| 【発明の名称】 |
X−Yステージ用モータ式駆動装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】マイケル・アール・バスキー
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| 【要約】 |
【課題】改良されたモータ式駆動装置を有するX−Yステージ提供すること。
【解決手段】本発明によるX−Yステージ10は、駆動バーを挟んで両側に配置された2つの駆動モータ16,18を備えている。駆動モータ16,18は、可動ステージ搬器14に取付けられており、駆動バーに駆動力を作用させることにより可動ステージ搬器14がスライド移動する。駆動力は互いに対面し、ステージ搬器14の移動方向に対して横断方向を向く駆動力成分がバランスし、こうして可動ステージ搬器14の捩れ現象が最小化される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 固定ベースプレートと;該固定ベースプレートにスライド可能状態で取付けられて一座標軸方向にスライド可能とされた可動ステージ搬器と;前記ベースプレート及び前記ステージ搬器のいずれか一方に取付けられた第1・第2駆動面と;前記ベースプレート及び前記ステージ搬器の他方に取付けられ、それぞれ前記第1・第2駆動面に当接し前記ステージ搬器に第1・第2駆動力を付与して前記ステージ搬器を前記ベースプレートに対して移動させる第1・第2駆動モータと;を備えたX−Yステージであって、前記第1・第2モータは、前記ステージ搬器の移動方向に対して横断方向を向く前記第1・第2駆動力の各成分が、互いに反対方向を向いて前記搬器に付与されるように配置されていることを特徴とするX−Yステージ。 【請求項2】 前記第1・第2駆動面は、前記ベースプレートに取付けられていることを特徴とする請求項1に記載のX−Yステージ。 【請求項3】 前記第1・第2駆動力の横断成分は、一軸線に沿って付与されることを特徴とする請求項1に記載のX−Yステージ。 【請求項4】 前記第1モータは、前記ベースプレートに取付けられていることを特徴とする請求項1に記載のX−Yステージ。 【請求項5】 前記第2モータは、前記ベースプレートに取付けられていることを特徴とする請求項4に記載のX−Yステージ。 【請求項6】 前記ベースプレートは、概して平坦な底部と、上方に向けて突出した駆動バーと、を備え、該駆動バーは、前記第1駆動モータと前記第2駆動モータとの間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のX−Yステージ。 【請求項7】 前記駆動バーは、前記第1モータに対面する前記第1駆動面を備えていることを特徴とする請求項6に記載のX−Yステージ。 【請求項8】 前記駆動バーは、前記第2モータに対面する前記第2駆動面を備えていることを特徴とする請求項7に記載のX−Yステージ。 【請求項9】 少なくとも1つの溝を有しかつ前記ベースプレートに取付けられた少なくとも1つのレールと、前記ステージ搬器に取付けられたローラベアリングと、をさらに備え、前記ステージ搬器は、前記レールの前記溝内に回転係合状態で配置された前記ローラベアリングによって、前記ベースプレートに対してスライド可能に取付けられていることを特徴とする請求項1に記載のX−Yステージ。 【請求項10】 前記ベースプレートは、概して平坦な底部と、上方に向けて突出した駆動バーと、をさらに備え、前記レールは前記底部に取付けられ、前記第1駆動モータは、前記レールを前記駆動バーとの間に配置されていることを特徴とする請求項9に記載のX−Yステージ。 【請求項11】 前記レールは、前記駆動バーに対して略平行であることを特徴とする請求項9に記載のX−Yステージ。 【請求項12】 前記第1・第2駆動力の互いに反対方向を向く前記各成分同士は略等しいことを特徴とする請求項1に記載のX−Yステージ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、直交する2方向の少なくとも一方に沿ってX−Yステージを駆動するためのモータ式駆動装置に関するものであり、より詳しく言えば、ステージが駆動される際に捩れを生じる傾向にある力をバランスさせる装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】X−Yステージとして知られる従来の機構においては、2つの直交する座標軸の一方に沿って第1ステージを制御しながら移動させる直線スライド式駆動装置が設けられている。一般的に、第1ステージには、スライド可能状態で第2ステージが取付けられている。2つの座標軸方向への2つのステージの移動を組合せることによって、平面内における任意の点への移動が実現可能である。 【0003】図1を参照すると、ここには従来のX−Yステージを符号1で示している。このX−Yステージは、モータ3を取付けるためのモータ取付基部2を備えている。さらに、細長ステージ基部4が、モータ取付基部2に固定されるか、またはモータ取付基部2と一体に形成されている。ステージ基部4には、周知の方式によって、ステージ搬器5がスライド可能状態で取付けられている。ステージ基部4にはレール6が固定されている。レール6に形成された溝8内には、ステージ搬器5の脚部9に対面するローラベアリング7が設けられている。脚部7の内側面はローラベアリング7と回転係合状態にある。ステージ搬器5の縁部に沿って駆動プレート6が取付けられ、駆動モータ3に対面している。駆動モータ3は、当技術分野における周知の方式によって駆動プレート6と係合するように構成され、固定されたモータ取付基部2及びステージ基部4に対するステージ搬器5の移動を制御する。 【0004】ステージ搬器5は、ステージ基部4の長手方向軸に沿った一直線方向に移動可能である。この一直線方向とは、例えば1つの座標軸Xに相当する。X−Yステージ1には、同様の第2ステージ(図示せず)を組合せてもよく、この場合、第2ステージの移動方向は、例えばX軸と直交するY軸方向とされ、こうして、X軸、Y軸両方向への制御された移動を実現することができる。 【0005】モータ3及び駆動プレート6は、イスラエル国 Yokneam に所在のNanomotion社から型式No.SP8V-02として入手可能である。駆動プレート6は、駆動プレート6と駆動モータ3との間の摩擦接触を助長するような面を備えている。例えば、Nanomotion社から入手可能な駆動プレート6は、酸化アルミニウムを用いて形成されており、こうして、駆動モータ3による精密な位置制御を可能にする高精度研摩面が実現されている。加えて、駆動モータ3はモータフィンガ3aを介して駆動プレート6に継続的に接触しており、従って駆動モータ3はステージ搬器5に起動力を伝達するだけでなく、制動力も伝達する。ステージ搬器5は駆動モータ3の作動に従って移動することが望ましい。このようにして、ステージ搬器5の移動量及び移動速度が自由に制御可能となる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図1に示す装置は著しい欠点を有している。1台の駆動モータを用いることは、駆動モータ3とステージ搬器5との接点で伝達されるステージ搬器5の横断方向の力にアンバランスを生じさせる。すなわち、モーメントが生じてステージ搬器に捩れを与えたり、さらには固着を生じさせたりする可能性がある。その結果、スライド搬器の直線的移動の精度が低下し、ステージ搬器移動の精密制御(すなわち、停止/移動開始)能力も低下する。 【0007】本発明の目的は、X−Yステージに使用される改良されたモータ式駆動装置を提供することである。 【0008】本発明の他の目的は、X−Yステージに使用され、力を均衡させてステージ搬器の捩れを防止できるモータ式駆動装置を提供することである。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明に係る上記課題及びその他の課題は、本発明の一側面としてのX−Yステージにより解決される。すなわち、本発明によるX−Yステージは、固定ベースプレートと、該ベースプレートに対しスライド可能に取付けられた可動ステージ搬器とを備え、該ステージ搬器は一座標軸方向にスライド可能とされている。ベースプレート及びステージ搬器のいずれか一方には第1・第2駆動面が取付けられ、ベースプレート及びステージ搬器の他方には第1・第2駆動モータが取付けられている。第1・第2駆動モータは、それぞれ第1・第2駆動面に当接してステージ搬器にそれぞれ第1・第2駆動力を作用させ、ベースプレートに対してステージ搬器を移動させる。第1・第2駆動モータは、ステージ搬器の移動方向に対して横断方向を向く第1・第2駆動力の各成分が、互いに反対方向を向いて搬器に付与されるように位置決めされている。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。 【0011】図2に示すように、X−Yステージには参照符号10を付している。X−Yステージ10は、ベースプレート12と、ベースプレート12にスライド可能に取付けられたステージ搬器14と、第1・第2駆動モータ16,18とを備えている。ステージ搬器14は、一座標軸に対応した直線運動を行うように構成されている。 【0012】ベースプレート12は、図3において両矢印Mで示すステージ搬器の移動方向に長く延在している。ベースプレート12は、平坦底部20と、駆動バー22を取付けるための上方突出取付面21とを備えている。駆動バー22は、好ましくは、底部20と同じ長さに延在しかつ均一な矩形断面を有し、駆動面24,26を備えている。駆動モータ16,18は、前述した従来技術における駆動モータ3と同じであることが好ましい。駆動バー22は、駆動プレート6について前述したように、酸化アルミニウム材から形成することが好ましい。一定断面の駆動バー22を有していることにより、駆動モータ16,18は、駆動バー22の作動全長にわたり均一の駆動力を作用させることができる。駆動バー22は、取付面21に、ねじ締結することが好ましい。X−Yステージが真空中で用いられる場合には、接着剤の使用は避けるべきである。なぜなら、接着剤はガスを発散する傾向があるからである。 【0013】第1・第2駆動モータ16,18はステージ搬器14に堅固に固定されている。駆動バー22は第1駆動モータ16と第2駆動モータ18との間に配置され、両駆動モータ16,18は、駆動面24,26に当接するモータフィンガ36を介して駆動力を駆動バー22に伝達するように配置されている。さらに、第1・第2駆動モータ16,18は、ステージ搬器14の移動方向を横断する方向の駆動力成分が互いに反対を向いて駆動バー22に付与されるように配置されており、こうしてステージ搬器への反作用力が均衡される。対向する力は実質的に等しいので、駆動モータによりステージ搬器の横断方向に作用する力が均衡し、ステージ搬器が捩れたり、固着したりすることはない。 【0014】図3は、駆動モータ16が左向きの駆動力FLを駆動バー22に付与する一方で、駆動モータ18が右向きの駆動力FRを付与する様子を示している。駆動力FL,FRは、単一の軸線、例えばX軸に沿って付与されることが好ましい。駆動力FL,FRは、駆動モータ16,18によって生起される合力であってもよいことを理解されたい。例えば、第1駆動モータ16は、方向Mに沿って離間しかつ第1駆動面24に当接する2セットのモータフィンガ36を備えていてもよい。駆動力FLは、駆動ローラ36によって付与される2つの力F′LとF″Lとの合力である。 【0015】第1・第2駆動モータ16,18は、駆動モータ制御装置MCによって制御される。前述した好ましい駆動モータのための駆動モータ制御装置もまた、Nanomotion 社から入手可能である。 【0016】図2を参照すると、ステージ搬器14は、当業者には公知の技術を用いて、ベースプレート12に対しスライド係合状態とされている。非限定的な一形態として、X−Yステージの各側部に、ベースプレート12に取付けられたレール38を少なくとも1つ配置してもよい。レール38の上部には溝40が形成され、ステージ搬器14に取付けられたローラベアリング42が溝40に受容されて、回転係合を形成している。レール38は2本設けられ、第1・第2駆動モータ16,18は、それぞれ、駆動バー22と2本のレール38のうちの1本との間に配置されていることが好ましい。複数のレール38は、駆動バー22に対して平行に配置されているとさらに好ましい。対面するスライド面同士の接触を防止するために、例えば駆動バー22とステージ搬器14との間の隙間44のような、種々の隙間が設けられている。 【0017】以上、本発明に係る好ましい一実施形態を詳細に説明してきたが、該実施形態に種々の改良を加えることが可能であることは当業者には明らかである。例えば、X−Yステージ10は種々の用途に使用可能であり、用途によっては、駆動モータを可動ステージ搬器ではなく、固定ベースプレートに取付けることが好ましい。この場合、駆動バーが可動ステージ搬器に固定される。他の変更形態として、2セット以上の対向モータを使用することが考えられる。このように構成すると、速度を高めること、及びステージの剛性を高めることが可能である。例えば、X方向ステージに2セットのモータを設け、X方向ステージ上に装着されるY方向ステージに1セットのモータを設けてもよい。さらなる変更形態として、駆動バーに用いられている1本の酸化アルミニウム製バーを他の材料に置き換え、駆動モータが当接する駆動面に酸化アルミニウム板を取付けてもよい。上記変更形態、及びその他の変更形態は、特許請求の範囲で規定される本発明の範囲に含まれる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】501018324 【氏名又は名称】シュラムバーガー・テクノロジーズ・インコーポレイテッド 【氏名又は名称原語表記】SCHLUMBERGER TECHNOLOGIES, INC.
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| 【出願日】 |
平成13年9月17日(2001.9.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100064908 【弁理士】 【氏名又は名称】志賀 正武 (外7名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−181972(P2002−181972A) |
| 【公開日】 |
平成14年6月26日(2002.6.26) |
| 【出願番号】 |
特願2001−282169(P2001−282169) |
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