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【発明の名称】 再生装置および方法、記録再生装置および方法、並びに記録媒体
【発明者】 【氏名】今関 浩和

【氏名】永田 修

【要約】 【課題】設定時間を経過したことを通知することができる。

【解決手段】このMD記録再生装置1は、装着されるMD2に記録されているオーディオコンテンツを再生するとともに、ユーザが設定した時間が経過したとき、そのことをユーザに認識させることができるタイマー機能を有する。具体的には、設定時間になったとき、MD記録再生装置1の電源をオフすることができる。すなわち、MD2の通常再生中に、設定時間が経過すれば、その通常再生は停止する。ユーザは、このことで、設定時間が経過したことを認識する。また、設定時間が経過したとき、所定のアラーム音(例えば、ビープ音や所定のメロディ)を出力させることができる。すなわち、MD2の通常再生中に、設定時間が経過すれば、その通常再生は停止し、所定のアラーム音が出力される。ユーザは、このことで、設定時間が経過したことを認識する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 記録媒体に記録されているコンテンツを再生する、携帯型の再生装置において、時間情報を設定する時間情報設定手段と、現在の時刻が、前記時間情報に対応する時刻になったとき、その旨を通知する通知手段とを備えることを特徴とする再生装置。
【請求項2】 前記通知手段は、現在の時刻が、前記時間情報に対応する時刻になったとき、前記コンテンツの再生を中止させることにより、前記旨を通知することを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
【請求項3】 前記通知手段は、現在の時刻が、前記時間情報に対応する時刻になったとき、前記コンテンツと異なる他のコンテンツを再生することにより、前記旨を通知することを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
【請求項4】 前記他のコンテンツを記憶する記憶手段をさらに備え、前記通知手段は、前記記憶手段に記録されている前記他のコンテンツを再生することを特徴とする請求項3に記載の再生装置。
【請求項5】 前記記憶手段は、ATRAC(登録商標)方式で圧縮されたデータ、またはビープ音のデータを記憶することを特徴とする請求項4に記載の再生装置。
【請求項6】 前記記録媒体に記録されているコンテンツを、前記他のコンテンツとして設定するコンテンツ設定手段をさらに備え、前記通知手段は、前記コンテンツ設定手段により設定された前記他のコンテンツを再生することを特徴とする請求項3に記載の再生装置。
【請求項7】 記録媒体に記録されているコンテンツを再生する、携帯型の再生装置の再生方法において、時間情報を設定する時刻設定ステップと、現在の時刻が、前記時間情報に対応する時刻になったとき、その旨を通知する通知ステップとを含むことを特徴とする再生方法。
【請求項8】 記録媒体に記録されているコンテンツを再生する、携帯型の再生装置のプログラムであって、時間情報を設定する時刻設定ステップと、現在の時刻が、前記時間情報に対応する時刻になったとき、その旨を通知する通知ステップとを含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
【請求項9】 記録媒体に対して、コンテンツを記録再生処理を行う、携帯型の記録再生装置において、時間情報を設定する時間情報設定手段と、アラーム音の音源としてのコンテンツを取得する取得手段と、前記取得手段により取得された、前記アラーム音の音源としてのコンテンツを記憶する記憶手段と、現在の時刻が、前記時間情報に対応する時刻になったとき、前記記憶手段に記憶されている前記アラーム音の音源としてのコンテンツを再生する再生手段とを備えることを特徴とする記録再生装置。
【請求項10】 前記取得手段は、前記記録媒体に記録されている前記コンテンツを、前記アラーム音の音源としてのコンテンツとして取得することを特徴とする請求項9に記載の記録再生装置。
【請求項11】 前記取得手段は、ネットワークを介して、前記アラーム音の音源としてのコンテンツを取得することを特徴とする請求項9に記載の記録再生装置。
【請求項12】 記録媒体に対して、コンテンツを記録再生処理を行う、携帯型の記録再生装置の記録再生方法において、時間情報を設定する時間情報設定ステップと、アラーム音の音源としてのコンテンツを取得する取得ステップと、前記取得ステップの処理で取得された、前記アラーム音の音源としてのコンテンツを記憶する記憶ステップと、現在の時刻が、前記時間情報に対応する時刻になったとき、前記記憶ステップの処理で記憶された前記アラーム音の音源としてのコンテンツを再生する再生ステップとを含むことを特徴とする記録再生方法。
【請求項13】 記録媒体に対して、コンテンツを記録再生処理を行う、携帯型の記録再生装置のプログラムであって、時間情報を設定する時間情報設定ステップと、アラーム音の音源としてのコンテンツを取得する取得ステップと、前記取得ステップの処理で取得された、前記アラーム音の音源としてのコンテンツを記憶する記憶ステップと、現在の時刻が、前記時間情報に対応する時刻になったとき、前記記憶ステップの処理で記憶された前記アラーム音の音源としてのコンテンツを再生する再生ステップとを含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、再生装置および方法、記録再生装置および方法、並びに記録媒体に関し、特に、例えば、設定時間を経過したことを通知することができるようにした再生装置および方法、記録再生装置および方法、並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばMDなどの記録媒体に記録されているコンテンツを再生する、携帯型の再生装置が開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の携帯型再生装置は、設定時間を経過したときに、その旨をユーザに通知する、いわゆるタイマー機能を有していない。その結果、ユーザが、例えば、電車の中で、再生されている音楽に聴き入って時間の経過を忘れてしまい、駅を乗り越してしまうこともあった。
【0004】本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、例えば、設定時間が経過したとき、その旨をユーザに通知することができるようにするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の再生装置は、時間情報を設定する時間情報設定手段と、現在の時刻が、時間情報に対応する時刻になったとき、その旨を通知する通知手段とを備えることを特徴とする。
【0006】通知手段は、現在の時刻が、時間情報に対応する時刻になったとき、コンテンツの再生を中止させることにより、旨を通知することができる。
【0007】通知手段は、現在の時刻が、時間情報に対応する時刻になったとき、コンテンツと異なる他のコンテンツを再生することにより、旨を通知することができる。
【0008】他のコンテンツを記憶する記憶手段をさらに設け、通知手段には、記憶手段に記録されている他のコンテンツを再生させることができる。
【0009】記憶手段は、ATRAC方式で圧縮されたデータ、またはビープ音のデータを記憶することができる。
【0010】記録媒体に記録されているコンテンツを、他のコンテンツとして設定するコンテンツ設定手段をさらに設け、通知手段には、コンテンツ設定手段により設定された他のコンテンツを再生させることができる。
【0011】本発明の再生方法は、時間情報を設定する時刻設定ステップと、現在の時刻が、時間情報に対応する時刻になったとき、その旨を通知する通知ステップとを含むことを特徴とする。
【0012】本発明の第1の記録媒体のプログラムは、時間情報を設定する時刻設定ステップと、現在の時刻が、時間情報に対応する時刻になったとき、その旨を通知する通知ステップとを含むことを特徴とする。
【0013】本発明の再生装置および方法、並びに第1の記録媒体のプログラムにおいては、時間情報が設定され、現在の時刻が、時間情報に対応する時刻になったとき、その旨が通知される。
【0014】本発明の記録再生装置は、時間情報を設定する時間情報設定手段と、アラーム音の音源としてのコンテンツを取得する取得手段と、取得手段により取得された、アラーム音の音源としてのコンテンツを記憶する記憶手段と、現在の時刻が、時間情報に対応する時刻になったとき、記憶手段に記憶されているアラーム音の音源としてのコンテンツを再生する再生手段とを備えることを特徴とする。
【0015】取得手段は、記録媒体に記録されているコンテンツを、アラーム音の音源としてのコンテンツとして取得することができる。
【0016】取得手段は、ネットワークを介して、アラーム音の音源としてのコンテンツを取得することができる。
【0017】本発明の記録再生方法は、時間情報を設定する時間情報設定ステップと、アラーム音の音源としてのコンテンツを取得する取得ステップと、取得ステップの処理で取得された、アラーム音の音源としてのコンテンツを記憶する記憶ステップと、現在の時刻が、時間情報に対応する時刻になったとき、記憶ステップの処理で記憶されたアラーム音の音源としてのコンテンツを再生する再生ステップとを含むことを特徴とする。
【0018】本発明の第2の記録媒体のプログラムは、時間情報を設定する時間情報設定ステップと、アラーム音の音源としてのコンテンツを取得する取得ステップと、取得ステップの処理で取得された、アラーム音の音源としてのコンテンツを記憶する記憶ステップと、現在の時刻が、時間情報に対応する時刻になったとき、記憶ステップの処理で記憶されたアラーム音の音源としてのコンテンツを再生する再生ステップとを含むことを特徴とする。
【0019】本発明の記録再生装置および方法、並びに第2の記録媒体のプログラムにおいては、時間情報が設定され、アラーム音の音源としてのコンテンツが取得され、取得された、アラーム音の音源としてのコンテンツが記憶され、現在の時刻が、時間情報に対応する時刻になったとき、記憶されたアラーム音の音源としてのコンテンツが再生される。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用したMD記録再生装置1の外観の構成例を示している。MD記録再生装置1は、装着されるMD2に記録されているオーディオコンテンツを再生するとともに、ユーザにより設定された時間が経過したとき(又は設定された時刻になったとき)、そのことをユーザに認識させることができるタイマー機能を有する(タイマー処理を実行する)。
【0021】詳細は後述するが、このタイマー機能により、設定時間が経過したとき、MD記録再生装置1の電源をオフすることができる。すなわち、MD2の通常再生中に、設定時間が経過すれば、その通常再生は停止する。ユーザは、このことで、設定時間が経過したことを認識する。
【0022】また、設定時間が経過したとき、所定のアラーム音(例えば、ビープ音や所定の音楽(メロディ))を出力させることができる。すなわち、MD2の通常再生中に、設定時間が経過すれば、通常再生は停止し、所定のアラーム音が出力される。ユーザは、このことで、設定時間が経過したことを認識する。
【0023】例えば、電車の中で、このMD記録再生装置1で音楽を聴く場合、下車する駅に到着する頃までの時間(又は到着する頃の時刻)を設定しておけば、上述したタイマー機能により、ユーザは、設定時間が経過したこと(設定時刻になったこと)、すなわち、駅に到着したことを認識することができる。
【0024】MD記録再生装置1の上面には、図1に示すように、装着されるMD2に記録されているコンテンツのタイトル、または、上述したタイマー機能のための各種メニューが表示される表示部16、およびMD記録再生装置1に所要の動作をさせるときに操作される各種ボタンからなるボタン群が設けられている。
【0025】MD記録再生装置1の左側面には、例えば、表示部16に表示されるメニューの項目を選択するときに操作されるジョグレバーが設けられている。さらに、前面には、MD2を装着するときに操作されるオープンボタンが設けられている。オープンボタンが図中の矢印方向に操作されることにより、上面が開口し、内部のカートリッジにMD2が装着されるようになされている。
【0026】図2は、MD記録再生装置1の内部の構成例を示している。
【0027】メカユニット部12は、オープンボタンの操作に応じて、MD2を装着することができる機構を有するとともに、再生時において、装着されたMD2に記録されているオーディオコンテンツに応じたRF信号を生成し、信号処理部13に供給する処理等を行う。
【0028】メカユニット部12はまた、記録時において、信号処理部13から供給されるATRAC (Acoustic Transferred adapted coding)方式で圧縮されたオーディオデータを、MD2に記録する処理を行う。
【0029】信号処理部13は、メカユニット部12からのRF信号に対して、EFM(Eight to fourteen modulation)復調処理やCIRC(Cross Interleave read to Solomon coding)エラー訂正処理を施して、オーディオデータを生成するとともに、それを、ATRAC方式に従って伸張し、出力部14に供給する。
【0030】信号処理部13はまた、入力部15から供給されるオーディオデジタル信号を、ATRAC方式に従って圧縮するとともに、CIRC方式のエラー訂正符号付加処理、およびEFM変調処理等を施して、メカユニット部12に供給する。
【0031】出力部14は、信号処理部13または制御部11からの、オーディオデジタル信号をオーディオアナログ信号に変換して、例えば、接続されているイヤホンに供給し、再生音声として、出力させる。
【0032】入力部15は、例えば、CDプレーヤ等の再生装置のアナログ出力端子やマイクロフォンから出力されるオーディオアナログ信号を入力し、それをオーディオデジタル信号に変換して、信号処理部13に供給する。
【0033】入力部15はまた、例えば、CDプレーヤ等の再生装置のデジタル出力端子から出力されたオーディオデジタル信号を入力し、デジタル信号フォーマットに対応するデコード処理等を行い、その結果得られたデジタルデータを信号処理部13に供給する。入力部15はこのとき、入力したオーディオデジタル信号から制御データを抽出し、制御部11に供給する。
【0034】表示部16は、制御部11から供給されたデータに対応する文字や図形等(タイトル、または各種メニュー画面)を表示する。
【0035】操作部17は、ジョグレバーやボタン群から構成され、それらに対する操作に対応する信号を制御部11に供給する。
【0036】電源供給部18は、図示せぬバッテリを有して構成されており、各部に電源を供給する。
【0037】記憶部19は、例えば、ROMで構成されており、アラーム音の音源としてのビープ音のデータや所定の音楽データを記憶している。
【0038】なお、ビープ音のデータは、再生音の音程又は周波数等といった再生音の周波数の高低を表す音程データと、音程データが出力される継続時間を表す継続時間データとから構成されている。この例の場合、記憶部19には、所定のメロディに対応した音程データと継続時間データが記憶されているものとする。すなわち、このデータが再生されることにより、そのメロディにのったビープ音が出力される。
【0039】また、記憶部19に記憶されている音楽データは、ATRAC方式で圧縮されている。
【0040】記憶部20は、例えば、RAMで構成されており、タイマー処理における各種設定条件(例えば、設定時間やアラーム音の音源の識別情報)を記憶する。
【0041】制御部11は、CPU、CPUが実行する各種プログラムが記憶されているROM、およびCPUが処理を行う上で必要なデータを適宜記憶するRAMにより構成されており、装着されたMD2に対する記録または再生処理を行ったり、後述するタイマー処理を実行する。
【0042】なお、記憶部19を構成するROMは、制御部11を構成するROMと共有することもできるし、別途設けることもできる。また記憶部19のROMは、EEPROM、flashROM等の不揮発性メモリとすることもできる。すなわち、この場合、そこに記憶されるデータ(ビープ音のデータや音楽データ)は、制御部11の制御により書き換えることができるが、電源供給が停止してもその内容は保持される。
【0043】また、記憶部20を構成するRAMは、制御部11を構成するRAMと共有することもできるし、別途設けることもできる。
【0044】図3は、メカユニット部12の構成例を示している。
【0045】MD2は、メカユニット部12の内部のカートリッジ(図示せず)内に収納されて、カートリッジに設けられているシャッター機能を記録時又は再生時に開閉することで光ピックアップ(光学ヘッド32)からの光が照射されたり、磁気ヘッド37aからの磁界が印可される。
【0046】スピンドルモータ31は、MD2を、例えば、線速度一定(CLV(constantliner velocity))に回転制御する。
【0047】光学ヘッド32は、磁気ヘッド37aに対して、装着されたMD2を挟んで対向する位置に設けられている。光学ヘッド32は、対物レンズ32aと2軸機構32bの他、図示しない半導体レーザと半導体レーザの出射光がMD2の表面で反射して、その反射光を受光する受光部を有して構成されている。
【0048】光学ヘッド32の2軸機構32bは、対物レンズ32aをMD2に接離する方向に駆動するフォーカス用コイルと、対物レンズ32aをMD2の半径方向に駆動するトラッキング用コイルとを有している。また、2軸機構32bは、光学ヘッド32の全体をMD2の半径方向に大きく移動させるスレッド機能をさらに備えている。
【0049】光学ヘッド32内の受光部にて検知された反射光情報は、RFアンプ33に供給される。RFアンプ33は、反射光情報を、電流−電圧変換するとともに、マトリックス演算処理を行って、フォーカスエラー信号FEおよびトラッキングエラー信号TEを生成する他、RF信号を生成する。RFアンプ33は、生成したフォーカスエラー信号FEおよびトラッキングエラー信号TEを、サーボ回路34に供給し、そしてRF信号をアドレスデコーダ35および信号処理部13(後述するEFM/CIRCエンコーダ・デコーダ41)に供給する。
【0050】サーボ回路34は、RFアンプ33からのフォーカスエラー信号FEおよびトラッキングエラー信号TEに対して、位相補償処理や利得調整処理を行った後、ドライブアンプ(図示せず)を介して、光学ヘッド32の2軸機構32bのフォーカス用コイルとトラッキング用コイルに供給する。
【0051】サーボ回路34はまた、トラッキングエラー信号TEから、LPF(low passfilter)を介してスレッドエラー信号を生成し、スレッドドライブアンプ(図示せず)を介してスレッド機構部36に供給する。
【0052】サーボ回路34はさらに、信号処理部13(EFM/CIRCエンコーダ・デコーダ41)からのスピンドルエラー信号をスピンドルモータ31に供給する。
【0053】アドレスデコーダ35は、RFアンプ33からのRF信号を、所定周波数のみを通過するBPF(バンドパスフィルタ)を介してFM復調することで、アドレスデータを抽出する。アドレスデコーダ35は抽出したアドレスデータを、信号処理部13(EFM/CIRCエンコーダ・デコーダ41)に供給する。なお、MD2には、所定周波数にて蛇行して形成されたグルーブ(溝)が、予め設けられており、FM変調にてアドレスデータが記憶されている。
【0054】磁気ヘッド駆動部37は、信号処理部13(EFM/CIRCエンコーダ・デコーダ41)から、記録時に供給されるデータに応じて磁気ヘッド37aのN極又はS極の磁界印加駆動を行う。
【0055】なお、メカユニット部12の光学ヘッド32、RFアンプ33、およびサーボ回路34は、制御部11の制御に基づいて動作する。
【0056】図4は、信号処理部13の構成例を示している。
【0057】EFM/CIRCエンコーダ・デコーダ41は、再生時において、メカユニット部12のRFアンプ33から供給されるRF信号を、2値化してEFM復調するとともに、CIRCエラー訂正処理を施して、メモリコントローラ42に供給する。
【0058】EFM/CIRCエンコーダ・デコーダ41はまた、2値化されたEFM信号若しくはメカユニット部12(アドレスデコーダ35)からのアドレスデータに基づいて、MD2を回転制御するためのスピンドルエラー信号を生成し、メカユニット部12(サーボ回路34)に供給する。
【0059】EFM/CIRCエンコーダ・デコーダ41はさらに、2値化されたEFM信号に基づいてPLLの引き込み動作を制御し、デコード処理のための再生クロックを生成する。
【0060】EFM/CIRCエンコーダ・デコーダ41は、記録時において、メモリコントローラ42から供給される、バッファメモリ(RAM)43から読み出されたデータ(ATRAC方式で圧縮されているデータ)に対して、CIRC方式のエラー訂正符号付加、EFM変調等の処理を施し、メカユニット部12(磁気ヘッド駆動部37)に供給する。
【0061】メモリコントローラ42は、再生時において、EFM/CIRCエンコーダ・デコーダ41または制御部11から供給されるデータ(ATRAC方式にて圧縮されているデータ)を、例えば、1.4Mbit/secの転送レートでバッファメモリ43に書き込む。
【0062】メモリコントローラ42は、バッファメモリ43に所定量以上のデータが蓄積されたとき、バッファメモリ43から、書き込みの転送レートより十分遅い、例えば、0.3Mbit/secの転送レートで読み出し、それをオーディオデータとして、オーディオ圧縮/伸張エンコーダ・デコーダ44に供給する。
【0063】このようにバッファメモリ43に一旦データを蓄えてからオーディオデータとして出力するようにしたので、例えば振動等の外乱に対して不要なトラックジャンプ等が生じてメカユニット部12の光学ヘッド32からの連続したデータ読み出しが途絶えたとしても、光学ヘッド32のトラックジャンプが発生したアドレスへの再配置に要する時間に相当するデータは予めバッファメモリ43に蓄積されているので、オーディオデータ出力の音声としては連続した(音のとぎれのない)出力が実現できる。
【0064】メモリコントローラ42はまた、記録時において、オーディオ圧縮/伸張エンコーダ・デコーダ44から供給される、例えば、ATRAC方式で圧縮されたデジタルオーディオデータを、例えば、0.3Mbit/secの転送レートで、バッファメモリ43に書き込む。
【0065】オーディオ圧縮/伸張エンコーダ・デコーダ44は、再生時において、メモリコントローラ42から供給される、バッファメモリ43から読み出されたデータに施されているATRAC方式の圧縮を伸張し、デジタルデータとして、出力部14に供給する。
【0066】オーディオ圧縮/伸張エンコーダ・デコーダ44は、記録時において、入力部15から供給されたデジタルオーディオ信号を、ATRAC方式にて圧縮して、メモリコントローラ42に供給する。
【0067】なお、信号処理部13のEFM/CIRCエンコーダ・デコーダ41およびメモリコントローラ42は、制御部11の制御に基づいて動作する。
【0068】次に、タイマー処理における各種条件が設定される場合のMD記録再生装置1の動作を、図5のフローチャートを参照して説明する。
【0069】ステップS1において、後述するステップS2で設定された時間が経過したとき(又は設定された時刻になったとき)、MD記録再生装置1の電源をオフにする(以下、電源オフモードと称する)か、またはアラーム音を出力させる(以下、アラーム出力モードと称する)のいずれが設定されたかが記憶される。ここでの処理の詳細を、図6のフローチャートを参照して説明する。
【0070】ステップS11において、制御部11は、表示部16を制御して、図7に示すような、電源オフモードの項目およびアラーム出力モードの項目からなるメニュー画面を表示させる。
【0071】ステップS12において、制御部11は、電源オフモードまたはアラーム出力モードのいずれが設定されたかを、記憶部20に記憶させる。ユーザは、例えば、ジョグレバーを、上下に操作して、表示部16に表示されている項目のうち、選択したいモードに対応する項目に、ポインタを移動させた後、ジョグレバーを押圧することで、電源オフモードまたはアラーム出力モードのいずれかを設定することができる。
【0072】その後、処理は終了し、図5のステップS2に進む。
【0073】ステップS2において、設定時間または設定時刻(以下、これらを個々に区別する必要がない場合、まとめて、時間情報と称する)が記憶される。ここでの処理の詳細を、図8のフローチャートを参照して説明する。
【0074】ステップS21において、制御部11は、表示部16を制御して、図9または図10に示すような、時間または時刻を設定するためのメニュー画面を表示させる。ユーザは、例えば、ジョグレバーや各種ボタンを操作して、所望の時間(例えば、10分、43分)または時刻(例えば、9時12分、14時22分)を設定する。
【0075】ステップS22において、制御部11は、設定された時間情報が、時間であるかまたは時刻であるかを判定し、時刻であると判定した場合、ステップS23に進み、設定された時刻を時間に変換する。具体的には、制御部11は、内蔵する時計を参照して、現在の時刻から、設定された時刻までの時間を算出する。
【0076】ステップS22で、時間情報が時間であると判定されたとき、またはステップS23で、時間が算出されたとき、ステップS24に進み、制御部11は、設定された時間または算出した時間を、記憶部20に記憶させる。
【0077】その後、処理は終了し、図5のステップS3に進む。
【0078】ステップS3において、制御部11は、記憶部20を参照して、ステップS1で、アラーム出力モードが設定されたか否かを判定し、それが設定されたと判定した場合、ステップS4に進む。
【0079】ステップS4において、アラーム音の音源の識別情報が記憶される。ここでの処理を、図11のフローチャートを参照して説明する。
【0080】ステップS31において、制御部11は、表示部16を制御して、図12に示すような、アラーム音の音源を設定するためのメニュー画面を表示させる。この例の場合、アラーム音の音源として、記憶部19に記憶されているコンテンツ(ビープ音や所定の音楽)と、装着されたMD2に記録されているコンテンツを選択することができるので、このメニュー画面には、その選択に対応する項目が表示される。
【0081】ユーザは、例えば、ジョグレバーや各種ボタンを操作して、いずれかの項目を選択する。
【0082】次に、ステップS32において、制御部11は、ステップS31で表示されたメニュー画面における「記憶部19に記憶されているコンテンツ」の項目が選択されたか、または「MDに記録されているコンテンツ」の項目が選択されたかを判定し、「記憶部19に記憶されているコンテンツ」の項目が選択されたと判定した場合、ステップ33に進む。
【0083】ステップS33において、制御部11は、表示部16を制御して、図13に示すような、アラーム音の音源を、記憶部19に記憶されているコンテンツから選択するためのメニュー画面を表示させる。この例の場合、記憶部19に記憶されているコンテンツのタイトルが表示される。ユーザは、例えば、ジョグレバーを操作して、所望のコンテンツを選択する。
【0084】ステップS34において、制御部11は、ステップS33で選択されたコンテンツの、例えば、タイトルを、アラーム音の音源の識別情報として記憶部20に記憶させる。
【0085】ステップS32で、「MDに記録されているコンテンツ」の項目が選択されたと判定された場合、ステップS35に進み、制御部11は、表示部16を制御して、図14に示すような、アラーム音の音源を、MDに記録されているコンテンツから選択するためのメニュー画面を表示させる。この例の場合、トラック番号の入力欄が設けられたメニュー画面が表示される。ユーザは、例えば、ジョグレバーや各種ボタンを操作して、アラーム音の音源としたいコンテンツの、MD2上のトラック番号を設定する。
【0086】ステップS36において、制御部11は、設定されたトラック番号を、アラーム音の音源の識別情報として記憶部20に記憶させる。
【0087】ステップS34またはステップS36で、識別情報が記憶部20に記憶されたとき、処理は終了し、図5のステップS5に進む。
【0088】ステップS5において、制御部11は、内蔵するタイマーT1を、リセットした後、スタートさせる。ステップS3で、アラーム出力モードが設定されていないと判定されたとき(電源オフモードが設定されているとき)も、ステップS5に進み、タイマーT1がリセットされた後、スタートされる。
【0089】その後、処理は終了する。
【0090】なお、以上においては、ステップS5のタイミングで、タイマーT1がスタートされる場合を例として説明したが、所定のボタンが操作されたときに、タイマーT1がスタートされるようにすることもできる。
【0091】次に、上述したように設定された条件に基づくタイマー処理を実行する場合のMD記録再生装置1の動作を、図15のフローチャートを参照して説明する。
【0092】ステップS41において、制御部11は、信号処理部13を制御して、MD2に記録されているコンテンツの再生(通常再生)を開始させる。ここで、通常再生処理を行う場合のMD記録再生装置1の動作を説明する。
【0093】メカユニット部12の光学ヘッド32(図3)は、制御部11の制御に従って、MD2の所定の位置に、半導体レーザを出射するとともに、その反射光から検知した反射光情報を、RFアンプ33に供給する。
【0094】RFアンプ33は、供給された反射光情報を、電流−電圧変換した後、マトリックス演算処理を施し、フォーカスエラー信号FEおよびトラッキングエラー信号TEを生成するとともに、RF信号を生成する。
【0095】RFアンプ33により生成されたRF信号は、信号処理部13のEFM/CIRCエンコーダ・デコーダ41(図4)に供給される。なお、ここでは、フォーカスエラー信号FEおよびトラッキングエラー信号TEに対する処理の説明は省略する。
【0096】信号処理部13のEFM/CIRCエンコーダ・デコーダ41は、RF信号を2値化するとともに、EFM復調処理およびCIRCエラー訂正処理を施して、メモリコントローラ42に供給する。
【0097】メモリコントローラ42は、EFM/CIRCエンコーダ・デコーダ41からの2値化データを、1.4Mbit/secの転送レートでバッファメモリ43に書き込む。メモリコントローラ42は、バッファメモリ43に所定量以上のデータが蓄積されたとき、バッファメモリ43から、書き込み時の転送レートより十分遅い、例えば、0.3Mbit/secの転送レートで読み出し、オーディオデータとして、オーディオ圧縮/伸張エンコーダ・デコーダ44に供給する。
【0098】オーディオ圧縮/伸張エンコーダ・デコーダ44は、供給されたオーディオデータに施されているATRAC方式の圧縮を伸張して、出力部14に供給する。
【0099】出力部14は、信号処理部13のオーディオ圧縮/伸張エンコーダ・デコーダ44からのデジタルデータを、アナログ信号に変換し、例えば接続されているヘッドホンに供給する。これにより再生音声が、ヘッドホンから出力される。
【0100】次に、ステップS42において、制御部11は、図5のステップS5でスタートされたタイマーT1を参照し、ステップS2で設定された時間が経過したと判定するまで待機する。なお、ここで制御部11が待機している間、ステップS41で開始された通常再生は、継続して行われている。
【0101】ステップS42で、設定時間が経過したと判定されたとき、ステップS43に進み、制御部11は、記憶部20を参照して、図5のステップS1で、アラーム出力モードが設定されたか否かを判定し、それが設定されていると判定した場合、ステップS44に進み、記憶部20から、アラーム音の音源の識別情報を読み出す。
【0102】次に、ステップS45において、制御部11は、ステップS41で開始された通常再生をフェードアウトさせる処理を実行する。これにより、通常再生はフェードアウトする。
【0103】ステップS46において、アラーム音の出力処理が行われる。ここでの処理を、図16のフローチャートを参照して説明する。
【0104】ステップS51において、制御部11は、ステップS44で読み出した識別情報で識別されるアラーム音の音源が、記憶部19に記憶されているコンテンツであるか否かを判定し、記憶部19に記憶されているコンテンツであると判定した場合、ステップS52に進む。図15のステップS44で、識別情報としてタイトルが読み出された場合、ステップS52に進む。
【0105】ステップS52において、制御部11は、識別情報としてのタイトルが、ビープ音のものであるか否かを判定し、ビープ音のものであると判定した場合、ステップS53に進み、タイマーT2を初期化する。
【0106】次に、ステップS54において、制御部11は、識別情報(タイトル)で識別されたビープ音を出力させるための処理を開始する。具体的には、制御部11は、ビープ音のデータを、記憶部19から読み出し、出力部14に供給する処理を開始する。出力部14は、制御部11から供給されるデータをアナログ変換して、ヘッドホンに出力する。これにより、ビープ音の音程データに対応した所定の周波数の音声信号が、その音程データに対応する継続時間データに基づく時間分だけ出力されるようにして、1音ずつ出力される。
【0107】なお、この例では、ビープ音は、通常再生のフェードアウト(図15のステップS45)に対応してフェードインされる。
【0108】ステップS55において、制御部11は、アラーム音の出力を停止させるための所定の操作が、操作部17に対して行われたか否かを判定し、そのような操作が行われていないと判定した場合、ステップS56に進む。
【0109】ステップS56において、制御部11は、タイマーT2の値が、所定の時間Taを超えたか否かを判定し、超えていないと判定した場合、ステップS55に戻る。
【0110】ステップS55で、アラーム音の出力を停止させるための所定の操作が行われたと判定されたとき、またはステップS56で、タイマーT2の値が、時間Taを超えたと判定されたとき(時間Taだけビープ音が出力されたとき)、ステップS57に進み、制御部11は、ビープ音の出力をフェードアウトさせる処理を実行する。これにより、ビープ音の出力はフェードアウトする。
【0111】ステップS52で、識別情報としてのタイトルは、ビープ音のものではないと判定された場合、ステップS58に進み、制御部11は、タイマーT2を初期化し、その後、ステップS59に進む。
【0112】ステップS59において、制御部11は、識別情報としてのタイトルを有するコンテンツを再生するための処理を開始する。具体的には、制御部11は、そのコンテンツの音楽データ(ATRAC方式で圧縮されたデータ)を、記憶部19から読み出し、信号処理部13(メモリコントローラ42)に供給する処理を開始する。
【0113】これにより、信号処理部13のメモリコントローラ42は、制御部11から供給された音楽データを、バッファメモリ43に供給するとともに、そこに所定量以上のデータが蓄積されたとき、バッファメモリ43から、データを読み出し、オーディオデータとして、オーディオ圧縮/伸張エンコーダ・デコーダ44に供給する。オーディオ圧縮/伸張エンコーダ・デコーダ44は、メモリコントローラ42から供給されたデータに施されているATRAC方式の圧縮を伸張し、デジタルデータとして、出力部14に供給する。出力部14は、信号処理部13のオーディオ圧縮/伸張エンコーダ・デコーダ44からのデジタルデータをアナログ信号に変換し、例えば、ヘッドホンに出力する。これにより、記憶部19に記憶された音楽が、再生音声として出力される。
【0114】ステップS60において、制御部11は、アラーム音の出力を停止させるための所定の操作が、操作部17に対して行われたか否かを判定し、そのような操作が行われていないと判定した場合、ステップS61に進む。
【0115】ステップS61において、制御部11は、タイマーT2の値が、所定の時間Tbを超えたか否かを判定し、超えていないと判定した場合、ステップS60に戻る。
【0116】ステップS60で、所定の操作が行われたと判定されたとき、またはステップS61で、タイマーT2の値が、時間Tbを超えたと判定されたとき(時間Tbだけコンテンツが再生されたとき)、ステップS62に進み、制御部11は、コンテンツの再生をフェードアウトさせる処理を実行する。これにより、ステップS59で、開始されたコンテンツの再生がフェードアウトする。
【0117】ステップS51で、識別情報で識別されるアラーム音の音源が記憶部19に記憶されているコンテンツではないと判定された場合、ステップS64に進む。図15のステップS44で、識別情報としてトラック番号が読み出された場合、ステップS63に進む。
【0118】ステップS63において、制御部11は、タイマーT2を初期化した後、ステップS64において、制御部11は、識別情報としてのトラック番号の、MD2上のコンテンツを再生する処理を開始する。これにより、そのコンテンツに対する通常再生処理が開始され、コンテンツの再生音声が、出力される。なお、ここでの通常再生処理は、図15のステップS41で説明した場合と基本的に同様であるので、その説明は省略するが、メカユニット部12の光学ヘッド32は、そのトラック番号に対応してトラッキングされる。
【0119】ステップS65において、制御部11は、アラーム音の出力を停止させるための所定の操作が、操作部17に対して行われたか否かを判定し、そのような操作が行われていないと判定した場合、ステップS66に進む。
【0120】ステップS66において、制御部11は、タイマーT2の値が、所定の時間Tcを超えたか否かを判定し、超えていないと判定した場合、ステップS65に戻る。
【0121】ステップS65で、所定の操作が行われたと判定したとき、またはステップS66で、タイマーT2の値が、時間Tcを超えていると判定されたとき(時間Tcだけコンテンツが出力されたとき)、ステップS67に進み、制御部11は、ステップS64で開始されたコンテンツの再生をフェードアウトさせる処理を実行する。これにより、コンテンツの再生がフェードアウトする。
【0122】ステップS57、ステップS62、またはステップS67の処理により、アラーム音がフェードアウトしたとき、図15のステップS47に進む。
【0123】ステップS47において、制御部11は、信号処理部13を制御して、通常再生を再開させる。これにより、ステップS45でフェードアウトした通常再生が再開される。なお、ここでの再開される通常再生は、ステップS57,62,67でのアラーム音のフェードアウトに対応してフェードインされる。
【0124】ステップS43で、アラーム出力モードが設定されていないと判定された場合(電源オフモードが設定されている場合)、ステップS48に進み、制御部11は、電源供給部18を制御し、各部への電源供給を停止させる。これにより、MD記録再生装置1は、その全ての動作を停止するので、ステップS41で開始された通常再生は停止する。
【0125】ステップS47で、通常再生が再開されたとき、またはステップS48で、電源がオフになったとき、処理は終了する。
【0126】なお、上述においては、ビープ音は、所定のメロディにのって出力される場合を例として説明したが、所定の周波数の周期の1/2の時間毎に高い音程と低い音程を交互に繰り返すようなビープ音を出力することもできる。または基準になる周波数の信号波形からサンプリングされたデータを記憶部19に記憶させておき、音程データに基づいて基準周波数の信号波形の出力時間を変化させることで所定の周波数の音声信号を、ビープ音として出力させるようにすることもできる。このときのサンプリングデータは、単なる正弦波や楽器等の演奏データからサンプリングしたものを使用することができる。
【0127】またビープ音の出力を制限する時間Taを、デフォルト値として短い時間とする。これにより、長時間ビープ音が出力されることがなく、ユーザがアラーム音で不快になることを防止することができる。
【0128】また、以上においては、ビープ音を出力する場合、記憶部19から読み出されたビープ音のデータが、制御部11から出力部14に直接供給される場合を例として説明したが、信号処理部13を介して、出力部14に供給されるようにすることもできる。
【0129】また、以上においては、設定時間を経過したときに通常再生を停止させる場合、電源オフモードを選択し、電源自体をオフにするようにしたが、電源をオフにせずに、再生だけが停止されるようにすることもできる。
【0130】また、以上においては、電源オフモードとアラーム出力モードが用意されている場合を例として説明したが、設定時間を経過したとき、表示部16に、その旨を示す所定の文字や図形が表示されたりする表示出力モードをさらに用意することもできる。
【0131】また、以上においては、予め記憶部19に記憶されているコンテンツを、アラーム音の音源として選択する場合を例として説明したが、アラーム音の音源をユーザが作成することもできる。
【0132】この場合の処理手順を、図17乃至図19のフローチャートを参照して説明する。
【0133】はじめに図17に示す処理手順(第1の実施の形態)について説明する。
【0134】ステップS71において、入力部15は、外部から音声を取得し、オーディオデジタル信号を、信号処理部13に供給する。例えば、CDプレーヤ等の再生装置のアナログ出力端子やマイクロフォンから出力されるオーディオアナログ信号を入力した場合、入力部15は、それをオーディオデジタル信号に変換して、信号処理部13に供給する。
【0135】また、例えば、CDプレーヤ等の再生装置のデジタル出力端子から出力されたオーディオデジタル信号を入力した場合、入力部15は、デジタル信号フォーマットに対応するデコード処理等を行い、その結果得られたデジタルデータを信号処理部13に供給する。
【0136】ステップS72において、信号処理部13(オーディオ圧縮/伸張エンコーダ・デコーダ44)は、入力部15から供給されたオーディオデジタル信号を、ATRAC方式で圧縮する。
【0137】次に、ステップS73において、信号処理部13は、ATRAC方式で圧縮したデータを制御部11に供給する。具体的には、信号処理部13のメモリコントローラ42は、オーディオ圧縮/伸張エンコーダ・デコーダ44から供給されたデータを、バッファメモリ43に書き込むとともに、そこに所定量以上のデータが蓄積されたとき、バッファメモリ43からデータを読み出し、制御部11に供給する。
【0138】ステップS74において、制御部11は、信号処理部13からのデータ(ATRAC方式で圧縮されたデータ)を、アラーム音の音源のデータとして記憶部19に記憶させる。
【0139】その後処理は終了する。
【0140】次に、図18に示す処理手順(第2の実施の形態)について説明する。
【0141】ステップS81において、制御部11は、トラック番号を、操作部17を介して取得する。ユーザは、操作部17を操作して、アラーム音の音源としたい、MD2上のコンテンツのトラック番号を入力する。
【0142】ステップS82において、制御部11は、ステップS81で取得したトラック番号のコンテンツを通常再生させる処理を実行する。ここでのメカユニット部12、信号処理部13、および出力部14の動作は、図15のステップS41における場合と基本的に同様であるので、その説明は省略する。
【0143】次に、ステップS83において、信号処理部13は、ステップS82で通常再生が開始されたコンテンツのオーディオデータ(ATRAC方式で圧縮されたデータ)を、制御部11に供給する。具体的には、信号処理部13のメモリコントローラ42は、EFM/CIRCエンコーダ・デコーダ41からのデータを、バッファメモリ43を介して制御部11に供給する。なお、ステップS82で通常再生が開始されているので、制御部11に供給されるデータは、オーディオ圧縮/伸張エンコーダ・デコーダ44にも供給されている。
【0144】ステップS84において、制御部11は、信号処理部13から供給されたオーディオデータを、アラーム音の音源のデータとして、記憶部19に記憶させる。
【0145】その後、処理は終了する。
【0146】次に、図19に示す処理手順(第3の実施の形態)について説明する。
【0147】ステップS91において、制御部11は、2つのトラック番号を、操作部17を介して取得する。ユーザは、アラーム音の音源とした、MD2上の連続するコンテンツの最初のトラック番号と最後のトラック番号を、操作部17を操作して入力する。
【0148】ステップS92において、制御部11は、ステップS81で取得したトラック番号に応じて、最初のコンテンツとされたものから、最後のコンテンツとされたものまでを、所定の順番(例えば、トラック番号順)で通常再生させる処理を実行する。
【0149】次に、ステップS93において、信号処理部13は、ステップS92で通常再生が開始されたコンテンツ(複数のコンテンツ)のオーディオデータを、制御部11に供給する。
【0150】ステップS94において、制御部11は、信号処理部13から供給されたオーディオデータを、アラーム音の音源のデータとして、記憶部19に記憶させる。
【0151】その後、処理は終了する。この例の場合、複数のコンテンツをアラーム音の音源とすることができる。
【0152】なお、以上においては、入力部15またはMD2から得られるコンテンツを、新たなアラーム音の音源とする場合を例として説明したが、図20に示すように、通信部51をさらに設け、ネットワークを介してダウンロードしたコンテンツをアラーム音の音源とすることもできる。
【0153】また、本明細書において、記録媒体により提供されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0154】
【発明の効果】本発明の再生装置および方法、並びに第1の記録媒体のプログラムによれば、時間情報を設定し、現在の時刻が、時間情報に対応する時刻になったとき、その旨を通知するようにしたので、例えば、ユーザは、その時刻になったことを認識することができる。
【0155】本発明の記録再生装置および方法、並びに第2の記録媒体のプログラムによれば、時間情報を設定し、アラーム音の音源としてのコンテンツを取得し、取得した、アラーム音の音源としてのコンテンツを記憶し、現在の時刻が、時間情報に対応する時刻になったとき、記憶されたアラーム音の音源としてのコンテンツを再生するようにしたので、例えば、ユーザは、その時刻になったことを認識することができる。
【出願人】 【識別番号】000002185
【氏名又は名称】ソニー株式会社
【出願日】 平成12年8月8日(2000.8.8)
【代理人】 【識別番号】100082131
【弁理士】
【氏名又は名称】稲本 義雄
【公開番号】 特開2002−56659(P2002−56659A)
【公開日】 平成14年2月22日(2002.2.22)
【出願番号】 特願2000−239332(P2000−239332)