| 【発明の名称】 |
電子線照射装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】梶山 雅章
【氏名】林 丈英
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| 【要約】 |
【課題】フィラメントに供給する電流を安定に且つ精密に制御可能とし、これにより常に安定に大きなビーム電流を照射することができる電子線照射装置を提供する。
【解決手段】真空中に配置された熱フィラメント1により電子を発生する電子銃7と、電子銃及び電子銃から発生した電子に負電位を与えると共にフィラメントに電流を供給する高電圧電源10と、電子を加速する複数の加速電極2と、加速された電子線を磁気力により偏向走査する電磁石16,17と、真空中の該電子線を大気雰囲気に取り出す薄膜15とを有する電子線照射装置において、フィラメント1に供給する電流を調整する高電位側に配置された回転式電圧調整器27と、該電圧調整器の出力電圧を調整する該調整器の回転部分に接続した大地側から操作可能な電気的絶縁棒とを備えた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 真空中に配置された熱フィラメントにより電子を発生する電子銃と、前記電子銃及び前記電子銃から発生した電子に不電位を与えると共に前記フィラメントに電流を供給する高電圧電源t、前記電子を加速する複数の加速電極と、加速された電子線を磁気力により偏向走査する電磁石と、真空中の該電子線を大気雰囲気に取り出す薄膜とを有する電子線照射装置において、前記フィラメントに供給する電流を調整する高電位側に配置された回転式電圧調整器と、該電圧調整器の出力電圧を調整する該調整器の回転部分に接続した大地側から操作可能な電気的絶縁棒とを備えたことを特徴とする電子線照射装置。 【請求項2】 前記電圧調整器がスライダックであることを特徴とする請求項1記載の電子線照射装置。 【請求項3】 大地側において、前記絶縁棒にステッピングモータの回転軸を接続し、前記回転式電圧調整器の回転軸を大地側に配置した前記ステッピングモータにより回動させることを特徴とする請求項1記載の電子線照射装置。 【請求項4】 前記高電位側に配置されたフィラメントの電圧又は電流に関する信号を、光信号に変換して光ファイバを介して大地側に伝達し、該光ファイバをその沿面距離が長くなるように配置したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電子線照射装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は電子線照射装置に係り、例えば樹脂の架橋に用いる、或いは火力発電所等から排出される排ガスの処理等に使用される、物質の改質に用いて好適な大電流電子線照射用の電子線照射装置に関する。 【0002】 【従来の技術】現在、世界的に問題となっている大気汚染による地球温暖化や酸性雨等は、例えば火力発電所等から排出される燃焼排ガス中に存在するSOx、NOx等の成分に起因していると考えられる。これらのSOx、NOx等の有害成分を除去する方法として、燃焼排ガスに電子線を照射することによって、脱硫・脱硝( SOx、NOx等の有害成分の除去)を行うことが実施されている。 【0003】図1は、係る用途に用いられる電子線照射装置を用いた燃焼排ガスの処理装置の一例を示す。この燃焼排ガスの処理装置は、直流高電圧を発生する電源装置10と、電子線を燃焼排ガスに照射する電子線照射装置11と、その装置11の電子線の照射出口である窓箔15に沿って設けられた燃焼排ガスの流路19から主として構成されている。例えばTi等の薄板からなる窓箔15から外部に放出された電子線は、燃焼排ガス中の酸素(O2)、水蒸気(H2O)等の分子を照射することにより、これらは非常に酸化力の強いOH、O、HO2等のラジカルとなる。そしてこれらのラジカルが、 SOx及びNOx等の有害物質を酸化し、中間生成物である硫酸と硝酸とを生成する。これらの中間生成物はあらかじめ投入しておいたアンモニアガス(NH3)と反応し、硫安及び硝安となり、肥料原料として回収される。従ってこのような排ガス処理システムにおいては、燃焼排ガス中から有害なSOx、NOx等の成分を除去することができると共に、その副生品として有用な硫安・硝安等の肥料の原料として回収することができる。 【0004】図2は、電子線照射装置の電子線の発生及び加速部の一構成例を示す。ここで電子線の発生加速部は、熱電子フィラメント等の電子源1と、その電子源1より発生した電子を略ビーム状にする電子銃7と、電子銃7で所定のエネルギー・形状を有するビームとなった電子線を更に加速する多数の加速電極2から構成される加速管5と、その加速管5にて形成された高エネルギーの電子線に磁界を印加することでそのビーム径を制御するとともに長手方向及び短手方向に該ビームを偏向・走査する1つ以上の電磁石とから主に構成されている。これらの内、電子銃及び加速電極当の電子線の生成及び加速部は真空容器内に配置され、その内部は10−6Pa程度の高真空に保持される。形成された高エネルギー電子線は、図1に示すように偏向用コイル16および走査用コイル17に電流を供給して電磁石により磁界を形成することで、偏向、走査されつつ照射窓(窓箔)15より排ガス流路19の所定の範囲に出射される(図1参照)。 【0005】近年、被処理物(例えば燃焼排ガス)の電子線照射装置1台あたりに要求される電子線照射量が多くなっている。更に処理施設での電子線照射装置の照射電流値当たりの設置面積を減ずる必要性が増加してきた。これに伴い電子線照射装置1台あたりの発生ビーム電流が従来は100〜300mA程度であったが、近年1台あたりの発生ビーム電流として500mA程度の大電流が要求されることとなった。 【0006】電子銃7は、電流が流れることで熱電子を発生するフィラメント(電子源)1と、フィラメントと略同電位であるウェネルト電極と呼ばれ、前記電子源を略取り囲む形状であり前記電子を放出する経路を有する電極3と、電極3よりフィラメントから放出された電子進行方向側に配置された引き出し電極と呼ばれる電極4と、フィラメントを保持するフィラメントフランジ8と、フィラメントフランジ8の熱を逃がし電子線源を冷却するフィン6等から構成されている。尚、符号Sは加速管内部の電子線を加速・収束させつつ通過させる加速電極2の穴部である。 【0007】電子銃における電子ビームの形成は以下のように行われる。電流が流れるフィラメント1は約2000〜3000℃の高温となり、フィラメントの材質によりリチャードソン・ダッシュマンの式として知られる熱電子放出係数に従い熱電子を放出する。フィラメント1及びウェネルト電極3は高電圧電源10に接続され、負の静電圧500〜1500kVが印加されている。通常フィラメント1の材質はタングステン(W)、タンタル(Ta)、及びランタン(La)化合物が熱電子を放出しやすい、つまり仕事関数の低い材料として知られている。フィラメント1の電位は通常ウェネルト電極3の電位から数V〜数10Vのバイアス電位を有しており、フィラメント1から放出した電子はウェネルト電極3に開いた穴9付近に浮遊する。引き出し電極4はウェネルト電極3より電子照射方向に配置され、その電位はフィラメント1よりも接地(アース)電位に近く、その電位差は10〜30kVに通常設定されている。凹面曲率を有するウェネルト電極3と引き出し電極4間の電界による電子レンズによりウェネルト電極3の穴9から電子が引き出され、更に収束され電子ビームとなり、電子は加速管5内に進行し、各々複数の加速電極2のレンズ効果によって収束・加速を繰り返し所定のビーム形状となり、最終的に窓箔15を通過して電子線照射装置から大気側の被照射体に照射される。 【0008】上述した電子線照射装置において、フィラメントに電流が供給され、フィラメントが高温となることにより、フィラメントの温度と材質により決まってくるリチャードソン・ダッシュマンの式に従い、熱電子が放出されるので、所要のビーム電流を供給するためには、フィラメントの材質および抵抗値に対応した所要の電圧をその両端に供給することが必要である。しかしながら、フィラメントは消耗品であり、使用時間の経過とともに徐々に細くなる傾向がある。このため、フィラメントに電流を供給して所要温度に維持するためには、フィラメントの両端に印加する電圧を適宜調整する必要がある。 【0009】ところで、電子銃7は上述したように負の高電位側に配置され、照射窓15が大地電位側に配置される。そして、フィラメントに所要電流を供給するためには、数十乃至百V程度の電圧をその両端に供給する必要がある。このため、フィラメントには高電圧の交流を低電圧の交流にトランスを介して変換し、その交流出力を高電位側に配置した電圧調整器を介してフィラメントに供給している。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】ビーム電流の制御は、従来から各種の方法が存在するが、その一例として、フィラメントに供給する電流を誤差増幅器を用いて目標値にフィードバック制御する方法がある。これは、実際の電流値を検出して所要の目標電流値と比較し、実際の電流値が所要の目標電流値と一致するように誤差増幅器を用いてフィラメント電流を制御する方法である。しかしながら、このような誤差増幅器を用いた方式では、常時、電流のフィードバック制御を行うものであるが、フィラメントから生ずる電子電流はミクロ的に見ると変動があり、このため乱調をきたし制御が不安定となる問題があった。即ち、従来の制御方法では、大きな電子電流をフィラメントから常に安定して得ることが困難であった。 【0011】本発明は上述した事情に鑑みて為されたもので、フィラメントに供給する電流を安定に且つ精密に制御可能とし、これにより常に安定に大きなビーム電流を照射することができる電子線照射装置を提供することを目的とする。 【0012】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明は、真空中に配置された熱フィラメントにより電子を発生する電子銃と、前記電子銃及び前記電子銃から発生した電子に不電位を与えると共に前記フィラメントに電流を供給する高電圧電源t、前記電子を加速する複数の加速電極と、加速された電子線を磁気力により偏向走査する電磁石と、真空中の該電子線を大気雰囲気に取り出す薄膜とを有する電子線照射装置において、前記フィラメントに供給する電流を調整する高電位側に配置された回転式電圧調整器と、該電圧調整器の出力電圧を調整する該調整器の回転部分に接続した大地側から操作可能な電気的絶縁棒とを備えたことを特徴とする電子線照射装置である。 【0013】請求項2に記載の発明は、前記電圧調整器がスライダックであることを特徴とする請求項1記載の電子線照射装置である。 【0014】請求項3に記載の発明は、大地側において、前記絶縁棒にステッピングモータの回転軸を接続し、前記回転式電圧調整器の回転軸を大地側に配置した前記ステッピングモータにより回動させることを特徴とする請求項1記載の電子線照射装置である。 【0015】請求項4に記載の発明は、前記高電位側に配置されたフィラメントの電圧又は電流に関する信号を、光信号に変換して光ファイバを介して大地側に伝達し、該光ファイバをその沿面距離が長くなるように配置したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電子線照射装置である。 【0016】総じて本発明によれば、高電位側に配置された電圧調整器の出力電圧を調整する回転軸を大地側から操作可能な絶縁棒を用いて操作することで、例えば800kV程度の高電位側にある電圧調整器の回転軸を直接的に回動させることができる。従って、大地側から、直接フィラメントに供給する電圧を制御することが可能となる。そして、大地側にパルスモータを備え、そのパルスモータの回転軸を上記絶縁棒と接続して制御することで、1パルスステップ毎の精密な制御が可能となる。又、高電位側に配置されたフィラメントの電圧又は電流に関する信号を、光ファイバを介して光信号により伝達することで、実際の電流値又は電圧値とを精密に把握することが可能となる。そして、光ファイバを例えばらせん状に巻回することで、その沿面距離が長くなるので、大地側への放電等の危険を避けることができる。 【0017】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について図3乃至図5を参照しながら説明する。 【0018】図3は、本発明の実施形態の高電圧電源の構成を示す。商用交流電源のR,S,T相は、直流電源部21に導入される。直流電源部21ではΔ配線及びY配線を併用して高調波対策を行っている。そしてこれらのΔ配線及びY配線のコイルに対向するように2次側のコイルが配置され、ダイオードブリッジからなる整流回路に接続されている。ここで整流回路は、ダイオード、抵抗器、コンデンサ等により構成され、1次側の交流電圧を昇圧した2次側の交流電圧を整流して直流に変換する。そして、ここでは複数段、例えば25段の整流回路を備え、各段の整流回路はそれぞれ直列に接続され、各段の直流電圧出力が例えば25段加算され、高電位の直流電圧が得られる。直流電源部の最上段には変圧器23が設置され、この変圧器23は高電位を有した状態でフィラメントに交流電流を供給する。直流電源は、例えば800kV〜15000kVの電位を有している。形成された直流高電圧は、図示は省略するが、分圧抵抗により分圧され、加速管内の各電極及び電子銃部に供給される。 【0019】変圧器23の2次側には、例えば約60000V程度の高い交流電圧が形成される。尚、図示しないが出力抑制抵抗が配置され、この抵抗は電子線照射装置の負荷短絡が生じた時に、その影響が直接高圧部に及ばないようにするための保護抵抗である。更に、高電位側回路には抵抗器及びコイルで構成したサージ吸収装置を配して、高電位電源部の保護を行っている。又、昇圧トランスの偏励磁防止のための交流配線の一方に直列にコンデンサを配置することが行われている。 【0020】変圧器23の2次側は、降圧トランス25に接続され、60000V程度の高圧から100V程度の低圧に変換される。高電位の直流電圧に重畳した約100Vの交流電圧は図示しないAVR(自動電圧調整器)等の交流電圧安定装置を通過して、スライダック式電圧調整器27に導入される。スライダック式電圧調整器27は、実際にフィラメントに印加する電圧を調整するための回転式電圧調整装置である。この電圧調整器27は、その中央に回転軸を備え、その回転軸を回動することで、その出力電圧を調整する。具体的には、入力電圧が約100Vであり、出力電圧がその回転角度に対応して0〜100Vの間で変化する。この実施形態においては、電圧調整器27により電圧調整された交流は、更にフィラメントトランス29によって電圧の変換を受けて低電圧(数V〜数十V)とされ、フィラメント1に大電流(数十A)を供給する。これにより、フィラメントが2000〜3000Kの高温となり熱電子を放出する。 【0021】図4は、本発明の実施形態の電圧調整器を回動する絶縁棒について示す。絶縁棒31は、長さが例えば約1m程度であり、その直径が30mmφ程度であり、高絶縁性の樹脂材を用いたものである。この絶縁棒は、電圧調整器27が例えば800kV程度の高電位にあり、これを回動操作する大地側はアース電位であるので、その間に約800kV程度の電圧が印加される。このため、この絶縁棒31には所定箇所に電位決定用の金属部材32を固定している。 【0022】スライダック式電圧調整器27は、高電位側の金属支持板41に搭載され、この金属支持板は支柱45により大地側の金属支持板43に支持されている。支柱45においても、所定箇所に電位決定用の金属部材32を備え、この金属部材32は分圧抵抗46に接続され、高電圧電源21より供給された直流高電圧に基づいて所定の電位分布が与えられる。 【0023】この電子線照射装置においては、絶縁棒31は大地側に配置されたパルスモータ33により回転駆動される。このパルスモータ33は、一例として500パルスで1回転(360゜)する。従って、1パルスあたりの回転角度は0.72゜となる。従って、この間で0〜100Vの電圧出力が可能とすると、1パルスあたり0.2Vの電圧制御精度が得られる。従って、電圧調整器27をパルスモータ33で回動制御することで、フィラメントに供給する電圧調整器27の出力電圧を0.2Vのピッチで精密に制御することが可能となる。 【0024】図5は、フィラメントに供給する電圧Vと出力電流Iとの関係を示す。フィラメントに供給する電圧Vと、フィラメントに流れる電流Iとの関係は、電流Iが大きくなるとフィラメントがより高温となり、その温度係数から電圧と電流との関係は直線関係とならず、図示するように曲線的な関係となる。即ち、出力電圧を上げていきフィラメントが高温となると、その電圧の変化に対する電流の変化量が大きくなり電流値の精密な制御が難しくなる。しかしながら、パルスモータを用いて高精度に電圧調整器27の回転角度を制御することで、極めて高精度の出力電圧が得られる。これによりフィラメント電流を所要値に制御することが可能となり、結果として放出される電子線電流を安定化することができる。 【0025】実際のフィラメント電流をモニタするために、フィラメントに直列に電流検出用抵抗器を接続し、その両端から電圧を取り出し電流検出器37に接続する。同様にフィラメントの両端から電圧を取り出しこれを電圧検出器38に接続する。電流検出器37及び電圧検出器38では、これらの値からフィラメント電圧及びフィラメント電流を算定する。そして、このデータは光信号変換器39にて光信号に変換され、光ファイバ51を介して大地側に配置されたモニタ装置兼コントローラ40に導入される。大地側のモニタ装置兼コントローラ40ではこの光信号を再び電気信号に変換しフィラメント電流及びフィラメント電圧を表示装置に表示する。ここで、光ファイバ51は、図4に示すように、絶縁棒50に形成された溝に沿ってらせん状に配置されている。これにより光ファイバの長さは、絶縁棒の長さが1m程度であるのに対して、実際の長さが3m程度と長くなり、沿面距離を増大することにより、光ファイバ51に沿った放電を防止している。 【0026】このように大地側で高電位側のフィラメント電流及びフィラメント電圧を直接的に且つ正確に把握することができるので、モニタ装置兼コントローラ40によりパルスモータ33のパルス数を調整することで正確に所要のフィラメント電圧及びフィラメント電流を制御することが可能となる。尚、フィラメント電圧に異常が生じた時には、電源回路に配置された遮断機構を利用してフィラメントに供給される電流を遮断することができるようにもなっている。 【0027】次に、この電子線照射装置における電子線電流の調整動作について説明する。まず、真空容器内を真空ポンプにより高真空(約10−6〜10−7Pa)に排気する。そして、各種の電源スイッチ類をオン状態とすることで、例えば約800kVの直流電圧を電子銃部及び加速管に供給する。そして、上述したモニタ装置兼コントローラ40によりフィラメント電圧及びフィラメント電流を検出しつつ、電圧調整器27の出力電圧が徐々に増大するようにパルスモータ33を回転させる。パルスモータに所要のパルス数を与えることで、絶縁棒31が回転し、これにより電圧調整器27の回転軸が回転し、その出力側にフィラメント電圧が徐々に増大していき、これによりフィラメント1に流れる電流が増大し、フィラメントが徐々に高温になる。そして、所要の電流値、例えばビーム電流として500mA程度の電流値となるまでフィラメント電圧及びフィラメント電流を地上側のパルスモータ33を回転制御することにより与える。これにより、所望の電子線電流が得られる。 【0028】又、時間の経過と共に電子線電流が減少又は増大するような場合には、パルスモータにパルスを制御装置40から送ることにより、電子線電流が所望値となるようにフィラメント電圧及びフィラメント電流を調整する。係るフィラメント電圧及びフィラメント電流の制御によれば、パルスモータにより極めて高精度にフィラメント電圧及び電流値を調整することが可能となるので、これによりフィラメントの動作状態を安定な状態に保持することができる。従って、電子線電流の安定した運転制御が可能となる。 【0029】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電子線照射装置における電子線発生源であるフィラメントに供給する電圧及び電流を正確に制御することができるので、安定した電子線照射装置の運転が可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000239 【氏名又は名称】株式会社荏原製作所
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| 【出願日】 |
平成12年6月22日(2000.6.22) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100091498 【弁理士】 【氏名又は名称】渡邉 勇 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−6094(P2002−6094A) |
| 【公開日】 |
平成14年1月9日(2002.1.9) |
| 【出願番号】 |
特願2000−188033(P2000−188033) |
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