| 【発明の名称】 |
XYテーブルおよびリペア装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】品川 日出男
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| 【要約】 |
【課題】XYテーブルの薄型化と軽量化とを図る。
【解決手段】角形フレーム2に形成された矩形スペース3内にテーブル6を収容し、そのテーブル6をフレーム2の対向する一対の辺枠2a、2bに沿って移動自在に支持する。テーブル6上にステージ10を配置し、そのステージ10をテーブル6の移動方向に対して直交する方向に移動自在に支持する。対向する一対の辺枠2a、2bの内面両端部にプーリP1 乃至P4 を回転自在に設け、各辺枠2a、2bの一端部のプーリP1 、P3 にモータM1 、M2 を接続する。テーブル6の上面四隅部にプーリP5 乃至P8 を回転自在に設け、このプーリP5 乃至P8 とフレーム2に設けられたプーリP1 乃至P4 との間に、テーブル6上において2条の直線走行部12a、12bが形成されるようロープ12をかけ渡し、一方の直線走行部12aの一部をステージ10に固定し、前記2台のモータM1 、M2 の回転方向の制御によってステージ10およびそのステージ10を支持するテーブル6を移動させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 矩形スペースを有する角形のフレームと、そのフレームの矩形スペース内に収容され、フレームの対向する一組の辺枠の長さ方向に移動可能に支持されたテーブルと、そのテーブル上においてテーブルの移動方向と直交する方向に移動自在に支持されたステージとを有し、前記フレームの対向する一組の辺枠の内面両端部に水平な軸心を中心として回転可能なプーリを設け、前記辺枠の一端部に設けられたプーリのそれぞれにモータを接続し、前記テーブルの上面四隅部に垂直な軸心を中心として回転可能なプーリを設け、このテーブル上のプーリと、前記フレームの一対の辺枠に支持されたプーリ間に、前記テーブル上においてテーブルの両端方向に長く延びる2条の直線走行部が形成されるようロープをかけ渡し、一方の直線走行部の一部を前記ステージに固定したXYテーブル。 【請求項2】 前記テーブルの上面にテーブルの両端方向に長く延びる2条のレールを設け、前記ステージには各レールに載置される回転自在の複数のローラを設けた請求項1に記載のXYテーブル。 【請求項3】 前記フレームの対向する一組の辺枠の内面に沿って前記テーブルの両端部を移動自在に支持するローラチェーンを取付けた請求項1又は2に記載のXYテーブル。 【請求項4】 架台上に平行2条の第1レールを設け、この第1レールに沿って移動自在に支持された第1のテーブル上に、前記第1レールに対して直交する方向に長く延びる平行2条の第2レールを設け、この第2レールに沿って移動自在に支持された第2のテーブル上にブラケットを固定し、そのブラケットに前記第2テーブルの移動方向前面に上下方向に延びる平行2条の第3レールを設け、その第3レールに欠陥検出カメラが支持される第3のテーブルを昇降自在に支持し、前記架台上には平行2条の第1レール間に請求項1に記載のXYテーブルを固定し、そのXYテーブルのフレーム上に前記ワークを支持するワークテーブルを取付け、前記XYテーブルのステージでワークテーブル上に載置されるワークの下方から光を照射するライトを支持したリペア装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、主として、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等のフラットパネルディスプレイの関連部品の修正に用いられるXYテーブルおよびそのXYテーブルを用いたリペア装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等のフラットパネルディスプレイにおける基板(ワーク)の欠陥修正に際してリペア装置が用いられる。このリペア装置は、例えば、特開2000−9661号公報に記載されているように、ワーク上に欠陥検出カメラを設置し、その欠陥検出カメラによってワークの欠陥部を検出するようにしている。このとき、ワークの下方に透過照明(バックライト)を設けてワークを照明するようにしている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、従来から知られているリペア装置においては、欠陥検出カメラおよびバックライトを固定とし、ワークを移動させて欠陥部を検出するようにしている。この場合、リペア装置のベース部は、ワーク寸法の2倍以上の広さが必要となり、リペア装置が大型化して広い設置スペースを必要とし、また、重量も重く、輸送の際の取り扱いが困難であるという不都合があった。 【0004】この発明の課題は、フラットパネルディスプレイの関連部品を修正するリペア装置の小型化および軽量化を図ることができるXYテーブルおよびそのXYテーブルを用いたリペア装置を提供することである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するため、この発明に係るXYテーブルにおいては、矩形スペースを有する角形のフレームと、そのフレームの矩形スペース内に収容され、フレームの対向する一組の辺枠の長さ方向に移動可能に支持されたテーブルと、そのテーブル上においてテーブルの移動方向と直交する方向に移動自在に支持されたステージとを有し、前記フレームの対向する一組の辺枠の内面両端部に水平な軸心を中心として回転可能なプーリを設け、前記辺枠の一端部に設けられたプーリのそれぞれにモータを接続し、前記テーブルの上面四隅部に垂直な軸心を中心として回転可能なプーリを設け、このテーブル上のプーリと、前記フレームの一対の辺枠に支持されたプーリ間に、前記テーブル上においてテーブルの両端方向に長く延びる2条の直線走行部が形成されるようロープをかけ渡し、一方の直線走行部の一部を前記ステージに固定した構成を採用している。 【0006】上記のように構成すれば、プーリを駆動する2台のモータの回転方向を制御することにより、ステージを支持するテーブルをフレームの対向する一組の辺枠に沿って平行移動させることができると共に、ステージをそのテーブルの移動方向と直交する方向に移動させることができる。 【0007】ここで、テーブルの上面にテーブルの両端方向に長く延びる2条のレールを設け、ステージには各レールに載置される回転自在の複数のローラを設けると、ステージをテーブルの移動方向と直交する方向に円滑に移動させることができる。 【0008】また、フレームの対向する一組の辺枠の内面に沿って前記テーブルの両端部を移動自在に支持するローラチェーンを取付けることにより、テーブルを対向する一組の辺枠に沿って円滑に移動させることができると共に、複数のローラを辺枠の長さ方向に間隔をおいて1つずつ取付ける場合に比較して、ローラの設置がきわめて容易である。 【0009】この発明に係るリペア装置においては、架台上に平行2条のレールを設け、この第1レールに沿って移動自在に支持された第1のテーブル上に、前記第1レールに対して直交する方向に長く延びる平行2条の第2レールを設け、この第2レールに沿って移動自在に支持された第2のテーブル上にブラケットを固定し、そのブラケットに前記第2テーブルの移動方向前面に上下方向に延びる平行2条の第3レールを設け、前記第3レールに欠陥検出カメラが支持される第3のテーブルを昇降自在に支持し、前記架台上には平行2条の第1のレール間に前記発明のXYテーブルを固定し、そのXYテーブルのフレーム上に前記ワークを支持するワークテーブルを取付け、前記XYテーブルのステージでワークテーブル上に載置されるワークの下方から光を照射するライトを支持した構成を採用したのである。 【0010】上記のように構成すると、第3テーブルで支持される欠陥検出カメラを一つの平面上において直角な2方向に移動させることができると共に、上下方向にも移動させることができ、また、ライトを支持するステージを前記欠陥検出カメラの移動に対応して一つの平面上において直角な2方向に移動させることができる。 【0011】このため、フラットパネルディスプレイの基板をワークテーブル上に載置した固定の状態で基板の欠陥部を検出することができ、基板を移動させて欠陥部を検出するリペア装置に比較して、装置の小型化、軽量化を図ることができる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はXYテーブル1を示す。このXYテーブル1はフレーム2を有し、そのフレーム2は4本の辺枠2a乃至2dを角形に組み合わせており、その辺枠2a乃至2dの内側に矩形スペース3が形成されている。 【0013】フレーム2の対向する一組の辺枠2a、2bの内面には、上記辺枠2a、2bの上面に段差をもってローラ支持面4が設けられている。ローラ支持面4は各辺枠2a、2bの長さ方向に延び、そのローラ支持面4に多数のローラ5aを有するローラチェーン5が取付けられている。 【0014】フレーム2に形成された矩形スペース3内には、対向する一組の辺枠2a、2bの内面間に納まる長さの細長いテーブル6が組込まれている。 【0015】図3に示すように、テーブル6は下面の両端部に案内溝7が形成され、その案内溝7にローラチェーン5のローラ5aの外周上部が嵌り込んでいる。また、テーブル6の下面にはローラチェーン5のローラ5aの外周下部に対する接触によってテーブル6の浮き上がりを防止する防止片8が設けられている。 【0016】上記テーブル6は、前記ローラチェーン5の支持によって図1の矢印方向(以下、X軸方向という)に移動自在とされ、その上面にはテーブル6の移動方向に対して直交する方向(以下、Y軸方向という)に長く延びる平行2条のレール9が設けられている。 【0017】平行2条のレール9上にはステージ10が設けられている。図4および図5に示すように、ステージ10には前記レール9上に載置されるフランジ付きローラ11を両側前後に有し、前記平行2条のレール9に沿ってステージ10が移動自在とされている。 【0018】図1に示すように、フレーム2の対向する一組の辺枠2a、2bの内面両端部にはプーリP1 乃至P4 が回転自在に支持されている。各プーリP1 乃至P4 は水平な軸心を中心として回転可能とされ、各辺枠2a、2bの一端部に設けられたプーリP1 、P3 のそれぞれに正逆回転可能なモータM1 、M2 が接続されている。 【0019】一方、テーブル6の上面における四隅部にはプーリP5 乃至P8 が設けられている。これらの各プーリP5 乃至P8 は垂直な軸心を中心として回転自在とされている。 【0020】フレーム2に支持されたプーリP1 乃至P4 とテーブル6に支持されたプーリP5 乃至P8 間には、図2に示すようにワイヤロープ等のロープ12がかけ渡されている。この場合、ロープ12は、テーブル6上においてテーブル6の両端方向に長く延びる2条の直線走行部12a、12bが形成されるようにして各プーリP1 乃至P8 にかけ渡され、一方の直線走行部12aの一部がステージ10に固定されている。 【0021】ここで、ロープ12はエンドレスのものであってもよく、一本のロープから成るものであってもよい。一本のロープ12を用いる場合は、そのロープ12を複数のプーリP1 乃至P8 にかけ渡して、両端部をステージ10に固定する。 【0022】実施の形態で示すXYテーブル1は上記の構造から成り、いま例えば、図2の矢印で示すように、モータM1 、M2 の一方の回転方向をF1 、F2 とし、逆方向の回転をR1 、R2 とすると、各モータM1 、M2 の回転方向を制御することによって、ステージ10をX軸方向およびY軸方向に移動させることができる。 【0023】例えば、モータM1 、M2 をそれぞれF1 およびF2 の方向に回転させると、ステージ10を支持するテーブル6がX+方向に移動し、R1 、R2 の方向に回転させると、ステージ10がX−方向に移動する。 【0024】また、モータM1 をF1 方向に回転させ、モータM2 をR2 方向に回転させると、ステージ10がY−方向に移動する。さらに、モータM1 をR1 方向に回転させ、モータM2 をF2 方向に回転させると、ステージ10がY+方向に移動する。 【0025】このように、2台のモータM1 、M2 の回転方向を制御することによってステージ10をX軸方向およびY軸方向のそれぞれに移動させることができ、ボールねじを用いてテーブル6をX軸方向に移動させ、かつステージ10をY軸方向に移動させる場合に比較して、移動装置の構成が簡単であり、しかも、ステージ10を設定された位置まできわめて短時間に移動させることができる。 【0026】また、ステージ10をX軸方向およびY軸方向に移動させるプーリ・ロープ機構は、角形のフレーム2内に収容されているため、XYテーブル1の高さ方向の寸法がきわめて小さい薄型のXYテーブルを得ることができる。 【0027】図6および図7は、上記XYテーブル10を使用してリペア装置を示す。このリペア装置は、架台20に設けられた天板21の上面両側に一対のレール支持台22を設け、各レール支持台22上に前記架台20の両端方向に長く延びる第1リニアレール23を他方第1リニアレール23に対してほぼ平行に設けている。 【0028】また、上記平行2条の第1リニアレール23に沿って第1のテーブル24を移動自在に支持し、その第1のテーブル24の上面に第1リニアレール23に対して直交方向に長く延びる平行2条の第2リニアレール25を設け、この平行2条の第2リニアレール25に沿って第2のテーブル26を移動自在に支持している。 【0029】さらに、第2のテーブル26上にブラケット27を設け、そのブラケット27の前面両側に上下方向に延びる平行2条の第3リニアレール28を取付け、この第3リニアレール28に沿って第3のテーブル29を昇降自在に支持している。 【0030】また、前記架台20の天板21上には一対のレール支持台22間に図1に示すXYテーブル1を載置し、そのXYテーブル1のフレーム2でワークを支持するワークテーブル30を支持している。31はワークテーブル30に形成された開口部を示す。 【0031】ここで、第1のテーブル24、第2のテーブル26および第3のテーブル29は、ボールねじ等の直線移動装置によって移動されるが、図ではその直線移動装置を省略している。 【0032】上記の構成から成るリペア装置を用いてフラットパネルディスプレイの基板の欠陥部を検出する場合、第3のテーブル29に特開2000−9661号公報に示される欠陥検出カメラAを支持し、一方、XYテーブル1におけるステージ10でライトRを支持し、そのXYテーブル1上に設けられたワークテーブル30で基板Wを支持する。そして、第1のテーブル24および第2のテーブル26を移動させて第3のテーブル29に支持された欠陥検出カメラAを基板Wの縦方向および横方向に移動させ、一方、XYテーブル1におけるステージ10をX軸方向およびY軸方向に移動させて、そのステージ10に支持されたライトRが欠陥検出用カメラAの下方に常に配置されるよう、上記ライトRを欠陥検出用カメラAの移動に追従させ、前記欠陥検出カメラAによって基板Wの欠陥部を検出する。 【0033】このように、上記リペア装置においては、XYテーブル1上に設けられたワークテーブル30で基板Wを支持し、その基板Wの固定状態で欠陥部を検出することができるため、基板を移動させて欠陥部の検出を行なうリペア装置に比較して、リペア装置の小型化と軽量化を図ることができる。 【0034】 【発明の効果】以上のように、この発明に係るXYテーブルにおいては、プーリを駆動する2台のモータの回転方向を制御する簡単な制御によってステージを直角な2方向に移動させることができる。 【0035】また、ステージおよびそのステージを移動自在に支持するテーブルがフレームに形成された矩形スペース内に収容され、そのテーブルおよびステージをフレーム内に収容されたプーリ・ロープ機構によって移動させるようにしたので、ボールねじを用いてテーブルおよびステージを移動させるようにしたXYテーブルに比較して、薄型化と軽量化を図ることができる。 【0036】さらに、この発明に係るリペア装置においては、前記発明のXYテーブルを使用し、そのXYテーブルのステージでライトを支持したことにより、ワークを固定する状態でワークの欠陥部を検出することができるため、ワークを移動させて欠陥部を検出するリペア装置に比較して、リペア装置の小型化と軽量化を図ることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000102692 【氏名又は名称】エヌティエヌ株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年6月26日(2000.6.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100074206 【弁理士】 【氏名又は名称】鎌田 文二 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−6071(P2002−6071A) |
| 【公開日】 |
平成14年1月9日(2002.1.9) |
| 【出願番号】 |
特願2000−191038(P2000−191038) |
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