| 【発明の名称】 |
不揮発性半導体記憶装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】武田 景一郎
【氏名】原田 晃宏
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| 【要約】 |
【課題】データの読み出し動作の高速化が図られた不揮発性半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】不揮発性半導体記憶装置は,セルバイアス回路1(定電圧出力部),メモリセルアレイ3,カラムスイッチ群4,非選択ソースラインイコライズトランジスタ群5,検出回路6,サブメモリセルアレイ選択回路7,ワードライン選択回路8,カラムアドレスデコーダ9を備えている。セルバイアス回路1は,メモリセルアレイ3を構成する各メモリセルのドレインにバイアス電圧を供給する。検出回路6は,第1検出部6aおよび第2検出部6bから構成されている。これら第1検出部6aと第2検出部6bは相互に略同一の回路構成を有する。第1検出部6a,第2検出部6bは,セルバイアス回路1から出力されるバイアス電圧に等しい電圧をノード17a,17bを経由してビットラインに出力する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数のメモリセルと,前記各メモリセルのドレインが接続される複数のドレインラインと,前記各メモリセルのソースが接続される複数のソースラインと,第1の定電圧を出力する定電圧出力部と,前記複数のドレインラインを選択的に前記定電圧出力部に接続する第1ドレインライン選択部と,前記複数のソースラインを選択的に前記定電圧出力部に接続する第1ソースライン選択部と,前記複数のドレインラインを選択的に複数のビットラインに接続する第2のドレインライン選択部と,前記複数のソースラインを選択的に複数のメインソースラインに接続する第2のソースライン選択部と,第1のノードに対して第2の定電圧を出力するとともに,前記第1のノードにおける電流電圧変動を増幅して第2のノードに出力する検出部と,前記複数のビットラインを選択的に前記第1のノードに接続するビットライン選択部と,を備えたことを特徴とする,不揮発性半導体記憶装置。 【請求項2】 前記複数のメモリセルの中で隣接する2個のメモリセルの各ドレインに接続されている2本のドレインラインは,1本のビットラインに接続されることを特徴とする,請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。 【請求項3】 前記第1の定電圧と前記第2の定電圧は,略同一のレベルであることを特徴とする,請求項1または2に記載の不揮発性半導体記憶装置。 【請求項4】 前記検出部は,前記第1の定電圧を参照して,前記第2の定電圧を生成することを特徴とする,請求項1,2,または3に記載の不揮発性半導体記憶装置。 【請求項5】 基準電圧を出力する基準電圧出力部を備え,前記定電圧出力部は,前記基準電圧を参照して,前記第1の定電圧を生成し,前記検出部は,前記基準電圧を参照して,前記第2の定電圧を生成する,ことを特徴とする,請求項1,2,または3に記載の不揮発性半導体記憶装置。 【請求項6】 前記定電圧出力部は,前記第1の定電圧を生成する第1の定電圧生成部と,前記第2の定電圧を生成する第2の定電圧生成部とを備え,少なくとも前記第1の定電圧生成部は,モード信号に応じてイネーブル状態/ディスエーブル状態に切り替わる,ことを特徴とする,請求項1,2,3,4,または5に記載の不揮発性半導体記憶装置。 【請求項7】 前記検出部は,モード信号に応じてイネーブル状態/ディスエーブル状態に切り替わる,ことを特徴とする,請求項1,2,3,4,5,または6に記載の不揮発性半導体記憶装置。 【請求項8】 前記メモリセルに対する電気的なデータ書き込みが可能であることを特徴とする,請求項1,2,3,4,5,6,または7に記載の不揮発性半導体記憶装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は,不揮発性半導体記憶装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】特開昭61−180999号公報,特開昭61−181000号公報には,従来の不揮発性半導体記憶装置としてのEPROM(Erasable Programmable ReadOnly Memory)に関する技術が開示されている。 【0003】これらの文献に記載されているように,EPROMは,NOR型メモリセルを有するものとNAND型メモリセルを有するものに分類される。データの読み出し速度を重視する場合にはNOR型メモリセルの方が有利となるが,NOR型メモリセルは,NAND型メモリセルに比べてレイアウト面積が大きくなるという問題も抱えている。そこで,メモリセルのレイアウト面積を縮小させることを目的として,NOR型メモリセルのレイアウト方式を発展させたXセル方式が用いられる場合がある。 【0004】Xセル方式によれば,カラムラインには同じロウアドレスによって選択される一対のメモリセルの各ソースが接続される。この一対のメモリセルのドレインは,カラムラインに隣接する2本のビットラインにそれぞれ接続される。そして,一対のメモリセルは同時に選択されるため,少なくとも2本のデータバスが必要となる。 【0005】Xセル方式を採用したEPROMは,データを格納するメモリセルがマトリクス状に配置されて成るメモリセルブロックを有する。メモリセルブロックは,交互に配置された複数のビットラインおよびカラムライン,ならびに,これらに直交する複数のロウラインを備えている。各ビットラインと各カラムラインの間には,MOSトランジスタから構成されたメモリセルが備えられている。 【0006】複数のロウラインには,その中の1本を選択するロウアドレスデコーダが接続されており,ビットラインおよびカラムラインの一端には,それらの電位を所定のレベルに設定するバイアス回路が備えられている。ビットラインおよびカラムラインの他端には,カラムアドレスデコーダによって制御され,ビットラインおよびカラムラインのいずれか一組を選択するカラムスイッチが接続されている。カラムスイッチを介して,ビットラインとデータバスが接続される。各データバスにはビットラインに流れる電流に応じた電圧を出力する検出回路が接続されている。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら,従来のEPROMによれば,カラムアドレスデコーダに選択されていないビットライン(非選択ビットライン)は,選択されたメモリセル(選択メモリセル)と同じロウアドレスに属する選択メモリセル以外のメモリセル(非選択メモリセル)によって,バイアス回路の出力電圧(セルバイアス電圧)レベルまで充電される。したがって,図16に示すように,選択されたビットラインの電圧は,カラムアドレスの切り替わりの後,セルバイアス電圧から検出回路のセンス電圧にある程度の時間をかけて推移することになる。 【0008】さらに,バイアス回路から切離されているメモリセルのドレインラインは,いわゆる浮遊ノードとなる。このため,非選択セル電流やジャンクションリーク等によって,選択された直後のビットラインは,セルバイアス電圧を保持しているとは限らない。 【0009】このように,従来のEPROMによれば,ビットラインを切り替えてデータを読み出す場合,図16に示すように,バイアス回路に接続されたメモリセルのドレインラインがセルバイアス電圧に安定し,ビットラインの電圧が検出回路のセンス電圧に安定するまで待機する必要であった。この待機時間は,データ読み出し動作の高速化を阻む一因となっていた。 【0010】本発明は,上記のような問題点に鑑みてなされたものであり,その目的は,データの読み出し動作の高速化が図られた不揮発性半導体記憶装置を提供することにある。 【0011】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために,請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置が提供される。この不揮発性半導体記憶装置は,複数のメモリセルと,各メモリセルのドレインが接続される複数のドレインラインと,各メモリセルのソースが接続される複数のソースラインと,第1の定電圧を出力する定電圧出力部と,複数のドレインラインを選択的に定電圧出力部に接続する第1ドレインライン選択部と,複数のソースラインを選択的に定電圧出力部に接続する第1ソースライン選択部と,複数のドレインラインを選択的に複数のビットラインに接続する第2のドレインライン選択部と,複数のソースラインを選択的に複数のメインソースラインに接続する第2のソースライン選択部と,第1のノードに対して第2の定電圧を出力するとともに,第1のノードにおける電流電圧変動を増幅して第2のノードに出力する検出部と,複数のビットラインを選択的に第1のノードに接続するビットライン選択部とを備えたことを特徴としている。かかる構成によれば,データの読み出し対象となるメモリセル以外のメモリセルのドレインおよびソースに対して,第1の定電圧を印加しイコライズすることが可能となる。さらに,検出部から出力される第2の定電圧が,第1のノードを介して各ビットラインに印加される。これによって,メインソースラインの充放電時間が短縮される。また,データ読み出し動作におけるビットラインの充放電時間が短縮され,高速なデータ読み出しが実現する。 【0012】請求項2に記載の不揮発性半導体記憶装置は,複数のメモリセルの中で隣接する2個のメモリセルの各ドレインに接続されている2本のドレインラインが,1本のビットラインに接続されることを特徴としている。かかる構成によれば,ビットラインの本数が低減され,装置の小型化が可能となる。 【0013】請求項3に記載のように,第1の定電圧と第2の定電圧を略同一のレベルに調整することによって,メインソースラインおよびビットラインの充放電時間を最小限に抑えることが可能となる。 【0014】請求項4に記載のように,検出部は,第1の定電圧を参照して,第2の定電圧を生成することを特徴とすることが好ましい。第1の定電圧に変動が生じた場合であっても,第2の定電圧との電圧差を一定に保つことが可能となる。 【0015】請求項5に記載の不揮発性半導体記憶装置は,基準電圧を出力する基準電圧出力部を備えたことを特徴としている。そして,定電圧出力部は,基準電圧を参照して,第1の定電圧を生成し,検出部は,基準電圧を参照して,第2の定電圧を生成する。かかる構成によれば,第1の定電圧および第2の定電圧を常に一定レベルに保持することが可能となる。 【0016】請求項6によれば,定電圧出力部は,第1の定電圧を生成する第1の定電圧生成部と,第2の定電圧を生成する第2の定電圧生成部とを備える。そして,少なくとも第1の定電圧生成部は,モード信号に応じてイネーブル状態/ディスエーブル状態に切り替わることを特徴としている。かかる構成によれば,例えば,モード信号がLレベルのとき,第1の定電圧生成部と第2の定電圧生成部の両方を第1の定電圧の生成源として機能させ,モード信号がHレベルのとき,第2の定電圧生成部のみを第1の定電圧の生成源として機能させることが可能となる。モード信号がHレベルのときは,第1の定電圧生成部が機能しない分,定電圧出力部の消費電力の低減が図られる。なお,第2の定電圧生成部を,第1の定電圧生成部に対して消費電力が小さくなるように構成し,イネーブル状態/ディスエーブル状態に切り替わりに関して,第1の定電圧生成部と逆の状態を取るように構成してもよい。具体的には,第1の定電圧生成部がイネーブル状態のとき,第2の定電圧生成部をディスエーブル状態とする。 【0017】請求項7によれば,検出部は,モード信号に応じてイネーブル状態/ディスエーブル状態に切り替わることを特徴としている。かかる構成にれば,例えば,モード信号がHレベルのとき,検出部をディスエーブル状態とし,検出部において消費される電力量を最小限に抑えることが可能となる。 【0018】請求項8に記載のように,請求項1〜7に記載の不揮発性半導体記憶装置を,メモリセルに対する電気的なデータ書き込みが可能なように構成してもよい。この場合,定電圧出力部は,データ書き込み動作時には第1の定電圧以外の定電圧を出力する機能を備える。また,検出部は,第2の定電圧以外の書き込みデータに基づく電圧を第1のノードに対して出力する機能を備える。 【0019】 【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照しながら,本発明にかかる不揮発性半導体記憶装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,以下の説明および添付された図面において,略同一の機能および構成を有する構成要素については,同一符号を付することによって重複説明を省略する。 【0020】[第1の実施の形態]本発明の第1の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置の構成を図1,図2,図3に示す。 【0021】第1の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置は,セルバイアス回路1(定電圧出力部),メモリセルアレイ3,カラムスイッチ群4,非選択ソースラインイコライズトランジスタ群5,検出回路6,サブメモリセルアレイ選択回路7,ワードライン選択回路8,カラムアドレスデコーダ9を備えている。 【0022】セルバイアス回路1は,メモリセルアレイ3を構成する各メモリセルのドレインにバイアス電圧を供給する。 【0023】メモリセルアレイ3は,バイアス電圧供給ライン2を介してセルバイアス回路1に接続され,ソースイコライズ選択ライン群10,ドレインイコライズ選択ライン群11,およびサブメモリセルアレイ選択ライン群12を介してサブメモリセルアレイ選択回路7に接続され,ワードライン群13を介してワードライン選択回路8に接続されている。また,メモリセルアレイ3は,メインソースライン群15およびビットライン群14に接続されている。 【0024】メモリセルアレイ3は,マトリクス状に配置されたNOR型メモリセルa1,a2,a3,・・・から構成されており,所定本数(k本)のワードライン131〜13kごとにサブメモリセルアレイ3A,3B,・・・,3Nに分割されている。サブメモリセルアレイ3A,3B,・・・,3Nは,相互に略同一の構成とされている。図2に示すように,各サブメモリセルアレイ3A,3B,・・・,3Nは,複数の基本メモリセルアレイブロック30を備えている。 【0025】各基本メモリセルアレイブロック30は,次のように構成されている。 【0026】メモリセルブロック33において,メモリセルa1,b1,c1,・・・のゲートは,ワードライン131に接続されている。同様に,メモリセルa2,b3,c2,・・・のゲートは,ワードライン132に接続され,メモリセルak,bk,ck,・・・のゲートは,ワードライン13kに接続されている。 【0027】メモリセルb1,b2,・・・のドレインとソースはそれぞれ,ドレインライン361,ソースライン362に接続されている。同様に,メモリセルc1,c2,c3,・・・のドレインとソースはそれぞれ,ドレインライン363,ソースライン362に接続され,メモリセルd1,d2,d3,・・・のドレインとソースはそれぞれ,ドレインライン363,ソースライン364に接続されている。 【0028】ソースラインイコライズトランジスタ群31(第1のソースライン選択部)を構成するNチャネル型のソースラインイコライズトランジスタ311,312のソースはそれぞれソースライン362,364に接続され,ゲートはそれぞれソースイコライズ選択ライン101,102に接続され,ドレインはセルバイアス回路1の出力電圧ラインであるバイアス電圧供給ライン2に接続されている。 【0029】ドレインラインイコライズトランジスタ群32(第2のドレインライン選択部)を構成するNチャネル型のドレインラインイコライズトランジスタ321,322,323のソースはそれぞれ,ドレインライン361,363,365に接続され,ゲートはドレインイコライズ選択ライン11に接続され,ドレインはバイアス電圧供給ライン2に接続されている。なお,ドレインラインイコライズトランジスタ群32を構成する各トランジスタ321,322,323,・・・は,コンダクタンスが十分に小さくなるように形成されている。 【0030】ソース選択トランジスタ群34(第2のソースライン選択部)を構成するNチャネル型のソース選択トランジスタ341,342のドレインはそれぞれソースライン362,364に接続され,ゲートはそれぞれサブメモリセルアレイ選択ライン121,122に接続され,ソースはメインソースライン151に接続されている。 【0031】ドレイン選択トランジスタ群35(第2のドレインライン選択部)を構成するNチャネル型のドレイン選択トランジスタ352,353,354,355のドレインはそれぞれドレインライン361,363,363,365に接続され,ゲートはそれぞれサブメモリセルアレイ選択ライン121,122,121,122に接続され,ソースはビットライン141,141,142,142に接続されている。 【0032】メインソースライン151およびビットライン141,142は,サブメモリセルアレイ3A,3B,・・・,3Nにおいて共有される。 【0033】各サブメモリセルアレイ3A,3B,・・・,3Nに配置される基本メモリセルアレイブロック30の数は,メモリセルアレイ3に形成されるビットラインの本数に応じて調整される。なお,ある基本メモリセルアレイブロックに属するドレインラインイコライズトランジスタ321とドレインライン361を,隣接する基本メモリアレイブロックに属するドレインラインイコライズトランジスタ323とドレインライン365と共通化することも可能である。 【0034】カラムスイッチ群4は,ドレインがビットライン群14に接続されるNチャネル型トランジスタ411,412,・・・,4m1,4m2から成るビットラインカラムスイッチ群4a(ビットライン選択部)と,ドレインがメインソースライン群15に接続されるNチャネル型トランジスタ413〜4m3から成るソースラインカラムスイッチ群4bによって構成されている。 【0035】ビットラインカラムスイッチ群4aに属するトランジスタ411,412,・・・,4m1,4m2の各ゲート,および,ソースラインカラムスイッチ群4bに属するトランジスタ413〜4m3の各ゲートは,カラム選択ライン群16を構成するカラム選択ライン161〜16mに接続されている。 【0036】ビットラインカラムスイッチ群4aに属するトランジスタ411,421,・・・,4m1のソースは,ノード17a(第1のノード)を介して,検出回路6を構成する第1検出部6aに接続されており,トランジスタ412,422,・・・,4m2のソースは,ノード17b(第1のノード)を介して,検出回路6を構成する第2検出部6bに接続されている。 【0037】ソースラインカラムスイッチ群4bに属するトランジスタ413〜4m3のソースは,グランドラインに接続されている。 【0038】非選択ソースラインイコライズトランジスタ群5を構成するNチャネル型のトランジスタ51,52,・・・,5mの各ソースはメインソースライン群15を構成するメインソースラインに接続されており,各ゲートは非選択カラム選択ライン群19を構成する非選択カラム選択ライン191,192,・・・,19mに接続されており,各ドレインはバイアス電圧供給ライン2に接続されている。 【0039】サブメモリセルアレイ選択回路7は,入力されるアドレス信号に従って,ソースイコライズ選択ライン群10を構成するソースイコライズ選択ライン101,102のいずれか一方,ドレインイコライズ選択ライン11,サブメモリセルアレイ選択ライン群12を構成するサブメモリセルアレイ選択ライン121,122のいずれか一方をそれぞれアサートする論理回路である。 【0040】ワードライン選択回路8は,入力されるアドレス信号に従って,ワードライン群13を構成するワードライン131,132,・・・13kの中から一のワードラインを選択しアサートする論理回路である。 【0041】カラムアドレスデコーダ9は,入力されるアドレス信号に従って,カラム選択ライン群16を構成するカラム選択ライン161〜16mの中から一のカラム選択ラインを選択し,非選択カラム選択ライン群19を構成する非選択カラム選択ライン191,192,・・・,19mの中から一の非選択カラム選択ラインを選択し,それぞれアサートする論理回路である。 【0042】セルバイアス回路1と検出回路6の回路構成を図3を用いて説明する。 【0043】セルバイアス回路1は,Pチャネル型のトランジスタTr11,Tr13,Nチャネル型のトランジスタTr12,Tr14から構成されている。 【0044】トランジスタTr11のソースは電源ラインに接続され,ドレインとゲートはノードN12に接続されている。トランジスタTr12のドレインはノードN12に接続され,ゲートはノードN11に接続され,ソースはノードN13に接続されている。 【0045】トランジスタTr13のソースは電源ラインに接続され,ゲートはグランドラインに接続され,ドレインはノードN11に接続されている。トランジスタTr14のドレインはノードN11に接続され,ゲートはノードN13に接続され,ソースはグランドラインに接続されている。 【0046】ノードN13は,セルバイアス回路1の出力ノードであって,バイアス電圧供給ライン2に接続されている。 【0047】検出回路6は,上述のように,第1検出部6aおよび第2検出部6bから構成されている。これら第1検出部6aと第2検出部6bは相互に略同一の回路構成を有するものであり,ここでは代表として第1検出部6aの回路構成を説明する。 【0048】第1検出部6aは,Pチャネル型のトランジスタTr61,Tr63,Nチャネル型のトランジスタTr62,Tr64から構成されている。 【0049】トランジスタTr61のソースは電源ラインに接続され,ドレインとゲートはノードN62に接続されている。トランジスタTr62のドレインはノードN62に接続され,ゲートはノードN61に接続され,ソースはノードN63に接続されている。 【0050】トランジスタTr63のソースは電源ラインに接続され,ゲートはグランドラインに接続され,ドレインはノードN61に接続されている。トランジスタTr64のドレインはノードN61に接続され,ゲートはノードN63に接続され,ソースはグランドラインに接続されている。 【0051】ノードN63は,ノード17aに接続されており,ノードN62は,第1検出部6aの出力ノード20a(第2のノード)に接続されている。第1検出部6aは,ビットライン141からノード17aを介して流れ込む電流の変化に応じた電圧を生成し,出力ノード20aから出力する。 【0052】なお,第1検出部6aの出力ノード20aおよび第2検出部6bの出力ノード20b(第2のノード)は,後段の回路(例えば増幅回路)に接続される。 【0053】以上のように構成された第1の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置の動作について説明する。 【0054】セルバイアス回路1は,定電圧源であり,メモリセルのドレインに印加されるバイアス電圧をバイアス電圧供給ライン2に出力する。 【0055】一方,検出回路6に属する第1検出部6aおよび第2検出部6bは,セルバイアス回路1と相似形の回路構成を有しており,それぞれノード17a,17bをバイアス電圧供給ライン2と同電位に調整する。 【0056】サブメモリセルアレイ3Aが非選択の場合,サブメモリセルアレイ3Aに属するすべてのソースライン362,364,・・・およびドレインライン361,363,・・・をイコライズするため,サブメモリセルアレイ選択回路7は,ソースイコライズ選択ライン群10の中のサブメモリセルアレイ3Aに接続されているソースイコライズ選択ライン101,102をHレベルとし,ドレインイコライズ選択ライン11をHレベルとする。これによって,サブメモリセルアレイ3Aに属するすべてのソースラインイコライズトランジスタ311,312,・・・およびすべてのドレインラインイコライズトランジスタ321,322,323,・・・はオン状態(導通状態)となる。 【0057】また,サブメモリセルアレイ選択回路7は,サブメモリセルアレイ3Aのドレインライン361,363,・・・をビットライン群14から切離すため,および,ソースライン362,364,・・・をメインソースライン群15から切離すため,サブメモリセルアレイ選択ライン群12の中のサブメモリセルアレイ3Aに接続されているサブメモリセルアレイ選択ライン121,122をLレベルとして,サブメモリセルアレイ3Aに属するすべてのソース選択トランジスタ341,342,・・・およびすべてのドレイン選択トランジスタ351,352,・・・をオフ状態(非導通状態)とする。 【0058】サブメモリセルアレイ3Aに属するメモリセルb2,c2から格納データを読み出す場合の第1の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置の動作を説明する。 【0059】ワードライン選択回路8は,メモリセルb2,c2のゲートに接続されているワードライン132をHレベルとし,ワードライン132以外のワードライン131,133,・・・13kをLレベルとする。 【0060】これと同時に,サブメモリセルアレイ選択回路7は,サブメモリセルアレイ選択ライン121をHレベルとして,ドレイン選択トランジスタ352,354およびソース選択トランジスタ341をオン状態(導通状態)とする。これによってメモリセルb2,c2のドレインに接続されているドレインライン361,363とビットライン141,142が接続され,メモリセルb2,c2のソースに共通接続されているソースライン362とメインソースライン151が接続される。 【0061】さらに,サブメモリセルアレイ選択回路7は,ソースライン362に対してイコライズ電圧が印加されないようにソースイコライズ選択ライン101をLレベルとしてソースラインイコライズトランジスタ311をオフ状態(非導通状態)とする。また,サブメモリセルアレイ選択回路7は,メモリセルb2,c2以外の非選択メモリセルが接続されているソースラインをイコライズするため,ソースイコライズ選択ライン102をHレベルとし,非選択メモリセルが接続されているドレインラインをイコライズするため,ドレインイコライズ選択ライン11をHレベルとする。 【0062】なお,ドレインラインに接続されているドレインラインイコライズトランジスタ321,322のコンダクタンスは,それぞれがオン状態となったときにデータ読み出し動作に影響を及ぼさない値に設定されている。すなわち,ドレインラインイコライズトランジスタ321,322は,直流電流を流さない小さなコンダクタンスとなるように形成される。 【0063】ビットライン141は,選択されたメモリセルb2に隣接する非選択メモリセルa2のドレインにドレインライン361を介して接続されており,ビットライン142は,選択されたメモリセルc2に隣接する非選択メモリセルd2のドレインにドレインライン363を介して接続されているが,各ドレインライン361,362はイコライズされているため,検出回路6による選択メモリセルb2,c2からのデータ読み出し動作に影響を及ぼすことはない。 【0064】カラムアドレスデコーダ9は,カラム選択ライン162をHレベルとして,ビットラインカラムスイッチ群4aに属するトランジスタ421およびソースラインカラムスイッチ群4bに属するトランジスタ423をオン状態とする。これによって,ビットライン141とノード17aが接続され,ビットライン142とノード17bが接続され,メインソースライン151とグランドラインに接続されているノード18が接続される。 【0065】同時にカラムアドレスデコーダ9は,カラム選択ライン162以外のカラム選択ライン161,163,・・・,16mをLレベルとして,ビットラインカラムスイッチ群4aに属するトランジスタ421以外のトランジスタおよびソースラインカラムスイッチ群4bに属するトランジスタ423以外のトランジスタをオフ状態とする。これによって,選択されたビットライン141,142以外の非選択ビットラインと,選択されたメインソースライン151以外の非選択メインソースラインが検出回路6から切断される。 【0066】さらに,カラムアドレスデコーダ9は,非選択カラム選択ライン191,193,・・・,19mをHレベルとして非選択ソースラインイコライズトランジスタ群5を構成するトランジスタ51,53,・・・,5mをオン状態(導通状態)とする。これによって,非選択メモリセルに接続されたソースラインであって,ソースイコライズ選択ライン101に制御されるソースラインイコライズトランジスタによってバイアス電圧供給ライン2から切離されているソースラインも,セルバイアス回路1から出力されるバイアス電圧が印加されイコライズされる。なお,バイアス電圧供給ライン2と選択されたメインソースライン151が接続されないように非選択カラム選択ライン192はLレベルとされ,トランジスタ52はオフ状態(非導通状態)とされている。 【0067】ワードライン132がHレベルとなって,メモリセルb2がオン状態となると,ノード17aとグランドラインに接続されているノード18が導通すると,ノード17aからノード18への電流経路が形成され,ノード17aに”1”データに対応する電圧が現れる。 【0068】対して,ワードライン132がHレベルとなってもメモリセルb2がオフ状態であると,ノード17aからノード18への電流経路は形成されず,ノード17aは”0”データに対応する電圧,すなわちイコライズ電圧を維持する。この実施例では,メモリセルがオン状態で”1”データに対応する電圧,メモリセルがオフ状態で”0”データに対応する電圧がノードに現れているが,これらを逆の関係にしても良い。 【0069】検出回路6は,電流経路のインピーダンスの変化に伴うビットラインの電圧の変化に応答して,ビットラインの電圧を負帰還制御する。具体的には,第1検出部6aは,電流経路のインピーダンスが小さくなりノード17aの電圧が低下すると,ノード17aを元の電圧に復帰させるために電流経路に流れる電流量を増やすように作用する。このとき,第1検出部6aに備えられたトランジスタTr62のインピーダンスが小さくなるため,出力ノード20aの電圧が低下する。一方,電流経路のインピーダンスが大きくなりノード17aの電圧が上昇すると,第1検出部6aは,ノード17aを元の電圧に復帰させるために電流経路に流れる電流量を減らすように作用する。このとき,第1検出部6aに備えられたトランジスタTr62のインピーダンスが大きくなるため,出力ノード20aの電圧が上昇する。 【0070】以上説明したように,第1の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置によれば,非選択メモリセルに接続されているドレインラインおよびソースラインは,検出回路6の入力電圧(センス電圧)にイコライズされる。さらに,検出回路6は,イコライズ電圧に等しい電圧をビットラインに出力するため,選択状態から非選択状態(あるいはその逆)に切り替わったときのメインソースラインの電位変動,すなわちメインソースラインに蓄積されている電荷の充放電時間が最小限に抑えられる。また,図4に示すように,データ読み出し時に不必要なビットラインの充放電が防止される。したがって,データ読み出し動作の高速化が実現する。 【0071】[第2の実施の形態]本発明の第2の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置の構成を図5に示す。 【0072】第2の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置は,第1の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置に対して,隣接する2本のビットラインが共通化された構成を有する。共通化されるビットラインの条件は次の通りである。隣接しているビットラインであって,異なるカラム選択ライン161〜16mがゲートに接続されているトランジスタ411,412,・・・,4m1,4m2に接続されているビットラインが共通化される。例えば,第1の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置において,ビットライン142とビットライン143はそれぞれビットラインカラムスイッチ群4aに属するトランジスタ422,431に接続されている。トランジスタ422とトランジスタ431のゲートは,異なるカラム選択ライン162,163が接続されている。したがって,ビットライン142とビットライン143は,第2の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置において共通化される。 【0073】次に,第2の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置の動作を説明する。ここでは,サブメモリセルアレイ3Aに備えられたメモリセルb2,c2から格納データを読み出す動作について説明する。 【0074】ワードライン選択回路8は,メモリセルb2,c2のゲートに接続されているワードライン132をHレベルとし,ワードライン132以外のワードライン131,133,・・・13kをLレベルとする。 【0075】これと同時に,サブメモリセルアレイ選択回路7は,サブメモリセルアレイ選択ライン121をHレベルとして,ドレイン選択トランジスタ352,354およびソース選択トランジスタ341をオン状態(導通状態)とする。これによってメモリセルb2,c2のドレインに接続されているドレインライン361,363とビットライン141,143が接続され,メモリセルb2,c2のソースに共通接続されているソースライン362とメインソースライン151が接続される。 【0076】さらに,サブメモリセルアレイ選択回路7は,ソースライン362に対してイコライズ電圧が印加されないようにソースイコライズ選択ライン101をLレベルとしてソースラインイコライズトランジスタ311をオフ状態(非導通状態)とする。また,サブメモリセルアレイ選択回路7は,メモリセルb2,c2以外の非選択メモリセルが接続されているソースラインをイコライズするため,ソースイコライズ選択ライン102をHレベルとし,非選択メモリセルが接続されているドレインラインをイコライズするため,ドレインイコライズ選択ライン11をHレベルとする。 【0077】このとき,ドレインラインに接続されているドレインラインイコライズトランジスタ320,321,322,323,・・・およびドレイン選択トランジスタ350,352,354,・・・はオン状態(導通状態)である。ドレインラインイコライズトランジスタ320,321のコンダクタンスは,ビットライン141からのデータ読み出し動作に影響を及ぼさない値に設定され,ドレインラインイコライズトランジスタ322,323のコンダクタンスは,ビットライン143からのデータ読み出し動作に影響を及ぼさない値に設定される。すなわち,ドレインラインイコライズトランジスタ320,321,322,323,・・・は,直流電流を流さない小さなコンダクタンスとなるように形成される。 【0078】また,ドレイン選択トランジスタ350,352,354,356がオンするため,ビットライン141は,非選択メモリセルx2,y2,z2のドレインに接続されているドレインラインに接続され,ビットライン143は,非選択メモリセルd2,e2,f2のドレインに接続されているドレインラインに接続される。ただし,各ドレインラインは,セルバイアス回路1から出力されるバイアス電圧が印加されているため,バイアス電圧と同一レベルの電圧が検出回路6から印加されているビットライン141,143に対して,影響を及ぼすことはない。 【0079】以上説明したように,第2の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置によれば,第1の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置に対して,ビットラインの本数が減少しており,ビットラインのラインピッチがメモリセルの配列ピッチよりも大きい場合であっても,メモリセルアレイの面積を増やすことなく第1の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置と同様の効果が得られる。 【0080】また,ビットラインが共通化されたことによって得られるスペースを他の回路に割り当てることも可能となる。さらに,ビットラインのライン抵抗やビットライン間に生じる容量を低減させることも可能となる。 【0081】[第3の実施の形態]第3の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置は,第1,2の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置に対して,検出回路6を構成する第1検出部6a,第2検出部6bをそれぞれ第1検出部76a,第2検出部76bに置き換えた構成を有する。 【0082】これら第1検出部76aと第2検出部76bは相互に略同一の回路構成を有するものであり,ここでは代表として第1検出部76aの回路構成を図6を用いて説明する。なお,図6は,第1検出部76aに接続されるセルバイアス回路1を参考として示している。 【0083】セルバイアス回路1は,Pチャネル型のトランジスタTr11,Tr13,Nチャネル型のトランジスタTr12,Tr14から構成されている。 【0084】トランジスタTr11のソースは電源ラインに接続され,ドレインとゲートはノードN12に接続されている。トランジスタTr12のドレインはノードN12に接続され,ゲートはノードN11に接続され,ソースはノードN13に接続されている。 【0085】トランジスタTr13のソースは電源ラインに接続され,ゲートはグランドラインに接続され,ドレインはノードN11に接続されている。トランジスタTr14のドレインはノードN11に接続され,ゲートはノードN13に接続され,ソースはグランドラインに接続されている。 【0086】ノードN13は,セルバイアス回路1の出力ノードであって,バイアス電圧供給ライン2に接続されている。 【0087】第1検出部76aは,Pチャネル型のトランジスタTr61,Tr63,Tr761,Nチャネル型のトランジスタTr62,Tr64,Tr762から構成されている。 【0088】トランジスタTr61のソースは電源ラインに接続され,ドレインとゲートはノードN62に接続されている。トランジスタTr62のドレインはノードN62に接続され,ゲートはノードN61に接続され,ソースはノードN63に接続されている。 【0089】トランジスタTr63のソースは電源ラインに接続され,ゲートはノードN761に接続され,ドレインはノードN61に接続されている。トランジスタTr64のドレインはノードN61に接続され,ゲートはノードN63に接続され,ソースはグランドラインに接続されている。 【0090】トランジスタTr761のソースは電源ラインに接続され,ドレインとゲートはノードN761に接続されている。トランジスタTr762のドレインはノードN761に接続され,ゲートはノードN762に接続され,ソースはグランドラインに接続されている。 【0091】ノードN63は,ノード17aに接続されており,ノードN62は,第1検出部6aの出力ノード20aに接続されている。ノードN762は,バイアス電圧供給ライン2に接続されている。 【0092】以上のように構成された第3の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置の動作,主に検出回路(第1検出部76a)とセルバイアス回路1の動作について説明する。 【0093】第1検出部76a,第2検出部76bは,トランジスタTr63,Tr64,Tr761,Tr762によって構成されるカレントミラー回路を備えている。そして,セルバイアス回路1からバイアス電圧供給ライン2に出力されるバイアス電圧が,このカレントミラー回路のリファレンス電圧となる。 【0094】バイアス電圧供給ライン2に出力されるバイアス電圧は約1Vに調整されている。したがって,カレントミラー回路を構成するトランジスタTr63,Tr64,Tr761,Tr762は飽和状態にあり,カレントミラー回路は,大きな電圧増幅率を有する。 【0095】例えば,カレントミラー回路のリファレンス電圧(バイアス電圧)に対して,ノード17aにおける電圧が下回った場合,トランジスタTr64のコンダクタンスが低下する。一方,トランジスタTr63は,リファレンス電圧(バイアス電圧)に基づいた定電流を流しているため,ノードN61の電位は急速に上昇する。トランジスタTr62は,ノードN61の電位上昇に応じて,コンダクタンスを急速に上昇させる。そして,トランジスタTr61,Tr62を経由して電荷がノード17aに供給される。したがって,ノード17aの電位は,セルバイアス回路1の出力電圧と等しいレベルに復帰する。 【0096】これとは逆に,第1検出部76aに備えられたカレントミラー回路のリファレンス電圧(バイアス電圧)に対して,ノード17aにおける電圧が上回った場合も,ノード17aの電圧上昇は最小限に抑えられる。 【0097】ところで,特性が揃った複数のトランジスタを形成するためには,これらのトランジスタを近接した領域に配置することが好ましい。トランジスタTr761とトランジスタTr762を第1検出部76aの内部に形成し,トランジスタTr63,Tr64とともにカレントミラー回路を構成することによって,他のトランジスタのスレショルド電圧Vtのばらつきを,この特性が揃ったトランジスタから成るカレントミラー回路によって吸収することが可能となる。したがって,ノード17a,ノード17bの電圧は,セルバイアス回路1が出力するバイアス電圧に一致することになる。 【0098】以上説明したように,第3の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置によれは,ビットラインの電位変動が最小限に抑えられる。また,回路の微細化が進むとともに大きな問題となるトランジスタの仕上りバラツキに対するマージンが確保される。さらに,検出回路6の入力電圧の変化が抑えられるため,寄生容量における充放電が小さくなり,データ読み出しの高速化が実現する。 【0099】[第4の実施の形態]第4の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置は,第3の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置に対して,セルバイアス回路1をセルバイアス回路81に置き換え,基準電圧出力回路91を追加した構成を有する。セルバイアス回路81および基準電圧出力回路91を,第1検出部76aとともに図7に示す。 【0100】セルバイアス回路81は,Pチャネル型のトランジスタTr11,Tr13,Tr811,Nチャネル型のトランジスタTr12,Tr14,Tr812から構成されている。 【0101】トランジスタTr11のソースは電源ラインに接続され,ドレインとゲートはノードN12に接続されている。トランジスタTr12のドレインはノードN12に接続され,ゲートはノードN11に接続され,ソースはノードN13に接続されている。 【0102】トランジスタTr13のソースは電源ラインに接続され,ゲートはノードN811に接続され,ドレインはノードN11に接続されている。トランジスタTr14のドレインはノードN11に接続され,ゲートはノードN13に接続され,ソースはグランドラインに接続されている。 【0103】トランジスタTr811のソースは電源ラインに接続され,ドレインとゲートはノードN811に接続されている。トランジスタTr812のドレインはノードN811に接続され,ゲートはノードN812に接続され,ソースはグランドラインに接続されている。 【0104】ノードN13は,バイアス電圧供給ライン2に接続されており,ノードN812は,基準電圧出力回路91の出力ノードN91に接続されている。 【0105】第1検出部76aは,Pチャネル型のトランジスタTr61,Tr63,Tr761,Nチャネル型のトランジスタTr62,Tr64,Tr762から構成されている。 【0106】トランジスタTr61のソースは電源ラインに接続され,ドレインとゲートはノードN62に接続されている。トランジスタTr62のドレインはノードN62に接続され,ゲートはノードN61に接続され,ソースはノードN63に接続されている。 【0107】トランジスタTr63のソースは電源ラインに接続され,ゲートはノードN761に接続され,ドレインはノードN61に接続されている。トランジスタTr64のドレインはノードN61に接続され,ゲートはノードN63に接続され,ソースはグランドラインに接続されている。 【0108】トランジスタTr761のソースは電源ラインに接続され,ドレインとゲートはノードN761に接続されている。トランジスタTr762のドレインはノードN761に接続され,ゲートはノードN762に接続され,ソースはグランドラインに接続されている。 【0109】ノードN63は,ノード17aに接続されており,ノードN62は,第1検出部6aの出力ノード20aに接続されている。ノードN762は,基準電圧出力回路91の出力ノードN91に接続されている。 【0110】以上のように構成された第4の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置の動作,主に検出回路(第1検出部76a)とセルバイアス回路81の動作について説明する。 【0111】セルバイアス回路81は,トランジスタTr13,Tr14,Tr811,Tr812によって構成されるカレントミラー回路を備えている。そして,基準電圧出力回路91から出力ノードN91に出力される基準電圧が,このカレントミラー回路のリファレンス電圧となる。 【0112】基準電圧出力回路91から出力される基準電圧は約1Vに調整されている。したがって,カレントミラー回路を構成するトランジスタTr13,Tr14,Tr811,Tr812は飽和状態にあり,カレントミラー回路は,大きな電圧増幅率を有する。 【0113】例えば,カレントミラー回路のリファレンス電圧(基準電圧)に対して,ノードN13に接続されているバイアス電圧供給ライン2の電圧が下回った場合,トランジスタTr14のコンダクタンスが低下する。一方,トランジスタTr13は,リファレンス電圧(基準電圧)に基づいた定電流を流しているため,ノードN11の電位は急速に上昇する。トランジスタTr12は,ノードN11の電位上昇に応じて,コンダクタンスを急速に上昇させる。そして,トランジスタTr11,Tr12を経由して電荷がノードN13に供給される。したがって,ノードN13に接続されているバイアス電圧供給ライン2の電位は,基準電圧と等しいレベルに復帰する。 【0114】これとは逆に,セルバイアス回路81に備えられたカレントミラー回路のリファレンス電圧(基準電圧)に対して,ノードN13に接続されているバイアス電圧供給ライン2の電圧が上回った場合も,バイアス電圧供給ライン2の電圧上昇は最小限に抑えられる。 【0115】このように,セルバイアス回路81は,バイアス電圧供給ライン2を基準電圧出力回路91から出力される基準電圧と等しい電圧レベルに保つように作用する。 【0116】第1検出部76a,第2検出部76bは,トランジスタTr63,Tr64,Tr761,Tr762によって構成されるカレントミラー回路を備えている。そして,基準電圧出力回路91から出力ノードN91に出力される基準電圧が,このカレントミラー回路のリファレンス電圧となる。 【0117】基準電圧出力回路91から出力される基準電圧は約1Vに調整されている。したがって,カレントミラー回路を構成するトランジスタTr63,Tr64,Tr761,Tr762は飽和状態にあり,カレントミラー回路は,大きな電圧増幅率を有する。 【0118】例えば,カレントミラー回路のリファレンス電圧(基準電圧)に対して,ノード17aにおける電圧が下回った場合,トランジスタTr64のコンダクタンスが低下する。一方,トランジスタTr63は,リファレンス電圧(バイアス電圧)に基づいた定電流を流しているため,ノードN61の電位は急速に上昇する。トランジスタTr62は,ノードN61の電位上昇に応じて,コンダクタンスを急速に上昇させる。そして,トランジスタTr61,Tr62を経由して電荷がノード17aに供給される。したがって,ノード17aの電位は,基準電圧と等しいレベルに復帰する。 【0119】これとは逆に,第1検出部5aに備えられたカレントミラー回路のリファレンス電圧(基準電圧)に対して,ノード17aにおける電圧が上回った場合も,ノード17aの電圧上昇は最小限に抑えられる。 【0120】このように,第1検出部76aは,ノード17aを基準電圧出力回路91から出力される基準電圧と等しい電圧レベルに保つように作用する。 【0121】セルバイアス回路81と第1検出部76aの作用によって,バイアス電圧供給ライン2とノード17aの電位はともに基準電圧に一致することになる。 【0122】以上のように,第4の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置によれば,独立した基準電圧出力回路91を備え,この基準電圧出力回路91から出力される基準電圧に基づいて,セルバイアス回路81は,バイアス電圧(イコライズ電圧)を生成し,検出回路(第1検出部76a,第2検出部76b)はセンス電圧を生成する。したがって,例えば,非選択ソースラインの充電時にバイアス電圧にゆれが生じても,検出回路は安定かつ高速なセンス動作を行うことが可能となる。また,回路の微細化が進むとともに大きな問題となるトランジスタの仕上りバラツキに対するマージンが確保される。 【0123】[第5の実施の形態]本発明の第5の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置の構成を図8に示す。 【0124】第5の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置は,第1の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置に対して,セルバイアス回路1および検出回路6がそれぞれセルバイアス回路82および検出回路77に置き換えられ,ビットラインイコライズトランジスタ群50が追加された構成を有する。 【0125】ビットラインイコライズトランジスタ群50は,Nチャネル型のトランジスタ501,502,・・・,50mから構成されている。各トランジスタ501,502,・・・,50mのドレインはバイアス電圧供給ライン2に共通接続され,ゲートは制御ノード24に共通接続され,ソースはそれぞれビットライン・・・,141,142,・・・に接続されている。 【0126】検出回路77は,同一の回路で構成されている第1検出部77aと第2検出部77cを備え,さらに,Nチャネル型のトランジスタ77cを備えている。 【0127】第1の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置において,ノード18はグランドラインに直接接続されているが,ここではノード18は,トランジスタ77cを介してグランドラインに接続されている。トランジスタ77cのゲートは,制御ノード22に接続されており,この制御ノード22がHレベルのとき,ノード18はグランドレベルとなる。 【0128】セルバイアス回路82と第1検出部77a(第2検出部77b)の回路構成を図9を用いて説明する。 【0129】セルバイアス回路82は,動作時セルバイアス電圧保持回路83(第1の定電圧生成部)と待機時セルバイアス電圧保持回路84(第2の定電圧生成部)から構成されている。 【0130】ここで,第5の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置が組み込まれるシステムにおいて,この不揮発性半導体記憶装置がデータ書き込み/読み出し動作を行っている状態(データ書き込み/読み出しが可能な状態も含む)にある場合,この不揮発性半導体記憶装置は動作状態にあるという。逆に,システムにおいて,消費電力の低減等の目的からこの不揮発性半導体記憶装置に対して最小限の電力しか供給されていない(あるいは電力が供給されていない)場合,この不揮発性半導体記憶装置は待機状態にあるという。 【0131】動作時セルバイアス電圧保持回路83は,Pチャネル型のトランジスタTr11,Tr13,Nチャネル型のトランジスタTr12,Tr14,Tr831から構成されている。 【0132】トランジスタTr11のソースは電源ラインに接続され,ドレインとゲートはノードN12に接続されている。トランジスタTr12のドレインはノードN12に接続され,ゲートはノードN11に接続され,ソースはノードN13に接続されている。 【0133】トランジスタTr13のソースは電源ラインに接続され,ゲートはノードN831に接続され,ドレインはノードN11に接続されている。トランジスタTr14のドレインはノードN11に接続され,ゲートはノードN13に接続され,ソースはグランドラインに接続されている。 【0134】トランジスタTr831のドレインはノードN11に接続され,ゲートはノードN831に接続され,ソースはグランドラインに接続されている。 【0135】ノードN13は,バイアス電圧供給ライン2に接続されており,ノードN831は,制御ノード22に接続されている。 【0136】待機時セルバイアス電圧保持回路84は,Pチャネル型のトランジスタTr841,Tr843,Nチャネル型のトランジスタTr842,Tr844,Tr845から構成されている。 【0137】トランジスタTr841のソースは電源ラインに接続され,ドレインとゲートはノードN842に接続されている。トランジスタTr842のドレインはノードN842に接続され,ゲートはノードN841に接続され,ソースはノードN843に接続されている。 【0138】トランジスタTr843のソースは電源ラインに接続され,ゲートはグランドラインに接続され,ドレインはノードN841に接続されている。トランジスタTr844のドレインはノードN841に接続され,ゲートはノードN843に接続され,ソースはグランドラインに接続されている。 【0139】トランジスタTr845のドレインとゲートはノードN843に接続され,ソースはグランドラインに接続されている。 【0140】ノードN843は,バイアス電圧供給ライン2に接続されている。 【0141】第1検出部77aは,Pチャネル型のトランジスタTr61,Tr63,Nチャネル型のトランジスタTr62,Tr64,Tr771から構成されている。 【0142】トランジスタTr61のソースは電源ラインに接続され,ドレインとゲートはノードN62に接続されている。トランジスタTr62のドレインはノードN62に接続され,ゲートはノードN61に接続され,ソースはノードN63に接続されている。 【0143】トランジスタTr63のソースは電源ラインに接続され,ゲートはノードN771に接続され,ドレインはノードN61に接続されている。トランジスタTr64のドレインはノードN61に接続され,ゲートはノードN63に接続され,ソースはグランドラインに接続されている。 【0144】トランジスタTr771のドレインはノードN61に接続され,ゲートはノードN771に接続され,ソースはグランドラインに接続されている。 【0145】ノードN63は,ノード17aに接続されており,ノードN62は,第1検出部6aの出力ノード20aに接続されている。ノードN771は,制御ノード22に接続されている。 【0146】以上のように構成された第5の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置の動作について説明する。 【0147】第5の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置が待機状態にあるとき,サブメモリセルアレイ選択回路7は,すべてのサブメモリセルアレイ3A〜3Nのソースラインおよびドレインラインをイコライズするため,ソースイコライズ選択ライン群10を構成するすべてのソースイコライズ選択ラインおよびドレインイコライズ選択ライン群11を構成するすべてのドレインイコライズ選択ラインをHレベルとする。 【0148】このときのサブメモリセルアレイ選択ライン12を構成する各サブメモリセルアレイ選択ライン,ワードライン群13を構成する各ワードライン,カラム選択ライン群16を構成する各カラム選択ライン,および非選択カラム選択ライン群19を構成する各非選択カラム選択ラインの論理レベルの状態は任意である。 【0149】第5の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置が待機状態にあるとき,制御ノード21はLレベルとなる。これによって,トランジスタ77cはオフ状態(非導通状態)となり,バイアス電圧供給ライン2とグランドラインとのショートが防止される。一方,第5の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置が動作状態にあるとき,制御ノード21はHレベルとなり,トランジスタ77cはオン状態(導通状態)となる。 【0150】第5の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置が待機状態にあるとき,制御ノード24はLレベルとなる。これによって,また待機時,端子24は"H"レベルであり,ビットラインイコライズトランジスタ群50を構成するすべてのトランジスタ501,502,・・・,50mがオン状態(導通状態)となり,すべてのビットラインにセルバイアス回路82から出力されたバイアス電圧が印加される。一方,第5の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置が動作状態にあるとき,制御ノード24はLレベルとなり,ビットラインイコライズトランジスタ群50を構成するすべてのトランジスタ501,502,・・・,50mがオフ状態(非導通状態)となる。 【0151】次に,図9を用いて,セルバイアス回路82と第1検出部77aの動作を説明する。 【0152】第5の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置が待機状態にあるとき,Hレベルのモード信号が制御ノード22に入力される。このため,動作時セルバイアス電圧保持回路83に属するトランジスタTr13はオフ状態となり,トランジスタTr831はオン状態となり,ノードN11はグランドレベルとなる。ノードN11がグランドレベルの場合,トランジスタTr12がオフ状態となる。 【0153】同様に,制御ノード22がHレベルのとき,第1検出部77aに属するトランジスタTr63はオフ状態となり,トランジスタTr771はオン状態となり,ノードN61はグランドレベルとなる。ノードN61がグランドレベルの場合,トランジスタTr62がオフ状態となる。 【0154】このように,第5の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置が待機状態にあるとき,動作時セルバイアス電圧保持回路83および第1検出部77aは電力を消費しないことになる。そして,これら動作時セルバイアス電圧保持回路83および第1検出部77aはメモリセルアレイに対してに電圧を出力しないことにある。 【0155】第5の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置が待機状態にあるとき,待機時セルバイアス電圧保持回路84は,定電圧源として機能する。なお,その出力電圧特性は動作時セルバイアス電圧保持回路83および第1検出部77aと略同一である。 【0156】待機状態にあるとき,メモリセルアレイ内のビットライン,メインソースライン,ドレインライン,およびソースラインは待機時セルバイアス電圧保持回路84によってイコライズされる。 【0157】バイアス電圧供給ライン2がイコライズ電圧を下回った場合,待機時セルバイアス電圧保持回路84に属するトランジスタTr844のコンダクタンスが低下し,ノードN841の電位が上昇する。これによって,Tr842のコンダクタンスが上昇し,ノードN843の電位が上昇する。そして,ノードN843に接続されているバイアス電圧供給ライン2の電位は,イコライズ電圧レベルまで復帰する。 【0158】これに対して,バイアス電圧供給ライン2がイコライズ電圧を上回った場合,トランジスタTr844のコンダクタンスが上昇し,ノードN841の電位が低下する。これによって,Tr842のコンダクタンスが低下し,ノードN843の電位が低下する。そして,ノードN843に接続されているバイアス電圧供給ライン2の電位は,イコライズ電圧レベルまで復帰する。 【0159】このように,第5の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置が待機状態にあるとき,バイアス電圧供給ライン2の電位は,待機時セルバイアス電圧保持回路84によって一定に保たれる。なお,待機時のセルバイアス回路82の消費電力を抑えるため,待機時セルバイアス電圧保持回路84に属するトランジスタTr841およびトランジスタTr843のコンダクタンスは十分に小さい値に設定されている。また,動作時セルバイアス電圧保持回路83と等しいバイアス電圧(イコライズ電圧)をバイアス電圧供給ライン2に出力するため,トランジスタTr841,Tr843のコンダクタンスに応じて,トランジスタTr842,Tr844,Tr845のコンダクタンスが設定されている。 【0160】以上説明したように,第5の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置によれば,待機状態のときに動作セルバイアス電圧保持回路83と検出回路77をディスエーブル状態として消費電力の低減させることが可能となる。しかも,待機状態のときのセルバイアス電圧は,消費電力の小さい待機セルバイアス電圧保持回路84によって一定に保たれるため,動作状態に移行した後,すぐにデータの書き込み/読み出し動作を開始することが可能となる。 【0161】[第6の実施の形態]第6の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置は,第5の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置に対して,検出回路77が第1検出部78aと第2検出部78bとトランジスタ77cから成る検出回路に置き換えられた構成を有する。第1検出部78aと第2検出部78bは同一の回路から構成されている。第1検出部78aをセルバイアス回路82とともに図10に示す。 【0162】第1検出部78aは,Pチャネル型のトランジスタTr61,Tr63,Tr761,Tr781,Tr782,Tr783,Nチャネル型のトランジスタTr62,Tr64,Tr762から構成されている。すなわち,第1検出部78aは,図6に示した第1検出部76aに対して,Pチャネル型のトランジスタTr781,Tr782,Tr783が追加された構成を有する。 【0163】トランジスタTr61のソースはノードN781に接続され,ドレインとゲートはノードN62に接続されている。トランジスタTr62のドレインはノードN62に接続され,ゲートはノードN61に接続され,ソースはノードN63に接続されている。 【0164】トランジスタTr63のソースはノードN782に接続され,ゲートはノードN761に接続され,ドレインはノードN61に接続されている。トランジスタTr64のドレインはノードN61に接続され,ゲートはノードN63に接続され,ソースはグランドラインに接続されている。 【0165】トランジスタTr761のソースはノードN783に接続され,ドレインとゲートはノードN761に接続されている。トランジスタTr762のドレインはノードN761に接続され,ゲートはノードN762に接続され,ソースはグランドラインに接続されている。 【0166】トランジスタTr781のソースは電源ラインに接続され,ゲートはノードN784に接続され,ドレインはノードN781に接続されている。トランジスタTr782のソースは電源ラインに接続され,ゲートはノードN784に接続され,ドレインはノードN782に接続されている。トランジスタTr783のソースは電源ラインに接続され,ゲートはノードN784に接続され,ドレインはノードN783に接続されている。 【0167】ノードN63は,ノード17aに接続されており,ノードN62は,第1検出部6aの出力ノード20aに接続されている。ノードN762は,バイアス電圧供給ライン2に接続されている。ノードN784は,制御ノード22に接続されている。 【0168】以上のように構成された第6の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置の動作,主に検出回路(第1検出部78a)とセルバイアス回路82の動作について説明する。 【0169】第6の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置が待機状態にあるとき,Hレベルのモード信号が制御ノード22に入力される。このため,動作時セルバイアス電圧保持回路83に属するトランジスタTr13はオフ状態となり,トランジスタTr831はオン状態となり,ノードN11はグランドレベルとなる。ノードN11がグランドレベルの場合,トランジスタTr12がオフ状態となる。 【0170】同様に,制御ノード22がHレベルのとき,第1検出部78aに属するトランジスタTr781,Tr782,Tr783はオフ状態となる。 【0171】このように,第6の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置が待機状態にあるとき,動作時セルバイアス電圧保持回路83および第1検出部78aは電力を消費しないことになる。そして,これら動作時セルバイアス電圧保持回路83および第1検出部78aはメモリセルアレイに対してに電圧を出力しないことにある。 【0172】第6の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置が待機状態にあるとき,待機時セルバイアス電圧保持回路84は,定電圧源として機能する。なお,その出力電圧特性は動作時セルバイアス電圧保持回路83および第1検出部78aと略同一である。 【0173】待機状態にあるとき,メモリセルアレイ内のビットライン,メインソースライン,ドレインライン,およびソースラインは待機時セルバイアス電圧保持回路84によってイコライズされる。 【0174】第6の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置が動作状態にあるとき,Lレベルのモード信号が制御ノード22に入力される。これによって,待機時セルバイアス電圧保持回路84はディスエーブル状態となり,逆に動作時セルバイアス電圧保持回路83がイネーブル状態となる。その時の動作時セルバイアス電圧保持回路83と第1検出部78aの動作は,図6に示した第3の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置に備えられたセルバイアス回路1と第1検出部76aの動作と略同一となる。 【0175】以上説明したように,第6の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置によれば,待機状態における消費電力の低減が可能となる。さらに,動作状態において,ノード17aに出力されるセンス電圧とバイアス電圧供給ライン2に出力されるバイアス電圧(イコライズ電圧)は等しいレベルとなるように調整される。 【0176】[第7の実施の形態]第7の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置は,第6の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置に対して,セルバイアス回路82がセルバイアス回路85に置き換えられ,基準電圧出力回路93が追加された構成を有する。セルバイアス回路85と基準電圧出力回路93を,第1検出部78aとともに図11に示す。 【0177】セルバイアス回路85は,動作時セルバイアス電圧保持回路86と待機時セルバイアス電圧保持回路87から構成されている。 【0178】動作時セルバイアス電圧保持回路86は,Pチャネル型のトランジスタTr11,Tr13,Tr811,Tr861,Tr862,Tr863,Nチャネル型のトランジスタTr12,Tr14,Tr812から構成されている。すなわち,動作時セルバイアス電圧保持回路86は,図7に示したセルバイアス回路81に対して,Pチャネル型のトランジスタTr861,Tr862,Tr863が追加された構成を有する。 【0179】トランジスタTr11のソースはノードN861に接続され,ドレインとゲートはノードN12に接続されている。トランジスタTr12のドレインはノードN12に接続され,ゲートはノードN11に接続され,ソースはノードN13に接続されている。 【0180】トランジスタTr13のソースはノードN862に接続され,ゲートはノードN811に接続され,ドレインはノードN11に接続されている。トランジスタTr14のドレインはノードN11に接続され,ゲートはノードN13に接続され,ソースはグランドラインに接続されている。 【0181】トランジスタTr811のソースはノードN863に接続され,ドレインとゲートはノードN811に接続されている。トランジスタTr812のドレインはノードN811に接続され,ゲートはノードN812に接続され,ソースはグランドラインに接続されている。 【0182】トランジスタTr861のソースは電源ラインに接続され,ゲートはノードN864に接続され,ドレインはノードN861に接続されている。トランジスタTr862のドレインは電源ラインに接続され,ゲートはノードN864に接続され,ドレインはノードN862に接続されている。トランジスタTr863のドレインは電源ラインに接続され,ゲートはノードN864に接続され,ドレインはノードN863に接続されている。 【0183】ノードN13は,バイアス電圧供給ライン2に接続されており,ノードN812は,基準電圧出力回路93に接続されている。 【0184】待機時セルバイアス電圧保持回路87は,Pチャネル型のトランジスタTr871とNチャネル型のトランジスタTr872から構成されている。 【0185】トランジスタTr871のソースは電源ラインに接続され,ドレインとゲートはノードN871に接続されている。トランジスタTr872のドレインはノードN871に接続され,ゲートはノードN873に接続され,ソースはノードN872に接続されている。 【0186】ノードN872は,バイアス電圧供給ライン2に接続されており,ノードN873は,基準電圧出力回路93に接続されている。 【0187】なお,第6の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置では第1検出部78aのノードN762は,図10に示したように,バイアス電圧供給ライン2に接続されているが,ここでは,第1検出部78aのノードN762は,基準電圧出力回路93に接続されている。 【0188】以上のように構成された第7の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置の動作,主に検出回路(第1検出部78a)とセルバイアス回路85の動作について説明する。 【0189】第7の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置が待機状態にあるとき,Hレベルのモード信号が制御ノード22に入力される。このため,動作時セルバイアス電圧保持回路86に属するトランジスタTr861,Tr862,Tr863はオフ状態となる。同様に,第1検出部78aに属するトランジスタTr781,Tr782,Tr783はオフ状態となる。 【0190】このように,第7の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置が待機状態にあるとき,動作時セルバイアス電圧保持回路86および第1検出部78aは電力を消費しないことになる。そして,これら動作時セルバイアス電圧保持回路86および第1検出部78aはメモリセルアレイに対してに電圧を出力しないことにある。 【0191】第7の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置が待機状態にあるとき,待機時セルバイアス電圧保持回路87は,定電圧源として機能する。なお,その出力電圧特性は動作時セルバイアス電圧保持回路86および第1検出部78aと略同一である。 【0192】待機状態にあるとき,メモリセルアレイ内のビットライン,メインソースライン,ドレインライン,およびソースラインは待機時セルバイアス電圧保持回路87によってイコライズされる。 【0193】以上説明したように,第7の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置によれば,待機状態における消費電力の低減が可能となる。さらに,動作状態において,ノード17aに出力されるセンス電圧とバイアス電圧供給ライン2に出力されるバイアス電圧(イコライズ電圧)が等しいレベルとなるように調整される。 【0194】[第8の実施の形態]第8の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置は,図12に示すように,第7の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置に対して,第1検出部78aのノードN762の接続先が,基準電圧出力回路93からバイアス電圧供給ライン2に変更された点のみ構成を異にする。 【0195】第8の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置が待機状態にあるとき,セルバイアス回路85に備えられた待機時セルバイアス電圧保持回路87のみが活性化しており,第8の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置は,第7の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置と略同一の動作を行う。 【0196】第8の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置が動作状態にあるとき,セルバイアス回路85に備えられた動作時セルバイアス電圧保持回路86は活性化している。バイアス電圧供給ライン2およびこれに接続される回路には,寄生容量が存在する。この寄生容量は,待機状態にあるとき,待機時セルバイアス電圧保持回路87によって充電されている。したがって,動作状態に移行したとき動作時セルバイアス電圧保持回路86が出力するセルバイアス電圧(イコライズ電圧)は,瞬間的に定常状態に安定する。また,第1検出部78a,第2検出部78bは,セルバイアス回路85から出力されるセルバイアス電圧を基準として速やかに電流検出状態へと移行する。 【0197】以上説明したように,第8の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置によれば,第7の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置と同様の効果が得られる。さらに,第8の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置によれば,基準電圧出力回路93の出力が第1検出部78a,第2検出部78bに接続されていないため,第1検出部78a,第2検出部78bの状態遷移(特に待機状態から動作状態への遷移)期間に,トランジスタ容量カップリングに起因する基準電圧出力回路93から出力される基準電圧の変動が防止される。 【0198】また,第1検出部78a,第2検出部78bに構成されているカレントミラー回路は,リファレンス電圧をバイアス電圧供給ライン2から直接得るように構成されているため,第1検出部78a,第2検出部78bは,バイアス電圧供給ライン2に電位変動が生じた場合に,その電位変動に正確に対応するセンス電圧を遅延なくノード17a,17bに出力することが可能となる。 【0199】ここまで説明した第1〜8の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置は,データ読み出し専用として回路構成されていたが,これに対してデータ書き込み動作を行うための回路を兼ね備えた不揮発性半導体記憶装置についても本発明を適用することが可能である。以下,本発明の実施の形態として,データ書き込み/読み出し動作が可能な不揮発性半導体記憶装置を説明する。 【0200】[第9の実施の形態]第9の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置は,図13に示すように,第1の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置に対して,検出回路6が検出・書込回路71に置き換えられており,電気的データ書き込み機能が追加されたものである。 【0201】検出・書込回路71は,検出回路6に対して,第1検出部6a,第2検出部6bがそれぞれ,第1検出・書込部71a,第2検出・書込部71bに置き換えられ,さらに,Nチャネル型のトランジスタ71cが追加された構成を有する。 【0202】第1の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置において,ノード18はグランドラインに直接接続されているが,ここではノード18は,トランジスタ71cを介してグランドラインに接続されている。トランジスタ71cのゲートは,制御ノード26に接続されており,この制御ノード26がHレベルのとき,ノード18はグランドレベルとなる。 【0203】データ読み出し動作のときには,制御ノード26は,Hレベルとなり,トランジスタ71cはオン状態となる。第9の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置は,第1の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置のデータ読み出し動作と略同一の動作を行う。 【0204】次に,第9の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置のデータ書き込み動作について説明する。なお,データ書き込み動作では,データ読み出し動作における各メモリセルのソースとドレインの電位関係が逆転するが,以下の説明では,ここまで用いてきた回路要素の名称をそのまま用いることとする。 【0205】データ書き込み動作時,セルバイアス回路1は,各メモリセルのドレインに印加される書き込み電圧Vwsdをバイアス電圧供給ライン2に出力する。検出・書込回路71に属する第1検出・書込部71a,第2検出・書込部71bはそれぞれ,選択メモリセルに書き込むデータに応じて,書き込み電圧Vw,非書き込み電圧Vnをノード17a,17bに対して出力する。 【0206】サブメモリセルアレイ3Aが非選択の場合,サブメモリセルアレイ3Aに属するすべてのソースライン362,364,・・・およびドレインライン361,363,・・・がバイアス電圧供給ライン2に接続されないように,サブメモリセルアレイ選択回路7は,ソースイコライズ選択ライン群10の中のサブメモリセルアレイ3Aに接続されているソースイコライズ選択ライン101,102に対してLレベル電圧Vlを出力し,ドレインイコライズ選択ライン11に対して電圧Vlを出力する。これによって,サブメモリセルアレイ3Aに属するすべてのソースラインイコライズトランジスタ311,312,・・・およびすべてのドレインラインイコライズトランジスタ321,322,323,・・・はオフ状態(非導通状態)となる。 【0207】また,サブメモリセルアレイ選択回路7は,サブメモリセルアレイ3Aのドレインライン361,363,・・・をビットライン群14から切離すため,および,ソースライン362,364,・・・をメインソースライン群15から切離すため,サブメモリセルアレイ選択ライン群12の中のサブメモリセルアレイ3Aに接続されているサブメモリセルアレイ選択ライン121,122に対して電圧Vlを出力し,サブメモリセルアレイ3Aに属するすべてのソース選択トランジスタ341,342,・・・およびすべてのドレイン選択トランジスタ351,352,・・・をオフ状態(非導通状態)とする。 【0208】サブメモリセルアレイ選択回路7は,サブメモリセルアレイ3A以外の非選択サブメモリセルアレイについても同様に,これに接続されているソースイコライズ選択ライン,ドレインイコライズ選択ライン,およびサブメモリセルアレイ選択ラインに対して電圧Vlを出力する。 【0209】次に,サブメモリセルアレイ3Aに属するメモリセルb2,c2に対してデータを書き込む場合の第9の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置の動作を説明する。 【0210】ワードライン選択回路8は,メモリセルb2,c2のゲートに接続されているワードライン132に書き込みゲート電圧Vwgを出力し,ワードライン132以外のワードライン131,133,・・・,13kに電圧Vlを出力する。 【0211】これと同時に,サブメモリセルアレイ選択回路7は,サブメモリセルアレイ選択ライン121にHレベル電圧Vhを出力し,ドレイン選択トランジスタ352,354およびソース選択トランジスタ341をオン状態(導通状態)とする。これによってメモリセルb2,c2のドレインに接続されているドレインライン361,363とビットライン141,142が接続され,メモリセルb2,c2のソースに共通接続されているソースライン362とメインソースライン151が接続される。 【0212】さらに,サブメモリセルアレイ選択回路7は,ソースライン362に対して書き込み電圧Vwsdを印加するため,ソースイコライズ選択ライン101にゲート電圧Vwgを出力し,ソースラインイコライズトランジスタ311をオン状態(導通状態)とする。また,サブメモリセルアレイ選択回路7は,メモリセルb2,c2以外の非選択メモリセルが接続されているソースラインに書き込み電圧Vwsdが印加されないように,ソースイコライズ選択ライン102に電圧Vlを出力し,非選択メモリセルが接続されているドレインラインに書き込み電圧Vwsdが印加されないように,ドレインイコライズ選択ライン11に電圧Vlを出力する。 【0213】カラムアドレスデコーダ9は,カラム選択ライン162に電圧Vhを出力し,ビットラインカラムスイッチ群4aに属するトランジスタ421およびソースラインカラムスイッチ群4bに属するトランジスタ423をオン状態とする。これによって,ビットライン141とノード17aが接続され,ビットライン142とノード17bが接続され,メインソースライン151とノード18が接続される。 【0214】同時にカラムアドレスデコーダ9は,カラム選択ライン162以外のカラム選択ライン161,163,・・・,16mに電圧Vlを出力し,ビットラインカラムスイッチ群4aに属するトランジスタ421以外のトランジスタおよびソースラインカラムスイッチ群4bに属するトランジスタ423以外のトランジスタをオフ状態とする。これによって,選択されたビットライン141,142以外の非選択ビットラインと,選択されたメインソースライン151以外の非選択メインソースラインが検出・書込回路71から切断される。 【0215】さらに,カラムアドレスデコーダ9は,非選択カラム選択ライン191,・・・,19mに電圧Vlを出力し,非選択ソースラインイコライズトランジスタ群5を構成するトランジスタ51,・・・,5mをオフ状態(非導通状態)とする。これによって,各ソースラインに対して,非選択ソースラインイコライズトランジスタ群5側から書き込み電圧Vwsdが印加されることはない。 【0216】書き込み動作中,ソースラインイコライズトランジスタ311を介して,バイアス電圧供給ライン2がグランドラインにショートしないように,制御ノード26には電圧Vlが与えられ,トランジスタ71cはオフ状態(非導通状態)とされている。 【0217】以上の説明から明らかなように,本発明は,データ書き込み機能を有する不揮発性半導体記憶装置に対しても適用することが可能である。そして,データ書き込み機能が付加された第9の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置によれば,第1の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置と同様の効果が得られる。 【0218】[第10の実施の形態]第10の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置は,図14に示すように,第1の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置に対して,検出回路6が検出・書込回路72に置き換えられており,電気的データ書き込み機能が追加されたものである。 【0219】検出・書込回路72は,検出回路6に対して,第1検出部6a,第2検出部6bがそれぞれ,第1検出・書込部71a,第2検出・書込部71bに置き換えられた構成を有する。すなわち,検出・書込回路72は,第9の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置に備えれた検出・書込回路71に対して,トランジスタ71cが省略された構成とされている。そして,ノード18は直接,グランドラインに接続されている。 【0220】第10の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置は,データ読み出し動作に関しては,第1の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置と略同一である。 【0221】次に,第10の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置のデータ書き込み動作について説明する。なお,データ書き込み動作では,データ読み出し動作における各メモリセルのソースとドレインの電位関係が逆転するが,以下の説明では,ここまで用いてきた回路要素の名称をそのまま用いることとする。 【0222】データ書き込み動作時,セルバイアス回路1は,非書き込み電圧Vnをバイアス電圧供給ライン2に出力する。検出・書込回路72に属する第1検出・書込部71a,第2検出・書込部71bはそれぞれ,選択メモリセルに書き込むデータに応じて,書き込み電圧Vwsg,非書き込み電圧Vnをノード17a,17bに対して出力する。 【0223】サブメモリセルアレイ3Aが非選択の場合,サブメモリセルアレイ選択回路7は,サブメモリセルアレイ3Aのドレインライン361,363,・・・をビットライン群14から切離すため,および,ソースライン362,364,・・・をメインソースライン群15から切離すため,サブメモリセルアレイ選択ライン群12の中のサブメモリセルアレイ3Aに接続されているサブメモリセルアレイ選択ライン121,122に対してLレベル電圧電圧Vlを出力し,サブメモリセルアレイ3Aに属するすべてのソース選択トランジスタ341,342,・・・およびすべてのドレイン選択トランジスタ351,352,・・・をオフ状態(非導通状態)とする。 【0224】さらに,サブメモリセルアレイ選択回路7は,サブメモリセルアレイ3A以外の非選択サブメモリセルアレイに接続されているソースイコライズ選択ライン,ドレインイコライズ選択ライン,およびサブメモリセルアレイ選択ラインに対して電圧Vlを出力する。 【0225】なお,ドレインイコライズ選択ライン11,ソースイコライズ選択ライン群10を構成する各ソースイコライズ選択ライン,およびワードライン群13を構成する各ワードラインの論理レベルの状態は任意である。 【0226】次に,サブメモリセルアレイ3Aに属するメモリセルb2,c2に対してデータを書き込む場合の第10の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置の動作を説明する。 【0227】ワードライン選択回路8は,メモリセルb2,c2のゲートに接続されているワードライン132にゲート電圧Vwgを出力し,ワードライン132以外のワードライン131,133,・・・,13kに電圧Vlを出力する。 【0228】これと同時に,サブメモリセルアレイ選択回路7は,サブメモリセルアレイ選択ライン121にゲート電圧Vwgを出力し,ドレイン選択トランジスタ352,354およびソース選択トランジスタ341をオン状態(導通状態)とする。これによってメモリセルb2,c2のドレインに接続されているドレインライン361,363とビットライン141,142が接続され,メモリセルb2,c2のソースに共通接続されているソースライン362とメインソースライン151が接続される。 【0229】さらに,サブメモリセルアレイ選択回路7は,ソースライン362をバイアス電圧供給ライン2から切離すため,ソースイコライズ選択ライン101にLレベル電圧Vlを出力し,ソースラインイコライズトランジスタ311をオフ状態(非導通状態)とする。 【0230】また,サブメモリセルアレイ選択回路7は,ソースイコライズ選択ライン102にHレベル電圧Vhを出力し,メモリセルa2,d2のドレインとバイアス電圧供給ライン2を接続する。これによって,メモリセルa2,d2のドレインに非書き込み電圧Vnが印加され,メモリセルa2,d2へのデータの誤書き込みが防止される。 【0231】また,サブメモリセルアレイ選択回路7は,各ドレインラインをバイアス電圧供給ライン2から切離すため,ドレインイコライズ選択ライン11にLレベル電圧Vlを出力する。 【0232】カラムアドレスデコーダ9は,カラム選択ライン162にゲート電圧Vwgを出力し,ビットラインカラムスイッチ群4aに属するトランジスタ421およびソースラインカラムスイッチ群4bに属するトランジスタ423をオン状態とする。これによって,ビットライン141とノード17aが接続され,ビットライン142とノード17bが接続され,メインソースライン151とノード18が接続される。 【0233】同時にカラムアドレスデコーダ9は,カラム選択ライン162以外のカラム選択ライン161,163,・・・,16mに電圧Vlを出力し,ビットラインカラムスイッチ群4aに属するトランジスタ421以外のトランジスタおよびソースラインカラムスイッチ群4bに属するトランジスタ423以外のトランジスタをオフ状態とする。これによって,選択されたビットライン141,142以外の非選択ビットラインと,選択されたメインソースライン151以外の非選択メインソースラインが検出・書込回路71から切断される。 【0234】さらに,カラムアドレスデコーダ9は,非選択カラム選択ライン191,・・・,19mに電圧Vlを出力し,非選択ソースラインイコライズトランジスタ群5を構成するトランジスタ51,・・・,5mをオフ状態(非導通状態)とする。これによって,各ソースラインに対して,非選択ソースラインイコライズトランジスタ群5側から書き込み電圧Vwsdが印加されることはない。 【0235】以上説明したように,第10の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置によれば,データ書き込みの対象となるメモリセルのドレインに選択的に高電圧が印加される。したがって,データの誤書き込みが防止されるとともに,ドレインに対する高電圧の印加に起因するドレインディスターブの発生が抑制される。なお,第10の実施の形態は図5に示した第2の実施の形態に適用できる。これは,第2の実施形態における書き込みセルのソースライン362のみが接地電位になるからである。なお,ここでビット線141に接続されるメモリセルy2,z2のドレインには高電圧がかかるが,それらメモリセルy2,z2のソースはフローティング状態のため,書き込みは行われない。 【0236】[第11の実施の形態]第11の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置は,図15に示すように,第1の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置に対して,検出回路6が検出・書込回路71に置き換えられ,セルドレイン電圧印加トランジスタ群27が追加された構成を有しており,電気的データ書き込み機能が追加されたものである。 【0237】セルドレイン電圧印加トランジスタ群27は,ゲートが制御ノード27に接続されている複数のセルドレイン電圧印加トランジスタから構成されている。各セルドレイン電圧印加トランジスタのドレインはバイアス電圧供給ライン2に共通接続されており,各セルドレイン電圧印加トランジスタのソースはそれぞれ,バイアス電圧供給サブライン2A〜2Nを介して,サブメモリセルアレイ3A〜3Nに接続されている。 【0238】検出・書込回路71は,検出回路6に対して,第1検出部6a,第2検出部6bがそれぞれ,第1検出・書込部71a,第2検出・書込部71bに置き換えられ,さらに,Nチャネル型のトランジスタ71cが追加された構成を有する。 【0239】第1の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置において,ノード18はグランドラインに直接接続されているが,ここではノード18は,トランジスタ71cを介してグランドラインに接続されている。トランジスタ71cのゲートは,制御ノード26に接続されており,この制御ノード26がHレベルのとき,ノード18はグランドレベルとなる。 【0240】データ読み出し動作のとき,制御ノード26にはHレベル電圧Vhが与えられる。したがって,トランジスタ71cはオン状態となり,セルドレイン電圧印加トランジスタ群27に属するセルドレイン電圧印加トランジスタはすべてオン状態となる。第11の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置は,第1の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置のデータ読み出し動作と略同一の動作を行う。 【0241】次に,第11の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置のデータ書き込み動作について説明する。なお,データ書き込み動作では,データ読み出し動作における各メモリセルのソースとドレインの電位関係が逆転するが,以下の説明では,ここまで用いてきた回路要素の名称をそのまま用いることとする。 【0242】データ書き込み動作時,セルバイアス回路1は,各メモリセルのドレインに印加される書き込み電圧Vwsdをバイアス電圧供給ライン2に出力する。検出・書込回路71に属する第1検出・書込部71a,第2検出・書込部71bはそれぞれ,選択メモリセルに書き込むデータに応じて,書き込み電圧Vw,非書き込み電圧Vnをノード17a,17bに対して出力する。 【0243】制御ノード26にはLレベル電圧Vlが与えられる。このため,バイアス電圧供給ライン2とバイアス電圧供給サブライン2A〜2Nは切離される。 【0244】サブメモリセルアレイ3Aが非選択の場合,サブメモリセルアレイ3Aに属するすべてのソースライン362,364,・・・およびドレインライン361,363,・・・がバイアス電圧供給サブライン2Aに接続されないように,サブメモリセルアレイ選択回路7は,ソースイコライズ選択ライン群10の中のサブメモリセルアレイ3Aに接続されているソースイコライズ選択ライン101,102に対してLレベル電圧Vlを出力し,ドレインイコライズ選択ライン11に対して電圧Vlを出力する。これによって,サブメモリセルアレイ3Aに属するすべてのソースラインイコライズトランジスタ311,312,・・・およびすべてのドレインラインイコライズトランジスタ321,322,323,・・・はオフ状態(非導通状態)となる。 【0245】また,サブメモリセルアレイ選択回路7は,サブメモリセルアレイ3Aのドレインライン361,363,・・・をビットライン群14から切離すため,および,ソースライン362,364,・・・をメインソースライン群15から切離すため,サブメモリセルアレイ選択ライン群12の中のサブメモリセルアレイ3Aに接続されているサブメモリセルアレイ選択ライン121,122に対して電圧Vlを出力し,サブメモリセルアレイ3Aに属するすべてのソース選択トランジスタ341,342,・・・およびすべてのドレイン選択トランジスタ351,352,・・・をオフ状態(非導通状態)とする。 【0246】サブメモリセルアレイ選択回路7は,サブメモリセルアレイ3A以外の非選択サブメモリセルアレイについても同様に,これに接続されているソースイコライズ選択ライン,ドレインイコライズ選択ライン,およびサブメモリセルアレイ選択ラインに対して電圧Vlを出力する。 【0247】次に,サブメモリセルアレイ3Aに属するメモリセルb2,c2に対してデータを書き込む場合の第11の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置の動作を説明する。 【0248】ワードライン選択回路8は,メモリセルb2,c2のゲートに接続されているワードライン132にゲート電圧Vwgを出力し,ワードライン132以外のワードライン131,133,・・・,13kに電圧Vlを出力する。 【0249】これと同時に,サブメモリセルアレイ選択回路7は,サブメモリセルアレイ選択ライン121にHレベル電圧Vhを出力し,ドレイン選択トランジスタ352,354およびソース選択トランジスタ341をオン状態(導通状態)とする。これによってメモリセルb2,c2のドレインに接続されているドレインライン361,363とビットライン141,142が接続され,メモリセルb2,c2のソースに共通接続されているソースライン362とメインソースライン151が接続される。 【0250】また,サブメモリセルアレイ選択回路7は,サブメモリセルアレイ3Aに属するすべてのソースラインおよびビットラインがバイアス電圧供給サブライン2Aから切離されるように,ソースイコライズ選択ライン101,102およびドレインイコライズ選択ライン11に対してLレベル電圧Vlを出力する。 【0251】カラムアドレスデコーダ9は,カラム選択ライン162に電圧Vhを出力し,ビットラインカラムスイッチ群4aに属するトランジスタ421およびソースラインカラムスイッチ群4bに属するトランジスタ423をオン状態とする。これによって,ビットライン141とノード17aが接続され,ビットライン142とノード17bが接続され,メインソースライン151とノード18が接続される。 【0252】同時にカラムアドレスデコーダ9は,カラム選択ライン162以外のカラム選択ライン161,163,・・・,16mに電圧Vlを出力し,ビットラインカラムスイッチ群4aに属するトランジスタ421以外のトランジスタおよびソースラインカラムスイッチ群4bに属するトランジスタ423以外のトランジスタをオフ状態とする。これによって,選択されたビットライン141,142以外の非選択ビットラインと,選択されたメインソースライン151以外の非選択メインソースラインが検出・書込回路71から切断される。 【0253】さらに,カラムアドレスデコーダ9は,選択されたメインソースライン151に対して,書き込み電圧Vwsdが印加されるように,非選択カラムライン192に対してゲート電圧Vwgを出力する。これによって,非選択ソースラインイコライズトランジスタ群5を構成する複数のトランジスタの中で,トランジスタ52のみがオン状態(導通状態)となる。これによりトランジスタ341が導通状態になるため,ソースライン362には電圧Vwsdが印可される。同時に,カラムアドレスでコーダ9は,選択されたメインソースライン151以外のメインソースライン151,153,・・・,15mに書き込み電圧Vwsdが印加されないように,非選択カラムライン192以外の非選択カラムライン191,193.・・・,19mに対してLレベル電圧Vlを出力する。これによって,非選択ソースラインイコライズトランジスタ群5を構成する複数のトランジスタの中で,トランジスタ52以外のトランジスタ51,53,・・・,5mがオフ状態(非導通状態)となる。 【0254】書き込み動作中,ソースライン362を介して,バイアス電圧供給ライン2がグランドラインにショートしないように,制御ノード26には電圧Vlが与えられ,トランジスタ71cはオフ状態(非導通状態)とされている。 【0255】以上説明したように,第11の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置によれば,第10の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置と同様に,データ書き込みの対象となるメモリセルのドレインに選択的に高電圧が印加される。したがって,データの誤書き込みが防止されるとともに,ドレインに対する高電圧の印加に起因するドレインディスターブの発生が抑制される。なお,第11の実施の形態も第10の実施の形態同様に,図5に示した第2の実施の形態に適用可能である。 【0256】添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが,本発明はかかる実施の形態に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。 【0257】例えば,本発明の実施の形態について,1段のカラムスイッチ(ビットラインカラムスイッチ群4a,ソースラインカラムスイッチ群4b)を備えた不揮発性半導体記憶装置を用いて説明したが,本発明は,2段以上のカラムスイッチを備えた不揮発性半導体記憶装置に対しても適用可能である。 【0258】本発明の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置に備えられたセルバイアス回路1,81,82,85において,トランジスタTr11は,ダイオードとして機能するようにゲートがドレインに接続されている。しかし,これに代えて,ゲートをグランドラインに接続するようにしてもよい。 【0259】例えば,図7に示したように,第4の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置は,カレントミラー回路を含むセルバイアス回路81および第1,2検出部76a,76bを備えている。このカレントミラー回路は,2個のPチャネル型トランジスタのゲートが共通化され,2個のNチャネル型トランジスタの各ゲートがカレントミラー回路の入力ノードとなるように構成されている。これに代えて,2個のNチャネル型トランジスタのゲートが共通化され,2個のPチャネル型トランジスタの各ゲートが入力ノードとなるように構成されたカレントミラー回路を用いることも可能である。 【0260】第7の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置に備えられた動作時セルバイアス電圧保持回路86は,図11に示すように,電源ラインからバイアス電圧供給ライン2への電流経路を遮断する手段として,電源ラインとトランジスタTr11との間にトランジスタTr861を備え,電源ラインからグランドラインへの電流経路を遮断する手段として,電源ラインとトランジスタTr13との間および電源ラインとトランジスタTr811との間にそれぞれトランジスタTr862およびトランジスタTr863を備えている。これらトランジスタTr861,Tr862,Tr863の位置をそれぞれ,トランジスタTr11とトランジスタTr12との間,トランジスタTr13とノードN11との間,およびトランジスタTr811とノードN811との間に変更することも可能である。 【0261】第7の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置に備えられた第1検出部78aは,図11に示すように,電源ラインからノード17aへの電流経路を遮断する手段として,電源ラインとトランジスタTr61との間にトランジスタTr781を備え,電源ラインからグランドラインへの電流経路を遮断する手段として,電源ラインとトランジスタTr63との間および電源ラインとトランジスタTr761との間にそれぞれトランジスタTr782およびトランジスタTr783を備えている。これらトランジスタTr781,Tr782,Tr783の位置をそれぞれ,トランジスタTr61とトランジスタTr62との間,トランジスタTr63とノードN65との間,およびトランジスタTr761とノードN761との間に変更することも可能である。 【0262】 【発明の効果】以上説明したように,本発明にかかる不揮発性半導体記憶装置によれば,データ読み出しの高速化が実現する。また,本発明は,電気的なデータ書き込み機能を備えた不揮発性半導体装置に対しても適用可能である。さらに,装置規模のコンパクト化,消費電力の低減も可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000295 【氏名又は名称】沖電気工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年8月10日(2000.8.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100095957 【弁理士】 【氏名又は名称】亀谷 美明 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−56687(P2002−56687A) |
| 【公開日】 |
平成14年2月22日(2002.2.22) |
| 【出願番号】 |
特願2000−242163(P2000−242163) |
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