| 【発明の名称】 |
HDTV信号収録・再生装置、及びそのQトリガ重畳方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】宮 賢一
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| 【要約】 |
【課題】HDTV信号においても番組サーバ、VTR等に収録されたQトリガにより、自動番組運行装置においてアンタイムイベントの運行制御を可能とする。
【解決手段】フィルタ1が、入力されたHDTV音声信号の所定外のレベル領域を取り除く。Qトリガ付加装置3が、その音声信号の所望の時間的位置に、Qトリガ発生器2から出力されたQトリガを重畳させ、所定外のレベル領域の値として出力する。番組サーバ4が、その音声信号を含むHDTV信号の収録、再生を行う。Qトリガ検出装置5が、再生されたHDTV音声信号を監視し、所定外のレベル領域の値であるQトリガを検出すると、当該Qトリガを自動番組運行装置6に引き渡すと共に、音声信号中のQトリガの値を破棄し、前後のデータの平均値から本来の値を推定し置きかえ、HDTV音声信号として出力する。自動番組運行装置は、Q−TAKEによるアンタイムイベントの運行制御を行う。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 HDTV音声信号にQトリガを重畳させて収録し、収録したHDTV音声信号の再生時に重畳させたQトリガを抜き出すことを特徴とするHDTV信号収録・再生装置。 【請求項2】 入力されたHDTV音声信号の所定外のレベル領域を取り除き出力するフィルタ手段と、HTDV音声信号に重畳させるQトリガを発生するQトリガ発生手段と、前記フィルタ手段から出力されたHDTV音声信号の所望の時間的位置に、前記Qトリガ発生手段から出力されたQトリガを重畳させ前記所定外のレベル領域の値として出力するQトリガ付加手段と、前記Qトリガ付加手段から出力されたQトリガが重畳されたHTDV音声信号を含むHDTV信号素材の収録、再生を行うHTDV信号蓄積手段と、前記HTDV信号蓄積手段で再生されたHDTV信号のうちHDTV音声信号を監視し、前記所定外のレベル領域の値であるQトリガを検出すると、当該Qトリガを自動番組運行システムに引き渡すQトリガ検出手段とを有することを特徴とする請求項1記載のHDTV信号収録・再生装置。 【請求項3】 前記Qトリガ検出手段が、HTDV音声信号中のQトリガの検出時に、当該Qトリガの値を破棄し、前後のデータの平均値から本来の値を推定し置きかえ、HDTV音声信号として出力することを特徴とする請求項2記載のHDTV信号収録・再生装置。 【請求項4】 HDTV音声信号にQトリガを重畳させて収録し、収録したHDTV音声信号の再生時に重畳させたQトリガを抜き出すことを特徴とするHDTV信号収録・再生装置のQトリガ重畳方法。 【請求項5】 入力されたHDTV信号のうちHDTV音声信号の所定外のレベル領域を取り除き、この領域制限されたHDTV音声信号の所望のQトリガの時間的位置の値を、本来の値でなく、Qトリガとして識別するための予め設定された領域外の値に置き換えて収録し、収録したHDTV信号を再生する際、再生されたHDTV音声信号の値を監視し、前記Qトリガとして識別するための値を検出した場合に、対応するQトリガを自動番組運行システムに出力することを特徴とする請求項4記載のHDTV信号収録・再生装置のQトリガ重畳方法。 【請求項6】 前記再生されたHDTV音声信号中のQトリガと識別した値を破棄し、Qトリガの前後の値から平均値により、算出した値をデータとし、HDTV音声信号の再生を行うことを特徴とする請求項5記載のHDTV信号収録・再生装置のQトリガ重畳方法。 【請求項7】 請求項1、2、または3記載のHDTV信号収録・再生装置と、自動番組運行装置とを有し、前記自動番組運行装置が、前記HDTV信号収録・再生装置で検出されたQトリガにより、Q−TAKEによるアンタイムイベントの運行制御を行うことを特徴とする自動番組運行システム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はHDTV信号収録・再生装置、及びそのQトリガ重畳方法に関し、特にディジタルの高解像度テレビジョン用信号であるHDTV音声信号によるQトリガの検出、及び番組運行制御を可能としたHDTV信号収録・再生装置と、そのQトリガ重畳方法と、それらを用いた自動番組運行システムとに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、アナログテレビジョン信号(標準解像度)においては映像信号にQ信号を重畳させ、Q信号込みでカートマシン、VTR等に収録し、再生時に映像信号に重畳されているQ信号を検出し、自動番組運行装置によるアンタイムイベントの運行制御(実況中継などのような番組の進行状況に応じた運行制御)を行ってきた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来のアナログテレビジョン信号に対して用いられていた映像信号にQ信号を重畳させる技術を、ハイビジョンなどのようなディジタルの高解像度テレビジョン(HDTV)信号に対して適用することは、まだ実用されていない。 【0004】本発明の目的は、音声信号にQトリガを重畳させることにより、HDTV信号においても番組サーバ、VTR等に収録されたQトリガにより、自動番組運行装置においてアンタイムイベントの運行制御を可能とすることにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明のHDTV信号収録・再生装置は、HDTV音声信号にQトリガを重畳させて収録し、収録したHDTV音声信号の再生時に重畳させたQトリガを抜き出す構成である。 【0006】また、上記構成において、入力されたHDTV音声信号の所定外のレベル領域を取り除き出力するフィルタ手段と、HTDV音声信号に重畳させるQトリガを発生するQトリガ発生手段と、前記フィルタ手段から出力されたHDTV音声信号の所望の時間的位置に、前記Qトリガ発生手段から出力されたQトリガを重畳させ前記所定外のレベル領域の値として出力するQトリガ付加手段と、前記Qトリガ付加手段から出力されたQトリガが重畳されたHTDV音声信号を含むHDTV信号素材の収録、再生を行うHTDV信号蓄積手段と、前記HTDV信号蓄積手段で再生されたHDTV信号のうちHDTV音声信号を監視し、前記所定外のレベル領域の値であるQトリガを検出すると、当該Qトリガを自動番組運行システムに引き渡すQトリガ検出手段とを有する構成とすることができる。 【0007】さらに、前記Qトリガ検出手段が、HTDV音声信号中のQトリガの検出時に、当該Qトリガの値を破棄し、前後のデータの平均値から本来の値を推定し置きかえ、HDTV音声信号として出力する構成とすることができる。 【0008】本発明のHDTV信号収録・再生装置のQトリガ重畳方法は、HDTV音声信号にQトリガを重畳させて収録し、収録したHDTV音声信号の再生時に重畳させたQトリガを抜き出す工程を有する。 【0009】また、上記工程において、入力されたHDTV信号のうちHDTV音声信号の所定外のレベル領域を取り除き、この領域制限されたHDTV音声信号の所望のQトリガの時間的位置の値を、本来の値でなく、Qトリガとして識別するための予め設定された領域外の値に置き換えて収録し、収録したHDTV信号を再生する際、再生されたHDTV音声信号の値を監視し、前記Qトリガとして識別するための値を検出した場合に、対応するQトリガを自動番組運行システムに出力する工程を含むことができる。 【0010】さらに、前記再生されたHDTV音声信号中のQトリガと識別した値を破棄し、Qトリガの前後の値から平均値により、算出した値をデータとし、HDTV音声信号の再生を行う工程を含むことができる。 【0011】本発明の自動番組運行システムは、上記構成のHDTV信号収録・再生装置と、自動番組運行装置とを有し、前記自動番組運行装置が、前記HDTV信号収録・再生装置で検出されたQトリガにより、Q−TAKEによるアンタイムイベントの運行制御を行う構成である。 【0012】 【発明の実施の形態】本発明は、番組サーバ等のHDTV信号収録・再生装置において、音声信号にQトリガを重畳(置換、挿入)させて収録し、再生時にQトリガを抜き出すことを特徴としている。このQトリガを用いての自動番組運行装置にてアンタイムイベントの運用等を行うことができる。なお、アンタイムイベント運行制御とは、ドラマ等のように確定時間での運行ではなく、野球等の番組のCM等のように、進行具合により番組を運行する制御のことをいう。また、送り局(キー局など)のQ信号により、受け局(地方局など)は、CM等を自局CMに差し替える処理を行っているが、このQ信号により運行するイベント(運行データ)をQイベント、イベント制御することをQ−TAKEと言う。 【0013】次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。 【0014】図1は本発明の実施の形態を示すブロック構成図であり、HDTV信号収録・再生装置のうち、本発明に関係する部分のみ示している。 【0015】図1において、本例のHDTV信号収録・再生装置は、フィルタ1,Qトリガ発生器2,Qトリガ付加装置3,番組サーバ4,及びQトリガ検出装置5を有し、HDTV音声信号にQトリガを付加して収録し、再生時にQトリガを検出すると自動番組運行装置6に渡し、アンタイムイベント制御をさせる。 【0016】フィルタ1は、入力されたHDTV音声信号の所定外のレベルの余分な領域を取り除き出力する。 【0017】Qトリガ発生器2は、HTDV音声信号に重畳させるQトリガを発生する。 【0018】Qトリガ付加装置3は、フィルタ1から出力されたHDTV音声信号に、Qトリガ発生器2から出力されたQトリガを重畳(フィルタ1の透過帯域外の値に設定)させ出力する。 【0019】番組サーバ4は、HDTV信号素材を収録し、また再生する装置であり、HTDV音声信号として、Qトリガ付加装置3から出力された信号の収録、再生を行う。図示していない回路を通してHTDV映像信号やその他必要な信号の収録、再生も行う。 【0020】Qトリガ検出装置5は、番組サーバ4で再生されたHDTV音声信号中のQトリガを検出し、自動番組運行装置6に渡すと共に、HTDV音声信号中のQトリガの値を破棄し、前後のデータの平均値から本来の値を推定し置きかえ、HDTV音声信号として出力する。 【0021】自動番組運行装置6は、放送スケジュールによって作られたデータを元に、自動でVTR等の機器や、マトリックススイッチを制御して番組の運行の制御を行う装置であり、Qトリガ検出装置5から出力されたQトリガによるアンタイムイベントの運行制御を行う。 【0022】このようにして本発明では、HDTV音声信号にQトリガを重畳(置換)させ番組サーバに収録し、再生時にQトリガを検出し、自動番組運行装置に渡すことによってQトリガによるアンタイムイベント制御の運用が可能となる。 【0023】次に、本発明の実施の形態の動作について、図1とともに、図2乃至図4を参照して詳細に説明する。 【0024】フィルタ1により所定外のレベルの余分な領域の信号を取り除かれたHDTV音声信号は、Qトリガ付加装置3に入力される(図2)。 【0025】ここで、Qトリガ発生器2からのQトリガにより、入力音声信号のQトリガのタイミング位置の値を、本来の値でなく、Qトリガとして識別するためのフィルタ透過領域外の予め設定された値にすげかえて、HDTV映像信号等の他の必要な信号と共にHDTV素材として番組サーバ4に収録する(図3)。 【0026】番組サーバ4でHDTV素材を再生した場合に、Qトリガが重畳されたHDTV音声信号はQトリガ検出器5に入力され、上記で設定されたQトリガを識別するための値を検出した場合に、Qトリガを自動番組運行装置6に出力する。またQトリガと識別した値を破棄し、Qトリガの前後の値から平均値により、算出した値をデータとし、HDTV音声信号の再生を行う(図4)。 【0027】自動番組運行装置6では、入力されたQトリガにより、Q−TAKEによるアンタイムイベントの運行制御を行うことが可能となる。 【0028】次に本発明の他の実施の形態を説明する。 【0029】上述した実施の形態例では、HDTVの音声素材にQトリガを重畳させて収録し、再生時に検出するシステムをあげているが、同様の方法でHDTV音声信号だけでなく、従来のアナログ標準解像度テレビジョン信号(SDTV信号)の音声信号にQトリガを重畳させ収録し、再生時に検出するシステムも可能である。 【0030】また、音声信号の収録・再生手段も、番組サーバだけではなく、VTR等を使用することができる。 【0031】 【発明の効果】本発明によれば、従来、アナログテレビジョン信号で行っていたQ信号込みで番組サーバまたはVTR等に収録し、再生時に検出したQ信号によるアンタイムイベントの運行制御と同様の制御を、HDTV信号に対しても行うことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004237 【氏名又は名称】日本電気株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年6月26日(2000.6.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082935 【弁理士】 【氏名又は名称】京本 直樹 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−10195(P2002−10195A) |
| 【公開日】 |
平成14年1月11日(2002.1.11) |
| 【出願番号】 |
特願2000−191428(P2000−191428) |
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