| 【発明の名称】 |
マイクロスイッチ |
| 【発明者】 |
【氏名】上野 展明
【氏名】中田 大之
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| 【要約】 |
【課題】ダイオードが接続されるマイクロスイッチにおいて、配線および接続の工数を低減するとともに、省スペースを図る。
【解決手段】コモン端子2および端子金具8に形成した凹部14,15に、ダイオード13のリード端子13aを圧入し、凹部14,15近傍に、切り込みあるいは潰しを入れてかしめることによって、マイクロスイッチ1にダイオード13を内蔵させている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ダイオードを内蔵するとともに、前記ダイオードの端子を、当該マイクロスイッチの回路端子に形成した凹部に圧入して接続したことを特徴とするマイクロスイッチ。 【請求項2】 前記凹部近傍の前記回路端子に切り込みを形成して前記凹部を、前記ダイオードの端子に沿うように変形密着させた請求項1記載のマイクロスイッチ。 【請求項3】 前記凹部近傍の前記回路端子を潰して前記凹部を、前記ダイオードの端子に沿うように変形密着させた請求項1記載のマイクロスイッチ。 【請求項4】 前記回路端子を潰す際には、前記ダイオードの端子が前記凹部に挿入された後、前記凹部から0.2mm乃至0.3mmだけ離れた位置に、かしめ冶具が押し当てられて押圧され、前記回路端子が変形して前記凹部をふさぐことにより、前記ダイオードの端子が固定される請求項3記載のマイクロスイッチ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、スナップアクション式に接点の切り換えを行うマイクロスイッチに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、マイクロスイッチには、チャタリングによるノイズ防止などを図るために、ダイオードを接続する場合があるが、かかるダイオードは、回路基板に半田付けされており、マイクロスイッチとダイオードが実装された回路基板との間をリード線で接続するようにしている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このような従来例では、ダイオードを回路基板に半田付けする必要があるととともに、マイクロスイッチと回路基板との間でリード線を長く引き回さなければならず、このため、配線および接続の工数が多くなるとともに、配線スペースが大きくなるといった難点がある。 【0004】本発明は、このような点に着目してなされたものであって、ダイオードが接続されるマイクロスイッチにおいて、配線および接続の工数を低減するとともに、省スペースを図ることを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を達成するために、次のように構成している。 【0006】すなわち、本発明のマイクロスイッチは、ダイオードを内蔵するとともに、前記ダイオードの端子を、当該マイクロスイッチの回路端子に形成した凹部に圧入して接続したものである。 【0007】ここで、回路端子とは、マイクロスイッチのコモン端子、常開端子あるいは常閉端子に限らず、マイクロスイッチの内部の端子金具等の回路の端となる部分を含むものである。また、凹部は、ダイオードの端子を圧入できるように凹んでおればよく、溝状やその他の形状に凹んでいてもよい。 【0008】本発明によると、ダイオードをマイクロスイッチに内蔵させているので、従来例のようにダイオードを回路基板に半田付けする必要がなくなるとともに、リード線の引き回しが不要となり、しかも、ダイオードの端子を、マイクロスイッチの回路端子に形成した凹部に圧入して接続するので、簡単にダイオードとマイクロスイッチとの接続を行える。 【0009】本発明の好ましい実施態様においては、前記凹部近傍の前記回路端子に切り込みを形成して前記凹部を、前記ダイオードの端子に沿うように変形密着させたものである。 【0010】本発明によると、凹部に圧入された端子の形状に沿うように該凹部を変形密着させる、すなわち、かしめを行うので、確実な接続信頼性を得ることができる。 【0011】本発明の他の好ましい実施態様においては、前記凹部近傍の前記回路端子を潰して前記凹部を、前記ダイオードの端子に沿うように変形密着させたものである。 【0012】また、前記回路端子を潰す際には、前記ダイオードの端子が前記凹部に挿入された後、前記凹部から0.2mm乃至0.3mmだけ離れた位置に、かしめ冶具が押し当てられて押圧され、前記回路端子が変形して前記凹部をふさぐことにより、前記ダイオードの端子が固定されるものである。 【0013】本発明によると、かしめ冶具が、凹部から0.2mm乃至0.3mmだけ離れた位置に、押し当てられて押圧されるので、かしめ冶具が、凹部から離れ過ぎた位置に押し当てられて押圧されて回路端子全体が大きく変形されてしまったり、逆に、凹部から近過ぎる位置に押し当てられて押圧されて凹部をふさぐ肉厚が充分となってダイオードの端子をうまく固定できないといった不具合がない。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、図面によって本発明の実施の形態について詳細に説明する。 【0015】図1は、本発明の一つの実施の形態に係るマイクロスイッチの外観を示す図であり、同図(a)は平面図、同図(b)は正面図、同図(c)は側面図であり、図2は、その縦断正面図およびその端子部分の側面図であり、また、図3は図2のセクションAの詳細を示す図である。 【0016】このマイクロスイッチ1は、コモン端子2と常閉端子3とが、ケースの側面から突設された常閉型の2端子スイッチであり、各端子2,3がコネクタ形状とされたコネクタタイプのマイクロスイッチである。 【0017】このマイクロスイッチ1は、スナップアクション型のスイッチング機構4が組み込まれた本体ケース5と、この本体ケース5に嵌合連結された樹脂製のカバーケース6とを備え、ケース5,6の上面に備えた操作ボタン7を押し込み操作することで、前記スイッチング機構4の接点を切り換え作動させるよう構成されている。操作ボタン7の下方には、当該マイクロスイッチ1を所要の箇所に取り付けるための取付孔21が設けられている。 【0018】前記スイッチング機構4は、図2に示されるように、前記本体ケース5に装備された上述の端子2,3と、コモン用の端子金具8と、接点切り換え用の可動片9と、この可動片9を上下にスナップ作動させる湾曲バネ片10とからなり、端子金具8に形成した係合片8aに、前記可動片9の基端部がV形係合溝11を介して係合支持され、また、第3の固定端子8に形成した他方の係合片8bに、前記湾曲バネ片10の基端がV形係合溝12を介して係合支持されるとともに、湾曲バネ片10の遊端が前記可動片9の遊端側部位に係合支持されている。 【0019】ケース5の上面には、前記可動片9の中間部に上方から当接作用するように前記操作ボタン7が上下スライド自在に貫通装着される。 【0020】従来のマイクロスイッチでは、コモン端子2と端子金具8とは、一体に形成されていたけれども、この実施の形態のマイクロスイッチは、チャタリングによるノイズ防止を図るためにダイオード13を内蔵しており、このダイオード13を、コモン端子2と回路端子としての端子金具8との間に介装できるように次のように構成している。 【0021】すなわち、コモン端子2および端子金具8は、本体ケース5の長手方法のほぼ中央付近で、互いに対向するように下方へそれぞれ折曲されており、この折曲部2a,8cには、ダイオード13の両リード端子13aをそれぞれ圧入して保持するとともに、電気的接続をとるための凹部14,15がそれぞれ形成されており、この凹部14,15には、ダイオード13のリード端子13aをガイドするためのテーパ状のガイド面14aがそれぞれ形成されており、凹部14,15は、大略Y字の溝形状となっている。 【0022】このように凹部14,15には、テーパ状のガイド面14aが形成されているので、ダイオード13のリード端子13aがガイド面14aに沿って円滑に圧入されることになり、自動圧入を行うことが可能となる。 【0023】さらに、図3(a)の切断面線X−X’から見た断面図である図3(b)に示されるように、本体ケース5には、ダイオード13を圧入する際に、ダイオード13の素子が封入されたガラス管部分が本体ケース5に当たって破損することがないように、リード端子13aの圧入位置を規制するストッパ16が形成されている。 【0024】また、この実施の形態では、コモン端子2および端子金具8の凹部14,15に圧入されたダイオード13の接触信頼性を高めるために、ダイオード13のリード端子13aを圧入した後に、図4に示されるように、コモン端子2および端子金具8の凹部14,15近傍に、先端が鋭利な専用治具17によって切り込み18を形成して凹部14,15を、ダイオード13のリード端子13aの形状に沿うように変形密着させてかしめ強度を高めるようにしている。これによって、振動や衝撃が加わっても確実な電気的接続を確保できることになる。 【0025】上記構成のマイクロスイッチ1は、図2に示されるように操作ボタン7に外力をかけない常態においては、湾曲バネ片10の弾性復元力で可動片9の遊端側を上方に付勢変位されて、常閉端子3の常閉接点3aに、可動片9の遊端上面に備えた可動接点9aを接触維持されて、コモン端子2と常閉端子3とが導通する状態がもたらされている。そして、操作ボタン7の押し込み操作して可動片9の中間部を下方に設定量以上に湾曲変位させると、湾曲バネ片10の弾性復元力が可動片9を下方に付勢変位させるよう瞬時に反転して接点がオフするようになっている。また、操作ボタン7の押し込みを解除すると、可動片9の中間部が復帰上昇することで、湾曲バネ片10の弾性復元力が可動片9を上方に付勢変位させるよう反転して元の状態に復帰する。 【0026】上記構成のマイクロスイッチ1は以下のような手順で製造される。 【0027】先ず、端子金具8に、可動片9および湾曲バネ片10を取り付けて本体ケース5に組み込み、さらに、コモン端子2を本体ケース5に組み込んだ後、ダイオード13を、コモン端子2と端子金具8との間に圧入保持し、上述のように専用治具17を用いてかしめ、常閉端子3を本体ケース5に組み付けた後、操作ボタン7を挿入し、カバーケース6を本体ケース5に嵌合連結して終了する。 【0028】なお、本発明の他の実施の形態として、図5に示されるように、先端が鈍った専用治具19によってコモン端子2および端子金具8の凹部14,15近傍に、潰し20を入れて凹部14,15を、ダイオード13のリード端子13aの形状に沿うように変形密着させてかしめ強度を高めるようにしてもよい。 【0029】より詳細に説明すると、図6(a)に示されるように、ダイオード13のリード端子13aが挿入された凹部14,15からL=0.2mm乃至0.3mmだけ離れた位置にかしめ冶具19を当てがい、凹部14,15の溝方向と同じ方向にかしめ冶具19を押圧する。そうして、図6(b)に示されるように、コモン端子2および端子金具8が凹部14,15をふさいでダイオード13のリード端子13aが固定させるように変形させる。 【0030】ここで、かしめ冶具19を当てがう位置が凹部14,15から0.3mmより大幅に離れ過ぎると、コモン端子2および端子金具8全体がかしめ冶具19の押圧によって大きく変形されてしまう。また、かしめ冶具19を当てがう位置が凹部14,15から0.2mmよりも近いと、押圧を受けてコモン端子2および端子金具8が変形して凹部14,15をふさぐ際の肉厚が充分でなく、ダイオード13のリード端子13aがうまく固定されない。 【0031】この両方の不具合を防ぐために、かしめ冶具19を当てがう位置が重要となり、凹部14,15から0.2mm乃至0.3mmだけ離れた位置が好ましい。 【0032】上述の実施の形態では、常閉型の固定端子のみを備えたマイクロスイッチに適用したけれども、常閉型の固定端子と常開型の固定端子とを備えた3端子のマイクロスイッチに適用することもできる。 【0033】また、上述の実施の形態では、コネクタ形状の端子を有するマイクロスイッチに適用したけれども、本発明は、半田付けされるリード端子を有するマイクロスイッチに適用してもよい。 【0034】 【発明の効果】以上の本発明によれば、ダイオードの端子を、マイクロスイッチの回路端子に形成した凹部に圧入することで、マイクロスイッチにダイオードを内蔵させたので、従来のように、ダイオードを回路基板に半田付けしたり、リード線を引き回してマイクロスイッチと回路基板とを接続する必要がなく、配線および接続の工数を削減できるとともに、省スペースを図ることができる。 【0035】しかも、固定端子の近傍に切り込みを形成し、あるいは、潰しを入れることによって、かしめ強度を高めるので、振動や衝撃が加わっても接続信頼性を確保できることになる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002945 【氏名又は名称】オムロン株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年5月25日(2001.5.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100086737 【弁理士】 【氏名又は名称】岡田 和秀
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| 【公開番号】 |
特開2002−56745(P2002−56745A) |
| 【公開日】 |
平成14年2月22日(2002.2.22) |
| 【出願番号】 |
特願2001−156834(P2001−156834) |
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