| 【発明の名称】 |
不揮発性半導体記憶装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】原田 晃宏
【氏名】武田 景一郎
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| 【要約】 |
【課題】電流判定用メモリセルの試験が可能であり,かつ,データの書き込みが行われていない状態からのビットラインのリーク電流スクリーニングが可能なテスト回路を備えた不揮発性半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】制御信号readは,データ読み出しが行われる通常モードでは”H”となり,テストモードでは”L”となる。制御信号/readは,制御信号readの論理反転信号である。トランジスタTP1,TP2,TP1r,Tp2rは同サイズであり,トランジスタTP11,TP21,TP11r,TP21rは同サイズである。センスアンプ出力電圧Vsenおよびリファレンス回路出力電圧Vrefに電圧降下を発生させないように,トランジスタTP11,TP21,TP11r,TP21rは,トランジスタTP1,TP2,TP1r,TP2rよりもオン抵抗が非常に小さくなるように構成されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 データ格納用メモリセルと,前記データ格納用メモリセルに対応するダミーメモリセルと,第1入力ノードと第2入力ノードとの電位差を増幅して出力する差動アンプと,前記データ格納用メモリセルに流れる第1電流の大きさを規定するとともに,前記第1電流の大きさに応じた第1電圧を前記第1入力ノードに供給する第1負荷回路と,前記ダミーメモリセルに流れる第2電流の大きさを規定するとともに,前記第2電流の大きさに応じた第2電圧を前記第2入力ノードに供給する第2負荷回路と,を備えた不揮発性半導体記憶装置であって,前記第1電流の大きさを規定する前記第1負荷回路のインピーダンスは,第1モードのとき,前記第2電流の大きさを規定する前記第2負荷回路のインピーダンスよりも大きく,第2モードのとき,前記第2負荷回路のインピーダンスよりも小さいことを特徴とする,不揮発性半導体記憶装置。 【請求項2】 前記第1負荷回路および前記第2負荷回路はそれぞれ,1または並列に接続された2以上の負荷素子から構成されており,前記第1負荷回路および前記第2負荷回路のインピーダンスは,前記1または2以上の負荷素子の中から1または2以上の負荷素子を選択し,選択された負荷素子のみ活性化することによって調整されることを特徴とする,請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。 【請求項3】 前記負荷素子は,トランジスタであることを特徴とする,請求項2に記載の不揮発性半導体記憶装置。 【請求項4】 データ格納用メモリセルと,前記データ格納用メモリセルに対応するダミーメモリセルと,第1入力ノードと第2入力ノードとの電位差を増幅して出力する差動アンプと,第1モードのとき,前記データ格納用メモリセルに流れる第1電流の大きさを規定するとともに,前記第1電流の大きさに応じた第1電圧を前記第1入力ノードに供給する第1負荷回路と,第1モードのとき,前記ダミーメモリセルに流れる第2電流の大きさを規定するとともに,前記第2電流の大きさに応じた第2電圧を前記第2入力ノードに供給する第2負荷回路と,を備えた不揮発性半導体記憶装置であって,前記第1負荷回路は,第2モードのとき,前記ダミーメモリセルに流れる第2電流の大きさを規定するとともに,前記第2電流の大きさに応じた第3電圧を前記第1入力ノードに供給し,前記第2負荷回路は,第2モードのとき,前記データ格納用メモリセルに流れる第1電流の大きさを規定するとともに,前記第1電流の大きさに応じた第4電圧を前記第2入力ノードに供給する,ことを特徴とする,不揮発性半導体記憶装置。 【請求項5】 前記第1負荷回路および前記第2負荷回路はそれぞれ,1または並列に接続された2以上の負荷素子から構成されていることを特徴とする,請求項4に記載の不揮発性半導体記憶装置。 【請求項6】 前記負荷素子は,トランジスタであることを特徴とする,請求項5に記載の不揮発性半導体記憶装置。 【請求項7】 データ格納用メモリセルと,前記データ格納用メモリセルに対応するダミーメモリセルと,第1入力ノードと第2入力ノードとの電位差または第3入力ノードと第4入力ノードとの電位差を増幅して出力する差動アンプと,第1モードのとき,前記データ格納用メモリセルに流れる第1電流を検出し,検出した第1電流の大きさと自内部に流れる第1内部電流の大きさに応じた第1電圧を前記第1入力ノードに供給する第1電流検出回路と,第1モードのとき,前記ダミーメモリセルに流れる第2電流を検出し,検出した第2電流の大きさと自内部に流れる第2内部電流の大きさに応じた第2電圧を前記第2入力ノードに供給する第2電流検出回路と,第2モードのとき,前記データ格納用メモリセルに流れる第1電流を検出し,検出した第1電流の大きさと自内部に流れる第3内部電流の大きさに応じた第3電圧を前記第3入力ノードに供給する第3電流検出回路と,第2モードのとき,前記ダミーメモリセルに流れる第2電流を検出し,検出した第2電流の大きさと自内部に流れる第4内部電流の大きさに応じた第4電圧を前記第4入力ノードに供給する第4電流検出回路と,を備えたことを特徴とする,不揮発性半導体記憶装置。 【請求項8】 データ格納用メモリセルと,前記データ格納用メモリセルに対応するダミーメモリセルと,第2入力ノードおよび第4入力ノードの電位を参照し,第1入力ノードおよび第3入力ノードの電位に応じた電圧を出力する差動アンプと,第1モードおよび第2モードのとき,前記データ格納用メモリセルに流れる第1電流を検出し,検出した第1電流の大きさと自内部に流れる第1内部電流の大きさに応じた第1電圧を前記第1入力ノードに供給する第1電流検出回路と,第1モードのとき,前記ダミーメモリセルに流れる第2電流を検出し,検出した第2電流の大きさと自内部に流れる第2内部電流の大きさに応じた第2電圧を前記第2入力ノードに供給する第2電流検出回路と,第2モードのとき,前記データ格納用メモリセルに流れる第1電流を検出し,検出した第1電流の大きさと自内部に流れる第3内部電流の大きさに応じた第3電圧を前記第3入力ノードに供給する第3電流検出回路と,第2モードのとき,前記ダミーメモリセルに流れる第2電流を検出し,検出した第2電流の大きさと自内部に流れる第4内部電流の大きさに応じた第4電圧を前記第4入力ノードに供給する第4電流検出回路と,を備えたことを特徴とする,不揮発性半導体記憶装置。 【請求項9】 データ格納用メモリセルと,前記データ格納用メモリセルに対応するダミーメモリセルと,第1入力ノードと第2入力ノードとの電位差または第1入力ノードと第4入力ノードとの電位差を増幅して出力する差動アンプと,第1モードおよび第2モードのとき,前記データ格納用メモリセルに流れる第1電流を検出し,検出した第1電流の大きさと自内部に流れる第1内部電流の大きさに応じた第1電圧を前記第1入力ノードに供給する第1電流検出回路と,第1モードのとき,前記ダミーメモリセルに流れる第2電流を検出し,検出した第2電流の大きさと自内部に流れる第2内部電流の大きさに応じた第2電圧を前記第2入力ノードに供給する第2電流検出回路と,第2モードのとき,前記ダミーメモリセルに流れる第2電流を検出し,検出した第2電流の大きさと自内部に流れる第4内部電流の大きさに応じた第4電圧を前記第4入力ノードに供給する第4電流検出回路と,を備えたことを特徴とする,不揮発性半導体記憶装置。 【請求項10】 データ格納用メモリセルと,前記データ格納用メモリセルに対応するダミーメモリセルと,第1入力ノードと第2入力ノードとの電位差または第3入力ノードと第4入力ノードとの電位差を増幅して出力する差動アンプと,第1モードのとき,前記データ格納用メモリセルに流れる第1電流を検出し,検出した第1電流の大きさと自内部に流れる第1内部電流の大きさに応じた第1電圧を前記第1入力ノードに供給する第1電流検出回路と,第1モードのとき,前記ダミーメモリセルに流れる第2電流を検出し,検出した第2電流の大きさと自内部に流れる第2内部電流の大きさに応じた第2電圧を前記第2入力ノードに供給する第2電流検出回路と,を備えた不揮発性半導体記憶装置であって,前記第1電流検出回路は,第2モードのとき,前記ダミーメモリセルに流れる第2電流を検出し,検出した第2電流の大きさと自内部に流れる第1内部電流の大きさに応じた第3電圧を前記第1入力ノードに供給し,前記第2電流検出回路は,第2モードのとき,前記データ格納用メモリセルに流れる第1電流を検出し,検出した第1電流の大きさと自内部に流れる第2内部電流の大きさに応じた第4電圧を前記第2入力ノードに供給する,ことを特徴とする,不揮発性半導体記憶装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は,不揮発性半導体記憶装置にかかり,テスト回路を備えた不揮発性半導体記憶装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の不揮発性半導体記憶装置としてのワンタイムPROM(OTP:One Time PROM)の回路構成を図19に示す。 【0003】従来のOTPに備えられたn個のデータ格納用メモリセル(以下,「セル」という)TN1−1〜TN1−nは,浮遊ゲートを有するNチャネル型MOSトランジスタである。各コントロールゲートはワードラインWL1〜WLnに接続され,各ドレインはビットラインBLに接続され,各ソースはグランドラインに接続されている。 【0004】ビットラインBLには,n個のセルTN1−1〜TN1−nに加えて,試験用セルTN1−xが接続されている。この試験用セルTN1−xのコントロールゲートは試験用ワードラインWLxに接続されている。以下,試験用ワードラインWLxおよび試験用セルTN1−xをOTPROW部と称する。 【0005】リファレンスセルTN1r−1〜TN1r−n,TN1r−xは,セルTN1−1〜TN1−nおよび試験用セルTN1−xから読み出されたデータを判定する際に用いられる判定基準電流を得るために備えられている。各リファレンスセルTN1r−1〜TN1r−n,TN1r−xは,セルTN1−1〜TN1−n,TN1−xと同じサイズとなるように形成されている。各リファレンスセルTN1r−1〜TN1r−n,TN1r−xのコントロールゲートはワードラインWL1〜WLn,WLxに接続され,各ドレインはリファレンスビットラインBLrに接続され,各ソースはグランドラインに接続されている。 【0006】試験用ビットラインBLyには,n個の試験用セルTN1y−1〜TN1y−nが接続されている。この試験用セルTN1y−1〜TN1y−nの各コントロールゲートはワードラインWL1〜WLnに接続され,各ソースはグランドラインに接続されている。以下,試験用ビットラインBLyおよび試験用セルTN1y−1〜TN1y−nをOTPCOL部と称する。 【0007】各セルTN1−1〜Tn1−nは,データが書込まれている時にはスレショルド電圧が高くなるため,ワードラインWL1〜WLnがLレベルからHレベルに遷移してもオフ状態(あるいは,ドレイン電流量が小さい状態)を維持する。一方,リファレンスセルTN1r−1〜TN1r−nは,データが書き込まれていないため,ワードラインWLがHレベルのとき,オン状態となる。以下,データが書込まれていない場合のセルの状態を”1”と定義し,データが書込まれている場合の各セルの状態を”0”と定義する。 【0008】トランジスタTN2は,列デコード信号Yによってオン/オフ制御され,カラムスイッチとして機能するものである。トランジスタTN2rは,トランジスタTN2に対応して備えられたダミー回路である。また,試験用列デコード信号Yyによってオン/オフ制御され,試験用カラムスイッチとして機能するトランジスタTN2yが備えられている。 【0009】ゲートに定電圧Vbが印加されているトランジスタTN3は,ビットラインBLに高電圧が印加されてセルTN1−1〜TN1−nに誤ったデータが書き込まれることを防止するために備えられている。また,各セルTN1−1〜TN1−nのドレインに印加される電圧が,トランジスタTN3によって約1Vに制限されるため,ビットラインBLの寄生容量の充放電が抑制され,電流検出スピードが向上する。トランジスタTN3rは,トランジスタTN3に対応して備えられたダミー回路である。 【0010】トランジスタTP1は,セルTN1〜TN1−n,TN1−x,または,試験用セルTN1y−1〜TN1y−nに流れる電流をセンスアンプ出力電圧Vsenに変換する負荷回路である。また,トランジスタTP1r1,TP1r2は,リファレンスセルTN1r−1〜TN1r−n,TN1r−xに流れる電流をリファレンス回路出力電圧Vrefに変換する負荷回路である。 【0011】ここで,トランジスタTP1r1とトランジスタTP1r2を1つの負荷回路として捉え,この負荷回路のオン抵抗をRTP1rとする。トランジスタTP1は,そのオン抵抗RTP1が,トランジスタTP1r1,TP1r2から得られるオン抵抗RTP1rよりも大きくなるように形成される。通常,トランジスタTP1と同じサイズのトランジスタをリファレンス回路側に複数個備え,オン抵抗RTP1がオン抵抗RTP1rの2〜3倍となるように回路構成される。図19に示した従来のOTPには,リファレンス回路側に2個のトランジスタTP1r1,TP1r2が備えられており,オン抵抗RTP1とオン抵抗RTP1rの比は,2:1とされている。これらダイオード接続されているトランジスタTP1,TP1r1,TP1r2のオン抵抗は,セルTN1−1〜TN1−nからのデータ読み出しスピードと,差動アンプampに入力されるセンスアンプ出力電圧Vsenとリファレンス回路出力電圧Vrefの電圧整合性を考慮して決定される。 【0012】差動アンプampは,一般的なものが用いられている。トランジスタTP1とトランジスタTP1r1,TP1r2は,それぞれ差動アンプampに対して,センスアンプ側とリファレンス回路側において同様に接続される。差動アンプampは,センスアンプ出力電圧Vsenとリファレンス回路出力電圧Vrefを受け,それらの電位差を増幅して電圧Voutとして出力する。 【0013】OTPROW部は,セルTN1−1〜TN1−nと同じく,ビットラインBLに接続されているため,試験用セルTN1−xにデータが書込まれた状態であれば,テストモードとして試験用ワードラインWLxを選択することによって,ビットラインBLの状態を直接試験することが可能となる。 【0014】例えば,ワードラインとビットラインとの間にショート等の欠陥が存在し,ビットラインBLからグランドラインにセル電流ほどのリーク電流(定電流)が発生した場合の従来の不揮発性半導体記憶装置の動作について図20を用いて説明する。 【0015】図20に示した特性曲線図の横軸はセルTN1(TN1−1〜TN1−n,TN1−x)のコントロールゲート電圧Vcgを示し,縦軸はセルTN1のドレイン電流Idsを示している。なお,ここではコントロールゲート電圧Vcgとして電源電圧Vccが用いられた場合に即して説明する。 【0016】図20の実線■は状態”1”にあるセルTN1のドレイン電流Idsを,実線■は状態”0”にあるセルTN1のドレイン電流Idsを,破線■は判定基準電流すなわちリファレンスセルTN1r(TN1r−1〜TN1r−n,TN1r−x)のドレイン電流Idsを,それぞれ理想的に表している。 【0017】リーク電流が発生した場合,実線■は実線■’にシフトし,実線■は実線■’にシフトする。状態”0”のセルTN1のデータ読み出しの最低動作電圧Vccminおよび最大動作電圧Vccmaxは,破線■と実線■’の交点a,交点bになる。 【0018】テストモードの場合,上述のように,試験用ワードラインWLxをHレベルとしてOTPROWを選択し,ワードラインWL0〜WLnをLレベルとしてセルTN1−1〜TN1−nを非選択とする。そして,試験用セルTN1−xから格納データを読み出して,そのデータの”1”/”0”の判定が行われる。 【0019】試験用セルTN1−xが状態”1”の場合,判定基準電流を示す破線■に基づき,差動アンプampはデータ”1”と判定して,判定結果に応じたレベルの電圧Voutを出力する。 【0020】試験用セルTN1−xが状態”0”の場合,コントロールゲート電圧Vcgが破線■と実線■’との交点bのX座標以上あるいは交点aのX座標以下のとき,差動アンプはデータ”1”と判定して,判定結果に応じたレベルの電圧Voutを出力する。 【0021】このように,ビットラインBLに存在するリークを伴う欠陥は,テストモードでOTPROWを選択することによってスクリーニングすることが可能となる。 【0022】リファレンスセルTN1r(TN1r−1〜TN1r−n)のスレショルド電圧Vtが所定の値よりも高い欠陥については,試験用セルTN1y(TN1y−1〜TN1y−n)にデータの書き込みを実施して状態”0”とする。その後,テストモードとして,試験用列デコード信号YyおよびワードラインWL1をHレベルとする。選択された試験用セルTN1y−1とリファレンスセルTN1r−1について低電圧側の動作電圧マージンを測定することによって,状態”0”にあるセルについて,読み出し動作におけるコントロールゲート電圧Vcgのマージン不足が判断可能となる。 【0023】以上説明したように,従来のOTPは,OTPROWおよびOTPCOLを備えており,OTPの組み立て後であっても,セルにデータを書き込むことなく欠陥セルのスクリーニングを実施することが可能であった。 【0024】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら,従来のOTPには,OTPROWやOTPCOLという通常動作には不必要な試験用回路が備えられていた。回路の微細化(配線層の薄膜化,配線間の狭ピッチ化等)が進むに伴い,ビットラインBLおよびワードラインWLはより細かく分割される傾向にある。一方,試験用セルは,メモリセルの分割の最少単位毎に挿入されなければならない。したがって,試験用セルの個数が著しく増加してしまい,全回路エリアに対するメモリセルエリアの割合が大きくなっていた。そして,このことは装置規模の縮小を妨げる要因の一つとなっていた。 【0025】さらに,従来の回路構成では,メモリセルの状態”1”/”0”を変化させて試験を行う必要があったため,試験フローのフレキシビリティが小さくなるうえ,試験用メモリセルに対するデータ書込み時間によって,試験時間が長くなっていた。 【0026】本発明は,上記のような問題点に鑑みてなされたものであり,その目的は,電流判定用メモリセルの試験が可能であり,かつ,データの書き込みが行われていない状態からのビットラインのリーク電流スクリーニングが可能なテスト回路を備えた不揮発性半導体記憶装置を提供することにある。 【0027】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために,本発明の第1の観点によれば,データ格納用メモリセルと,データ格納用メモリセルに対応するダミーメモリセルと,第1入力ノードと第2入力ノードとの電位差を増幅して出力する差動アンプと,データ格納用メモリセルに流れる第1電流の大きさを規定するとともに,第1電流の大きさに応じた第1電圧を第1入力ノードに供給する第1負荷回路と,ダミーメモリセルに流れる第2電流の大きさを規定するとともに,第2電流の大きさに応じた第2電圧を第2入力ノードに供給する第2負荷回路とを備えた不揮発性半導体記憶装置が提供される。そして,この不揮発性半導体記憶装置の特徴は,請求項1に記載のように,第1電流の大きさを規定する第1負荷回路のインピーダンスと,第2電流の大きさを規定する第2負荷回路のインピーダンスとの大小関係が,不揮発性半導体記憶装置が第1モードにある場合と,第2モードにある場合とで逆転する点にある。 【0028】請求項2によれば,第1負荷回路および第2負荷回路はそれぞれ,1または並列に接続された2以上の負荷素子から構成される。そして,第1負荷回路および第2負荷回路のインピーダンスは,1または2以上の負荷素子の中から1または2以上の負荷素子を選択し,選択された負荷素子のみ活性化することによって調整される。かかる構成によれば,第1負荷回路と第2負荷回路のインピーダンスの調整が容易となる。 【0029】請求項3に記載のように,負荷素子をトランジスタで構成することによって,第1負荷回路および第2負荷回路を,データ格納用メモリセル,ダミーメモリセルとともに一連の製造プロセスの中で形成することが可能となる。また,精度の高いインピーダンス調整が実現する。 【0030】本発明の第2の観点によれば,データ格納用メモリセルと,データ格納用メモリセルに対応するダミーメモリセルと,第1入力ノードと第2入力ノードとの電位差を増幅して出力する差動アンプと,第1モードのとき,データ格納用メモリセルに流れる第1電流の大きさを規定するとともに,第1電流の大きさに応じた第1電圧を第1入力ノードに供給する第1負荷回路と,第1モードのとき,ダミーメモリセルに流れる第2電流の大きさを規定するとともに,第2電流の大きさに応じた第2電圧を第2入力ノードに供給する第2負荷回路とを備えた不揮発性半導体記憶装置が提供される。そして,この不揮発性半導体記憶装置の特徴は,請求項4に記載のように,第1負荷回路が,第2モードのとき,ダミーメモリセルに流れる第2電流の大きさを規定するとともに,第2電流の大きさに応じた第2電圧を第2入力ノードに供給し,第2負荷回路が,第2モードのとき,データ格納用メモリセルに流れる第1電流の大きさを規定するとともに,第1電流の大きさに応じた第1電圧を第1入力ノードに供給する点にある。すなわち,データ格納用メモリセルおよびダミーメモリセルに作用する回路として,第1モードと第2モードの切り替わりに応じて,第1負荷回路と第2負荷回路が入れ替わることになる。第1負荷回路と第2負荷回路がそれぞれ異なるインピーダンスを有するものであれば,データ格納用メモリセル側とダミーメモリセル側において,第1モードと第2モードの切り替わり応じてインピーダンスが逆転することになる。 【0031】請求項5によれば,第1負荷回路および第2負荷回路はそれぞれ,1または並列に接続された2以上の負荷素子から構成される。かかる構成によれば,第1負荷回路と第2負荷回路のインピーダンス調整が容易となる。 【0032】請求項6に記載のように,負荷素子をトランジスタで構成することによって,第1負荷回路および第2負荷回路をデータ格納用メモリセル,ダミーメモリセルとともに一連の製造プロセスの中で形成することが可能となる。また,精度の高いインピーダンス調整が実現する。 【0033】本発明の第3の観点によれば,データ格納用メモリセルと,データ格納用メモリセルに対応するダミーメモリセルとを備えた不揮発性半導体記憶装置が提供される。そして,この不揮発性半導体記憶装置は,請求項7に記載のように,第1入力ノードと第2入力ノードとの電位差または第3入力ノードと第4入力ノードとの電位差を増幅して出力する差動アンプと,第1モードのとき,データ格納用メモリセルに流れる第1電流を検出し,検出した第1電流の大きさと自内部に流れる第1内部電流の大きさに応じた第1電圧を第1入力ノードに供給する第1電流検出回路と,第1モードのとき,ダミーメモリセルに流れる第2電流を検出し,検出した第2電流の大きさと自内部に流れる第2内部電流の大きさに応じた第2電圧を第2入力ノードに供給する第2電流検出回路と,第2モードのとき,データ格納用メモリセルに流れる第1電流を検出し,検出した第1電流の大きさと自内部に流れる第3内部電流の大きさに応じた第3電圧を第3入力ノードに供給する第3電流検出回路と,第2モードのとき,ダミーメモリセルに流れる第2電流を検出し,検出した第2電流の大きさと自内部に流れる第4内部電流の大きさに応じた第4電圧を第4入力ノードに供給する第4電流検出回路とを備えたことを特徴としている。かかる構成によれば,データ格納用メモリセルに流れる電流は,第1モードのとき,第1電流検出回路によって検出され,第2モードのとき,第3電流検出回路によって検出される。一方,ダミーメモリセルに流れる電流は,第1モードのとき,第2電流検出回路によって検出され,第2モードのとき,第4電流検出回路によって検出される。 【0034】請求項8によれば,データ格納用メモリセルと,データ格納用メモリセルに対応するダミーメモリセルと,第2入力ノードおよび第4入力ノードの電位を参照し,第1入力ノードおよび第3入力ノードの電位に応じた電圧を出力する差動アンプと,第1モードおよび第2モードのとき,データ格納用メモリセルに流れる第1電流を検出し,検出した第1電流の大きさと自内部に流れる第1内部電流の大きさに応じた第1電圧を第1入力ノードに供給する第1電流検出回路と,第1モードのとき,ダミーメモリセルに流れる第2電流を検出し,検出した第2電流の大きさと自内部に流れる第2内部電流の大きさに応じた第2電圧を第2入力ノードに供給する第2電流検出回路と,第2モードのとき,データ格納用メモリセルに流れる第1電流を検出し,検出した第1電流の大きさと自内部に流れる第3内部電流の大きさに応じた第3電圧を第3入力ノードに供給する第3電流検出回路と,第2モードのとき,ダミーメモリセルに流れる第2電流を検出し,検出した第2電流の大きさと自内部に流れる第4内部電流の大きさに応じた第4電圧を第4入力ノードに供給する第4電流検出回路と,を備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置が提供される。かかる構成によれば,データ格納用メモリセルに流れる電流は,第1モードのとき,第1電流検出回路によって検出され,第2モードのとき,第1電流検出回路および第3電流検出回路によって検出される。一方,ダミーメモリセルに流れる電流は,第1モードのとき,第2電流検出回路によって検出され,第2モードのとき,第4電流検出回路によって検出される。 【0035】請求項9によれば,データ格納用メモリセルと,データ格納用メモリセルに対応するダミーメモリセルと,第1入力ノードと第2入力ノードとの電位差または第1入力ノードと第4入力ノードとの電位差を増幅して出力する差動アンプと,第1モードおよび第2モードのとき,データ格納用メモリセルに流れる第1電流を検出し,検出した第1電流の大きさと自内部に流れる第1内部電流の大きさに応じた第1電圧を第1入力ノードに供給する第1電流検出回路と,第1モードのとき,ダミーメモリセルに流れる第2電流を検出し,検出した第2電流の大きさと自内部に流れる第2内部電流の大きさに応じた第2電圧を第2入力ノードに供給する第2電流検出回路と,第2モードのとき,ダミーメモリセルに流れる第2電流を検出し,検出した第2電流の大きさと自内部に流れる第4内部電流の大きさに応じた第4電圧を第4入力ノードに供給する第4電流検出回路と,を備えたことを特徴とする,不揮発性半導体記憶装置が提供される。かかる構成によれば,データ格納用メモリセルに流れる電流は,第1モードのとき,第1電流検出回路によって検出され,第2モードのときも,第1電流検出回路によって検出される。一方,ダミーメモリセルに流れる電流は,第1モードのとき,第2電流検出回路によって検出され,第2モードのとき,第4電流検出回路によって検出される。 【0036】本発明の第4の観点によれば,データ格納用メモリセルと,データ格納用メモリセルに対応するダミーメモリセルと,第1入力ノードと第2入力ノードとの電位差または第3入力ノードと第4入力ノードとの電位差を増幅して出力する差動アンプと,第1モードのとき,データ格納用メモリセルに流れる第1電流を検出し,検出した第1電流の大きさと自内部に流れる第1内部電流の大きさに応じた第1電圧を第1入力ノードに供給する第1電流検出回路と,第1モードのとき,ダミーメモリセルに流れる第2電流を検出し,検出した第2電流の大きさと自内部に流れる第2内部電流の大きさに応じた第2電圧を第2入力ノードに供給する第2電流検出回路と,を備えた不揮発性半導体記憶装置が提供される。そして,この不揮発性半導体記憶装置の特徴は,請求項10に記載のように,第1電流検出回路が,第2モードのとき,ダミーメモリセルに流れる第2電流を検出し,検出した第2電流の大きさと自内部に流れる第1内部電流の大きさに応じた第3電圧を第1入力ノードに供給し,第2電流検出回路が,第2モードのとき,データ格納用メモリセルに流れる第1電流を検出し,検出した第1電流の大きさと自内部に流れる第2内部電流の大きさに応じた第4電圧を第2入力ノードに供給する点にある。すなわち,データ格納用メモリセルに流れる第1電流およびダミーメモリセルに流れる第2電流を検出する回路として,第1モードと第2モードの切り替わりに応じて,第1電流検出回路と第2電流検出回路が入れ替わることになる。 【0037】 【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照しながら,本発明にかかる不揮発性半導体記憶装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,以下の説明および添付された図面において,略同一の機能および構成を有する構成要素については,同一符号を付することによって重複説明を省略する。 【0038】まず,本発明の実施の形態にかかるテスト回路を備えた不揮発性半導体記憶装置のベースとなる回路(以下,「第1の基本回路」という)の構成およびその動作について,図1〜図4を用いて説明する。 【0039】本発明の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置は,アレイ状に配置された複数のデータ格納用のメモリセル(以下,「セル」という)を備えている。ここでは説明上,選択されているセルTN1(第1負荷回路)のみ図1に示す。セルTN1は,浮遊ゲートを有するNチャネル型MOSトランジスタである。コントロールゲートはワードラインWLに接続され,ドレインはビットラインBLに接続され,ソースはグランドラインに接続されている。 【0040】リファレンスセルTN1rは,判定基準電流を得るために備えられており,セルTN1と同じサイズとなるように形成されている。リファレンスセルTN1rのコントロールゲートはワードラインWLに接続され,ドレインはリファレンスビットラインBLrに接続され,ソースはグランドラインに接続されている。 【0041】セルTN1は,データが書込まれている時にはスレショルド電圧が高くなるため,ワードラインWLがLレベルからHレベルに遷移してもオフ状態(あるいは,ドレイン電流量が小さい状態)を維持する。一方,リファレンスセルTN1rは,データが書き込まれていないため,ワードラインWLがHレベルのとき,オン状態となる。以下,データが書込まれていない場合のセルの状態を”1”と定義し,データが書込まれている場合の各セルの状態を”0”と定義する。 【0042】トランジスタTN2は,列デコード信号Yによってオン/オフ制御され,カラムスイッチとして機能するものである。トランジスタTN2rは,トランジスタTN2に対応して備えられたダミー回路である。 【0043】ゲートに定電圧Vbが印加されているトランジスタTN3は,ビットラインBLに高電圧が印加されてセルTN1に誤ったデータが書き込まれることを防止するために備えられている。また,セルTN1のドレインに印加される電圧が,トランジスタTN3によって約1Vに制限されるため,ビットラインBLの寄生容量の充放電が抑制され,電流検出スピードが向上する。トランジスタTN3rは,トランジスタTN3に対応して備えられたダミー回路である。 【0044】トランジスタTP1は,セルTN1に流れる電流をセンスアンプ出力電圧Vsenに変換し,センスアンプ出力ノードSout(差動アンプの第1入力ノード)に出力する負荷回路である。また,トランジスタTP1r1,TP1r2は,(第2負荷回路)リファレンスセルTN1rに流れる電流をリファレンス回路出力電圧Vrefに変換し,リファレンス回路出力ノードRout(差動アンプの第2入力ノード)に出力する負荷回路である。 【0045】ここで,トランジスタTP1r1とトランジスタTP1r2を1つの仮想的なトランジスタTP1rとして捉え,このトランジスタTP1rのオン抵抗をRTP1rとする。トランジスタTP1は,そのオン抵抗RTP1が,トランジスタTP1rから得られるオン抵抗RTP1rよりも大きくなるように形成される。通常,トランジスタTP1と同じサイズのトランジスタをリファレンス回路側に複数個備え,オン抵抗RTP1がオン抵抗RTP1rの2〜3倍となるように回路構成される。図1に示した第1の基本回路には,リファレンス回路側に2個のトランジスタTP1r1,TP1r2が備えられており,オン抵抗RTP1とオン抵抗RTP1rの比は,2:1とされている。これらダイオード接続されているトランジスタTP1,TP1r1,TP1r2のオン抵抗は,セルTN1からのデータ読み出しスピードと,差動アンプampに入力されるセンスアンプ出力電圧Vsenとリファレンス回路出力電圧Vrefの電圧整合性を考慮して決定される。 【0046】差動アンプampは,一般的なものが用いられている。トランジスタTP1とトランジスタTP1r1,TP1r2は,それぞれ差動アンプampに対して,センスアンプ側とリファレンス回路側において同様に接続される。差動アンプampは,センスアンプ出力電圧Vsenとリファレンス回路出力電圧Vrefを受け,それらの電位差を増幅して電圧Voutとして出力する。差動アンプampが”1”/”0”を判断する基準となるリファレンスセルTN1rの電流値(判定基準電流値)は,RTPr/RTP1(ここでは1/2)に一致する。 【0047】次に,図1に示した第1の基本回路の動作について説明する。 【0048】トランジスタTN3(トランジスタTN3r),トランジスタTP1,およびトランジスタTP1rの静特性を図2に示す。図2に示した特性曲線図の横軸はセンスアンプ出力電圧Vsenまたはリファレンス回路出力電圧Vrefを示し,縦軸は各トランジスタを流れる電流を示す。実線■は,トランジスタTN1およびトランジスタTN1rにデータが書き込まれていない状態,すなわち状態”1”のときのトランジスタTN3,TN3rのVds−Ids(ドレイン電圧−ドレイン電流)特性を示している。一方,トランジスタTN1にデータが書き込まれている状態,すなわち状態”0”のときのトランジスタTN3,TN3rのVds−Idsは,Ids=0となるため,横軸と重なる。実線■はトランジスタTP1の静特性,実線■はトランジスタTPr1,TPr2の静特性を示している。なお,Vtpは,P型トランジスタのスレショルド電圧である。 【0049】トランジスタTP1に流れる電流値は,セルTN1に流れる電流値と等しいため,センスアンプ出力電圧Vsenは,セルTN1が状態”1”の場合,実線■と実線■の交点aのX座標に相当する電圧Vaであり,セルTN1が状態”0”の場合,横軸と実線■の交点bのX座標に相当するVb=Vtpである。つまり,センスアンプ出力電圧Vsenは,セルTN1に流れる電流に応じて電圧Vaから電圧Vbの値をとる。 【0050】一方,リファレンスセルTN1rは常に状態”1”状態であるため,リファレンス回路出力電圧Vrefは,実線■とトランジスタTP1rの負荷曲線である実線■との交点cのX座標に相当する電圧Vcである。 【0051】差動アンプampは,センスアンプ出力電圧Vsenとリファレンス回路出力電圧Vrefの電位差を増幅して出力電圧Voutとして出力する。出力電圧Voutは,その電圧レベルによってセルTN1の論理状態が”1”または”0”であることを示す。 【0052】次に,図1の第1の基本回路を用いた場合にコントロールゲート電圧Vcgとドレイン電流Idsの関係によって規定されるセルTN1およびリファレンスセルTN1rの動作電圧範囲を,図3,図4を用いて説明する。なお,ここではコントロールゲート電圧Vcgとして電源電圧Vccが用いられた場合に即して説明する。 【0053】図3に示した特性曲線図の横軸は,セルTN1のコントロールゲート電圧Vcg(ここでは電源電圧Vcc)を示し,縦軸はドレイン電流Idsを示す。図3の実線■は状態”1”にあるセルTN1のドレイン電流Idsを,実線■は状態”0”にあるセルTN1のドレイン電流Idsを,破線■は判定基準電流すなわちリファレンスセルTN1rのドレイン電流Ids(セルTN1のドレイン電流Idsの1/2)を,それぞれ理想的に表している。 【0054】データが読み出されるとき,セルTN1のドレイン電圧はほぼ一定の低電圧に保たれるため,コントロールゲート電圧Vcgが電源電圧Vccに等しい場合のセルTN1の特性は直線近似される。 【0055】図3から明らかなように,状態”1”のセルTN1からデータを読み出す際の最小動作電圧Vccminは,データが書込まれていない状態”1”のセルTN1のスレショルド電圧Vt(Vt1)によって規定され,データが書き込まれている状態”0”のセルTN1からデータを読み出す際の最小動作電圧Vccminは,リファレンスセルTN1rのスレショルド電圧Vtによって規定される。 【0056】一方,最大動作電圧Vccmaxは,実線■と破線■の交点から求められる。状態”0”のセルTN1からデータを読み出す際の最大動作電圧Vccmaxは,スレショルド電圧Vt1,データ書き込みによって変化したスレショルド電圧Vtのシフト分(ΔVt),および判定基準電流(リファレンスセルTNr1に流れるリファレンス電流)の傾きに依存する。例えば,判定基準電流をセルTN1に流れる電流の1/2に設定した場合の最大動作電圧Vccmaxは,Vt+2×ΔVtから得られる。なお,状態”1”のセルTN1からデータを読み出す際の最大動作電圧Vccmaxは,セルTN1には関係しない。 【0057】期待値”1”(データが書き込まれていない状態”1”のセルTN1からデータを読み出し,データ”1”が出力電圧Voutによって得られることについての期待)にのみ着目した場合,図4に示すように,最小動作電圧Vccminは,スレショルド電圧Vtが基準値から最大にばらついたときのセルTN1の特性を示す実線■'と破線■の交点から求められる。 【0058】以上のように,図1に示した第1の基本回路によれば,リファレンスセルTN1rに流れる電流すなわち判定基準電流を基準として,セルTN1に流れる電流量が判定される。ただし,期待値”0”(データが書き込まれている状態”0”のセルTN1からデータを読み出し,データ”0”が出力電圧Voutによって得られることについての期待)は,リファレンスセルTNr1のスレショルド電圧Vtによって決定される。したがって,データが書き込まれたセルTN1からデータを読み出す際の最小動作電圧Vccminのマージン測定(電流判定用メモリセルの試験と,データの書込みを行わない状態におけるビットラインにおけるリーク電流のスクリーニング)は,セルTN1にデータを書込み,セルTN1が電流を流さない状態(理論的にはリファレンスセルTN1rに流れる電流の1/2以下)にしなければ実施できない。 【0059】例えば,図1の第1の基本回路がワンタイムPROM(One Time PROM:OTP)に適用された場合を考える。一般的に,OTPが組み立てられた後,セルTN1にデータを書き込むことはできない。つまり,図1の第1の基本回路がそのままOTPに適用されたのでは,OTPが組み立てられた後の期待値”0”についての最小動作電圧Vccminのマージン測定は不可能となる。以下詳細に説明する本発明の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置によれば,この課題が解決される。 【0060】[第1の実施の形態]本発明の第1の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置のテスト回路(以下,「テスト回路」という)の構成を図5に示す。第1の実施の形態にかかるテスト回路は,図1に示した第1の基本回路に対して,センスアンプ側にP型のトランジスタTP2,TP21,TP11が追加され,リファレンス回路側にP型のトランジスタTP11r,TP21rが追加された構成を有する。 【0061】センスアンプに備えられたトランジスタTP1のドレインおよびゲートは,センスアンプ出力ノードSoutに共通接続されている。トランジスタTP1のソースは,トランジスタTP11のドレインに接続されている。 【0062】トランジスタTP11のソースは電源電圧Vccラインに接続されており,ゲートはグランドラインに接続されている。 【0063】トランジスタTP2のゲートおよびドレインは,センスアンプ出力ノードSoutに共通接続されている。トランジスタTP2のソースは,トランジスタTP21のドレインに接続されている。 【0064】トランジスタTP21のソースは電源電圧Vccラインに接続されており,ゲートには制御信号readの伝送ラインに接続されている。 【0065】リファレンス回路に備えられたトランジスタTP1rのドレインおよびゲートは,リファレンス回路出力ノードRoutに共通接続されている。トランジスタTP1rのソースは,トランジスタTP11rのドレインに接続されている。 【0066】トランジスタTP11rのソースは電源電圧Vccラインに接続されており,ゲートはグランドラインに接続されている。 【0067】トランジスタTP2rのドレインおよびゲートは,リファレンス回路出力ノードRoutに共通接続されている。トランジスタTP2rのソースは,トランジスタTP21rのドレインに接続されている。 【0068】トランジスタTP21rのソースは電源電圧Vccラインに接続されており,ゲートには制御信号/readの伝送ラインに接続されている。 【0069】制御信号readは,データ読み出しが行われる通常モードでは”H”となり,テストモードでは”L”となるモード切替用の信号である。制御信号/readは,制御信号readの論理反転信号である。 【0070】トランジスタTP1,TP2,TP1r,Tp2rは同サイズとなるように形成されており,トランジスタTP11,TP21,TP11r,TP21rは同サイズとなるように形成されている。 【0071】また,センスアンプ出力電圧Vsenおよびリファレンス回路出力電圧Vrefに電圧降下を発生させないように,トランジスタTP11,TP21,TP11r,TP21rは,トランジスタTP1,TP2,TP1r,TP2rよりもオン抵抗が非常に小さくなるように構成されている。 【0072】以上のように構成された第1の実施の形態にかかるテスト回路の動作を説明する。 【0073】セルTN1からデータを読み出す場合,制御信号readは”H”(制御信号/readは”L”)となるため,トランジスタTP21はオフし,トランジスタTP21rはオンする。また,トランジスタTP11,TP11rは常時オン状態である。これらトランジスタTP21r,TP11,TP11rのオン抵抗は極めて小さく,データ読み出し動作に影響を及ぼさない。したがって,図5に示した第1の実施の形態にかかるテスト回路は,図1に示した第1の基本回路と回路的に等価となり,そのデータ読み出し動作は,図2を用いて説明した第1の基本回路の動作と略同一となる。 【0074】これに対して,第1の実施の形態にかかるテスト回路がテストモードに移行したとき,制御信号readは”L”(制御信号/readは”H”)となるため,トランジスタTP21はオンし,トランジスタTP21rはオフする。 【0075】このように,第1の実施の形態にかかるテスト回路は,データ読み出し動作が行われる通常モードとテストモードとの切り替わりに応じて,センスアンプ側に構成された負荷トランジスタとリファレンス回路側に構成された負荷トランジスタが交換されるように動作する。つまり,データ読み出し動作が行われる通常モードにおけるセンスアンプ側の負荷トランジスタの回路構成は,テストモードにおけるリファレンス回路側の負荷トランジスタの回路構成に一致し,通常モードにおけるリファレンス回路側の負荷トランジスタの回路構成は,テストモードにおけるセンスアンプ側の負荷トランジスタの回路構成に一致する。 【0076】テストモードにおける第1の実施の形態にかかるテスト回路の出力特性は,図2によって説明される。実線■は,トランジスタTN1およびトランジスタTN1rにデータが書き込まれていない状態,すなわち状態”1”のときのトランジスタTN3,TN3rのVds−Ids(ドレイン電圧−ドレイン電流)特性を示している。一方,トランジスタTN1にデータが書き込まれている状態,すなわち状態”0”のときのVds−Idsは,Ids=0となるため,横軸と重なる。実線■はトランジスタTP1r,TPr11rの静特性,実線■はトランジスタTP1,TP11の静特性を示している。 【0077】次に,第1の実施の形態にかかるテスト回路のテストモードにおける動作を図6を用いて説明する。図6において,実線■はリファレンスセルTN1rに流れる電流を示し,破線■はセルTN1(Typicalセル)に流れる電流を示している。ビットラインBLの欠陥によってリーク電流が発生している場合,リークによって破線■は破線■にシフトする。最小動作電圧Vccminは,ビットラインBLに正常に電流が流れている時の実線■と破線■との交点aのX座標から,実線■と破線■との交点bのX座標に移動する。このようにして,ビットラインBLの欠陥が,最小動作電圧Vccminのマージンの悪化によって検出される。 【0078】以上説明したように,第1の実施の形態にかかるテスト回路によれば,センスアンプ側の負荷トランジスタ群とリファレンス回路側の負荷トランジスタ群の回路構成が,読み出し動作が行われる通常モードとテストモードで逆転する。したがって,セルTN1の状態を変化させるためのセルTN1に対するデータ書き込み動作を行うことなく,ビットラインBLの欠陥(電流リーク)を検出することが可能となる。 【0079】また,リファレンスセルTN1rのスレショルド電圧Vtの異常は,図6の実線■のX軸方向への平行移動で表される。この場合も実線■と破線■の交点が動作限界となる。最小動作電圧Vccminのマージンを測定することによって,ビットラインにおけるリーク電流のスクリーニングが実現する。 【0080】[第2の実施の形態]本発明の第2の実施の形態にかかるテスト回路の構成を図7に示す。第2の実施の形態にかかるテスト回路は,図1に示した第1の基本回路に対して,センスアンプ側にN型のトランジスタTN4,TN5が追加され,リファレンス回路側にN型のトランジスタTN4r,TN5rが追加された構成を有する。 【0081】第2の実施の形態にかかるテスト回路と第1の基本回路は,負荷トランジスタとしてのトランジスタTP1,TP1r1,TP1r2および低電圧印加用トランジスタとしてのトランジスタTN3,TN3rの接続に関して共通する。また,カラムスイッチとしてのトランジスタTN2とそのダミートランジスタTN2r以下,セルTN1,リファレンスセルTN1rまで,第2の実施の形態にかかるテスト回路は第1の基本回路に共通する。以下,第2の実施の形態にかかるテスト回路の構成について,主に第1の基本回路と異なる部分を説明する。 【0082】トランジスタTN4のソースはトランジスタTN2のドレインに接続され,ドレインはトランジスタTN3のソースに接続されている。トランジスタTN4のゲートは,制御信号readの伝送ラインに接続されている。制御信号readは,データ読み出し動作が行われる通常モードでは”H”となり,テストモードでは”L”となるモード切替用の信号である。 【0083】トランジスタTN5のソースはトランジスタTN2rのドレインに接続され,ドレインはトランジスタTN3のソースに接続されている。トランジスタTN5のゲートは,制御信号readの論理反転信号である制御信号/readの伝送ラインに接続されている。 【0084】トランジスタTN4rは,トランジスタTN4に対応するダミートランジスタであって,そのソースはトランジスタTN2rのドレインに接続され,ドレインはトランジスタTN3rのソースに接続されている。トランジスタTN4rのゲートは,制御信号readの伝送ラインに接続されている。 【0085】トランジスタTN5rは,トランジスタTN5に対応するダミートランジスタであって,そのソースはトランジスタTN2のドレインに接続され,ドレインはトランジスタTN3rのソースに接続されている。トランジスタTN5rのゲートは,制御信号/readの伝送ラインに接続されている。 【0086】トランジスタTN2およびトランジスタTN2rのソースはそれぞれ,ビットラインBL,およびリファレンスビットラインBLrに接続されている。トランジスタTN3およびトランジスタTN3rのドレインはそれぞれ,センスアンプ出力ノードSoutおよびリファレンス回路出力ノードRoutに接続されている。 【0087】これらトランジスタTN4,TN4r,TN5,TN5rは,スイッチ用としてオン抵抗が極めて小さくなるように構成されており,回路動作に対する影響(電圧降下等)は無視できるものである。 【0088】以上のように構成された第2の実施の形態にかかるテスト回路の動作を説明する。 【0089】セルTN1からデータが読み出される通常モードでは,制御信号readは”H”であり,制御信号/readは”L”であるため,トランジスタTN4,TN4rはオンし,トランジスタTN5,TN5rはオフする。したがって,通常オードにおける第2の実施の形態にかかるテスト回路は,図1に示した第1の基本回路と回路的に等価となり,図3,図4を用いて説明した第1の基本回路と略同一の動作を行う。 【0090】一方,テストモードでは,制御信号readは”L”であり,制御信号/readは”H”であるため,トランジスタTN4,TN4rはオフし,トランジスタTN5,TN5rはオンする。したがって,センスアンプ側の負荷トランジスタとリファレンス回路側の負荷トランジスタの構成が,通常モードとテストモードで逆になる。そして,テストモードにおける第2の実施の形態にかかるテスト回路の動作は,テストモードにおける第1の実施の形態にかかるテスト回路の動作と同様となる。 【0091】以上説明したように,第2の実施の形態にかかるテスト回路は,センスアンプ側に備えられた負荷トランジスタ(トランジスタTN1),リファレンス回路側に備えられた負荷トランジスタ(トランジスタTN1r1,TN1r2),セルTN1,およびリファレンスセルTN1rについて,従来のテスト回路に対して変更されていない。ただし,負荷トランジスタと,セルTN1,リファレンスセルTN1rの間にスイッチ用のトランジスタTN4,TN4r,TN5,TN5rが挿入されており,これらのトランジスタの動作によって,センスアンプ側の負荷トランジスタ,リファレンス回路側の負荷トランジスタ,セルTN1,およびリファレンスセルTN1rの組み合わせが,通常モードとテストモードで逆転する。したがって,第2の実施の形態にかかるテスト回路によれば,第1の実施の形態にかかるテスト回路と同様に,セルTN1の状態を変化させるためのセルTN1に対するデータ書き込み動作を行うことなく,ビットラインBLにおけるリーク電流のスクリーニング,および,リファレンスセルTN1rの検査が可能となる。 【0092】[第3の実施の形態]本発明の第3の実施の形態にかかるテスト回路の構成を図8に示す。第3の実施の形態にかかるテスト回路は,図1に示した第1の基本回路に対して,センスアンプ側にP型のトランジスタTP11が追加され,リファレンス回路側にP型のトランジスタTP11r1,TP11r2,TP1r3,TP11r3が追加された構成を有する。 【0093】センスアンプに備えられたトランジスタTP1のゲートおよびドレインは,センスアンプ出力ノードSoutに接続されている。トランジスタTP1のソースは,トランジスタTP11のドレインに接続されている。 【0094】トランジスタTP11のソースは電源電圧Vccラインに接続されており,ゲートはグランドラインに接続されている。 【0095】リファレンス回路に備えられたトランジスタTP1r1,TP1r2のゲートおよびドレインは,リファレンス回路出力ノードRoutに接続されている。トランジスタTP1r1,TP1r2のソースはそれぞれトランジスタTP11r1,TP11r2のドレインに接続されている。 【0096】トランジスタTP11r1,TP11r2のソースは電源電圧Vccラインに接続されており,ゲートは制御信号/readの伝送ラインに接続されている。なお,トランジスタTP11r1およびトランジスタTP11r2を1つのトランジスタで構成することも可能である。 【0097】トランジスタTP1r3のゲートおよびドレインは,リファレンス回路出力ノードRoutに接続されている。トランジスタTP1r3のソースは,トランジスタTP11r3のドレインに接続されている。 【0098】トランジスタTP11r3のソースは電源電圧Vccラインに接続されており,ゲートは制御信号readの伝送ラインに接続されている。 【0099】制御信号readは,データ読み出しが行われる通常モードでは”H”となり,テストモードでは”L”となるモード切替用の信号である。制御信号/readは,制御信号readの論理反転信号である。 【0100】トランジスタTP1,TP1r,Tp2rは同サイズとなるように形成されており,トランジスタTP11,TP11r1,TP11r2,TP11r3は同サイズとなるように形成されている。ただし,トランジスタTP1r3は,そのオン抵抗が,トランジスタTP1のオン抵抗の2倍となるように形成されている。 【0101】また,これらトランジスタTP11,TP11r1,TP11r2,TP11r3は,スイッチ用としてオン抵抗が極めて小さくなるように構成されており,回路動作に対する影響(電圧降下等)は無視できるものである。 【0102】以上のように構成された第3の実施の形態にかかるテスト回路の動作を説明する。 【0103】セルTN1からデータが読み出される通常モードでは,制御信号readは”H”であり,制御信号/readは”L”であるため,トランジスタTP11r1,TP11r2はオンし,トランジスタTP11r3はオフする。したがって,通常モードにおける第3の実施の形態にかかるテスト回路は,図1に示した第1の基本回路と回路的に等価となり,図2を用いて説明した第1の基本回路と略同一の動作を行う。 【0104】一方,テストモードでは,制御信号readは”L”であり,制御信号/readは”H”であるため,トランジスタTP11r1,TP11r2はオフし,トランジスタTP11r3はオンする。したがって,テストモードにおけるリファレンス回路側の負荷トランジスタのオン抵抗は,通常モード時の4倍となる。 【0105】テストモードにおける第3の実施の形態にかかるテスト回路の出力特性は,図2によって説明される。実線■は,トランジスタTN1およびトランジスタTN1rにデータが書き込まれていない状態,すなわち状態”1”のときのトランジスタTN3,TN3rのVds−Ids(ドレイン電圧−ドレイン電流)特性を示している。一方,トランジスタTN1にデータが書き込まれている状態,すなわち状態”0”のときのVds−Idsは,Ids=0となるため,横軸と重なる。実線■はトランジスタTP1r3の静特性,実線■はトランジスタTP1の静特性を示している。 【0106】次に,第3の実施の形態にかかるテスト回路のテストモードにおける動作を図9を用いて説明する。図9において,実線はリファレンスセルTN1rを流れる電流を示し,破線■はセルTN1(Typicalセル)に流れる電流を示している。ビットラインBLの欠陥によってリーク電流が発生している場合,第1の実施の形態にかかるテスト回路によれば,破線■は破線■にシフトする。これに対して,第3の実施の形態にかかるテスト回路によれば,テストモードにおけるセンスアンプ側の負荷トランジスタが通常モードと同じ構成であるため,リーク電流の検出感度に関してテストモードと通常モードにおいて差がない。 【0107】負荷トランジスタを基準にした場合,第1の実施の形態にかかるテスト回路によれば,テストモードにおいて検出されるリーク電流量は,通常モードにおけるリーク電流の半分の値となる。一方,第3の実施の形態にかかるテスト回路によれば,テストモードにおいて検出されるリーク電流量は,通常モードにおけるリーク電流量に一致する。したがって,第3の実施の形態にかかるテスト回路を用いた場合,ビットラインBLにリークが発生したときのセルTN1に流れる電流は,破線■で表される。そして,最小動作電圧Vccminは,実線と破線■との交点aのX座標(第1,2の実施の形態にかかるテスト回路)から実線と破線■との交点bのX座標(第3の実施の形態)にシフトする。 【0108】以上説明したように,第3の実施の形態にかかるテスト回路によれば,センスアンプ側の負荷トランジスタの構成が通常モードとテストモードで共通となるため,リーク電流の検出感度を損なうことなくビットラインBLの欠陥を検査することが可能となる。 【0109】[第4の実施の形態]本発明の第4の実施の形態にかかるテスト回路の構成を図10に示す。第4の実施の形態にかかるテスト回路は,図1に示した第1の基本回路に対して,センスアンプ側にP型のトランジスタTP11,TP2,TP21が追加され,リファレンス回路側にP型のトランジスタTP11r1,TP11r2,TP2r,TP21rが追加された構成を有する。 【0110】センスアンプに備えられたトランジスタTP1のゲートおよびドレインは,センスアンプ出力ノードSoutに接続されている。トランジスタTP1のソースは,トランジスタTP11のドレインに接続されている。 【0111】トランジスタTP11のソースは電源電圧Vccラインに接続されており,ゲートは制御信号/readの伝送ラインに接続されている。 【0112】トランジスタTP2のゲートおよびドレインは,センスアンプ出力ノードSoutに接続されている。トランジスタTP2のソースは,トランジスタTP21のドレインに接続されている。 【0113】トランジスタTP21のソースは電源電圧Vccラインに接続されており,ゲートは制御信号readの伝送ラインに接続されている。 【0114】リファレンス回路に備えられたトランジスタTP1r1,TP1r2のゲートおよびドレインは,リファレンス回路出力ノードRoutに接続されている。トランジスタTP1r1,TP1r2のソースはそれぞれトランジスタTP11r1,TP11r2のドレインに接続されている。 【0115】トランジスタTP11r1,TP11r2のソースは電源電圧Vccラインに接続されており,ゲートは制御信号/readの伝送ラインに接続されている。なお,トランジスタTP11r1およびトランジスタTP11r2を1つのトランジスタで構成することも可能である。 【0116】トランジスタTP2rのゲートおよびドレインは,リファレンス回路出力ノードRoutに接続されている。トランジスタTP2rのソースは,トランジスタTP21rのドレインに接続されている。 【0117】トランジスタTP21rのソースは電源電圧Vccラインに接続されており,ゲートは制御信号readの伝送ラインに接続されている。 【0118】制御信号readは,データ読み出しが行われる通常モードでは”H”となり,テストモードでは”L”となるモード切替用の信号である。制御信号/readは,制御信号readの論理反転信号である。 【0119】トランジスタTP11,TP21,TP11r1,TP11r2,TP21rは,スイッチ用としてオン抵抗が極めて小さくなるように構成されており,回路動作に対する影響(電圧降下等)は無視できるものである。 【0120】テストモードにおいてオンするトランジスタTP2とトランジスタTP2rは,トランジスタTP2のオン抵抗をRTP2,トランジスタTP2rのオン抵抗をRTP2rとした場合,RTP2<RTP2rとなるように形成される。 【0121】以上のように構成された第4の実施の形態にかかるテスト回路の動作を説明する。 【0122】セルTN1からデータが読み出される通常モードでは,制御信号readは”H”であり,制御信号/readは”L”であるため,トランジスタTP11,TP11r1,TP11r2はオンし,トランジスタTP21,TP21rはオフする。したがって,通常モードにおける第4の実施の形態にかかるテスト回路は,図1に示した第1の基本回路と回路的に等価となり,図2を用いて説明した第1の基本回路と略同一の動作を行う。 【0123】一方,テストモードでは,制御信号readは”L”であり,制御信号/readは”H”であるため,トランジスタTP11,TP11r1,TP11r2はオフし,トランジスタTP21,TP21rはオンする。このときの第4の実施の形態にかかるテスト回路の動作は,図9を用いて説明した第3の実施の形態にかかるテスト回路の動作と略同一となる。 【0124】第4の実施の形態にかかるテスト回路は,通常モードにおいてイネーブルとなる負荷トランジスタと,テストモードにおいてイネーブルとなる負荷トランジスタとをそれぞれ個別に備えている。テストモードでは,リファレンス回路側の負荷を決定するテスト用負荷トランジスタ(トランジスタTr2r)のサイズに応じて電流−電圧変換が行われる。そして,負荷トランジスタのオン抵抗が大きいほど負荷トランジスタのオン抵抗を基準にしたときの欠陥電流が大きくなる。したがって,第4の実施の形態にかかるテスト回路によれば,ビットラインBLにおけるリーク電流の検出感度を向上させることが可能となる。 【0125】[第5の実施の形態]本発明の第5の実施の形態にかかるテスト回路の構成を図11に示す。第5の実施の形態にかかるテスト回路は,第4の実施の形態にかかるテスト回路に対して,リファレンス回路側に備えられたトランジスタTP2rのゲートの接続先が,リファレンス回路出力ノードRoutからセンスアンプ出力ノードSoutに変更された構成を有する。 【0126】制御信号readは,データ読み出しが行われる通常モードでは”H”となり,テストモードでは”L”となるモード切替用の信号である。制御信号/readは,制御信号readの論理反転信号である。 【0127】トランジスタTP11,TP21,TP11r1,TP11r2,TP21rは,スイッチ用としてオン抵抗が極めて小さくなるように構成されており,回路動作に対する影響(電圧降下等)は無視できるものである。 【0128】テストモードにおいてオンするトランジスタTP2とトランジスタTP2rは,トランジスタTP2のオン抵抗をRTP2,トランジスタTP2rのオン抵抗をRTP2rとした場合,RTP2<RTP2rとなるように形成される。 【0129】以上のように構成された第5の実施の形態にかかるテスト回路の動作を説明する。 【0130】セルTN1からデータが読み出される通常モードでは,制御信号readは”H”であり,制御信号/readは”L”であるため,トランジスタTP11,TP11r1,TP11r2はオンし,トランジスタTP21,TP21rはオフする。したがって,通常モードにおける第5の実施の形態にかかるテスト回路は,図1に示した第1の基本回路と回路的に等価となり,図2を用いて説明した第1の基本回路と略同一の動作を行う。 【0131】一方,テストモードでは,制御信号readは”L”であり,制御信号/readは”H”であるため,トランジスタTP11,TP11r1,TP11r2はオフし,トランジスタTP21,TP21rはオンする。このとき,トランジスタTP2とトランジスタTP2rのソース・ゲート間電圧が等しくなるため,センスアンプ側に流れる電流に対して,トランジスタTP2とトランジスタTP2rのオン抵抗の差分小さい定電流がリファレンス回路側に流れる。そして,セルTN1に流れる電流とリファレンスセルTN1rに流れる電流の僅かな差分を高感度に電圧増幅した結果が,リファレンス回路出力電圧Vrefとしてリファレンス回路出力ノードRoutに現れる。 【0132】以上説明したように,第5の実施の形態にかかるテスト回路によれば,テストモードにおいてイネーブルとなる2つの負荷トランジスタ(トランジスタTN2,TN2r)がカレントミラー回路を形成するように接続されているため,セルTN1に流れる電流とリファレンスセルTN1rに流れる電流の差分の増幅率が大きくなる。したがって,ビットラインBLにおけるリーク電流の検出感度が大きく向上することになる。 【0133】以上,第1〜5の実施の形態にかかるテスト回路について説明した。ここまでは,シングルエンド型のセンスアンプを備えたテスト回路に対して,本発明を適用した例を第1〜5の実施の形態として説明したが,本発明は,セル電流が入力され,その電流量を検出する定電圧印加型のセンスアンプ(以下,「定電圧型センスアンプ」という)を備えるテスト回路についても適用可能である。 【0134】ここで,本発明の実施の形態にかかる定電圧型センスアンプを備えたテスト回路のベースとなる回路(以下,「第2の基本回路」という)について,図12を用いて説明する。 【0135】図12にはメモリセルとその周辺デコード部を簡略化し,セルTN1とカラムスイッチとしてのトランジスタTN2を示している。セルTN1のドレインは,低電圧電源Vcdラインに接続されており,ソースはビットラインBLに接続されている。 【0136】リファレンスセルTN1rは,判定基準電流を得るために備えられており,セルTN1と同じサイズとなるように形成されている。リファレンスセルTN1rのドレインは,低電圧電源Vcdラインに接続されており,ソースはリファレンスビットラインBLに接続されている。 【0137】図1に示した第1の基本回路では,センスアンプからセルTN1に対して電流が流れるが,第2の基本回路では,セルTN1からセンスアンプに対して電流が流れることになる。 【0138】トランジスタTN2は,上述のように,カラムスイッチとして機能する。トランジスタTN2rは,トランジスタTN2に対応して備えられたダミー回路である。 【0139】セルTN1に流れる電流を検出するセンスアンプ部は,センスアンプ(第1電流検出回路)と,リファレンス回路(第3電流検出回路)と,差動アンプampから構成されている。 【0140】センスアンプは,トランジスタTN31,TN41,TP1によって構成されている。 【0141】トランジスタTN31のドレインとソースとゲートはそれぞれ,センスアンプ入力ノードSin,グランドライン,センスアンプ出力ノードSoutに接続されている。 【0142】トランジスタTN41のドレインとソースとゲートはそれぞれ,センスアンプ出力ノードSout,センスアンプ入力ノードSin,リファレンス回路出力ノードRoutに接続されている。 【0143】トランジスタTN1のドレインとソースとゲートはそれぞれ,センスアンプ出力ノードSout,電源電圧Vccライン,グランドラインに接続されている。 【0144】リファレンス回路は,トランジスタTN31r1,TN31r2,TN41r1,TN41r2,TP1r1,TP1r2から構成されている。 【0145】トランジスタTN31r1,TN31r2のドレインとソースとゲートはそれぞれ,リファレンス回路入力ノードRin,グランドライン,リファレンス回路出力ノードRoutに接続されている。 【0146】トランジスタTN41r1,TN41r2のドレインとソースとゲートはそれぞれ,リファレンス回路出力ノードRout,リファレンス回路入力ノードRin,リファレンス回路出力ノードRoutに接続されている。 【0147】トランジスタTN1r1,TN1r2のドレインとソースとゲートはそれぞれ,リファレンス回路出力ノードRout,電源電圧Vccライン,グランドラインに接続されている。 【0148】トランジスタTP1,TP1r1,TP1r2は,相互に同サイズとなるように形成されている。同様に,トランジスタTN31,TN31r1,TN31r2は,相互に同サイズとなるように形成され,トランジスタTN41,TN41r1,TN41r2は,相互に同サイズとなるように形成されている。このように各トランジスタのサイズを設定することによって,センスアンプ電流Isとリファレンス回路電流Irの比は1:2となる。 【0149】差動アンプampは,一般的なものが用いられており,センスアンプ出力電圧Vsenとリファレンス回路出力電圧Vrefを受け,それらの電位差を増幅して電圧Voutとして出力する。 【0150】次に,第2の基本回路の動作を式を用いて説明する。この第2の基本回路では,トランジスタTP1,TP1r1,TP1r2のゲートがグランドラインに接続されており,実際には,センスアンプ電流Isとリファレンス回路電流Irはそれぞれ,センスアンプ出力ノードSoutの電位変化,リファレンス回路出力ノードRoutの電位変化に応じて変動する。しかし,センスアンプ電流Isとリファレンス回路電流Irの変動は,センス動作を考える上で無視できるほどの大きさである。したがって,ここでは説明を簡単にするため,センスアンプ電流Isおよびリファレンス回路電流Irは一定とする。また,メモリセル(セルTN1,リファレンスセルTN1r)を流れる電流の値をIcで表し,トランジスタTN31,TN31r1,TN31r2のオン抵抗をそれぞれ2rで表す。 【0151】リファレンス回路入力ノードRinの電位Vref(i)は,【0152】 Vref(i)=(Ir+Ic)×r=(2Is+Ic)×r=(Is×2r)+(Ic×r)【0153】となる。 【0154】一方,センスアンプ入力ノードSinの電位Vsen(i)は,【0155】 Vsen(i)=(Is+Ic)×2r=(Is×2r)+2(Ic×r)【0156】となる。 【0157】ところで,状態”1”のセルTN1からデータを読み出す場合,センスアンプ入力ノードSinに電流Icが流れるが,状態”0”のセルTN1からデータを読み出す場合,センスアンプ入力ノードSinには電流が流れない(Ic=0)。したがって,上式から,状態”1”のセルTN1からデータを読み出したときのセンスアンプ入力ノードSinの電位Vsen(i)は,【0158】 Vsen(i)=(Is×2r)+2(Ic×r)・・・(”1”リード) 【0159】となり,状態”0”のセルTN1からデータを読み出したときのセンスアンプ入力ノードSinの電位Vsen(i)は,【0160】Vsen(i)=Is×2r・・・(”0”リード) 【0161】となる。 【0162】このように,リファレンス回路入力ノードRinにおける電位Vref(i)を中心にして,セル電流Icが流れる/流れないによって,センスアンプ入力ノードSinにおける電位Vsen(i)に±(Ic×r)の差が生じる。定電圧型センスアンプの入力電圧は,セル電流の増減に対して線形性を有する。 【0163】リファレンス回路出力電圧Vrefは,以上のプロセスで定まったリファレンス回路入力ノードRinにおける電位Vref(i)と,トランジスタTN41r1,TN41r2が流すリファレンス回路電流Irに基づいて固定される。 【0164】このリファレンス回路出力電圧Vref(定電圧)がゲートに印加されるトランジスタTN41は,センスアンプ入力ノードSinがソースに接続されており,センスアンプ入力ノードSinの電位Vsen(i)の変化を増幅し,ドレインからセンスアンプ出力ノードSoutに出力する。 【0165】なお,コントロールゲート電圧Vcgとセル電流Icの関係によって規定される第2の基本回路の動作電圧範囲に関しては,先に図3,図4を用いて説明した第1の基本回路と同様である。 【0166】[第6の実施の形態]本発明の第6の実施の形態にかかるテスト回路の構成を図13に示す。第6の実施の形態にかかるテスト回路は,図12に示した第2の基本回路に対して,テスト用センスアンプ(第2電流検出回路),テスト用リファレンス回路(第4電流検出回路)が追加され,さらに,通常モードとテストモードに応じて,センスアンプ/テスト用センスアンプおよびリファレンス回路/テスト用リファレンス回路を切替えるトランジスタTN51,TN51t,TN51r,TN51rtが追加された構成を有する。また,第6の実施の形態にかかるテスト回路は,2入力の差動アンプampを備えた第2の基本回路とは異なり,4入力の差動アンプamp1を備えている。 【0167】テスト用センスアンプは,トランジスタTP1t,TN31t,TN41tから構成され,テスト用リファレンス回路は,トランジスタTP1rt,TN31rt,TN41rtから構成されている。 【0168】制御信号readは,データ読み出しが行われる通常モードでは”H”となり,テストモードでは”L”となるモード切替用の信号である。制御信号/readは,制御信号readの論理反転信号である。 【0169】次に,第6の実施の形態にかかるテスト回路において,第2の基本回路から変更された回路接続箇所について説明する。 【0170】センスアンプに備えられたトランジスタTP1のゲートは,グランドラインから制御信号/readの伝送ラインに接続変更されている。 【0171】追加されたトランジスタTN51のドレインとソースとゲートはそれぞれ,センスアンプ出力ノードSout,グランドライン,制御信号/readの伝送ラインに接続されている。 【0172】リファレンス回路に備えられたトランジスタTP1r1,TP1r2のゲートは,グランドラインから制御信号/readの伝送ラインに接続変更されている。 【0173】追加されたトランジスタTN51rのドレインとソースとゲートはそれぞれ,リファレンス回路出力ノードRout,グランドライン,制御信号/readの伝送ラインに接続されている。 【0174】テスト用センスアンプに備えられたトランジスタTP1tのドレインとソースとゲートはそれぞれ,テスト用センスアンプ出力ノードSTout(差動アンプの第3入力ノード),電源電圧Vccライン,制御信号readの伝送ラインに接続されている。トランジスタTN31tのドレインとソースとゲートはそれぞれ,センスアンプ入力ノードSin,グランドライン,テスト用センスアンプ出力ノードSToutに接続されている。トランジスタTN41tのドレインとソースとゲートはそれぞれ,テスト用センスアンプ出力ノードSTout,センスアンプ入力ノードSin,テスト用センスアンプ出力ノードSToutに接続されている。 【0175】追加されたトランジスタTN51tのドレインとソースとゲートはそれぞれ,テスト用センスアンプ出力ノードSTout,グランドライン,制御信号readの伝送ラインに接続されている。 【0176】テスト用リファレンス回路に備えられたトランジスタTP1rtのドレインとソースとゲートはそれぞれ,テスト用リファレンス回路出力ノードRTout(差動アンプの第4入力ノード),電源電圧Vccライン,制御信号readの伝送ラインに接続されている。トランジスタTN31rtのドレインとソースとゲートはそれぞれ,リファレンス回路入力ノードRin,グランドライン,テスト用リファレンス回路出力ノードRToutに接続されている。トランジスタTN41rtのドレインとソースとゲートはそれぞれ,テスト用リファレンス回路出力ノードRTout,リファレンス回路入力ノードRin,テスト用センスアンプ出力ノードSToutに接続されている。 【0177】追加されたトランジスタTN51rtのドレインとソースとゲートはそれぞれ,テスト用リファレンス回路出力ノードRTout,グランドライン,制御信号readの伝送ラインに接続されている。 【0178】差動アンプamp1は,図14に示すように,トランジスタTP3,TP3r,TN61,TN61t,TN61r,TN61rtから構成されている。 【0179】トランジスタTP3のドレインとソースとゲートはそれぞれ,出力電圧Voutが出力されるノードN1−1,電源電圧Vccライン,ノードN1−2に接続されている。トランジスタTP3rのドレインとソースとゲートはそれぞれ,ノードN1−2,電源電圧Vccライン,ノードN1−2に接続されている。 【0180】トランジスタTN61のドレインとソースとゲートはそれぞれ,ノードN1−1,グランドライン,センスアンプ出力ノードSoutに接続されている。トランジスタTN61tのドレインとソースとゲートはそれぞれ,ノードN1−1,グランドライン,テスト用センスアンプ出力ノードSToutに接続されている。トランジスタTN61rのドレインとソースとゲートはそれぞれ,ノードN1−2,グランドライン,リファレンス回路出力ノードRoutに接続されている。トランジスタTN61rtのドレインとソースとゲートはそれぞれ,ノードN1−2,グランドライン,テスト用リファレンス回路出力ノードRToutに接続されている。 【0181】以上のように構成された第6の実施の形態にかかるテスト回路の動作を説明する。 【0182】セルTN1からデータが読み出される通常モードでは,制御信号readは”H”であり,制御信号/readは”L”であるため,トランジスタTP1,TP1r1,TP1r2,TN51t,TN51rtはオンし,トランジスタTP1t,TP1rt,TN51,TN51rはオフする。したがって,通常モードにおける第6の実施の形態にかかるテスト回路は,図12に示した第2の基本回路と回路的に等価となり,第2の基本回路と略同一の動作を行う。 【0183】一方,テストモードでは,制御信号readは”L”であり,制御信号/readは”H”であるため,トランジスタTP1,TP1r1,TP1r2,TN51t,TN51rtはオフし,トランジスタTP1t,TP1rt,TN51,TN51rはオンする。これによって,センスアンプおよびリファレンス回路がディスエーブルとなり,かわってテスト用センスアンプおよびテスト用リファレンス回路がイネーブルとなる。また,センスアンプ出力ノードSoutとリファレンス回路出力ノードRoutはそれぞれ,トランジスタTN51,TN51rによってグランドレベルとされるため,差動アンプamp1に備えられたトランジスタTN61,TN61rはオフ状態となる。 【0184】テスト用センスアンプを構成する各トランジスタは,オン抵抗に関して,テスト用リファレンス回路構成する各トランジスタの1/2となるように形成されている。具体的には,テスト用センスアンプを構成する各トランジスタを,それらのゲート長がセンスアンプに備えられたトランジスタTP1のゲート長に一致し,それらのゲート幅がトランジスタTP1のゲート幅の2倍となるように形成する。また,テスト用リファレンス回路を構成する各トランジスタを,それらのゲート長とゲート幅をトランジスタTN1のゲート長とゲート幅に一致するように形成する。このようにセンスアンプ,テスト用センスアンプ,リファレンス回路,テスト用リファレンス回路を構成することによって,通常モードとテストモードの切替に応じて,差動アンプamp1からみたセンスアンプ側(センスアンプ,テスト用センスアンプ)のインピーダンスと,リファレンス回路側(リファレンス回路,テスト用リファレンスアンプ)のインピーダンスとの大小関係が入れ替わることになる。 【0185】以上説明したように,第6の実施の形態にかかるテスト回路によれば,ビットラインBLにおいて電流リークが発生した場合,セルTN1にデータを書き込むことなくそのリーク電流を検出することが可能となる。 【0186】[第7の実施の形態]本発明の第7の実施の形態にかかるテスト回路の構成を図15に示す。第7の実施の形態にかかるテスト回路は,図13に示した第6の実施の形態にかかるテスト回路に対して,トランジスタTN43が追加され,トランジスタTN51が削除された構成を有する。また,トランジスタTP1のゲートは,制御信号/readの伝送ラインからグランドラインに接続変更されている。 【0187】トランジスタTN43のドレインとソースとゲートはそれぞれ,センスアンプ出力ノードSout,センスアンプ入力ノードSin,テスト用センスアンプ出力ノードSToutに接続されている。 【0188】なお,テスト用センスアンプを構成するトランジスタTP1t,TN31t,TN41tはそれぞれ,センスアンプを構成するトランジスタTP1,TN31,TN41と同じサイズとなるように形成されている。第6の実施の形態にかかるテスト回路では,テスト用センスアンプを構成する各トランジスタは,センスアンプを構成するトランジスタに対してオン抵抗が1/2となるように形成されていたが,この点で第7の実施の形態にかかるテスト回路は,第6の実施の形態にかかるテスト回路と異なる。 【0189】以上のように構成された第7の実施の形態にかかるテスト回路の動作を説明する。 【0190】セルTN1からデータが読み出される通常モードでは,制御信号readは”H”であり,制御信号/readは”L”であるため,トランジスタTP1,TP1r1,TP1r2,TN51t,TN51rtはオンし,トランジスタTP1t,TP1rt,TN51rはオフする。これによって,センスアンプおよびリファレンス回路がイネーブルとなり,テスト用センスアンプおよびテスト用リファレンス回路がディスエーブルとなる。また,テスト用センスアンプ出力ノードSToutとテスト用リファレンス回路出力ノードRToutはそれぞれ,トランジスタTN51t,TN51rtによってグランドレベルとされるため,差動アンプamp1に備えられたトランジスタTN61t,TN61rtはオフ状態となる。さらに,テスト用センスアンプ出力ノードSToutがグランドレベルとされるため,トランジスタTN43はオフする。したがって,通常モードにおける第7の実施の形態にかかるテスト回路は,図12に示した第2の基本回路と回路的に等価となり,第2の基本回路と略同一の動作を行う。 【0191】一方,テストモードでは,制御信号readは”L”であり,制御信号/readは”H”であるため,トランジスタTP1,TP1r1,TP1r2,TN51t,TN51rtはオフし,トランジスタTP1t,TP1rt,TN51rはオンする。これによって,リファレンス回路がディスエーブルとなり,かわってテスト用センスアンプおよびテスト用リファレンス回路がイネーブルとなる。 【0192】リファレンス回路出力ノードRoutは,トランジスタTN51rによってグランドレベルとされるため,トランジスタTN41はオフとなるが,トランジスタTN43は,そのゲートがテスト用センスアンプ出力ノードSToutに接続されているため,オン状態となる。したがって,テストモードにおけるセンスアンプは,通常モードでの状態と同じイネーブルとなる。 【0193】このように,テストモードにある第7の実施の形態にかかるテスト回路によれば,セルTN1側ではセンスアンプ,テスト用センスアンプが同時にイネーブルとなり,リファレンスセルTN1r側ではテスト用リファレンス回路のみがイネーブルとなる。上述のように,テスト用センスアンプを構成する各トランジスタは,センスアンプを構成する各トランジスタとサイズが同じとなるように形成されている。また,テスト用リファレンス回路を構成する各トランジスタは,リファレンス回路を構成する各トランジスタとサイズが同じとなるように形成されている。したがって,通常モードとテストモードの切替に応じて,差動アンプamp1からみたセンスアンプ側(センスアンプ,テスト用センスアンプ)のインピーダンスと,リファレンス回路側(リファレンス回路,テスト用リファレンスアンプ)のインピーダンスとの大小関係が入れ替わることになる。 【0194】以上説明したように,第7の実施の形態にかかるテスト回路によれば,第6の実施の形態にかかるテスト回路と同様に,ビットラインBLにおいて電流リークが発生した場合,セルTN1にデータを書き込むことなくそのリーク電流を検出することが可能となる。 【0195】[第8の実施の形態]本発明の第8の実施の形態にかかるテスト回路の構成を図16に示す。第8の実施の形態にかかるテスト回路は,図12に示した第2の基本回路に対して,トランジスタTN71,TN71t,TN71r,TN71rtが追加された構成を有する。 【0196】制御信号readは,データ読み出しが行われる通常モードでは”H”となり,テストモードでは”L”となるモード切替用の信号である。制御信号/readは,制御信号readの論理反転信号である。 【0197】次に,第8の実施の形態にかかるテスト回路において,第2の基本回路から変更された回路接続箇所について説明する。 【0198】トランジスタTN71のドレインとソースとゲートはそれぞれ,カラムスイッチとしてのトランジスタTN2のソース,センスアンプ入力ノードSin,制御信号readの伝送ラインに接続されている。 【0199】トランジスタTN71tのドレインとソースとゲートはそれぞれ,トランジスタTN2のソース,リファレンス回路入力ノードRin,制御信号/readの伝送ラインに接続されている。 【0200】トランジスタTN71rのドレインとソースとゲートはそれぞれ,ダミーカラムスイッチとしてのトランジスタTN2rのソース,リファレンス回路入力ノードRin,制御信号readの伝送ラインに接続されている。 【0201】トランジスタTN71rtのドレインとソースとゲートはそれぞれ,ダミーカラムスイッチとしてのトランジスタTN2rのソース,センスアンプ入力ノードSin,制御信号/readの伝送ラインに接続されている。 【0202】トランジスタTN71,TN71t,TN71r,TN71rtは,スイッチ用としてオン抵抗が極めて小さくなるように構成されており,回路動作に対する影響(電圧降下等)は無視できるものである。 【0203】以上のように構成された第8の実施の形態にかかるテスト回路の動作を説明する。 【0204】セルTN1からデータが読み出される通常モードでは,制御信号readは”H”であり,制御信号/readは”L”であるため,トランジスタTN71,TN71rはオンし,トランジスタTN71t,TN71rtはオフする。したがって,通常モードにおける第8の実施の形態にかかるテスト回路は,図12に示した第2の基本回路と回路的に等価となり,第2の基本回路と略同一の動作を行う。 【0205】一方,テストモードでは,制御信号readは”L”であり,制御信号/readは”H”であるため,トランジスタTN71,TN71rはオフし,トランジスタTN71t,TN71rtはオンする。これによって,テストモードでは,セルTN1に対してリファレンス回路が接続され,リファレンスセルTN1rにセンスアンプが接続されることになる。 【0206】センスアンプを構成する各トランジスタは,リファレンス回路を構成する各トランジスタとサイズが同じとなるように形成されている。したがって,通常モードとテストモードの切替に応じて,セルTN1に接続される負荷トランジスタのインピーダンスと,リファレンスセルTN1rに接続される負荷トランジスタのインピーダンスとの大小関係が入れ替わることになる。 【0207】以上説明したように,第8の実施の形態にかかるテスト回路によれば,第6,7の実施の形態にかかるテスト回路と同様に,ビットラインBLにおいて電流リークが発生した場合,セルTN1にデータを書き込むことなくそのリーク電流を検出することが可能となる。 【0208】[第9の実施の形態]本発明の第9の実施の形態にかかるテスト回路の構成を図17に示す。第9の実施の形態にかかるテスト回路は,図12に示した第2の基本回路に対して,テスト用リファレンス回路が追加され,通常モードとテストモードに応じて,リファレンス回路/テスト用リファレンス回路を切替えるトランジスタTN51r,TN51rtが追加され,さらに,トランジスタTN41tが追加された構成を有する。また,第9の実施の形態にかかるテスト回路は,2入力の差動アンプampを備えた第2の基本回路とは異なり,3入力の差動アンプamp2を備えている。 【0209】テスト用リファレンス回路は,トランジスタTP1rt,TN31rt,TN41rtから構成されている。これらのトランジスタTP1rt,TN31rt,TN41rtは,センスアンプを構成するトランジスタTP1,TN31,TN41に対して,ゲート長が等しく,ゲート幅が半分となるように形成されている。すなわち,TP1rt,TN31rt,TN41rtの各オン抵抗は,トランジスタTP1,TN31,TN41の2倍となる。 【0210】制御信号readは,データ読み出しが行われる通常モードでは”H”となり,テストモードでは”L”となるモード切替用の信号である。制御信号/readは,制御信号readの論理反転信号である。 【0211】次に,第9の実施の形態にかかるテスト回路において,第2の基本回路から変更された回路接続箇所について説明する。 【0212】トランジスタTN41tのドレインとソースとゲートはそれぞれ,センスアンプ入力ノードSin,センスアンプ出力ノードSout,テスト用リファレンス回路出力ノードRToutに接続されている。 【0213】リファレンス回路に備えられたトランジスタTP1r1,TP1r2のゲートは,グラントラインから制御信号/readの伝送ラインに接続変更されている。 【0214】トランジスタTN51rのドレインとソースとゲートはそれぞれ,リファレンス回路出力ノードRout,グランドライン,制御信号/readの伝送ラインに接続されている。トランジスタTN51rtのドレインとソースとゲートはそれぞれ,テスト用リファレンス回路出力ノードRTout,グランドライン,制御信号readの伝送ラインに接続されている。 【0215】テスト用リファレンス回路に備えられたトランジスタTP1rtのトランジスタTP1rtのドレインとソースとゲートはそれぞれ,テスト用リファレンス回路出力ノードRTout,電源電圧Vccライン,制御信号readの伝送ラインに接続されている。トランジスタTN31rtのドレインとソースとゲートはそれぞれ,リファレンス回路入力ノードRin,グランドライン,テスト用リファレンス回路出力ノードRToutに接続されている。トランジスタTN41rtのドレインとソースとゲートはそれぞれ,テスト用リファレンス回路出力ノードRTout,リファレンス回路入力ノードRin,テスト用リファレンス回路出力ノードRToutに接続されている。 【0216】差動アンプamp2は,図18に示すように,トランジスタTP3,TP3r,TN61,TN61r,TN61rtから構成されている。 【0217】トランジスタTP3のドレインとソースとゲートはそれぞれ,出力電圧Voutが出力されるノードN2−1,電源電圧Vccライン,ノードN2−2に接続されている。トランジスタTP3rのドレインとソースとゲートはそれぞれ,ノードN2−2,電源電圧Vccライン,ノードN2−2に接続されている。 【0218】トランジスタTN61のドレインとソースとゲートはそれぞれ,ノードN2−1,グランドライン,センスアンプ出力ノードSoutに接続されている。トランジスタTN61rのドレインとソースとゲートはそれぞれ,ノードN2−2,グランドライン,リファレンス回路出力ノードRoutに接続されている。トランジスタTN61rtのドレインとソースとゲートはそれぞれ,ノードN2−2,グランドライン,テスト用リファレンス回路出力ノードRToutに接続されている。 【0219】以上のように構成された第9の実施の形態にかかるテスト回路の動作を説明する。 【0220】セルTN1からデータが読み出される通常モードでは,制御信号readは”H”であり,制御信号/readは”L”であるため,トランジスタTP1r1,TP1r2,TN51rtはオンし,トランジスタTP1rt,TN51rはオフする。また,トランジスタTP1は常時オンである。テスト用リファレンス回路出力ノードRToutは,トランジスタTN51rtによってグランドレベルとされるため,このテスト用リファレンス回路出力ノードRToutがゲートに接続されているトランジスタTN41tはオフする。これによって,テスト用リファレンス回路はディスエーブルとなり,センスアンプ,リファレンス回路はイネーブルとなる。したがって,通常モードにおける第9の実施の形態にかかるテスト回路は,図12に示した第2の基本回路と回路的に等価となり,第2の基本回路と略同一の動作を行う。 【0221】一方,テストモードでは,制御信号readは”L”であり,制御信号/readは”H”であるため,トランジスタTP1r1,TP1r2,TN51rtはオフし,トランジスタTP1rt,TN51rはオンする。これによって,リファレンス回路がディスエーブルとなり,かわってテスト用リファレンス回路がイネーブルとなる。 【0222】リファレンス回路出力ノードRoutは,トランジスタTN51rによってグランドレベルとされるため,トランジスタTN41はオフとなるが,トランジスタTN41tは,そのゲートがテスト用センスアンプ出力ノードSToutに接続されているため,オン状態となる。したがって,テストモードにおけるセンスアンプは,通常モードでの状態と同じイネーブルとなる。 【0223】このように,テストモードにある第9の実施の形態にかかるテスト回路によれば,セルTN1側ではセンスアンプがイネーブルとなり,リファレンスセルTN1r側ではテスト用リファレンス回路がイネーブルとなる。上述のように,テスト用リファレンス回路を構成するトランジスタTP1rt,TN31rt,TN41rtは,センスアンプを構成するトランジスタTP1,TN31,TN41に対して,ゲート長が等しく,ゲート幅が半分となるように形成されている。すなわち,テスト用リファレンス回路のインピーダンスは,センスアンプのインピーダンスの2倍である。したがって,通常モードとテストモードの切替に応じて,差動アンプamp2からみたセンスアンプ側(センスアンプ,テスト用センスアンプ)のインピーダンスと,リファレンス回路側(リファレンス回路,テスト用リファレンスアンプ)のインピーダンスとの大小関係が入れ替わることになる。 【0224】以上説明したように,第9の実施の形態にかかるテスト回路によれば,セルTN1に流れる電流を基準としたリファレンスセルTN1rの電流検出が可能となる。また,第2の実施の形態にかかるテスト回路と同様に,センスアンプ側の負荷トランジスタの構成が通常モードとテストモードで共通となるため,リーク電流の検出感度を損なうことなくビットラインBLの欠陥を検査することが可能となる。 【0225】添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが,本発明はかかる実施の形態に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。 【0226】 【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,電流判定用メモリセルの試験と,データの書込みを行わない状態でビットラインからのリーク電流スクリーニングとを同時に実施することが可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000295 【氏名又は名称】沖電気工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年8月10日(2000.8.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100095957 【弁理士】 【氏名又は名称】亀谷 美明 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−56697(P2002−56697A) |
| 【公開日】 |
平成14年2月22日(2002.2.22) |
| 【出願番号】 |
特願2000−242151(P2000−242151) |
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