| 【発明の名称】 |
記録媒体装着装置及び記録媒体装着装置を備えた電子カメラ |
| 【発明者】 |
【氏名】藤井 尚樹
【氏名】金子 薫
【氏名】山崎 泉
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| 【要約】 |
【課題】厚いカード用のスロットを薄いカード用のスロットとして利用した場合であっても、異物などの混入を防ぐことができる記録媒体装着装置とその記録媒体装着装置を備えた電子カメラを提供すること。
【解決手段】電子機器11内に設けられた電気基板20と、前記電気基板20に実装され、記録媒体50を挿入するための開口部を有し、その内部に前記記録媒体50と前記電気基板20との間に空間を生じるように前記記録媒体を挿脱自在に収納するスロット30と、前記スロット30の内部に侵入して、前記開口部を閉鎖するように前記スロットの内壁に付勢されるように構成され、前記記録媒体の装着時には、前記記録媒体によって前記開口部を開放する方向に移動する侵入部を有するシート状の遮蔽部材40と、を備えた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電子機器内に設けられた電気基板と、前記電気基板に実装され、記録媒体を挿入するための開口部を有し、その内部に前記記録媒体と前記電気基板との間に空間を生じるように前記記録媒体を挿脱自在に収納するスロットと、前記スロットの内部に侵入して、前記開口部を閉鎖するように前記スロットの内壁に付勢されるように構成され、前記記録媒体の装着時には、前記記録媒体によって前記開口部を開放する方向に移動する侵入部を有するシート状の遮蔽部材と、を備えたことを特徴とする記録媒体装着装置。 【請求項2】 請求項1記載の記録媒体装着装置において、前記遮蔽部材は、前記電気基板に設けられた固定部に固定されることを特徴とする記録媒体装着装置。 【請求項3】 請求項2記載の記録媒体装着装置において、前記固定部は、前記スロットが実装された面と反対側の面に設けられていることを特徴とする記録媒体装着装置。 【請求項4】 請求項1記載の記録媒体装着装置において、前記侵入部の先端は前記スロットの内壁に対して凸状になるようにカールされ或いは折り曲げられた形状であることを特徴とする記録媒体装着装置。 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の記録媒体装着装置において、前記侵入部に少なくとも1つの凸部を形成したことを特徴とする記録媒体装着装置。 【請求項6】 請求項1、請求項4又は請求項5のいずれか1項に記載の記録媒体装着装置において、前記遮蔽部材は前記電気基板と電気的に接続されたフレキシブル基板の一部であることを特徴とする記録媒体装着装置。 【請求項7】 撮影した被写体の光学像を電気信号に変換して画像情報を得る手段と、前記画像情報を請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の記録媒体装着装置に備えられた記録媒体に記録する手段と、を備えたことを特徴とする電子カメラ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電子カメラなどの電子機器に搭載される記録媒体装着装置と、その記録媒体装着装置を備えた電子カメラに関する。 【0002】 【従来の技術】通常電子カメラには、撮影した画像を記録するための着脱可能なカード状の記録媒体が備えられている。この記録媒体として、複数の種類の記録媒体が用意されており、使用態様によって複数種類の記録媒体の使い分けがなされている。ここで、例えば、薄いカードと厚いカードの2種類のカード状の記録媒体(それぞれ、「薄いカード」及び「厚いカード」と称する)が用意されており、薄いカードは、携帯性を重視したものであって、低容量のもの、また、厚いカードは大容量のものであって、ハードディスクを内蔵したようなものを対象としている。図7に薄いカード(図7の(a))と厚いカード(図7の(b))の外観図を示す。図7に示すように、薄いカードと厚いカードの違いは基本的に厚さのみであって、大きさや電気的に接続されるコネクタの形状は共通である。 【0003】すなわち、図7に示すように、カードスロットに装着するための挿入用の溝51がカード50の上下に設けられており、その溝に沿ってカードがスロット内に挿入されるようになっている。そして、最終的にカード50のコネクタ部52がスロットのコネクタ(図示しない)と接続されて、カード50が使用可能になる。この場合において、カード50に設けられた溝51とコネクタ部52は、厚いカードであっても薄いカードであっても共通である。従って、薄いカードを使用する場合であっても、厚いカード用のスロットを使用することが可能であるが、下記の理由により、薄いカードのみを使用する場合であっても、厚いカード用のスロットを使用することが一般的に行われている。 【0004】例えば、厚いカード用のスロットを使用した場合には、薄いカードをカードスロットの一方の面(例えば、カードからみて上面側)の近くに挿入するので、カードの下面側(すなわち、基板側:図7(a)の波線で示した部分53)には、部品実装が可能な空間を確保できるようになるので、部品の実装面積が増えることになる。すなわち、カードを基板から浮かせた状態でカードスロットに装着することによって、基板の有効利用を図ることができる。 【0005】また、厚いカード用のスロットは、厚さの異なる2種類以上のカード状の記録媒体を装着可能であるので、記録媒体によって仕様を変える必要がないので、大量生産が可能になり、単価を安くできる。従って、コストダウンの要請に応えることができる。 【0006】しかし、厚いカード用のスロットを使用した場合には、次のような問題が生じる。薄いカード装着時における空間の有効利用のために基板上に実装された部品が外部から容易に見えてしまう。また、カードスロットのカード収納部分と基板上の部品の実装部とが分けられていないので、電気回路系への異物の侵入を容易に許すことになり、ショートなどを引き起こすおそれがあると共に、異物の除去も困難である。なお、通常のカードスロットでは、カードの収納空間内には部品が実装されていないので、異物が侵入しても直ちにショートなど破壊につながることはないし、また、異物の排除も容易である。 【0007】これを解決するために、基板とカードの収納部との間に仕切り板を入れる方法が考えられるが、コストが上がり、共通化という利点も得られない。 【0008】また、カードスロットを有する機器の外装の開口部を使用が許可される薄いカードの厚さに対して、見かけ開口を狭くする方法がある。しかし、異物の侵入を防止するには、たいして役に立たない。特に、スロットの開口部を直接装置の開口部として使用するような機器の場合は、その弊害が顕著である。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】前記のように、厚いカード用のスロットを使用することにより、空間の有効利用や共通化という利点が得られるものの、異物の混入などのおそれがある。 【0010】本発明は、厚いカード用のスロットを薄いカード用のスロットとして利用した場合であっても、異物などの混入を防ぐことができる記録媒体装着装置とその記録媒体装着装置を備えた電子カメラを提供することを目的とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を解決するために次のような手段を講じた。本発明に係る記録媒体装着装置は、電子機器内に設けられた電気基板と、前記電気基板に実装され、記録媒体を挿入するための開口部を有し、その内部に前記記録媒体と前記電気基板との間に空間を生じるように前記記録媒体を挿脱自在に収納するスロットと、前記スロットの内部に侵入して、前記開口部を閉鎖するように前記スロットの内壁に付勢されるように構成され、前記記録媒体の装着時には、前記記録媒体によって前記開口部を開放する方向に移動する侵入部を有するシート状の遮蔽部材とを備えたことを特徴とする。 【0012】本発明に係る記録媒体装着装置の好ましい実施態様は以下の通りである。 【0013】(1) 前記遮蔽部材は、前記電気基板に設けられた固定部に固定されること。 【0014】(2) (1)において、前記固定部は、前記スロットが実装された面と反対側の面に設けられていること。 【0015】(3) 前記侵入部の先端は前記スロットの内壁に対して凸状になるようにカールされ或いは折り曲げられた形状であること。 【0016】(4) 上記の各装置において、前記侵入部に少なくとも1つの凸部を形成したこと。 【0017】(5) (1)及び(2)を除く上記の各装置において、前記遮蔽部材は前記電気基板と電気的に接続されたフレキシブル基板の一部であること。 【0018】また、本発明に係る記録媒体装着装置のいずれについても、電子カメラに適用可能であることは勿論である。 【0019】 【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明に係る記録媒体装着装置を搭載した電子カメラの外観図である。 【0020】図1において、カメラ本体10の前面から見て左側に撮影者がカメラ本体10を把持するためのグリップ部12が設けられている。このグリップ部12の上方には、撮影動作を行うためのレリーズスイッチ13が設けられており、更に、詳細は後述する記録媒体(以下、「カード」と称する)の挿脱を行うためのカード蓋14が設けられている。また、カメラ本体10の前面から見て右側には、被写体からの撮像光を入射するためのレンズ鏡筒11が配置されている。また、レンズ鏡筒11の上部には、ストロボ用の窓15等が配置されており、カメラの背面には、通常の電子カメラに設けられている図示しない画像表示用液晶パネルや光学用ビューファインダが配置されているが、これらについては、本発明とは直接関係しないので、図示及び説明を省略する。更に、電子カメラの内部構成及び機能についても、以下に詳細する部分以外については、通常の電子カメラと同様であるので、図示及び説明を省略する。 【0021】図2は、グリップ部12の内部構造の詳細例を示した図である。なお、図2は、ダブルスロットタイプ、すなわち例えば、2種類のメモリカードであるスマートメディアとコンパクトフラッシュ(登録商標)とを同時に装着可能なタイプを示している。この2種類のメモリカードのいずれかに撮影された画像が記録され、何れのメモリカードに画像を記録するのかどうかは操作者の指示によって決定される。 【0022】図2において、グリップ部12の前面側には、カメラ本体10の駆動用の電池16が配置されている。そして、その後方には、電気基板20が配置されており、電気基板20は各制御回路などが搭載されている。なお、電気基板20の前面側には第1のカードスロット30(ここでは、コンパクトフラッシュ用のカードスロットとする)が配置され、電気基板20の背面側には、第2のカードスロット25(ここでは、スマートメディア用のカードスロットとする)が配置されている。 【0023】ここにおいて、第1のカードスロット30は、コンパクトフラッシュ用のカードスロットであって薄いカード専用のスロットであるが、厚いカード用のスロットを薄いカード用のスロットとして使用するために、厚いカード用のスロットが取り付けられており、また、電気基板20に取り付けられた部品21、22が第1のカードスロット30の内部に一部突き出しているものと仮定する。この時、図3の(a)に示すように、第1のカードスロット30は直接電気基板20のスロット実装面20aに取り付けられており、その電気基板20に取り付けられた電気部品21やIC22などがカードの収納部分と空間的に隔てられていない様態になっている。すなわち、カードの収納部に対して電気部品21やIC22などが露出している状態になっている。 【0024】そこで、本発明では、図3の(b)に示すような、シート状の遮蔽部材40を第1のカードスロット30の入り口に設けたことを特徴としている。この遮蔽部材40は、1枚のシートでできており、第1のカードスロット30の入り口付近で折り曲げられており、その前端部41(侵入部)が第1のカードスロット30の内部に挿入されるようになっている。また、遮蔽部材40の前端部41は、カード50が収納される空間において第1のカードスロット30の内壁に対して凸状になっており、これにより、カード50と遮蔽部材40の先端との引っかかりを防止している。更に、カード50と遮蔽部材40との接触によって、カード50に目立つ摺動痕が発生しないように、先端部付近に凸部42を設けることも有効である。 【0025】なお、この遮蔽部材40は、図3の(c)に示すように、電気基板20の端部を覆うように固定用ねじ45などで電気基板20に取り付けることが好ましい。すなわち、遮蔽部材40の固定部23を第1のカードスロット30の実装された面と反対側の面に配置することで、取り付けが容易になる。 【0026】また、本実施形態においては、遮蔽部材40を用意したが、特別な遮蔽部材を用意しないで、例えば、電気基板20に接続されたフレキシブル電気基板24の一部を用いて構成しても構わない。図4は、フレキシブル電気基板24からなる遮蔽部材40aの一例を示したものである。なお、図4では、図3との比較のために、基板20と第1のカードスロット30の部分のみを示している。また、この場合においても、先端部の構成などは、上記の実施形態と同様である。 【0027】上記のように本発明によれば、第1のカードスロット30の入り口に、異物等の侵入を禁止するような遮蔽部材40を設けたので、厚いカード用のスロットを薄いカード用のスロットとして流用(又は兼用)した場合であっても、コストの上昇が無く、容易に異物混入を防止可能な記録媒体装着装置を提供することができる。 【0028】なお、前記の実施形態では、遮蔽部材40を電気基板20に取り付けた場合について示したが、これに限らず、遮蔽部材40をカメラ本体の外装10aに取り付けても良いし(図5)、電気基板20固定用のフレーム35に取り付けても構わない(図6)。 【0029】また、遮蔽部材は、固定用ねじで固定する例を示したが、これに限らず、強度的に充分であれば、圧着や接着剤などによって固定しても構わない。 【0030】本発明は、前記の発明の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で種々変形して実施できるのは勿論である。 【0031】 【発明の効果】本発明によれば次のような効果が得られる。 【0032】シート状の遮蔽部材をスロット入り口付近に設け、スロット内部側の空間に電気部品を実装した場合でも、使用者から直接部品が見えないように遮蔽したので、簡単な構成かつスペースを必要とせずに異物侵入防止が可能である。 【0033】遮蔽部材を電気基板に固定するようにしたので、簡単に配置できる。また、遮蔽部材を、カールされ或いは折り曲げられた形状とすることにより、カードと遮蔽部材とがひっかかることを防止できる。更に、遮蔽部材に凸部を形成して、カードに摺動痕がついても、凸部のみの摺動痕のみであるので、目立たない。この凸部を端面付近とすれば更に摺動痕を目立たなくできる。 【0034】加えて、遮蔽部材を専用のものとせずに、フレキシブル基板の一部を使用することによって、コストダウンを図ることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000376 【氏名又は名称】オリンパス光学工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年8月4日(2000.8.4) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100058479 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外4名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−56662(P2002−56662A) |
| 【公開日】 |
平成14年2月22日(2002.2.22) |
| 【出願番号】 |
特願2000−237173(P2000−237173) |
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