| 【発明の名称】 |
不揮発性半導体記憶装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】西村 始修
【氏名】國谷 幸正
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| 【要約】 |
【課題】ビット線にリークがあった場合でも、誤りのないデータ読み出しを行うことで、製造の歩留まりを向上させた不揮発性半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】それぞれ異なる電流能力を有する複数のメモリセル読み出し用トランジスタ130〜132と、各メモリセル読み出し用トランジスタの電流能力を格納するトランジスタ能力格納メモリ110と、ビット線毎にリークがあるか否かを判別するとともに、リークがあるビット線のリーク電流の大きさに応じて、トランジスタ能力格納メモリに格納されている電流能力を判別し、対応する電流能力を有するメモリセル読み出し用トランジスタへの駆動電圧を可変制御するトランジスタ能力判別回路120とを備えた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 メモリセルトランジスタに接続されたビット線に対するリーク電流の大きさに応じて前記メモリセルトランジスタへの電流供給能力を可変して前記リーク電流を補正するリーク電流補正手段を備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。 【請求項2】 前記リーク電流補正手段は、それぞれ異なる電流能力を有する複数のメモリセル読み出し用トランジスタと、前記リーク電流の大きさに応じて、複数のメモリセル読み出し用トランジスタのいずれかを選択する選択手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。 【請求項3】 前記リーク電流補正手段は、前記メモリセルトランジスタのビット線毎に前記リーク電流を補正する補正用トランジスタと、前記リーク電流の大きさに応じて、前記補正用トランジスタに流れる電流を制御する不揮発性メモリからなる制御用トランジスタとを備えたことを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。 【請求項4】 前記選択手段は、前記複数のメモリセル読み出し用トランジスタの各々の電流能力を格納するトランジスタ能力格納メモリと、前記ビット線毎にリークがあるか否かを判別するとともに、リークがあるビット線の前記リーク電流の大きさに応じて、前記トランジスタ能力格納メモリに格納されている前記複数のメモリセル読み出し用トランジスタの電流能力を判別し、対応する電流能力を有するメモリセル読み出し用トランジスタへの駆動電圧を可変制御するトランジスタ能力判別回路とを備えたこと特徴とする請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性半導体記憶装置に関し、特に、不揮発性半導体記憶装置のビット線にリークがあった場合でも、誤りのないデータ読み出しを行う技術に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、各種電化製品の開発期間の短縮が進み、電化製品のシステム基板に実装されたマイクロコンピュータ(以下、マイコンと略称する)に関して、実装後に、CPUの制御によるプログラムの書き込み、或いは書き換えができるように、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリを内蔵したマイコンが強く要望されており、さらにはシステムの高度化、高集積化に伴いメモリ容量も年々増大している。そのため、製造側としては高集積メモリを安定供給する必要がある。 【0003】以下に、マイコンに内蔵される不揮発性メモリについて説明する。 【0004】図4は、従来の不揮発性メモリのメモリセル構成を示す回路図である。図4において、430は読み出し用(READ)トランジスタ、440はビット線切替回路、450はメモリセルトランジスタ、460は出力電流増幅回路(センスアンプ)、470はビット線リークを等価的に示す抵抗モデルである。 【0005】従来は、メモリセルトランジスタ450の値を読み出す場合、ビット線切替回路440をオンさせて、READトランジスタ430の電流能力以上、あるいは以下の状態を、センスアンプ460によって、データの“1”、“0”として判定する。 【0006】次に、図5を用いて、図4のように構成されたメモリセルの動作について説明する。 【0007】図5は、メモリセルのゲート・ソース間電圧(Vgs)対セル電流(Ids)特性を示す図である。 【0008】図5において、510は消去状態のセル電流特性、520は書き込み後のセル電流特性、530はセンスアンプ特性、540はビット線リークを示す。通常、メモリセルの電流特性は、消去状態510、もしくは書き込み状態520に分布して、センスアンプ特性530により、電流が流れた場合、データ“1”の判定を行い、逆に、電流が流れなかった場合には、データ“0”の判定を行う。その際、ビット線リーク540が発生すると、データ“0”の判定を誤判断するため、この不揮発性メモリは不良品として処理されることになる。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来の不帰発性メモリを内蔵したマイコンでは、ビット線にリークがあった場合、リーク電流がセル電流に上乗せされ、データ“0”を“1”に誤判定するため、不良品にしなければならず、製造の歩留まりが悪化する要因となっていた。 【0010】本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ビット線にリークがあった場合でも、誤りのないデータ読み出しを行うことで、製造の歩留まりを向上させた不揮発性半導体記憶装置を提供することにある。 【0011】 【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するため、本発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、メモリセルトランジスタに接続されたビット線に対するリーク電流の大きさに応じて前記リーク電流を補正するリーク電流補正手段を備えたことを特徴とする。 【0012】前記リーク電流補正手段は、それぞれ異なる電流能力を有する複数のメモリセル読み出し用トランジスタと、前記リーク電流の大きさに応じて、複数のメモリセル読み出し用トランジスタのいずれかを選択する選択手段とを備えることが好ましい。 【0013】この場合、前記選択手段は、前記複数のメモリセル読み出し用トランジスタの各々の電流能力を格納するトランジスタ能力格納メモリと、前記ビット線毎にリークがあるか否かを判別するとともに、リークがあるビット線の前記リーク電流の大きさに応じて、前記トランジスタ能力格納メモリに格納されている前記複数のメモリセル読み出し用トランジスタの電流能力を判別し、対応する電流能力を有するメモリセル読み出し用トランジスタへの駆動電圧を可変制御するトランジスタ能力判別回路とを備えることが好ましい。 【0014】または、前記リーク電流補正手段は、前記メモリセルトランジスタのビット線毎に前記リーク電流を補正する補正用トランジスタと、前記リーク電流の大きさに応じて、前記補正用トランジスタに流れる電流を制御する不揮発性メモリからなる制御用トランジスタとを備えることが好ましい。 【0015】上記の構成によれば、不揮発性メモリのビット線にリークがあった場合でも、誤りのないデータ読み出しを行うことができ、製造の歩留まりを向上させることができる。 【0016】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。 【0017】(第1実施形態)図1は、本発明の第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置(以下、不揮発性メモリとも略称する)の部分構成を示す概略図である。 【0018】図1において、110は、各々サイズの異なるメモリセル読み出し用(READ)トランジスタ130、131、132の電流能力を格納するトランジスタ能力格納メモリ、120はトランジスタ能力判別回路、140はビット線切換回路、150はメモリセルトランジスタ、160はセンスアンプ、170はビット線リークを等価的に示す抵抗モデルである。 【0019】ここで、不揮発性メモリのビット線にリークがある場合、リーク電流量に対応するREADトランジスタの能力をトランジスタ能力格納メモリに格納する。データ読み出し時に、ビット線にリークのあるアドレスか否かを、トランジスタ能力判別回路120で判別し、ビット線のリーク電流量に応じて、READトランジスタ130、131、および132のいずれかを選択することにより、ビット線にリークがあった場合でも、正常にデータを読み出すことが可能になる。 【0020】次に、図3を用いて、ビット線リークの補正動作について説明する。 【0021】図3は、メモリセルのゲート・ソース間電圧(Vgs)対セル電流(Ids)特性を示す図である。 【0022】図3において、310は消去状態のセル電流特性、320は書き込み後のセル電流特性、330はセンスアンプ特性、331は補正したセンスアンプ特性、340はビット線リークを示す。通常、メモリセルの電流特性は、消去状態310、もしくは書き込み状態320に分布して、センスアンプ特性330により、電流が流れた場合、データ“1”の判定を行い、逆に、電流が流れなかった場合には、データ“0”の判定を行う。その際、ビット線リーク340が発生すると、データ“0”の判定を誤判断するため、センスアンプ特性330から補正したセンスアンプ特性331を用いてデータ判定を行うことにより、正常にデータを読み出すことが可能になる。 【0023】(第2実施形態)図2は、本発明の第2実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の部分構成を示す概略図である。 【0024】図2において、210はビット線リークを補正するための補正用トランジスタ220のゲート電圧を決めるメモリトランジスタ(制御用トランジスタ)、230はREADトランジスタ、240はビット線切換回路、250はメモリセルトランジスタ、260はセンスアンプ、270はビット線リークを等価的に示す抵抗モデルである。 【0025】不揮発性メモリにビット線リーク270がある場合、メモリトランジスタ210の電流能力を可変して、補正用トランジスタ220のゲート電圧を制御することにより、リーク電流を補正する。これにより、ビット線にリークがあっても、メモリセルトランジスタ250の閾値電圧をREADトランジスタ230で判断し、センスアンプ260で増幅することにより、データ“0”または“1”を正常に読み出すことが可能になる。 【0026】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、不揮発性メモリのビット線にリークがあった場合でも、誤りのないデータ読み出しを行うことで、製造の歩留まりを向上させることが可能になる、という格別な効果を奏する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年8月8日(2000.8.8) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100095555 【弁理士】 【氏名又は名称】池内 寛幸 (外5名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−56686(P2002−56686A) |
| 【公開日】 |
平成14年2月22日(2002.2.22) |
| 【出願番号】 |
特願2000−239669(P2000−239669) |
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