| 【発明の名称】 |
磁気テープ記録装置および方法、磁気テープのフォーマット、並びに記録媒体 |
| 【発明者】 |
【氏名】榎本 沢朗
【氏名】吉廣 俊孝
【氏名】早川 知男
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| 【要約】 |
【課題】所定の倍速とその2倍の倍速でサーチ再生することができるようにする。
【解決手段】サーチ用画像データが、サーチ用画像上の中央部分の領域C(領域C0乃至C8)または周辺部の領域P(領域P0乃至P8)のうちのどちらの領域のデータであるかによって、さらに、領域Cの9つの領域C0乃至C8のうちのどの領域のデータであるかまたは領域Pの9つの領域P0乃至領域P8のうちのどの領域のデータであるかによって、サーチ用画像データにサーチ用トラックが割り当てられる。その結果、所定の倍速によるサーチ再生では、サーチ用画像全体が表示され、その2倍の倍速によるサーチ再生では、領域Cまたは領域Pの画像が、交互に再生される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 回転ヘッドにより磁気テープのトラックにデジタルデータを記録する磁気テープ記録装置において、入力された画像信号を符号化して画像データを生成する第1の生成手段と、前記画像データに基づいて、サーチ用データを生成する第2の生成手段と、前記画像データと前記サーチ用データを、前記トラックに格納する格納手段とを備え、前記格納手段は、前記サーチ用データに対応するサーチ用画像をN個の領域に分割し、前記N個の領域に属する前記サーチ用データが、それぞれ所定の順番に再生されるように、前記サーチ用データを、前記トラックに格納することを特徴とする磁気テープ記録装置。 【請求項2】 前記格納手段は、前記サーチ用画像を、縦方向または横方向に前記N個の領域に分割することを特徴とする請求項1に記載の磁気テープ記録装置。 【請求項3】 前記格納手段は、前記N個の領域に属する前記サーチ用データを、所定の順番で、前記トラックに格納することを特徴とする請求項1に記載の磁気テープ記録装置。 【請求項4】 1画面分の前記サーチ用画像の前記サーチ用データを格納する前記トラックの数は、一定であることを特徴とする請求項1に記載の磁気テープ記録装置。 【請求項5】 前記サーチ用データは、画像データと制御データより構成されており、前記格納手段は、1画面分の前記サーチ用画像の前記制御データを、2つのトラックに重複して格納することを特徴とする請求項1に記載の磁気テープ記録装置。 【請求項6】 回転ヘッドにより磁気テープのトラックにデジタルデータを記録する磁気テープ記録装置の磁気テープ記録方法において、入力された画像信号を符号化して画像データを生成する第1の生成ステップと、前記画像データに基づいて、サーチ用データを生成する第2の生成ステップと、前記画像データと前記サーチ用データを、前記トラックに格納する格納ステップとを含み、前記格納ステップの処理は、前記サーチ用データに対応するサーチ用画像をN個の領域に分割し、前記N個の領域に属する前記サーチ用データが、それぞれ所定の順番に再生されるように、前記サーチ用データを、前記トラックに格納することを特徴とする磁気テープ記録方法。 【請求項7】 回転ヘッドにより磁気テープのトラックにデジタルデータを記録する磁気テープ記録処理用のプログラムであって、入力された画像信号を符号化して画像データを生成する第1の生成ステップと、前記画像データに基づいて、サーチ用データを生成する第2の生成ステップと、前記画像データと前記サーチ用データを、前記トラックに格納する格納ステップとを含み、前記格納ステップの処理は、前記サーチ用データに対応するサーチ用画像をN個の領域に分割し、前記N個の領域に属する前記サーチ用データが、それぞれ所定の順番に再生されるように、前記サーチ用データを、前記トラックに格納することを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。 【請求項8】 回転ヘッドによりトラックにデジタルデータが記録される磁気テープの、通常再生用の画像データまたはサーチ再生用データが配置されるフォーマットにおいて、前記サーチ再生用データが配置されているとき、前記サーチ再生用データが、画像データであるかまはた制御データであるかを示すデータが配置されることを特徴とする磁気テープのフォーマット。 【請求項9】 前記サーチ再生用データとしての前記画像データが配置されているとき、前記画像データの画像上のアドレス、前記画像のサイズ、および前記画像の垂直周波数成分がさらに配置されることを特徴とする請求項8に記載の磁気テープのフォーマット。 【請求項10】 前記サーチ再生用データとしての前記制御データが配置されているとき、前記画像上のアドレスが、前記制御データが配置されていることを示すことを特徴とする請求項9に記載の磁気テープのフォーマット。 【請求項11】 前記サーチ再生用データとしての前記画像データは、前記画像データの1枚毎の番号を含むことを特徴とする請求項8に記載の磁気テープのフォーマット。 【請求項12】 前記サーチ再生用データとしての前記制御データは、前記サーチ再生用データとしての前記画像データに対応する前記通常再生用の画像データの先頭部分を格納する前記トラックのECCブロック単位の番号を含むことを特徴とする請求項8に記載の磁気テープのフォーマット。 【請求項13】 前記サーチ再生用データとしての前記制御データは、前記サーチ再生用データとしての前記画像データに対応する前記通常再生用の画像データの先頭部分を格納する前記トラックのECCブロック内の番号を含むことを特徴とする請求項8に記載の磁気テープのフォーマット。 【請求項14】 前記サーチ再生用データとしての前記制御データは、前記サーチ再生用データとしての前記画像データが繋ぎ取りの最初の画像データであるか否かを示すフラグを含むことを特徴とする請求項8に記載の磁気テープのフォーマット。 【請求項15】 前記サーチ再生用データとしての前記制御データは、前記通常再生用の画像データのトランスポートストリームとしてのシーケンスヘッダおよびピクチャヘッダを含むことを特徴とする請求項8に記載の磁気テープのフォーマット。 【請求項16】 前記サーチ再生用データとしての前記制御データは、前記サーチ再生用データとしての前記画像データに対応する前記通常再生用の画像データのタイトルタイムコードを含むことを特徴とする請求項8に記載の磁気テープのフォーマット。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープ記録装置および方法、磁気テープのフォーマット、並びに記録媒体に関し、特に、磁気テープに画像を記録する磁気テープ記録装置および方法、磁気テープのフォーマット、並びに記録媒体に関する。 【0002】 【従来の技術】MPEG(Moving Picture Experts Group)方式などにより圧縮された画像データをテープに記録する従来の記録装置においては、通常の速度(いわゆる、1倍速)(以下、通常再生と称する)以外の速度の再生(いわゆる、サーチ再生)を可能とするために、サーチ用の画像データが、サーチ再生時に回転ヘッドがトレースすることができる位置に記録される。これにより、所定の速度でサーチ再生が行われると、記録されたサーチ用の画像データの全てが読み出され、サーチ用の画像の一面が表示される。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、サーチ用の画像データの全てが読み出されるサーチ再生の速度の2倍の速度で、サーチ再生が行われた場合、その半分のデータしか読み出されないので、十分な画質のサーチ用の画像を得ることができない。すなわち、この場合、1種類の速度でしかサーチ再生を行うことができない課題があった。 【0004】本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、所定の速度およびその2倍の速度の両方でサーチ再生を可能にすることを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明の磁気テープ記録装置は、入力された画像信号を符号化して画像データを生成する第1の生成手段と、画像データに基づいて、サーチ用データを生成する第2の生成手段と、画像データとサーチ用データを、トラックに格納する格納手段とを備え、格納手段は、サーチ用データに対応するサーチ用画像をN個の領域に分割し、N個の領域に属するサーチ用データが、それぞれ所定の順番に再生されるように、サーチ用データを、トラックに格納することを特徴とする。 【0006】格納手段は、サーチ用画像を、縦方向または横方向にN個の領域に分割することができる。 【0007】格納手段は、N個の領域に属するサーチ用データを、所定の順番で、トラックに格納することができる。 【0008】1画面分のサーチ用画像のサーチ用データを格納するトラックの数は、一定にすることができる。 【0009】サーチ用データは、画像データと制御データより構成されており、格納手段は、1画面分のサーチ用画像の制御データを、2つのトラックに重複して格納することができる。 【0010】本発明の磁気テープ記録方法は、入力された画像信号を符号化して画像データを生成する第1の生成ステップと、画像データに基づいて、サーチ用データを生成する第2の生成ステップと、画像データとサーチ用データを、トラックに格納する格納ステップとを含み、格納ステップの処理は、サーチ用データに対応するサーチ用画像をN個の領域に分割し、N個の領域に属するサーチ用データが、それぞれ所定の順番に再生されるように、サーチ用データを、トラックに格納することを特徴とする。 【0011】本発明の記録媒体のプログラムは、入力された画像信号を符号化して画像データを生成する第1の生成ステップと、画像データに基づいて、サーチ用データを生成する第2の生成ステップと、画像データとサーチ用データを、トラックに格納する格納ステップとを含み、格納ステップの処理は、サーチ用データに対応するサーチ用画像をN個の領域に分割し、N個の領域に属するサーチ用データが、それぞれ所定の順番に再生されるように、サーチ用データを、トラックに格納することを特徴とする。 【0012】本発明の磁気テープ記録装置および方法、並びに記録媒体のプログラムにおいては、入力された画像信号を符号化して画像データが生成され、画像データに基づいて、サーチ用データが生成され、画像データとサーチ用データが、トラックに格納されるが、サーチ用データに対応するサーチ用画像がN個の領域に分割され、N個の領域に属するサーチ用データが、それぞれ所定の順番に再生されるように、サーチ用データが、トラックに格納される。 【0013】本発明の磁気テープのフォーマットは、サーチ再生用データが配置されているとき、サーチ再生用データが、画像データであるかまはた制御データであるかを示すデータが配置される。 【0014】サーチ再生用データとしての画像データが配置されているとき、画像データの画像上のアドレス、画像のサイズ、および画像の垂直周波数成分がさらに配置することができる。 【0015】サーチ再生用データとしての制御データが配置されているとき、画像上のアドレスが、制御データが配置されていることを示すことができる。 【0016】サーチ再生用データとしての画像データは、画像データの1枚毎の番号を含むことができる。 【0017】サーチ再生用データとしての制御データは、サーチ再生用データとしての画像データに対応する通常再生用の画像データの先頭部分を格納するトラックのECCブロック単位の番号を含むことができる。 【0018】サーチ再生用データとしての制御データは、サーチ再生用データとしての画像データに対応する通常再生用の画像データの先頭部分を格納するトラックのECCブロック内の番号を含むことができる。 【0019】サーチ再生用データとしての制御データは、サーチ再生用データとしての画像データが繋ぎ取りの最初の画像データであるか否かを示すフラグを含むことができる。 【0020】サーチ再生用データとしての制御データは、通常再生用の画像データのトランスポートストリームとしてのシーケンスヘッダおよびピクチャヘッダを含むことができる。 【0021】サーチ再生用データとしての制御データは、サーチ再生用データとしての画像データに対応する通常再生用の画像データのタイトルタイムコードを含むことができる。 【0022】 【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用した記録装置の構成例を示している。圧縮部1は、入力されたビデオ信号を、例えば、MPEG2のMP@H-1440などのMPEG方式で圧縮し、サーチ用データ生成部2および記録処理部3に供給する。 【0023】サーチ用データ生成部2は、圧縮部1から入力された画像データを構成するIピクチャに基づいて、サーチ再生に必要な画像(以下、サーチ用画像)の画像データ(以下、サーチ用画像データと称する)を生成し、記録処理部3に供給する。サーチ用データ生成部2はまた、サーチ用画像データを再生するのに必要な制御データ(以下、サーチ用ヘッダと称する)を生成し、記録処理部3に供給する。 例えば、図2(A)に示すように、15フレームからなるGOP0またはGOP1のビデオデータが供給されると、サーチ用データ生成部2は、それぞれ1フレームのサーチ用画像のサーチ用画像データとサーチ用ヘッダを生成する。 【0024】記録処理部3には、圧縮部1からの画像データ(メインデータ)、並びにサーチ用データ生成部2からのサーチ用画像データおよびサーチ用ヘッダの他、圧縮されたオーディオデータや所定のシステムデータ(例えば、AUXデータなど)が供給される。 【0025】記録処理部3は、供給されたこれらのデータに誤り訂正符号を付加するとともに、多重化し、さらに変調処理等を施して、図示せぬ回転ヘッドに供給し、磁気テープ4に記録させる。 【0026】図3は、磁気テープ4に、本発明を適用した記録装置により形成されたトラックのフォーマットを表している。図示せぬ回転ヘッドは、図中右下から、左上方向に、磁気テープ4をトレースすることで、磁気テープ4の長手方向に対して傾斜したトラックを形成する。磁気テープ4は、図中、右から左方向に移送される。 【0027】メインデータ、オーディオデータ、サーチ用画像データ、およびサーチ用ヘッダなどは、所定のトラックに記録される。 【0028】例えば、サーチ用画像データおよびサーチ用ヘッダは、以下に説明するサーチ用トラック割り当て処理により割り当てられた所定のトラックに記録される。なお、15フレームからなるGOPのデータは、平均150個のトラックに記録される。 【0029】次に、サーチ用トラック割り当て処理を実行する場合の記録装置の処理手順を、図4のフローチャートを参照して説明する。なお、ここでは、4倍速と8倍速の両方でサーチ再生を行うことができるようにする場合を例として説明する。 【0030】はじめにその概略を説明する。 【0031】このサーチ用トラック割り当て処理は、連続して入力される8個のGOP(以下、適宜、GOP0乃至GOP7と記載する)を1つの処理単位として実行される。ステップS1乃至ステップS4は、8個のGOP0乃至GOP7のうち、先に入力される4個のGOP0乃至GOP3に対する処理であり、ステップS5乃至ステップS8は、その後に入力される4個のGOP4乃至GOP7に対する処理である。 【0032】ステップS1乃至ステップS4の処理をまとめて説明する。ここでは、先に入力された4個のGOP0乃至GOP3のサーチ用画像データおよびサーチ用ヘッダが、それを記録するトラック(以下、サーチ用トラックと称する)に割り当てられる。 【0033】この例の場合、サーチ用画像データまたはサーチ用ヘッダは、図5に示すように、8トラックおきに形成されるサーチ用トラックに割り当てられ、その中央の17個のシンクブロックからなる部分(以下、サーチエリアと称する)(図中、影が付されている部分)に記録される。 【0034】例えば、図6に示すように、サーチ用画像データが、サーチ用画像上の中央部分(図中、白抜きの部分)の領域C(領域C0乃至C8)または周辺部分(図中、影が付されている部分)の領域P(領域P0乃至P8)のうちのどちらの領域に属するかによって、さらに、領域Cの9つの領域C0乃至C8のうちのどの領域に属するかまたは領域Pの9つの領域P0乃至領域P8のうちのどの領域に属するかによって、割り当てられるサーチ用トラックが決められる。 【0035】図7(A)は、このようにして割り当てられたサーチ用トラックに、4つのGOP0乃至GOP3のサーチ用画像データが記録されている様子を表している。なお、1つのGOPのサーチ用画像データは、18個のサーチ用トラックに記録されるので、4つのGOPのサーチ用画像データは、72(=18×4)個のサーチ用トラックに記録される。一方、1つのGOPのデータの全部は、サーチ用トラックを含む、平均して150個のトラックに記録されるので、4つのGOPのデータの全部は、サーチ用トラックを含めた、平均して600(=150×4)トラックに記録される。 【0036】図中、SDTR(n,m)は、サーチ用トラックを特定する式である。nは、サーチ用トラックに記録されているサーチ用画像データまたはサーチ用ヘッダが、4つのGOPの中のどのGOPのものかを示し、mは、18個のサーチ用トラックのうち、何番目のサーチ用トラックであるかを示す。つまり、nは、値0乃至値3の範囲で変化する変数であり、mは、値0乃至値17の間で変化する変数である。 【0037】図7(A)の例では、GOP0乃至GOP3のそれぞれにおける18個のサーチ用トラックのうち、最初に形成されるSDTR(0,0)、SDTR(1,0)、SDTR(2,0)、SDTR(3,0)のサーチ用トラックに、領域Cの領域C0のサーチ用画像データが記録され、それ以降のサーチ用トラックに、領域Pのサーチ用画像データと、領域Cのサーチ用画像データが、それぞれ交互に記録される。以下、このようにサーチ用画像データが、サーチ用トラックに記録されるパターンを、パターンAと称する。 【0038】通常、4倍速によるサーチ再生の場合、8トラック毎のサーチ用トラックのサーチエリアが走査される。この例の場合、4倍速によるサーチ再生が行われると、サーチ用トラックに記録されているサーチ用画像データのすべてが読み出されるので、サーチ用画像(図6)の全体が表示される。 【0039】4倍速の2倍の8倍速によるサーチ再生の場合、16トラック毎のサーチ用トラックのサーチエリアが走査される。この例の場合、8倍速によるサーチ再生が行われると、領域Cまたは領域Pのサーチ用画像データが、それぞれ交互にまとまって読み出されるので、領域Cまたは領域Pの画像が、交互に表示される。なお、この原理については再度後述する。 【0040】例えば、サーチ用画像データが、サーチ用画像上の端から端の順番に(図6に示したように、領域Cまたは領域Pに関係なく)、8トラック毎に記録されている場合において、16トラック毎のサーチ用画像データが読み出されると、表示される画像は、読み出されなかったサーチ用画像データの画像部分が間引かれたものになり、とても視にくい画像となる。しかしながら、本発明の場合、1つのまとまった領域(領域Cまたは領域P)の視やすい画像が表示される。 【0041】なお、以上のように、4個のGOPを1つのまとまりとして、処理を行ったのは、4個のGOPのデータが記録されるトラックの平均の数である600(=150×4)は、サーチ用トラックの間隔の数である8で割り切れるためで、これにより、600個のトラック内に設けられた、8トラック毎のサーチ用トラックに、4個のGOPのサーチ用画像データ(4フレームの画像データ)のすべてを記録することができる。これに対して、1個のGOPのデータが記録されるトラックの平均の数である150は、8で割り切れないため、8トラック毎に設けられたサーチ用トラックに、1つのGOPのサーチ用画像データのすべてを記録することができない場合がある。 【0042】一方、このように600個のトラックに、8トラック毎のサーチ用トラックを設けた場合、75(=600÷8)個のサーチ用トラックができるので、このことより、例えば、4つのGOPのうち、3つのGOPのそれぞれに、19個のサーチ用トラックが割り当てられ、1つのGOPに、18個のサーチ用トラックが割り当てられることになる。すなわち、あるGOPのサーチ用画像データを、18個のサーチ用トラックに、またはあるGOPのサーチ用画像データを、19個のサーチ用トラックに割り当てなければならず、処理が複雑になる。 【0043】そこで、本発明においては、SDTR(0,17)のサーチ用トラックとSDTR(1,0)のサーチ用トラック、SDTR(1,17)のサーチ用トラックとSDTR(2,0)のサーチ用トラック、そしてSDTR(2,17)のサーチ用トラックとSDTR(3,0)のサーチ用トラックの間を、16トラック分だけ離し、その中間、サーチエリアに意味のないデータが記録されたトラック(以下、調整トラックXと称する)を設け(1GOP当たり3個の調整トラックを設け)、サーチ用トラックの数を72(=75−3)個とすることで、1つのGOPのサーチ用画像データを、単純に、18(=72÷4)個のサーチ用トラックに割り当てることができるようにした。 【0044】つまり、下記の式(1)が成り立つ。 (8(サーチ用トラック間のトラックの数)×18(1つのGOPのサーチ用トラックの数))+8(調整トラックとサーチ用トラック間のトラックの数)×3(GOP0乃至GOP3の分)+8×18×1(GOP4の分)=600・・・(1) 【0045】すなわち、ステップS1乃至ステップS4の処理では、サーチ用トラックの割り当ての他、調整トラックXの割り当ても行われる。 【0046】次に、ステップS5乃至ステップS8の処理の概要について説明する。ここでは、1つの処理単位としての8個のGOP0乃至GOP7のうち、後に入力された4個のGOP4乃至GOP7のサーチ用画像データに、それを記録するサーチ用トラックが割り当てられる。基本的に、ステップS1乃至ステップS4における場合と同様の処理が実行されるが、この場合、図7(B)に示すように、GOP4乃至GOP7のそれぞれにおける18個のサーチ用トラックのうち、最初に形成されるSDTR(4,0)、SDTR(5,0)、SDTR(6,0)、SDTR(7,0)のサーチ用トラックに、領域Pの領域P0のサーチ用画像データが記録され、それ以降のサーチ用トラックに、領域Cのサーチ用画像データと、領域Pのサーチ用画像データが、それぞれ交互に記録される。すなわち、GOP0乃至GOP3の場合のパターン(パターンA)と異なるパターン(以下、パターンBと称する)で、サーチ用画像データがサーチ用トラックに記録される。 【0047】また、ステップS5乃至ステップS8では、ステップS1乃至ステップS4の場合と同様に、調整トラックXの割り当ても行われる。すなわち、これにより、SDTR(4,17)のサーチ用トラックとSDTR(5,0)のサーチ用トラック、SDTR(5,17)のサーチ用トラックとSDTR(6,0)のサーチ用トラック、そしてSDTR(6,17)のサーチ用トラックとSDTR(7,0)のサーチ用トラックの間に、それぞれ調整トラックXが設けられる。なお、SDTR(4,0)のサーチ用トラックは、SDTR(3,17)のサーチ用トラック(図7(A))から、8トラックだけ離れた位置も設けられ、この間には、調整トラックXは設けられない。 【0048】以上のように、8個のGOPを1つの処理単位として、ステップS1乃至ステップS8の処理が実行される。 【0049】なお、以上のように、先のGOP0乃至GOP3のサーチ用画像データが、パターンAで記録され、後のGOP4乃至GOP7のサーチ用画像データが、パターンBで記録されるようにしたのは、8倍速によるサーチ再生場合において、サーチ用画像上の領域Cまたは領域Pが、連続的に、交互に表示されるようにするためである。 【0050】SDTR(0,17)のサーチ用トラックとSDTR(1,0)のサーチ用トラックの間には、調整トラックXが設けられているので、それぞれパターンAでサーチ用トラックに記録されているGOP0およびGOP1のサーチ用画像データは、8倍速によるサーチ再生のとき、16トラック毎に走査されることより、例えば、図8に示すように、GOP0で、領域Cのサーチ用画像データが再生され、GOP1で、領域Pのサーチ用画像データが再生されるようになる。すなわち、GOP0乃至GOP3に対して、8倍速によるサーチ再生が行われた場合、領域C、領域P、領域C、そして領域Pのサーチ用画像データが交互に再生され、領域C、領域P、領域C、そして領域Pの画像が交互に表示される。 【0051】ところで、GOP間に調整トラックXが設けられていない場合、例えば、図9に示すように、同じ領域(この場合、領域C)の画像データが繰り返し再生され、その領域の画像が連続して表示されることになる。つまり、GOP4のサーチ用画像データが、GOP0乃至GOP3の場合と同様に、パターンAでサーチ用トラックに記録されている場合、SDTR(4,0)のサーチ用トラックとGOP3でのSDTR(3,17)のサーチ用トラックの間には、調整トラックXが設けられていないので、図9に示したように、同じ領域の画像が表示される。そこで、上述したように、GOP4(GOP4乃至GOP7)におけるサーチ用画像データを、パターンBで記録することより、図10に示すように、領域Cと領域Pの画像を交互に表示させることができる。 【0052】次に、ステップS1乃至ステップS8の処理を、各ステップ毎に説明する。 【0053】ステップS1において、最初に入力されたGOP0に対して処理が実行される。この処理については、図11のフローチャートに示されている。 【0054】すなわち、ステップS21において、サーチ用画像データに、それを記録するサーチ用トラックが割り当てられる。 【0055】具体的には、サーチ用データ生成部2は、圧縮部1から供給されたGOP0から、Iピクチャを分離する。そしてサーチ用データ生成部2は、1つのマクロブロックを構成する4つのDCTブロック(8画素×8画素)に分割された輝度信号Yのそれぞれから、DC成分を抽出し、それを6ビットのデータに変換する。またサーチ用データ生成部2は、1つのマクロブロックを構成する1つのDCTブロック(8画素×8画素)に分割された色差信号Cr,Cbから、DC成分を抽出し、それぞれ5ビットのデータに変換する。サーチ用データ生成部2は、このようにして得られたデータを、サーチ用画像データとして、記録処理部3に供給する。 【0056】記録処理部3は、シンクブロック単位のサーチ用画像データ(以下、サーチ用画像データSB)を形成する。 【0057】サーチ用データ生成部2から供給されたサーチ用画像データは、図12に示すように、サーチ用画像に形成される、4つの輝度データと2つの色差データに対応するマクロブロック単位(以下、マクロブロック単位のサーチ用画像データを、サーチ用画像データMBと称する)で表される。なお、この例の場合において、復号後の、輝度データの有効画素数は、縦に1080個であり、横に1440個であることから、サーチ用画像の1画面には、68(=1080÷16)(少数分切り上げ)9×90(=1440÷16)個のマクロブロックが形成される。 【0058】次に、記録処理部3は、21個のサーチ用画像データMBを格納するシンクブロックを、サーチ用画像上にマッピングする。具体的には、図13に示すように、サーチ用画像上、縦方向に並ぶサーチ用画像データMBが、左端の列から順に、上から下に向う順番で参照され、21個のサーチ用画像データMBが1つのシンクブロックとしてマッピングされる。 【0059】この例の場合、6120(=68×90)個のサーチ用画像データMBが存在するので、291個の、21個のサーチ用画像データMBを格納するシンクブロックと、1個の、9(=6120-219×21)個のサーチ用画像データMBを格納するシンクブロックがマッピングされる。すなわち、合計292個のシンクブロックが、サーチ画像上にマッピングされる。 【0060】このようにして、シンクブロック単位のサーチ用画像データSBが形成される。 【0061】次に、記録処理部3は、形成したサーチ用画像データSB毎に、それを記録するサーチ用トラックを割り当てる。 【0062】1つのGOP0のサーチ用画像データSBが記録される18個のサーチ用トラックは、図14に示すように、サーチ用画像上に設けられた9個の領域C0乃至領域C8、および9個の領域P0乃至領域P8の合計18個の領域に対応付けられている。 【0063】領域Pの領域P0は、図15(A)に示すように、サーチ用画像上にマッピングされた14個のシンクブロックに対応する領域である。 【0064】領域Cの領域C0は、図15(B)に示すように、サーチ用画像上にマッピングされた14個のシンクブロックに対応する領域である。 【0065】領域Pの領域P1は、図15(C)に示すように、サーチ用画像上にマッピングされた17個のシンクロブロックに対応する領域である。領域Pの領域P2乃至P7および領域Cの領域C1乃至C7は、領域P1と同様に、17個のシンクブロックに対応する領域であるので、その図示は省略する。 【0066】領域Cの領域C8は、図15(D)に示すように、サーチ用画像上にマッピングされた13個のシンクブロックに対応する領域である。 【0067】領域Pの領域P8は、図15(E)に示すように、サーチ用画像上にマッピングされた13個のシンクブロックに対応する領域である。なお、領域P8の最後にマッピングされたシンクブロック(図中、影が付されているシンクブロック)には、9個のサーチ用画像データMBが格納されている。 【0068】すなわち、図14によれば、領域Pの領域P0にマッピングされた14個のシンクブロックに対応するサーチ用画像データSBには、SDTR(0,1)のサーチ用トラックが割り当てられる。また、領域Pの領域P1乃至領域P3にマッピングされた17個のシンクブロックに対応するサーチ用画像データSBには、それぞれSDTR(0,3)、SDTR(0,5)、またはSDTR(0,7)のサーチ用トラックが割り当てられる。 【0069】領域Cの領域C0にマッピングされた14個のシンクブロックに対応するサーチ用画像データSBには、SDTR(0,0)のサーチ用トラックが割り当てられる。領域Cの領域C1乃至領域C7にマッピングされた17個のシンクブロックに対応するサーチ用画像データSBには、それぞれSDTR(0,2)、SDTR(0,4)、SDTR(0,6)、SDTR(0,8)、SDTR(0,10)、SDTR(0,12)、またはSDTR(0,14)のサーチ用トラックが割り当てられる。 【0070】領域Cの領域C8にマッピングされた13個のシンクブロックに対応するサーチ用画像データSBには、SDTR(0,16)のサーチ用トラックが割り当てられる。 【0071】領域Pの領域P4乃至領域P7にマッピングされた17個のシンクブロックに対応するサーチ用画像データSBには、それぞれSDTR(0,9)、SDTR(0,11)、SDTR(0,13)、またはSDTR(0,15)のサーチ用トラックが割り当てられる。 【0072】領域Pの領域P8にマッピングされた13個のシンクブロックに対応するサーチ用画像データSBには、SDTR(0,17)のサーチ用トラックが割り当てられる。 【0073】以上のように、サーチ用トラックが割り当てられたサーチ用画像データSBは、割り当てられたサーチ用トラックのSDTR(n,m)によって、配置されるトラックが決定される。 【0074】サーチ用画像上にマッピングされたシンクブロックには、図15に示すように、サーチ用トラックのサーチエリアにおける位置を示す番号SBが与えられており、サーチ用トラックが割り当てられたサーチ用画像データSBは、対応するシンクブロックの番号SBによって、トラック内の配置が決定される。 【0075】結局、例えば、領域C0のサーチ用画像データSBは、図16に示すように、SDTR(0,0)のサーチ用トラックのサーチエリアに配置された番号SB(3)乃至番号(16)のシンクブロックにそれぞれ格納される。番号SB(0)乃至番号SB(2)のシンクブロックには、後述するサーチ用ヘッダが格納される。 【0076】領域P0のサーチ用画像データSBは、SDTR(0,1)のサーチ用トラックのサーチエリアに配置された番号SB(3)乃至番号(16)のシンクブロックにそれぞれ格納される。番号SB(0)乃至番号SB(2)のシンクブロックには、後述するサーチ用ヘッダが格納される。 【0077】領域C1のサーチ用画像データSBは、SDTR(0,2)のサーチ用トラックのサーチエリアに配置された番号SB(0)乃至番号(16)のシンクブロックにそれぞれ格納される。領域P1のサーチ用画像データSBは、SDTR(0,3)のサーチ用トラックのサーチエリアに配置された番号SB(0)乃至番号(16)のシンクブロックにそれぞれ格納される。 【0078】領域C8のサーチ用画像データSBは、SDTR(0,16)のサーチ用トラックのサーチエリアに配置された番号SB(0)乃至番号(12)のシンクブロックにそれぞれ格納される。領域P8のサーチ用画像データSBは、SDTR(0,17)のサーチ用トラックのサーチエリアに配置された番号SB(0)乃至番号(12)のシンクブロックにそれぞれ格納される。 【0079】すなわち、以上のようにして、サーチ用画像データ(サーチ用画像データSB)に、サーチ用トラックが割り当てられることより、サーチ用画像データは、パターンAで、サーチ用トラックに記録される。なお、全てのトラックの番号は、下記に示すように、SDTR(n,m)のnとmにより表すことができるので、サーチ用画像データSBに付されたSDTR(n,m)により表される番号TNのトラックが、そのサーチ用画像データSBを格納するサーチ用トラックとなる。 【0080】TN=n×152+m×8【0081】次に、ステップS22において、記録処理部3は、サーチ用ヘッダに、サーチ用トラックを割り当てる。 【0082】サーチ用データ生成部2から供給されたサーチ用ヘッダは、複製され、一方のサーチ用ヘッダには、SDTR(0,0)の番号SB(O)乃至番号SB(2)が割り当てられ、もう一方のサーチ用ヘッダには、SDTR(0,1)のSB(O)乃至番号SB(2)が割り当てられる。これにより、サーチ用ヘッダは、図16に示すように、SDTR(0,0)のサーチ用トラックのサーチエリアに配置された番号SB(0)乃至番号SB(2)のシンクブロック、およびSDTR(0,1)のサーチ用トラックのサーチエリアに配置された番号SB(0)乃至番号SB(2)のシンクブロックにそれぞれ格納される。 【0083】このように、サーチ用ヘッダを、2つのサーチ用トラックに重複して記録しておくようにしたのは、8倍速でのサーチ再生では、16トラック間隔でサーチエリアが走査されるので、1個のサーチ用トラックだけに記録されている場合、8倍速でのサーチ再生時に、それが読み出されない場合があり、これを防止するためである。 【0084】次に、ステップS23において、調整トラックXが割り当てられる。 【0085】図7(A)を参照して説明したように、この例の場合、SDTR(0,17)のサーチ用トラックから8トラック離れた位置に調整トラックXが設けられる。そこで、記録処理部3は、無意味なデータを、調整トラックXに割り当てる。これにより、図7(A)に示したように、そのサーチエリアに無意味なデータが格納された調整トラックXが設けられる。 【0086】なお、ここでは、簡単のために、ステップS21、ステップS22、そしてステップS23の順番で各処理を説明したが、他の順番でこれらの処理を実行することもできる。 【0087】その後、処理は終了し、図4のステップS2に進む。 【0088】ステップS2において、GOP1に対する処理が実行される。 【0089】ステップS2の処理は、ステップS1の場合と同様であるので、その詳細な説明は省略するが、ここでの処理により、GOP1のサーチ用画像データが、図7(A)に示したように、パターンAで、サーチ用トラックに記録される。 【0090】ステップS3において、GOP2に対する処理が実行される。 【0091】ステップS3の処理も、ステップS1の場合と同様であるので、その詳細な説明は省略するが、ここでの処理により、GOP2のサーチ用画像データが、図7(A)に示したように、パターンAで、サーチ用トラックに記録される。 【0092】ステップS4において、GOP3に対する処理が実行される。 【0093】ステップS4の処理も、ステップS1の場合と基本的に同様であり、GOP3のサーチ用画像データが、図7(A)に示すように、パターンAで、サーチ用トラックに記録されるが、ここでは、図11のステップS23に相当する処理が実行されない。すなわち、ここでは、図7(A)に示したように、SDTR(3,17)のサーチ用トラックから8トラックだけ離れた位置に、調整トラックXが設けられない。 【0094】以上で、1つの処理単位を形成する8個のGOP0乃至GOP7のうち、先に入力された4つのGOP0乃至GOP3に対する処理が完了し、次に、後に入力された4つのGOP4乃至GOP7に対する処理が、ステップS5乃至ステップS8において行われる。 【0095】ステップS5におけるGOP4に対する処理は、ステップS1におけるGOP0に対する処理に相当する。同様に、ステップS6におけるGOP5に対応する処理は、ステップS2におけるGOP1に対する処理に相当し、ステップS7におけるGOP6に対する処理は、ステップS3におけるGOP2に相当し、そしてステップS8におけるGOP7における処理は、ステップS4におけるGOP3に対する処理に相当するので、その詳細の説明は、省略するが、サーチ用トラックは、この場合、図17に示すように、図14の場合と異なる形態で、サーチ用画像上の各領域に対応付けられている。 【0096】例えば、GOP4を例とすると、サーチ用画像上の領域P0に対応するサーチ用画像データSBには、SDTR(4,0)のサーチ用トラックが割り当てられる。なお、ステップS5乃至ステップS8におけるSDTR(n,m)においては、nは、値4乃至値7で変化する。mは、ステップS1乃至ステップS4の場合と同様に、値0乃至値17で変化する。 【0097】領域P1乃至P3に対応するサーチ用画像データSBには、それぞれSDTR(4,2)、SDTR(4,4)、またはSDTR(4,6)のサーチ用トラックが割り当てられる。 【0098】領域C0に対応するサーチ用画像データSBには、SDTR(4,1)のサーチ用トラックが割り当てられる。 【0099】領域C1乃至C7に対応するサーチ用画像データSBには、それぞれSDTR(4,3)、SDTR(4,5)、SDTR(4,7)、SDTR(4,9)、SDTR(4,11)、SDTR(4,13)、またはSDTR(4,15)のサーチ用トラックが割り当てられる。 【0100】領域C8に対応するサーチ用画像データには、SDTR(4,17)のサーチ用トラックが割り当てられる。 【0101】領域P4乃至P7に対応するサーチ用画像データSBには、それぞれSDTR(4,8)、SDTR(4,10)、SDTR(4,12)、またはSDTR(4,14)のサーチ用トラックが割り当てられる。 【0102】領域P8に対応するサーチ用画像データSBには、SDTR(4,16)のサーチ用トラックが割り当てられる。 【0103】すなわち、このようにサーチ用画像データSBが、サーチ用トラックに割り当てられることより、図7(B)に示したように、GOP4乃至GOP7のサーチ用画像データは、パターンBで、サーチ用トラックに記録される。 【0104】ステップS8の処理が、終了したとき、すなわち、処理単位とされた8個のGOPに対する処理が終了したとき、ステップS1に戻り、次の処理単位とされる8のGOPに対して、同様の処理が実行される。 【0105】なお、以上においては、図14または図17に示したように、サーチ用画像を縦方向に分割した領域にサーチ用トラックを対応させた場合を例として説明したが、図18に示すように、横方向に分割した領域に対応させるようにすることもできる。 【0106】また、以上においては、調整トラックXのサーチエリアに、無意味なデータを格納した場合を例として説明したが、メインデータを格納することもできる。また、SDTR(n,16)およびSDTR(n,17)のサーチ用トラックのサーチエリアの番号SB(13)乃至番号(16)のシンクブロックに、メインデータを格納することができる。 【0107】次に、トラックに配置されるシンクブロックのデータ構成を説明する。 【0108】シンクブロックは、図19(A)に示すように、シンクブロックの長さは、96バイトであり、先頭から、8ビットの”シンクブロック共通ヘッダ”、46ビットの”サーチ用シンクブロックヘッダ”、および714ビットの”データ”が格納されている。 【0109】”シンクブロック共通ヘッダ”には、サーチ用画像データまたはサーチ用ヘッダ、すなわち、サーチ再生で使用されるデータを格納しているシンクブロックであるか、または通常再生で使用されるデータを格納するシンクブロックであるかを示すデータが格納されている。これにより、サーチ再生で使用されるデータと、通常再生で使用されるデータを、同じフォーマットのシンクブロックに記録することができる。 【0110】”サーチ用シンクブロックヘッダ”には、先頭から、7ビットの”SB-X-Address”、7ビットの”SB-Y-Address”、3ビットの”GOP Sequence Number”、4ビットの”Picture size”、2ビットの”V-Freq.”、1ビットの”OP-data-flag”が格納されている。残りの22ビットがリザーブとされている。これらに格納されるデータは、図20にまとめられている。 【0111】”SB-X-Address”と”SB-Y-Address”には、サーチ用画像データSBとして格納される、21個または9個のサーチ用画像データMBのうち、先頭のサーチ用画像データMBのサーチ画像上のX座標とY座標が格納される。なお、”データ”に、サーチ用ヘッダが格納されている場合は、そこには、7Fhがそれぞれ格納される。 【0112】”Picture size”には、画像フォーマットを示すデータが格納される。”V-freq.”には、垂直方向の周波数が50Hzであるか60Hzであるかを示すデータが格納される。このように、サーチ用画像データの画像上のアドレス、画像フォーマットおよび垂直方向の周波数が格納されていることより、サーチ用ヘッダの再生を待たずに、サーチ用画像データを、ベースバンドに復号することができる。 【0113】”GOP Sequence Number”には、1つの処理単位としての8個のGOPの中のどのGOPのサーチ用画像データまたはサーチ用ヘッダを格納しているかを示すデータが格納されている。すなわち、サーチ用ヘッダによらなくても、サーチ用画像データまたはサーチ用ヘッダが、どのGOPに対応するものかを判断することができ、サーチ用ヘッダが欠落するなどのエラーが発生しても、それに影響されることなく、サーチ用画像データを再生することができる。 【0114】714ビットの”データ”には、サーチ用画像データ若しくはサーチ用ヘッダ、または通常再生で使用されるデータが格納される。 【0115】図19(B)は、”データ”に格納されるサーチ用画像データSBの構成を示している。このように、4個の輝度データ(6ビット)と2個の色差データ(5ビット)からなるサーチ用画像データMBの21個(又は9個)が、サーチ用画像データSBとして格納されている。 【0116】図19(C)は、”データ”に格納されるサーチ用ヘッダの構成を示している。ここには、24ビットの”absolute track number of ECC block”、4ビットの”ECC内Track address”、1ビットの”繋ぎ撮り点識別flag”、2ビットの”著作権情報”、そして残りのビットに、”TS用Sequence header”、”TS用Picture header”、および”Title Time Code”が格納されている。 【0117】”absolute track number of ECC block”には、サーチ用画像データが対応する通常再生用の画像データ(メインデータ)の先頭が位置するECC blockの先頭のトラック番号が格納されている。この例の場合、メインデータの編集単位をECC block単位(16トラック)としており、編集点に頭出しを行う等の機能においてこのデータが利用される。 【0118】”ECC内track address”には、ECC blockのトラック番号に対し、対応するメインデータの先頭が格納されている、そのECC block内のトラックを示すデータが格納されている。これは、編集単位であるECC blockよりも正確にメインデータの位置を示しており、サーチ用画像データから正確に再生ポイントの頭出をすることができる。 【0119】”繋ぎ撮り点識別flag”は、そのサーチ用画像データが繋ぎ撮り点のものであるかどうかを識別するときに利用される。これにより、サーチ用画像データと繋ぎ撮り点を1対1で対応付けることができる。 【0120】”TS用Sequence Header”とTS用Picture header”には、トランスポートストリームで使用されたヘッダ情報が格納される。通常は、これらの情報は、メインデータに含まれているが、サーチ用のデータとして、別途記録しておくことができる。 【0121】”Title Time Code”には、サーチ用画像データが対応する通常再生用の画像データのTitle Time Codeが格納されている。これは、頭出し等に利用される。 【0122】上述した一連の処理は、ハードウエアにより実現させることもできるが、ソフトウエアにより実現させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより実現する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムがコンピュータにインストールされ、そのプログラムがコンピュータで実行されることより、上述した記録装置が機能的に実現される。 【0123】図21は、上述のような記録装置として機能するコンピュータ101の一実施の形態の構成を示すブロック図である。CPU(Central Processing Unit)111にはバス115を介して入出力インタフェース116が接続されており、CPU111は、入出力インタフェース116を介して、ユーザから、キーボード、マウスなどよりなる入力部118から指令が入力されると、例えば、ROM(Read OnlyMemory)112、ハードディスク114、またはドライブ120に装着される磁気ディスク131、光ディスク132、光磁気ディスク133、若しくは半導体メモリ134などの記録媒体に格納されているプログラムを、RAM(Random Access Memory)113にロードして実行する。これにより、上述した各種の処理(例えば、図4,図11のフローチャート)が行われる。さらに、CPU111は、その処理結果を、例えば、入出力インタフェース116を介して、LCD(Liquid Crystal Display)などよりなる表示部117に必要に応じて出力する。なお、プログラムは、ハードディスク114やROM112に予め記憶しておき、コンピュータ101と一体的にユーザに提供したり、磁気ディスク131、光ディスク132、光磁気ディスク133,半導体メモリ134等のパッケージメディアとして提供したり、衛星、ネットワーク等から通信部119を介してハードディスク114に提供することができる。 【0124】なお、本明細書において、記録媒体により提供されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。 【0125】また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。 【0126】 【発明の効果】本発明の磁気テープ記録装置および方法、並びに記録媒体のプログラムによれば、サーチ用データに対応するサーチ用画像がN個の領域に分割し、N個の領域に属するサーチ用データを、それぞれ所定の順番に再生されるように、サーチ用データを、トラックに格納するようにしたので、例えば、所定の倍速とその2倍の倍速の両方で、サーチ用再生を行うことができる。 【0127】本発明の磁気テープのフォーマットによれば、サーチ再生用データが配置されているとき、サーチ再生用データが、画像データであるかまはた制御データであるかを示すデータを配置するようにしたので、効率よくデータをトラックに格納することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002185 【氏名又は名称】ソニー株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年8月7日(2000.8.7) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082131 【弁理士】 【氏名又は名称】稲本 義雄
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| 【公開番号】 |
特開2002−56624(P2002−56624A) |
| 【公開日】 |
平成14年2月22日(2002.2.22) |
| 【出願番号】 |
特願2000−238109(P2000−238109) |
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