| 【発明の名称】 |
ディスク駆動装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】北村 隆豊
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| 【要約】 |
【課題】簡単な構成により、ピックアップのレンズ面への埃や塵等の付着を確実に防止できるようにする。
【解決手段】ガイド用シャフト16の両端をピックアップフレームに固定し、その前端部に接合されたラッパ状部材の先端の流入口より、ターンテーブルに形成された各フィンにより発生される気流がガイド用シャフト16内に流入するようにガイド用シャフト16を配設する。そして、ガイド用シャフト16の上面には、その長手方向に沿って開口としてのスリット20を形成し、このスリット20を開閉可能に閉塞したゴム等から成る長尺の弁状部材21を一対取り付け、本体部10Aの内部にはダクトを配設し、このダクトの一端の挿入部22を、係合体17の下面から両弁状部材21の間を通してガイド用シャフト16内に挿入し、ダクトの他端の排出口をピックアップのレンズ近傍に導出する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 装置本体内に配設されたターンテーブル上に載置されたディスクを回転駆動し、ピックアップにより前記ディスクの少なくとも読み取りを行うディスク駆動装置において、前記ターンテーブルの外周に複数個の気流発生用フィンを形成し、前記装置本体内の前記ピックアップ付近に配設された構成部材に、前記フィンによる気流を前記ピックアップに導く空気流通路を形成したことを特徴とするディスク駆動装置。 【請求項2】 前記ピックアップを支持するピックアップフレームに設けられ前記ピックアップの移動時のガイドとなるシャフトを、前記空気流通路の形成に利用したことを特徴とする請求項1に記載のディスク駆動装置。 【請求項3】 前記シャフトが中空部材から成り、前記シャフトに開口が形成され、一端が前記開口を介して前記シャフト内に挿入され他端が前記ピックアップ付近に導出されたダクトを備え、前記空気流通路が、前記シャフトの一端部に形成された前記フィンによる気流の流入口と、前記シャフト内部の空間と、前記ダクトとにより構成されることを特徴とする請求項2に記載のディスク駆動装置。 【請求項4】 前記開口が、前記シャフトにその長手方向に沿って形成されたスリットから成り、前記スリットを開閉可能に閉塞した可撓性を有する弁状部材が設けられ、前記ダクトの一端が、前記弁状部材を介して前記シャフト内にその長手方向に移動可能に挿入されていることを特徴とする請求項3に記載のディスク駆動装置。 【請求項5】 前記開口が、前記シャフトの長手方向に移動可能に形成されていることを特徴とする請求項3に記載のディスク駆動装置。 【請求項6】 前記シャフトが、前記シャフトにその長手方向に沿って形成された長孔と、この長孔を閉塞しつつ前記シャフトの長手方向に可動自在に配設された可動部材とを備え、前記開口が、前記可動部材に形成されて前記可動部材と共に移動することを特徴とする請求項5に記載のディスク駆動装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、CD、CD−R、CD−RW、CD−ROMやDVD等のディスクを回転駆動するディスク駆動装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、CDやDVD等のディスクを回転駆動するディスク駆動装置は、装置本体内に配設されディスクが載置されてディスクモータにより回転されるターンテーブルと、装置本体内に設けられたピックアップフレームと、このピックアップフレームにガイド用シャフトを介して支持されピックアップモータの駆動によりガイド用シャフトに沿ってディスクの半径方向に移動しディスクの読み取りを行うピックアップとを備えている。 【0003】このような構成において、ピックアップによりディスクの読み取りを行う場合に、ピックアップのレンズ面に埃や塵等が付着していると、ピックアップの読み取り不良による誤動作の原因となるおそれがある。 【0004】そこで、かかる不都合を回避するために、従来、防塵スポンジやフィルム等により隙間を塞ぎ、埃等の装置本体内への侵入を防ぐことが行われているが、装置組立時において、防塵スポンジやフィルム等の施工の手間がかかり、作業効率の低下を招く。 【0005】一方、例えば特開昭59−157880号公報、特開平10−275458号公報、特開2000−21158号公報、実開平1−71332号公報や実開平5−55369号公報に記載のように、ディスクを回転するターンテーブルにフィンなどの気流発生手段を設けて、これにより発生される気流によってピックアップやディスクへの埃等の付着を防止することも考えられている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した各公報に記載の構成のものでは、発生する気流をピックアップのレンズ面に導くことはできないため、ピックアップのレンズ面への埃等の付着を確実に防止することはできないという問題があった。 【0007】そこで、本発明は、簡単な構成により、ピックアップのレンズ面への埃や塵等の付着を確実に防止できるようにすることを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記した目的を達成するために、本発明は、装置本体内に配設されたターンテーブル上に載置されたディスクを回転駆動し、ピックアップにより前記ディスクの少なくとも読み取りを行うディスク駆動装置において、前記ターンテーブルの外周に複数個の気流発生用フィンを形成し、前記装置本体内の前記ピックアップ付近に配設された構成部材に、前記フィンによる気流を前記ピックアップに導く空気流通路を形成したことを特徴としている。 【0009】このような構成によれば、装置本体内の前記ピックアップ付近に配設された構成部材に空気流通路を形成し、この空気流通路によりフィンによる気流がピックアップに導かれるため、簡単な構成により、ピックアップのレンズ面への埃や塵等の付着を確実に防止することができる。 【0010】また、本発明は、前記ピックアップを支持するピックアップフレームに設けられ前記ピックアップの移動時のガイドとなるシャフトを、前記空気流通路の形成に利用したことを特徴としている。 【0011】このような構成によれば、ピックアップのガイド用シャフトを利用することで、新たな部材を設けることもなく、構成の簡素化を図ることができる。 【0012】また、本発明は、前記シャフトが中空部材から成り、前記シャフトに開口が形成され、一端が前記開口を介して前記シャフト内に挿入され他端が前記ピックアップ付近に導出されたダクトを備え、前記空気流通路が、前記シャフトの一端部に形成された前記フィンによる気流の流入口と、前記シャフト内部の空間と、前記ダクトとにより構成されることを特徴としている。 【0013】このような構成によれば、シャフトの一端部の流入口とシャフト内部の空間とダクトとにより、空気流通路が構成されるため、フィンにより発生される気流をピックアップまで導くことができる。 【0014】また、本発明は、前記開口が、前記シャフトにその長手方向に沿って形成されたスリットから成り、前記スリットを開閉可能に閉塞した可撓性を有する弁状部材が設けられ、前記ダクトの一端が、前記弁状部材を介して前記シャフト内にその長手方向に移動可能に挿入されていることを特徴としている。 【0015】このような構成によれば、弁状部材によりスリットを開閉可能に閉塞しているため、スリットを介してシャフト内部の空気が外部に漏れることを防止することができる。更に、ダクトの一端が、弁状部材を介してシャフト内に移動可能に挿入されているため、ダクトは、その一端がシャフト内から抜けることなくピックアップと一緒に移動することができる。 【0016】また、本発明は、前記開口が、前記シャフトの長手方向に移動可能に形成されていることを特徴としている。このような構成によれば、開口自体がシャフトの長手方向に移動可能に形成されているため、ダクトの一端が開口を介してシャフト内に挿入されている場合に、ダクトがピックアップと一緒に移動したときに開口自体も一緒に移動することから、シャフト内部の空気が外部に漏れることなくフィンによる気流をピックアップに導くことができる。 【0017】また、本発明は、前記シャフトが、前記シャフトにその長手方向に沿って形成された長孔と、この長孔を閉塞しつつ前記シャフトの長手方向に可動自在に配設された可動部材とを備え、前記開口が、前記可動部材に形成されて前記可動部材と共に移動することを特徴としている。 【0018】このような構成によれば、シャフトの長孔を閉塞しつつシャフトの長手方向に可動自在に配設された可動部材に開口が形成されているため、開口をシャフトの長手方向に移動可能に形成することができる。 【0019】 【発明の実施の形態】この発明の一実施形態について図1ないし図4を参照して説明する。但し、図1は一部を除去した状態における斜め前方からの斜視図、図2ないし図4はそれぞれ異なる一部の斜視図である。 【0020】図1に示すように、装置本体1の前面には出入口2が形成され、この出入口2より装置本体1内にトレイ3が引き込み、排出自在に設けられている。このトレイ3に形成された円形の凹所4に図示しないディスクが載置され、トレイ3の後端より凹所4の中央部にかけて形成された開口部5には、後述するターンテーブル及びピックアップが配設される。 【0021】また、トレイ3の下方には、図2に示すようなピックアップフレーム8が配設され、このピックアップフレーム8の前方にリング状部材8Aで囲まれた収容スペース8Bにターンテーブル9が配設され、ピックアップフレーム8のほぼ中央部の移動スペース8Cにピックアップ10を内蔵した本体部10Aが配設されている。 【0022】ところで、ターンテーブル9は、図示しないディスクモータにより回転駆動され、このトレイ3の凹所4に載置されたディスクがターンテーブル9にチャッキングされた状態でターンテーブル9が回転してディスクが回転される。また、図3に示すように、ターンテーブル9の外周には半径方向に気流を発生する複数個のフィン12が形成され、フィン12によって発生される気流が、リング状部材8Aに形成された開口より外方に向かって集中して流出する構成となっている。 【0023】更に、図2に示すように、ピックアップフレーム8の移動スペース8Cの左右の両端部には、駆動用シャフト15及びガイド用シャフト16が設けられ、駆動用シャフト15の両端はピックアップフレーム8に回転自在に支持され、図示しないピックアップモータの駆動により回転される。そして、駆動用シャフト15の外周に形成された雌ねじ15Aに、ピックアップ10の本体部10Aの左端部が螺合すると共に、ピックアップ10を内蔵した本体部10Aの右端に形成された係合体17が係合し、駆動用シャフト15の回転により本体部10Aが前後方向に移動する。 【0024】また、図4に示すように、ガイド用シャフト16は、断面ほぼ矩形の金属製中空部材により形成されて両端がピックアップフレーム8に固定され、その前端部には樹脂等から成るラッパ状部材が接合され、このラッパ状部材の先端開口である流入口(図示せず)が、上記したリング状部材8Aの上記した開口にあてがわれるようにしてガイド用シャフト16が配設され、フィン12により発生された気流がこの流入口を介してガイド用シャフト16内に流入するのである。 【0025】ところで、図4に示すように、ガイド用シャフト16の上面には、その長手方向に沿って開口としてのスリット20が形成され、このスリット20を開閉可能に閉塞した可撓性を有するゴム等から成る長尺の弁状部材21が一対取り付けられている。 【0026】また、本体部10Aの内部には、上記した係合体17からピックアップ10までの空気の流路を構成するチューブ状部材等から成るダクト(図示せず)が設けられ、このダクトの一端の挿入部22は係合体17の下面から両弁状部材21の間を通してガイド用シャフト16内に挿入され、ダクトの他端の排出口23(図2参照)はピックアップ10のレンズ近傍に導出されている。ここで、上記したラッパ状部材の流入口、ガイド用シャフト16の内部空間、スリット20及びダクトにより、空気流通路が形成されている。 【0027】そして、ディスクを回転すべくターンテーブル8が回転駆動されると、ターンテーブル8に形成された各フィン12によって気流が発生し、発生した気流が、ガイド用シャフト16に接合されたラッパ状部材の流入口よりガイド用シャフト16の内部に流入し、本体部10A内のダクトを介してその排出口23よりピックアップ10のレンズ面に向けて空気が送出され、ピックアップ10のレンズ面に付着した埃や塵等が除去されるのである。 【0028】従って、上記した実施形態によれば、ピックアップ10のガイド用シャフト16を利用して空気流通路を形成したため、新たな部材を設けることなくフィン12による気流をピックアップ10のレンズ面に導くことができるため、簡単な構成により、ピックアップ10のレンズ面に付着した埃や塵等を除去することができ、埃等のピックアップ10への付着を確実に防止することができる。 【0029】また、ダクトの一端の挿入部22が、両弁状部材21の間を通してガイド用シャフト16内に移動可能に挿入されているため、ダクトは、その一端の挿入部22がガイド用シャフト16内から抜け出ることなく本体部10Aと一緒に移動することができる。 【0030】なお、この発明の他の実施形態として、図5に示すように、ガイド用シャフト16の長手方向に沿って長孔30を形成し、ガイド用シャフト16の側面を左右方向に貫通して一対の回転軸31、31を回転自在に取り付け、両回転軸31、31間にベルト状の可動部材32を張架してガイド用シャフト16の長手方向に周動自在に設け、この可動部材32により長孔30を閉塞すると共に、この可動部材32に円形の開口33を形成してもよい。但し、図5において、35はガイド用シャフト16に接合されたラッパ状部材であり、このラッパ状部材35の開口である流入口36が、上記したピックアップフレーム8におけるリング状部材8Aの開口にあてがわれる。 【0031】こうすれば、開口33をガイド用シャフト16の長手方向に移動可能に形成することができ、ダクトが本体部10Aと一緒に移動したときに開口33自体も一緒に移動することから、ガイド用シャフト16内部の空気が外部に漏れることなくフィン12による気流をピックアップ10のレンズ面まで確実に導くことができる。 【0032】更に、上記した実施形態では、ピックアップ10を内蔵した本体部10A内にチューブ状部材によりダクトを形成した場合について説明したが、本体部10Aの内部にダクトを成す空間を形成してもよいのは勿論である。 【0033】また、上記した実施形態では、上記した実施形態では、ガイド用シャフト16を断面ほぼ矩形とした場合について説明したが、断面楕円形或いは断面円形であっても構わない。 【0034】また、上記した実施形態では、ガイド用シャフト16を金属製としたため、耐久性に優れるという利点はあるが、ガイド用シャフト16は必ずしも金属製でなくてもよく、例えば樹脂製であってもよい。 【0035】更に、ガイド用シャフト16を利用しているが、トレイ3やその他の構成部材を利用して、フィン12により発生される空気をピックアップ10のレンズ面に導くための空気流通路を形成してもよいのは勿論である。 【0036】また、本発明は上記した各実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。 【0037】 【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明によれば、装置本体内の前記ピックアップ付近に配設された構成部材に空気流通路を形成し、この空気流通路によりフィンによる気流がピックアップに導かれるため、簡単な構成により、ピックアップのレンズ面への埃や塵等の付着を確実に防止することが可能になる。 【0038】また、請求項2に記載の発明によれば、ピックアップのガイド用シャフトを利用することで、新たな部材を設けることもなく、構成の簡素化を図ることが可能になる。 【0039】また、請求項3に記載の発明によれば、シャフトの一端部の流入口と、シャフト内部の空間と、ダクトの内部空間とにより、空気流通路が構成されるため、フィンにより発生される気流をピックアップまで導くことが可能になる。 【0040】また、請求項4に記載の発明によれば、弁状部材によりスリットを開閉可能に閉塞しているため、スリットを介してシャフト内部の空気が外部に漏れることを防止することができる。更に、ダクトの一端が、弁状部材を介してシャフト内に移動可能に挿入されているため、ダクトは、その一端がシャフト内から抜け出ることなくピックアップと一緒に移動することが可能になる。 【0041】また、請求項5に記載の発明によれば、開口自体がシャフトの長手方向に移動可能に形成されているため、ダクトの一端が開口を介してシャフト内に挿入されている場合に、ダクトがピックアップと一緒に移動したときに開口自体も一緒に移動することから、シャフト内部の空気が外部に漏れることなくフィンによる気流をピックアップに導くことが可能になる。 【0042】また、請求項6に記載の発明によれば、シャフトの長孔を閉塞しつつシャフトの長手方向に可動自在に配設された可動部材に開口が形成されているため、開口をシャフトの長手方向に移動可能に形成することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000201113 【氏名又は名称】船井電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年8月4日(2000.8.4) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2002−56664(P2002−56664A) |
| 【公開日】 |
平成14年2月22日(2002.2.22) |
| 【出願番号】 |
特願2000−237378(P2000−237378) |
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