| 【発明の名称】 |
回転式つまみ装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】孝橋 清二
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| 【要約】 |
【課題】回転つまみを回動操作する際に回転つまみの本体側に不要な応力がかからないようにする。
【解決手段】回転つまみ3が回転自在に支持され、回転つまみ3の回転を位置決めするように、固定側の係止部22に係脱自在に係合する係合部23が回転つまみ3に設けられた回転式つまみ装置であって、回転つまみ3の回転方向に沿う円弧状に形成された係合枠体19が、回転つまみと共に回転するように回転つまみ3に設けられ、該係合枠体19に、回転つまみ3の回転を位置決めするように、前記固定側の係止部22に係脱自在に係合する係合部23が設けられ、前記係合枠体19は、弾性変形し易くなるように薄肉に形成されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 回転つまみ(3)が回転自在に支持され、回転つまみ(3)の回転を位置決めするように、固定側の係止部(22)に係脱自在に係合する係合部(23)が回転つまみ(3)に設けられた回転式つまみ装置において、回転つまみ(3)の回転方向に沿うように円弧状に形成された係合枠体(19)が、回転つまみ(3)に設けられ、係合枠体(19)に、前記固定側の係止部(22)に係脱自在に係合する係合部(23)が設けられ、前記係合枠体(19)は、弾性変形し易くなるように薄肉に形成されていることを特徴とする回転式つまみ装置。 【請求項2】 前記係合枠体(19)が弾性を有する合成樹脂により形成されて、回転つまみ(3)が回転する際に係合枠体(19)と固定側との間に生じる応力を、係合枠体(19)が弾性変形して緩和吸収するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の回転式つまみ装置。 【請求項3】 前記回転つまみ(3)は、つまみ本体(7)とつまみ本体(7)からフランジ状に突出したガイド体(8)とを備え、ガイド体(8)には、段部(15)を介して小径部(17)と大径部(18)とが形成され、ガイド体(8)の小径部(17)の外周を囲むように前記係合枠体(19)が設けられ、係合枠体(19)の両端部がガイド体(8)の大径部(18)の外周部に連結されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の回転式つまみ装置。 【請求項4】 前記係合枠体(19)とガイド体(8)の小径部(17)との間には隙間(21)が設けられ、この隙間(21)に、前記固定側の係止部(22)が摺動自在に嵌合され、前記係合部(23)が、係合枠体(19)に、小径部(17)から離間する方向に向けて凸状に湾曲形成されていることを特徴とする請求項3に記載の回転式つまみ装置。 【請求項5】 前記大径部(18)と係合枠体(19)の両端部との間に、係合枠体(19)が弾性変形し易くなるようにスリット(25)が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の回転式つまみ装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、回転式可変抵抗器等に取り付けられる回転つまみを備える回転式つまみ装置に関する。 【0002】 【従来の技術】例えば回転式可変抵抗器用の回転式つまみ装置には、回転つまみを固定側に対して回転自在に支持し、固定側にクリック係止部を設けると共に、固定側のクリック係止部に係脱自在に係合するクリック係合部を回転つまみ側に設け、これにより回転つまみの回転を位置決めするクリック機構を形成するようにしたものがある。この種の従来の回転式つまみ装置には、図5及び図6に示すように、回転つまみ31にフランジ状のガイド体32を突設し、固定側に凸状のクリック係止部33を設け、ガイド体32の外周部に、固定側のクリック係止部33に係脱自在に係合する凹状のクリック係合部35を間隔をおいて複数個設けたものがある。 【0003】また、他の従来の回転式つまみ装置には、図7及び図8に示すように、回転つまみ31にフランジ状のガイド体32を突設し、固定側に設けた取付孔39の開口縁部に、凹状のクリック係止部33を間隔をおいて複数個設け、ガイド体32の外周部に、固定側のクリック係止部33に係脱自在に係合する凸状のクリック係合部35を設けたものがある。また、他の従来の回転式つまみ31には、図9、図10及び図11に示すように、回転つまみ31にフランジ状のガイド体32を突設すると共に、ガイド体32を固定側のプリント基板37とカバー38との間で挟んで、回転つまみ31を固定側に対して回転自在に支持し、固定側であるカバー38に、凸状のクリック係止部33を設け、ガイド体32に、固定側のクリック係止部33に係脱自在に係合する凹状のクリック係合部35を複数個設けたものがある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、図5及び図6に示す従来の場合は、回転つまみ31を回動操作した際、図6に示すように、クリック係合部35が固定側のクリック係止部33から外れて、ガイド体32の外周部が、クリック係止部33を摺動する際に、回転つまみ31がクリック係止部33から回転つまみ31の中心方向(矢印方向)に大きな応力がかかった。このため、例えば回転つまみ31を取り付けた回転式可変抵抗器のリード部に不要の応力がかかるという問題があった。 【0005】また、図7及び図8に示す従来の場合は、回転式つまみ31を回動操作した際、図8に示すように、クリック係合部35が固定側のクリック係止部33から外れて、クリック係合部35が、固定側の取付孔39の内周面を摺動する際に、回転つまみ31が固定側から回転つまみ31の中心方向(矢印方向)に大きな応力がかかった。このため、例えば回転つまみ31を取り付けた回転式可変抵抗器のリード部に不要の応力がかかるという問題があった。また、図9〜図11に示す従来の場合は、回転つまみ31を回動操作した際、図11に示すように、クリック係合部35が固定側のクリック係止部33から外れて、ガイド体32が、固定側のクリック係止部33を摺動する際に、クリック係止部33がガイド体32を介してプリント基板37を下方に押し付けるため、プリント基板37に対してそれが反る方向に不要な応力がかかるという問題があった。 【0006】本発明は上記問題点に鑑み、回転つまみを回動操作する際に回転つまみの本体側等に不要な応力がかからないようにしたものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】この技術的課題を解決する本発明の技術的手段は、回転つまみ3が回転自在に支持され、回転つまみ3の回転を位置決めするように、固定側の係止部22に係脱自在に係合する係合部23が回転つまみ3に設けられた回転式つまみ装置において、回転つまみ3の回転方向に沿うように円弧状に形成された係合枠体19が、回転つまみ3に設けられ、係合枠体19に、前記固定側の係止部22に係脱自在に係合する係合部23が設けられ、前記係合枠体19は、弾性変形し易くなるように薄肉に形成されている点にある。 【0008】また、本発明の他の技術的手段は、前記係合枠体19が弾性を有する合成樹脂により形成されて、回転つまみ3が回転する際に係合枠体19と固定側との間に生じる応力を、係合枠体19が弾性変形して緩和吸収するように構成されている点にある。また、本発明の他の技術的手段は、前記回転つまみ3は、つまみ本体7とつまみ本体7からフランジ状に突出したガイド体8とを備え、ガイド体8には、段部15を介して小径部17と大径部18とが形成され、ガイド体8の小径部17の外周を囲むように前記係合枠体19が設けられ、係合枠体19の両端部がガイド体8の大径部18の外周部に連結されている点にある。 【0009】また、本発明の他の技術的手段は、前記係合枠体19とガイド体8の小径部17との間には隙間21が設けられ、この隙間21に、前記固定側の係止部22が摺動自在に嵌合され、前記係合部23が、係合枠体19に、小径部17から離間する方向に向けて凸状に湾曲形成されている点にある。また、本発明の他の技術的手段は、前記大径部18と係合枠体19の両端部との間に、係合枠体19が弾性変形し易くなるようにスリット25が形成されている点にある。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図4は、回転式抵抗器用の回転式つまみ装置に本発明を適用した一実施の形態を示している。同図において、回転式つまみ装置は、プリント基板1に半田付けした回転式可変抵抗器2に、回転つまみ3を装着してなり、回転式つまみ装置の外観となるカバー5とプリント基板1との間を固定することで、回転つまみ3が、プリント基板1及びカバー5の固定側に対して回転自在に支持されている。なお、カバー5に挿通孔6が設けられ、カバー5はこの挿通孔6を介して後述する回転つまみ3のつまみ本体7に外嵌されている。 【0011】回転つまみ3は、弾性を有する合成樹脂により成形してなり、つまみ本体7とつまみ本体7の下部からフランジ状に突出したガイド体8とを備えている。つまみ本体7は、天壁部11と筒状部12とを有する有底円筒状に形成され、天壁部11の上面に矢印状の指標部13が設けられている。前記ガイド体8には、段部15を介して小径部17と大径部18とが形成され、ガイド体8の小径部17の外周を囲むように係合枠体19が設けられている。この係合枠体19は、回転つまみ3の回転方向に沿うように円弧状に形成され、係合枠体19の両端部がガイド体8の大径部18の外周部両側に連結され、係合枠体19が回転つまみ3と共に回転するようになっている。 【0012】前記係合枠体19とガイド体8の小径部17との間には隙間21が設けられており、この隙間21にカバー5に下方突設した円柱状のクリック係止部22が、摺動自在に嵌合されている。係合枠体19に、回転つまみ3の回転を位置決めするように、前記固定側のクリック係止部22に係脱自在に係合するクリック係合部23が設けられている。クリック係合部23は係合枠体19の中途部を径方向外方(小径部17から離間する方向)に向けて凸状に湾曲形成してなり、係合枠体19に間隔をおいて複数個設けられている。固定側のクリック係止部22に係脱自在に係合され、これにより回転つまみ3の回転を位置決めするようになっている。 【0013】前記係合枠体19は弾性変形し易くなるように薄肉に形成されている。また、大径部18と係合枠体19の両端部との間に、係合枠体19が弾性変形し易くなるようにスリット25が形成されている。これにより、回転つまみ3が回転する際に係合枠体19と固定側(クリック係止部22)との間に生じる応力を、係合枠体19が弾性変形して緩和吸収するように構成されている。上記実施の形態によれば、つまみ本体7を摘んで回動操作すると、回転つまみ3が、回転式可変抵抗器2の回転部と共に回転し、回転式可変抵抗器2の抵抗値が変化する。 【0014】図3に示すように、係合枠体19のクリック係合部23がクリック係止部22に係合した状態においては、係合枠体19は固定側(クリック係止部22)から特に力を受けることはなく、このため回転式つまみ装置の各構成部材は何ら応力を受けることはない。この状態で、つまみ本体7を摘んで、回転つまみ3を左側に回転操作すると、図4に示すように、クリック係合部23がクリック係止部22から外れて、相対的にクリック係止部22がクリック係合部23のない係合枠体19と小径部17との間の隙間21を摺動する。このとき、クリック係止部22は、矢印Aで示す如く係合枠体19と小径部17との間の隙間21を拡げるように作用するが、係合枠体19は弾性変形し易くなるように薄肉に形成され、大径部18と係合枠体19の両端部との間に、スリット25が形成されているため、係合枠体19が径方向外方に膨出するようにた易く弾性変形して、つまみ本体7側に応力の生じないようになる。従って、回転式可変抵抗器2側に応力がかかるようなこともなくなる。 【0015】また、この状態において、さらにつまみ本体7を左側に回動操作すると、相対的にクリック係止部22が係合枠体19と小径部17との間の隙間21を摺動し、次のクリック係合部23がクリック係止部22に係合する。上記動作において、主な応力は、係合枠体19とクリック係止部22にかかり、つまみ本体7、回転式可変抵抗器2及びプリント基板1側は極めて小さな応力しか受けない。また、クリック係止部22が最終端(大径部18側)のクリック係合部23に係合する際にも、スリット25によって係合枠体19が弾性変形し易くなるため、上記と同じ作用によりクリック係合部23がクリック係止部22にスムーズにクリック係合する。また、段部15がクリック係止部22に接当することにより、回転つまみ3の回し過ぎによる回転式可変抵抗器2の破損を防止することもできる。 【0016】なお、前記実施の形態では、本発明を回転式可変抵抗器用の回転式つまみ装置に実施しているが、本発明は回転式可変抵抗器用のものに限定されず、ロータリースイッチその他の回転式つまみ装置にも適用実施することができる。 【0017】 【発明の効果】本発明によれば、回転つまみ3を回動操作する際に、係合枠体19と固定側との間に生じる応力を、係合枠体19の弾性変形によって効果的に緩和吸収することができ、回転つまみ3の本体側等に不要な応力がかからないようになる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000210078 【氏名又は名称】池田電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年8月9日(2000.8.9) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100061745 【弁理士】 【氏名又は名称】安田 敏雄
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| 【公開番号】 |
特開2002−57004(P2002−57004A) |
| 【公開日】 |
平成14年2月22日(2002.2.22) |
| 【出願番号】 |
特願2000−241448(P2000−241448) |
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