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【発明の名称】 半導体記憶装置及びその評価方法
【発明者】 【氏名】広瀬 正和

【要約】 【課題】ウエハテストにより、正確に短時間でセルフリフレッシュ周期の調整が可能な半導体記憶装置を提供すること。

【解決手段】セルフリフレッシュモードを有する半導体記憶装置において、モード検出手段が、セルフリフレッシュの動作間隔である、セルフリフレッシュ周期のモニタモードを指定するイネーブル信号を出力するモニタモード制御信号出力手段を有し、アドレス発生手段が、セルフリフレッシュ周期にはLレベル、該セルフリフレッシュ周期の経過後にはHレベルのモニタ信号を出力するように、LレベルとHレベルのモニタ信号とを繰り返し出力し、かつ、該イネーブル信号に応答してLレベルのモニタ信号を出力するモニタ信号出力手段を有し、入出力手段は、複数のデータ入出力端子に対応した複数の入力及び出力バッファを有し、少なくとも一つの該出力バッファに、モニタモード制御信号出力手段からの信号とモニタ信号出力手段からの信号とが出力されるように構成した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数のメモリセルを含むメモリセルアレイと、外部から入力されるモード指定信号に応答して、セルフリフレッシュモードが指定されたことを検出してモードトリガ信号を出力するモード検出手段と、該モード検出手段の検出結果に応答して、メモリセルアレイ内のメモリセルを指定する内部アドレス信号を発生するアドレス発生手段と、該メモリセルからのデータ読込み又は該メモリセルへのデータの書込みを行う入出力手段と、該入出力手段に接続された複数のデータ入出力端子とを有する半導体記憶装置において、該モード検出手段が、セルフリフレッシュの動作間隔である、セルフリフレッシュ周期のモニタモードを指定するイネーブル信号を出力するモニタモード制御信号出力手段を有し、該アドレス発生手段が、セルフリフレッシュ周期にはLレベルのモニタ信号を、セルフリフレッシュ周期の経過後にはHレベルのモニタ信号を出力するように、LレベルとHレベルのモニタ信号を繰り返し出力し、かつ、該イネーブル信号に応答してLレベルのモニタ信号を出力するモニタ信号出力手段を有し、該入出力手段は、該複数のデータ入出力端子に対応した複数の入力及び出力バッファを有し、少なくとも一つの該出力バッファに、該モニタモード制御信号出力手段からの信号と該モニタ信号出力手段からの信号とが出力されて成ることを特徴とする半導体記憶装置。
【請求項2】 上記出力バッファが、アドレス発生手段からの信号に対応して、上記セルフリフレッシュ周期にはHレベルの信号を出力する第1の出力回路と、上記セルフリフレッシュ周期の経過後にはLレベルの信号を出力する第2の出力回路とを有する請求項1記載の半導体記憶素子。
【請求項3】 複数のメモリセルを含むメモリセルアレイと、外部から入力されるモード指定信号に応答して、セルフリフレッシュモードが指定されたことを検出してモードトリガ信号を出力するモード検出手段と、該モード検出手段の検出結果に応答して、メモリセルアレイ内のメモリセルを指定する内部アドレス信号を発生するアドレス発生手段と、該メモリセルからのデータ読込み又は該メモリセルへのデータの書込みを行う入出力手段と、該入出力バッファに接続された複数のデータ入出力端子とを有する半導体記憶装置において、アドレス発生手段からの信号に対応して、セルフリフレッシュの動作間隔である、セルフリフレッシュ周期の経過後にLレベルの信号を出力する出力回路を含む出力手段を有するモニタパッドを有する半導体記憶装置。
【請求項4】 上記出力手段が、上記セルフリフレッシュ周期にはHレベルの信号を出力する出力回路を含む請求項3記載の半導体装置。
【請求項5】 複数のメモリセルを含むメモリセルアレイと、外部から入力されるモード指定信号に応答して、セルフリフレッシュモードが指定されたことを検出してモードトリガ信号を出力するモード検出手段と、該モード検出手段の検出結果に応答して、メモリセルアレイ内のメモリセルを指定する内部アドレス信号を発生するアドレス発生手段と、該メモリセルからのデータ読込み又は該メモリセルへのデータの書込みを行う入出力手段と、該入出力バッファに接続された複数のデータ入出力端子とを有し、該アドレス発生手段が、セルフリフレッシュの動作間隔である、セルフリフレッシュ周期にはLレベル、該セルフリフレッシュ周期の経過後にはHレベルを繰り返すモニタ信号を出力するモニタ信号出力手段を有する半導体記憶装置の評価方法であって、外部から上記データ入出力端子を介して、1点以上の時間基準パルス信号を入力し、該パルス信号の入力時における上記モニタ信号がHレベルかLレベルかを判定し、セルフリフレッシュ周期を調整することを特徴とする半導体記憶装置の評価方法。
【請求項6】 上記半導体装置は、モード検出手段が、セルフリフレッシュ周期のモニタモードを指定するイネーブル信号を出力するモニタモード制御信号出力手段を有し、入出力手段は、複数のデータ入出力端子に対応した複数の入力及び出力バッファを有し、少なくとも一つの該出力バッファに、該モニタモード制御信号出力手段からの信号と該モニタ信号出力手段からの信号とが出力されて成るものであることを特徴とする請求項5記載の評価方法。
【請求項7】 上記半導体装置は、アドレス発生手段からの信号に対応して、セルフリフレッシュの動作間隔である、セルフリフレッシュ周期の経過後にはLレベルの信号を出力する出力回路を含む出力手段を有するモニタパッドを有し、上記データ入出力端子に代えて、モニタパッドから上記モニタ信号を出力させることを特徴とする請求項5記載の評価方法。
【請求項8】 上記出力手段が、上記セルフリフレッシュ周期にはHレベルの信号を出力する出力回路を含む請求項7記載の評価方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セルフリフレッシュモードを有する半導体記憶装置及びその評価方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置、特にダイナミック型RAM(以下、DRAMと略す。)の高集積化に伴い、メモリセルに書込まれたデータを保持することが可能なデータ保持時間が減少する傾向にある。そのため、DRAMにおいては、保持されたデータを各メモリセルに対して再書込みする動作、いわゆるリフレッシュを一定の間隔で行う必要がある。通常、DRAM内部において、リフレッシュアドレス及びリフレッシュ起動信号をDRAM内部で発生させてリフレッシュを行うセルフリフレッシュが行われている。
【0003】セルフリフレッシュの動作間隔であるセルフリフレッシュ周期は、メモリセルのリフレッシュ特性との兼ね合いで決定されている。すなわち、周期を長くし過ぎると、Hレベルデータの読出しマージンが減少し、本来Hレベルデータが書込まれているべきメモリセルに対して、Lレベルデータに変ってしまうというエラーを引起す。また、周期を短くし過ぎると、セルフリフレッシュの動作回数の増加やセルフリフレッシュ電流の増加により、消費電力が増大する。
【0004】ここで、セルフリフレッシュ周期は、ウエハテストにおいて、ICテスタにより測定したスタンバイ電流値とセルフリフレッシュ電流値とから基本周期を概算により求めている。そして、その値に基いてセルフリフレッシュ周期を調整している。すなわち、セルフリフレッシュ周期が短い時には長くなるように調整し、セルフリフレッシュ周期が長い時には短くなるように調整している。
【0005】また、他の方法として、特開平6−236682号公報には、外部からのテスト信号に応答してセルフリフレッシュ周期に同期した信号をデータ出力回路へ供給する手段を設けることにより、ICテスタによりセルフリフレッシュの周期の測定が可能な半導体記憶装置が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ウエハテストで算出したセルフリフレッシュ周期はプロセスや測定のバラツキなどにより十分に正確なセルフリフレッシュ周期を算出することができないという問題がある。
【0007】また、特開平6−236682号公報の方法は、内部RAS起動信号に同期させたモニタ信号を出力させているので、セルフリフレッシュ周期に比べて出力期間が非常に短いLレベルのモニタ信号を検出する必要がある。そのため、バイナリサーチ等が必要となり、テスト時間がかかるという問題がある。
【0008】また、オシロスコープで、電源電圧がセルフリフレッシュの周期毎に低下するのをモニタすることにより正確にセルフリフレッシュ周期を測定することが可能である。しかし、この方法は人手による測定となるため、ウエハテストでセルフリフレッシュ周期を自動測定して調整することができないので、テスト時間がかなりかかるという問題がある。
【0009】そこで、本発明は、ウエハテストにより、正確に短時間でセルフリフレッシュ周期の調整が可能な半導体記憶装置を提供することを目的とした。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、本発明の半導体記憶装置は、複数のメモリセルを含むメモリセルアレイと、外部から入力されるモード指定信号に応答して、セルフリフレッシュモードが指定されたことを検出してモードトリガ信号を出力するモード検出手段と、該モード検出手段の検出結果に応答して、メモリセルアレイ内のメモリセルを指定する内部アドレス信号を発生するアドレス発生手段と、該メモリセルからのデータ読込み又は該メモリセルへのデータの書込みを行う入出力手段と、該入出力手段に接続された複数のデータ入出力端子とを有する半導体記憶装置において、該モード検出手段が、セルフリフレッシュの動作間隔である、セルフリフレッシュ周期のモニタモードを指定するイネーブル信号を出力するモニタモード制御信号出力手段を有し、該アドレス発生手段が、セルフリフレッシュ周期にはLレベル、セルフリフレッシュ周期の経過後にはHレベルのモニタ信号を出力するように、LレベルとHレベルのモニタ信号とを繰り返し出力し、かつ、該イネーブル信号に応答してLレベルのモニタ信号を出力するモニタ信号出力手段を有し、該入出力手段は、該複数のデータ入出力端子に対応した複数の入力及び出力バッファを有し、少なくとも一つの該出力バッファに、該モニタモード制御信号出力手段からの信号と該モニタ信号出力手段からの信号とが出力されて成ることを特徴とする。
【0011】また、本発明の半導体記憶装置には、上記出力バッファが、アドレス発生手段からの信号に対応して、上記セルフリフレッシュ周期にはHレベルの信号を出力する第1の出力回路と、上記セルフリフレッシュ周期の経過後にはLレベルの信号を出力する第2の出力回路とを有するものを用いることができる。
【0012】本発明の半導体記憶装置は、複数のメモリセルを含むメモリセルアレイと、外部から入力されるモード指定信号に応答して、セルフリフレッシュモードが指定されたことを検出してモードトリガ信号を出力するモード検出手段と、該モード検出手段の検出結果に応答して、メモリセルアレイ内のメモリセルを指定する内部アドレス信号を発生するアドレス発生手段と、該メモリセルからのデータ読込み又は該メモリセルへのデータの書込みを行う入出力手段と、該入出力バッファに接続された複数のデータ入出力端子とを有する半導体記憶装置において、アドレス発生手段からの信号に対応して、セルフリフレッシュの動作間隔である、セルフリフレッシュ周期の経過後にLレベルの信号を出力する出力回路を含む出力手段を有するモニタパッドを有することを特徴とする。
【0013】また、本発明の半導体記憶装置は、上記出力手段が、上記セルフリフレッシュ周期にはHレベルの信号を出力する出力回路を含むものを用いることができる。
【0014】本発明の評価方法は、複数のメモリセルを含むメモリセルアレイと、外部から入力されるモード指定信号に応答して、セルフリフレッシュモードが指定されたことを検出してモードトリガ信号を出力するモード検出手段と、該モード検出手段の検出結果に応答して、メモリセルアレイ内のメモリセルを指定する内部アドレス信号を発生するアドレス発生手段と、該メモリセルからのデータ読込み又は該メモリセルへのデータの書込みを行う入出力手段と、該入出力バッファに接続された複数のデータ入出力端子とを有し、該アドレス発生手段が、セルフリフレッシュの動作間隔である、セルフリフレッシュ周期にはLレベル、該セルフリフレッシュ周期の経過後にはHレベルを繰り返すモニタ信号を出力するモニタ信号出力手段を有する半導体記憶装置の評価方法であって、外部から上記データ入出力端子を介して、1点以上の時間基準パルス信号を入力し、該パルス信号の入力時における上記モニタ信号がHレベルかLレベルかを判定し、セルフリフレッシュ周期を調整することを特徴とする。
【0015】また、本発明の評価方法は、上記半導体装置として、モード検出手段が、セルフリフレッシュ周期のモニタモードを指定するイネーブル信号を出力するモニタモード制御信号出力手段を有し、入出力手段は、複数のデータ入出力端子に対応した複数の入力及び出力バッファを有し、少なくとも一つの該出力バッファに、該モニタモード制御信号出力手段からの信号と該モニタ信号出力手段からの信号とが出力されて成るものを用いることができる。
【0016】また、本発明の評価方法は、上記半導体装置は、アドレス発生手段からの信号に対応して、セルフリフレッシュの動作間隔である、セルフリフレッシュ周期の経過後にはLレベルの信号を出力する出力回路を含む出力手段を有するモニタパッドを有し、上記データ入出力端子に代えて、モニタパッドから上記モニタ信号を出力させるものを用いることができる。また、さらに、上記出力手段が、上記セルフリフレッシュ周期にはHレベルの信号を出力する出力回路を含むものを用いることもできる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。
実施の形態1.図1は、本発明の実施の形態1に係る半導体記憶装置200の構成の一例を示す機能ブロック図である。
【0018】モード検出手段としてアドレスバッファ220は、アドレスピンから外部アドレス信号を取り込み、対応する内部アドレス信号を制御回路240に出力する。制御バッファ230は、複数の制御ピンから外部制御信号を受け、対応する内部制御信号を制御回路240に出力する。
【0019】制御回路240は、アドレスバッファ220から受ける内部アドレス信号及び制御バッファ230から受ける内部制御信号に応答して内部回路を動作させる内部信号を生成する。アドレス発生手段としてモードレジスタ250は、制御回路240から内部信号を受ける。内部信号の1つがモードレジスタ250に取り込まれることにより、半導体記憶装置200の動作モードが決定される。また、制御回路240からは出力許可信号φZOEMが入出力バッファ280に出力される。
【0020】メモリセルアレイ270は図示しない複数のメモリセルを含み、制御回路240からの内部信号およびモードレジスタ250で決定されたモードに応答してメモリセルへのデータの書込み又は読出しを行う。入出力手段として入出力バッファ280は、入出力データピンDQからメモリセルアレイ260に書込むデータを受け、又はメモリセルアレイ260から読出したデータを、データバス信号で出力に対する反転データ信号φZDDとして、複数のデータ入力端子として、例えば、入出力データピンDQに出力する。
【0021】クロックバッファ210は、外部クロック信号ext.CLKを受け、これに同期した内部クロック信号を出力する。制御回路240、アドレスバッファ220及び制御バッファ230を含む内部回路は、外部クロック信号に対応する内部クロック信号の立上がりタイミングに同期して動作する。
【0022】クロックバッファ210は、さらに外部クロックイネーブル信号ext.CKEを受けて、対応する内部信号を出力する。外部クロックイネーブル信号は、セルフリフレッシュモードにおいて、Lレベルを保ち、セルフリフレッシュモード以外のモードでは、常にHレベルを保つ。
【0023】モードレジスタ250は、複数の外部制御信号とLレベルの外部クロックイネーブル信号に対応する内部信号との組合せにより、セルフリフレッシュモードが指定されたことを検出して、セルフリフレッシュトリガ信号を出力するとともに、セルフリフレッシュ周期のモニタモードのイネーブル信号φZTEを入出力バッファ280に出力する。さらに、セルフリフレッシュカウンタ260は、セルフリフレッシュトリガ信号に応答して、内部アドレス信号を発生させメモリセル270に出力するとともに、セルフリフレッシュ周期に対応する内部信号φZPHYを入出力バッファ280に出力する。
【0024】セルフリフレッシュモードでは、セルフリフレッシュカウンタ260により発生した内部アドレス信号に基き、メモリセルアレイ270に含まれるメモリセルのリフレッシュが自動的に行われる。クロックバッファ210以外のバッファは、Lレベルの外部クロックイネーブル信号に対応する内部信号に応答して、動作を停止する。すなわち、セルフリフレッシュモードでは、アドレスピン、制御ピン及びデータ入出力ピンDQからの入力は、受付禁止状態となり、クロックバッファ210のみが動作状態にある。
【0025】図2は、本実施の形態1に係る半導体記憶装置に用いる入出力手段の構成の一例を示す回路図である。ノアゲート11の一入力には制御回路240からの出力信号φZOEMが印加され、他入力にはメモリセルアレイ270からの反転データ信号φZDDが印加されている。このノアゲート11の出力はインバータ12を介して出力MOS素子13のゲート入力となる。
【0026】また、モードレジスタ250からの信号φZTEと、セルフリフレッシュカウンタ260からの信号φPHYとはノアゲート26の各入力とされ、その出力は複合ゲート22のノアゲートの一入力となる。そのノアゲートの他入力には、複合ゲート22のアンドゲートの出力が印加されている。アンドゲートの一入力には、インバータ21を介してφZOEMが印加され、他入力にはφZDDが印加されている。複合ゲート22からの出力はインバータ23を介して出力MOS素子24のゲート入力となる【0027】図3は、本実施の形態1に係る半導体記憶装置の動作を示すタイミングチャートである。セルフリフレッシュ周期モニタモードが指定された場合、LレベルのφZTEが出力される。φZPHYは、セルフリフレッシュ周期モニタモードが指定されるとLレベルとなり、セルフリフレッシュ周期に対応して、すなわち、セルフリフレッシュモード動作中はLレベル、セルフリフレッシュモード終了時はHレベルとなり、これを繰り返す。φZOEMは、セルフリフレッシュモードの時はHレベル固定となる。
【0028】セルフリフレッシュ周期モニタモードが指定される前は、φZTEとφZPHYとはHレベル、入出力ピンDQからの出力信号φDQは、高インピーダンス(Hi-z)である。しかし、セルフリフレッシュ周期モニタモードが指定されると、φZTEとφZPHYとはLレベルとなるので、ノアゲート26の出力はHレベルとなり、この時、複合ゲート1の出力はLレベルとなり、インバータ24の出力がHレベルとなる。そして、出力MOS素子25を介して、入出力ピンDQにLレベルに対応したデータが出力される。
【0029】セルフリフレッシュの一周期が経過すると、φZPHYはHレベルとなるので、ノアゲート26の出力はLレベルとなり、この時、複合ゲート1の出力はHレベルとなり、インバータ24の出力がLレベルとなる。そして、出力MOS素子13を介して、入出力ピンDQにHレベルの高インピーダンスのデータが出力される。このように、セルフリフレッシュ周期に対応して入出力ピンDQからHレベルとLレベルの信号が交互に出力される。
【0030】次に、セルフリフレッシュ周期を調整する方法について説明する。セルフリフレッシュ周期モニタモードを指定してから所定時間後、入出力ピンDQの一つから、ICテスタにより、所定のセルフリフレッシュ周期に対応する時間基準パルス信号を入力し、他の入出力ピンDQから出力信号をモニタする。例えば、図2の時間Aにおいて時間基準パルス信号を入力する。この時間Aにおいて、出力信号がLレベルであるならば、測定した半導体記憶装置のセルフリフレッシュ周期が時間Aよりも長いことがわかる。一方、時間Aにおける出力信号がHi-zであるならばセルフリフレッシュ周期が時間Aよりも短いことがわかる。これより、測定した半導体記憶装置のセルフリフレッシュ周期が時間Aよりも長い場合には、セルフリフレッシュ周期が短くなるように調整し、セルフリフレッシュ周期が時間Aよりも短い場合には、セルフリフレッシュ周期が短くなるように調整する。
【0031】また、2つの時間基準パルス信号を入力する方法も用いることができる。図2において、φSTRBで示され、所定のセルフリフレッシュ周期のHレベルとLレネルの信号の境界の前後となるような時間B,Cの時間基準パルス信号を連続してICテスタにより入力する。時間Bにおける出力信号がLレベルであるならば、測定した半導体記憶装置のセルフリフレッシュ周期が時間Bよりも長く、時間Cにおける出力信号がHi-zであるならばセルフリフレッシュ周期が時間Bと時間Cとの間であることがわかる。また、時間Cでも出力信号がLレベルであるならばセルフリフレッシュ周期が時間Cよりも短いことがわかる。この結果に応じて測定した半導体記憶装置のセルフリフレッシュ周期を調整する。また測定ポイントは3ポイント以上であっても、上記と同様な方法によりセルフリフレッシュ周期を調整することができる。
【0032】また、バイナリサーチなどの方法により出力信号のLレベルとHi-zとの境界を測定することにより、正確にセルフリフレッシュ周期を自動測定できる。
【0033】本実施の形態1によれば、出力端子からセルフリフレッシュ周期に対応したモニタ信号を出力することができ、ウエハテスト時に短時間でセルフリフレッシュ周期の調整が可能となる。これにより、Hレベルデータの読出しマージンの減少を抑制し、かつ、消費電力の増大を抑制できる。また、正確にセルフリフレッシュ周期の測定を行うことができるので、プロセスのバラツキなどにより生じる、セルフリフレッシュ周期のロット間あるいはウエハ面内におけるバラツキを正確に評価することもできる。
【0034】なお、本実施の形態1では、セルフリフレッシュ周期に対応して入出力ピンDQからHレベルとLレベルの信号が交互に出力されるようにした場合を示したが、φZPHYの代りに、セルフリフレッシュ周期モニタモードが指定されるとLレベルとなり、セルフリフレッシュの一周期が経過するとHレベルを維持するような信号を用いることもできる。これにより、より短時間でセルフリフレッシュ周期の調整が可能となる。
【0035】実施の形態2.本実施の形態2に係る半導体記憶装置は、図3に示す入出力バッファを用いた以外の構成を示す回路図である。第1の出力回路は、以下の通りに構成されている。すなわち、φZTEとφZPHYとは、ノアゲート56の各入力とされ、ノアゲート56の出力は複合ゲート42の一入力となる。φZOEMとφZDDとは、複合ゲート42のアンドゲートの各入力とされ、その出力は複合ゲート42のノアゲートの一入力となる。複合ゲート42の出力は、インバータ43を介して出力MOS素子44のゲート入力となる。
【0036】第2の出力回路は、複合ゲート31と、インバータ32と出力MOS素子33とから構成されている。すなわち、φZOEMとφZDDとは、複合ゲート31のノアゲートの各入力とされ、その出力は複合ゲート31のナンドゲートの一入力となる。複合ゲート31のナンドゲートの他入力には、ナンドゲート52の出力が印加されている。複合ゲート31の出力は、インバータ32を介して出力MOS素子33のゲート入力となる。
【0037】実施の形態1と同様に、セルフリフレッシュ周期モニタモードが指定された場合、LレベルのφZTEが出力される。φZPHYは、セルフリフレッシュ周期モニタモードが指定されるとLレベルとなり、セルフリフレッシュ周期に対応して、すなわち、セルフリフレッシュモード動作中はLレベル、セルフリフレッシュモード終了時はHレベルとなり、これを繰り返す。φZOEMは、セルフリフレッシュモードの時はHレベル固定となる。
【0038】セルフリフレッシュ周期モニタモードが指定されると、ノアゲート56の出力はHレベルとなり、セルフリフレッシュの一周期が経過するとLレベルとなり、セルフリフレッシュ周期に対応してこれを繰り返す。複合ゲート4の出力は、ノアゲート56の出力がHレベルとなるとLレベルとなり、Lレベルの信号がDQピンから出力される。セルフリフレッシュの一周期が経過すると、ノアゲート56の出力はLレベル、ナンドゲート52の出力はHレベルとなり、複合ゲート3の出力はHレベルとなりDQピンからHレベルの信号が出力される。
【0039】本実施の形態2によれば、実施の形態1の効果が得られるのみならず、より精度の高いモニタ信号を出力できるので、より正確なセルフリフレッシュ周期の調整が可能となる。
【0040】実施の形態3.図5は本実施の形態3に係る半導体記憶装置に設けたモニタパッドに含まれる出力手段の構成を示す回路図である。出力手段は、アドレス発生手段からの信号に対応して、セルフリフレッシュの動作終了時にはLレベルの信号を出力する出力回路を含む。すなわち、モードレジスタ250からの信号φZTEと、セルフリフレッシュカウンタ260からの信号φZPHYとはノアゲート61の各入力とされ、その出力は、インバータ62,63を介して出力MOS素子64のゲート入力となる【0041】セルフリフレッシュ周期モニタモードが指定された場合、LレベルのφZTEが出力される。φZPHYは、セルフリフレッシュ周期モニタモードが指定されるとLレベルとなり、セルフリフレッシュ周期に対応して、すなわち、セルフリフレッシュモード動作中はLレベル、セルフリフレッシュモード終了時はHレベルとなり、これを繰り返す。
【0042】セルフリフレッシュ周期モニタモードが指定されると、φZTEとφZPHYとはLレベルとなるので、ノアゲート61の出力はHレベルとなり、モニタパッドからLデータが出力される。そして、セルフリフレッシュの一周期が経過すると、ノアゲート61の出力はLレベルとなり、Hi-zとなる。
【0043】本実施の形態3によれば、モニタパッドからセルフリフレッシュ周期に対応したモニタ信号を出力させることができる。さらに、実施の形態1と同様の方法により、ICテスタを用いて時間基準パルス信号を入力することにより、ウエハテスト時において、セルフリフレッシュ周期の調整を短時間で正確に行うことができる。なお、本実施の形態3に用いるモニタパッドは、実施の形態1の半導体記憶装置のみならず、従来の半導体記憶装置にも設けることができる。
【0044】実施の形態4.本実施の形態4に係る半導体記憶装置に設けるモニタパッドは、出力手段が、セルフリフレッシュの動作中にHレベルの信号を出力する出力回路を含む以外は、実施の形態3と同様の構成を有する。図5は、本実施の形態4に係る測定用装置の出力手段の構成を示す回路図である。モードレジスタ250からのφZTEと、セルフリフレッシュカウンタ260からのφZPHYとはノアゲート71の各入力とされ、その出力は、インバータ72を介して出力MOS素子73のゲート入力となる。
【0045】一方、φZTEはインバータ81を介してナンドゲート82の一入力となり、φZPHYは他入力となる。ナンドゲート82の出力は、インバータ83を介して出力MOS素子84のゲート入力となる。
【0046】セルフリフレッシュ周期モニタモードが指定された場合、LレベルのφZTEが出力される。φZPHYは、セルフリフレッシュ周期モニタモードが指定されるとLレベルとなり、セルフリフレッシュ周期に対応して、すなわち、セルフリフレッシュモード動作中はLレベル、セルフリフレッシュモード終了時はHレベルとなり、これを繰り返す。
【0047】セルフリフレッシュ周期モニタモードが指定されると、φZTEとφZPHYとはLレベルとなるので、ノアゲート71の出力はHレベルとなり、Hレベルの信号がモニタパッドから出力される。そして、セルフリフレッシュの一周期が経過すると、ナンドゲート61の出力はLレベルとなり、Lレベルの信号がモニタパッドから出力されると。
【0048】本実施の形態4によれば、実施の形態3と同様の効果が得られるのみならず、より精度の高いモニタ信号を出力できるので、より正確なセルフリフレッシュ周期の調整が可能となる。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の半導体記憶装置は、モード検出手段が、セルフリフレッシュの動作間隔である、セルフリフレッシュ周期のモニタモードを指定するイネーブル信号を出力するモニタモード制御信号出力手段を有し、アドレス発生手段が、該セルフリフレッシュ周期にはLレベル、該セルフリフレッシュ周期の経過後にはHレベルのモニタ信号を出力するように、LレベルとHレベルのモニタ信号とを繰り返し出力し、かつ、該イネーブル信号に応答してLレベルのモニタ信号を出力するモニタ信号出力手段を有し、入出力手段は、複数のデータ入出力端子に対応した複数の入力及び出力バッファを有し、少なくとも一つの出力バッファに、モニタモード制御信号出力手段からの信号とモニタ信号出力手段からの信号とが出力されるようにしたので、出力端子からセルフリフレッシュ周期に対応したモニタ信号を出力することができ、ウエハテスト時に短時間で正確にセルフリフレッシュ周期の調整が可能となる。
【0050】また、本発明の半導体記憶装置は、出力バッファが、アドレス発生手段からの信号に対応して、上記セルフリフレッシュ周期にはHレベルの信号を出力する第1の出力回路と、上記セルフリフレッシュ周期の経過後にはLレベルの信号を出力する第2の出力回路とを有するようにしたので、より精度の高いモニタ信号を出力でき、より正確なセルフリフレッシュ周期の調整が可能となる。
【0051】また、本発明の半導体記憶装置は、アドレス発生手段からの信号に対応してセルフリフレッシュ周期の経過後にLレベルの信号を出力する出力回路を含む出力手段を有するモニタパッドを設けるようにしたので、簡便にセルフリフレッシュ周期の調整が可能となる。
【0052】また、本発明の半導体記憶装置は、出力手段が、セルフリフレッシュ周期にはHレベルの信号を出力する出力回路を含むようにしたので、より精度の高いモニタ信号を出力でき、より正確なセルフリフレッシュ周期の調整が可能となる。
【0053】また、本発明の評価方法は、外部から上記データ入出力端子を介して、時間基準パルス信号を入力し、該パルス信号の入力時における上記モニタ信号がHレベルかLレベルかを判定し、次いで、上記モニタ信号の信号レベルが切換わるまで、該パルス信号の時間間隔を変化させて、セルフリフレッシュ周期を測定するようにしたので、ウエハテスト時において、正確に短時間でセルフリフレッシュ周期の調整を行うことができる。
【0054】また、本発明の評価方法は、モード検出手段が、セルフリフレッシュ周期のモニタモードを指定するイネーブル信号を出力するモニタモード制御信号出力手段を有し、入出力手段は、複数のデータ入出力端子に対応した複数の入力及び出力バッファを有し、少なくとも一つの該出力バッファに、該モニタモード制御信号出力手段からの信号と該モニタ信号出力手段からの信号とが出力されて成る半導体記憶装置に適用することにより、より正確に短時間でセルフリフレッシュ周期の調整を行うことができる。
【0055】また、本発明の評価方法は、アドレス発生手段からの信号に対応してセルフリフレッシュ周期の経過後にはLレベルの信号を出力する出力回路を含む出力手段を有するモニタパッドを用いるようにしたので、簡便にセルフリフレッシュ周期の調整を行うことができる。
【0056】また、本発明の評価方法は、モニタパッドに含まれる出力手段が、セルフリフレッシュ周期にはHレベルの信号を出力する出力回路を含むようにしたので、より精度の高いモニタ信号を出力でき、より正確なセルフリフレッシュ周期の調整が可能となる。
【出願人】 【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
【出願日】 平成12年8月8日(2000.8.8)
【代理人】 【識別番号】100062144
【弁理士】
【氏名又は名称】青山 葆 (外1名)
【公開番号】 特開2002−56670(P2002−56670A)
【公開日】 平成14年2月22日(2002.2.22)
【出願番号】 特願2000−239732(P2000−239732)