動点滅器4が接続しており、テストスイッチ3と自動点滅器4を介して、複数の街路灯P1 、P2 ・・・に設置される接続箱6が並列に接続している。接続箱6には第2のブレーカ7が収容されており、ブレーカ7を介して、ランプ放電を安定に維持する安定器8および灯具9が接続している。 【0003】上記電源供給装置1は、図5に示すように、ブレーカ2とテストスイッチ3が箱体10内に収容され、箱体10の外側に自動点滅器4が取り付けられている。なお、11は複数の街路灯に給電する給電線、12は内部配線を接続する端子台、13はブレーカ2とテストスイッチ3を取り付ける取り付け板である。 【0004】街路灯Pは、図6に示すように、ポール14内に開口部14aを通して接続箱6と安定器8を設置し、ポール14の先端に灯具9を設置して構成されている。 【0005】この照明システムでは、テストスイッチ3あるいは自動点滅器4のいずれかがオンの状態になると、テストスイッチ3あるいは自動点滅器4を通して複数の灯具9に給電される。したがって、テストスイッチ3および自動点滅器4の定格は、並列に接続された複数の灯具9の負荷により決まる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の街路照明システムには以下のような問題があった。即ち、電源供給装置1の構成部品であるテストスイッチ3および自動点滅器4は、並列に接続する複数の灯具9の負荷に合わせて定格が決められるため、負荷が大きくなると、電流容量が大きくなり、これら構成部品のコストが高くなる。また、これら構成部品の電流容量が大きくなると、構成部品は大型化し、それにともない電源供給装置も大型化するため、電源供給装置を設置するための土地代も高くなる。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解決すべくなされたもので、請求項1記載の発明は、ブレーカ、自動点滅器、テストスイッチおよびリレーを備え、前記ブレーカの一次側には電源が接続され、二次側には前記リレーを介して負荷が接続され、前記自動点滅器およびテストスイッチは、いずれかの回路開閉により前記リレーを制御するように配線されていることを特徴とする電源供給装置である。 【0008】また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記ブレーカの操作部とその周辺を弾力性と柔軟性を有するカバーで水密に覆い、前記ブレーカ、テストスイッチおよびリレーから引き出された電線を樹脂で水密に埋め込んだことを特徴とする電源供給装置である。 【0009】さらに、請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の電源供給装置、ブレーカ、該ブレーカに接続した安定器、および該安定器に接続した灯具を設置したポールと、ブレーカ、該ブレーカに接続した安定器および該安定器に接続した灯具を設置した複数n個のポールからなり、前記電源供給装置に負荷として、前記複数(n+1)個の灯具を電気的に並列に接続したことを特徴とする街路照明システムである。 【0010】請求項1記載の発明によれば、ブレーカの二次側はテストスイッチまたは自動点滅器のいずれかの回路開閉によりリレーが制御され、そのリレーの断続により負荷(例えば街路灯の灯具)への電流が断続する。そのため、テストスイッチおよび自動点滅器の電流定格は、負荷に流れる電流(ブレーカの二次側に流れる電流)に合わせたものである必要がなく、リレーの制御用ソレノイド電流(数mA程度)を流すことができる低い定格電流のものでよい。したがって、テストスイッチおよび自動点滅器は小型で安価なものとなり、リレーを組み込むことによるコスト上昇を十分吸収したうえに、さらに従来よりもコストを低減することができる。 【0011】また、請求項2記載の発明によれば、ブレーカの操作部とその周辺は弾力性と柔軟性を有するカバーで水密に覆われ、前記ブレーカ、テストスイッチおよびリレーから引き出された電線は樹脂で水密に埋め込まれている。したがって、電源供給装置は、構成部品が湿気や水分から保護されているので、屋外で使用しても十分な耐久性を有する。 【0012】さらに、請求項3記載の発明によれば、灯具を設置した複数のポールを配置した街路照明システムにおいて、電源供給装置をポール内に設置するため、従来のように電源供給装置を地上に直接設置するための土地代が不要になり、街路照明システムの布設費用が低減する。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明にかかる電源供給装置の一実施形態の配線図である。なお、図1は、従来技術の説明に用いた図4に関して説明した部分と同部分は同符号で指示してある。本実施形態の電源供給装置20は、箱体23に収容された第1のブレーカ2、テストスイッチ3、リレー22、および第2のブレーカ7と箱体23外に設置された自動点滅器4を備えている。ブレーカ2の一次側には電源線となる電線21a、21bが接続し、二次側には、リレー22を介して負荷(灯具9)へ給電する電線21c、21dが接続し、電線21cと21dの間に第2のブレーカ7が接続している。また、電気的に並列に接続されたテストスイッチ3と自動点滅器4がブレーカ2の二次側に、リレー22の制御用ソレノイド22aに通電するように、接続している。21e、21fはブレーカ2の二次側と自動点滅器4を接続する電線、21gは自動点滅器4とソレノイド22aを接続する電線である。なお、ブレーカ7は電線21h、21iにより安定器8に接続し、さらに安定器8は灯具9に接続している。 【0014】本実施形態が従来例と異なる特徴的なことは、ブレーカ2の二次側において、テストスイッチ3または自動点滅器4のいずれかの回路開閉によりリレー22を制御するように回路配線を行い、そのリレー22の断続により安定器8用のブレーカ7と電線21c、21dに電力を送る配線構造になっていることである。したがって、テストスイッチ3と自動点滅器4は、電流定格を電線21c、21dに接続する照明の負荷に合わせる必要がなく、リレー22のソレノイド22aを制御するだけの電流(数mA程度)を流すことができる低い定格電流のものでよいので、安価で小型化することができる。 【0015】図2(a)、(b)、(c)はそれぞれ、上記電源供給装置20の平面図、側面図および正面図である。図2において、23は箱体、24は箱体23に被せる蓋体である。箱体23は、ブレーカ2、7、リレー22とテストスイッチ3を収容し、所定位置に固定している。なお、自動点滅器4は箱体23の外部に設置される。また、25はブレーカカバーであり、ブレーカカバー25は弾力性と柔軟性を有する材質(例えばクロロプレンゴム)で形成されて、蓋体24の開口部から露出しているブレーカ2、7の操作部とその周辺をブレーカ2、7の操作が可能で、かつ水密に覆っている。また、箱体23内をポッティングした樹脂26で埋め込み、箱体23内に収容したブレーカ2、7、リレー22、テストスイッチ3、および電線21a〜21iの配線部と箱体23からの引出し部を水密に覆っている。また、テストスイッチ3は、可動部が防水構造になったものを用い、その周辺を操作可能に樹脂26で水密に覆っている。 【0016】上述のように、電源供給装置20を構成するブレーカ2、7、リレー22、テストスイッチ3、および電線21a〜21iは水密に保護されているので、電源供給装置20は屋外で使用しても、湿気や水分に対する耐久性が低下することはなくなる。 【0017】図3は、上記電源供給装置20を用いた街路照明システムの説明図である。本街路照明システムは、電源供給装置20、該電源供給装置20に接続した安定器8および灯具9を設置したポールからなる第1の街路灯P1 、ブレーカ7を収容した接続箱6、安定器8および灯具9を設置したポールからなる複数の街路灯P2 〜Pn からなり、街路灯P2 〜Pn の接続箱6を電源供給装置20の電線21c、21dに電気的に並列に接続したものである。本街路照明システムでは、電源供給装置20は小型化しているため、安定器8とともにポール内に設置することができる。したがって、従来のように電源供給装置20を地上に設置する必要がなく、そのための土地を要しないので、街路照明システムを布設する費用を低減することができる。 【0018】 【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明によれば、電源供給装置が小型化し、安価になるという優れた効果があり、また、請求項2記載の発明によれば、電源供給装置は、屋外で使用しても十分な耐久性を有するという優れた効果があり、さらに、請求項3記載の発明によれば、街路照明システムの布設費用が低減するという優れた効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005290 【氏名又は名称】古河電気工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年11月29日(2000.11.29) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2002−170691(P2002−170691A) |
| 【公開日】 |
平成14年6月14日(2002.6.14) |
| 【出願番号】 |
特願2000−362156(P2000−362156) |
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