| 【発明の名称】 |
キーボードスイッチ |
| 【発明者】 |
【氏名】島村 孝博
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| 【要約】 |
【課題】操作性の向上とデザイン上の自由度を向上させる。
【解決手段】ボタンシート14上に突出形成された矢印ボタン15の中央に決定ボタン17を設ける。そして、矢印ボタン15と決定ボタン17とは、可撓性を有し厚みが小さく形成された連結部19によって連結し、これらを一体に形成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 押圧操作されるボタンと、このボタンの下方に設けられ弾性変形可能な接点スイッチと、この接点スイッチの下方に設けられこの接点スイッチが接触することにより開閉する接点部を有するプリント配線板とを備えたキーボードスイッチにおいて、前記ボタンに別のボタンを設け、これら両ボタンを可撓性を有し厚みが小さく形成された連結部で連結し、これらボタン、別のボタンおよび連結部を一体に形成したことを特徴とするキーボードスイッチ。 【請求項2】 請求項1記載のキーボードスイッチにおいて、前記ボタンを矢印ボタンとし、この矢印ボタンの中央に前記別のボタンを設けたことを特徴とするキーボードスイッチ。 【請求項3】 請求項2記載のキーボードスイッチにおいて、前記矢印ボタンの矢印の方向を上下、左右の4方向としたことを特徴とするキーボードスイッチ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機、家庭用ゲーム機等に設けられた操作用のキーボードスイッチに関する。 【0002】 【従来の技術】図4(b)は従来のキーボードスイッチが採用された携帯電話機の平面図であって、同図を用いて従来のキーボードスイッチを説明する。同図において、全体を符号30で示すものは携帯電話機であって、筺体本体4とこの筺体本体4の上端部にヒンジ部5を介して枢支され筐体本体4を開閉する蓋体6と、この蓋体6に設けられ伸縮自在なアンテナ12とから概略構成されている。 【0003】筐体本体4の下部には送話口9が設けられ、この送話口9の上方には多数のダイヤルボタン20と各種の機能ボタン21とが設けられ、機能ボタン21の上方には矢印ボタン31と決定ボタン32が設けられている。蓋体6の中央には矩形状の表示部10が設けられており、発信時におけるダイヤル番号や通話料金等の各種の内容が表示され、この表示部10の上方には受話口11が設けられている。このような構成において、矢印ボタン31を操作することにより、種々の機能が表示部11にスクロールされながら表示され、その内容を見ながら操作者が決定ボタン32を押圧操作すると機能が選択される。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述した従来のキーボードスイッチにおいては、矢印ボタン31と決定ボタン32とが互いに関連して操作する頻度が高いにもかかわらず、決定ボタン32の位置が矢印ボタン31の4つの矢印から同じ距離に設けられていないため、必ずしも操作性が良好ではなかった。また、ダイヤルボタン20、機能ボタン21、矢印ボタン31および決定ボタン32の数に対して、これらを配置する筺体4の表面のスペースが限られている。したがって、これらのボタンの操作性を考慮するとボタンのレイアウト配列が自ずと決まってしまい、ボタンレイアウトによるデザイン上の自由度が小さいという問題もあった。 【0005】本発明は上記した従来の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、操作性の向上とデザイン上の自由度を向上させたキーボードスイッチを提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するために、請求項1に係る発明は、押圧操作されるボタンと、このボタンの下方に設けられ弾性変形可能な接点スイッチと、この接点スイッチの下方に設けられこの接点スイッチが接触することにより開閉する接点部を有するプリント配線板とを備えたキーボードスイッチにおいて、前記ボタンに別のボタンを設け、これら両ボタンを可撓性を有し厚みが小さく形成された連結部で連結し、これらボタン、別のボタンおよび連結部を一体に形成したものである。したがって、ボタンと別のボタンとは連結部によって互いの動作が遮断され、1個のボタンでありながらそれぞれが独立した個別の動作が行われる。 【0007】また、請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記ボタンを矢印ボタンとし、この矢印ボタンの中央に前記別のボタンを設けたものである。したがって、矢印ボタンの中央に矢印ボタンと互いに関連して操作する頻度が高いボタンを配置できる。 【0008】また、請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明において、前記矢印ボタンの矢印の方向を上下、左右の4方向としたものである。したがって、矢印ボタンの4方向の操作位置から決定ボタンまでの距離が互いに等距離でかつ最短距離となる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を用いて説明する。図1は本発明に係るキーボードスイッチを採用した携帯電話機を分解して示す斜視図である。図2(a)は同じくボタンシートの平面図、同図(b)は矢印キーを拡大して示す平面図、同図(c)は同図(b)におけるII(c)-II(c) 線断面図である。図3(a)は同じく矢印キーの断面図、同図(b)は決定キーを押圧した状態を示す。図4(a)は同じく携帯電話機の正面図である。 【0010】図1に示すように、全体を符号1で示す携帯電話機は、上方が開口し浅底に形成した箱状のロアーケース2と、下方が開口し浅底に形成した箱状のアッパーケース3と、このアッパーケース3の一端にヒンジ部5を介して回動自在に支持された蓋体6とによって概ね構成されている。ロアーケース2とアッパーケース3とは互いの開口端を接合するようにして合体されることにより、筺体本体4が形成されている。 【0011】アッパーケース3には、多数の楕円形および円形の窓7と1個の大径の窓8が穿設され、下端部には小径の送話口9が設けられている。蓋体6の略中央には正方形の表示部10が設けられ、上端部には受話口11が設けられ、背面側に伸縮自在なアンテナ12が設けられており、この蓋体6は上述したようにヒンジ部5を介して回動させることにより、アッパーケース3の表面を開閉する。 【0012】14はボタンフィルムであって、このボタンフィルム14上には、上述したアッパーケース3の1個の大径の窓8と多数の窓7に対応して、図2(a)に示すように、1個のボタン15と多数のダイヤルボタン20と機能ボタン21とがボタンフィルム14に一体に突出形成されている。このうち、本発明の特徴であるボタン15は、同図(b)に示すように、上下、左右の部位に押圧操作部が矢印18によって表記された、いわゆる矢印ボタンであって、この矢印ボタン15の中央に別のボタン17が設けられている。この別のボタン17は、矢印ボタン15の操作によって選択された機能を決定する、いわゆる決定ボタンとしている。 【0013】同図(c)に示すように、この矢印ボタン15と決定ボタン17とは、平面視リング状であって、断面がU字状の厚みが小さい可撓性を有する部材によって形成された連結部19によって連結され、これら矢印ボタン15、決定ボタン17および連結部19が一体に形成されている。矢印ボタン15の下面には、表記された4個の矢印18に対応して4個の押圧突起15a(4個のうち2個は図示せず)が突設され、決定ボタン17の下面には、1個の押圧突起17aが突設されている。 【0014】図1において、23はゴムシートであって、上述したボタンフィルム14と略同じ外形寸法に形成されている。24は薄板の導電性を有する金属によって形成された接点板であって、前記矢印ボタン15、決定ボタン17および多数のダイヤルボタン20、機能ボタン21に対応して、多数の半球面状に突設した弾性変形が可能な接点スイッチ25が設けられている。26はプリント配線板であって、このプリント配線板26上には、前記接点スイッチ25に対応し、この接点スイッチ25が弾性変形して接触することにより、開閉する不図示の接点部が設けられている。 【0015】このような構成において、図1に示すように、ロアーケース2上に、プリント配線板26、接点板24、ゴムシート23およびボタンシート14を順に重ね合わせ、アッパーケース3を被せることにより、図4(a)に示すように筺体本体4が形成される。このように筺体本体4を形成することにより、アッパーケース3の窓7から、ダイヤルボタン20および機能ボタン21が露呈し、窓8から矢印ボタン15が露呈する。また、図3(a)に示すように、矢印ボタン15と決定ボタン17の押圧突起15a,17aが、ゴムシード23を介して接点板24の接点スイッチ25に対向している。 【0016】したがって、同図(b)に示すように、決定ボタン17を押圧操作すると、この決定ボタン17の押圧突起17aがゴムシート23を介して接点板24の接点スイッチ25を弾性変形させるので、接点スイッチ25はプリント配線板26の接点部(図示せず)を閉じる。このとき、連結部18が可撓性を有する厚みの小さい部材で形成されていることにより、決定ボタン17の押圧操作によって連結部材18が撓むので、矢印ボタン15は決定ボタン17に随伴することなく、それまでの状態が保持され、矢印ボタン15によって接点スイッチ25を弾性変形させるようなことがない。このことは矢印ボタン15を押圧操作するときにも、連結部18が撓むので、決定ボタン17が随伴するようなことがない。 【0017】このように、矢印ボタン15内の中央部に別の決定ボタン17を設けたにもかかわらず、それぞれ互いに独立したボタン操作となるので、1つの窓8から露呈する1つの矢印ボタン15を設けることにより、2つのボタン操作が可能になり、このためボタンの数を減らすことができる。しかも、矢印ボタン15内のデッドスペースとしての中央部に別の決定ボタン17を設けたことによりボタンの配置スペースが拡がるので、ボタンレイアウトによるデザイン上の自由度が増す。 【0018】また、別のボタン17を矢印ボタン15の操作によって選択された機能を決定する決定ボタンとしたことにより、矢印ボタン15の操作の後に操作する決定ボタンが矢印ボタン15に隣接していることにより、操作性が向上する。しかも、矢印ボタン15の4方向の矢印18の位置から決定ボタン17までの距離が等距離でかつ最短距離となるので、一層操作性が向上する。 【0019】矢印キー15に決定キー17を設けた例を挙げたが、隣接する複数の機能ボタン21を1つにするようにしてもよい。また、キーボードスイッチを携帯電話機に設けた例を挙げたが、家庭用ゲーム機でもよく、種々の装置に適用可能である。また、接点板25を設けたが、ゴムシート23を接点スイッチを有するラバーシートとすることにより、接点板25は不要になる。 【0020】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、ボタンの数を減らすことができるので、ボタンレイアウトによるデザイン上の自由度が増す。 【0021】また、請求項2に係る発明によれば、矢印キーの中央に矢印キーと互いに関連して操作する頻度が高いキーを配置できるので、操作性が向上する。 【0022】また、請求項3に係る発明によれば、矢印ボタンの4方向の操作位置から決定ボタンまでの距離が等距離でかつ最短距離となるので、一層操作性が向上する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】390010179 【氏名又は名称】埼玉日本電気株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年8月11日(2000.8.11) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100064621 【弁理士】 【氏名又は名称】山川 政樹
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| 【公開番号】 |
特開2002−56749(P2002−56749A) |
| 【公開日】 |
平成14年2月22日(2002.2.22) |
| 【出願番号】 |
特願2000−244395(P2000−244395) |
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