| 【発明の名称】 |
ディスク再生装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】細 幸広
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| 【要約】 |
【課題】TOC領域内に正確にピックアップを移動してTOC情報を早く読み取り、ディスクの立ち上げ時間を早めることができると共に、組み立て時間を短縮することができるディスク再生装置を提供する。
【解決手段】ディスク再生装置は、ピックアップ1と、リードインスイッチ21と、ホール素子5a・5bを備えたスレッドモータ4と、上記スレッドモータ4を制御する制御用マイコン15とを備え、上記制御用マイコン15は、上記リードインスイッチ21がONになってから所定パルス数カウントした後、上記ピックアップ1を停止させてアドレス情報を読み取らせ、この読み取ったアドレス情報とTOC領域内の所定目標アドレス情報との差を演算し、この差分をパルス数に換算し、該換算により得られたパルス数を、上記所定パルス数に加減算して得られたパルス数を用いて、電源再投入時に、スレッドモータ4を制御する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】内周部または外周部にTOC情報が記録されているTOC領域と、該TOC領域の外周部または内周部にメインデータ情報が記録されているデータ領域とを有するディスクを再生するディスク再生装置において、上記ディスクに記録された情報を読み取るピックアップと、上記ディスクのTOC領域に近接して設けられ、上記ピックアップの移動によりON/OFFされるリードインスイッチと、上記ピックアップを上記ディスクの径方向に移動させるピックアップ移動手段と、上記ピックアップの移動量に応じてパルスを発生させるパルス発生手段と、上記パルス発生手段により発生されたパルス数をカウントするカウント手段と、当該ディスク再生装置にディスクが装着されたときに、上記ピックアップがディスクの内周または外周方向へ移動するように、上記ピックアップ移動手段を制御する制御手段とを有し、上記制御手段は、上記リードインスイッチがONになってから所定パルス数カウントした後、上記ピックアップ移動手段の動作を停止させ、上記ピックアップによりこの位置でのディスク上のアドレス情報を読み取らせ、この読み取ったアドレス情報と予め設定されたTOC領域内の目標アドレス情報との差を演算し、この差分をパルス数に換算し、該換算により得られた第1の差分パルス数を、上記リードインスイッチがONになってからカウントされた所定パルス数に加減算して、リードインスイッチがONになってから目標アドレスに到達するまでに必要とするパルス数を求め、次回の電源再投入時からはこのパルス数を使用し、電源再投入時に、リードインスイッチがONになってからこのパルス数分だけ上記ピックアップが上記ディスクの内周または外周方向に移動するように、上記ピックアップ移動手段を制御することを特徴とするディスク再生装置。 【請求項2】上記制御手段は、当該ディスク再生装置の電源再投入時に、上記リードインスイッチが最初からONになっていた場合、上記ピックアップを、一旦、上記リードインスイッチがOFFになるまで上記ディスクの内周または外周方向に一定時間送り、上記リードインスイッチがOFFになったことを確認した後、上記移動方向と逆方向に送るように上記ピックアップ移動手段を制御することを特徴とする請求項1記載のディスク再生装置。 【請求項3】不揮発性メモリをさらに備え、該不揮発性メモリは、上記ディスクが規格基準のものであるときに、上記制御手段により得られた第1の差分パルス数を保持することを特徴とする請求項1または2記載のディスク再生装置。 【請求項4】上記制御手段は、当該ディスク再生装置に新たなディスクが装着され、該ディスクを再生する際に、当該ディスク再生装置の電源が投入されると、上記不揮発性メモリに保持された第1の差分パルス数を読み出し、この第1の差分パルス数をもとに、上記リードインスイッチがONになってから上記第1の差分パルス数に上記所定パルス数を加えたパルス数分だけ上記ピックアップ移動手段により上記ピックアップを移動した後、上記ピックアップ移動手段の動作を停止させ、上記ピックアップによりこの位置でのディスク上のアドレス情報を読み取らせ、この読み取ったアドレス情報と予め設定されたTOC領域内の目標アドレス情報との差を演算し、この差分をパルス数に換算して第2の差分パルス数を求め、この第2の差分パルス数を、上記ディスクが取り出されるまで保持し、このディスクを用いた次回の電源再投入時からこのディスクの移動を、上記第1の差分パルス数と上記第2の差分パルス数とを使用して制御することを特徴とする請求項3記載のディスク再生装置。 【請求項5】上記制御手段は、当該ディスク再生装置の電源再投入時に、上記ピックアップ移動手段により、上記ピックアップを、上記リードインスイッチがONになるまで一定速度で送り、リードインスイッチがONになってから目標アドレスに到達するまでの間、上記ピックアップ移動手段の出力を少しづつ下げ、上記ピックアップが目標アドレスにて正確に停止するように上記ピックアップ移動手段の出力を制御することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のディスク再生装置。 【請求項6】上記制御手段は、当該ディスク再生装置の電源再投入時に、上記ピックアップ移動手段により、上記ピックアップを、上記リードインスイッチがONになってから第1の差分パルス数分カウントする間は一定速度で送り、その後、上記ピックアップが目標アドレスに到達するまでの所定パルス数分カウントする間は上記ピックアップ移動手段の出力を少しづつ下げ、上記ピックアップが目標アドレスにて正確に停止するように上記ピックアップ移動手段の出力を制御することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のディスク再生装置。 【請求項7】上記制御手段は、当該ディスク再生装置の電源再投入時に、上記ピックアップ移動手段により、上記ピックアップを、上記リードインスイッチがONになってから第1の差分パルス数に第2の差分パルス数を加えたパルス数分カウントする間は一定速度で送り、その後、上記ピックアップが目標アドレスに到達するまでの所定パルス数分カウントする間は上記ピックアップ移動手段の出力を少しづつ下げ、上記ピックアップが目標アドレスにて正確に停止するように上記ピックアップ移動手段の出力を制御することを特徴とする請求項4記載のディスク再生装置。 【請求項8】上記制御手段は、上記ピックアップ移動手段の出力を下げるときに、上記ピックアップ移動手段の出力を、上記パルス発生手段が発生するパルスに同期させて下げることを特徴とする請求項5〜7の何れか1項に記載のディスク再生装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、リードインスイッチを有するディスク再生装置において、リードインスイッチの取り付け作業誤差を吸収し、ディスクのTOC(Table Of Contents )領域内に正確にピックアップを止め、TOC情報を短時間で読み込み、ディスク再生装置の立ち上げ時間を短縮すると共に、組み立て時間を短縮することができるディスク再生装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】オーディオ信号あるいは画像信号などの情報信号を記録したディスクの再生には、ディジタルデータの開始アドレスを全てのディジタルデータについて示すTOC(Table Of Contents )情報が用いられ、例えば曲番の指定により、自動的に、対応する開始アドレスを参照してサーチを行うことにより、所望のディジタルデータを容易に選択的に再生することができるようになっている。 【0003】このため、TOC情報は、ディスクにおいて、ディジタルデータの再生が開始される以前に再生する必要があり、ディスクがディスク再生装置に装着されると、先ず、TOC情報が記録されたTOC領域のサーチが行われるようになっている。 【0004】再生専用装置においては、データを消す虞れがないため、リードインスイッチを設けず、ピックアップの静止位置からディスクのアドレス情報を読み込み、TOC領域をサーチしてTOC情報を読むものもあるが、一般的に、ディスク再生装置の立ち上げ時には、ピックアップの位置が不明であり、ピックアップの位置が不明なところから再生をはじめると、ディスクの規定回転数がわからないため、レーザ照射時間が長くなり、記録データを消去してしまう虞れがある。このため、通常は、記録されたデータを消去する心配がないTOC領域にピックアップを移動させた後、ディスクを再生し、TOC情報を取り出す。 【0005】特に、超解像層が設けられているディスクでは、再生するときに、ディスクの再生部が記録層のキュリー点よりも低くかつ超解像層のキュリー点よりも高い温度になるようにレーザパワーを制御しなければならない。したがって、超解像層が設けられているディスクを再生するときには、超解像層を有しないディスクを再生するときよりもレーザパワーが大きくなるため、ピックアップが中途半端な位置で再生状態にしてディスクのアドレス情報を読み取ることはできず、ピックアップをTOC領域に確実に移動することが必要である。 【0006】TOC領域は、ディスクのメインデータ情報が記録されているデータ領域の内側または外側のリードイン領域に設けられ、ピックアップがTOC領域にあることが検出されると、TOCデータの読み取りを開始するようになっている。 【0007】従来、TOCデータの読み取りには、ディスク再生装置の立ち上げ時にピックアップの位置が不明であるためリードインスイッチを使用し、ピックアップがTOC領域の例えば始端にあることが検出されるとTOCデータの読み取りを開始するようになっている。このため、リードインスイッチがONするまでスレッドモータにてピックアップを移動し、リードインスイッチがONしたらスレッドモータを止め、該位置でディスクのTOC情報を読む動作が行われる。 【0008】しかしながら、一般的には、上記リードインスイッチの取り付け位置は、当該ディスク再生装置の出荷前に、基準ディスクを再生しながら手動で位置調整を行うことが多い。 【0009】このため、上記リードインスイッチの取り付け精度にはばらつきがある。このため、TOC領域には、同一の情報が繰り返し記録されてはいるものの、スレッドモータによるピックアップの移動により、ピックアップがTOC領域内に移動したとしても、TOC領域の終端に移動した場合や、TOC情報を途中から読み出した場合、残りの情報がそれ以上記録されていない場合は、TOC情報が完全に再生さないまま、メインデータ領域のディジタルデータの再生が開始されてしまうことになる。このため、このような場合は、再度移動してTOC情報を完全に読み出す必要がある。 【0010】そこで、例えば、特開昭59−121633号公報に記載のディスク再生装置は、図8に示すように、ピックアップ101の位置がTOC領域103よりディスク102の内周側にある状態で、ピックアップ101の位置検出用スイッチがONになった後、図示しないアドレス検出器から得られるデータを読み取り、ピックアップ101の光ビームスポットがディスク102のTOC領域102より内周側となる状態を検出する毎にピックアップ101を所定幅ずつディスク102の外周方向に自動的に移動させることにより、TOC領域103がピックアップ101により検出されるまで所定幅で複数回ジャンプしてピックアップ101を移動し、ピックアップ101がTOC領域103に入ればTOC情報を読み出すことでピックアップをTOC領域103内に確実に移動し、また、ピックアップの位置検出用スイッチの取り付けにきわめて精密な取り付け作業を必要とせず、能率的な組み立て作業を行うことができるようになっている。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特開昭59−121633号公報に記載のディスク再生装置は、ピックアップ101の光ビームスポットがディスク102のTOC領域102より内周側となる状態を検出する毎に図示しないアドレス検出器から得られるデータを読み取り、その都度ピックアップ101を所定幅ずつディスク102の外周方向に移動させる必要がある。このため、ピックアップ101をTOC領域102に移動するのに時間がかかるという問題点を有している。 【0012】特に、上記ディスク再生装置は、ピックアップ101を所定幅ずつディスク102の外周方向に自動的に移動させるため、TOC領域103内の始端部に上記ピックアップ101を確実に移動するためにはジャンプ幅をあまり大きく設定することができない。このため、ディスク102の立ち上げ時間が長くなる。 【0013】一方、これを解消するためにジャンプ幅を大きくすると、TOC領域内にピックアップアップを移動することができたとしても、完全にTOC情報を読み出すことができる位置に常に移動することができなくなる虞れがある。 【0014】また、上記ディスク再生装置は、ピックアップの位置検出用スイッチの取り付け位置に拘らず、ピックアップ101の位置検出用スイッチがONになった後、ピックアップ101を所定幅ずつディスク102の外周方向に自動的に移動させるため、TOC領域においてはじめに到達する位置は一定ではない。このため、必ずしもTOC情報を頭から再生することはできず、TOC情報が途中から再生された場合、必要なTOC情報の読み取りに時間がかかるという問題点もある。そして、このような問題は、ディスクの偏芯ばらつき、ディスクチャッキングのばらつき等によっても生じ得る。 【0015】なお、TOC領域内にピックアップを移動することを目的とするものではないが、ピックアップが待機位置にあることを検出するレストスイッチの取り付け位置とディスク上の所望の位置との間の移動量を記憶し、その記憶した移動量に基づいてディスク上の所望の位置にピックアップの移動を行うことで、レストスイッチの取り付け位置やディスクの偏芯ばらつき等の誤差を補正し、レストスイッチの取り付けに精密な作業を必要とせず、従来よりもレストスイッチの取り付け調整を短時間に行うことができるようにしたディスク再生装置として、実開昭59−112352号公報に記載のディスク再生装置が知られている。 【0016】該ディスク再生装置は、レストスイッチの取り付け位置等の誤差をTOC領域を再生して得た情報から補正し、ディスク上のプログラムの記録開始位置を正確に検出することで、ディスクの再生途中または全プログラムの再生終了時に、再度全記録プログラムの最初の位置から頭出しして再生すべく、ディスク外周方向に再生針を摺動移送する際に、レストスイッチの取り付け誤差に起因して基準位置が設定値とずれていたときにフィード機構のオーバーシュートにより再生針がディスクのグルーブガードに衝突したりあるいはグルーブガードを超えないように、以下の方法により、レストスイッチの取り付け位置やディスクの偏芯ばらつき等の誤差を補正している。 【0017】つまり、上記ディスク再生装置は、図9に示すように、先ず、■ピックアップ201がレスト位置(待機位置)にあるときONされるレストスイッチのON時の入力信号により、図示しないカウンタがリセットされ、次いで、■該カウンタは、ピックアップ201が、レスト位置から図9中、矢印方向である内周方向に移送されたときからフォトセンサにより発生されるパルス数を計測する。このカウンタの値は、図示しない比較回路において、図示しないメモリに記録されている基準データと常に比較されている。上記メモリには、ディスク202の再生開始前に、レストスイッチからディスク202のTOC領域203の中央位置付近までの距離を、ピックアップ201が移送される時間中に、図示しないフォトセンサにより出力されるパルス数に等しい値の基準データが記録されている。■上記カウンタの値とメモリの基準データとの値が一致すると、一致信号が出力され、フィードモータをそれまでよりも遅いノーマル再生時の速度にすると共に、ピックアップ201内の図示しない針圧コイルに信号が印加されて再生針がディスク201に接触する。この再生針がディスク202上に接触する位置は、ディスク202の全記録プログラムの初頭位置よりも外周側のTOC領域203(リードイン領域)である。■該再生針は、フィードモータにより、図9中、矢印方向に、ノーマル再生時の速度でディスク201上を摺動しながら移送され、■ディスク201上の記録プログラムの開始位置(TOC領域とプログラム記録範囲(以下、PAと記載)204との境界)を再生するに至る。■この再生信号より、図示しないプログラム開始位置検出回路は全記録プログラムの開始位置を検出し、検出信号を出力し、このときのカウンタの計測値を上記メモリにロードする。これにより、上記のメモリから比較回路に供給される値は、前記の基準データから記録プログラムの記録開始位置を示す計測値に変更される。これにより、TOC領域を再生することにより、上記メモリには、プログラムの記録開始位置を示す正確な値が更新記録されるようになっている。 【0018】しかしながら、上記ディスク再生装置は、TOC領域を再生しながら全記録プログラムの開始位置を検出するものであり、再生しながらパルス数をカウントし、設定カウント値と比較する必要がある。このため、上記ディスク再生装置は、ディスク上の所望の位置に確実に移動することはできたとしても、ディスク上の所望の位置に短時間で移動することはできない。 【0019】このため、上記ディスク再生装置を、TOC領域内での所望の位置へのピックアップの移動に応用したとしても、該ピックアップをTOC領域内での所望の位置に短時間で移動することはできない。しかも、上記ディスク再生装置では、実際には、TOC領域への移動に際しては、微調整は行われておらず、精度良くTOC領域内の所望の位置に移動することについては何ら開示されておらず、1回のTOC情報の読み込みで確実にTOC情報を得ることについて何ら考慮されていない。 【0020】本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、リードインスイッチの取り付け誤差やディスクの偏芯ばらつき、ディスクチャッキングのばらつき等を吸収し、TOC領域内に正確にピックアップを移動してTOC情報を早く読み取り、ディスクの立ち上げ時間を早めることができると共に、組み立て時間を短縮することができるディスク再生装置を提供することにある。 【0021】 【課題を解決するための手段】すなわち、本発明にかかるディスク再生装置は、上記の課題を解決するために、内周部または外周部にTOC情報が記録されているTOC領域と、該TOC領域の外周部または内周部にメインデータ情報が記録されているデータ領域(例えばメイン情報領域)とを有するディスクを再生するディスク再生装置において、上記ディスクに記録された情報を読み取るピックアップと、上記ディスクのTOC領域に近接して設けられ、上記ピックアップの移動によりON/OFFされるリードインスイッチと、上記ピックアップを上記ディスクの径方向に移動させるピックアップ移動手段(例えばスレッドモータ)と、上記ピックアップの移動量に応じてパルスを発生させるパルス発生手段(例えばスレッドモータに設けられたホール素子)と、上記パルス発生手段により発生されたパルス数をカウントするカウント手段(例えば速度・移動距離演算回路)と、当該ディスク再生装置にディスクが装着されたときに、上記ピックアップがディスクの内周または外周方向へ移動するように、上記ピックアップ移動手段を制御する制御手段(例えば制御用マイコン(制御回路))とを有し、上記制御手段は、上記リードインスイッチがONになってから所定パルス数カウントした後、上記ピックアップ移動手段の動作を停止させ、上記ピックアップによりこの位置でのディスク上のアドレス情報を読み取らせ、この読み取ったアドレス情報と予め設定されたTOC領域内の目標アドレス情報との差を演算し、この差分(つまり演算値)をパルス数に換算し、該換算により得られた第1の差分パルス数(つまり、上記ピックアップ移動手段の作動停止位置におけるアドレス情報と所定基準アドレス情報との差に基づくパルス数)を、上記リードインスイッチがONになってからカウントされた所定パルス数に加減算して、リードインスイッチがONになってから目標アドレスに到達するまでに必要とするパルス数を求め、次回の電源再投入時からはこのパルス数を使用し、電源再投入時に、リードインスイッチがONになってからこのパルス数分だけ上記ピックアップが上記ディスクの内周または外周方向に移動するように、上記ピックアップ移動手段を制御することを特徴としている。 【0022】上記の構成によれば、上記第1の差分パルス数を上記リードインスイッチがONになってからカウントされた所定パルス数に加減算することにより、リードインスイッチがONになってから目標アドレスに到達するまでに必要とする正確なパルス数を求めることができるので、リードインスイッチの取り付け誤差やディスクの偏芯ばらつき、ディスクチャッキングのばらつき等を吸収することができる。このため、当該ディスク再生装置の立ち上げ時に、リードインスイッチの取り付け位置は補正されたに等しい状態にあり、ピックアップを確実にTOC領域内の目標アドレスに移動させることができるので、TOC情報を直ちに読み出すことが可能となり、当該ディスク再生装置の立ち上げ時間を短縮することができる。 【0023】また、所定温度以上になると記録データを消してしまうようなディスクにおいて、TOC領域はデータを消すことがない領域であり、ディスク起動時やディスク再生装置が異常状態になったときに再立ち上げする際には必ずTOC領域から立ち上げることが必要であるが、上記ディスク再生装置は、このTOC領域に短時間で確実に移動することができるものである。このため、超解像層が設けられているようなディスクにおいても、記録データを消すことなく、TOC情報を直ちに読むことが可能となり、当該ディスク再生装置立ち上げ時間を短縮することが可能である。 【0024】しかも、上記の構成によれば、当該ディスク再生装置の立ち上げ時に、リードインスイッチの取り付け位置は補正されたに等しい状態にあり、ピックアップを確実にTOC領域内の目標アドレスに移動させることができるので、当該ディスク再生装置の組み立て時におけるリードインスイッチの取り付け精度はほとんど要求されない。このため、リードインスイッチの取り付け位置の精密な調整を必要とせず、組み立て作業に要する時間の短縮を行うことができる。 【0025】したがって、上記の構成によれば、当該ディスク再生装置の組み立て作業に要する時間と立ち上げに要する時間との両方を共に短縮することができ、しかも、記録データを消す虞れがなく、また、1回でTOC情報の読み取りを行うことができるディスク再生装置を提供することができる。 【0026】また、本発明にかかるディスク再生装置は、上記の課題を解決するために、上記制御手段は、当該ディスク再生装置の電源再投入時に、上記リードインスイッチが最初からONになっていた場合、上記ピックアップを、一旦、上記リードインスイッチがOFFになるまで上記ディスクの内周または外周方向に一定時間送り、上記リードインスイッチがOFFになったことを確認した後、上記移動方向と逆方向に送るように上記ピックアップ移動手段を制御することを特徴としている。 【0027】当該ディスク再生装置の電源切断時の状況によっては、ピックアップが、電源再投入時にリードインスイッチがONされている場合に、上記ディスクの内周または外周のTOC領域外にいる場合が考えられる。この場合、特に、ピックアップの位置がミラー領域にある場合、当該ディスク再生装置の立ち上げに支障をきたす虞れがある。また、TOC領域への正確な移動を行うためには、リードインスイッチがONとなった時点を基準位置として移動を行う必要がある。このため、上記ピックアップが、電源再投入時にリードインスイッチがONされている場合に、上記ディスクの内周または外周のTOC領域外にいる場合、ピックアップを一旦、リードイン領域外に移動する必要がある。したがって、上記の構成によれば、このような場合に、ピックアップを一旦、リードイン領域外に移動し、上記リードインスイッチがOFFになったことを確認した後、上記移動方向と逆方向に送ることで、前述した方法により、当該ディスク再生装置を最適に立ち上げることが可能となる。 【0028】また、本発明にかかるディスク再生装置は、上記の課題を解決するために、不揮発性メモリをさらに備え、該不揮発性メモリは、上記ディスクが規格基準のものであるときに、上記制御手段により得られた第1の差分パルス数を保持することを特徴としている。 【0029】上記の構成によれば、当該ディスク再生装置を出荷する前に、規格基準のディスクによりリードインスイッチの取り付け位置等の誤差をアドレス情報から算出し、その移動量をパルスに置き換え、不揮発性メモリに保持することにより、見かけ上、リードインスイッチの取り付け位置を補正したことになる。したがって、リードインスイッチの精密な取り付け位置の調整を行わなくても、当該ディスク再生装置の出荷時に、リードインスイッチの取り付け位置が補正されたディスク再生装置を出荷することができる。 【0030】さらに、本発明にかかるディスク再生装置は、上記の課題を解決するために、上記制御手段は、当該ディスク再生装置に新たなディスクが装着され、該ディスクを再生する際に、当該ディスク再生装置の電源が投入されると、上記不揮発性メモリに保持された第1の差分パルス数を読み出し、この第1の差分パルス数をもとに、上記リードインスイッチがONになってから上記第1の差分パルス数に上記所定パルス数を加えたパルス数分だけ上記ピックアップ移動手段により上記ピックアップを移動した後、上記ピックアップ移動手段の動作を停止させ、上記ピックアップによりこの位置でのディスク上のアドレス情報を読み取らせ、この読み取ったアドレス情報と予め設定されたTOC領域内の目標アドレス情報との差を演算し、この差分をパルス数に換算して第2の差分パルス数を求め、この第2の差分パルス数を、上記ディスクが取り出されるまで保持し、このディスクを用いた次回の電源再投入時からこのディスクの移動を、上記第1の差分パルス数と上記第2の差分パルス数とを使用して制御することを特徴としている。 【0031】上記の構成によれば、上記第1および第2の差分パルス数を補正データとして使用することにより、当該ディスク再生装置に装着されたディスク自身のTOC領域へのピックアップの移動を確実かつ最適に行うことが可能となる。特に、規格外のディスク等を再生する場合であっても、TOC領域にピックアップを確実に移動することができる。 【0032】本発明にかかるディスク再生装置は、上記の課題を解決するために、上記制御手段は、当該ディスク再生装置の電源再投入時に、上記ピックアップ移動手段により、上記ピックアップを、上記リードインスイッチがONになるまで一定速度で送り、リードインスイッチがONになってから目標アドレスに到達するまでの間、上記ピックアップ移動手段の出力を少しづつ下げ、上記ピックアップが目標アドレスにて正確に停止するように上記ピックアップ移動手段の出力を制御することを特徴としている。 【0033】上記の構成によれば、リードインスイッチがONになってから目標アドレスに到達するまでの間、上記ピックアップ移動手段の出力を少しづつ下げることで、上記ピックアップを、TOC領域内の目標アドレスにて正確に停止させることができる。 【0034】本発明にかかるディスク再生装置は、上記の課題を解決するために、上記制御手段は、当該ディスク再生装置の電源再投入時に、上記ピックアップ移動手段により、上記ピックアップを、上記リードインスイッチがONになってから第1の差分パルス数分カウントする間は一定速度で送り、その後、上記ピックアップが目標アドレスに到達するまでの所定パルス数分カウントする間は上記ピックアップ移動手段の出力を少しづつ下げ、上記ピックアップが目標アドレスにて正確に停止するように上記ピックアップ移動手段の出力を制御することを特徴としている。 【0035】上記の構成によれば、上記ピックアップを、上記リードインスイッチがONになってから第1の差分パルス数分カウントする間は一定速度で送り、その後、上記ピックアップが目標アドレスに到達するまでの所定パルス数分カウントする間は上記ピックアップ移動手段の出力を少しづつ下げていくことにより、上記ピックアップを、TOC領域内の目標アドレスに正確かつ早く停止させることができる。 【0036】本発明にかかるディスク再生装置は、上記の課題を解決するために、上記制御手段は、当該ディスク再生装置の電源再投入時に、上記ピックアップ移動手段により、上記ピックアップを、上記リードインスイッチがONになってから第1の差分パルス数に第2の差分パルス数を加えたパルス数分カウントする間は一定速度で送り、その後、上記ピックアップが目標アドレスに到達するまでの所定パルス数分カウントする間は上記ピックアップ移動手段の出力を少しづつ下げ、上記ピックアップが目標アドレスにて正確に停止するように上記ピックアップ移動手段の出力を制御することを特徴としている。 【0037】上記の構成によれば、上記ピックアップを、上記リードインスイッチがONになってから第1の差分パルス数分カウントする間は一定速度で送り、その後、上記ピックアップが目標アドレスに到達するまでの所定パルス数分カウントする間は上記ピックアップ移動手段の出力を少しづつ下げていくことにより、上記ピックアップを、TOC領域内の目標アドレスに正確かつ早く停止させることができる。 【0038】本発明にかかるディスク再生装置は、上記の課題を解決するために、上記制御手段は、上記ピックアップ移動手段の出力を下げるときに、上記ピックアップ移動手段の出力を、上記パルス発生手段が発生するパルスに同期させて下げることを特徴としている。 【0039】上記の構成によれば、上記ピックアップ移動手段の出力を、上記パルス発生手段が発生するパルスに同期させて少しづつ下げることにより、目標アドレスでピックアップを停止させるために急激なブレーキをかけないですむため、消費電力を削減することができる。 【0040】 【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明に係る実施の一形態について、図1〜図7(a)・(b)に基づいて説明すれば、以下の通りである。 【0041】図2に示すように、記録媒体であるディスク30には、その最内周部、つまり、ディスク30の中心に設けられたセンターホール31の周囲に、信号が全く記録されない内周ミラー領域32が設けられると共に、その内周ミラー領域32の外周側に、TOC(Table Of Contents )情報が記録されているTOC領域でもあるリードイン領域33が形成されている。 【0042】TOC領域には、ディスク30の製造者がディスク30製造時の製造情報、例えばディスク30の記録時や再生時のレーザビームの最適なパワー情報等をウォブルを形成することによって記録することから、ウォブルが連続して形成されている。このため、TOC情報は、ユーザが該ディスク30を入手したときには既に記録済みであり、また、消去することもできない。TOC領域内には、同一のTOC情報が繰り返し記録されている。 【0043】また、TOC領域でもある上記リードイン領域33の例えば外周部には、メインデータ情報が記録されているデータ領域として、メイン情報領域34が設けられている。メイン情報領域34は、上記リードイン領域33の外側の大部分の領域を占め、複数、例えば17個に分割されたゾーンが形成されている。このゾーンを、内周から外周にかけてゾーン1,ゾーン2,…,ゾーン17と称する。 【0044】上記メイン情報領域34の外周側には、リードアウト領域35、並びに、外周ミラー領域36が、内周側からこの順に形成されている。ここで、内周側のリードイン領域33のTOC領域はゾーン0に相当し、外周側のリードアウト領域35はゾーン18に相当する。 【0045】上記ディスク30は、所謂、ゾーンCLV(Constant Linear Velocity)方式で回転制御がなされている。ゾーンCLV方式では、各ゾーン内での回転数は一定になるように制御される。すなわち、各ゾーン内では、いわゆるCAV(Constant Angular Velocity )制御が行われ、各ゾーンでの線速度がほぼ一定となるように各ゾーンの固定回転数が決定される。したがって、外周側のゾーンほど回転数が低くなる。 【0046】上記ディスク30は、本実施の形態にかかるディスク再生装置に載置して用いられ、該ディスク再生装置に載置されるとき、通常は、図1に示すG1 方向、すなわち、ディスク30のディスク面に対して垂直方向下向きに重力を受けるが、該ディスク再生装置の姿勢によっては、ディスク30のディスク面に対して水平方向、すなわち、図1に示すG2 方向あるいはその逆方向となるG3 方向に重力を受ける場合がある。 【0047】本実施の形態にかかる上記ディスク再生装置は、図1に示すように、ディスク30に記録された情報を読取るピックアップ1と、ディスク30を挟むようにピックアップ1と互いに対向して設けられ、ディスク30のディスク面に沿ってディスク30の径方向、つまり、ディスク30の中心方向となる内周側およびその逆方向である外周側に、ピックアップ1と互いに一体的に移動可能に設けられ、ディスク30にデータ信号に基づく磁界を印加する磁気ヘッド2と、ディスク30を支持して回転駆動するスピンドルモータ3とを備えている。 【0048】上記ディスク30は、レーザストローブ磁界変調方式によって記録される。上記ディスク30は、磁気ヘッド2からデータ信号に基づく磁界を受け取るとともにピックアップ1からのパルス発光されたレーザビームに基づいてディスク30の所定の箇所がキュリー点以上の温度に高められ、上記磁界の方向に基づいて垂直磁化される。その後、該記録箇所がキュリー点未満の温度に降下すると上記磁化方向付けされた磁化に固定保持されることとなる。このとき、上記レーザビームによる出射光はパルス発光であるから、記録された信号のピッチは非常に狭いものとなり、高密度記録が可能となる。 【0049】また、上記ディスク再生装置は、上記ピックアップ1を上記ディスク30の径方向に移動させるピックアップ移動手段として、駆動手段であるスレッドモータ4と、該スレッドモータ4の回転駆動を直線駆動に変換する図示しない中間伝達手段とを備え、上記ピックアップ1は、上記中間伝達手段によりスレッドモータ4の回転駆動を直線駆動に変換することで、上記したように、ディスク30のディスク面に沿ってディスク30の中心方向およびその逆方向に、磁気ヘッド2と一体的に移動する。 【0050】上記スレッドモータ4の内部には、N極とS極とが交互に磁化された、図示しないリング状のマグネット(磁石)が設けられていると共に、該マグネットに対向するように、回転板(ロータ)と一体的に回転する2つのホール素子5a・5b(パルス発生手段)が設けられている。上記マグネットは、ホール素子5a・5bに対向する回転板(ロータ)に設けられている。上記ホール素子5a・5bは互いに所定間隔(所定角度)隔てて設けられ、上記ピックアップ1の移動量に応じてパルスを発生させるようになっている。 【0051】また、上記ディスク再生装置は、上記ディスク30のTOC領域に近接して設けられ、上記ピックアップ1の移動によりON/OFFされる、後述するリードインスイッチ21を備えると共に、信号処理回路12、ディジタルサーボ処理回路13、PWM(Pulse Width Modalation)信号生成回路14、制御用マイコン15、並びに不揮発性メモリ16からなる制御回路11を備え、各回路は、上記制御用マイコン15(制御手段)によって制御されている。 【0052】上記ホール素子5a・5bの出力信号であるホール素子出力信号a・bは、この制御回路11における速度・移動距離演算回路8(カウント手段)に送出される。該速度・移動距離演算回路8では、上記ホール素子出力信号a・bを基に、スレッドパルス信号が作成され、上記リードインスイッチ21がONになってからのパルス数をカウントすることで、上記制御用マイコン15により、例えばディスク30のTOC領域のセンター位置を基準とする所定目標アドレスに対する上記ピックアップ1のディスク中心方向またはその逆方向の移動の速度および移動距離が演算される。該演算結果は、信号dとして、制御回路11におけるディジタルサーボ処理回路13に送出される。 【0053】上記スレッドモータ4は、この速度・移動距離演算回路8からのスレッドパルス信号を基に演算された結果からディジタルサーボ処理回路13によって生成された信号eに基づいてPWM信号生成回路14が生成するPWM信号fを基に生成された、PWMドライバ9からのスレッドモータ用駆動信号gにて駆動される。 【0054】また、上記スレッドパルス信号をカウントすることで、上記制御用マイコン15によって演算された、読み出されたアドレスと所定目標アドレスとの差分は、上記制御用マイコン15によりパルス数に換算され、不揮発性メモリ16に記録され、電源再投入時に用いられる。 【0055】また、ピックアップ1内に設けられた対物レンズは、PWMドライバ9からの対物レンズ駆動信号hにて駆動される。該対物レンズ駆動信号hは、ピックアップ1からの信号(RF(Radio Frequency) 信号i、光検出信号j)を基にRF(Radio Frequency) 処理回路6から出力される信号(各エラー信号k、シフト信号l、信号n)を基にしてディジタルサーボ処理回路13によって生成された信号oに基づいてPWM信号生成回路14が生成するPWM信号pを基に生成される。 【0056】上記RF処理回路6では、ピックアップ1で光検出されて電流信号として出力される信号(RF信号i、光検出信号j)を電圧信号に変換する。 【0057】上記ピックアップ1で光検出されて電流信号として出力される光検出信号jのうち、RF信号iに対応する光検出信号は、位相が正反対の2つの信号からなり、RF処理回路6に送られた後、RF処理回路6にてその2つの信号の差信号(信号n;実質和信号)を求め、AGC(Automatic again control) 処理が施されて信号処理回路12に送出される。該信号処理回路12では、エラー訂正、デインタリーブ、NRZI(non-return-to-zero inverted code)変換、ビタビ複合等がなされ、後段接続用のインターフェース17に送出される。 【0058】一方、ピックアップ1で光検出されて電流信号として出力される光検出信号jのうち、エラー信号に対応する光検出信号もRF処理回路6に送られ、RF処理回路6にてエラー信号k並びにシフト信号lが生成される。 【0059】RF処理回路6にて生成されたエラー信号kは、アナログ/ディジタル変換器7( 以下、ADC(analog to digital converter) 7と記す)に送られてアナログ/ディジタル変換され、さらにそのディジタル信号mは、ディジタルサーボ処理回路13に送られ、最終のエラー信号が生成される。 【0060】なお、ディジタルサーボ処理回路13は、主に、ディジタル信号プロセッサ(DSP:digital signal processor) で構成されている。 【0061】上記ディジタルサーボ処理回路13では、RF信号iから得られる同期信号がマスタークロックを基に、図示しないPLL(phase-locked loop) 回路にてPLL処理される。このPLL処理された信号qは、PWM信号生成回路14に送られてPWM化されてPWM信号rとなり、スピンドルモータドライバ10を介してスピンドルモータ駆動信号sとして出力され、スピンドルモータを回転制御する。 【0062】なお、スピンドルモータ3はFG(Frequency Generator) モータであるが、記録や再生を行っているとき、すなわち、トラッキングがなされているときは上記PLL回路で制御されるが、ディスク回転起動時およびロングサーチ時にはFGサーボにて制御される。 【0063】ここで、FGサーボについて説明する。スピンドルモータドライバ10よりスピンドルモータ駆動信号sが出力され、該スピンドルモータ駆動信号sによりスピンドルモータ3が回転駆動されると、スピンドルモータ3から、スピンドルモータ3自身の回転に関する信号tがスピンドルモータドライバ10に帰還され、そこで波形整形され、FG信号uとして信号処理回路12に送出される。信号処理回路12では、ディスク30においてピックアップ1の位置するゾーンでのスピンドルモータ3のあるべき回転数と、上記帰還された信号tから得られたFG信号uとが比較され、エラー信号vが生成される。該エラー信号vはディジタルサーボ処理回路13に送出され、ここで該エラー信号vを基にスピンドルモータ駆動信号sの源信号wが生成され、PWM信号生成回路14を介し、スピンドルモータドライバ10に送られる。以上のループにてFGサーボがなされる。 【0064】また、ディジタルサーボ処理回路13で得られるフォーカスエラー信号xおよびトラッキングエラー信号yもPWM信号生成回路14に入力され、PWM化された後、PWMドライバ9を介してフォーカス制御およびトラッキング制御がなされる。 【0065】トラッキングサーボは、ピックアップ1→RF処理回路6→ADC7→ディジタルサーボ処理回路13→PWM信号生成回路14→PWMドライバ9→ピックアップ1というメインループと、ピックアップ1(ホール素子5a・5b)→速度・移動距離演算回路8→ディジタルサーボ処理回路13→PWM信号生成回路14→PWMドライバ9→ピックアップ1というサブループの2つのループによって制御される。なお、上記した一連の制御は、制御用マイコン15によって行われる。 【0066】また、磁気ヘッド2は、上記信号処理回路12からの信号Aに基づいて、磁気ヘッド駆動回路18により、ディスク記録時にディスク30にレーザビームを一定強度で照射し、磁性膜の温度をキュリー点以上の温度に上げておき、磁界をそのスポット付近に集中させ、信号処理回路12からの信号Aのデータに合わせて磁化させる一方、制御用マイコン15からの信号Bに基づいて、記録時にはディスク30に摺接すべく、磁気ヘッド昇降駆動回路19を介して磁気ヘッドモータ20により、ディスク30のディスク面側に降下され、記録が終了すると、磁気ヘッド昇降駆動回路19を介して磁気ヘッドモータ20により、ディスク30から離間する方向に上昇される。なお、磁気ヘッド2とピックアップ1は、一対になっている。 【0067】次に、上記ディスク再生装置の再生動作手順を説明する。ディスク30が当該ディスク再生装置に装着されると、先ず、ディスク30のTOC領域のサーチが行われる。この際、TOC情報を少しでも早く読み取れるように、すなわち、TOC領域にピックアップ1が少しでも速く到達するように、粗サーチの後、トラッキングジャンプを繰り返す通常のサーチではなく、粗サーチやラフサーチだけでTOC領域近傍に到達できるようにしておく必要がある。 【0068】粗サーチは、ピックアップ1の所在位置と目標位置とのアドレスデータとを比較し、約何本のトラックを横切らなければならないかを算出し、その算出結果に基づいてスレッドモータ4を稼働してピックアップ1を目標位置の近傍に到達させるものであるが、本実施の形態において、TOC領域近傍への移動においては、TOC領域にピックアップ1が少しでも速く到達するように、粗サーチよりもさらにラフなラフサーチが行われる。 【0069】粗サーチはディスク30を再生し、ディスク30のアドレス情報を読み出す必要があるが、ラフサーチはディスク30を再生する必要がない。このため、このラフサーチは、上述したように横切るトラックの本数の算出を行うことはなく、リードインスイッチ21が切り替わるところまでただ単にピックアップ1を移動させ、リードインスイッチ21が切り替わったところでスレッドモータ4の回転を停止させるという極単純なものである。 【0070】しかしながら、一般的に、リードインスイッチの取り付け精度にはばらつきが生じるため、TOC領域には、同一の情報が繰り返し記録されてはいるものの、スレッドモータによるピックアップの移動により、ピックアップがTOC領域内に移動したとしても、TOC領域の終端に移動した場合や、TOC情報を途中から読み出した場合、残りの情報がそれ以上記録されていない場合は、TOC情報が完全に再生さないまま、メインデータ領域のディジタルデータの再生が開始されてしまうことになる。 【0071】そこで、次に、ピックアップ1のTOC領域への移動に際し、確実かつ正確にTOC領域内にピックアップ1を止め、1回のTOC情報の読み込みで確実にTOC情報を得るべく、図3〜図7(a)・(b)を参照して、本実施の形態にかかる上記ディスク再生装置におけるピックアップ1の送り制御について説明する。該送り制御は、制御用マイコン15による制御のもと、リードインスイッチ21と、ホール素子5a・5b付きのスレッドモータ4とにより、速度・移動距離演算回路8からの速度・位置情報をもとに得られるスレッド送りプロファイルに基づいてピックアップ1を停止し、得られるアドレス情報をもとにピックアップ1の送りを補正・制御するものであり、具体的には、以下に示すように行われる。 【0072】先ず、図3に示すように、上記ディスク再生装置の初期電源投入時に、ピックアップ1の位置は不明であるため、リードインスイッチ21がONしていないことを確認し、スレッドモータ4によって、一定速度で、ピックアップ1を、リードインスイッチ21がONする位置(図3中、X1 )まで送る。 【0073】リードインスイッチ21のON/OFFは、例えば、図6に示されるように、上記ピックアップ1が動いて、ディスク面に対向して設けられたメカニカルスイッチ41をON/OFFすることで切り替わる。 【0074】また、図7(a)・(b)に示すように、リードインスイッチ21のON/OFFは、ピックアップ1が動いて、該ピックアップ1の先端に設けられた板状の光遮断部材1aがフォトインタラプタ51内の光線を透過あるいは遮断することで切り替えることも可能である。リードインスイッチ21のON/OFFを切り替える方法としては、特に限定されるものではなく、従来公知の種々の方法を採用することができる。 【0075】リードインスイッチ21がONになれば、次に、図3に示すように、上記ピックアップ1を、所定パルス数(図3においては、8パルス)分移動させ、該位置で上記スレッドモータ4の動作を停止させる。例えば、図3において、1パルス=38.9μmとすると、上記ピックアップ1は、リードインスイッチ21がONしてから8パルス数×38.9μm移動した位置(図3中、X3)にて停止される。そして、該位置でディスク30を再生し、スレッドモータ4の停止時におけるピックアップ1の到着時のアドレス情報を読み出す。 【0076】なお、リードインスイッチ21がONしてから上記ピックアップ1が移動するパルス数は、上記ピックアップ1がTOC領域(図3中、X2 −X5 間)内の目標アドレス(図3中、X4 )に到達するように、予め所定の値に設定されている。このため、リードインスイッチ21が精度良く取り付けられているほど、リードインスイッチ21がONになった位置から上記ピックアップ1を所定パルス数分移動させることで、予め設定された所定目標アドレス(図3中、X4 )付近のアドレス情報が読み出される。 【0077】上記所定目標アドレスは、好適にはディスク30のTOC領域のセンター位置に設定される。このように、所定目標アドレスをTOC領域のセンター位置に設定することで、上記ピックアップ1を、TOC領域のセンターを目標として移動させ、その場所に確実に止めることができるので、上記ピックアップ1がTOC領域の端部位置で停止してTOC情報を読み出すことがなく、1回のTOC情報の読み込みで、確実にTOC情報を得ることができる。 【0078】上記ピックアップ1が移動するパルス数は、上記ピックアップ1の移動量に応じて、上記スレッドモータ4の回転板(ロータ)に取り付けられたホール素子5a・5bから発生されるパルスを基に、前記速度・移動距離演算回路8にて作成されるスレッドパルス信号からカウントされる。 【0079】この場合、上記リードインスイッチ21がONすると同時に、スレッドモータ4の送り電圧を下げていき、スレッドモータ4が上記ピックアップ1を所定パルス数分移動させたところで送り電圧をゼロにすることにより、スレッドモータ4は、上記ピックアップ1を、速度制御手段としても機能するディジタルサーボ処理回路13の制御によって、前記PMWドライバ9からのスレッドモータ用駆動信号g(図1参照)に基づいて精度良く、所定パルス数分移動させた位置で停止させることができる。 【0080】そして、この場合、上記リードインスイッチ21がONすると同時に、上記スレッドモータ4の出力をホール素子5a・5bが発生するパルスに同期させて、1パルスエッジ毎に、指定した値に基づいてスレッドモータ4の送り電圧を下げていき、スレッドモータ4が上記ピックアップ1を所定パルス数分移動させたところで送り速度をゼロにすることにより、上記ピックアップ1を停止させるために急激なブレーキをかけないですむため、消費電力を削減することができる。 【0081】このようにして上記ピックアップ1が移動し、停止されて、到着時のアドレス情報が読み出されると、続いて、その読み出されたアドレス情報と所定目標アドレスとの差が、前記制御用マイコン15によって求められ、上記所定目標アドレスに対する上記ピックアップ1のディスク中心方向またはその逆方向の移動の速度および移動距離が演算される。 【0082】このアドレス差、すなわち、到着時のアドレスと所定目標アドレスとの差分がリードインスイッチ21の取り付け誤差として計算される。このアドレス差は、上記制御用マイコン15により、スレッド送りパルスに変換することでパルス数に換算され、第1差分パルス数(第1の差分パルス数)として、不揮発性メモリ16に書き込まれる。 【0083】上記第1差分パルス数は、以下のようにして求められる。先ず、到着時のアドレス(つまり、所定パルス数カウント後、読み出されたアドレス)を基準位置からのトラック本数に変換した値と、所定目標アドレスを基準位置からのトラック本数に変換した値との差をトラック本として算出する。この場合、この値がN〔本〕でトラックピッチがP〔μm〕とすると、ピックアップ1が移動しなければならない距離は、N×P〔μm〕となるしたがって、スレッドモータ4が1回転当たりピックアップ1を移動させる距離をL〔μm/rot〕とすると、スレッドモータ4が回転しなければならない総回転数Wは、W=N×P/L〔回転〕 となる。 【0084】この回転数の算出は、前述したホール素子5a・5bの出力信号であるホール素子出力信号a・b(図1参照)から算出される。ホール素子5a・5bに対向する回転板(ロータ)に設けられる、N極・S極を1組とするマグネットがY組あるとすると、例えばホール素子出力信号a・bにおいて、2Y回、スレッド送りパルスエッジを検出すると、スレッドモータ4が1回転したことになる。 【0085】したがって、目的トラックに達成するまでに検出すべきスレッドパルスエッジの回数Zは、Z=W×2Y=N×P×2Y/Lとなる。 【0086】つまり、ホール素子5a・5bの出力信号を基に、速度・移動距離演算回路8によりスレッドパルス信号を作成し、そのスレッドパルス数をカウントし、スレッドモータ4の停止位置(図3では、X3 ) からのカウント数がZ、すなわち、N×P×2Y/Lになったところが所定目標アドレスであり、この算出されたスレッドパルス数N×P×2Y/Lが、前記制御用マイコン15により、第1差分パルス数として前記不揮発性メモリ16に書き込まれる。 【0087】そして、前記制御用マイコン15は、上記第1差分パルス数(すなわち、図3中、X4 におけるアドレスとX3 におけるアドレスとのアドレス差に相当するパルス数)を、上記リードインスイッチがONになってからカウントされた所定パルス数(すなわち、図3中、X1 −X3 間を上記ピックアップ1が移動する間に得られたスレッドパルス信号からカウントされたパルス数)に加減算して、リードインスイッチがONになってから目標アドレスに到達するまでに必要とする総パルス数(以下、移動パルス数と記す)を求め、次回の電源再投入時からはこの移動パルス数を使用し、電源再投入時に、リードインスイッチがONになってからこの移動パルス数分だけ上記ピックアップ1が所定目標アドレスの方向に移動するように、スレッドモータ4によるピックアップ1の移動を制御する。 【0088】これにより、上記ディスク再生装置は、当該ディスク再生装置の電源が再投入されると、スレッドモータ4 により、上記ピックアップ1を、リードインスイッチがONになってから上記移動パルス数分だけ所定目標アドレスの方向、この場合は、ディスク30の内周側のリードイン領域33側に移動する。 【0089】この場合、例えば図3に示すスレッド送りプロファイルにしたがって、上記ピックアップ1を、上記リードインスイッチ21がONになるまで一定速度で送り、上記リードインスイッチ21がONすると同時に、図3に示すスレッド送りプロファイルにしたがってスレッドモータ4の送り電圧を下げていくことで、上記ピックアップ1を、所定目標アドレスにて正確に停止させることができる。 【0090】また、この場合、上記リードインスイッチ21がONすると同時に、上記スレッドモータ4の出力をホール素子5a・5bが発生するパルスに同期させて、1パルスエッジ毎に、指定した値に基づいてスレッドモータ4の送り電圧を下げていき、スレッドモータ4が上記ピックアップ1を、リードインスイッチがONになってから上記移動パルス数分送ったところ(図3では13パルス目)で送り速度をゼロにすることにより、上記ピックアップ1を所定目標アドレスにて正確に停止させることができ、上記ピックアップ1を停止させるために急激なブレーキをかけないですむため、消費電力を削減することができる。 【0091】このように、当該ディスク再生装置によれば、上記第1差分パルス数を上記リードインスイッチ21がONになってからカウントされた所定パルス数に加減算することにより、リードインスイッチ21がONになってから所定目標アドレスに到達するまでに必要とする正確な移動パルス数を求めることができるので、リードインスイッチ21の取り付け誤差やディスク30の偏芯ばらつき、ディスクチャッキングのばらつき等を吸収することができる。このため、当該ディスク再生装置の立ち上げ時に、リードインスイッチ21の取り付け位置は補正されたに等しい状態にあり、ピックアップ1を確実にTOC領域内の所定目標アドレスに移動させることができるので、TOC情報を直ちに読み出すことが可能となり、当該ディスク再生装置の立ち上げ時間を短縮することができる。 【0092】また、所定温度以上になると記録データを消してしまうようなディスクを使用する場合において、TOC領域はデータを消すことがない領域であり、ディスク起動時やディスク再生装置が異常状態になったときに再立ち上げする際には必ずTOC領域から立ち上げることが必要であるが、上記ディスク再生装置は、このTOC領域に短時間で確実に移動することができる。このため、超解像層が設けられているようなディスクを使用する場合においても、記録データを消すことなく、TOC情報を直ちに読むことが可能となり、当該ディスク再生装置立ち上げ時間を短縮することが可能である。 【0093】しかも、上記ディスク再生装置は、リードインスイッチがONになってから所定パルス数カウント後の到着時のアドレスと所定目標アドレスとのアドレス差をパルス数として求め、これを次回の電源再投入時からピックアップ1の移動の際の補正に使用することにより、上記当該ディスク再生装置の立ち上げ時に、リードインスイッチ21の取り付け位置は補正されたに等しい状態にあり、ピックアップ1を確実にTOC領域内の目標アドレスに移動させることができるので、上述したように、TOC領域内の所定目標アドレスに上記ピックアップ1を正確かつ確実に移動することができる。このため、当該ディスク再生装置の組み立て時におけるリードインスイッチ21の取り付け精度はほとんど要求されない。したがって、当該ディスク再生装置は、リードインスイッチ21の取り付け位置の精密な調整を必要とせず、組み立て作業に要する時間の短縮を行うことができる。 【0094】また、上記ディスク再生装置は、当該ディスク再生装置を出荷する前に、規格基準のディスク、例えば前記ディスク30により、リードインスイッチ21の取り付け位置の誤差をアドレス情報から算出し、前記したように、その移動量をパルスに置き換え、第1差分パルス数として不揮発性メモリ16に保持することにより、見かけ上、リードインスイッチ21の取り付け位置を補正したことになる。したがって、リードインスイッチ21の精密な取り付け位置の調整を行わなくても、当該ディスク再生装置の出荷時に、リードインスイッチ21の取り付け位置が補正されたディスク再生装置を出荷することができる。 【0095】そして、この場合、上記ディスク再生装置は、当該ディスク再生装置に新たなディスク30’が装着され、該ディスク30’を再生する際に、当該ディスク再生装置の電源が投入されると、前記制御用マイコン15の制御下、上記不揮発性メモリ16に保持された第1差分パルス数を読み出し、この第1差分パルス数をもとに、上記リードインスイッチ21がONになってから上記第1差分パルス数に上記所定パルス数を加えた移動パルス数分だけ上記ピックアップ1をスレッドモータ4により移動した後、上記スレッドモータ4の動作を停止させ、上記ピックアップ1によりこの位置でのディスク30’上のアドレス情報を読み取らせ、この読み取ったアドレス情報と予め設定されたTOC領域内の目標アドレス情報との差を演算し、この差分をパルス数に換算して第2差分パルス数(第2の差分パルス数)を求め、この第2差分パルス数を、上記ディスク30’が取り出されるまで保持し、このディスク30’を用いた次回の電源再投入時から、このディスク30’の移動を、上記第1差分パルス数と上記第2差分パルス数とを補正データとして使用することにより、当該ディスク再生装置に装着されたディスク30’自身のTOC領域への上記ピックアップ1の移動を確実かつ最適に行うことが可能である。この場合、新たに装着されたディスク30’が規格外のディスクである場合にも、TOC領域に上記ピックアップ1を確実に移動することが可能である。 【0096】なお、上記第2差分パルス数は、第1差分パルス数と同様の方法により求めることが可能であり、第1差分パルス数が、リードインスイッチ21がONしてから所定パルス数カウント後、到着時のアドレス(つまり、所定パルス数カウント後、読み出されたアドレス)を基準位置からのトラック本数に変換した値と、所定目標アドレスを基準位置からのトラック本数に変換した値との差をトラック本として算出し、この値とトラックピッチとからピックアップ1が移動しなければならない距離を求め、この値をもとに目的トラックに達成するまでに検出すべきスレッドパルスエッジの回数を求めることにより算出されるのに対し、第2差分パルス数は、リードインスイッチ21がONしてから前記移動パルス数(すなわち、所定パルス数に第1差分パルス数を加減算した値)分カウント後、読み出されたアドレスを基準位置からのトラック本数に変換した値と、所定目標アドレスを基準位置からのトラック本数に変換した値との差をトラック本として算出し、この値とトラックピッチとからピックアップ1が移動しなければならない距離を求め、この値をもとに目的トラックに達成するまでに検出すべきスレッドパルスエッジの回数を求めることにより算出することができる。 【0097】上記第2差分パルス数は、第1差分パルス数と共に、不揮発性メモリ16に記録され、上記ディスク30’が取り出されるまで、電源が再投入されると、制御用マイコン15の制御下、不揮発性メモリ16より、第1差分パルス数と共に読み出される。これにより、上記ピックアップ1は、スレッドモータ4 により、リードインスイッチがONになってから前記所定パルス数に上記第1差分パルス数と第2差分パルス数とを加減算して得られるパルス数、つまり、前記移動パルス数に第2差分パルス数を加減算して得られるパルス数分だけ、所定目標アドレスの方向、この場合は、ディスク30の内周側のリードイン領域33側に移動する。 【0098】この場合、例えば図4に示すスレッド送りプロファイルにしたがって、上記ピックアップ1を、上記リードインスイッチ21がONになるまで一定速度で送り、上記リードインスイッチ21がONすると同時に、送り電圧を図3に示すスレッド送りプロファイルにしたがってスレッドモータ4の出力、つまり、送り電圧を下げていくことで、上記ピックアップ1を、所定目標アドレスにて正確に停止させることができる。 【0099】また、この場合、上記スレッドモータ4の出力を下げるときに、図4に示すように、上記スレッドモータ4の出力をホール素子5a・5bが発生するパルスに同期させて、1パルスエッジ毎に、指定した値に基づいてスレッドモータ4の送り電圧を下げていき、リードインスイッチ21がONしてから、前記所定パルス数に上記第1差分パルス数と第2差分パルス数とを加減算(本実施の形態では加算)したパルス数分カウントしたところで上記スレッドモータ4の出力をゼロにすることにより、所定目標アドレスで上記ピックアップ1を正確に停止させることができると共に、上記ピックアップ1を停止させるために急激なブレーキをかけないですむため、消費電力を削減することができる。 【0100】また、上記ディスク30’の再生時における送り制御として、電源が再投入されると、制御用マイコン15の制御下、不揮発性メモリ16より第2差分パルス数を第1差分パルス数と共に読み出し、例えば図5に示すスレッド送りプロファイルにしたがって、上記ピックアップ1を、上記リードインスイッチ21がONしてから第1差分パルス数と第2差分パルス数との加減算(本実施の形態では加算)したパルス数分、上記リードインスイッチ21がONになるまでの送りと同様に一定速度で送り、所定パルス数分は、スレッドモータ4の出力、つまり、送り電圧を少しづつ下げていくことで、上記ピックアップ1を、所定目標アドレスにて正確に停止させることができると共に、上記ピックアップ1を、TOC領域内の目標アドレスにより早く到達させることができる。 【0101】そして、この場合にも、上記スレッドモータ4の出力を下げるときに、図5に示すように、上記スレッドモータ4の出力をホール素子5a・5bが発生するパルスに同期させて1パルスエッジ毎に、指定した値に基づいてスレッドモータ4の送り電圧を下げていき、上記リードインスイッチ21がONしてから第1差分パルス数と第2差分パルス数とを加減算(本実施の形態では加算)したパルス数分、上記ピックアップ1を移動させた時点から、所定パルス数分カウントしたところで上記スレッドモータ4の出力をゼロにすることにより、上記ピックアップ1を所定目標アドレスで停止させるために、急激なブレーキをかけないですむため、消費電力を削減することができる。 【0102】本実施の形態では、例えば、TOC情報エリアの幅が1.0mm、ディスク公差が±10μm以内、ディスク最大偏心量が±23μm以内、ディスク取り付け時に発生するディスク30’のがたつき(ディスク取り付けがた)が±16μm以内、TOC情報1回分の長さが20μmに設定されており、TOC情報エリアの幅をA、ディスク公差をB、ディスク最大偏心量をC、ディスク取り付け時に発生するディスク30’のがたつき(ディスク取り付けがた)をD、TOC情報1回分の長さをEと仮定すると、A/2−E>B+C+Dが保証され、TOC領域のセンター付近にピックアップ1を止めることができれば、確実にTOC情報をリトライなしに読み出すことができ、ディスク30’の立ち上げ時間を早めることが可能となる。 【0103】上記送り制御によれば、リードインスイッチ21の取り付け位置のばらつき以外にも、ディスク30’の偏心ばらつき、ディスクチャッキングのばらつきをも吸収することができ、正確にTOC領域内の所定目標アドレスにピックアップ1を移動し、TOC情報を読み出すことができるため、ディスク30’の立ち上げ時間を早めることができる。 【0104】ところで、当該ディスク再生装置の電源切断時の状況によっては、電源再投入時に、ピックアップ1の位置が、リードインスイッチがONされている場合に、上記ディスク30’の内周または外周のTOC領域外にいる場合が考えられる。この場合、特に、ピックアップ1が、内周ミラー領域32あるいは外周ミラー領域36に位置する場合、当該ディスク再生装置の立ち上げに支障をきたす虞れがある。また、TOC領域への正確な移動を行うためには、リードインスイッチ21がONとなった時点を基準位置として移動を行う必要がある。このため、このような場合、ピックアップ1を、一旦、リードイン領域33の外に移動する必要がある。 【0105】そこで、本実施の形態にかかるディスク再生装置では、前記制御用マイコン15により、当該ディスク再生装置の電源再投入時に、上記リードインスイッチ21が最初からONになっていた場合、上記ピックアップ1を、一旦、上記リードインスイッチ21がOFFになるまで上記ディスク30のリードイン領域33外、この場合は、ディスク30の外周側に一定時間送り、上記リードインスイッチ21がOFFになったことを確認した後、上記移動方向と逆方向、つまり、ディスク30’の内周側に送るようにスレッドモータ4によるピックアップ1の移動を制御している。 【0106】このように、当該ディスク再生装置の電源再投入時に、上記リードインスイッチ21が最初からONになっていた場合、上記ピックアップ1を、一旦、リードイン領域33の外に移動し、上記リードインスイッチ21がOFFになったことを確認した後、上記移動方向と逆方向に送ることで、前述した方法により、TOC領域にピックアップ1を確実かつ正確に移動させることができ、当該ディスク再生装置を最適に立ち上げることが可能となる。 【0107】なお、本実施の形態では、TOC領域、すなわち、リードイン領域33がディスク30’の内周側に設けられている構成としたため、当該ディスク再生装置の電源再投入時に、上記リードインスイッチ21が最初からONになっていた場合、上記ピックアップ1を、一旦、ディスク30’の外周側に一定時間送り、上記リードインスイッチ21がOFFになったことを確認した後、ディスク30’の内周側に送る構成としたが、TOC領域がディスク外周側に設けられている場合は、この逆の操作、つまり、上記ピックアップ1を、一旦、ディスク30’の内周側に一定時間送り、上記リードインスイッチ21がOFFになったことを確認した後、ディスク30’の外周側に送る操作が行われる。 【0108】つまり、本実施の形態では、TOC領域は、ディスク30・30’の内周部、具体的には、ディスク30・30’の最内周に設けられた内周ミラー領域32の外周側に設けられたリードイン領域33に形成されている構成とし、その外周側にメイン情報領域34が設けられている構成としたが、上記TOC領域の位置は、これに限定されるものではなく、ディスク30・30’の外周側に設けられた構成としてもよい。 【0109】以上のように、本実施の形態にかかるディスク再生装置は、内周部または外周部にTOC情報が記録されているTOC領域と、該TOC領域の外周部または内周部にメインデータ情報が記録されているメイン情報領域とを有するディスクを再生するディスク再生装置において、上記ディスクに記録された情報を読み取るピックアップと、上記ディスクのTOC領域に近接して設けられ、上記ピックアップの移動によりON/OFFされるリードインスイッチと、上記ピックアップを上記ディスクの径方向に移動させる、ピックアップ移動手段としてのスレッドモータと、上記ピックアップの移動量に応じてパルスを発生させるパルス発生手段としてのホール素子と、上記ホール素子により発生されたパルス数をカウントするカウント手段としての速度・移動距離演算回路と、当該ディスク再生装置にディスクが装着されたときに、上記ピックアップがディスクの内周または外周方向へ移動するように、上記ピックアップ移動手段を制御する制御手段としての制御回路(制御用マイコン)、例えば制御用マイコンを備えた制御回路とを有し、上記制御手段(制御用マイコン)は、上記ピックアップの移動により、予め設定されたTOC領域内の目標アドレスに到達するように、上記リードインスイッチがONになってから所定パルス数カウントした後、上記スレッドモータの動作を停止させ、上記ピックアップによりこの位置でのディスク上のアドレス情報を読み取らせ、この読み取ったアドレス情報と予め設定されたTOC領域内の目標アドレス情報との差を演算し、この差分をパルス数に換算し、該換算により得られた第1差分パルス数を、上記リードインスイッチがONになってからカウントされた所定パルス数に加減算して、リードインスイッチがONになってから目標アドレス(所定目標アドレス)に到達するまでに必要とする移動パルス数を求め、次回の電源再投入時からはこの移動パルス数を使用し、電源再投入時に、リードインスイッチがONになってからこの移動パルス数分だけ上記ピックアップが上記ディスクの内周または外周方向に移動するように、上記スレッドモータを制御している。 【0110】また、上記ディスク再生装置は、不揮発性メモリを備え、上記ディスクが規格基準のものであるときに、上記第1の差分パルス数を保持することができるようになっている。 【0111】そして、上記ディスク再生装置は、上記制御手段により、当該ディスク再生装置の電源再投入時に、上記リードインスイッチが最初からONになっていた場合には、上記ピックアップを、一旦、上記リードインスイッチがOFFになるまで上記ディスクの内周または外周方向に一定時間送り、上記リードインスイッチがOFFになったことを確認した後、上記移動方向と逆方向に送るように上記スレッドモータによるピックアップの移動が制御されている。 【0112】上記ディスク再生装置によれば、上記リードインスイッチがONした位置を基準とて、所定の目標アドレスに到達するまでに必要とされるピックアップの移動量を補正し、TOC領域内の所定の目標アドレスに確実かつ正確に上記ピックアップを移動させることができるため、上述したように、当該ディスク再生装置の組み立て作業に要する時間と立ち上げに要する時間との両方を共に短縮することができ、しかも、記録データを消す虞れがなく、また、1回でTOC情報の読み取りを行うことができる。 【0113】上記ディスク再生装置は、当該ディスク再生装置に新たなディスクが装着され、該ディスクを再生する際に、当該ディスク再生装置の電源が投入されると、上記制御手段により、上記不揮発性メモリに保持された第1の差分パルス数を読み出し、この第1の差分パルス数をもとに、上記リードインスイッチがONになってから上記第1の差分パルス数に上記所定パルス数を加えたパルス数分だけ上記スレッドモータにより上記ピックアップを移動した後、上記スレッドモータの動作を停止させ、上記ピックアップによりこの位置でのディスク上のアドレス情報を読み取らせ、この読み取ったアドレス情報と予め設定されたTOC領域内の目標アドレス情報との差を演算し、この差分をパルス数に換算して第2の差分パルス数を求め、この第2の差分パルス数を、上記ディスクが取り出されるまで保持し、このディスクを用いた次回の電源再投入時からこのディスクの移動を、上記第1の差分パルス数と上記第2の差分パルス数とを使用して制御するようになっている。 【0114】この場合のピックアップの送り制御としては、当該ディスク再生装置の電源再投入時に、上記スレッドモータにより、上記ピックアップを、上記リードインスイッチがONになってから第1の差分パルス数分カウントする間は一定速度で送り、その後、上記ピックアップが目標アドレスに到達するまでの所定パルス数分カウントする間は上記ピックアップ移動手段の出力を少しづつ下げ、上記ピックアップが目標アドレスにて正確に停止するように上記スレッドモータの出力を制御するか、あるいは、当該ディスク再生装置の電源再投入時に、上記スレッドモータにより、上記ピックアップを、上記リードインスイッチがONになってから第1の差分パルス数に第2の差分パルス数を加えたパルス数分カウントする間は一定速度で送り、その後、上記ピックアップが目標アドレスに到達するまでの所定パルス数分カウントする間は上記ピックアップ移動手段の出力を少しづつ下げ、上記ピックアップが目標アドレスにて正確に停止するように上記スレッドモータの出力を制御する方法が好適に用いられる。この場合、上記スレッドモータの出力を下げるときに、該スレッドモータの出力を、上記パルス発生手段としてのホール素子が発生するパルスに同期させて下げることで、目標アドレスでピックアップを停止させるために急激なブレーキをかけないですむため、消費電力を削減することができる。 【0115】以上のように、上記ディスク再生装置によれば、当該ディスク再生装置に装着されたディスク自身のTOC領域へのピックアップの移動を確実かつ最適に行うことが可能であり、TOC領域内の目標アドレスに、上記ピックアップを正確かつ早く移動させることができる。 【0116】 【発明の効果】本発明にかかるディスク再生装置は、以上のように、内周部または外周部にTOC情報が記録されているTOC領域と、該TOC領域の外周部または内周部にメインデータ情報が記録されているデータ領域とを有するディスクを再生するディスク再生装置において、上記ディスクに記録された情報を読み取るピックアップと、上記ディスクのTOC領域に近接して設けられ、上記ピックアップの移動によりON/OFFされるリードインスイッチと、上記ピックアップを上記ディスクの径方向に移動させるピックアップ移動手段と、上記ピックアップの移動量に応じてパルスを発生させるパルス発生手段と、上記パルス発生手段により発生されたパルス数をカウントするカウント手段と、当該ディスク再生装置にディスクが装着されたときに、上記ピックアップがディスクの内周または外周方向へ移動するように、上記ピックアップ移動手段を制御する制御手段とを有し、上記制御手段は、上記リードインスイッチがONになってから所定パルス数カウントした後、上記ピックアップ移動手段の動作を停止させ、上記ピックアップによりこの位置でのディスク上のアドレス情報を読み取らせ、この読み取ったアドレス情報と予め設定されたTOC領域内の目標アドレス情報との差を演算し、この差分をパルス数に換算し、該換算により得られた第1の差分パルス数を、上記リードインスイッチがONになってからカウントされた所定パルス数に加減算して、リードインスイッチがONになってから目標アドレスに到達するまでに必要とするパルス数を求め、次回の電源再投入時からはこのパルス数を使用し、電源再投入時に、リードインスイッチがONになってからこのパルス数分だけ上記ピックアップが上記ディスクの内周または外周方向に移動するように、上記ピックアップ移動手段を制御する構成である。 【0117】それゆえ、上記リードインスイッチがONになってから目標アドレスに到達するまでに必要とする正確なパルス数を求めることができるので、リードインスイッチの取り付け誤差やディスクの偏芯ばらつき、ディスクチャッキングのばらつき等を吸収することができる。このため、当該ディスク再生装置の立ち上げ時に、リードインスイッチの取り付け位置は補正されたに等しい状態にあり、ピックアップを確実にTOC領域内の目標アドレスに移動させることができるので、TOC情報を直ちに読み出すことが可能となり、当該ディスク再生装置の立ち上げ時間を短縮することができる。 【0118】また、所定温度以上になると記録データを消してしまうようなディスクにおいて、TOC領域はデータを消すことがない領域であり、ディスク起動時やディスク再生装置が異常状態になったときに再立ち上げする際には必ずTOC領域から立ち上げることが必要であるが、上記ディスク再生装置は、このTOC領域に短時間で確実に移動することができるため、超解像層が設けられているようなディスクにおいても、記録データを消すことなく、TOC情報を直ちに読むことが可能となり、当該ディスク再生装置立ち上げ時間を短縮することが可能である。 【0119】しかも、上記の構成によれば、当該ディスク再生装置の立ち上げ時に、リードインスイッチの取り付け位置は補正されたに等しい状態にあり、ピックアップを確実にTOC領域内の目標アドレスに移動させることができるので、リードインスイッチの取り付け位置の精密な調整を必要とせず、組み立て作業に要する時間の短縮を行うことができる。 【0120】したがって、上記の構成によれば、当該ディスク再生装置の組み立て作業に要する時間と立ち上げに要する時間との両方を共に短縮することができ、しかも、記録データを消す虞れがなく、また、1回でTOC情報の読み取りを行うことができるディスク再生装置を提供することができるという効果を奏する。 【0121】また、本発明にかかるディスク再生装置は、以上のように、上記制御手段は、当該ディスク再生装置の電源再投入時に、上記リードインスイッチが最初からONになっていた場合、上記ピックアップを、一旦、上記リードインスイッチがOFFになるまで上記ディスクの内周または外周方向に一定時間送り、上記リードインスイッチがOFFになったことを確認した後、上記移動方向と逆方向に送るように上記ピックアップ移動手段を制御する構成である。 【0122】それゆえ、ピックアップを一旦、リードイン領域外に移動し、上記リードインスイッチがOFFになったことを確認した後、上記移動方向と逆方向に送ることで、前述した方法により、当該ディスク再生装置を最適に立ち上げることができるという効果を奏する。 【0123】また、本発明にかかるディスク再生装置は、以上のように、不揮発性メモリをさらに備え、該不揮発性メモリは、上記ディスクが規格基準のものであるときに、上記制御手段により得られた第1の差分パルス数を保持する構成である。 【0124】それゆえ、当該ディスク再生装置を出荷する前に、規格基準のディスクにより上記リードインスイッチの取り付け位置の誤差をアドレス情報から算出し、その移動量をパルスに置き換え、不揮発性メモリに保持することにより、見かけ上、リードインスイッチの取り付け位置を補正したことになり、リードインスイッチの精密な取り付け位置の調整を行わなくても、当該ディスク再生装置の出荷時に、リードインスイッチの取り付け位置が補正されたディスク再生装置を出荷することができるという効果を奏する。 【0125】さらに、本発明にかかるディスク再生装置は、以上のように、上記制御手段は、当該ディスク再生装置に新たなディスクが装着され、該ディスクを再生する際に、当該ディスク再生装置の電源が投入されると、上記不揮発性メモリに保持された第1の差分パルス数を読み出し、この第1の差分パルス数をもとに、上記リードインスイッチがONになってから上記第1の差分パルス数に上記所定パルス数を加えたパルス数分だけ上記ピックアップ移動手段により上記ピックアップを移動した後、上記ピックアップ移動手段の動作を停止させ、上記ピックアップによりこの位置でのディスク上のアドレス情報を読み取らせ、この読み取ったアドレス情報と予め設定されたTOC領域内の目標アドレス情報との差を演算し、この差分をパルス数に換算して第2の差分パルス数を求め、この第2の差分パルス数を、上記ディスクが取り出されるまで保持し、このディスクを用いた次回の電源再投入時からこのディスクの移動を、上記第1の差分パルス数と上記第2の差分パルス数とを使用して制御する構成である。 【0126】それゆえ、上記第1および第2の差分パルス数を補正データとして使用することにより、当該ディスク再生装置に装着されたディスク自身のTOC領域へのピックアップの移動を確実かつ最適に行うことが可能となるという効果を奏する。特に、規格外のディスク等を再生する場合であっても、TOC領域にピックアップを確実に移動することができる。 【0127】本発明にかかるディスク再生装置は、以上のように、上記制御手段は、当該ディスク再生装置の電源再投入時に、上記ピックアップ移動手段により、上記ピックアップを、上記リードインスイッチがONになるまで一定速度で送り、リードインスイッチがONになってから目標アドレスに到達するまでの間、上記ピックアップ移動手段の出力を少しづつ下げ、上記ピックアップが目標アドレスにて正確に停止するように上記ピックアップ移動手段の出力を制御する構成である。 【0128】それゆえ、上記ピックアップを、TOC領域内の目標アドレスにて正確に停止させることができるという効果を奏する。 【0129】本発明にかかるディスク再生装置は、以上のように、上記制御手段は、当該ディスク再生装置の電源再投入時に、上記ピックアップ移動手段により、上記ピックアップを、上記リードインスイッチがONになってから第1の差分パルス数分カウントする間は一定速度で送り、その後、上記ピックアップが目標アドレスに到達するまでの所定パルス数分カウントする間は上記ピックアップ移動手段の出力を少しづつ下げ、上記ピックアップが目標アドレスにて正確に停止するように上記ピックアップ移動手段の出力を制御する構成である。 【0130】それゆえ、上記ピックアップを、TOC領域内の目標アドレスに正確かつ早く停止させることができるという効果を奏する。 【0131】本発明にかかるディスク再生装置は、以上のように、上記制御手段は、当該ディスク再生装置の電源再投入時に、上記ピックアップ移動手段により、上記ピックアップを、上記リードインスイッチがONになってから第1の差分パルス数に第2の差分パルス数を加えたパルス数分カウントする間は一定速度で送り、その後、上記ピックアップが目標アドレスに到達するまでの所定パルス数分カウントする間は上記ピックアップ移動手段の出力を少しづつ下げ、上記ピックアップが目標アドレスにて正確に停止するように上記ピックアップ移動手段の出力を制御する構成である。 【0132】それゆえ、上記ピックアップを、TOC領域内の目標アドレスに正確かつより早く停止させることができるという効果を奏する。 【0133】本発明にかかるディスク再生装置は、以上のように、上記制御手段は、上記ピックアップ移動手段の出力を下げるときに、上記ピックアップ移動手段の出力を、上記パルス発生手段が発生するパルスに同期させて下げる構成である。 【0134】それゆえ、目標アドレスでピックアップを停止させるために急激なブレーキをかけないですむため、消費電力を削減することができるという効果を奏する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005049 【氏名又は名称】シャープ株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年8月11日(2000.8.11) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080034 【弁理士】 【氏名又は名称】原 謙三
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| 【公開番号】 |
特開2002−56549(P2002−56549A) |
| 【公開日】 |
平成14年2月22日(2002.2.22) |
| 【出願番号】 |
特願2000−245208(P2000−245208) |
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