| 【発明の名称】 |
半導体記憶装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】中岡 義人
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| 【要約】 |
【課題】冗長メモリセルによる置換後あっても、潜在化した不良モードを加速試験により顕在化させることが可能な半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】冗長判定部1200.0は、正規メモリセルアレイ中の不良メモリセルアドレスを予め記憶し、通常動作モードにおいて、正規メモリセルの代わりに冗長メモリセルを選択する。冗長判定部1200.0は、テストモード信号TMと冗長制御信号RArが活性である場合に、アドレス信号に応じて、指定された冗長メモリセル行を選択する。一方、信号TMが活性で、信号RArが不活性ならば、正規メモリセルと前記冗長メモリセルとの置換動作を停止する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数の行列状に配置されるメモリセルを有するメモリセルアレイを備え、前記メモリセルアレイは、正規メモリセルが配置される正規メモリセルアレイと、前記正規メモリセルアレイを置換するための冗長メモリセルアレイとを含み、外部からの指示にしたがって、所定の動作モードが指定されたことを検知するための動作モード検知手段と、前記メモリセルを選択するためのアドレス信号を受けるアドレス信号入力端子群と、前記所定の動作モードにおいて、前記アドレス信号に応じて、前記正規メモリセルと前記冗長メモリセルとを、独立かつ連続的に選択することが可能なメモリセル選択手段とを備える、半導体記憶装置。 【請求項2】 前記メモリセル選択手段は、前記アドレス信号に応じて、前記正規メモリセルを選択するための正規セル選択手段と、前記正規メモリセルアレイ中の不良メモリセルアドレスを予め記憶し、通常動作モードにおいて、前記正規メモリセルの代わりに前記冗長メモリセルを選択するための冗長セル選択手段と含み、前記冗長セル選択手段は、前記所定の動作モードにおいて、冗長選択動作が指示されている場合に、前記アドレス信号に応じて、指定された冗長メモリセルを選択するため選択信号発生手段と、前記所定の動作モードにおいて、前記冗長選択動作が指示されていない場合に、前記正規メモリセルと前記冗長メモリセルとの置換動作を停止するための置換停止手段とを有する、請求項1記載の半導体記憶装置。 【請求項3】 前記所定の動作モードにおいて、外部からの冗長選択動作の指示を受けるための制御信号入力端子と、前記制御信号入力端子からの信号に基づいて、冗長選択制御信号を生成するための制御信号入力手段とをさらに備える、請求項2記載の半導体記憶装置。 【請求項4】 前記制御信号入力端子は、前記通常動作モードにおいて、前記半導体記憶装置の通常動作を制御するための信号を受ける、請求項3記載の半導体記憶装置。 【請求項5】 前記通常動作を制御するための信号は、出力イネーブル信号である、請求項4記載の半導体記憶装置。 【請求項6】 前記制御信号入力端子は、前記アドレス信号入力端子群のうちの未使用のアドレス信号入力端子である、請求項3記載の半導体記憶装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、冗長機能を有する半導体記憶装置の構成に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の半導体記憶装置においては、メモリセルアレイ中に含まれるメモリセルに不良が発生することによる歩留りの低下を補償するために、メモリセルアレイに予め冗長部分を設けておくことが一般的である。 【0003】図10は、このような従来のメモリセルアレイの構成を説明するための概念図である。 【0004】図10を参照して、メモリセルアレイ100は、正規メモリセルアレイ部100nと、冗長メモリセルアレイ部100Rとを含む。 【0005】冗長メモリセルアレイ部100Rは、冗長メモリセル行部100RRと、冗長メモリセル列部100RCと、冗長部の冗長部100RRCとを含む。 【0006】正規のモリセルアレイ部100nのメモリセル空間について、半導体記憶装置の製造工程中において試験することにより、不良メモリセルの検出が行なわれる。このようにして検出された不良メモリセルは、冗長メモリセルアレイ部100Rのメモリセルと置換される。 【0007】このような置換を行なう方法としては、ヒューズ回路を用いてこの不良メモリセルに対応する不良アドレスをプログラミングしておくことが一般的である。このような不良アドレスのプログラミングは、電気やレーザ等を用いて、ヒューズを切断することにより行なわれる。 【0008】さらに、冗長メモリセルアレイ部100Rのメモリ空間にも、不良メモリセルが存在する場合がある。したがって、上述したような製造工程中におけるメモリセル空間の試験においては、冗長メモリセルアレイ部100Rの試験を行なうことも必要である。 【0009】図11は、図10に示したメモリセルアレイ100の構成をより詳細に説明するための概略ブロック図である。 【0010】図11を参照して、正規メモリセルアレイ部100nには、そのメモリセル行に対応して、ワード線WL0〜WL15が設けられ、冗長メモリセル行部分100RRには、そのメモリセル行に対応して、スペアワード線SWL0〜SWL3が設けられる。ワード線WL0〜WL15は、行アドレス信号をデコードする行デコーダ110により選択的に活性化される。 【0011】一方、スペアワード線SWL0〜SWL3に対応して設けられるスペア行デコーダ112´は、上述したように、ヒューズ素子等により不揮発的に不良メモリセルが存在する不良行アドレスを記憶し、この不良行アドレスがアクセスされたときには、この不良行アドレスに対応するワード線WLnの代わりに、スペアワード線SWL0〜SWL3のうちの1つ、たとえばスペアワード線SWL2を活性化する。 【0012】また、正規メモリセルアレイ部100nと冗長メモリセル行部分100RRとに共通に、そのメモリセル列に対応して、ビット線対BL0,/BL0〜BL15,/BL15が設けられる。一方、冗長メモリセル列部分100RCには、そのメモリセル列に対応して、スペアビット線対SBL0,/SBL0〜SBL3,/SBL3が設けられている。このビット線対BL0,/BL0〜BL15,/BL15およびスペアビット線SBL0,/SBL0〜SBL3,/SBL3と、ワード線WL0〜WL15およびスペアワード線SWL0〜SWL3の交点に対応して、メモリセルMCが設けられている。 【0013】コラムデコーダ120は、列アドレス信号をデコードし、選択されたメモリセル列に対するセンスアンプおよびI/O回路(以下、SA+I/O回路と呼ぶ)140を選択的に活性化して、選択されたメモリセル列に対応するビット線対上に読出されたデータを、IO線対IO,/IOに選択的に伝達させる。 【0014】なお、図11においては、SA+I/O回路140は、ビット線対の電位差を増幅するための差動アンプと、選択されたビット線対とIO線対IO,/IOとを選択的に接続するためのゲート回路とを備えている。 【0015】一方、スペア列デコーダ122´は、ヒューズ素子等により不良メモリセルが存在する不良列アドレスを記憶し、不良列アドレスがアクセスされたときには、この不良列アドレスに対応するビット線対、たとえば、ビット線対BL12,/BL12の代わりに、スペアビット線対のうちの1つ、たとえば、スペアビット線対SBL0,/SBL0を選択的に、IO線対IO,/IOと接続する。 【0016】次に、図11に示したようなメモリセルアレイ100を有する半導体記憶装置に対する不良メモリセルの検出のための試験動作について説明する。 【0017】図11に示したような従来のメモリセルアレイ100により構成されるメモリセル空間の試験は、以下のような複数種類の試験から構成される。 【0018】(1) 冗長部分の置換処理前の試験としては、以下のものがある。 (1-1) メモリセル空間の正規メモリセルアレイ部100nに対する試験(1-2) メモリセル空間の冗長メモリセルアレイ部100Rに対する試験(2) 冗長部分による置換処理後の試験としては、以下のものがある。 【0019】(2-1) メモリセル空間の正規部分(冗長部分により置換されたアドレスを含む)に対する試験図11を参照すると、冗長部分の置換処理前の上述したメモリセル空間の正規メモリセルアレイ部に対する試験(1-1)では、ワード線WL0〜WL15とビット線対BL0,/BL0〜BL15,/BL15に対応するメモリセル空間の試験を行なう。 【0020】冗長部分の置換処理前のメモリセル空間の冗長メモリセルアレイ部に対する試験(1-2)では、以下の3つの部分に対する試験が行なわれる。 【0021】i) スペアワード線SWL0〜SWL3とビット線対BL0,/BL0〜BL15,/BL15により構成されるメモリセル空間に対する試験ii) ワード線WL0〜WL15とスペアビット線対SBL0,/SBL0〜SBL3,/SBL3により構成されるメモリセル空間に対する試験iii) スペアワード線SWL0〜SWL3とスペアビット線対SBL0,/SBL0〜SBL3,/SBL3により構成されるメモリセル空間に対する試験このような冗長メモリセルアレイ部分の試験により、冗長メモリセルアレイ部分100RR,100RCに不良ビットがあれば、冗長の冗長部分100RRCで置換して救済を行う。この場合、冗長部分100RR、100RCは必ずしも完全に救済されている必要はなく、少なくとも正規メモリセルアレイ部分の不良ビットを救済するのに必要な数だけ、置換可能なスペア行またはスペア列が存在すれば十分である。 【0022】さらに、冗長メモリセルアレイ部による置換処理後の試験(2-1)においては、たとえばワード線WLnをサブワード線SWL2により置換した場合は、ワード線WL0〜WLn−1,SWL2,WLn+1〜WL15と、ビット線対BL0,/BL0〜BL15,/BL15により構成されるメモリセル空間に対する試験が行なわれることになる。 【0023】図12は、図11に示したスペア行デコーダ112´の構成を説明するための概略ブロック図である。 【0024】図12を参照して、スペア行デコーダ112´は、スペアワード線SWL0〜SWL3にそれぞれ対応して設けられる冗長判定部2000.0〜2000.3を備える。スペアワード線SWL0〜SWL3は、初期状態においてはすべてが選択されうる状態(活性状態)に設定されている。このような初期状態のもとに、冗長判定部2000.0〜2000.3は、通常動作において、記憶している欠陥アドレスと選択されるメモリセルのアドレスが一致しない場合は、対応するスペアワード線SWL0〜SWL3を不活性化するために、それぞれワード線ドライバに対する制御信号/SRD<0>〜/SRD<3>を不活性化する。一方、通常動作において、冗長判定部2000.0〜2000.3のうち、記憶している欠陥アドレスと選択されるメモリセルのアドレスが一致した冗長判定部は、制御信号/SRD<0>〜/SRD<3>のうちの対応する信号を活性状態に維持する。 【0025】スペア行デコーダ112´は、さらに、テストモード(信号TMは”H”)において、スペアワード線SWL0〜SWL3をそれぞれ選択するための信号SR0〜SR3を生成し、冗長判定部2000.0〜2000.3に与えるためのスペアワード線選択信号発生回路2100を備える。 【0026】スペアワード線選択信号発生回路2100は、行アドレス信号に基づいて生成された内部行アドレス信号/RA<0>および/RA<1>を受けるNAND回路2010.0と、NAND回路2010.0の出力を受けて、冗長判定部2000.0に対する制御信号SR0を出力するためのインバータ2012.0と、内部行アドレス信号/RA<0>の反転信号である内部アドレス信号RA<0>および内部アドレス信号/RA<1>を受けるNAND回路2010.1と、NAND回路2010.1の出力を受けて、冗長判定部2000.1に対する制御信号SR1を出力するインバータ2012.1と、内部行アドレス信号/RA<1>の反転信号である内部アドレス信号RA<1>および内部アドレス信号/RA<0>を受けるNAND回路2010.2と、NAND回路2010.2の出力を受けて、冗長判定部2000.2に対する制御信号SR2を出力するインバータ2012.2と、内部行アドレス信号RA<0>およびRA<1>を受けるNAND回路2010.3と、NAND回路2010.3の出力を受けて、冗長判定部2000.3に対する制御信号SR3を出力するためのインバータ2012.3とを含む。 【0027】スペア行デコーダ112´は、さらに、冗長判定部2000.0〜2000.3から出力される信号SH0〜SH3を受けて、正規の行デコーダ110に対して、デコーダ動作の活性化を指示するための信号NREを出力するNOR回路2020とを備える。 【0028】冗長判定部2000.0は、ノードn11と電源電位Vccとの間に設けられ、信号/SRPに応じて導通状態となって、ノードn11のプリチャージを行なうためのPチャネルMOSトランジスタTP11と、ノードn11と接地電位GNDとの間に並列に設けられるプログラミング素子MR11〜MR18とを含む。 【0029】プログラミング素子MR11は、ノードn11と接地電位GNDとの間に直列に設けられるヒューズ素子F11とNチャネルMOSトランジスタTN11とを含む。トランジスタTN11のゲートは、内部アドレス信号/RA<0>を受ける。 【0030】他のプログラミング素子MR12〜MR18の構成も、入力される内部アドレス信号が異なるのみで、基本的にはプログラミング素子MR11と同様の構成である。ここで、プログラミング素子MR12〜MR18は、それぞれ、内部アドレス信号RA<0>、/RA<1>、RA<1>、/RA<2>、RA<2>、/RA<3>およびRA<3>を受ける。 【0031】冗長判定部2000.0は、さらに、ノードn11と電源電位Vccとの間に設けられるPチャネルMOSトランジスタTP12と、ノードn11とノードn12との間に設けられるインバータINV11とを含む。ノードn11とトランジスタTP12のゲートが接続され、トランジスタTP12とインバータINV11とでハーフラッチが構成される。 【0032】冗長判定部2000.0は、さらに、テストモード信号TMを受けるインバータINV12と、インバータINV12の出力とノードn12の電位レベルとを受けて、信号SH0を出力するNAND回路GNA11と、信号SR0とテストモード信号TMとを受けるNAND回路GNA12と、NANDゲートGNA12の出力とノードn12の電位とを入力に受け、信号/SRD<0>を出力するNAND回路GNA13とを含む。 【0033】信号/SRD<0>に応じて、ワード線SWL0を駆動するワード線ドライバ回路(図示せず)が制御される。 【0034】他の冗長判定部2000.1〜2000.3も基本的には同様の構成を有する。 【0035】次に、図12に示したスペア行デコーダ112´の動作を簡単に説明する。置換を行ないたい不良アドレスは、プログラミング素子MR11〜MR18中のヒューズ素子F11〜F18を切断することによりプログラミングされる。 【0036】アドレス信号が、このプログラムされた不良アドレスと一致して、スペアワード線のうち、たとえばSWL0が選択される場合の動作は、以下のとおりである。 【0037】i)通常動作モードでの動作予め、ノードn11は、信号/SRPが“L”レベルとなることにより、“H”レベルに充電されている。内部アドレス信号が、プログラムされた不良アドレスと一致する場合には、ノードn11の電位レベルはこの“H”レベルのまま保たれ、ノードn12の電位レベルは“L”レベルとなる。 【0038】テストモード動作でないときには信号TMは“L”レベルであるために、NAND回路GNA12の出力は“H”レベルである。したがって、ノードn12の電位レベルが“L”レベルであることに応じて、信号/SRD<0>は活性状態(“H”レベル)となって、スペアワード線SWL0が選択される。ここで、ノードn12の電位レベルが“L”レベルであって、インバータINV12の出力レベルが“H”レベルであることにより、NAND回路GNA11の出力である信号SH0は“H”レベルとなる。これに応じて、信号NREが“L”レベルとなって、正規の行デコーダ110の動作が停止される。 【0039】一方で、4組のスペアワード線SWL0〜SWL3のいずれも非使用である場合は、信号NREは“H”レベルであって、行デコーダ110により、正規のワード線WL0〜WL15のいずれかが選択される。 【0040】ii)テスト動作モードでの動作さらに、スペアワード線SWLをテストする際には、テストモード信号TMが“H”レベルとされる。これに応じて、内部行アドレス信号/RA<0>〜/RA<1>、RA<0>〜RA<1>により、テストモードにおいてスペアワード線SWL0〜SWL3のいずれかを選択することが可能となる。 【0041】たとえば、内部行アドレス信号/RA<0>と/RA<1>とがともに”H”レベルであれば、インバータ2012.0の出力は”H”レベルとなる。信号TMが”H”レベルであるから、このとき、NAND回路GNA12の出力は”L”となる。つまり、ノードn12のレベルにかかわらず、NAND回路GNA13からの信号/SRD<0>が”H”レベルとなる。 【0042】また、テストモード信号TMが“H”レベルであるときは、インバータINV12の出力は“L”レベルであって、NAND回路GNA11の出力である信号SH0〜SH3は、いずれも“H”レベルとなるため、信号NREは“L”レベルであって、正規ワード線の選択動作は停止される。 【0043】したがって、スペア行デコーダ112´のような構成により、(1−1)冗長置換前におけるメモリセル空間の正規メモリセルアレイ部の試験、(1−2)冗長置換前におけるメモリセル空間の冗長メモリセルアレイ部の試験、(2−1)冗長置換後におけるメモリセル空間の正規メモリセルアレイ部の試験を行なうことが可能となる。 【0044】 【発明が解決しようとする課題】図11を参照すると、メモリセル空間において、正規メモリセルアレイ部と冗長メモリセルアレイ部とは、物理的にはその境界は隣接している。したがって、行デコーダ110および列デコーダ120により駆動されるか、あるいは冗長行デコーダ112´および冗長列デコーダ122´により駆動されるかという点のみが異なるだけであって、それらの構成は基本的に同様である。 【0045】言い換えれば、正規メモリセルアレイ部100nには、このメモリセルアレイをアクセスする際に与えられるアドレスの割付が行なわれているが、冗長メモリセルアレイ部100Rは、この正規メモリセルアレイ部100n中のメモリセル行またはメモリセル列と置換することを目的とするため、アドレスの割付が行なわれていない点で異なる。 【0046】ここで、上述したように、たとえばワード線WLnとスペアワード線SWL2が置換されれば、ワード線WL2に対応するメモリセル行に存在する不良メモリセルは救済されることになる。しかしながら、ワード線WLnに対応する不良メモリセルMCf1の故障の原因が、たとえば、隣のワード線WLn−1に対応し、かつ、この不良メモリセルMCf1に隣接するメモリセルMCf2との間の干渉(たとえば微弱リーク)等による場合がある。この場合、ワード線WLnをスペアワード線SWL2により置換すれば、不良メモリセルMCf1の救済を行なうことはできる。 【0047】しかしながら、その後の加速試験では、この不良メモリセルMCf1と干渉を持っているメモリセルMCf2が存在するワード線WLn−1については置換が行なわれていないにもかかわらず、ワード線WLnが加速試験中に選択されることがない。このため、このようなメモリセル間(MCf1、MCf2)に存在する相互干渉の影響を加速して顕在化させることが困難になる。 【0048】言い換えると、冗長メモリセル行による置換を行なったために、その後に行なわれる加速試験において、本来顕在化されるべき不良が潜在化したままになってしまう可能性がある。 【0049】以上説明したのと同様なことは、置換先のメモリセルに不良メモリセルが隣接している場合にも起こりうる。 【0050】さらに、冗長メモリセルアレイ部を使用しない場合でも、正規メモリセルアレイ部100nに隣接する冗長メモリセルアレイ部100Rに、不良メモリセルが存在する場合には、同様に、冗長メモリセルアレイ部が加速試験によっては選択されず、このような不良が加速試験により顕在化されないということが生じ得る。 【0051】つまり、以上説明したとおり、正規メモリセルアレイ部100nに対応して、冗長メモリセルアレイ部100Rを設けることにより、半導体記憶装置の歩留りを向上させることは可能である。しかしながら、現在では、このような単純な歩留り向上だけでは十分でなく、デバイス構造が微細化するに従って、メモリセル間等に存在する干渉が理由となって、不良モードが潜在化している場合がある。 【0052】このような場合に、単純に不良メモリセルを冗長メモリセルと置換するだけでは、故障箇所を加速試験により顕在化させることをかえって困難にしてしまうという問題がある。 【0053】一方で、仮に、このような加速試験を行ない難い不良モードを顕在化させるためには、長大な試験時間が必要となってしまうという問題がある。 【0054】本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、正規メモリセルアレイ部に存在する不良メモリセルを、冗長メモリセルアレイ部のメモリセルと置換した場合であっても、メモリセル間等に存在する潜在化した不良モードを加速試験により顕在化させることが可能な半導体記憶装置を提供することである。 【0055】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の半導体記憶装置は、複数の行列状に配置されるメモリセルを有するメモリセルアレイを備え、メモリセルアレイは、正規メモリセルが配置される正規メモリセルアレイと、正規メモリセルアレイを置換するための冗長メモリセルアレイとを含み、外部からの指示にしたがって、所定の動作モードが指定されたことを検知するための動作モード検知手段と、メモリセルを選択するためのアドレス信号を受けるアドレス信号入力端子群と、所定の動作モードにおいて、アドレス信号に応じて、正規メモリセルと冗長メモリセルとを、独立かつ連続的に選択することが可能なメモリセル選択手段とを備える。 【0056】請求項2記載の半導体記憶装置は、請求項1記載の半導体記憶装置の構成において、メモリセル選択手段は、アドレス信号に応じて、正規メモリセルを選択するための正規セル選択手段と、正規メモリセルアレイ中の不良メモリセルアドレスを予め記憶し、通常動作モードにおいて、正規メモリセルの代わりに冗長メモリセルを選択するための冗長セル選択手段と含み、冗長セル選択手段は、所定の動作モードにおいて、冗長選択動作が指示されている場合に、アドレス信号に応じて、指定された冗長メモリセルを選択するため選択信号発生手段と、所定の動作モードにおいて、冗長選択動作が指示されていない場合に、正規メモリセルと冗長メモリセルとの置換動作を停止するための置換停止手段とを有する。 【0057】請求項3記載の半導体記憶装置は、請求項2記載の半導体記憶装置の構成において、所定の動作モードにおいて、外部からの冗長選択動作の指示を受けるための制御信号入力端子と、制御信号入力端子からの信号に基づいて、冗長選択制御信号を生成するための制御信号入力手段とをさらに備える。 【0058】請求項4記載の半導体記憶装置は、請求項3記載の半導体記憶装置の構成において、制御信号入力端子は、通常動作モードにおいて、半導体記憶装置の通常動作を制御するための信号を受ける。 【0059】請求項5記載の半導体記憶装置は、請求項4記載の半導体記憶装置の構成において、通常動作を制御するための信号は、出力イネーブル信号である。 【0060】請求項6記載の半導体記憶装置は、請求項3記載の半導体記憶装置の構成において、制御信号入力端子は、アドレス信号入力端子群のうちの未使用のアドレス信号入力端子である。 【0061】 【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は、本発明の半導体記憶装置1000の構成を説明するための概略ブロック図である。 【0062】なお、以下の説明では、半導体記憶装置1000は、1チップ上に設けられるダイナミック型半導体記憶装置(DRAM)であるものとして説明するが、本発明はこのような場合に限定されることなく、冗長メモリセルが設けられる他の半導体記憶装置や、半導体記憶回路が論理回路とともに1チップ上に搭載される場合にも適用可能なものである。 【0063】図1を参照して、半導体チップ1上に、各々が行列状に配置された複数のメモリセルを有するメモリセルアレイ100.0〜100.3を備える。 【0064】また、メモリセルアレイ100.0〜100.3のそれぞれに対応して、正規行デコーダ110、スペア行デコーダ112、正規列デコーダ120、スペア列デコーダ122が設けられる。 【0065】半導体記憶装置1000は、さらに、アドレス信号A0〜Anを入力するためのアドレス入力端子群2と、クロック信号CLKを入力するためのクロック信号入力端子4と、行アドレスストローブ信号RAS、列アドレスストローブ信号CAS、ライトイネーブル信号WE、出力イネーブル信号OE等の外部制御信号を受ける出力信号入力端子群6を備える。 【0066】半導体記憶装置1000は、さらに、アドレス信号入力端子2から与えられるアドレス信号をバッファ処理して、内部アドレス信号を生成するためのアドレスバッファ12と、クロック信号入力端子4からのクロック信号CLKを受けてバッファ処理するためのクロックバッファ14と、外部制御信号を受けてバッファ処理するための制御信号入力バッファ16と、クロックバッファ14からの出力と制御信号入力バッファ16からの出力CNTとを受けて、半導体記憶装置1000の動作を制御するための内部制御信号信号を生成するためのクロック生成回路20と、クロック生成回路20からの内部制御信号に応じて動作し、アドレスバッファ12からの内部アドレス信号と外部制御信号との組合せに応じて、テストモード信号TMおよび/TMを生成するテストモード信号生成回路30とを備える。 【0067】行デコーダ110およびスペア行デコーダ112は、アドレスバッファ12からの内部アドレス信号に応じて対応するメモリセル行の選択を行ない、列デコーダ120およびスペア列デコーダ122は、アドレスバッファ12からの内部アドレス信号に応じて対応するメモリセル列の選択を行なう。 【0068】各メモリセルアレイ100.0〜100.3には、それぞれ選択されたメモリセルからの読出データを増幅し、IOバス32に出力するためのSA+IO回路140が設けられる。 【0069】IOバス32から読出されたデータは、データ出力バッファ40を介して、データ入出力端子群50に対して出力される。 【0070】一方、データ書込の際には、データ入出力端子群50に与えられた書込データは、入力バッファ42を介してIOバス32に与えられ、さらにIOバス32から選択されたメモリセルに、センスアンププラスIO回路140を介して伝達される。 【0071】図2は、図1に示したメモリセルアレイ100.0におけるアドレス割付の構成を示すための概念図である。 【0072】他のメモリセルアレイ100.1〜100.3においても同様である。メモリセルアレイ100.0は、正規メモリセルアレイ部100nと、冗長メモリセル行100RRと、冗長メモリセル列100RCと、冗長の冗長部分100RRCとを含む。 【0073】正規メモリセルアレイ部100nの行アドレスは、アドレス信号RA3に応じてメモリセル行が2分割され、さらに行アドレス信号RA2に応じて、アドレス信号RA3によって分割されたメモリセル行がさらに2分割される。 【0074】行アドレス信号RA2によって分割されたメモリセル行は、さらに、行アドレスRA1により2分割され、行アドレスRA1によって分割されたメモリセル行は、さらに行アドレスRA0に応じて2分割される。 【0075】以上により、行アドレス信号RA0〜RA3に応じて、16個のメモリセル行が識別される。 【0076】同様にして、列アドレス信号CA0〜CA3に応じて、16個のメモリセル列が識別される。 【0077】さらに、冗長行においては、信号RA1およびRA0により4個の冗長行が識別され、冗長列においては、列アドレス信号CA0およびCA1により、4個の冗長メモリセル列が識別される。 【0078】なお、正規メモリセルアレイ100nと冗長メモリセル行100RRとは、信号RArと信号/RArとにより区別される。一方、正規メモリセルアレイ100nと冗長メモリセル列100RCとは、信号CArと信号/CArとにより区別される。 【0079】図3は、図1に示した制御信号入力端子群6およびアドレス信号入力端子群2と、それに対応するバッファ回路の構成を説明するための概略ブロック図である。 【0080】図1において説明したとおり、アドレス信号入力端子群2に与えられた信号は、アドレスバッファ12により、内部アドレス信号RA<0>〜RA<n>,/RA<0>〜/RA<n>(本実施の形態では、n=3)の相補信号に変換される。同様に、列アドレス信号もアドレスバッファ12により、内部アドレス信号CA<0>〜CA<n>,/CA<0>〜/CA<n>の相補信号に変換される。 【0081】制御信号入力端子6.1に与えられる行アドレスストローブ信号RASは、バッファ16.1により行アドレスコントロールクロック信号RACCSに変換され、制御信号入力端子6.2に与えられる列アドレスストローブ信号はバッファ回路16.2により列アドレスコントロールクロック信号CACCSに変換される。 【0082】さらに、制御信号入力端子6.3に与えられるライトイネーブル信号WEは、バッファ回路16.3により入力データ制御信号IDCCに変換される。 【0083】制御信号入力端子6.4に与えられる出力イネーブル信号OEは、テストモード信号の反転信号/TMにより制御されるトランスファゲートTG11を介して通常動作モードにおいてはバッファ回路18.0に与えられ、出力データコントロールクロック信号ODCCに変換される。 【0084】一方、制御信号入力端子6.4に与えられる出力イネーブル信号OEは、テストモード信号TMによって制御されるトランスファゲートTG12を介して、テストモードにおいてはバッファ回路18.1に与えられる。バッファ回路18.1からは、冗長アドレス制御信号RArおよび冗長列アドレス信号CAr、それらの反転信号である信号/RArおよび/CArがそれぞれ出力される。 【0085】図4は、図3に示したアドレスバッファ14のうち、行アドレスとして与えられるうちの1ビットの信号A0に関わる部分回路12.R0の構成を説明するための回路図である。 【0086】同様の構成が行アドレスの他のビットに対応しても設けられる。図4を参照して、部分回路12.R0は、クロック生成回路20から出力される信号/RALを受けるインバータINVR1と、インバータINVR1の出力および信号/RALにより制御されて、アドレス信号A0を受けるトランスファゲートTGR1と、トランスファゲートTGR1の出力を受けてそのレベルをラッチするためのラッチ回路LTR1を含む。 【0087】ラッチ回路LTR1は、トランスファゲートTGR1の出力を受けるインバータINVR2と、インバータINVR2の出力を受けて、反転してインバータINVR2の入力ノードに与えるインバータINVR3を含む。 【0088】部分回路12.R0は、さらに、ラッチ回路LTR1の出力を受けるインバータINVR5と、クロック信号生成回路20からの信号RADEを一方入力ノードに、ラッチ回路LTR1の出力を他方入力ノードに受けるNAND回路GNAR1と、インバータINVR5の出力を一方入力ノードに、他方入力ノードに信号RADEを受けるNAND回路GNAR2と、NAND回路GNAR1の出力を受けて、内部アドレス信号/RA<0>を出力するためのインバータINVR6と、NAND回路GNAR2の出力を受けて、内部アドレス信号RA<0>を出力するためのインバータINVR7とを含む。 【0089】図5は、図3に示したアドレスバッファ12に含まれる列アドレスの1ビット分に相当する部分回路12.C0を説明するための回路図である。 【0090】同様の構成が列アドレスの他のビットに対応しても設けられる。図5を参照して、部分回路12.C0は、クロック生成回路20から出力される信号/CALを受けるインバータINVC1と、インバータINVC1の出力および信号/CALにより制御されて、アドレス信号A0を受けるトランスファゲートTGC1と、トランスファゲートTGC1の出力を受けてそのレベルをラッチするためのラッチ回路LTC1を含む。 【0091】ラッチ回路LTC1は、トランスファゲートTGC1の出力を受けるインバータINVC2と、インバータINVC2の出力を受けて、反転してインバータINVC2の入力ノードに与えるインバータINVC3を含む。 【0092】部分回路12.C0は、さらに、ラッチ回路LTC1の出力を受けるインバータINVC5と、クロック信号生成回路20からの信号CADEを一方入力ノードに、ラッチ回路LTC1の出力を他方入力ノードに受けるNAND回路GNAC1と、インバータINVC5の出力を一方入力ノードに、他方入力ノードに信号CADEを受けるNAND回路GNAC2と、NAND回路GNAC1の出力を受けて、内部アドレス信号/CA<0>を出力するためのインバータINVC6と、NAND回路GNAC2の出力を受けて、内部アドレス信号CA<0>を出力するためのインバータINVC7とを含む。 【0093】なお、バッファ回路18.1にも、部分回路12.R0と12.C0に相当する回路が設けられ、制御信号OEから、冗長アドレス制御信号RArおよび冗長列アドレス信号CAr、それらの反転信号である信号/RArおよび/CArが生成される。 【0094】図6は、図1に示したスペア行デコーダ112の構成を説明するための概略ブロック図である。 【0095】図6を参照して、スペア行デコーダ112は、スペアワード線SWL0〜SWL3にそれぞれ対応して設けられる冗長判定部1200.0〜1200.3を備える。スペアワード線SWL0〜SWL3は、初期状態においてはすべてが選択されうる状態(活性状態)に設定されている。このような初期状態のもとに、冗長判定部1200.0〜1200.3は、通常動作において、記憶している欠陥アドレスと選択されるメモリセルのアドレスが一致しない場合は、対応するスペアワード線SWL0〜SWL3を不活性化するために、それぞれワード線ドライバに対する制御信号/SRD<0>〜/SRD<3>を不活性化する。一方、通常動作において、冗長判定部1200.0〜1200.3のうち、記憶している欠陥アドレスと選択されるメモリセルのアドレスが一致した冗長判定部は、制御信号/SRD<0>〜/SRD<3>のうちの対応する信号を活性状態に維持する。 【0096】スペア行デコーダ112は、さらに、テストモードにおいて、スペアワード線SWL0〜SWL3をそれぞれ選択するための信号SR0〜SR3を生成し、冗長判定部1200.0〜1200.3に与えるためのスペアワード線選択信号発生回路1400を備える。 【0097】スペアワード線選択信号発生回路1400は、行アドレス信号に基づいて生成された内部行アドレス信号/RA<0>および/RA<1>と信号RArとを受ける3入力NAND回路1410.0と、3入力NAND回路1410.0の出力を受けて、冗長判定部1200.0に対する制御信号SR0を出力するためのインバータ1412.0と、内部行アドレス信号/RA<0>の反転信号である内部アドレス信号RA<0>および内部アドレス信号/RA<1>と信号RArとを受ける3入力NAND回路1410.1と、3入力NAND回路1410.1の出力を受けて、冗長判定部1200.1に対する制御信号SR1を出力するインバータ1412.1と、内部行アドレス信号/RA<1>の反転信号である内部アドレス信号RA<1>および内部アドレス信号/RA<0>と信号RArとを受ける3入力NAND回路1410.2と、3入力NAND回路1410.2の出力を受けて、冗長判定部1200.2に対する制御信号SR2を出力するインバータ1412.2と、内部行アドレス信号RA<0>およびRA<1>と信号RArとを受ける3入力NAND回路1410.3と、3入力NAND回路1410.3の出力を受けて、冗長判定部1200.3に対する制御信号SR3を出力するためのインバータ1412.3とを含む。 【0098】スペア行デコーダ112は、さらに、冗長判定部1200.0〜1200.3から出力される信号SH0〜SH3を受けて、正規の行デコーダ110に対して、デコーダ動作の活性化を指示するための信号NREを出力するNOR回路2020とを備える。 【0099】冗長判定部1200.0は、ノードn11と電源電位Vccとの間に設けられ、信号/SRPに応じて導通状態となって、ノードn11のプリチャージを行なうためのPチャネルMOSトランジスタTP11と、ノードn11と接地電位GNDとの間に並列に設けられるプログラミング素子MR11〜MR18とを含む。 【0100】プログラミング素子MR11〜MR18の構成は、図10において説明したのと同様であるのその説明は繰り返さない。 【0101】冗長判定部1200.0は、さらに、ノードn11と電源電位Vccとの間に設けられるPチャネルMOSトランジスタTP12と、ノードn11とノードn12との間に設けられるインバータINV11とを含む。ノードn11とトランジスタTP12のゲートが接続され、トランジスタTP12とインバータINV11とでハーフラッチが構成される。 【0102】冗長判定部1200.0は、さらに、信号SR0を受けて反転するインバータINV13と、インバータINV13の出力および信号/TMの論理和とノードn12の電位レベルおよび信号TMの論理和との否定論理積演算を行なって信号/SRD<0>を出力するための複合ゲートGCM11と、信号/RArおよび信号/TMの論理和とノードn12の電位レベルおよび信号TMの論理和との否定論理積演算を行なって信号SH0を出力するための複合ゲートGCM12とを含む。 【0103】信号/SRD<0>に応じて、ワード線SWL0を駆動するワード線ドライバ回路(図示せず)が制御される。 【0104】他の冗長判定部1200.1〜1200.3も基本的には同様の構成を有する。 【0105】図7および図8は、図6に示した複合ゲートGCM11または複合ゲートGCM12の構成を説明する図である。複合ゲートGCM11または複合ゲートGCM12の構成を説明する便宜上、以下では、これらと同等の構成を有する復号ゲートGCMの構成を説明することとする。図7に示すとおり、復号ゲートGCMは、信号A1および信号A2の論理和と信号B1および信号B2の論理和との否定論理積演算を行なって信号Yを出力する。 【0106】図8を参照して、復号ゲートGCMは、電源電位Vccと出力ノードn0との間に直列に設けられるPチャネルMOSトランジスタQP11およびQP12と、電源電位Vccと出力ノードn0との間に直列に設けられるPチャネルMOSトランジスタQP21およびQP22と、出力ノードn0と接地電位GNDとの間に直列に設けられるNチャネルMOSトランジスタQN11およびQN12と、出力ノードn0と接地電位GNDとの間に直列に設けられるNチャネルMOSトランジスタQN21およびQN22とを備える。 【0107】トランジスタQN12のドレインとトランジスタQN22のドレインとが接続される。 【0108】また、トランジスタQP21およびQN21のゲートはともに信号A1を受け、トランジスタQP22およびQN11のゲートはともに信号A2を受け、トランジスタQP11およびQN22のゲートはともに信号B1を受け、トランジスタQP12およびQN12のゲートはともに信号B2を受ける。 【0109】次に、図6に示したスペア行デコーダ112の動作を簡単に説明する。図6に示したスペア行デコーダの動作について説明する。スペア行デコーダ112の動作は、基本的な部分では、図12に示したスペア行デコーダ112´の動作と同様である。 【0110】i)通常動作モードの動作すなわち、テスト信号TMが“L”レベル、信号/TMが“H”レベルであって、テストモード動作でない場合は、図12に示したスペア行デコーダ112´の動作と同様に、冗長判定回路1200.0〜1200.3においてスペアワード線による置換を行うかの判定が行われる。 【0111】ii)テスト動作モードの動作一方、テストモード信号TMが“H”レベル、信号/TMが“L”レベルであって、テストモード動作である場合には、信号RArが“H”レベルに設定されたときは、行アドレスRA<0>、RA<1>、/RA<0>、/RA<1>の組合せにより、外部からスペアワード線を自由に選択することが可能となる。このとき、信号/RArが“L”レベルであることにより信号NREは”L”レベルとなって正規ワード線の選択動作は非活性とされる。 【0112】一方、テストモード動作である場合(テストモード信号TMが“H”レベル、信号/TMが“L”レベル)で、信号/RArが“H”レベルに設定されたときは、行アドレスRA<0>、RA<1>等(/RA<0:3>、RA<0:3>)の組合せにより、外部から正規ワード線を自由に選択することが可能となる。このとき、信号RArが“L”レベルであることにより冗長ワード線の選択動作は非活性とされる。 【0113】より詳しく説明すると以下の通りである。 ii−1)テスト動作モードでの冗長メモリセル行の選択動作たとえば、テスト動作モードにおいて、内部行アドレス信号/RA<0>と/RA<1>とがともに”H”レベルであって、信号RArのレベルも”H”レベルであれば、インバータ1412.0の出力は”H”レベルとなる。信号TMが”H”レベルであるから、ノードn12のレベルにかかわらず、複合ゲートGCM11からの信号/SRD<0>が”H”レベルとなる。 【0114】また、テストモード信号TMが“H”レベル、信号/TMが“L”レベル、かつ信号/RArが“L”レベルであるときは、複合ゲートGCM12の出力は“H”レベルであって、信号NREは“L”レベルとなり、正規ワード線の選択動作は停止される。 【0115】ii−2)テスト動作モードでの正規メモリセル行の選択動作一方、テストモード信号TMが“H”レベル、かつ信号RArが“L”レベルであるときは、信号SR0〜SR3はいずれも”L”となって、スペアワード線選択信号発生回路1400の動作は不活性化される。さらに、複合ゲートGCM11の出力信号/SRD<0>〜/SRD<3>は、ノードn12のレベルとはかかわりなく、”L”レベルとなる。 【0116】さらに、信号TMが”H”レベルであって、信号/RArが”H”レベルであることにより復号ゲートGCM12の出力レベルは、ノードn12の電位レベルに関わりなく”L”レベルである。つまり、ノードn12の電位レベルに関わりなく、信号NREは”H”レベルとなる。したがって、冗長置換後、言いかえるとヒューズの切断後であっても、アドレス信号に応じて、正規メモリセルアレイ部100nのメモリセルが選択されることになる。 【0117】なお、同様の構成が、スペア列デコーダ122に対しても設けられているものとする。 【0118】図12に示した冗長判定回路112´の構成では、冗長置換後のテストモードにおいて、冗長メモリセルアレイ部分のみを選択的に活性化することは可能であるが、正規メモリセルアレイ部分のみを選択的に活性化することはできない。 【0119】これに対して、図6に示した冗長判定回路112では、以上のような構成とすることで、リード・ライトといった半導体記憶装置へのアクセス動作において、搭載されている全メモリセル空間の正規メモリセルアレイ部と冗長メモリセルアレイ部を同等に扱い、正規メモリセルアレイ部と冗長メモリセルアレイ部を等価に連続的にアクセスすることが可能となる。 【0120】したがって、メモリセル空間の正規メモリセルアレイ部と冗長メモリセルアレイ部が隣接する境界部分についても加速試験を行なうことが可能となる。 【0121】なお、以上の説明では、出力イネーブル信号OEを受ける出力信号入力端子を用いる場合について説明したが、他の制御信号入力端子を用いる構成としてもよい。 【0122】[実施の形態2]実施の形態1においては、信号RArおよびCAr等を生成するために制御信号入力端子群6中の1つの端子、たとえば、出力イネーブル信号入力端子を用いる構成について説明した。実施の形態2においては、他の端子からの信号に基づいて、信号RArおよびCAr等を生成する構成について説明する。 【0123】図9は、本発明の実施の形態2のアドレスバッファ12の構成を説明するための概略ブロック図である。 【0124】アドレスバッファ12は、アドレス信号A0〜An−1を受けて、内部アドレス信号RA<0>〜RA<n−1>,/RA<0>〜/RA<n−1>を出力するためのアドレスバッファ12.0と、アドレス信号Anを受けて、通常動作においては、内部アドレス信号RA<n>,/RA<n>とCA<n>,/CA<n>を生成し、テスト動作モードにおいては、冗長行アドレス制御信号RArおよび冗長列アドレス制御信号CArを出力するアドレスバッファ12.1とを含む。 【0125】アドレスバッファ12.1は、アドレス信号Anを受けてバッファ処理するためのバッファ回路120と、信号/TMにより制御され、通常動作において、バッファ回路120からの出力を信号RA<n>,/RA<n>、CA<n>,/CA<n>として出力するためのトランスファゲートTG21およびTG22と、信号TMにより制御されてテスト動作モードにおいて、バッファ回路120の出力を信号RAr,/RAr、CAr,/CArとして出力するためのトランスファゲートTG23およびTG24とを含む。 【0126】半導体記憶装置においては、その語構成やリフレッシュサイクルがアセンブリ時のワイヤーボンディングで固定的に切りかえられることが多い。これら語構成・リフレッシュサイクルによっては未使用のアドレス入力ピンやデータ入出力ピンが発生する場合がある。 【0127】たとえば、64MbDRAMにおいては、リフレッシュモードとして4Kリフレッシュサイクルモードと8Kリフレッシュサイクルモードの2つがある。 【0128】このとき、語構成が×2以上となる場合としては、通常、×4、×8、×16等の場合がある。 【0129】この語構成が×2以上となる場合であって、たとえば、×4,8Kリフレッシュサイクルモードで動作する場合は、アドレス信号RA<0>〜RA<12>、CA<0>〜CA<10>等の内部アドレスを生成するために、アドレス入力端子にはアドレス信号A0〜A12が与えられる。 【0130】一方、この同じ半導体チップを×4,4Kリフレッシュサイクル動作モードで使用する場合には、内部アドレスとしてはRA<0>〜RA<11>,CA<0>〜CA<11>が必要となり、アドレス入力端子にはアドレス信号A0〜A11が与えられることになる。したがって、この場合は、アドレスピンA12は未使用となる。 【0131】図9に示したアドレス信号Anはこのように、未使用のアドレスとなったアドレス入力ピンに対応するもので、入力ピンの数を増加させることなく、実施の形態1と同様の効果を奏することが可能となる。 【0132】すなわち、メモリセル空間の正規メモリセルアレイ部と冗長メモリセルアレイ部とを区別して、外部から任意のメモリセルを選択することが可能となるため、不良メモリセルを冗長メモリセルにより置換する、あるいは置換しないに拘らず冗長メモリセル部分を含むすべてのメモリセル空間の不具合を加速試験することができる。したがって、不良メモリセルを高い検出力で試験することが容易に実現可能となる。 【0133】なお、未使用のアドレス入力ピンを用いる代わりに、未使用のデータ入出力ピンを用いる構成としてもよい。 【0134】今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。 【0135】 【発明の効果】請求項1〜6記載の半導体記憶装置は、メモリセル空間の正規メモリセルアレイ部と冗長メモリセルアレイ部とを区別して、外部から任意のメモリセルを選択することが可能となるため、不良メモリセルを冗長メモリセルにより置換する、あるいは置換しないに拘らず冗長メモリセル部分を含むすべてのメモリセル空間の不具合を加速試験することができる。したがって、不良メモリセルを高い検出力で試験することが容易に実現可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006013 【氏名又は名称】三菱電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年8月10日(2000.8.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100064746 【弁理士】 【氏名又は名称】深見 久郎 (外4名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−56693(P2002−56693A) |
| 【公開日】 |
平成14年2月22日(2002.2.22) |
| 【出願番号】 |
特願2000−242649(P2000−242649) |
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