| 【発明の名称】 |
情報記録装置、情報記録方法及び記録制御プログラムが記録された情報記録媒体 |
| 【発明者】 |
【氏名】拝野 暢男
【氏名】満生 一隆
【氏名】石井 英宏
【氏名】大石 正己
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| 【要約】 |
【課題】実時間に沿って情報をDVD−Rに記録する場合に、実時間に無関係に情報が記録された再生専用DVD用のプレーヤによっても再生することが可能なように情報を記録することが可能なレコーダを提供する。
【解決手段】再生専用DVDビデオ規格に準拠しつつ、情報と、記録後の当該情報の再生態様を制御するための再生制御情報と、をDVD−R1Rに記録する場合に、再生制御情報をDVD−R1Rに記録する前に、記録フォーマットにおいて当該再生制御情報を記録すべく規定されている領域に相当するDVD−R1R上の領域である予約制御情報領域を予約確保し、当該予約確保された予約制御情報領域内に当該再生制御情報を記録する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 再生専用記録媒体用の記録フォーマットに準拠しつつ、情報と、記録後の当該情報の再生態様を制御するための再生制御情報と、を記録可能記録媒体に記録する情報記録装置であって、前記情報を前記記録可能記録媒体に記録する前に、前記記録フォーマットにおいて前記再生制御情報を記録すべく規定されている領域に相当する前記記録可能記録媒体上の領域である予約制御情報領域を当該記録可能記録媒体上に予約確保する確保手段と、前記記録フォーマットにおいて前記情報を記録すべく規定されている領域に相当すると共に前記予約確保された予約制御情報領域に引き続く前記記録可能記録媒体上の領域である記録領域に前記情報を記録する第1記録手段と、前記第1記録手段による前記記録領域への前記情報の記録終了後、前記予約確保された予約制御情報領域内に前記再生制御情報を記録する第2記録手段と、を備えることを特徴とする情報記録装置。 【請求項2】 請求項1に記載の情報記録装置において、前記第1記録手段及び前記第2記録手段は、前記予約制御情報領域及び前記記録領域の前記記録可能記録媒体上の位置を示す管理情報を前記記録可能記録媒体に記録することを特徴とする情報記録装置。 【請求項3】 請求項1又は2に記載の情報記録装置において、前記情報は複数の単位情報により構成されており、前記再生制御情報は前記単位情報毎に記録される単位制御情報であることを特徴とする情報記録装置。 【請求項4】 請求項3に記載の情報記録装置において、前記情報を前記記録可能記録媒体に記録する前に、前記記録フォーマットにおいて前記再生専用記録媒体に記録された情報全体の再生態様を制御するための全体制御情報を記録すべく規定されている領域に相当する当該記録可能記録媒体上の領域である全体制御情報領域を当該記録可能記録媒体上に予約確保する第2確保手段と、全ての前記情報及び全ての前記単位制御情報の前記記録可能記録媒体への記録が完了した後、前記全体制御情報を前記全体制御情報領域内に記録する第3記録手段と、を更に備えることを特徴とする情報記録装置。 【請求項5】 請求項1から4のいずれか一項に記載の情報記録装置において、前記第1記録手段は、前記記録領域への前記情報の記録に引き続いて、前記再生制御情報と同一の予備情報である予備再生制御情報を前記記録可能記録媒体上に記録することを特徴とする情報記録装置。 【請求項6】 請求項3から5のいずれか一項に記載の情報記録装置において、前記記録フォーマットは、DVDビデオ規格に準拠した記録フォーマットであると共に、前記記録可能記録媒体は、DVD−R(DVD-Recordable)であり、更に、前記単位制御情報は前記記録フォーマットにおけるVTSI(Video Title Set Information)、前記全体制御情報は前記記録フォーマットにおけるVMGI(Video Manager General Information)であることを特徴とする情報記録装置。 【請求項7】 再生専用記録媒体用の記録フォーマットに準拠しつつ、情報と、記録後の当該情報の再生態様を制御するための再生制御情報と、を記録可能記録媒体に記録する情報記録方法であって、前記情報を前記記録可能記録媒体に記録する前に、前記記録フォーマットにおいて前記再生制御情報を記録すべく規定されている領域に相当する前記記録可能記録媒体上の領域である予約制御情報領域を当該記録可能記録媒体上に予約確保する確保工程と、前記記録フォーマットにおいて前記情報を記録すべく規定されている領域に相当すると共に前記予約確保された予約制御情報領域に引き続く前記記録可能記録媒体上の領域である記録領域に前記情報を記録する第1記録工程と、前記第1記録工程における前記記録領域への前記情報の記録終了後、前記予約確保された予約制御情報領域内に前記再生制御情報を記録する第2記録工程と、を備えることを特徴とする情報記録方法。 【請求項8】 請求項7に記載の情報記録方法において、前記第1記録工程及び前記第2記録工程においては、前記予約制御情報領域及び前記記録領域の前記記録可能記録媒体上の位置を示す管理情報を前記記録可能記録媒体に記録することを特徴とする情報記録方法。 【請求項9】 請求項7又は8に記載の情報記録方法において、前記情報は複数の単位情報により構成されており、前記再生制御情報は前記単位情報毎に記録される単位制御情報であることを特徴とする情報記録方法。 【請求項10】 請求項9に記載の情報記録方法において、前記情報を前記記録可能記録媒体に記録する前に、前記記録フォーマットにおいて前記再生専用記録媒体に記録された情報全体の再生態様を制御するための全体制御情報を記録すべく規定されている領域に相当する当該記録可能記録媒体上の領域である全体制御情報領域を当該記録可能記録媒体上に予約確保する第2確保工程と、全ての前記情報及び全ての前記単位制御情報の前記記録可能記録媒体への記録が完了した後、前記全体制御情報を前記全体制御情報領域内に記録する第3記録工程と、を更に備えることを特徴とする情報記録方法。 【請求項11】 請求項7から10のいずれか一項に記載の情報記録方法において、前記第1記録工程においては、前記記録領域への前記情報の記録に引き続いて、前記再生制御情報と同一の予備情報である予備再生制御情報を前記記録可能記録媒体上に記録することを特徴とする情報記録方法。 【請求項12】 再生専用記録媒体用の記録フォーマットに準拠しつつ、情報と、記録後の当該情報の再生態様を制御するための再生制御情報と、を記録可能記録媒体に記録する情報記録装置に含まれる記録コンピュータを、前記情報を前記記録可能記録媒体に記録する前に、前記記録フォーマットにおいて前記再生制御情報を記録すべく規定されている領域に相当する前記記録可能記録媒体上の領域である予約制御情報領域を当該記録可能記録媒体上に予約確保する確保手段、前記記録フォーマットにおいて前記情報を記録すべく規定されている領域に相当すると共に前記予約確保された予約制御情報領域に引き続く前記記録可能記録媒体上の領域である記録領域に前記情報を記録する第1記録手段、及び、前記第1記録手段として機能する前記記録コンピュータによる前記記録領域への前記情報の記録終了後、前記予約確保された予約制御情報領域内に前記再生制御情報を記録する第2記録手段、として機能させることを特徴とする記録制御プログラムが前記記録コンピュータで読取可能に記録された情報記録媒体。 【請求項13】 請求項12に記載の情報記録媒体において、前記第1記録手段及び前記第2記録手段として夫々機能する前記記録コンピュータを、前記予約制御情報領域及び前記記録領域の前記記録可能記録媒体上の位置を示す管理情報を前記記録可能記録媒体に記録するように更に機能させることを特徴とする前記記録制御プログラムが前記記録コンピュータで読取可能に記録された情報記録媒体。 【請求項14】 請求項12又は13に記載の情報記録媒体において、前記情報は複数の単位情報により構成されており、前記再生制御情報は前記単位情報毎に記録される単位制御情報であることを特徴とする前記記録制御プログラムが前記記録コンピュータで読取可能に記録された情報記録媒体。 【請求項15】 請求項14に記載の情報記録媒体において、前記記録コンピュータを、前記情報を前記記録可能記録媒体に記録する前に、前記記録フォーマットにおいて前記再生専用記録媒体に記録された情報全体の再生態様を制御するための全体制御情報を記録すべく規定されている領域に相当する当該記録可能記録媒体上の領域である全体制御情報領域を当該記録可能記録媒体上に予約確保する第2確保手段、及び、全ての前記情報及び全ての前記単位制御情報の前記記録可能記録媒体への記録が完了した後、前記全体制御情報を前記全体制御情報領域内に記録する第3記録手段、として更に機能させることを特徴とする前記記録制御プログラムが前記記録コンピュータで読取可能に記録された情報記録媒体。 【請求項16】 請求項12から15のいずれか一項に記載の情報記録媒体において、前記第1記録手段として機能する前記記録コンピュータを、前記記録領域への前記情報の記録に引き続いて、前記再生制御情報と同一の予備情報である予備再生制御情報を前記記録可能記録媒体上に記録するように更に機能させることを特徴とする前記記録制御プログラムが前記記録コンピュータで読取可能に記録された情報記録媒体。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録装置、情報記録方法及び記録制御プログラムが記録された情報記録媒体の技術分野に属し、より詳細には、音楽情報又は画像情報等の情報を記録可能な記録媒体に記録する情報記録装置及び情報記録方法並びに当該情報記録のための記録制御プログラムが記録された情報記録媒体の技術分野に属する。 【0002】 【従来の技術】近年、光ディスクの分野における高記録容量化の傾向が顕著であり、これに伴って一本の映画等を圧縮した上で記録した再生専用の光ディスク(いわゆるDVD)が一般化しつつある。 【0003】ここで、当該高記録容量の光ディスクに映画等の情報(一般にはコンテンツと称される場合もある。)を記録する場合のその記録方式には、大別して二つの方式がある。 【0004】すなわち、第1の記録方式としては、記録すべき情報の再生態様を制御するための再生制御情報(DVDの規格においてはナビゲーション情報とも称される。)を当該情報との対応関係を考慮しつつ当該情報の全てについて予めハードディスク上等において作成し、当該作成した再生制御情報と、これに対応する情報本体(コンテンツ)そのものとを纏めて、光ディスク上にディスクアットワンス方式(追記記録方式)で記録する、実時間とは無関係のいわゆるオーサリング方式と称される記録方式がある。 【0005】また、第2の記録方式としては、例えばテレビジョン放送により配信されている情報本体を受信し実時間に沿って光ディスク上に記録すると共に、当該情報本体に対応する再生制御情報等を生成し、それを当該情報本体とは別ファイルとして光ディスクに記録する記録方式がある。 【0006】このとき、上記した再生専用のDVDには、上記二つの方式のうちのオーサリング方式に則って実時間とは無関係に生成された再生制御情報及び対応する情報そのものが記録されている。なお、この場合、その情報等の記録に当たっては、当該再生専用のDVDに直接情報等が記録されるのではなく、情報等が記録された再生専用のDVDを大量生産するためのいわゆるディスク原盤にその再生制御情報及び情報を記録し、このディスク原盤に基づき作成されたいわゆるスタンパディスクを用いていわゆるレプリカ処理が実行されることで上記再生専用のDVDが大量生産されることとなる。 【0007】一方、最近では、記録可能なDVDとして、いわゆるDVD−R(DVD-Recordable。一回のみ記録が可能なDVD)及びDVD−RW(DVD-Re-Recordable。複数回の記録が可能なDVD)が存在しており、当該DVD−RWについては上記第2の記録方式を用いたビデオレコーディング規格が策定されており、更に当該DVD−Rについてはいわゆるアプリケーション規格が策定されつつある段階である。 【0008】他方、現在一般化している光ディスクとしては、上記各DVDの他に、CD(Compact Disc)又はCD−R(CD-Recordable。一回のみ記録が可能なCD)或いはCD−RW(CD-Rewritable。複数回の記録が可能なCD)等があるが、これらの各光ディスクについては、それらを一台の情報再生装置にて再生するように構成していわゆる互換性を向上させることが求められるのが一般的である。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記した再生専用のDVDとDVD−R及びDVD−RWとの関係においては、前者が実時間に無関係に情報本体及び再生制御情報が生成され、それらが纏めて記録されているのに対し、後者は実時間に沿って情報本体及び再生制御情報が生成され、それらが独立したファイルとして記録されるため、再生専用のDVD上の情報を再生するための情報再生装置を用いてDVD−R及びDVD−RWに記録されている情報を再生することは、不可能であるか、又はDVD−R及びDVD−RWに記録されている情報を再生するためには再生専用DVD用の情報再生装置に対して大規模な改造を加える必要があるという問題点があった。 【0010】そこで、本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、その課題は、実時間に沿って情報を光ディスクに記録する場合に、実時間に無関係に情報が記録された再生専用光ディスク用の情報再生装置によっても再生することが可能なように当該情報を記録することが可能な情報記録装置及び情報記録方法並びに当該情報記録のための記録制御プログラムが記録された情報記録媒体を提供することにある。 【0011】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、DVD等の再生専用記録媒体用の記録フォーマットに準拠しつつ、情報と、記録後の当該情報の再生態様を制御するための再生制御情報と、をDVD−R等の記録可能記録媒体に記録する情報記録装置であって、前記情報を前記記録可能記録媒体に記録する前に、前記記録フォーマットにおいて前記再生制御情報を記録すべく規定されている領域に相当する前記記録可能記録媒体上の領域である予約制御情報領域を当該記録可能記録媒体上に予約確保するシステムコントローラ等の確保手段と、前記記録フォーマットにおいて前記情報を記録すべく規定されている領域に相当すると共に前記予約確保された予約制御情報領域に引き続く前記記録可能記録媒体上の領域である記録領域に前記情報を記録するピックアップ等の第1記録手段と、前記第1記録手段による前記記録領域への前記情報の記録終了後、前記予約確保された予約制御情報領域内に前記再生制御情報を記録するピックアップ等の第2記録手段と、を備える。 【0012】よって、予め予約制御情報領域を予約確保した後に当該情報及び当該再生制御情報を記録するので、再生専用記録媒体用の記録フォーマットに確実に準拠しつつ記録可能記録媒体に情報及び再生制御情報を記録することができる。 【0013】上記の課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報記録装置において、前記第1記録手段及び前記第2記録手段は、前記予約制御情報領域及び前記記録領域の前記記録可能記録媒体上の位置を示す管理情報を前記記録可能記録媒体に記録するように構成される。 【0014】よって、管理情報を記録してこれを参照しつつ予約制御情報領域を予約確保することができるので、正確且つ確実に予約制御情報領域を予約確保することができる。 【0015】上記の課題を解決するために、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の情報記録装置において、前記情報は複数の単位情報により構成されており、前記再生制御情報は前記単位情報毎に記録される単位制御情報であるように構成される。 【0016】よって、再生専用記録媒体用の記録フォーマットに確実に準拠しつつ単位情報毎に対応する単位制御情報を記録することができる。 【0017】上記の課題を解決するために、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の情報記録装置において、前記情報を前記記録可能記録媒体に記録する前に、前記記録フォーマットにおいて前記再生専用記録媒体に記録された情報全体の再生態様を制御するための全体制御情報を記録すべく規定されている領域に相当する当該記録可能記録媒体上の領域である全体制御情報領域を当該記録可能記録媒体上に予約確保するシステムコントローラ等の第2確保手段と、全ての前記情報及び全ての前記単位制御情報の前記記録可能記録媒体への記録が完了した後、前記全体制御情報を前記全体制御情報領域内に記録するピックアップ等の第3記録手段と、を更に備える。 【0018】よって、情報全体を俯瞰する全体制御情報を正確に生成して記録することができる。 【0019】上記の課題を解決するために、請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の情報記録装置において、前記第1記録手段は、前記記録領域への前記情報の記録に引き続いて、前記再生制御情報と同一の予備情報である予備再生制御情報を前記記録可能記録媒体上に記録するように構成される。 【0020】よって、予備再生制御情報が本来の再生制御情報と共に記録されるので、記録された情報の再生時において、当該本来の再生制御情報の検出に何らかの障害が発生した場合にも、確実に予備再生制御情報を検出して情報の再生を続行することができる。 【0021】上記の課題を解決するために、請求項6に記載の発明は、請求項3から5のいずれか一項に記載の情報記録装置において、前記記録フォーマットは、DVDビデオ規格に準拠した記録フォーマットであると共に、前記記録可能記録媒体は、DVD−Rであり、更に、前記単位制御情報は前記記録フォーマットにおけるVTSI、前記全体制御情報は前記記録フォーマットにおけるVMGIであるように構成される。 【0022】よって、再生制御に必要なVTSI及びVMGIを当該記録フォーマットに則って確実に記録することができる。 【0023】上記の課題を解決するために、請求項7に記載の発明は、DVD等の再生専用記録媒体用の記録フォーマットに準拠しつつ、情報と、記録後の当該情報の再生態様を制御するための再生制御情報と、をDVD−R等の記録可能記録媒体に記録する情報記録方法であって、前記情報を前記記録可能記録媒体に記録する前に、前記記録フォーマットにおいて前記再生制御情報を記録すべく規定されている領域に相当する前記記録可能記録媒体上の領域である予約制御情報領域を当該記録可能記録媒体上に予約確保する確保工程と、前記記録フォーマットにおいて前記情報を記録すべく規定されている領域に相当すると共に前記予約確保された予約制御情報領域に引き続く前記記録可能記録媒体上の領域である記録領域に前記情報を記録する第1記録工程と、前記第1記録工程における前記記録領域への前記情報の記録終了後、前記予約確保された予約制御情報領域内に前記再生制御情報を記録する第2記録工程と、を備える。 【0024】よって、予め予約制御情報領域を予約確保した後に当該情報及び当該再生制御情報を記録するので、再生専用記録媒体用の記録フォーマットに確実に準拠しつつ記録可能記録媒体に情報及び再生制御情報を記録することができる。 【0025】上記の課題を解決するために、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の情報記録方法において、前記第1記録工程及び前記第2記録工程においては、前記予約制御情報領域及び前記記録領域の前記記録可能記録媒体上の位置を示す管理情報を前記記録可能記録媒体に記録するように構成される。 【0026】よって、管理情報を記録してこれを参照しつつ予約制御情報領域を予約確保することができるので、正確且つ確実に予約制御情報領域を予約確保することができる。 【0027】上記の課題を解決するために、請求項9に記載の発明は、請求項7又は8に記載の情報記録方法において、前記情報は複数の単位情報により構成されており、前記再生制御情報は前記単位情報毎に記録される単位制御情報であるように構成される。 【0028】よって、再生専用記録媒体用の記録フォーマットに確実に準拠しつつ単位情報毎に対応する単位制御情報を記録することができる。 【0029】上記の課題を解決するために、請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の情報記録方法において、前記情報を前記記録可能記録媒体に記録する前に、前記記録フォーマットにおいて前記再生専用記録媒体に記録された情報全体の再生態様を制御するための全体制御情報を記録すべく規定されている領域に相当する当該記録可能記録媒体上の領域である全体制御情報領域を当該記録可能記録媒体上に予約確保する第2確保工程と、全ての前記情報及び全ての前記単位制御情報の前記記録可能記録媒体への記録が完了した後、前記全体制御情報を前記全体制御情報領域内に記録する第3記録工程と、を更に備える。 【0030】よって、情報全体を俯瞰する全体制御情報を正確に生成して記録することができる。 【0031】上記の課題を解決するために、請求項11に記載の発明は、請求項7から10のいずれか一項に記載の情報記録方法において、前記第1記録工程においては、前記記録領域への前記情報の記録に引き続いて、前記再生制御情報と同一の予備情報である予備再生制御情報を前記記録可能記録媒体上に記録するように構成される。 【0032】よって、予備再生制御情報が本来の再生制御情報と共に記録されるので、記録された情報の再生時において、当該本来の再生制御情報の検出に何らかの障害が発生した場合にも、確実に予備再生制御情報を検出して情報の再生を続行することができる。 【0033】上記の課題を解決するために、請求項12に記載の発明は、DVD等の再生専用記録媒体用の記録フォーマットに準拠しつつ、情報と、記録後の当該情報の再生態様を制御するための再生制御情報と、をDVD−R等の記録可能記録媒体に記録する情報記録装置に含まれる記録コンピュータを、前記情報を前記記録可能記録媒体に記録する前に、前記記録フォーマットにおいて前記再生制御情報を記録すべく規定されている領域に相当する前記記録可能記録媒体上の領域である予約制御情報領域を当該記録可能記録媒体上に予約確保する確保手段、前記記録フォーマットにおいて前記情報を記録すべく規定されている領域に相当すると共に前記予約確保された予約制御情報領域に引き続く前記記録可能記録媒体上の領域である記録領域に前記情報を記録する第1記録手段、及び、前記第1記録手段として機能する前記記録コンピュータによる前記記録領域への前記情報の記録終了後、前記予約確保された予約制御情報領域内に前記再生制御情報を記録する第2記録手段、として機能させるための記録制御プログラムが前記記録コンピュータで読取可能に記録されている。 【0034】よって、予め予約制御情報領域を予約確保した後に当該情報及び当該再生制御情報を記録するように記録コンピュータが機能するので、再生専用記録媒体用の記録フォーマットに確実に準拠しつつ記録可能記録媒体に情報及び再生制御情報を記録することができる。 【0035】上記の課題を解決するために、請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の情報記録媒体において、前記第1記録手段及び前記第2記録手段として夫々機能する前記記録コンピュータを、前記予約制御情報領域及び前記記録領域の前記記録可能記録媒体上の位置を示す管理情報を前記記録可能記録媒体に記録するように更に機能させるための前記記録制御プログラムが前記記録コンピュータで読取可能に記録されている。 【0036】よって、管理情報を記録してこれを参照しつつ予約制御情報領域を予約確保することができるので、正確且つ確実に予約制御情報領域を予約確保することができる。 【0037】上記の課題を解決するために、請求項14に記載の発明は、請求項12又は13に記載の情報記録媒体において、前記情報は複数の単位情報により構成されており、前記再生制御情報は前記単位情報毎に記録される単位制御情報である前記記録制御プログラムが前記記録コンピュータで読取可能に記録されている。 【0038】よって、再生専用記録媒体用の記録フォーマットに確実に準拠しつつ単位情報毎に対応する単位制御情報を記録することができる。 【0039】上記の課題を解決するために、請求項15に記載の発明は、請求項14に記載の情報記録媒体において、前記記録コンピュータを、前記情報を前記記録可能記録媒体に記録する前に、前記記録フォーマットにおいて前記再生専用記録媒体に記録された情報全体の再生態様を制御するための全体制御情報を記録すべく規定されている領域に相当する当該記録可能記録媒体上の領域である全体制御情報領域を当該記録可能記録媒体上に予約確保する第2確保手段、及び、全ての前記情報及び全ての前記単位制御情報の前記記録可能記録媒体への記録が完了した後、前記全体制御情報を前記全体制御情報領域内に記録する第3記録手段、として更に機能させるための前記記録制御プログラムが前記記録コンピュータで読取可能に記録されている。 【0040】よって、情報全体を俯瞰する全体制御情報を正確に生成して記録することができる。 【0041】上記の課題を解決するために、請求項16に記載の発明は、請求項12から15のいずれか一項に記載の情報記録媒体において、前記第1記録手段として機能する前記記録コンピュータを、前記記録領域への前記情報の記録に引き続いて、前記再生制御情報と同一の予備情報である予備再生制御情報を前記記録可能記録媒体上に記録するように更に機能させるための前記記録制御プログラムが前記記録コンピュータで読取可能に記録されている。 【0042】よって、予備再生制御情報が本来の再生制御情報と共に記録されるように記録コンピュータが機能するので、記録された情報の再生時において、当該本来の再生制御情報の検出に何らかの障害が発生した場合にも、確実に予備再生制御情報を検出して情報の再生を続行することができる。 【0043】 【発明の実施の形態】次に、本発明に好適な実施の形態について、図面に基づいて説明する。 【0044】なお、以下に説明する実施の形態は、再生専用のDVD(対応する規格名は「JIS X6241 120mmDVD再生専用ディスク規格」である。)における映画等の情報の記録フォーマット規格であるDVDビデオ規格に則ると共に記録可能記録媒体としてのDVD−Rに対して画像等の記録情報を記録する情報記録装置について本発明を適用した場合の実施の形態である。 【0045】(I)DVDビデオ規格の実施形態始めに、具体的な実施の形態について説明する前に、実施形態の情報記録装置が記録フォーマットとして対応すべき上記DVDビデオ規格について、その概要を図1乃至図4を用いて説明する。 【0046】なお、図1及び図3は当該DVDビデオ規格における物理的記録フォーマットを示す図であり、図2は当該DVDビデオ規格におけるGOP(Group Of Picture)の構成を示す図であり、図4は当該DVDビデオ規格における論理フォーマットを示す図である。 【0047】図1に示すように、DVDビデオ規格に則って記録情報が記録されているDVD1は、その最内周部にリードインエリアLIを有すると共にその最外周部にリードアウトエリアLOを有しており、その間に、映像情報及び音声情報が、夫々にID(識別)番号を有する複数のVTS(Video Title Set)3(VTS#1乃至VTS#n)に分割されて記録されている。 【0048】ここで、VTSとは、関連する(それに含まれる音声情報及び副映像情報(映画における字幕等の副映像の情報をいう。)の数や、仕様、対応言語等の属性が同じ)タイトル(映画等の、製作者が視聴者に提示しようとする一つの作品)を一まとめにしたセット(纏まり)であり、より具体的には、例えば、一本の同じ映画について、異なる言語のセルフ等を有する複数の映画が夫々にタイトルとして記録されていたり、又は、同じ映画であっても劇場版と特別版とが夫々別のタイトルとして記録されていたりするものである。 【0049】また、VTS3が記録されている領域の直前には、ビデオマネージャ2が記録される。このビデオマネージャ2として記録される情報であるVMGI(VideoManeger Information)としては、例えば、各タイトルの名前を示すメニューや、違法コピー防止のための情報、又は夫々のタイトルにアクセスするためのアクセステーブル並びにこれらの情報のバックアップ情報等、当該DVD1に記録される映像情報及び音声情報の全体に係わる情報が含まれている。 【0050】更に、ビデオマネージャ2とリードインエリアLIとの間には、DVD1に記録されている情報全体を識別するためのボリューム情報4と、ビデオマネージャ2及び各VTS3におけるデータのファイル構造を示すファイルシステム情報5と、が記録されている。 【0051】次に、一のVTS3は、コントロールデータ11を先頭として、夫々にID番号を有する複数のVOB10に分割されて記録されている。ここで、複数のVOB10により構成されている部分をVOBセット(VOBS)という。このVOBセットは、VTS3を構成する他のデータであるコントロールデータ11と、映像情報及び音声情報の実体である複数のVOB10の部分とを区別するために当該実体部分についてVOBセットとしたものである。 【0052】VTS3の先頭に記録されるコントロールデータ11には、複数のセル(セルについては後述する。)を組み合わせた論理的区分であるプログラムチェインに関する種々の情報であるPGCI(Program Chain Information)等の情報及びそれらのバックアップ情報がVTSI(Video Title Set Information)として記録される。また、各VOB10には、制御情報の他に映像情報及び音声情報の実体部分(制御情報以外の映像又は音声そのもの)が記録される。 【0053】更に、一のVOB10は、夫々にID番号を有する複数のセル20により構成されている。ここで、一のVOB10は、複数のセル20により完結するように構成されており、一のセル20が二つのVOB10に跨がることはない。 【0054】次に、一のセル20は、夫々にID番号を有する複数のVOBユニット(VOBU)30により構成されている。ここで、VOBユニット30とは、映像情報、音声情報及び副映像情報の夫々を含む単位情報である。 【0055】そして、一のVOBユニット30は、VOBユニット30に含まれているデータ等を制御対象とする制御情報が格納されているナビゲーションパック(以下、単にナビパックと称する。)41と、映像情報としてのビデオデータ42と、音声情報としてのオーディオデータ43と、副映像情報としてのサブピクチャデータ44とにより構成されている。ここで、ビデオデータ42としては映像データのみが記録され、オーディオデータ43としては音声データのみが記録される。また、サブピクチャデータ44としては副映像としての文字や図形等のグラフィックデータのみが記録される。なお、DVD1に記録可能な音声は8種類であり、記録可能な副映像の種類は32種類であることが規格上定められている。 【0056】また、一のVOBユニット30に対応する再生時間(一のナビパック41と当該一のナビパック41に隣接するナビパック41との間に記録されているデータに対応する再生時間)は、0.4秒以上1秒以下の長さを有するように記録される。従って、ナビパック41は、再生時、0.4秒乃至1秒に1回は必ず検出されることとなる。 【0057】更に、一のVOBユニット30において、ナビパック41は必ずその先頭に存在するが、ビデオデータ42、オーディオデータ43及びサブピクチャデータ44の夫々は、必ずしもVOBユニット30中に存在する必要はなく、また、存在する場合にもその数や順序は任意に設定することができる。 【0058】ここで、図1に示すビデオデータ42、オーディオデータ43及びサブピクチャデータ44の夫々の区分を一般にパックPという。 【0059】すなわち、一のVOBユニット30においては、ビデオデータ42、オーディオデータ43及びサブピクチャデータ44が、夫々パックPに分割されて記録されていることとなり、ビデオデータ42が記録されているパックPをビデオパック、オーディオデータ43が記録されているパックPをオーディオパック、サブピクチャデータ44が記録されているパックPをサブピクチャパックという。更に、各パックPの先頭に記録されるパックヘッダには、夫々のパックPに含まれているデータを、DVD1に記録されている情報を再生する情報再生装置におけるトラックバッファから読み出して夫々のバッファへの入力を開始すべき再生時間軸上の読み出し開始時刻を示すSCR(System Clock Reference)と呼ばれる読み出し開始時刻情報が記録される。また、上記各パックPについては、通常、当該パックPを更に細分化した記録単位であるパケット毎にビデオデータ42、オーディオデータ43又はサブピクチャデータ44が記録されるが、本実施の形態におけるDVD1では、一般に一のパックPが一のパケットにより構成されている。 【0060】最後に、ナビパック41は、再生表示させたい映像又は音声等を検索するための検索情報(具体的には、当該再生表示させたい映像又は音声等が記録されているDVD1上のアドレス等)であるDSIデータ51と、DSIデータ51に基づいて検索してきた映像又は音声を表示する際の再生表示制御に関する情報であるPCIデータ50とにより構成される。このとき、DSIデータ51及びPCIデータ50は、夫々パケットPTとしてのDSIパケット及びPCIパケットを構成して記録されることとなる。 【0061】更に、一のVOBユニット30に含まれている全てのビデオデータ42は一又は複数のGOP(Group Of Picture)により構成されている。 【0062】このDSIデータ51及びPCIデータ50については、後ほど詳述する。 【0063】また、PCIデータ50には、視聴者によって選択される選択項目に対して、その項目が選択されたときの表示や動作を定義したハイライト情報が含まれている。このハイライト情報によって、例えば、視聴者が選択すべき項目を表示した画像(いわゆるメニュー画面)における、項目選択に対する画面表示の変化や、当該選択に対応して変化すべき表示位置及び選択された項目に対するコマンド(選択された項目に対して実行される動作を示す命令)等の設定が行われる。 【0064】ここで、メニュー画面を構成して表示するために必要な、枠、選択ボタン等を表示するための画像情報は、上記の副映像情報であるサブピクチャデータ44として記録されている。 【0065】更に、上記GOPは、本実施の形態におけるDVD1に映像情報を記録する際に採用されている画像圧縮方式であるMPEG(Moving Picture Expert Group)2方式の規格において定められている単独で再生可能な最小の画像単位であり、各GOPの先頭には、当該GOPに含まれるビデオデータ42を表示すべき再生時間軸上の再生時刻を示すPTS(Presentation Time Stamp)と呼ばれる再生表示時刻情報が記録される。 【0066】ここで、MPEG2方式についてその概要を説明すると、一般に、連続したフレーム画像において、一枚のフレーム画像の前後にあるフレーム画像は、互いに類似し相互関係を有している場合が多い。MPEG2方式はこの点に着目し、数フレームを隔てて転送される複数のフレーム画像に基づき、当該複数のフレーム画像の間に存在する別のフレーム画像を、原画像の動きベクトル等に基づく補間演算にて生成する方式である。この場合、当該別のフレーム画像を記録する場合には、複数のフレーム画像との間における差分及び動きベクトルに関する情報を記録するだけで、再生時には、それらを参照して上記複数のフレーム画像から予測して当該別のフレーム画像を再生することが可能となる。これにより、画像の圧縮記録が可能となるのである。 【0067】更に、上記GOPについて図2を用いてその概要を説明する。なお図2は、一のGOPを構成する複数のフレーム画像の例を示している。図2では、一のGOP52が12枚のフレーム画像から構成されている場合(MPEG2方式では、一のGOP52に含まれるフレーム画像数は一定ではない。)を示しているが、この内、符号「I」で示されるフレーム画像は、Iピクチャ(Intra-coded picture :イントラ符号化画像)と呼ばれ、自らの画像のみで完全なフレーム画像を再生することができるフレーム画像をいう。また、符号「P」で示されるフレーム画像は、Pピクチャ(Predictive-coded picture:前方予測符号化画像)と呼ばれ、既に復号化されたIピクチャ又は他のPピクチャに基づいて補償再生された予測画像との差を復号化する等して生成する予測画像である。また、符号「B」で示されるフレーム画像は、Bピクチャ(Bidirectionally predictive-coded picture:両方向予測符号化画像)といい、既に復号化されたIピクチャ又はPピクチャのみでなく、光ディスク等に記録されている時間的に未来のIピクチャ又はPピクチャをも予測に用いて再生される予測画像をいう。ここで、図2においては、各ピクチャ間の予測関係(補間関係)を矢印で示している。 【0068】なお、実施形態に係るDVD1で用いられている一般のMPEG2方式においては、夫々のGOP52に含まれるデータ量が一定でない可変レート方式を採用している。すなわち、一のGOP52に含まれる各ピクチャが、動きの速い動画に対応しており、各ピクチャ間の相関関係が小さい場合には、各ピクチャを構成するためのデータ量が多くなり、従って、一のGOP52に含まれるデータ量も多くなる。一方、一のGOP52に含まれる各ピクチャが、あまり動きのない動画に対応しており、各ピクチャ間の相関関係が大きい場合には、各ピクチャを構成するためのデータ量も少なくなり、一のGOP52に含まれるデータ量も少なくなることとなる。 【0069】以上説明した図1に示す階層構造の記録フォーマットにおいて、夫々の区分は、製作者がその意図に応じて自在に区分設定をして記録させるものである。これらの区分毎に後述の論理構造に基づいて再生することにより、変化に富んだ種々の再生が可能となるのである。 【0070】次に、上記DSIデータ51及びPCIデータ50の物理的なデータ構造について、図3を用いて説明する。 【0071】先ず、PCIデータ50は、図3に示すように、PCIデータ50本体としての一般情報55と、その他の情報である他情報56と、により構成されている。 【0072】更に、一般情報55は、上記ナビパック41のVOB10の先頭からの相対的な記録アドレス情報であるナビパック相対位置情報70と、そのナビパック41が含まれているVOBユニット30の再生時間軸上における再生開始時刻を示すVOBU再生開始時刻情報71と、当該VOBユニット30の再生時間軸上における再生終了時刻を示すVOBU再生終了時刻情報72と、その他の情報である他情報73と、により構成されている。 【0073】次に、DSIデータ51は、DSIデータ51本体としての一般情報75と、当該ナビパック41が属するVOB10に関する情報であるVOB情報76と、そのナビパック41が属しているVOBユニット30の前後に再生されるべき他のVOBユニット30のDVD1上の記録位置を示すVOBUサーチ情報77と、その他の情報である他情報78と、により構成されている。 【0074】そして、一般情報75は、上記ナビパック相対位置情報70と同様のナビパック相対位置情報85と、そのナビパック41が属しているVOBユニット30を識別するためのVOBU識別番号86と、その他の情報である他情報87と、により構成されている。 【0075】更に、VOB情報76は、そのナビパック41を含むVOBユニット30が属するVOB10の再生時間軸上における再生開始時刻を示すVOB再生開始時刻情報80と、当該VOB10の再生時間軸上における再生終了時刻を示すVOB再生終了時刻情報81と、その他の情報である他情報82と、により構成されている。 【0076】更にまた、VOBUサーチ情報77としては、当該ナビパック41が属しているVOBユニット30の次のVOBユニット30及び一つ前のVOBユニット30のDVD1上の記録位置を示す位置情報及び当該VOBユニット30の開始時刻から120秒後乃至120秒前の範囲で再生されるべき他のVOBユニット30のDVD1上の記録位置を示す位置情報が図3に示すように一覧表として含まれている。 【0077】次に、図1又は図3に示す物理的な区分により記録された情報を組み合わせた論理フォーマット(論理構造)について図4を用いて説明する。なお、図4に示す論理構造は、その構造で実際にDVD1上に情報が記録されているのではなく、図4に示す論理構造で図1に示す各データ(特にセル20)を組み合わせて再生するための情報(アクセス情報又は時間情報等)がDVD1上の、特にコントロールデータ11の中に記録されているものである。 【0078】説明の明確化のために、図4の下位の階層から説明していくと、上記図1において説明した物理構造のうち、複数のセル20を選択して組み合わせることにより、一のプログラム60が製作者の意図に基づいて論理上構成される。このプログラム60は、上記情報再生装置におけるシステムコントローラが区分を識別してコマンドによってアクセスできる最小の論理的単位でもある。なお、このプログラム60を一又は複数個纏めたものを視聴者が自由に選択して視聴することができる最小単位として製作者が定義することもでき、この単位をPTT(Partof Title)という。 【0079】また、一のプログラム60が複数のセル20を選択して論理的に構成されることから、複数のプログラム60で一のセル20を用いる、すなわち、一のセル20を異なった複数のプログラム60において再生させる、いわゆるセル20の使い回しを製作者が行うことも可能となっている。 【0080】ここで、一のセル20の番号については、当該セル20を図1に示す物理フォーマットにおいて取り扱う際にはセルID番号として扱われ(図1中、セルID#と示す。)、図4に示す論理フォーマットにおいて取り扱う際には、後述のPGCI中の記述順にセル番号として扱われる。 【0081】次に、複数のプログラム60を組み合わせて一のPGC(Program Chain)61が製作者の意図に基づいて論理上構成される。このPGC61の単位で、前述したPGCIが定義され、当該PGCIには、夫々のプログラム60を再生する際の各プログラム60毎のセル20の再生順序(この再生順序により、プログラム60毎に固有のプログラム番号が割当てられる。)、夫々のセル20のDVD1上の記録位置であるアドレス、一のプログラム60における再生すべき先頭セル20の番号、各プログラム60の再生方式(本実施形態のDVD1に情報を記録する際には、再生時において、通常再生、ランダム再生(乱数によるランダム再生であり、同じプログラム60が複数回再生されることがある。)又はシャッフル再生(ランダム再生と同様の乱数によるランダム再生であるが、同じプログラム60は一度しか再生されず、同じプログラム60が複数回再生されることはない。)のうち、いずれか一つの再生方法をPGC61毎に製作者が選択して再生させるようにすることができる。)及び各種コマンド(PGC61又はセル20毎に製作者が指定可能なコマンド)が含まれている。 【0082】なお、PGCIのDVD1上の記録位置は、上述の通りコントロールデータ11(図1参照)内であるが、当該PGCIがビデオマネージャ2内のメニューに関するPGCIである場合には、当該PGCIの記録位置は、ビデオマネージャ2に含まれるコントロールデータ(図示を省略する。)内である。 【0083】また、一のPGC61には、上記PGCIの他に、実体的な映像及び音声等のデータが、プログラム60の組み合わせとして(換言すれば、セル20の組み合わせとして)含まれることとなる。 【0084】更に、一のPGC61においては、上記のプログラム60における説明において示したセル20の使い回し(すなわち、異なるPGC61により同一のセル20を用いること。)も可能である。また、使用するセル20については、DVD1に記憶されている順番にセル20を再生する方法(連続配置セルの再生)の他に、DVD1に記憶されている順序に関係なく再生する(例えば、後に記録されているセル20を先に再生する等)方法(非連続配置セルの再生)を製作者が選択することができる。 【0085】次に、一又は複数のPGC61により、一のタイトル62が論理上構成される。このタイトル62は、例えば、映画一本に相当する単位であり、製作者がDVD1の視聴者に対して提供したい完結した情報である。 【0086】そして、一又は複数のタイトル62により、一のVTS63が論理上構成される。このVTS63に含まれるタイトル62は、夫々に共通の属性を有するものであり、例えば、一本の同じ映画に対して違う言語の映画が夫々のタイトル62に相当することとなる。また、図4に示す一のVTS63に相当する情報は、図1に示す一のVTS3に含まれている情報に対応している。すなわち、DVD1には、図4に示すVTS63内に論理上含まれる全ての情報が一のVTS3として記録されていることとなる。 【0087】以上説明した論理フォーマットに基づいて、物理構造において区分された情報を製作者が指定することにより、視聴者が見るべきタイトル(映画等)が形成されるのである。 【0088】(II)DVD−Rの実施形態次に、実施形態の情報記録装置により記録情報が記録されるDVD−Rについて、図5を用いて説明する。 【0089】なお、図5は実施形態に係るDVD−Rの平面外観図及び物理的記録フォーマットを示す図である。 【0090】実施形態のDVD−Rは、例えば色素膜を記録膜とする一回のみ記録が可能な光ディスクであり、その平面外観上は、情報再生装置又は情報記録装置においてDVD−Rを回転させるためのスピンドルモータに当該DVD−Rを固定するためのセンターホールCHをその中央に有し、その内側から、内周側において記録情報の記録ができない非記録領域110と、記録情報の記録が可能な記録可能領域PAと、外周側において記録情報の記録ができない終端領域EAと、を有している。 【0091】更に、記録可能領域PAは、記録情報の記録に用いられる光ビームの強度を設定するためのテスト情報が記録されるビーム強度テスト領域111と、当該設定された光ビーム強度のデータや記録の過程において後述する管理データが記録される管理データ領域112と、記録された記録情報の再生を開始する際に読み出される開始情報等が記録情報の記録過程において記録されるリードインエリアLIAと、記録情報におけるファイル構造を示す情報であるファイルシステム情報が記録されるファイルシステム情報領域FSと、実際に記録情報が記録されるデータ領域DAと、記録された記録情報の再生を終了する際に読み出される終了情報等が記録情報の記録過程において記録されるリードアウトエリアLOAと、により構成されている。 【0092】また、管理データ領域112は、DVD−R1R自体を他のDVD−Rから識別するための識別情報が記録されている識別情報領域115と、後述する記録情報の記録の過程において必要な後述する管理データが、それが更新される度に記録されていく第1管理データ領域116-1乃至第n管理データ領域116-nと、により構成されている。なお、上記nの最大値は「699」である。 【0093】更に、一の管理データ領域116には、隣接する管理データ領域との接続に関する情報が記録されるリンキング領域LAと、後述するように各管理データ領域116の一部を構成する情報が夫々に記録される十四個の第1管理データ小領域MD1乃至第14管理データ小領域MD14と、により構成されている。 【0094】(III)情報記録再生装置の実施形態次に、上述したDVDビデオ規格に則って記録情報を実時間に沿ってDVD−R1R又はDVD−RWに記録すると共に、当該記録された情報をDVD−R1R又はDVD−RWから再生するための実施形態に係る情報記録再生装置について、図6乃至図9を用いて説明する。 【0095】なお、図6は実施形態に係る情報記録再生装置の概要構成を示すブロック図であり、図7は実施形態に係る情報記録処理を示すフローチャートであり、図8は実施形態の情報記録処理の過程におけるDVD−R1Rの変化を示す図であり、図9は実施形態の情報記録処理の過程において記録される上記管理データの変遷を示す図である。 【0096】図6に示すように、実施形態に係る情報記録再生装置Sは、第1記録手段、第2記録手段及び第3記録手段としてのピックアップ120と、変調部121と、フォーマッタ122と、ビデオエンコーダ123と、オーディオエンコーダ124と、確保手段及び第2確保手段としてのシステムコントローラ125と、メモリ127と、復調部128と、ビデオデコーダ129と、オーディオデコーダ130と、サーボIC(Integrated Circuit)131と、スピンドルモータ132と、操作部133と、マルチプレクサ134と、デマルチプレクサ135と、により構成されている。また、システムコントローラ125は上記したナビパック41等を生成するナビゲーション情報生成器126を備えている。 【0097】次に、各部の概要動作を説明する。 【0098】先ず、スピンドルモータ132は、サーボIC131からのスピンドル制御信号Sssに基づいて、装填されているDVD−R1Rを予め設定された回転数で回転させる。 【0099】一方、DVD−R1Rのデータ領域DAに記録すべき記録情報としてのビデオ情報Svは、外部から入力された後、ビデオエンコーダ123に入力される。 【0100】そして、ビデオエンコーダ123は、システムコントローラ125からの制御信号Scvに基づき、ビデオ情報Svに対して予め設定された固定符号化レートによる符号化処理(具体的には、例えば上記MPEG2方式の圧縮符号化処理であり、一のVOBユニット30の再生時間が0.5秒(すなわち、いわゆるNTSC(National Television System Committee)方式における15個のビデオフレームの再生時間に相当する時間)となる符号化レートによる符号化処理)を施し、符号化ビデオ信号Sevを生成してマルチプレクサ134へ出力する。 【0101】他方、DVD−R1Rのデータ領域DAに記録すべき記録情報としてのオーディオ情報Saは、外部から入力された後、オーディオエンコーダ124に入力される。 【0102】そして、オーディオエンコーダ124は、システムコントローラ125からの制御信号Scaに基づき、オーディオ情報Saに対して予め設定された固定符号化レートによる符号化処理(具体的には、例えば上記MPEG2方式の圧縮符号化処理であり、ビデオ情報Svの場合と同様に、一のVOBユニット30の再生時間が0.5秒となる符号化レートによる符号化処理)を施し、符号化オーディオ信号Seaを生成してマルチプレクサ134へ出力する。 【0103】これらにより、マルチプレクサ134は、符号化ビデオ信号Sevに含まれている画像情報と音声情報とを予め設定された処理により重畳し(マルチプレクスし)、重畳信号Smxを生成してフォーマッタ122へ出力する。 【0104】このとき、マルチプレクサ134は、上記符号化オーディオ信号Seaについては、これらはそのまま通過させて重畳信号Smxとする。 【0105】次に、フォーマッタ122は、システムコントローラ125からの制御信号Scfに基づき、後述するナビゲーション情報生成器126からのナビゲーション情報信号Sndと上記重畳信号Smxとを図1又は図3に示した物理フォーマットの形式となるように組み合わせ、フォーマット信号Smtを生成して変調部121へ出力する。 【0106】このとき、重畳信号Smxとしてフォーマッタ122に入力される各記録情報は、ナビゲーション情報生成器126における上記ナビゲーション情報の生成に供されるべく、予め設定されているタイミングで記録情報信号Sfmとしてシステムコントローラ125へ出力される。 【0107】そして、変調部121は、当該フォーマット信号Smtに対して予め設定された変調処理(具体的には、例えばいわゆる8−16変調処理)を施し、変調信号Sfeを生成してピックアップ120に出力する。 【0108】これにより、ピックアップ120は、当該変調信号Sfeにより強度変調された光ビームBを生成し、これをDVD−R1Rの図示しない情報記録面内の情報トラックに照射することで当該変調信号Sfeに含まれている上記ナビゲーション情報及び各記録情報に対応するピットを当該情報トラック上に形成し、当該ナビゲーション情報及び各記録情報を図1及び図3に示す物理フォーマットの形式でDVD−R1R上に記録する。 【0109】このとき、光ビームBの集光位置と上記情報トラックとの上記情報記録面に垂直な方向及び水平な方向のずれは、サーボIC131から出力されるピックアップサーボ信号Sspに基づいて当該ピックアップ120内の図示しない対物レンズ(光ビームBを集光するための対物レンズ)が上記垂直な方向及び水平な方向に移動される(すなわち、いわゆるフォーカスサーボ制御及びトラッキングサーボ制御が実行される)ことにより解消される。 【0110】このため、サーボIC131は、システムコントローラ125からの制御信号Sscに基づいて、上記スピンドル制御信号Sss及びピックアップサーボ信号Sspを生成し、夫々スピンドルモータ132及びピックアップ120へ出力する。 【0111】一方、ピックアップ120は、DVD−R1Rに既に記録されている記録情報等を再生する場合には、一定強度の再生用の光ビームBを生成して上記ピットが形成されている情報トラックに照射し、その反射光に基づいて当該記録情報等に対応する検出信号Sppを生成し、復調部128へ出力する。 【0112】これにより、復調部128は、検出信号Sppに対して上記変調部121における変調処理に対応する復調処理を施し、復調信号Spdを生成してデマルチプレクサデ135へ出力する。 【0113】そして、デマルチプレクサ135は、復調信号Spdがビデオ情報を含むときは当該ビデオ情報に含まれる画像情報と音声情報とを分離し、分離信号Sdmxを生成してビデオデコーダ129へ出力する。 【0114】一方、復調信号Spdがオーディオ情報のみを含むときは、デマルチプレクサ135は、当該復調信号Spdをそのまま通過させオーディオデコーダ130へ出力する。 【0115】次に、ビデオデコーダ126は、システムコントローラ125からの制御信号Scdvに基づき、分離信号Sdmxに対して上記ビデオエンコーダ123における固定符号化レートの符号化処理に対応する復号処理を施し、復号ビデオ信号Sdvを生成して外部の図示しないモニタ等に出力する。 【0116】更に、オーディオデコーダ130は、システムコントローラ125からの制御信号Scdaに基づき、オーディオ情報を含む復調信号Spdに対して上記オーディオエンコーダ124における固定符号化レートの符号化処理に対応する復号処理を施し、復号オーディオ信号Sdaを生成して外部の図示しないアンプ等に出力する。 【0117】他方、操作部133は、情報記録再生装置Sにおける記録処理又は再生処理を実行するための操作が使用者により実行されたとき、当該操作に対応する操作信号Sinを生成してシステムコントローラ125へ出力する。 【0118】更に、ナビゲーション情報生成器126は、操作信号Sin及び記録情報信号Sfmに基づくシステムコントローラ125の制御に基づいて、後述する記録処理時にDVD−R1Rに記録すべき上記各ナビゲーション情報を含む上記ナビゲーション情報信号Sndを生成し、フォーマッタ122の一方の入力端子へ出力する。 【0119】これにより、上記フォーマッタ122により重畳信号Smx中の記録情報とナビゲーション情報信号Snd中のナビゲーション情報とが重畳され、図1及び図3に示す物理フォーマットを有する記録情報を含む上記フォーマット信号Smtが生成されることとなる。 【0120】これらの動作と並行して、システムコントローラ125は、メモリ127との間でメモリ信号Smとして必要な情報の授受を行いつつ、上記各動作を制御するための各制御信号Scv、Sca、Scf、Ssc、Scdv及びScdaを生成して夫々に対応する構成部材へ出力する。 【0121】次に、情報記録再生装置Sにおいてシステムコントローラ125を中心として実行される実施形態に係る情報記録処理について、図6乃至図9を用いて説明する。 【0122】なお、以下の説明では、図8(a)に示すように二つのVTS3が記録されている再生専用のDVD1と同じ記録フォーマットとなるように実時間に沿ってDVD−R1Rに対して記録情報を記録する場合について説明する。 【0123】実施形態の情報記録処理においては、図7に示すように、始めに、情報記録装置Sに装填されている光ディスクの種類が公知の手法により判別される(ステップS1)。 【0124】そして、当該判別された種類が複数回の書き換えが可能なDVD−RWである場合には(ステップS1;RW)、当該DVD−RWに対して上述したビデオレコーディング規格に基づく記録処理を実行し(ステップS20)、処理を終了する。 【0125】一方、ステップS1の判定において、装填されている光ディスクがDVD−R1Rであるときは(ステップS1;R)、次に、図8(b)左から一番目に示すように、DVDビデオ規格におけるボリューム情報4、ファイルシステム情報5、ビデオマネージャ2を構成する上記VMGI2A、メニュー用VOBS(必要なメニューを表示するための画像情報又は音声情報の集合としてのVOBS)2B及びバックアップVMGI2Cに相当する情報を記録するための領域である第1記録ゾーン98をDVD−R1R上の当該DVDビデオ規格に相当する領域として予約確保する(ステップS2)。 【0126】第1記録ゾーン98の予約確保が終了すると、次に、図8(b)左に示すように、DVDビデオ規格における第1のVTS3に対応するVTSIである第1VTSI90Aに相当する情報を記録するための領域である第2記録ゾーン99をDVD−R1R上の当該DVDビデオ規格に相当する領域に予約確保する(ステップS3)。 【0127】この結果、第2記録ゾーン99以降の残りの記録可能領域PAが、未確定の第3記録ゾーン100となる。 【0128】第1記録ゾーン98及び第2記録ゾーン99の予約確保が完了すると、次に、第1のVTS3として記録すべきVOB10の番号を示すパラメータをシステムコントローラ125上で初期化し(ステップS4)、更に、当該VOB10に含ませるべきナビパック相対位置情報もシステムコントローラ125上で初期化する(ステップS5)。 【0129】各初期化が終了すると、次に、管理データ領域112内の第1管理データ領域116-1内の第4管理データ小領域MD4内に図9に示す第1管理データM1を記録し、これにより第1記録ゾーン98及び第2記録ゾーン99が予約されていることを記録する(ステップS6)。このとき、当該第1管理データM1においては、第1記録ゾーン98の先頭アドレスである「0h(hは16進数を示す。以下、同様)」、第2記録ゾーン99の先頭アドレスである「600h」及び未確定の第3記録ゾーン100の先頭アドレスである「630h」が夫々対応する領域内に記録される。なお、現時点では、第1記録ゾーン98、第2記録ゾーン99及び未確定の第3記録ゾーン100の最終記録位置は未確定であるので、それに対応する領域は全てゼロデータとされている。 【0130】第1管理データM1の記録が完了すると、次に、ステップS6の処理として、更に第1のVTS3としての最初のナビパック41をナビゲーション情報生成器126において生成して未確定の第3記録ゾーン100に記録する。このとき、実施形態の符号化処理においては、一のVOBユニット30の再生時間が常に0.5秒となるように固定符号化レートにより符号化処理が為されるので、結果として各VOBユニット30の記録位置も固定化されることとなり、これにより記録情報の実体部分を記録する前にナビパック41を先に生成して記録しておくことができるのである。 【0131】最初のナビパック41の記録が終了すると、次に、実際の記録情報の上記固定符号化レートによる符号化を行い、当該符号化された情報を最初のナビパック41に引き続いて未確定の第3記録ゾーン100に記録する(ステップS7)。 【0132】そして、一のVOBユニット30に相当する記録情報の符号化処理及び記録処理が完了したか否かが確認され(ステップS8)、完了していないときは(ステップS8;NO)引き続き符号化処理及び記録処理を継続し、一方、一のVOBユニット30に相当する記録情報の符号化処理及び記録処理が完了したときは(ステップS8;YES)、それまでのナビパック相対位置情報の値に一のVOBユニット30のデータ量に相当する値を加算し、当該ナビパック相対位置情報の値をその直後に後続するナビパック相対位置情報の値にシステムコントローラ125上で変更し(ステップS9)、更に、60個分のVOBユニット30を記録し終わったか否かが確認される(ステップS10)。 【0133】そして、60個分のVOBユニット30の記録が終了していないときは(ステップS10;NO)、次のVOBユニット30を記録するためにステップS6に戻り、一方、当該記録が終了しているときは(ステップS10;YES)、VOB10の識別番号を更新する(ステップS11)。 【0134】以上の処理が終了した時点では、再生時間が全て0.5秒であるVOBユニット30を60個だけ含む(すなわち、その再生時間が30秒である)VOB10が未確定の第3記録ゾーン100内に形成されている。 【0135】次に、ステップS11終了後、上述した記録処理の間にDVD−R1Rに対する記録処理を停止することを示す操作が行われたか否かが確認され(ステップS12)、当該操作が行われていないときは(ステップS12;NO)、上述したステップS5に戻って上述したステップS5乃至S11の処理を実行する。 【0136】一方、記録処理を停止することを示す操作が行われかときは(ステップS12;YES)、次に未確定の第3記録ゾーン100及び第2記録ゾーン99の確定処理を実行する(ステップS13、S14)。 【0137】このステップS13においては、ステップS11に引き続いて図8(b)左から二番目に示すバックアップ第1VTSI90Cの記録を行い、その後、管理データ領域112内の第2管理データ領域116-2内の第4管理データ小領域MD4内に図9に示す第2管理データM2を記録し、更に上記第1管理データM1を無効とし、これにより未確定の第3記録ゾーン100に対する最初の記録処理(第1のVTS3の記録処理)が完了したことを記録する。より具体的には、当該第2管理データM2においては、第1記録ゾーン98の先頭アドレスである「0h」、第2記録ゾーン99の先頭アドレスである「600h」、第3記録ゾーン100の先頭アドレスである「630h」が夫々対応する領域内に記録されると共に、バックアップ第1VTSI90Cの最終アドレスである「659+s1h(「s1」は第1VOBS90Bにより占められるアドレス領域の大きさ)」と、新たな未確定の第4記録ゾーン100Aの先頭アドレスである「660+s1h」が夫々対応する領域内に記録される。なお、ステップS13が終了した時点では、第1記録ゾーン98、第2記録ゾーン99及び新たな未確定の第4記録ゾーン100Aの最終記録位置は未確定であるので、それに対応する領域は全てゼロデータとされている。 【0138】そして、ステップS13においては、第2記録ゾーン99に戻って本来の第1VTSI90A(上記バックアップ第1VTSI90Cと同一の内容を有する。)の記録を行い、その後、管理データ領域112内の第3管理データ領域116-3内の第4管理データ小領域MD4内に図9に示す第3管理データM3を記録し、上記第2管理データM2を無効にし、これにより第2記録ゾーン99に対する記録処理(第1VTSI90Aの記録処理)が完了したことを記録する。より具体的には、当該第3管理データM3においては、第1記録ゾーン98の先頭アドレスである「0h」、第2記録ゾーン99の先頭アドレスである「600h」、第3記録ゾーン100の先頭アドレスである「630h」が夫々対応する領域内に記録されると共に、バックアップ第1VTSI90Cの最終アドレスである「659+s1h」と、第4記録ゾーン100Aの先頭アドレスである「660+s1h」と、第2記録ゾーン99(第1VTSI90Aが記録完了している。)の最終アドレス「629h」が夫々対応する領域内に記録される。なお、ステップS14が終了した時点では、第1記録ゾーン98、第4記録ゾーン100Aの最終記録位置は未確定であるので、それに対応する領域は全てゼロデータとされている。 【0139】ステップS14の処理が終了すると、次に、DVD−R1Rに対する新たな記録処理を開始するか否かが確認され(ステップS15)、実施形態では更に第2のVTS3を記録するので(ステップS15;YES)、次にVTSの番号を「2」に更新し(ステップS17)、上記ステップS3に戻って当該第2のVTS3に対して上記したステップS3乃至S14の処理を実行する。 【0140】この第2のVTS3に対する一連の処理においては、先ず、図8(b)左から三番目に示すように、DVDビデオ規格における第2のVTS3に対応するVTSIである第2VTSI91Aに相当する情報を記録するための領域(記録ゾーン)を、未確定の第4記録ゾーン100A上の当該DVDビデオ規格に相当する領域に予約確保し、当該予約確保した領域を新たな第4記録ゾーン101とする(ステップS3。なお、説明の簡略化のために、当該図7においては第4記録ゾーン101の予約確保処理を「第2記録ゾーン予約」と示している。)。 【0141】この結果、新たな第4記録ゾーン101以降の残りの記録可能領域PAが、未確定の第5記録ゾーン100Bとなる。 【0142】そして、第4記録ゾーン101の予約確保が完了すると、その後に上記ステップS4乃至S13を実行し、未確定の第5記録ゾーン100B及び当該第4記録ゾーン101に第2VOBS91B、バックアップ第2VTSI91C及び第2VTSI91Aをこの順番で記録する。 【0143】なお、未確定の第5記録ゾーン100Bへのナビパック41の記録に先立ち、管理データ領域112内の第4管理データ領域116-4内の第4管理データ小領域MD4内に図9に示す第4管理データM4を記録し、上記第3管理データM3を無効にし、これにより第4記録ゾーン101が予約されていることを記録する。このとき、当該第4管理データM4においては、第1記録ゾーン98の先頭アドレスである「0h」、元の第2記録ゾーン99(第1VTSI90A)の先頭アドレスである「600h」、元の第3記録ゾーン100(第1VOBS90B及びバックアップ第1VTSI90C)の先頭アドレスである「630h」、バックアップ第1VTSI90Cの最終アドレスである「659+s1h」、新たな第4記録ゾーン101の先頭アドレスである「660+s1h」と、新たな未確定の第5記録ゾーン100Bの先頭アドレス「690+s1h」が夫々対応する領域内に記録される。なお、二回目のステップS5が終了した時点では、第1記録ゾーン98、第4記録ゾーン101及び新たな未確定の第5記録ゾーン100Bの最終記録位置は未確定であるので、それに対応する領域は全てゼロデータとされている。 【0144】更に、第2VTSI91Aの記録終了後、管理データ領域112内の第5管理データ領域116-5内の第4管理データ小領域MD4内に各記録領域の記録位置情報を示す図示しない第5管理データを記録する。 【0145】この時点では、図8(b)右から二番目に示すように、上記第2VOBS91B、バックアップ第2VTSI91C及び第2VTSI91Aが夫々に対応する領域に記録されていることとなる。 【0146】そして、再度上記ステップS15の判定が為され、新たな記録処理が開始されない場合には(ステップS15;NO)、次に、終了処理(いわゆるファイナライズ処理)を実行するか否かが再度確認され(ステップS16)、終了処理を実行しないときは(ステップS16;NO)ステップS15に戻り、一方、終了処理を実行するときは(ステップS16;YES)、次に、ステップS2において予約確保しておいた上記第1記録ゾーン98に対して、DVD1(DVDビデオ規格)におけるボリューム情報4、ファイルシステム情報5、ビデオマネージャ2を構成する上記VMGI2A、メニュー用VOBS2B及びバックアップVMGI2Cに相当する情報を記録し、その後、管理データ領域112内の第6管理データ116-6内の第4管理データ小領域MD4内に各記録領域の位置を示す図示しない第6管理データを記録して当該第1記録ゾーン98をクローズ処理し(ステップS18)、リードインエリアLIA内に記録されるべき上記開始情報及びリードアウトエリアLOA内に記録されるべき上記終了情報を記録して(ステップS19)、全ての記録処理を完了する。 【0147】このステップS18までの処理が完了して始めて、図8(b)右から一番目に示すようにDVDビデオ規格に則った記録フォーマットによるDVD−R1Rに対する実時間に沿った記録情報の記録処理が完了することとなり、これにより、DVDビデオ規格に則った再生専用のDVD上の記録情報を再生する情報再生装置を用いて、DVD−R1R上に記録されている記録情報を再生することが可能となる。なお、第1記録ゾーン98内へのボリューム情報4及びファイルシステム情報5等の記録が完了しないと、上記情報再生装置での再生は実行できない。 【0148】以上説明したように、実施形態の情報記録再生装置Sにおける情報記録処理によれば、予め第2記録ゾーン99及び第4記録ゾーン101を予約確保した後に当該記録情報及び各VTSIを記録するので、DVDビデオ規格に確実に準拠しつつDVD−R1Rに記録情報及び各VTSIを記録することができる。 【0149】また、管理データMを記録してこれを参照しつつ各記録ゾーンを予約確保することができるので、正確且つ確実に各記録ゾーンを予約確保することができる。 【0150】更に、記録情報が複数のVTSにより構成されているので、DVDビデオ規格に確実に準拠しつつVTS毎に対応するVTSIを記録することができる。 【0151】更にまた、全ての記録情報及び全てのVTSIのDVD−R1Rへの記録が完了した後にVMGI2Aを第1記録ゾーン98内に記録するので、記録情報全体を俯瞰するVMGI2Aを正確に生成して記録することができる。 【0152】また、各バックアップVTSIが本来の各VTSIと共に記録されるので、記録情報の再生時において、当該本来のVTSIの検出に何らかの障害が発生した場合にも、確実にバックアップVTSIを検出して情報の再生を続行することができる。 【0153】なお、上記した実施形態においては、一回のみ記録が可能なDVD−R1Rを記録可能記録媒体として用いる場合について説明したが、これ以外に、複数回の記録が可能な上記DVD−RWを記録可能記録媒体として用いて上述した手順により記録情報を記録しても良い。 【0154】更に、図7に示したフローチャートに対応するプログラムを情報記録媒体としてのフレキシブルディスク又はハードディスク等に記録しておき、これをパーソナルコンピュータ等を用いて読み出して実行することにより、当該パーソナルコンピュータ等を上記システムコントローラ125として動作させることもできる。 【0155】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、予め予約制御情報領域を予約確保した後に当該情報及び当該再生制御情報を記録するので、再生専用記録媒体用の記録フォーマットに確実に準拠しつつ記録可能記録媒体に情報及び再生制御情報を記録することができる。 【0156】従って、現在一般化しつつある再生専用記録媒体を用いる情報再生装置においても再生可能なように、記録可能記録媒体に対して情報を記録することができる。 【0157】請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、管理情報を記録してこれを参照しつつ予約制御情報領域を予約確保することができるので、正確且つ確実に予約制御情報領域を予約確保することができる。 【0158】請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の効果に加えて、情報が複数の単位情報により構成されており、再生制御情報が単位情報毎に記録される単位制御情報であるので、再生専用記録媒体用の記録フォーマットに確実に準拠しつつ単位情報毎に対応する単位制御情報を記録することができる。 【0159】請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明の効果に加えて、全ての情報及び全ての単位制御情報の記録可能記録媒体への記録が完了した後に全体制御情報を全体制御情報領域内に記録するので、情報全体を俯瞰する全体制御情報を正確に生成して記録することができる。 【0160】請求項5に記載の発明によれば、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、予備再生制御情報が本来の再生制御情報と共に記録されるので、記録された情報の再生時において、当該本来の再生制御情報の検出に何らかの障害が発生した場合にも、確実に予備再生制御情報を検出して情報の再生を続行することができる。 【0161】請求項6に記載の発明によれば、請求項3から5のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、再生制御に必要なVTSI及びVMGIを当該記録フォーマットに則って確実に記録することができる。 【0162】請求項7に記載の発明によれば、予め予約制御情報領域を予約確保した後に当該情報及び当該再生制御情報を記録するので、再生専用記録媒体用の記録フォーマットに確実に準拠しつつ記録可能記録媒体に情報及び再生制御情報を記録することができる。 【0163】従って、現在一般化しつつある再生専用記録媒体を用いる情報再生装置においても再生可能なように、記録可能記録媒体に対して情報を記録することができる。 【0164】請求項8に記載の発明によれば、請求項7に記載の発明の効果に加えて、管理情報を記録してこれを参照しつつ予約制御情報領域を予約確保することができるので、正確且つ確実に予約制御情報領域を予約確保することができる。 【0165】請求項9に記載の発明によれば、請求項7又は8に記載の発明の効果に加えて、情報が複数の単位情報により構成されており、再生制御情報が単位情報毎に記録される単位制御情報であるので、再生専用記録媒体用の記録フォーマットに確実に準拠しつつ単位情報毎に対応する単位制御情報を記録することができる。 【0166】請求項10に記載の発明によれば、請求項9に記載の発明の効果に加えて、全ての情報及び全ての単位制御情報の記録可能記録媒体への記録が完了した後に全体制御情報を全体制御情報領域内に記録するので、情報全体を俯瞰する全体制御情報を正確に生成して記録することができる。 【0167】請求項11に記載の発明によれば、請求項7から10のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、予備再生制御情報が本来の再生制御情報と共に記録されるので、記録された情報の再生時において、当該本来の再生制御情報の検出に何らかの障害が発生した場合にも、確実に予備再生制御情報を検出して情報の再生を続行することができる。 【0168】請求項12に記載の発明によれば、予め予約制御情報領域を予約確保した後に当該情報及び当該再生制御情報を記録するように記録コンピュータが機能するので、再生専用記録媒体用の記録フォーマットに確実に準拠しつつ記録可能記録媒体に情報及び再生制御情報を記録することができる。 【0169】従って、現在一般化しつつある再生専用記録媒体を用いる情報再生装置においても再生可能なように、記録可能記録媒体に対して情報を記録することができる。 【0170】請求項13に記載の発明によれば、請求項12に記載の発明の効果に加えて、管理情報を記録してこれを参照しつつ予約制御情報領域を予約確保することができるので、正確且つ確実に予約制御情報領域を予約確保することができる。 【0171】請求項14に記載の発明によれば、請求項12又は13に記載の発明の効果に加えて、情報が複数の単位情報により構成されており、再生制御情報が単位情報毎に記録される単位制御情報であるので、再生専用記録媒体用の記録フォーマットに確実に準拠しつつ単位情報毎に対応する単位制御情報を記録することができる。 【0172】請求項15に記載の発明によれば、請求項14に記載の発明の効果に加えて、全ての情報及び全ての単位制御情報の記録可能記録媒体への記録が完了した後に全体制御情報を全体制御情報領域内に記録するように記録コンピュータが機能するので、情報全体を俯瞰する全体制御情報を正確に生成して記録することができる。 【0173】請求項16に記載の発明によれば、請求項12から15のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、予備再生制御情報が本来の再生制御情報と共に記録されるように記録コンピュータが機能するので、記録された情報の再生時において、当該本来の再生制御情報の検出に何らかの障害が発生した場合にも、確実に予備再生制御情報を検出して情報の再生を続行することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005016 【氏名又は名称】パイオニア株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年8月15日(2000.8.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083839 【弁理士】 【氏名又は名称】石川 泰男
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| 【公開番号】 |
特開2002−56650(P2002−56650A) |
| 【公開日】 |
平成14年2月22日(2002.2.22) |
| 【出願番号】 |
特願2000−246321(P2000−246321) |
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