| 【発明の名称】 |
2つの開放容器間において対象物を転送するためのデバイスおよび方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】ジャック・エロー
【氏名】ドゥニ・グレモー
【氏名】ダニエル・ブリュラール
【氏名】ジャン−ジャック・マルグロン
【氏名】セルジュ・シャブロル
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| 【要約】 |
【課題】便利で単純な転送デバイスの提供。
【解決手段】上面が開口したフラットな容器(15,16)どうしの間において対象物(17)を転送するためのデバイスであって、水平方向軸回りに回転するトレー(3)と;トレー(3)の少なくとも一方の面上に配置されるとともに、2つのスリットを形成する凸状カバー(5)と;トラック(1,2)と;トラックとトレーとの間にわたって容器を受け渡しするための駆動手段と;トレーの回転時に、容器をトレー上における所定位置に保持するための保持手段と;を具備している。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 上面が開口したフラットな容器(15,16)どうしの間において対象物(17)を転送するためのデバイスであって、水平方向軸回りに回転するトレーと;該トレー(3)の少なくとも一方の面上に配置されるとともに、前記トレー(3)との間に2つのスリット(6,7)を形成する凸状カバー(5)と;それぞれ対応する前記スリット(6,7)のところにおいて終端するトラック(1,2)と;該トラックと前記トレーとの間にわたって前記容器を受け渡しするための駆動手段と;前記トレーが回転途中とされた時におよび前記トレーが回転された時に、前記容器を前記トレー上における所定位置に保持するための保持手段と;を具備することを特徴とする対象物転送デバイス。 【請求項2】 請求項1記載の対象物転送デバイスにおいて、前記駆動手段が、前記トレーに付設されたスライドフォーク(11,12)であることを特徴とする対象物転送デバイス。 【請求項3】 請求項1記載の対象物転送デバイスにおいて、前記トラックが、前記トレーに対して鉛直方向に移動自在とされていることを特徴とする対象物転送デバイス。 【請求項4】 請求項1記載の対象物転送デバイスにおいて、前記駆動手段が、前記容器が前記トレー上における所定位置に配置された時に前記容器の後方エッジが前記スリットのところに位置するように、構成されていることを特徴とする対象物転送デバイス。 【請求項5】 請求項1記載の対象物転送デバイスにおいて、前記トレーの両面に凸状カバー(5,8)を具備し、これら両カバーが、前記トラックの一方(1)の側において、それぞれ互いに異なる容器(15,25)を収容し得るように構成されていることを特徴とする対象物転送デバイス。 【請求項6】 請求項1記載の対象物転送デバイスにおいて、前記凸状カバーが、2つの直線状端部部分(28,31)と、中間湾曲部分(29)と、を有し、前記スリット(6,7)間において急激な傾斜変化がないものとされていることを特徴とする対象物転送デバイス。 【請求項7】 上面が開口したフラットな容器(15,16)どうしの間において対象物(17)を転送するためのデバイスを使用した対象物転送方法であって、前記デバイスが、水平方向軸回りに回転するトレーと;該トレー(3)の少なくとも一方の面上に配置されるとともに、2つのスリット(6,7)を形成する凸状カバー(5)と;前記トレーと前記カバーとの間における前記スリット(6,7)のところにおいて終端するトラック(1,2)と;該トラックと前記トレーとの間にわたって前記容器を受け渡しするための駆動手段と;前記トレーが回転途中とされた時におよび前記トレーが回転された時に、前記容器を前記トレー上における所定位置に保持するための保持手段と;を具備してなる場合に、対象物(17)を収容した第1容器(15)を第1トラック(1)上に配置するとともに、第2容器(16)を第2トラック(2)上に配置し;双方の容器(15,16)を、前記凸状カバー(5)の下方へと移動させ;前記トレー(3)を1回転させ;双方の容器を、前記トレーから取り出す;ことを特徴とする対象物転送方法。 【請求項8】 請求項7記載の対象物転送方法において、前記デバイスが、前記トレーの両面に凸状カバー(5,8)を具備し、これら両カバーが、前記トラックの一方(1)の側において、それぞれ互いに異なる容器(15,25)を収容し得るように構成されている場合に、前記第1トラック(1)上に、前記第1容器に代えて第3容器(25)を配置し;前記トレーを半回転させ;前記第2容器および前記第3容器を、他方の凸状カバー(8)の下方へと移動させ;前記トレー(3)に対して、前記第1回目の1回転とは逆向きに、第2回目の1回転を行い;前記両容器を、前記トレーから取り出す;ことを特徴とする対象物転送方法。 【請求項9】 請求項8記載の対象物転送方法において、前記第2トラック(2)に隣接して、焼成後に収縮するような例えば核燃料ペレットといったような対象物を焼成するための炉を配置し、前記第3容器(25)を、前記第1容器(15)よりも小さなものとすることを特徴とする対象物転送方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、開放容器どうしの間において対象物を転送するためのデバイスおよび対応する方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術および発明が解決しようとする課題】様々な操作を行うために対象物を転送する必要がある場合が存在する。本出願人は、核燃料ペレットの焼成を想定している。大量の核燃料ペレットが、製造ラインを循環されているとともにリム付きの上面が開口したトレー内に配置される。これらトレーは、通常はスチールから形成されている。しかしながら、この金属が処理温度に耐えることができないことにより、焼成に際して転送が必要となる。これは、例えばモリブデンといったようなより耐熱性の高い材料からなる容器へと、容器を一時的に交換する必要があるからである。手動での転送は、全く効率的ではなく、転送は、丹念に行われなければならず、脆い性質の対象物にダメージを与えないよう注意深く行う必要がある。いずれにしても、ペレットが放射性であることにより、手動での転送を行うことはできない。 【0003】この場合、ペレットの落下高さを大きなものとする必要がないような便利で単純な転送デバイスが、要望される。これが本発明の主題である。しかしながら、本発明は、他の分野に適用することもできる。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明によるデバイスは、回転トレーと、トレーの少なくとも一方の面上に配置されるとともに、トレーとの間に互いに対向する2つのスリットを形成する凸状カバーと、それぞれ対応するスリットのところにおいて終端するトラックと、トラックとトレーとの間にわたって容器を移動させるための駆動手段と、トレーが回転途中とされた時におよびトレーが回転された時に、容器をトレー上における所定位置に保持するための保持手段と、を具備している。 【0005】 【発明の実施の形態】本発明の他の見地は、添付図面を参照しつつ以下の詳細な説明を読むことにより、明瞭となるであろう。 【0006】図1において、転送デバイスは、本発明が適用される技術分野に応じてコンベヤの一部やエレベータトレー等といったように様々な特性のものとすることができる2つのトラック(1,2)の間に、配置されている。この転送デバイスは、主に、水平方向軸回りに回転するトレー(3)を備えている。トレー(3)は、モータ(4)が、トレー(3)の側部に配置されたディスク(32)をギヤを介して回転駆動することにより、回転される。凸状カバー(5)が、トレー(3)の上面の上方にわたって延在している。凸状カバー(5)とトレー(3)とは、互いに対向する2つのスリット(6,7)を規定している。これらスリット(6,7)は、トラック(1,2)上において開口している。トレー(3)の下面の下方には、下側カバー(8)が延在していることに注意されたい。これにより、同様のスリット(9,10)が、トラック(1,2)の下方において延在している。この構成の意味合いについては後述する。さらに、デバイスによっては、2つのフォーク(11,12)が、スリット(6,7)から突出することができ、さらに、トラック(1,2)上をスライドすることができる。各フォーク(11,12)は、トレー(3)の長さ方向エッジに対して平行とされた一対をなす2つのスライドアーム(13)と、両スライドアームの端部において互いに向けて延出された2つのピン(14)と、を有している。ここで、2つのピン(14)は、言わば、両アーム(13)によって形成される空間を閉塞しようとしている。図示しないものの、同様のフォークが、トレー(3)の下面側に配置されたスリット(9,10)にも設けられている。 【0007】次に、図2〜図8を参照して、本発明の動作について説明する。本方法の最初の時点では(図2)、2つの容器(15,16)は、それぞれトラック(1,2)上に配置されている。ここで、2つの容器のうちの一方は、核燃料ペレット(17)によって充填されており、他方は、空とされている。予め、フォーク(11,12)が引っ張り出され、トラック(1,2)が持ち上げられている。これにより、容器(15,16)を、両アーム(13)間の所定位置内に保持し得るものとされている。 【0008】次のステップにおいては(図3)、フォーク(11,12)を引っ込めて、容器(15,16)をトラック(1,2)から引き離して、容器(15,16)を、トレー(3)上に位置している凸状カバー(5)の下方へと取り込む。この場合、スリット(6,7)が閉塞される。これは、フォーク(11,12)が、容器(15,16)の後方エッジ(18)がスリットを横切った位置に配置し得るように、構成されているからである。 【0009】トレー(3)およびその内容物は、その後、回転を受ける。この場合、まず最初に、容器(15)が底部に位置する。これにより、ペレット(17)は、トレーから離れ、凸状カバー(5)がなす凹状内面上へと転がる(図4)。その後、トレー(3)が、上下にひっくり返った状態とされ、これにより、ペレット(17)は、カバー(5)の凹状内面上を転がり続ける(図5)。その後、トレー(3)が直立状態とされ、これにより、ペレット(17)は、カバー(5)の端部へと到達することによって転がり移動を終了する(図6)。そして、トレー(3)が再度水平状態とされ、これにより、ペレット(17)は、第2の容器(16)内へと入り込む(図7)。その後、フォーク(15,16)を引っ張り出すことにより、容器(15,16)は、デバイスから引き出され、トラック(1,2)上の元の位置へと戻される。ただし、ペレット(17)がなす内容物は、元の容器から他の容器へと既に移し替えられている。 【0010】図9は、凸状カバー(5)が、トレー(3)がひっくり返されたときに容器(15,16)の落下を防止し得るよう、容器(15,16)の側部を支持するための内部リブ(19)を有することができることを示している。また、スリット(6,7)の上方には、ペレット(17)がスリットのこのコーナー部分にひっかかってしまわないよう(拘束されてしまわないよう)、リム(20)が設けられている。他の予防措置を講じることができる。つまり、トレー(3)が水平状態へと戻される前にペレット(17)が第2容器(16)内においてうまく分散するように、1ターン後に、トレー(3)に対して付加的な駆動を印加することができる。ディスク(32)には、必要な位置決めセンサまたは位置ズレ検出センサが設けられる。フォーク(11,12)は、無端チェイン機構によって、あるいは、ラックピニオン機構によって、あるいは、他の機構によって、駆動することができる。その場合、トレー(3)上に固定されたモータ(33)が、ギヤ(34)を回転駆動し、これにより、フォーク(11または12)に対して固定された機構(35)が線形駆動される。 【0011】他のカバー(8)は、転送すべき対象物が戻り移動を受ける場合に、使用することができる。特に、耐熱性容器(16)内に収容されたペレット(17)が、トラック(2)に隣接して配置された炉内において焼成され、その後、トラック(1)へと戻されてさらなる製造プロセスが行われるといったような、本出願人が想定している応用の場合に、使用することができる。さらに、この焼成操作によって、ペレット(17)が収縮し、体積が小さくなる。このため、下側カバー(8)の形状は、第1カバー(5)とは異なる形状とすることができ、平面視において矩形ではなく台形とすることができ、トラック(2)からトラック(1)へと向かうにつれて小さくなるものとすることができる(図10)。 【0012】本出願人が想定しているような2つのカバー(5,8)を使用した戻り転送方法は、図2〜図8を参照して説明したのと同様にして開始される。しかしながら、その場合、トレー(3)は、半回転され、カバー(8)が上側に位置するものとされる。第3容器(25)をトレー(3)上にセットした後に、図2〜図8のプロセスが繰り返される。第3容器(25)は、トラック(1)側に配置される、すなわち、第1容器(15)が配置されていたところに配置される。その後、トレー(3)およびカバー(8)を完全に1回転させる。これにより、焼成済みのペレット(17)が、カバー(8)の凹状エッジに沿って転がり、第1容器(15)よりも狭い(あるいは、全体的に小さい)ものとされた第3容器(25)内へと入り込む。これにより、第3容器が、ペレットによって完全に充填される。明らかなように、ペレット(17)の戻り移動が図2〜図8に示す向きとは逆向きであることから、回転方向も逆向きとされる。図示しないものの、カバー(8)に関しての、フォークの引き出し移動によって、デバイスから容器(16,25)が引き出され、所定場所へと搬送される。 【0013】転送方法のいくつかの変形例においては、いくつかの容器を、より小さな一群をなす複数の容器によって代替することができる。これにより、転送対象物を、再構成または再分散させることができる。これら小さめの容器は、デバイスの幅方向に沿って互いに隣接配置され、フォーク(11,12)によって同時に搬送(駆動)される。また、カバー(5,8)の幅は、適用される容器または一群をなす容器に応じて、選択される。 【0014】図11は、回転機構の外形形状の詳細を示している。凸状カバー(5,8)は、互いに同様のものであり、互いに点対称に(トレー(3)の回転軸に関して対称に)配置される。カバー(5,8)は、入口スリット(6または9)から出口スリット(7または10)にわたって、23.75°で傾斜した直線状部分(28)と、カバー(5,8)の中央湾曲に対応した湾曲部分(29)と、変曲点(30)と、先の直線状部分よりも小さな傾斜(11°)でもって傾斜した短い第2の直線状部分(31)と、を有している。外形形状の傾斜には、急激な変化は存在していない。入口スリットの高さは、67.5mmであり、出口スリットの高さは、57.5mmである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591015050 【氏名又は名称】カンパニー・ジェネラル・デ・マティエーレ・ニュークリエーレ
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| 【出願日】 |
平成14年1月7日(2002.1.7) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100064908 【弁理士】 【氏名又は名称】志賀 正武 (外7名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−257982(P2002−257982A) |
| 【公開日】 |
平成14年9月11日(2002.9.11) |
| 【出願番号】 |
特願2002−921(P2002−921) |
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