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【発明の名称】 押釦スイッチ用カバー部材及び押釦スイッチ用部材
【発明者】 【氏名】清水 隆男

【氏名】安藤 均

【氏名】中藤 登

【要約】 【課題】低廉な価格設定を維持したまま、所望の定型文章や図柄等を相手側に送信することが可能な携帯情報端末装置を実現可能とする押釦スイッチ用カバー部材及び押釦スイッチ用部材を提供する。

【解決手段】押圧操作を行うための1つ以上のキートップ部7と該キートップ部7を支持する支持部8とを有する押釦スイッチ用カバー部材4において、前記支持部8の一部又は全部に読み出し専用記憶情報パターン13を設ける。また、前記支持部8に設けた前記読み出し専用記憶情報パターン13と対応する回路基板2の部位に、前記読み出し専用記憶情報パターン13を読み取ることのできる読み取り回路パターン16を形成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 押圧操作を行うための1つ以上のキートップ部と該キートップ部を支持する支持部とを有する押釦スイッチ用カバー部材において、前記支持部の一部又は全部に読み出し専用記憶情報パターンを設けたことを特徴とする押釦スイッチ用カバー部材。
【請求項2】 前記読み出し専用記憶情報パターンは、前記押釦スイッチ用カバー部材の前記支持部に直接印刷して形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載の押釦スイッチ用カバー部材。
【請求項3】 前記読み出し専用記憶情報パターンは、前記押釦スイッチ用カバー部材の前記支持部にオンデマンド印刷により形成されたものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の押釦スイッチ用カバー部材。
【請求項4】 前記読み出し専用記憶情報パターンは、前記押釦スイッチ用カバー部材の前記支持部へ導電性層を形成した後、該導電層の所定箇所をレーザエッチング加工をして形成したことを特徴とする請求項1に記載の押釦スイッチ用カバー部材。
【請求項5】 前記読み出し専用記憶情報パターンは、ラベルに印刷するものとし、該読み出し専用記憶情報パターンが印刷されたラベルを前記押釦スイッチ用カバー部材の前記支持部に貼り付けるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の押釦スイッチ用カバー部材。
【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1つに記載の前記押釦スイッチ用カバー部材と前記支持部が載置される回路基板とで構成される押釦スイッチ用部材であって、前記支持部に設けた前記読み出し専用記憶情報パターンと対応する前記回路基板の部位に、前記読み出し専用記憶情報パターンを読み取ることのできる読み取り回路パターンを形成したことを特徴とする押釦スイッチ用部材。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、情報端末装置の押釦スイッチ用の部品に関し、詳しくは、携帯電話、PHS等の移動用携帯端末装置及び車載用端末装置に組み込まれる押釦スイッチ用カバー部材及び押釦スイッチ用部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ポケベルやノートパソコンに限らず、携帯電話やPHS等であっても送信相手側の情報端末装置のディスプレイ画面に文字、図柄等が電信できる電子メール機能が標準装備となりつつある。このような電子メール機能を達成するためには、情報端末装置の内部にRAMチップ等、専用の記憶媒体を組み込む必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところがRAMチップ等の記憶媒体は、部品単体としても高価であり、かつ、チップと各情報端末装置とのメカニカルな接続機構の複雑さから、情報端末装置そのものも高価とならざるを得なかった。
【0004】したがって、低廉な価格設定のゲーム機や携帯情報端末装置においては、いわば装飾的な電信情報、例えば送信人氏名、電話番号、送信元アドレス、似顔絵、送信元の会社のロゴマーク、所望のレターヘッド等は例え簡略的なものであっても相手方に送る機能を付与することはできなかった。
【0005】この発明は、以上のような課題を解決し、低廉な価格設定を維持したまま、所望の定型文章や図柄等を相手側に送信することが可能な携帯情報端末装置を実現可能とする押釦スイッチ用カバー部材及び押釦スイッチ用部材を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成するため、請求項1に記載の発明は、押圧操作を行うための1つ以上のキートップ部と該キートップ部を支持する支持部とを有する押釦スイッチ用カバー部材において、前記支持部の一部又は全部に読み出し専用記憶情報パターンを設けたことを特徴としている。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加えて、前記読み出し専用記憶情報パターンは、前記押釦スイッチ用カバー部材の前記支持部に直接印刷して形成されたものであることを特徴としている。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の構成に加えて、前記読み出し専用記憶情報パターンは、前記押釦スイッチ用カバー部材の前記支持部にオンデマンド印刷により形成されたものであることを特徴としている。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加えて、前記読み出し専用記憶情報パターンは、前記押釦スイッチ用カバー部材の前記支持部へ導電性層を形成した後、該導電層の所定箇所をレーザエッチング加工をして形成したことを特徴としている。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加えて、前記読み出し専用記憶情報パターンは、前記押釦スイッチ用カバー部材の前記支持部に対して着脱自在としたことを特徴としている。
【0011】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか1つに記載の前記押釦スイッチ用カバー部材と前記支持部が載置される回路基板とで構成される押釦スイッチ用部材であって、前記支持部に設けた前記読み出し専用記憶情報パターンと対応する前記回路基板の部位に、前記読み出し専用記憶情報パターンを読み取ることのできる読み取り回路パターンを形成したことを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態について図1乃至図4によって説明する。
【0013】図1は、この発明に係る実施の形態の押釦スイッチ用カバー部材を組み込んだ携帯情報端末装置の要部分解斜視図である。
【0014】図1は、携帯情報端末装置の例として携帯電話を示している。携帯電話1の構成部品としては、携帯電話1の電気回路を構成する回路基板2と、この回路基板2を支える下ケース3と、回路基板2の上に載置される押釦スイッチ用カバー部材4と、この押釦スイッチ用カバー部材4を覆うようにして下ケース3と嵌め合わせて一体となる上ケース5とがある。
【0015】このうちの押釦スイッチ用カバー部材4は、回路基板2上に形成された電気回路の複数の固定接点6,6,6,・・・とこの複数の固定接点6,6,6,・・・と対応させて配置された複数のキートップ部7,7,7,・・・を連接して支持する支持部8とで形成されている。
【0016】図2は、この発明に係る実施の形態の押釦スイッチ用カバー部材と回路基板とを組み合わせた押釦スイッチ用部材の要部断面図である。
【0017】支持部8のキートップ部7の周囲には、キートップ部7を押し下げ動作によって降下した位置から元の位置に復帰させるための弾性復元力を発生することのできる逆椀状の薄肉可動部9が設けられている。
【0018】さらに、押釦スイッチ用カバー部材4のキートップ部7の裏側には、下方に突出する押圧突起10を形成して、この押圧突起10の先端に可動接点11を設け、キートップ部7を押し下げることによってこの可動接点11が回路基板2上の固定接点6に接触し、その固定接点6に対応した電気回路をON/OFFすることができるようになっている。
【0019】上ケース5には、押釦スイッチ用カバー部材4の複数のキートップ部7,7,7,・・・が上下動できるようにその複数のキートップ部7,7,7,・・・と対応した部位には釦孔12,12,12,・・・が形成されている。
【0020】押釦スイッチ用カバー部材4は、例えばシリコーンゴム、EPDM、ウレタンゴム等の合成ゴムや各種熱可塑性エラストマーからなる弾性材料により一体成形したものであってもよい。
【0021】また、押釦スイッチ用カバー部材4は、図2に示したように、支持部8と薄肉可動部9とは前述と同様の弾性材料から構成し、キートップ部7のみ高硬度樹脂、例えば、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂製のものとしてもよい。なお、高硬度樹脂からなるキートップ部7と弾性材料からなる支持部8との一体化の方法自体は、特に限定されるものでなく、従来技術である金型内での一体成形法でもよいし、キートップ部7と支持部8とを別体で成形しておき、接着剤で接着する方法でもよい。
【0022】さらには、押釦スイッチ用カバー部材4として、近年、薄型、軽量化が可能ということで多用されつつある、樹脂フィルムを凸形状に絞り加工し、必要に応じて、この凸形状内に高硬度樹脂を充填固化させてなる構成としてもよい。
【0023】そして、押釦スイッチ用カバー部材4の支持部8の一部又は全部には、読み出し専用記憶情報パターン13を設けている(図1参照)。ここで、読み出し専用記憶情報パターン13とは、送信相手(受信者)の情報端末装置の液晶ディスプレイ等に自動的若しくは選択的に送信する記憶情報であって、例えば、氏名、電話番号、アドレス、その他定型文章、会社のロゴマーク、送信者本人の似顔絵の図柄等をコード化し、若しくはコード化せずにそのままアナログ表示により形成したパターンをいう。
【0024】なお、コード化の場合は、いわゆるバーコードのような1次元形式のものであってもよいし、又はその情報量が多いマトリックスコードのような2次元形式のものであってもよい。ここで、2次元形式のコードとは、水平・垂直(横・縦)の両方向に情報を持つコードであって、バーコードの数十倍〜数百倍のデータ(約2000バイト)を表現することができるといわれるものである。
【0025】2次元形式のコードとしては、米国シンボルテクノロジー社が開発したPDF417(国内販売元:(株)オリンパスシンボル)、米国IDマトリックス社が開発したデータコード(国内販売元:サンテック(株))、米国UPS社が開発したマキシコード(国内販売元:(株)東研)、米国シンボル社のコードマトリックス及び日本デンソー(株)が開発したQRコード(国内販売元:システム機器(株))等が知られている。
【0026】図3は、2次元形式のコードのうちのQRコードの一例を示した平面図である。
【0027】QRコード14は、コードタイプはマトリックス型といわれるものであって、最小寸法が水平(横)0.1mm、垂直(縦)0.1mmでこれら両方向に情報を持つ升目(この升目をセルという。)15を塗りつぶしたようなパターンが表され、これにより最大データ量として英数字1523文字、漢字644文字を表現できるとされている。そして、このようなQRコード14等の2次元形式のコードの読み取りは、通常はセル15の白黒判別をCCDエリアセンサで読み取るようにしているが、携帯電話1のような小型な装置の内部に設けられた読み出し専用記憶情報パターン13を読み取る方法としては採用できない。
【0028】そこで、この発明に係る実施の形態では、図1に示したように、読み出し専用記憶情報パターン13と対応する回路基板2の部位に、読み出し専用記憶情報パターン13を読み取ることのできる読み取り回路パターン16を形成している。
【0029】そして、この読み取り回路パターン16を例えばQRコード14に対応させる場合には、図4に示したように、最小寸法が横0.1mm、縦0.1mmで区切った導電性接点17をマトリックス状に形成するものとし、押釦スイッチ用カバー部材4側に設けた読み出し専用記憶情報パターン13の黒点部を導電性材料で形成しておいてこの黒点部と重なる位置をONとして、他方、読み出し専用記憶情報パターン13の白点部には導電性物質なしとしておいてこの白点部と重なる位置をOFFとして、これらの組み合わせによって表される記憶情報を読み取るようにしている。
【0030】なお、押釦スイッチ用カバー部材4が携帯電話1に組み込まれた際には、下方に配置される回路基板2の読み取り回路パターン16に対応するように押釦スイッチ用カバー部材4側に設けた読み出し専用記憶情報パターン13が配置されることが必要であるため、必要に応じて両者の位置関係が所定の位置で固定されるように、回路基板2と押釦スイッチ用カバー部材4との間に、例えば嵌合する凹凸の組み合わせからなる位置決め手段を設けるとよい。
【0031】次に、読み出し専用記憶情報パターンの形成方法について説明する。
【0032】押釦スイッチ用カバー部材4への読み出し専用記憶情報パターン13の具体的な形成方法としては、その使用目的からして、一品一様生産を含む多品種少量生産方式が採用できる方法を選択することが望ましい。
【0033】近年のコンピュータ技術の進歩に伴い、印刷やエッチングによるパターン形成も容易に一品一様加工が可能となっている。
【0034】印刷については、いわゆるオンデマンド印刷により所定の情報パターンをドット形成できる。ここで、オンデマンド印刷とは、ユーザーの要望を取り入れて一品一様生産を行うために、所望の情報パターンをコンピュータを用いて画面上でデザインを行ったデザインデータをコンピュータから印刷装置に送り、押釦スイッチ用カバー部材4やラベル等に直接印刷を行うことを可能とするものである。
【0035】このときの印刷装置は、熱転写昇華方式、トナー電子方式、静電画像方式、レーザー露光熱現像転写方式、インクジェット方式或いは加熱発色方式のいずれか1種類の印刷方式を採用した印刷装置を用いればよい。また、ここで使用する情報パターンは白黒等2色印刷でよい。
【0036】押釦スイッチ用カバー部材4に直接印刷を行う方法の他に、バーコードのような1次元形式のコードやQRコードのような2次元形式のコードを印刷したラベルを押釦スイッチ用カバー部材4に貼り付けるようにしてもよい。この場合には、ラベルの貼り替えが可能であるから情報パターンが簡単に変えられる。
【0037】なお、オンデマンド印刷に用いるインクは導電性インクでかつ支持部8に強固に接着若しくは固着するものであれば特に材質が限定されるものではない。また、予め導電性のベタ印刷層を形成しておき、所望個所にのみ電気絶縁性インクによるオンデマンド印刷を行って情報パターンを形成してもよい。
【0038】また、レーザーエッチング加工機にエッチングデザインデータをプログラミングしておくことで、一品一様の情報パターンにレーザエッチングをすることも可能である。この手法の場合も、事前に導電インクなどで所定部位にベタ印刷層若しくは金属材料の蒸着膜形成をしておく必要がある。ベタ印刷層若しくは蒸着層の厚みについては、効率よくレーザーエッチング可能である範囲であれば特に制限はないが、厚みにばらつきがないことが好ましい。
【0039】なお、ベタ印刷層は、スクリーン印刷法もしくはパッド印刷法などにより形成すれば良い。その際に用いるインクは支持部8に強固に接着若しくは固着可能でかつレーザー加工可能なものを選択する。
【0040】レーザーエッチングのためのレーザー加工機種については、炭酸ガスレーザー若しくはYAGレーザーを用いればよい。
【0041】読み出し専用記憶情報パターン13は回路基板2と電気的に接続が可能な位置に設けることが必要となるため、一般的には押釦スイッチ用カバー部材4の支持部8の裏面(下面)側に設けることになるが、樹脂フィルム上に導電印刷パターンを形成されてなる、いわゆるフレキシブルプリント基板を組み込む場合等であれば、押釦スイッチ用カバー部材4の支持部8の表面(上面)側に形成するということも可能である。勿論、押釦スイッチ用カバー部材4の表裏両面に設けることも可能である。
【0042】なお、前述したようなオンデマンド印刷法等は読み出し専用記憶情報パターン13をあくまで一品一様生産するために有効であるということであり、ある程度同じ読み出し専用記憶情報パターン13を持つ機種の情報端末装置が要求される場合、例えば、会社の営業マン全員が持つ情報端末装置にはすべて、文章送信時に、その会社のロゴマーク、代表電話番号、キャッチフレーズを表示させ、コーポレートアイデンティティーを示したい場合や、限定のキャラクターグッズ、メモリアルグッズとして所定のシンボルマークや似顔絵が電信できる情報端末装置等の場合には、ある程度の数の生産が見込めるため、例えばシルクスクリーン印刷法やパッド印刷法等により読み出し専用記憶情報パターン13を形成してもよいことはいうまでもない。
【0043】なお、この発明に係る押釦スイッチ用カバー部材のうちフィルムタイプカバー部材の製造方法においては、読み出し専用記憶情報パターン13の形成と共にキートップ部7天面等の符号や装飾用図柄等の形成も同時に行うことができる。
【0044】つまり、透視性の樹脂フィルムを絞り加工する前に、この樹脂フィルムの裏面に、押釦スイッチ用カバー部材4のキートップ部7天面に相当する個所に所望の符号や図柄等を形成し、併せて支持部8の所定位置に、読み出し専用記憶情報パターン13を形成しておけばよい。
【0045】現状では、電話回線を利用してインターネットに接続する場合には、アカウントの登録が特定のサーバにしかないため、その特定のサーバと関係のある指定されたアクセスポイントに接続しなければならないが、この発明に係る押釦スイッチ用カバー部材4に設けた読み出し専用記憶情報パターン13に複数のアカウントを記憶しておき、必要に応じてそれらのアカウントから1つのアカウントを選択して使用することにすれば、全国どこからでも最も有利なアクセスポイントを利用してインターネットに接続することが可能となるため、通信費用を削減することが可能となる。
【0046】また、特定企業のハウスマークや商品商標を読み出し専用記憶情報パターン13として記憶させておくことで、例えばその携帯情報端末装置1からWebページにアクセスした場合に、毎回それらのハウスマークや商品商標が画面上に表示されるように設定することができるから、その特定企業からそれらのハウスマークや商品商標の表示に対して広告料を得ることもできる。
【0047】なお、前述したこの発明に係る実施の形態では、キートップ部が複数配設された押釦スイッチ用カバー部材について説明したが、キートップ部が1つであっても、そのキートップ部を支える支持部を有し、かつ必要な大きさの読み出し専用記憶情報パターンが設けることのできるスペースが確保できるものであれば、この発明を適用することは可能である。
【0048】さらに、前述したこの発明の係る実施の形態では、読み出し専用記憶情報パターンを携帯情報端末装置の内部だけで処理することとしたが、読み出し専用記憶情報パターンを設けた押釦スイッチ用カバー部材の部分を特定の形状に統一して、その部分に読み取り装置等が携帯情報端末装置の外部からアクセスできる構造とすることも考えられる。この場合には、読み出し専用記憶情報パターンに個人情報を記憶させておくことで、その携帯情報端末装置で本人確認ができるため、低廉な電子決済可能な携帯情報端末装置としても利用できる。
【0049】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1に記載された発明によれば、押圧操作を行うためのキートップ部を設けた押釦スイッチ用カバー部材の支持部の一部又は全部に読み出し専用記憶情報パターンを設けたので、高価なRAMチップ等の記憶媒体を使わずとも所望の定型文章や図柄等を相手側に送信することが可能な低廉な携帯情報端末装置を提供できる。
【0050】請求項2に記載の発明によれば、上記効果に加えて、前記読み出し専用記憶情報パターンは、前記押釦スイッチ用カバー部材の前記支持部に直接印刷して形成するので、読み出し専用記憶情報パターンが容易に書き込める。
【0051】請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2の効果に加えて、前記読み出し専用記憶情報パターンは、前記押釦スイッチ用カバー部材の前記支持部にオンデマンド印刷により形成するので、多くの異なった読み出し専用記憶情報パターンが難なく書き込めるため、ユーザーの多様な要望を取り入れた一品一様生産を行うことができる。
【0052】請求項4に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、前記読み出し専用記憶情報パターンは、前記押釦スイッチ用カバー部材の前記支持部へ導電性層を形成した後、該導電層の所定箇所をレーザエッチング加工をして形成するので、レーザーエッチング加工機にエッチングデザインデータをプログラミングしておくことで、一品一様の情報パターンに対応したレーザエッチングをすることが可能である。
【0053】請求項5に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、前記読み出し専用記憶情報パターンは、ラベルに印刷するものとし、この読み出し専用記憶情報パターンが印刷されたラベルを前記押釦スイッチ用カバー部材の前記支持部に貼り付けるようにしたので、ラベルの貼り替えによって情報パターンが簡単に変えられると共に印刷コストを押さえることができる。
【0054】請求項6に記載の発明によれば、請求項1乃至5の効果に加えて、前記押釦スイッチ用カバー部材と前記支持部が載置される回路基板とで構成し、前記支持部に設けた前記読み出し専用記憶情報パターンと対応する前記回路基板の部位に、前記読み出し専用記憶情報パターンを読み取ることのできる読み取り回路パターンを形成した押釦スイッチ用部材としたので、この押釦スイッチ用部材を携帯情報端末装置に組み込むだけで、所望の定型文章や図柄等を相手側に送信することが可能な携帯情報端末装置を完成することができる。
【出願人】 【識別番号】000190116
【氏名又は名称】信越ポリマー株式会社
【出願日】 平成12年8月8日(2000.8.8)
【代理人】 【識別番号】100104776
【弁理士】
【氏名又は名称】佐野 弘
【公開番号】 特開2002−56738(P2002−56738A)
【公開日】 平成14年2月22日(2002.2.22)
【出願番号】 特願2000−239325(P2000−239325)