| 【発明の名称】 |
記憶装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】前野 守康
【氏名】齋藤 秀範
【氏名】青木 順
【氏名】片岡 雅彦
【氏名】水石 和幸
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| 【要約】 |
【課題】高密度の光ディスクに対応しつつ、光ディスクの固定光学部を改良して小型で安価な光ディスク装置を提供する。
【解決手段】レーザ光源71から出射されたレーザ光を、コリメータレンズユニット72、ビームスプリッタ73を通じて光ディスク上を移動する移動光学系に導く第1の光路571と、光ディスクで反射して移動光学系から戻り、ビームスプリッタ73で複数に分割されたレーザ光の1つを、サーボユニット74、集光レンズユニット75を通じてセンサ76に導く第2の光路572を備える記憶装置において、第2の光路572の第1の光路571に対する角度を、αを正の数として、90度+α度とする。記憶装置のシャーシ50はダイカスト成形により形成され、第1の光路571と第2の光路572を備える固定光学部57はダイカスト製シャーシ50の端部に一体的に形成されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 レーザ光源から出射されたレーザ光を、コリメータレンズ、ビームスプリッタを通じて光記録媒体にアクセスする移動光学系に導く第1の光路と、前記光記録媒体で反射して移動光学系から戻り、前記ビームスプリッタで複数に分割されたレーザ光の1つを、サーボユニット、集光レンズを通じて前記光記録媒体に記録された情報、前記光記録媒体上のレーザ光のフォーカス状態、及び、前記光記録媒体の前記レーザ光が照射されたトラックを検出する機能を備えたセンサに導く第2の光路を備える記憶装置において、前記第2の光路の前記第1の光路に対する角度を、αを正の数として、90度+α度としたことを特徴とする記憶装置。 【請求項2】 請求項1に記載の記憶装置において、前記第2の光路に設置される前記サーボユニットの、この光路に対向する面に位置決め突起を設け、前記第2の光路の床面のこの位置決め突起に対応する位置に、前記位置決め突起と嵌合する位置決め穴を設けたことを特徴とする記憶装置。 【請求項3】 請求項1または2に記載の記憶装置であって、前記第2の光路に設置される前記センサがフレキシブル回路基板上に実装されており、このフレキシブル回路基板のセンサ実装部がセンサ取付板に取り付けられており、前記フレキシブル回路基板の他端が前記第2の光路が設けられたシャーシ上に配置される回路基板に接続されるものにおいて、前記センサ取付板に、前記フレキシブル回路基板の前記センサの実装部を受け入れる凹部と、前記フレキシブル回路基板をこの凹部からの引き出すための引き出し溝を形成し、この凹部には、前記フレキシブル回路基板の前記センサの実装部の端部を突き当てる突き当て壁を設け、前記フレキシブル回路基板の前記センサの実装部の端部をこの突き当て壁に突き当てた状態で、前記凹部内に前記フレキシブル回路基板の前記センサの実装部を取り付けたことを特徴とする記憶装置。 【請求項4】 請求項1に記載の記憶装置であって、この記憶装置のシャーシがダイカスト成形により形成されており、前記第1と第2の光路を備える固定光学部が、このダイカスト製シャーシの端部にシャーシに一体的に形成されていることを特徴とする記憶装置。 【請求項5】 請求項1から4の何れか1項に記載の記憶装置であって、前記ビームスプリッタが、その反射面が45度に形成された通常のビームスプリッタを、前記第1の光路の光軸に対してα/2度だけ回転して取り付けられていることを特徴とする記憶装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は光記憶媒体を使用する記憶装置に関し、特に、光磁気ディスクをカートリッジ内に収納したカートリッジ型の可換可能な光ディスクカートリッジを用いる光ディスク装置のような記憶装置に関する。近年、パーソナルコンピュータの処理能力、処理速度が向上し、オペレーティングシステムやアプリケーションソフトのプログラム容量やデータ容量も増加している。このような状況の下で、記憶装置には小型化、低コスト化が要求されると共に、大容量化、高速化の要求も高まっている。 【0002】このような小型化、低コスト化、大容量化、及び高速化の要求に応えられる記憶装置として、光ディスク装置が普及し始めている。また、このような光ディスク装置において使用される光ディスクとして、光ディスクをカートリッジ内に収容した光ディスクカートリッジがある。そして、光ディスクカートリッジを用いる光ディスク装置は、一般に普及するにつれ、扱いのタフさと、装置性能の安定性と信頼性の向上、およびコストダウンが要求されてきている。 【0003】また、光ディスク装置には光ディスク上に記録されたデータを読み取るレーザ光を出射し、光ディスクからの反射光を読み取って解析する固定光学部が設けられているが、この固定光学部の小型化、固定光学部への光学部品の組立性の向上や、光学部品の信頼性が望まれている。 【0004】 【従来の技術】従来、光ディスクカートリッジを使用する光ディスク装置において、光ディスク上に記録されたデータを読み取るレーザ光を出射し、光ディスクからの反射光を読み取って解析する固定光学部は、光ディスク装置の本体と別部品で構成されていた。一方、近年の光ディスク装置の小型化の要求により、この固定光学部を光ディスク装置のシャーシの中に一体的に組み込んで装置の小型化を図ることが行われている。 【0005】固定光学部をシャーシに一体的に組み込む場合には、ダイカスト成型されたシャーシが使用され、固定光学部はこのシャーシの端部に設けられていた。そして、このような固定光学部においては、レーザ光をその光源から光ディスクの上を移動するキャリッジを備えた移動光学系に送る光の往路がキャリッジの移動方向の延長線上に設けられていた。また、光ディスクで反射して移動光学系から固定光学系に戻った光をビームスプリッタで分離し、分離したレーザ光をセンサに導く光の復路が、前述の光の往路に対して直角に設けられていた。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】ところが、固定光学系において、光の復路が光の往路に対して直角に形成されている場合は、光の復路はこの光軸上に光ディスク装置の他の構成部材が入り込んで干渉しないように、他の構成部材から離して設ける必要があり、光ディスク装置の奥行が長くなるという問題点があった。 【0007】また、固定光学系をダイカスト成型されたシャーシに組み込む場合は、ダイカスト成型されたシャーシの寸法精度がそれほど高くないので、固定光学系への光学部品の組み込み精度を向上させるために、装置外部に補助的な位置決め装置を設ける必要があり、固定光学系の組立工数が多くなって装置コストが上昇するという問題点があった。 【0008】更に、固定光学系に組み込まれたセンサは、接着剤によって取付板に取り付けられているので、周囲温度の上昇によって接着剤の接着力が弱まると、センサを実装したフレキシブル回路基板の位置がずれ、センサの信頼性が低下するという問題点もあった。そこで、本発明の目的は、高密度の光ディスクに対応しつつ、ダイカスト成型されたシャーシに一体的に組み込まれた固定光学系の課題を解消し、光ディスク装置の奥行を短くすることができると共に、固定光学系の組立工数を減らして装置コストの上昇を抑え、更に、センサの信頼性を向上させることができる、小型で安価な光ディスク装置のような記憶装置を提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発明は、以下に第1から第5の形態の発明として示される。第1の形態の発明は、レーザ光源から出射されたレーザ光を、コリメータレンズ、ビームスプリッタを通じて光記録媒体にアクセスする移動光学系に導く第1の光路と、光記録媒体で反射して移動光学系から戻り、ビームスプリッタで複数に分割されたレーザ光の1つを、サーボユニット、集光レンズを通じて光記録媒体に記録された情報、光記録媒体上のレーザ光のフォーカス状態、及び、光記録媒体のレーザ光が照射されたトラックを検出する機能を備えたセンサに導く第2の光路を備える記憶装置において、第2の光路の第1の光路に対する角度を、αを正の数として、90度+α度としたことを特徴としている。 【0010】第1の形態の発明によれば、第1の光路に対する第2の光路の角度を90度より大きくしたので、第2の光路の他の部品との干渉を避けることができ、記憶装置の全長を短くすることができる。第2の形態の発明は、第1の形態の記憶装置において、第2の光路に設置されるサーボユニットのこの光路に対向する面に位置決め突起を設け、第2の光路の床面のこの位置決め突起に対応する位置に、位置決め突起と嵌合する位置決め穴を設けたことを特徴としている。 【0011】第2の形態の発明によれば、サーボユニットの第2の光路への取付工数が削減され、記憶装置の製造を容易にすることができる。第3の形態の発明は、第1または第2の形態の記憶装置において、第2の光路に設置されるセンサがフレキシブル回路基板上に実装されており、このフレキシブル回路基板のセンサ実装部がセンサ取付板に取り付けられており、フレキシブル回路基板の他端が第2の光路が設けられたシャーシ上に配置される回路基板に接続されるものにおいて、センサ取付板にフレキシブル回路基板のセンサの実装部を受け入れる凹部と、フレキシブル回路基板をこの凹部からの引き出すための引き出し溝を形成し、この凹部にはフレキシブル回路基板のセンサの実装部の端部を突き当てる突き当て壁を設け、フレキシブル回路基板のセンサの実装部の端部をこの突き当て壁に突き当てた状態で、凹部内にフレキシブル回路基板のセンサの実装部を取り付けたことを特徴としている。 【0012】第3の形態によれば、フレキシブル回路基板のセンサの実装部が周囲温度の上昇によっても位置ずれを起こすことがなくなり、センサの信頼性を増すことができる。第4の形態の発明は、第1の形態の記憶装置において、この記憶装置のシャーシがダイカスト成形により形成されており、第1と第2の光路を備える固定光学部が、このダイカスト製シャーシの端部にシャーシに一体的に形成されていることを特徴としている。 【0013】第4の形態によれば、固定光学部がシャーシに一体的に形成されるので、記憶装置の製造が容易になる。第5の形態の発明は、第1から第4の形態の記憶装置の何れかにおいて、ビームスプリッタが、その反射面が45度に形成された通常のビームスプリッタを、第1の光路の光軸に対してα/2度だけ回転して取り付けられていることを特徴としている。 【0014】第5の形態によれば、ビームスプリッタに従来のものを使用することができるので、記憶装置のコストの上昇を抑えることができる。 【0015】 【発明の実施の形態】以下、添付図面を用いて、本発明の記憶装置の実施の形態を、具体的な実施例である光ディスク装置の構成に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態の光ディスク装置1の全体を上面側から見たものである。光ディスク装置1の正面側には光ディスクカートリッジの挿入口1Aと、装置内にある光ディスクカートリッジを排出するためのイジェクトボタン1Eが設けられたフロントパネル1Fがある。この実施形態では、光ディスク装置1はトップカバー2とボトムカバー6で覆われている。 【0016】図2は図1の光ディスク装置1を分解して上面側から見たものであり、図3は図1の光ディスク装置1を分解して底面側から見たものである。この実施形態では、トップカバー2とボトムカバー6の間に、トップカバー2側から、プリント配線板3、カートリッジホルダアッセンブリ4、およびメインボディ5が設けられている。挿入口1Aとイジェクトボタン1Eが設けられたフロントパネル1Fは、メインボディ5に取り付けられている。図2と図3は本発明の光ディスク装置1の全体的な構成を示すものであり、本発明に必要な個々の構成部材の構成については後述する。 【0017】図4は図1に示した光ディスク装置1からフロントパネル1Fを外した状態を示すものである。フロントパネル1Fの背面側には、トップカバー2とボトムカバー6に挟まれたメインボディ5の一部が見える。また、図5は図4を底面側から見たものである。図6は図4に示した光ディスク装置1からトップカバー2とボトムカバー6を外した状態を示すものである。この図から、光ディスク装置1のメインボディ5の上にカートリッジホルダアッセンブリ4が取り付けられており、このカートリッジホルダアッセンブリ4の上にプリント配線板3が配置されていることが分かる。 【0018】図7は図6に示した光ディスク装置1からプリント回路基板3を外した状態を示すものである。また、図8は図7の光ディスク装置1を平面視したものである。これらの図から分かるように、メインボディ5の上に取り付けられるカートリッジホルダアッセンブリ4には、メインボディ5の光ディスクカートリッジの挿入側の上部を覆うカートリッジホルダ40がある。このカートリッジホルダ40にはメインボディ5の上に挿入された光ディスクカートリッジを上側から押さえるためのカートリッジ押さえ41、メインボディ5の上に挿入された光ディスクカートリッジのシャッタを開けるための第1のシャッタ開閉駒43と第2のシャッタ開閉駒45、第1と第2のシャッタ開閉駒43,45を移動させるためのガイド溝42、第1と第2のシャッタ開閉駒43,45との間に掛け渡されたトーションばね44、および光ディスクカートリッジ内のディスクにデータを書き込む際に必要な磁界を発生させるバイアス磁石アッセンブリ46がある。また、図8の第2のシャッタ開閉駒45の近傍に破線で示される部材は、後述するイジェクトアーム11である。 【0019】メインボディ5のカートリッジホルダアッセンブリ4に隣接する部位にはコネクタ31を備えた回路基板30があり、金属製のシールド板32で覆われている。回路基板30のコネクタ31は、図6で説明したプリント配線板3がメインボディ5の上に取り付けられた時に、このプリント配線板3に設けられたコネクタ(図示せず)に接続される。 【0020】図9は図7に示したメインボディ5の上からカートリッジホルダアッセンブリ4と回路基板30のシールド板32とを外した状態を示すものである。メインボディ5のシャーシ50のベース部51には、その長手方向の両側に側壁54が設けられていると共に、この側壁54に直交して両側壁54を繋ぐ仕切壁59が設けられている。この仕切壁59はベース部51の中央より奥側、すなわち、光ディスクカートリッジの挿入側(図の左側)から見て奥側に設けられている。そして、一端が開口しており、2つの側壁54と仕切壁59に囲まれたベース部51の領域が、光ディスクカートリッジが収容される光ディスクカートリッジ収納部60となっている。 【0021】光ディスクカートリッジ収納部60の中央部には、スピンドルモータの回転軸に取り付けられたターンテーブル82が、ベース部51の表面から突出しない状態で露出しており、このターンテーブル82の奥に移動光学部7が設けられている。ターンテーブル82は、光ディスクカートリッジ収納部60に光ディスクカートリッジが挿入され、そのシャッタが開いた状態で光ディスクカートリッジの中に挿入され、光ディスクのハブとチャッキングして光ディスクを回転させる。移動光学部7はターンテーブル82によって回転する光ディスクの半径方向に移動するキャリッジを備えており、このキャリッジに設けられた対物レンズからレーザ光を光ディスク上の記録トラックに照射して光ディスクにデータを読み書きする。レーザ光は後述する固定光学部からこの移動光学部に導かれる。移動光学部7は本発明の構成に直接関係がないので、ここではその構成、動作についての詳細な説明を省略する。 【0022】移動光学部7の両脇の光ディスクカートリッジ収納部60にはイジェクトアーム11とタイミングアーム12が設けられている。イジェクトアーム11は回転軸を中心にして回転することにより、光ディスクカートリッジ収納部60に収納された光ディスクカートリッジを、ベース部の外に排出するものである。イジェクトアーム11は、図1等で説明したイジェクトボタンが押されると、図示しないイジェクトモータの回転によってロード板を動かし、光ディスクカートリッジを排出できるようにする。タイミングアーム12も回転軸を中心として回転するものであり、光ディスクカートリッジが完全に光ディスクカートリッジ収納部60内に挿入されたタイミングで動作して、ターンテーブル82と光ディスクのハブにチャッキングさせる。このタイミングアーム12の動作については後述する。 【0023】仕切壁59によって仕切られたベース部51の狭い方の領域には、コネクタ31や図示しない制御用のIC等が設けられた回路基板30が取り付けられている。この回路基板30の裏側のシャーシ50には固定光学部が設けられており、回路基板30は、後述する固定光学部のセンサとフレキシブル回路基板(FPC)で接続される。 【0024】ここで、全ての部品を取り除いたシャーシ50の構成を、図10と図11を用いて説明する。図10はシャーシ50をトップカバー側(上面側)から見たものであり、図11はシャーシ50をボトムカバー側(底面側)から見たものである。まず、シャーシ50のベース部51の上面側について説明すると、上面側は前述のように、仕切壁59によって大小2つの領域に仕切られており、大きな領域が光ディスクカートリッジ収納部60となっており、小さな領域が基板取付部55となっている。 【0025】光ディスクカートリッジ収納部60にはそのほぼ中央部にスピンドルモータ用の円形の孔52が設けられており、この孔52に隣接して仕切壁59との間に、移動光学部用の孔53が設けられている。スピンドルモータ用の円形の孔52には、図9に示したようにスピンドルモータのターンテーブル82が露出し、移動光学部用の孔53には、図9に示したように、移動光学部7が設けられる。基板取付部55には、同じく図9に示したように、回路基板30が設けられる。 【0026】次に、シャーシ50のベース部51の底面側について説明すると、底面側にはシャーシ50の長手方向に側壁54が設けられているほか、仕切壁59によって4つの領域に仕切られている。光ディスクカートリッジの入口(図の左側)に隣接する領域がスピンドルモータアッセンブリ収納部61であり、次の領域が移動光学部収納部62である。光ディスクカートリッジの入口から最も遠い領域は更に2つに仕切られており、一方が固定光学部57、他方がイジェクトモータ収納部58となっている。 【0027】スピンドルモータアッセンブリ収納部61には、スピンドルモータ用の孔52と後述するスピンドルモータアッセンブリを昇降させるポスト56がある。また、スピンドルモータアッセンブリ収納部61の光ディスクカートリッジの入口側の端部には、後述する板ばね13を取り付けるための取付穴131,132が設けられた取付ブロックが形成されている。移動光学部収納部62には、移動光学部用の孔53と、後述する板ばね14を取り付けるための取付穴141,142が設けられた取付ブロックが形成されている。取付穴 131,132,141,142が設けられる高さは、側壁54と仕切壁59の頂面よりも低い位置になっている。固定光学部57には色々な光学部品を取り付けるための窪みやブロックが予めダイカスト成型時に形成されている。イジェクトモータ収納部58には、図9で説明したロード板9をアンロード状態にまで引くためのイジェクトモータが収納されている。 【0028】図12は図11のシャーシ50に主要部品が組み込まれたメインボディ5の状態を底面側から見たものである。側壁54と仕切壁59で区切られたスピンドルモータアッセンブリ収納部61には、ロード板9とスピンドルモータアッセンブリ8が収納されている。スピンドルモータアッセンブリ8は、ポスト56に挿通されて取り付けられており、図11に示した取付穴131,132に取り付けられた第1の板ばね13と、取付穴141,142に取り付けられた第2の板ばね14によってベース部51側に付勢されている。スピンドルモータアッセンブリ収納部61に隣接する移動光学部収容部62には移動光学部7が取り付けられている。また、固定光学部57には複数の光学部品が取り付けられて固定光学アッセンブリ70を構成している。更に、イジェクトモータ収納部58にはイジェクトモータ68が収納されている。 【0029】図13(a) は図12に示すメインボディ5へのスピンドルモータアッセンブリ8の取り付けを示すものである。スピンドルモータアッセンブリ8は、シャーシ50のスピンドルモータアッセンブリ収納部61にロード板9が先に収納された状態で、昇降プレート80に設けられたガイド部84をベース部51に突設されたポスト56に挿通させて取り付けられる。このとき、昇降プレート80の表面側(図では昇降プレート80の下側)に取り付けられたスピンドルモータは孔53に挿通される。 【0030】昇降プレート80は、スピンドルモータが孔53から突出した状態で、3箇所でベース部51に対する傾きが調整される。昇降プレート80の傾きを調整する3箇所のうちの2ヵ所には、第1の傾き調整ねじ16と第2の傾き調整ねじ17が取り付けられている。昇降プレート80の残りの1箇所Dは高さ基準面となっている。昇降プレート80がポスト56に挿通されてスピンドルモータが孔53から突出した状態になると、第1の傾き調整ねじ16の先端はベース部51の上にあるねじ当接面Aに当接し、第2の傾き調整ねじ17の先端はベース部51の上にあるねじ当接面Bに当接する。また、昇降プレート80の上の突き当て面Dは、昇降プレート80がポスト56に挿通されるとベース部51の上に突設された基準突起の基準面Cに当接する。 【0031】昇降プレート80がポスト56に挿通されてスピンドルモータアッセンブリ8がシャーシ50のスピンドルモータアッセンブリ収納部61内に収納されると、図13(b) ,(c) に示した第2の板ばね14がねじ15によってシャーシ50に設けられた取付穴141,142に取り付けられ、図13(d) ,(e) に示した第1の板ばね13がねじ15によってシャーシ50に設けられた取付穴131,132に取り付けられる。図13(b) ,(d) に示したように、第1と第2の板ばね13,14は所定の付勢力を与えるために折れ曲がっているので、第1と第2の板ばね13,14の基部がねじ15でベース部51に取り付けられると、板ばね13,14の先端部により昇降プレート80が付勢される。 【0032】スピンドルモータが孔53から突出した状態となるのは、スピンドルモータアッセンブリ収納部61の裏面側の空間に光ディスクカートリッジが完全に挿入された時である。この時は光ディスクカートリッジにはこれを排出する方向の力がイジェクトアーム11とタイミングアーム12によって作用しており、詳しい説明は省略するが、これにより昇降プレート80の入口側の方に昇降プレート80をベース部51から離そうとする力が強く働く。よって、この実施形態では、第1の板ばね13の付勢力の方が第2の板ばね14の付勢力よりも強く構成されている。 【0033】そして、昇降プレート80のベース部51に対する傾きが調整は、第1の傾き調整ねじ16の先端がベース部51の上にあるねじ当接面Aに当接し、第2の傾き調整ねじ17の先端はベース部51の上にあるねじ当接面Bに当接し、昇降プレート80の上の突き当て面Dがベース部51に突設された基準突起の基準面Cに当接した状態で行われる。すなわち、昇降プレート80の上の突き当て面Dがベース部51に突設された基準突起の基準面Cに当接した状態で、第1の傾き調整ねじ16と第2の傾き調整ねじ17の2つのねじを調整して昇降プレート80のベース部51に対する傾きが調整される。昇降プレート80のベース部51に対する傾きが調整された後は、第1の傾き調整ねじ16と第2の傾き調整ねじ17は固定される。 【0034】図14は昇降プレート80のベース部51に対する傾き調整が終了した後に、図12に示すメインボディ5にフロントパネル1F、カートリッジホルダアッセンブリおよびプリント配線板3が取り付けられた状態を示すものである。この図から分かるように、スピンドルモータアッセンブリ8を付勢する板ばね13,14の先端部は、昇降プレート80に設けられたばね受け凹部85の中に位置させられており、板ばね13,14によって付勢力が与えられる部位がずれないようになっている。 【0035】図15は図14に示すメインボディ5において、板ばね13,14の代わりにねじりコイルばね18,19が使用された実施形態を示すものである。ねじりコイルばね18,19もねじ15によってシャーシ50に取り付けられる。ねじりコイルばね18,19の設置位置は、板ばね13,14とほぼ同じ付勢力が昇降プレート80に作用する位置である。この実施形態では、ねじりコイルばね18は2つのねじりコイルが連続した形態であり、昇降プレート80の中央部の舌片を付勢するようになっている。ねじりコイルばね19は2つの独立したばねであり、ねじりコイルばね19の昇降プレート80と接する部位がピンポイントに近いので、付勢点がずれないようにねじりコイルばね19の周囲にはカバー28が取り付けられる。 【0036】前述の板ばね13,14やねじりコイルばね18,19の昇降プレート80との接触位置は、昇降プレート80とシャーシ50との接触位置の近傍とし、板ばね13,14やねじりコイルばね18,19とシャーシ50との接点近傍を個々に付勢するようにしても良い。なお、スピンドルモータアッセンブリ8を板ばね13,14やねじりコイルばね18,19を使用して付勢するのは、本発明における光ディスク装置1の高さに制限があるためであり、ばねによって光ディスク装置1の高さが増大しないようにするためである。これに対して、光ディスク装置1の高さに余裕がある場合には、スピンドルモータアッセンブリ8の重心のある昇降プレート80の中央部近傍を、単独のコイルばねで付勢するようにすれば良い。この場合、昇降プレート80の中央部近傍は、昇降プレート80の重心部分、あるいは、昇降プレート80のシャーシ50との接点が作る幾何的な重心とすれば良い。 【0037】図16(a) ,(b) は本発明の光ディスク装置1に使用するスピンドルモータアッセンブリ8の構成を示すものであり、(a) のスピンドルモータアッセンブリ8をスピンドルモータ取付側(表側)から見たものであり、(b) は底面側から見たものである。スピンドルモータアッセンブリ8の主たる構成部材である昇降プレート80には、光ディスクカートリッジがベース部に着床した時にそのライトプロテクタタブの位置を検出するための検出スイッチ67、昇降プレート80が上昇してベース部の裏面に着床した時に、ベース部51の光ディスクカートリッジの通路側に突出して光ディスクカートリッジの基準長穴に挿通される2つのアライメントピン69、光ディスクのハブにチャッキングされるターンテーブル82を備えたスピンドルモータ81、昇降プレート80の昇降ガイドとなるガイド部84、フレキシブル回路基板(FPC)20、昇降プレート80を昇降させる4本のサイドピン83、図13で説明した第1と第2の傾き調整ねじを螺着するための第1と第2の調整ねじ孔86,87、およびFPC20のコイル接続部21を挿通するためのスリット88が設けられている。Dは高さ基準面である。 【0038】なお、スリット88は図16(b) に示したように、昇降プレート80に2つ設けられており、FPC20のコイル接続部21はこの2つのスリット88を通って再び昇降プレート80の表側に戻っている。また、昇降プレート80には、図12から図14で説明した板ばね13,14の先端部を位置させるためのばね受け凹部85が4箇所に設けられている。 【0039】ここで、昇降プレート80に2つのスリット88を設けて、FPCのコイル接続部21を一旦昇降プレート80の裏面側を通す理由について説明する。図17(a) に示すように、従来は光ディスク装置の高さに余裕があり、昇降プレート80とスピンドルモータ81との間に隙間Sがあった。このために、スピンドルモータ81の捲線コイルに接続するFPCのコイル接続部21は、そのままこの隙間Sを通じて外部に引き出すことが可能であった。 【0040】ところが、本発明の光ディスク装置は高さが低く作られているために、スピンドルモータ81と昇降プレート80との間にFPCのコイル接続部21を引き出すスペースがなくなった。そこで、この実施形態では、図17(b) に示すように、スピンドルモータ81の内外に重なる昇降プレート80の部位にそれぞれスリット88が設けられており、この2つのスリット88を通ってFPCのコイル接続部21がスピンドルモータ81の捲線コイルに接続されている。図17(c) は別の実施形態を示すものであり、スピンドルモータ81の内側と外側に重なる昇降プレート80の部位に、FPCのコイル接続部21を収容する凹部89が設けられているものである。 【0041】次に昇降プレート80に昇降動作を行わせるロード板について説明する。図18(a) ,(b) は光ディスク装置に使用する本発明におけるロード板の一実施形態を示すものであり、図19(a) ,(b) は光ディスク装置に使用する従来のロード板の一実施形態を示すものである。図19(a) ,(b) に示すように、従来のロード板9AにはH字状の本体部90Aがあり、この本体部90Aに延長部94Aが設けられている。そして、本体部90Aの所定の4箇所が直角に折り曲げられて昇降ガイド91Aが形成されている。各昇降ガイド91Aには、図16(a) ,(b) で説明されたサイドピン83を受け入れるガイド溝92Aがあり、このガイド溝92Aの両側は平行な45度の斜面93Aとなっている。従来はこの2つの45度の斜面93Aに挟まれたガイド溝92Aの中に、図16(a) ,(b) で説明したような昇降プレート80に設けられたサイドピンが挿入される。そして、ロード板9Aが前後に動くことにより、サイドピンが昇降ガイド91Aの斜面93Aに沿ってガイド溝92A内を移動し、スピンドルモータが上下に昇降していた。 【0042】ところで、スピンドルモータの傾き調整量は、光ディスクカートリッジのシェル内で光ディスクとシェルの内面が干渉しない範囲で最大限に調整した場合、約30′振ることが可能である。ところが、図19(a) ,(b) に示した従来のロード板によるスピンドルモータのローディング方式では、ロード板9Aの昇降ガイド91Aに設けられた45度の斜面93Aを用いてサイドピンを引き上げる方式であったために、ロード板9Aはある程度回転するが、チルト量が大きいと、左右のサイドピンの高さの差を吸収できなくなり、偏当たり現象が生じてロード板9Aがスピンドルモータアッセンブリをシャーシのベース部の裏面に着床させることができなくなっていた。 【0043】一方、本発明のロード板9には、図18(b) に示すように、従来のロード板9Aと同様にH字状の本体部90があり、この本体部90に延長部94が設けられている。そして、本体部90の所定の4箇所が直角に折り曲げられて昇降ガイド91が形成されている。.昇降ガイド91は第1のガイド911と第2のガイド912から構成されており、第1のガイド911と第2のガイド912の間が図16(a) ,(b) で説明したサイドピン83を受け入れるガイド溝92となっている。第1のガイド911のガイド溝92側は本体部90に対して垂直になっており、この実施形態ではその先端部側に庇部が形成されている。第2のガイド912のガイド溝92側は45度の斜面93となっている。この45度の斜面93が設けられる側は、光ディスクカートリッジの挿入側である。 【0044】ロード板9の本体部90には、本体部90と延長部94の境界部の近傍にブラケット97が設けられており、このブラケット97には引っ張りばね96が取り付けられている。この引っ張りバネ96は前述のシャーシ50との間に掛け渡される。更に、延長部94の先端部には後述するタイミングアームとの係合部95が設けられている。タイミングアームとの係合部95はイジェクトモータ図15に示したイジェクトモータ68にも結合している。 【0045】図16(a) ,(b) で説明した昇降プレート80に設けられたサイドピン83は、これも後に詳述するが、光ディスクカートリッジが挿入されない状態では第2のガイド部912の本体部90に平行な部分の上に位置している。そして、光ディスクカートリッジが光ディスク装置内に挿入される途中では、ロード板9は動かないので、サイドピン83は第2のガイド部912の上に留まったままである。光ディスクカートリッジが装置内に完全に挿入されると、ロード板9が急速に移動し、サイドピン83はガイド溝92内に入る。一方、光ディスクカートリッジの排出時には、ロード板9の元の位置への移動によってサイドピン83が斜面93の上を摺動する。 【0046】図20(a) ,(b) は図16(a) ,(b) に示したスピンドルモータアッセンブリ8と図18(a) ,(b) に示したロード板9とを組み合わせた状態を示すものであり、(a) が上面側から見た図、(b) が底面側から見た図である。スピンドルモータアッセンブリ8とロード板9の説明は既にしてあるので、ここではその説明を省略する。図20(a) ,(b) の状態はサイドピン83が昇降ガイド91のガイド溝92内に入っている状態を示している。 【0047】図21はシャーシ50の固定光学部57に固定光学アッセンブリ70と、図20(a) ,(b) のように係合するスピンドルモータアッセンブリ8とロード板9とを組み込んだ状態のメインボディ5を底面側から見たものであり、22はFPCを示している。前述のように光ディスクカートリッジが完全に挿入された状態でサイドピン83がガイド溝92内に入るのは、板ばね13,14で付勢されているからである。また、ロード板9は、ロード板9とシャーシ50との間に掛け渡された引っ張りばね96により、ロード板9を図の下方向、すなわち、光ディスクカートリッジの挿入口の方向に付勢されている。 【0048】以上の実施形態において、ねじ15にはタップねじを使用することができる。また、昇降プレート80に設けられる第1と第2の調整ねじ孔86,87と高さ基準面Dは、スピンドルモータ81の回転軸を中心として略120度間隔で配置しておくと好適である。更にこの場合、昇降プレート80に設けられる第1と第2の調整ねじ孔86,87と高さ基準面Dの、スピンドルモータ81の回転軸からの距離を略同じとすることができる。 【0049】次に、光ディスクカートリッジが光ディスク装置1内に挿入される時のスピンドルモータアッセンブリ8とロード板9の動作をイジェクトアーム11とタイミングアーム12の動作と共に図22から図25を用いて説明する。ここで、図22は図9に示す光ディスク装置1に光ディスクカートリッジ10が挿入される直前の状態、図23は光ディスクカートリッジ10が半分程度挿入された状態、図24は光ディスクカートリッジ10が完全に挿入された状態を示している。また、図25(a) から(c) は図22から図24に示す光ディスクカートリッジ10の挿入時におけるスピンドルモータアッセンブリ8とロード板9との係合状態を示すものであり、図25(d) は光ディスクカートリッジ10の排出時におけるスピンドルモータアッセンブリ8とロード板9との係合状態を示すものである。 【0050】光ディスク装置1に光ディスクカートリッジ10が挿入される前の状態では、イジェクトアーム11と、2つのアームからなるL字状のタイミングアーム12とは、光ディスクカートリッジ10の挿入口1A側に所定角度回転した状態で静止している。このとき、タイミングアーム12の一方のアームがロード板9のタイミングアームとの係合部95に係合しており、ロード板9が光ディスクカートリッジ10の挿入口1A側に移動しないようになっている。このタイミングアーム12は、光ディスクカートリッジ10の移動に連動してスピンドルモータアッセンブリ8のターンテーブル82と光ディスクのハブとのチャッキングタイミングをとるものである。 【0051】図25(a) はこのときのスピンドルモータアッセンブリ8とロード板9との係合状態を示すものである。光ディスクカートリッジ10が挿入されない状態では、スピンドルモータアッセンブリ8の昇降プレート80に固定されたサイドピン83は、全て第2のガイド部912の本体部90に平行な部分の上に位置している。 【0052】光ディスクカートリッジ10が光ディスク装置1内に挿入されていくと、図23に示すように、光ディスクカートリッジ10の先端部がイジェクトアーム11に当接する。そして、光ディスクカートリッジ10が光ディスク装置1内に更に挿入されて行くとイジェクトアーム11が回転する。なお、光ディスクカートリッジ10の光ディスク装置1内への挿入により、図7,図8で説明した第1のシャッタ駒43により光ディスクカートリッジ10のシャッタが開かれるが、この機構は本発明の範囲ではないので、その説明を省略する。また、このときのスピンドルモータアッセンブリ8とロード板9との係合状態は、ロード板9が移動しないので図25(a) の状態と全く同じである。 【0053】光ディスクカートリッジ10が光ディスク装置1内に更に挿入されていくと、光ディスクカートリッジ10の先端部が更にタイミングアーム12にも当接し、これを回転させる。そして、光ディスクカートリッジ10が光ディスク装置1内に完全に挿入されると、タイミングアーム12が完全に回転し、タイミングアーム12の一方のアームとロード板9のタイミングアームとの係合部95の係合が外れる。この結果、ロード板9が図21で説明した引っ張りばね96の引っ張り力によって光ディスクカートリッジ10の挿入口1A側に移動する。 【0054】図25(b) ,(c) はこのときのスピンドルモータアッセンブリ8とロード板9との動きを示すものである。光ディスクカートリッジ10が光ディスク装置1内に完全に挿入されると、図25(b) に矢印Fで示すように、ロード板9が光ディスクカートリッジ10の挿入口1A側に急速に移動する。この結果、第2のガイド部912の本体部90に平行な部分の上に位置していたサイドピン83が全てガイド溝92の中に入る。そして、ロード板9の光ディスクカートリッジ10の挿入口1A側への移動が終了した時点で、図25(c) に示すように、サイドピン83が全てガイド溝92の底部、即ち、ロード板9上に着床する。本発明では、昇降ガイド91に斜面92が1つしかなく、ロード板9のローディング時に昇降ガイド91の斜面93は使用されていない。このため、スピンドルモータアッセンブリ8のラジアル方向には押さえ力が作用しない。そこで、この実施形態では、昇降ガイド91の第1のガイド911のガイド溝92側に、ロード板9の本体部90に対して垂直な垂直付き当て部が形成されている。そして、サイドピン83がガイド溝92の中に進入し終わった時に、サイドピン83がこの垂直付き当て部によりラジアル方向に押さえつけられ、スピンドルモータ81にラジアル方向の押さえ力が作用する。この押さえ力は引っ張りばね96によって発生するものである。 【0055】この状態において、スピンドルモータ81のターンテーブル82が、図示しないシャーシ50のベース部51から図9で説明した光ディスクカートリッジ収納部60内に突出し、シャッタが開かれた状態の光ディスクのハブにチャッキングする。また、昇降プレート80は光ディスクカートリッジ10とチャッキングされた状態において、前述の第1、第2の傾き調整ねじ16,17と高さ基準面Dによりベース部51に対して傾き調整された姿勢が保たれる。 【0056】光ディスクカートリッジ10の移動に連動してロード板9の移動のタイミングを設定するタイミングアーム12の2つのアームの長さ、すなわち、タイミングアーム12の回転軸から光ディスクカートリッジ10との接触位置までの一方のアームの長さL1と、回転軸からロード板9の移動トリガまでの他方のアームの長さL2は、L1=L2またはL1>L2となっている。 【0057】一方、光ディスク装置1内に光ディスクカートリッジ10が収納されている時に、図15等に示したイジェクトボタン1Eが押されて光ディスクカートリッジ10が排出される時はイジェクトモータ68が動作する。そして、イジェクトモータ68はタイミングアームとの結合部95を介してロード板9を光ディスクの挿入口1Aと反対側、すなわち、図25(d) に矢印Rで示す方向に移動させる。すると、スピンドルモータアッセンブリ8の昇降プレート80に固定されたサイドピン83は、全て第2のガイド部912の斜面93に沿って移動し、スピンドルモータ81のターンテーブル82と光ディスクのハブとのチャッキングが外れる。 【0058】ロード板9の移動により、サイドピン83は全て本体部90に平行な部分の上に位置するようになり、図25(a) の状態に戻る。ロード板9の移動が終了すると、タイミングアーム12がばねの力で回転し、そのアームがロード板9のタイミングアームとの係合部95を係止するので、ロード板9がタイミングアーム12によってロックされる。イジェクトアーム11はスピンドルモータ81のターンテーブル82と光ディスクのハブとのチャッキングが完全に外れ、ターンテーブル82が光ディスクカートリッジ収納部60内に突出しなくなった状態で回転を始め、光ディスクカートリッジを光ディスク装置1の外に排出する。 【0059】このように以上説明した実施形態では、スピンドルモータアッセンブリ8に傾き調整機構を持たせたことにより、可換可能な光ディスクカートリッジを使用した光ディスク装置において、低コスト、小型化を実現させることができる。次に、光ディスク装置1の固定光学部の構成について説明するが、本発明の実施形態を説明する前に、従来の光学系の問題点について図26と図27を用いて説明する。 【0060】図26は光ディスク装置における従来の固定光学アッセンブリ70Aの配置を示すものである。従来の光ディスク装置では、レーザ光源から光ディスクに至る光の往路に対して、光ディスクからの反射光をセンサに導く光の復路は90度傾けられていた。図26に示す従来の固定光学アッセンブリ70Aで説明すると、レーザダイオード71から出射されたレーザ光は、円筒形のコリメータレンズユニット72、ビームスプリッタ73を通って移動光学部7に至り、光ディスクに照射される。このレーザダイオード71から移動光学部7へのレーザ光の経路を、光の往路と称する。この光の往路に対して、光ディスクで反射して戻り、ビームスプリッタ73、サーボユニット(波面分割素子)74、および集光レンズユニット75を通ってセンサ76に至る光の経路がある。このビームスプリッタ73で分離されてセンサ76に至る光の経路を光の復路と称する。77は光量モニタユニットである。従来の光ディスク装置では、この光の往路に対して光の復路は直交していた。 【0061】ところが、従来の光ディスク装置では、符号Xで示すセンサ76の設置領域の近傍に他の部品があり、領域Xにおいて部品干渉が発生していた。そこで、従来の光ディスク装置では、図27に示すように、領域Xにおける部品干渉を避けるために、固定光学アッセンブリ70Aを距離Yだけシャーシ50Aから移動させていた。このため、光ディスク装置の全長(奥行)が長くなってしまうという問題点が発生していた。 【0062】そこで、本発明の光ディスク装置では、レーザ光源から光ディスクに至る光の往路に対して、光ディスクからの反射光をビームスプリッタ73からセンサに導く光の復路が90度+α度だけ傾けられている。図28(a) に示す本発明の一実施形態における固定光学アッセンブリ70で説明すると、レーザダイオード71から出射されたレーザ光は、コリメータレンズユニット72、ビームスプリッタ73を通って移動光学部7に至り、光ディスクに照射される光の往路に対して、光ディスクで反射して戻り、ビームスプリッタ73で分離されてサーボユニット(波面分割素子)74、および集光レンズユニット75を通ってセンサ76に至る光の復路がなす角度が90度より大きくなっている。センサ76は、複数の受光部を有し、各受光部の出力を利用して、光記録媒体上のビームスポットのフォーカス状態を検知して、フォーカス誤差信号を、また、光記録媒体上のトラックの横断を検知して、トラック誤差信号を、光記録媒体に記録された情報を再生する為の再生信号を回路基板3または30に設けられた回路で作成する。77はレーザダイオード71の光量モニタユニットである。 【0063】すなわち、図26,27に示す従来の光ディスク装置では、ビームスプリッタ73の境界面が光の往路に対して図28(b) に示すように45度傾けられていたが、図28(a) に示す実施形態の光ディスク装置では、図28(c) に示すように、光の往路に対してこのビームスプリッタ73で分岐される光の復路が90度より大きくなるように、ビームスプリッタ73がθ度だけ傾けられている。この結果、この実施形態では、光の復路は光の往路に対して90度+2θ度だけ傾くことになる。この場合、レーザ光の往路における直進性はほぼ不変である(ビームスプリッタ73への入射光と出射光との間には、光の屈折により数10μmのずれは生じる)。図28(a) に示した実施形態では、ビームスプリッタ73を6.5度傾け、光の復路が光の往路に対して90度+13度傾くようにしている。 【0064】このように、光の復路が光の往路に対して90度+2θ度だけ傾くことにより、図28(a) に示すように、センサ76のシャーシ50の中心部からの距離が大きくなるので、センサ76の設置領域の近傍にある他の部品に干渉しなくなる。従って、この実施形態では、センサ76を他の部品との干渉を避けるために離して設置する必要がなくなり、光ディスク装置の全長(奥行)を短く抑えることができる。 【0065】なお、図28(a) に示す実施形態では、従来のビームスプリッタ73をそのまま使用し、ビームスプリッタ73自体を所定角度だけ回転させてシャーシ50に取り付けているが、図28(d) に示すように、ビームスプリッタ73を回転させるのではなく、反射面のみが45度+θ度だけ傾いている全く新規のビームスプリッタ73Aを設置しても同じような結果が得られる。 【0066】図29は本発明の光ディスク装置1におけるシャーシ50に一体的にアルミダイカスト成形で設けられた固定光学部57の収納空間への光学部品の組み込みを説明するものである。シャーシ50の固定光学部57には、光の往路に対して、ビームスプリッタ73で反射した光の復路が90度+2θ度だけ傾くように、予め形成されている。すなわち、シャーシ50の固定光学部57には、隣接する移動光学部7におけるキャリッジの移動方向の延長線上に設けられた第1の溝571と、この第1の溝571に対して90度+2θ度だけ傾斜した方向に設けられた第2の溝572がシャーシ50に直接設けられている。第1の溝571と第2の溝572の縦断面の形状は、略長方形である。レーザダイオードからの出射光や隣接する移動光学部7からの戻り光は、移動光学部収納部62と固定光学部57とを区画するシャーシの区画壁101に設けられた窓(開孔)102を通過して固定光学部57に入るようになっている。 【0067】そして、第1の溝571と第2の溝572が交差する部位に設けられた位置決めを行う為の台座103の上にビームスプリッタ73が設置される。また、第1の溝571内に形成されたコリメータレンズ取付部573にコリメータレンズユニット72が設置され、第1の溝571の端部にあるシャーシの側壁54には窓104が形成されている。この窓104は、側壁54に取り付けられるレーザダイオード71からのレーザ光を第1の溝571内に導入するものである。第2の溝572内の底面に設けられた位置決め穴57Cにはサーボユニット74が取り付けられ、集光レンズ取付部574には集光レンズユニット75が設置される。第2の溝572の端部にある側壁54には窓105が形成されている。この窓(開孔)105は、側壁54に取り付けられるセンサ取付板78に設けられたセンサ76にレーザ光を導くためのものである。 【0068】サーボユニット74には位置決め突起74Dが突設されており、この位置決め突起74Dは第2の溝572に開けられた位置決め穴57Cに挿通される。サーボユニット74の位置決めについては後述する。また、センサ76はFPC79上に実装されており、このFPC79の反対側の端部は、後述する回路基板に接続される。更に、ビームスプリッタ73を挟んで第2の溝572の反対側には光量モニタユニット収納部106があり、この中に光量モニタユニット77が取り付けられる。 【0069】なお、シャーシ50は一般にダイカストで成形されており、このままでは固定光学部57の寸法精度が低い。そこで、少なくとも第1の溝571のコリメータレンズ取付部573と、第2の溝572の集光レンズ取付部574だけは、後加工により寸法精度の高い面に加工されている。コリメータレンズ取付部573と集光レンズ取付部574は、対向する傾斜方向が逆の2つの斜面を備えるものであり、この斜面にそれぞれコリメータレンズユニット72と集光レンズユニット75が面接触することで載置されることになる。従って、この実施形態では、コリメータレンズユニット72はその取付部573に載置した後に、押さえ板72Aで押さえつければ3点接触になり、精度良く第1の溝571内に位置決めされる。同様に、集光レンズユニット75についても、その取付部574に載置した後に押さえ板75Aで押さえつければ3点接触になり、精度良く第2の溝572内に位置決めされる。 【0070】ここで、サーボユニット74の位置決めについて説明するが、その前に従来のサーボユニット74の位置決めについて説明する。図30(a) ,(b) は光ディスク装置における従来のサーボユニット74の位置決め方法を説明するものである。固定光学部57には図30(a) に示すように頂面に取付溝57Bが設けられた取付ブロック57Aが対向して形成されており、取付ブロック57Aの対向面に入力されたレーザ光を3つに分割する波面分割素子であるサーボユニット74が取り付けられる。サーボユニット74には2つのテーパ面74A,74Bと、これらの間にある湾曲面74Cがあり、テーパ面74A,74Bの傾斜方向は逆向きである。また、サーボユニット74の上部にはフランジ部74Fが両側に設けられている。 【0071】サーボユニット74を取付ブロック57Aの間に取り付ける際には、フランジ部74Fをそれぞれ取付溝57Bに挿入していた。サーボユニット74の横幅は対向する2つの取付ブロック57Aの間の距離よりも小さくなっており、フランジ部74Fがそれぞれ取付溝57Bに挿入された状態で、サーボユニット74は図30(b) に示すように左右に移動させて位置を定めていた。 【0072】このサーボユニット74の位置決めに際しては、基準光を出射する光源、光ディスク装置の位置決めを行う機構、サーボユニット74を移動する機構、および光をスクリーン上でモニタする機能を持つ調整設備が光ディスク装置の外部に用意されていた。そして、サーボユニット74が取付ブロック57Aに取り付けられた後、この調整設備により設備基準光をサーボユニット74に入射し、サーボユニット74の反対側に置かれたスクリーンに照射される光が良い位置になるようにサーボユニット74を移動させてその位置を調整し、良い光が得られる位置でサーボユニット74のフランジ74Fを接着剤で固定していた。従って、従来のサーボユニット74を取付ブロック57Aの間に取り付ける際には、高価で高精度の設備が必要であり、調整工数もかかるので装置全体のコストアップや、設備のメンテナンスや調整に時間がかかり、光ディスク装置の製造性が悪いという問題点があった。 【0073】これに対して、本発明では、図31(a) に示すように、従来と同様に構成されたサーボユニット7の底面に位置決め突起74Dが設けられていると共に、取付ブロック57Aの間の固定光学部57の床面にこの位置決め突起74Dを受け入れる位置決め穴57Cが設けられている。位置決め穴57Cは後加工によって精度良く仕上げられている。従って、本発明では、サーボユニット74の底面に突設されている位置決め突起74Dを固定光学部57の床面に設けられている位置決め穴57Cに嵌め込みながら、フランジ部74Fを取付溝57Bに挿入するだけで、図31(b) に示すようにサーボユニット74を取付ブロック57Aの間の空間に取り付けることができる。 【0074】この結果、本発明では高価でかつ高精度の調整設備が不要となり、光学部品であるサーボユニット74の取付作業が容易になり、且つ迅速に行うことができるので、装置のコストダウンが可能となる。最後に第2の溝572の最終段に取り付けられるセンサの取付構造について説明するが、その前に従来のセンサ取付構造の問題点について説明する。 【0075】図32(a) ,(b) は光ディスク装置における従来のセンサ76の取付構造を説明するものである。センサ76は一般にFPC79の上に実装され、このFPC79がセンサ取付板78Aに取り付けられている。そして、FPC79の他端が図22から図24に示される回路基板30に接続される。FPC79には回路基板30に接続される基板接続部79Aとセンサ実装部79Bがあり、基板接続部79Aのセンサ実装部側の幅は細くなっている。一方、センサ取付板78Aは矩形状をしており、中央部にFPC79のセンサ実装部79Bを受け入れる凹部78Bがあり、この凹部78Bの両側に取付孔78Cがある。また、凹部78Bのボトムカバー側の端部(図の下側)は開口しており、トップカバー側の端部(図の上側)にはFPC79の基板接続部79Aの細幅部を引き出すための引出溝78Dが設けられている。 【0076】このようなFPC79のセンサ実装部79Bは、図32(b) に示すように、接着剤によってセンサ取付板78Aの凹部78B内に取り付けられ、FPC79の基板接続部79Aは回路基板30上に半田33によって接続されていた。この場合、FPC79のテンションによって凹部78B内のセンサ76が移動しないようにするために、従来はFPC79に折り目をつけてテンションがセンサ実装部79Bに加わらないようにしていた。また、FPC79のテンション自身が弱くなるように、従来は薄型で高価なFPCが使用されていた。 【0077】このため、従来のセンサ取付基板構造では、FPC79に折り目を付ける作業が手作業であるために工数がかかり、また、加工作業者によってFPC79の折り方にばらつきが生じたり、折り加工が不十分でFPC79が切れる障害や、逆に過度に折り曲げたためにFPC79が切断される障害も発生していた。更に、FPC79に薄型のものを使用していたので、光ディスク装置のコストアップになっていた。 【0078】更に、周囲温度の上昇によってFPC79のセンサ実装部79Bとセンサ取付板78A間の接着剤の接着力が低下し、僅かなテンションでセンサ取付板78Aに対してセンサ実装部79Bの先端部79Cが、図32(b) に破線で示すように動いてしまい、センサ76の位置がずれて正確な検出ができなくなるという問題点もあった。 【0079】これに対して、図33(a) ,(b) に示す本発明におけるセンサ取付基板の構造では、センサ取付板78の凹部78Eのトップカバー側の端部にも側壁78Cが設けられている。そして、本発明の凹部78Eは矩形状をしており、引出溝78Dの部分を除いて側壁78Gで囲まれている。一方、本発明におけるFPC79は図32(a) ,(b) に示した従来のFPC79と同じ形状のものを使用することができ、センサ76のセンサ実装部79Bへの実装方法も同様である。 【0080】ただし、本発明のFPC79は、これを凹部78Eに接着剤を用いて取り付ける際に、センサ実装部79Bの先端部79Cを側壁78Gに突き当てた状態で行う。このため、FPC79の接続部79Aのテンションがセンサ実装部79Bに印加されても、あるいは、周囲温度が上昇して接着剤の接着力が低下しても、FPC79の先端部79Cは側壁79Gに突き当てられているのでこれ以上移動しない。従って、FPC79を予め折り曲げておく必要がなくなり、また、FPC79に高価な薄いFPCを使用しなくても良くなる。 【0081】なお、図33(a) ,(b) に示す実施形態では、センサ取付板78の凹部78Eのトップカバー側の端部に側壁78Gが設けられているものを説明したが、FPC79の先端部79Cの温度上昇による移動を防止するためには、図32(a) ,(b) で説明したセンサ取付板78の凹部78Bのトップカバー側の端部に壁面の代わりに複数個の突き当て突起を設け、FPC79の先端部79Cをこの突き当て突起に突き当てるようにもすることができる。 【0082】このように、本発明では、センサ取付板78の形状を変更したことにより、FPCのテンションによるずれが無くなるので、予めFPCを折り曲げておく必要がなくなって製造容易性が向上すると共に、高価で薄いFPCを使用しなくても良くなるので、装置の製造コストが低減されるという利点もある。以上説明したように、本発明の光学系の改良により、光ディスク装置1の製造性が容易になり、装置コストの低減を図ることが可能になる。また、図28,29,30,31,33の各図で示した構成は、本実施例で示した如く組合せて発明としたが、各図の各構成を独立して発明とすることも可能である。 【0083】以上の実施形態では、本発明の記憶装置を、記憶媒体として光磁気ディスクを使用する光ディスク装置に基づいて説明したが、以上の実施形態において説明した本発明のローディング機構は、光磁気ディスク以外の記憶媒体にも適用することができる。例えば、本発明のローディング機構は、再生あるいは書き込みが可能なコンパクトディスク(CD)や、ディジタル多用途ディスク(DVD)のような光ディスクや、磁気ディスクを使用するフロッピイディスクに対しても適用可能である。この場合のディスクは、カートリッジに収納されていてもいなくても、あるいは、記憶装置に挿入される時だけキャリヤやホルダ内に収納されるタイプでも使用することが可能である。また、ディスクをトレイに載せて記憶装置内にローディングするタイプの記憶装置に対しても、本発明のローディング機構は適応可能である。 【0084】同様に、以上の実施形態において説明した本発明の固定光学部は、光磁気ディスク以外の記憶媒体にも適用することができる。例えば、本発明の固定光学部は、再生あるいは書き込みが可能なコンパクトディスク(CD)や、ディジタル多用途ディスク(DVD)のような光ディスクを使用する光ディスク装置にも適用可能である。また、以上の実施形態ではシャーシ一体型の固定光学部で説明したが、別体型の固定光学部に、各実施例の配置構成を適用しても良い。なお、コストや部品調整、小型軽量化の面では、一体型固定光学部の方が優れていることは言うまでもない。 【0085】更に、本発明が対象とする記憶装置は、ディスク形状の記憶媒体に情報を記録、再生するディスク装置ばかりではなく、記憶媒体を作成する装置、或いは、フォーマットすることができる装置、更には、メモリカードのような記憶媒体を使用する記憶装置をも含む。 (付記1) レーザ光源から出射されたレーザ光を、コリメータレンズ、ビームスプリッタを通じて光記録媒体にアクセスする移動光学系に導く第1の光路と、前記光記録媒体で反射して移動光学系から戻り、前記ビームスプリッタで複数に分割されたレーザ光の1つを、サーボユニット、集光レンズを通じて前記光記録媒体に記録された情報、前記光記録媒体上のレーザ光のフォーカス状態、及び、前記光記録媒体の前記レーザ光が照射されたトラックを検出する機能を備えたセンサに導く第2の光路を備える記憶装置において、前記第2の光路の前記第1の光路に対する角度を、αを正の数として、90度+α度としたことを特徴とする記憶装置。 (付記2) 付記1に記載の記憶装置において、前記第2の光路に設置されるサーボユニットのこの光路に対向する面に位置決め突起を設け、前記第2の光路の床面のこの位置決め突起に対応する位置に、前記位置決め突起と嵌合する位置決め穴を設けたことを特徴とする記憶装置。 (付記3) 付記1または2に記載の記憶装置であって、前記第2の光路に設置される前記センサがフレキシブル回路基板上に実装されており、このフレキシブル回路基板のセンサ実装部がセンサ取付板に取り付けられており、前記フレキシブル回路基板の他端が前記第2の光路が設けられたシャーシ上に配置される回路基板に接続されるものにおいて、前記センサ取付板に、前記フレキシブル回路基板の前記センサの実装部を受け入れる凹部と、前記フレキシブル回路基板をこの凹部からの引き出すための引き出し溝を形成し、この凹部には、前記フレキシブル回路基板の前記センサの実装部の端部を突き当てる突き当て壁を設け、前記フレキシブル回路基板の前記センサの実装部の端部をこの突き当て壁に突き当てた状態で、前記凹部内に前記フレキシブル回路基板の前記センサの実装部を取り付けたことを特徴とする記憶装置。 (付記4) 付記1に記載の記憶装置であって、この記憶装置のシャーシがダイカスト成形により形成されており、前記第1と第2の光路を備える固定光学部が、このダイカスト製シャーシの端部にシャーシに一体的に形成されていることを特徴とする記憶装置。 (付記5) 付記1から4の何れか1つに記載の記憶装置であって、前記ビームスプリッタが、その反射面が45度に形成された通常のビームスプリッタを、前記第1の光路の光軸に対してα/2度だけ回転して取り付けられていることを特徴とする記憶装置。 (付記6) 付記1から4の何れか1つに記載の記憶装置であって、前記ビームスプリッタを、前記第1の光路の光軸に対してその反射面が45度+α度傾くように構成したことを特徴とする記憶装置。 (付記7) 付記4に記載の記憶装置において、前記第1と第2の光路内に前記シャーシを後加工することによって寸法精度の良い面を形成し、この寸法精度の良い面に前記コリメータレンズと前記集光レンズとをそれぞれ配置したことを特徴とする記憶装置。 (付記8) 付記3に記載の記憶装置において、前記凹部内に、前記フレキシブル回路基板の前記センサの実装部の端部を突き当てる突き当て突起を設け、前記フレキシブル回路基板の前記センサの実装部の端部をこの突き当て突起に突き当てた状態で、前記凹部内に前記フレキシブル回路基板の前記センサの実装部を取り付けたことを特徴とする記憶装置。 (付記9) 光記憶媒体を使用する記憶装置のシャーシであって、そのベース部に、少なくとも前記記憶媒体に沿って移動する移動光学部を収納する移動光学部収納部と、前記移動光学部にレーザ光を出射すると共に、前記移動光学部からのレーザ光の反射光を受光する固定光学部とを備え、この固定光学部は、レーザ光源か出射されたレーザ光を前記移動光学部に導くための第1の光路を形成する第1の溝と、前記移動光学部からの戻り光をセンサに導くための第2の光路を形成すると共に前記第1の溝と90度+αの角度をなす第2の溝とを備えることを特徴とするシャーシ。 (付記10) 付記9に記載のシャーシにおいて、前記第2の溝は前記移動光学部の移動方向に対して90度+αの角度をなすことを特徴とするシャーシ。 (付記11) 付記9に記載のシャーシにおいて、前記移動光学部の収納部と前記固定光学部とを区画する区画壁に、前記レーザ光源からのレーザ光及び前記移動光学部からのレーザ光の戻り光を通過させる窓が設けられていることを特徴とするシャーシ。 (付記12) 付記9に記載のシャーシにおいて、前記第1の溝と第2の溝の交差部に、レーザ光を分岐、合成するビームスプリッタを設置するための設置台座が設けられていることを特徴とするシャーシ。 (付記13) 付記9に記載のシャーシにおいて、前記第1の溝の途中に、コリメータレンズを設置するための寸法精度の高い設置面が、斜面方向が逆の対向斜面として後加工によって形成されていることを特徴とするシャーシ。 (付記14) 付記9に記載のシャーシにおいて、前記第1の溝の端部に位置する前記シャーシの側壁に、前記光源からのレーザ光を前記第1の溝に導くための窓が形成されていることを特徴とするシャーシ。 (付記15) 付記9に記載のシャーシにおいて、前記第2の溝の途中にサーボユニットを設置するサーボユニット設置部が設けられており、このサーボユニット設置部は、サーボユニットをその両側で保持するように、対向する壁が前記サーボユニットの両側に設けられ、サーボユニットの底面に設けられた突起と係合する孔が前記第2の溝の底面に設けられていることを特徴とするシャーシ。 (付記16) 付記9に記載のシャーシにおいて、前記第2の溝の途中に、集光レンズを設置するための寸法精度の高い設置面が、斜面方向が逆の対向斜面として後加工により形成されていることを特徴とするシャーシ。 (付記17) 付記9に記載のシャーシにおいて、前記第2の溝の端部に位置する前記シャーシの側壁に、前記移動光学部からの反射レーザ光を前記側壁の外側に設けられたセンサに導くための窓が形成されていることを特徴とするシャーシ。 (付記18) 付記9に記載のシャーシにおいて、前記第1の溝と第2の溝の縦断面の形状が略長方形であることを特徴とするシャーシ。 (付記19) 付記9に記載のシャーシにおいて、前記台座に置かれたビームスプリッタに対向する部位に、光量モニタユニットを収納するための収納部が設けられていることを特徴とするシャーシ。 (付記20) 付記9に記載のシャーシにおいて、前記コリメータレンズ又は前記集光レンズを押圧するための押え板を固定するために使用するねじのねじ穴が、前記第1と第2の溝の中の前記2つの斜面の周囲で互いに対向する壁に続くシャーシの上側の表面に設けられていることを特徴とするシャーシ。 (付記21) レーザ光源から出射されたレーザ光を、コリメータレンズ、ビームスプリッタを通じて光記録媒体にアクセスする移動光学系に導く第1の光路と、前記光記録媒体で反射して移動光学系から戻り、前記ビームスプリッタで複数に分割されたレーザ光の1つを、サーボユニット、集光レンズを通じて前記光記録媒体に記録された情報、前記光記録媒体上のレーザ光のフォーカス状態、及び、前記光記録媒体の前記レーザ光が照射されたトラックを検出する機能を備えたセンサに導く第2の光路を備える記憶装置において、前記第2の光路の前記第1の光路に対する角度を、αを正の数として、90度+α度とし、前記第2の光路に設置されるサーボユニットのこの光路に対向する面に位置決め突起を設け、前記第2の光路の床面のこの位置決め突起に対応する位置に、前記位置決め突起と嵌合する位置決め穴を設けたことを特徴とする記憶装置。 (付記22) レーザ光源から出射されたレーザ光を、コリメータレンズ、ビームスプリッタを通じて光記録媒体にアクセスする移動光学系に導く第1の光路と、前記光記録媒体で反射して移動光学系から戻り、前記ビームスプリッタで複数に分割されたレーザ光の1つを、サーボユニット、集光レンズを通じて前記光記録媒体に記録された情報、前記光記録媒体上のレーザ光のフォーカス状態、及び、前記光記録媒体の前記レーザ光が照射されたトラックを検出する機能を備えたセンサに導く第2の光路を備える記憶装置であって、前記第2の光路に設置される前記センサがフレキシブル回路基板上に実装されており、このフレキシブル回路基板のセンサ実装部がセンサ取付板に取り付けられており、前記フレキシブル回路基板の他端が前記第2の光路が設けられたシャーシ上に配置される回路基板に接続されるものにおいて、前記第2の光路の前記第1の光路に対する角度を、αを正の数として、90度+α度とし、前記センサ取付板に、前記フレキシブル回路基板の前記センサの実装部を受け入れる凹部と、前記フレキシブル回路基板をこの凹部からの引き出すための引き出し溝を形成し、この凹部には、前記フレキシブル回路基板の前記センサの実装部の端部を突き当てる突き当て壁を設け、前記フレキシブル回路基板の前記センサの実装部の端部をこの突き当て壁に突き当てた状態で、前記凹部内に前記フレキシブル回路基板の前記センサの実装部を取り付けたことを特徴とする記憶装置。 【0086】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、以下のような効果がある。第1の形態の発明によれば、第1の光路に対する第2の光路の角度を90度よ大きくしたので、第2の光路の他の部品との干渉を避けることができ、記憶装置の全長を短くすることができる。 【0087】第2の形態の発明によれば、サーボユニットの第2の光路への取付工数が削減され、記憶装置の製造を容易にすることができる。第3の形態によれば、フレキシブル回路基板のセンサの実装部が周囲温度の上昇によっても位置ずれを起こすことがなくなり、センサの信頼性を増すことができる。 【0088】第4の形態によれば、固定光学部がシャーシに一体的に形成されるので、記憶装置の製造が容易になる。第5の形態によれば、ビームスプリッタに従来のものを使用することができるので、記憶装置のコストの上昇を抑えることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005223 【氏名又は名称】富士通株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年5月30日(2001.5.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100077517 【弁理士】 【氏名又は名称】石田 敬 (外4名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−56570(P2002−56570A) |
| 【公開日】 |
平成14年2月22日(2002.2.22) |
| 【出願番号】 |
特願2001−163320(P2001−163320) |
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