| 【発明の名称】 |
管内周面の改質方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】蟹川 昌也
【氏名】川口 聖一
【氏名】名倉 保身
【氏名】沖村 浩司
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| 【要約】 |
【課題】応力腐食割れに対する耐蝕性が向上するように管、特に小口径管の内周面を容易且つ確実に改質し得る管内周面の改質方法を提供する。
【解決手段】例えば、原子炉容器に溶接3により固着されるニッケル基合金(600合金)で形成した小口径管である炉内計装筒4の内周面に、その開口端からリング状の凹部4aを形成し、さらに上記炉内計装筒4の材料よりも応力腐食割れに対してより大きな耐蝕性を有する他のニッケル基合金(690合金)で形成した円筒状のスリーブ11を、上記炉内計装筒4の開口端から挿入して溶接3による残留応力が発生している部分に嵌め込み、その後このスリーブ11の内部空間にレーザ溶接工具12を挿入し、このレーザ溶接工具12を炉内計装筒4の中心軸回りに回転しつつレーザ光13を上記スリーブの内周面側から照射することによりこのスリーブ11を炉内計装筒4の内周面にクラッディングする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 外周面を介して溶接により固定されている管の内周面に、その開口端から上記溶接による残留応力が発生している部分に至るリング状の凹部を形成し、さらに上記管の材料よりも応力腐食割れに対してより大きな耐蝕性を有する円筒状のスリーブを、上記管の開口端から挿入して上記残留応力が発生している部分に嵌め込み、その後このスリーブの内部空間にレーザ溶接工具を挿入し、このレーザ溶接工具を当該管の中心軸回りに回転しつつレーザ光を上記スリーブの内周面側から照射することによりこのスリーブで管の内周面にクラッド層を形成することを特徴とする管内周面の改質方法。 【請求項2】 外周面を介して溶接により固定されている管の内周面に、その開口端から上記溶接による残留応力が発生している部分に至るリング状の凹部を形成し、さらに上記管の材料よりも応力腐食割れに対してより大きな耐蝕性を有する円筒状のスリーブを、上記管の開口端から挿入して上記凹部の全長に亘り嵌め込み、その後このスリーブの内部空間にレーザ溶接工具を挿入し、このレーザ溶接工具を当該管の中心軸回りに回転しつつレーザ光を上記スリーブの内周面側から照射することによりこのスリーブで管の内周面にクラッド層を形成することを特徴とする管内周面の改質方法。 【請求項3】 〔請求項2〕に記載する管内周面の改質方法において、レーザ光はスリーブの両端部のみに照射し、この部分のみを溶融させて管に溶着させたことを特徴とする管内周面の改質方法。 【請求項4】 外周面を介して溶接により固定されている管の内周面で、且つ上記溶接による残留応力が発生している部分にリング状の凹部を形成し、さらに上記管の材料よりも応力腐食割れに対してより大きな耐蝕性を有し、且つ一部に切欠きを有してその径を拡縮可能に形成した円筒状のスリーブを、上記管の開口端から挿入して上記凹部に嵌め込み、その後このスリーブの内部空間にレーザ溶接工具を挿入し、このレーザ溶接工具を当該管の中心軸回りに回転しつつレーザ光を上記スリーブの内周面側から照射することによりこのスリーブて管の内周面にクラッド層を形成することを特徴とする管内周面の改質方法。 【請求項5】 外周面を介して溶接により固定されている管の内周面で、且つ上記溶接による残留応力が発生している部分に、上記管の材料よりも応力腐食割れに対してより大きな耐蝕性を有する円筒状のスリーブを、上記管の開口端から挿入して嵌め込むとともに、その後このスリーブの内部空間にレーザ溶接工具を挿入し、このレーザ溶接工具を当該管の中心軸回りに回転しつつレーザ光を上記スリーブの内周面側から照射することによりこのスリーブで管の内周面にクラッド層を形成することを特徴とする管内周面の改質方法。 【請求項6】 〔請求項1〕乃至〔請求項5〕の何れか一つに記載する管内周面の改質方法において、管はニッケル基合金で形成したものであり、またスリーブは管よりもクロムの含有量が多い他のニッケル基合金で形成したものを用いることを特徴とする管内周面の改質方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は管内周面の改質方法に関し、特に小口径管の内周面を改質して応力腐食割れの予防保全を行う場合に適用して有用なものである。 【0002】 【従来の技術】図6(a)は、PWR方式の原子炉の炉容器部分を示す縦断面図、図6(b)はそのA部分を抽出・拡大して示す断面図である。両図に示すように、当該炉容器1には、その下部を貫通して外部に臨む炉内計装筒2が溶接3で固着してある。この炉内計装筒2は、例えば原子炉内の温度、中性子量等のモニタリングを行うためのセンサに接続するケーブル等を挿通するためのものであり、内径が15mmΦ程度のニッケル基合金(NCF600合金;以下、600合金という。)を材料とする小口径管で形成してある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上述の如き原子力プラントの炉内計装筒2等、一般に、管を溶接により固定した場合には、溶接作業に伴う金属収縮によって、この管に残留応力が付与される。かかる状態で、当該管の内周面に水等の腐食性流体が接触すると、応力腐食割れを発生する虞がある。ちなみに、上記炉内計装筒2の場合、その内部には原子炉の一次冷却水が充満されている。したがって、このままでは、炉内計装筒2における残留応力の発生部分の高経年化に伴う一次冷却水応力腐食割れ(PWSCC)の発生が懸念される。 【0004】かかるPWSCCを回避するためには、炉内計装筒2の耐PWSCCを向上させる必要があり、そのためには、炉内計装筒2の内周面のうち、残留応力を発生している部分の表面をクラッディングにより改質する方法が考えられる。 【0005】ところが、炉内計装筒2は、上述の如く内径が15mmΦ程度と小径であるため、その内部に溶接トーチを挿入し、溶接ビードを重ねてクラッド層を形成するという、従来技術に係る一般的な表面改質方法の適用が困難である。かかる、小口径管の内周面の改質等、狭隘な部位の表面改質による応力腐食割れの予防保全は、原子力プラントに限らず、多数の管路を有し、且つこの管路を溶接により固定している他のプラント、例えば化学プラント、発電プラント等においても同様に必要になると考えられる。 【0006】本発明は、上記従来技術に鑑み、応力腐食割れに対する耐蝕性が向上するように管、特に小口径管の内周面を容易且つ確実に改質し得る管内周面の改質方法を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発明の構成は次の点を特徴とする。 【0008】1) 外周面を介して溶接により固定されている管の内周面に、その開口端から上記溶接による残留応力が発生している部分に至るリング状の凹部を形成し、さらに上記管の材料よりも応力腐食割れに対してより大きな耐蝕性を有する円筒状のスリーブを、上記管の開口端から挿入して上記残留応力が発生している部分に嵌め込み、その後このスリーブの内部空間にレーザ溶接工具を挿入し、このレーザ溶接工具を当該管の中心軸回りに回転しつつレーザ光を上記スリーブの内周面側から照射することによりこのスリーブで管の内周面にクラッド層を形成すること。 【0009】2) 外周面を介して溶接により固定されている管の内周面に、その開口端から上記溶接による残留応力が発生している部分に至るリング状の凹部を形成し、さらに上記管の材料よりも応力腐食割れに対してより大きな耐蝕性を有する円筒状のスリーブを、上記管の開口端から挿入して上記凹部の全長に亘り嵌め込み、その後このスリーブの内部空間にレーザ溶接工具を挿入し、このレーザ溶接工具を当該管の中心軸回りに回転しつつレーザ光を上記スリーブの内周面側から照射することによりこのスリーブで管の内周面にクラッド層を形成すること。 【0010】3) 上記2)に記載する管内周面の改質方法において、レーザ光はスリーブの両端部のみに照射し、この部分のみを溶融させて管に溶着させたこと。 【0011】4) 外周面を介して溶接により固定されている管の内周面で、且つ上記溶接による残留応力が発生している部分にリング状の凹部を形成し、さらに上記管の材料よりも応力腐食割れに対してより大きな耐蝕性を有し、且つ一部に切欠きを有してその径を拡縮可能に形成した円筒状のスリーブを、上記管の開口端から挿入して上記凹部に嵌め込み、その後このスリーブの内部空間にレーザ溶接工具を挿入し、このレーザ溶接工具を当該管の中心軸回りに回転しつつレーザ光を上記スリーブの内周面側から照射することによりこのスリーブで管の内周面にクラッド層を形成すること。 【0012】5) 外周面を介して溶接により固定されている管の内周面で、且つ上記溶接による残留応力が発生している部分に、上記管の材料よりも応力腐食割れに対してより大きな耐蝕性を有する円筒状のスリーブを、上記管の開口端から挿入して嵌め込むとともに、その後このスリーブの内部空間にレーザ溶接工具を挿入し、このレーザ溶接工具を当該管の中心軸回りに回転しつつレーザ光を上記スリーブの内周面側から照射することによりこのスリーブで管の内周面にクラッド層を形成すること。 【0013】6) 上記1)乃至5)の何れか一つに記載する管内周面の改質方法において、管はニッケル基合金で形成したものであり、またスリーブは管よりもクロムの含有量が多い他のニッケル基合金で形成したものを用いること。 【0014】 【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。 【0015】以下に説明する実施の形態は何れも、図6に示すように、溶接3により炉容器1に固着してある炉内計装筒2の内周面の改質方法である。すなわち、このときの改質の対象となる管は、内径が15mmΦ程度の小口径管であり、その材料は600合金である。また、スリーブは、上記600合金よりもクロムの含有量が多い、したがって応力腐食割れに対する耐蝕性がより良好な他のニッケル基合金(NCF690合金;以下、690合金という。)である。 【0016】<第1の実施の形態>図1に示すように、先ず、炉内計装筒2の内周面に、その上端の開口端から溶接3による残留応力が発生している部分に至るリング状の凹部2aを形成する。これは、炉内計装筒2の切削加工による。次に、薄肉円筒状のスリーブ11を、上記炉内計装筒2の開口端からこの炉内計装筒2に挿入して、溶接3に伴う残留応力が発生している部分に嵌め込む。このとき、スリーブ11は、凹部2aの深さとほぼ同一の厚みを有するものとし、上述の如く、炉内計装筒2の材料よりも応力腐食割れに対してより大きな耐蝕性を有する690合金とする。 【0017】その後、スリーブ11の内部空間にレーザ溶接工具12を挿入し、このレーザ溶接工具12を炉内計装筒2の中心軸lの回りに回転しつつレーザ光12aをスリーブ11の内周面に照射する。この結果、スリーブ12は溶融して炉内計装筒2と一体となる。このようにして、スリーブ12のクラッディング層を炉内計装筒2の内周面に形成する。このとき、レーザ装置の種類に特別な限定はないが、溶接部位が狭隘な部位であることを考慮すれば、光ファイバでレーザ光を自由に導き得るYAGレーザ装置が最適である。 【0018】かかる第1の実施の形態によれば、炉内計装筒2の内周面の内、溶接3による残留応力を発生している部分に限定して、この部分を保護するようクラッド層を形成することができる。しかも、このとき形成されるクラッド層は、炉内計装筒2の内周面と面一になる。 【0019】<第2の実施の形態>図2に示すように、本形態では、図1に示す第1の実施の形態と同様に、炉内計装筒2の内周面に、その上端の開口端から溶接3による残留応力が発生している部分に至るリング状の凹部2aを形成する。次に、薄肉円筒状のスリーブ13を、上記炉内計装筒2の開口端からこの炉内計装筒2に挿入して上記凹部2aの全長に亘り嵌め込む。このとき、スリーブ13は、凹部2aの深さとほぼ同一の厚みを有するものとし、690合金で形成する。 【0020】その後、図1に示す第1の実施の形態と同様に、スリーブ13の内周面側からレーザ光を照射してスリーブ13を溶融して炉内計装筒2の残留応力が発生している部分にクラッド層を形成する。このときの溶接部分13aは、炉内計装筒2の残留応力が発生している部分に選択的に形成し、残りの部分は、炉内計装筒2の凹部2aの内周面にスリーブ13の外周面が押し当てられた状態となる。 【0021】かかる第2の実施の形態によれば、炉内計装筒2の内周面の内、溶接3による残留応力を発生している部分は溶着されたクラッド層で確実に保護することができる。しかも、このとき形成されるクラッド層は、炉内計装筒2の内周面と面一になる。 【0022】<第3の実施の形態>図3に示すように、本形態では、図2に示す第2の実施の形態と同様にスリーブ14を凹部2aに挿入する。その後、レーザ光によりスリーブ14の上下両端部のみを、溶接して炉内計装筒2の内周面のクラッド層とする。14a、14bは、このとき形成される溶接部である。 【0023】かかる第3の実施の形態によれば、炉内計装筒2の内周面の内、溶接3による残留応力を発生している部分は、上下両端部の溶接部14a、14bにより溶着されたスリーブ14がクラッド層となって確実に保護することができる。しかも、このとき形成されるクラッド層は、炉内計装筒2の内周面と面一になる。 【0024】<第4の実施の形態>図4に示すように、本形態では、炉内計装筒2の内周面の内、溶接3による残留応力が発生している部分にのみ、選択的にリング状の凹部2bを形成し、この凹部2bに円筒状のスリーブ15を、炉内計装筒2の上端の開口端から挿入して嵌め込む。このとき、スリーブ15は、一部に切欠きを有してその径を拡縮可能に形成してあり、しかも凹部2bの深さとほぼ同一の厚みを有するとともに、その軸方向長さは、凹部2bの軸方向長さとほぼ同一寸法のものとする。また、炉内計装筒2の材料よりも応力腐食割れに対してより大きな耐蝕性を有する690合金で形成する点は、上記第1乃至第3の実施の形態と同様である。 【0025】かかる第4の実施の形態によれば、炉内計装筒2の内周面の内、溶接3による残留応力を発生している部分に限定して、この部分を保護するようクラッド層を形成することができる。しかも、このとき形成されるクラッド層は、炉内計装筒2の内周面と面一になる。 【0026】<第5の実施の形態>図5に示すように、本形態では、炉内計装筒2は何も加工することなく、円筒状のスリーブ16を、上記炉内計装筒2の上端の開口端から挿入して嵌め込む。その後、スリーブ16を、上記第1乃至第4の実施の形態と同様に、レーザ光で溶融して炉内計装筒2の内周面にクラッド層を形成する。 【0027】かかる第5の実施の形態によれば、炉内計装筒2の内周面の内、溶接3による残留応力を発生している部分を保護するようクラッド層を形成することができる。 【0028】なお、上述の各実施の形態では、改質の対象となる管は、600合金で形成した内径が15mmΦ程度の小口径管であり、スリーブは、上記600合金よりもクロムの含有量が多い690合金で形成したが、管及びスリーブの材質は、当然これらに限定する必要はない。改質対象である管よりも、クラッド材であるスリーブが応力腐食割れに対してより良好な耐蝕性を有する関係があれば上記実施の形態のものに限定する必要はない。 【0029】 【発明の効果】以上実施の形態とともに具体的に説明した通り、〔請求項1〕に記載する発明は、外周面を介して溶接により固定されている管の内周面に、その開口端から上記溶接による残留応力が発生している部分に至るリング状の凹部を形成し、さらに上記管の材料よりも応力腐食割れに対してより大きな耐蝕性を有する円筒状のスリーブを、上記管の開口端から挿入して上記残留応力が発生している部分に嵌め込み、その後このスリーブの内部空間にレーザ溶接工具を挿入し、このレーザ溶接工具を当該管の中心軸回りに回転しつつレーザ光を上記スリーブの内周面側から照射することによりこのスリーブで管の内周面にクラッド層を形成するので、管の内周面の内、溶接による残留応力を発生している部分に限定して、この部分を保護するようクラッド層を形成することができる。しかも、このとき形成されるクラッド層は、管の内周面と面一になる。この結果、本発明によれば、スリーブにより、確実に管の内周面の応力腐食割れを確実に防止することができる。このとき、クラッド層が管の内周面と面一であるので、流体に対する抵抗となることもない。 【0030】〔請求項2〕に記載する発明は、外周面を介して溶接により固定されている管の内周面に、その開口端から上記溶接による残留応力が発生している部分に至るリング状の凹部を形成し、さらに上記管の材料よりも応力腐食割れに対してより大きな耐蝕性を有する円筒状のスリーブを、上記管の開口端から挿入して上記凹部の全長に亘り嵌め込み、その後このスリーブの内部空間にレーザ溶接工具を挿入し、このレーザ溶接工具を当該管の中心軸回りに回転しつつレーザ光を上記スリーブの内周面側から照射することによりこのスリーブで管の内周面にクラッド層を形成するので、〔請求項1〕に記載する発明と同様の作用効果を奏する。 【0031】〔請求項3〕に記載する発明は、〔請求項2〕に記載する管内周面の改質方法において、レーザ光はスリーブの両端部のみに照射し、この部分のみを溶融させて管に溶着させたので、〔請求項2〕に記載する発明と同様の作用効果を奏するばかりてなく、溶接部の範囲が小さいので、その分溶接作業を迅速に行うことができる。 【0032】〔請求項4〕に記載する発明は、外周面を介して溶接により固定されている管の内周面で、且つ上記溶接による残留応力が発生している部分にリング状の凹部を形成し、さらに上記管の材料よりも応力腐食割れに対してより大きな耐蝕性を有し、且つ一部に切欠きを有してその径を拡縮可能に形成した円筒状のスリーブを、上記管の開口端から挿入して上記凹部に嵌め込み、その後このスリーブの内部空間にレーザ溶接工具を挿入し、このレーザ溶接工具を当該管の中心軸回りに回転しつつレーザ光を上記スリーブの内周面側から照射することによりこのスリーブで管の内周面にクラッド層を形成するので、〔請求項1〕に記載する発明と同様の効果を奏するばかりでなく、管に形成する凹部の面積を最小限にすることができ、凹部を形成することによる、管の強度の低下を最小限に抑えることができる。 【0033】〔請求項5〕に記載する発明は、外周面を介して溶接により固定されている管の内周面で、且つ上記溶接による残留応力が発生している部分に、上記管の材料よりも応力腐食割れに対してより大きな耐蝕性を有する円筒状のスリーブを、上記管の開口端から挿入して嵌め込むとともに、その後このスリーブの内部空間にレーザ溶接工具を挿入し、このレーザ溶接工具を当該管の中心軸回りに回転しつつレーザ光を上記スリーブの内周面側から照射することによりこのスリーブで管の内周面にクラッド層を形成するので、〔請求項1〕に記載する発明と同様の効果を奏するばかりでなく、管は加工する必要がないので、最も迅速に当該保全作業を実施することができ、その分保全費用も最小に抑えることができる。 【0034】〔請求項6〕に記載する発明は、〔請求項1〕乃至〔請求項5〕の何れか一つに記載する管内周面の改質方法において、管はニッケル基合金で形成したものであり、またスリーブは管よりもクロムの含有量が多い他のニッケル基合金で形成したものを用いるので、上記〔請求項1〕乃至〔請求項5〕に記載する発明の効果を、具体的に担保し得る。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006208 【氏名又は名称】三菱重工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年9月20日(2000.9.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100078499 【弁理士】 【氏名又は名称】光石 俊郎 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−90494(P2002−90494A) |
| 【公開日】 |
平成14年3月27日(2002.3.27) |
| 【出願番号】 |
特願2000−284751(P2000−284751) |
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